JPH06338684A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

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JPH06338684A
JPH06338684A JP15112593A JP15112593A JPH06338684A JP H06338684 A JPH06338684 A JP H06338684A JP 15112593 A JP15112593 A JP 15112593A JP 15112593 A JP15112593 A JP 15112593A JP H06338684 A JPH06338684 A JP H06338684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
solder
wiring board
multilayer printed
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP15112593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Kawakami
伸 川上
Satoru Kogure
哲 小暮
Yuichi Koinuma
祐一 鯉沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon CMK Corp
CMK Corp
Original Assignee
Nippon CMK Corp
CMK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon CMK Corp, CMK Corp filed Critical Nippon CMK Corp
Priority to JP15112593A priority Critical patent/JPH06338684A/ja
Publication of JPH06338684A publication Critical patent/JPH06338684A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各層の所要のランドを確実に半田付けして接
続する 【構成】 基板の表裏面に導体回路を形成したプリント
配線板の両面に、基板の片面に導体回路を形成したプリ
ント配線板を重ね合わせて複数のネジで固定することに
より積層するとともに、各プリント配線回路の所要の回
路を、各プリント配線板に穿孔したスルーホールを介し
て電気的に接続する多層プリント配線板において、少な
くとも内層に位置する接続ランド部12,13に予め印
刷にて半田ペースト24,25を施した後に積層し、前
記積層したプリント配線板のスルーホール16内に複数
の細線21を装入し、前記細線21の毛細管現象により
半田22をスルーホール内に充填させた半田22の熱に
より予めランド部に施された半田ペースト24,25を
溶解させてランドに半田22を確実に溶着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層プリント配線板の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント配線回路の高密度化なら
びにプリント配線板自体の小型化が促進されるに伴い、
その要望に応えるべくプリント配線板は、両面板から多
層板へと開発が進められ実用化されるに至っている。
【0003】しかして、多層プリント配線板の製造につ
いては、図3に示されるように内層形成、積層工程、ス
ルーホール工程、外装形成および後工程の各工程により
製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、前記した多層プ
リント配線板の製造方法によれば、各層を積層する際
に、層間にプリプレグまたは接着剤を使用し、加熱およ
び加圧などの複雑な加工を施している。
【0005】また、各層を導通させる手段としては、ス
ルーホールを介しての接続方法が採用されるとともに、
通常はスルーホールメッキ、即ち、無電解銅メッキおよ
び電解銅メッキによって導通する方法が実施されてい
る。
【0006】しかるに、かかる多層プリント配線板の製
造方法においては、積層工程が複雑であり、また、スル
ーホールメッキによる方法は、メッキ装置自体が大掛か
りになるので設備費が嵩み、同時に作業環境が悪く、メ
ッキ液自体の管理にも厳しい要求があるとともに排水処
理等の環境問題でも多くの問題点が存在するものであ
る。
【0007】よって本発明はかかる問題点を解消すると
ともに、各層の所要のランドを確実に半田付けして電気
的に接続する多層プリント配線板の製造方法の提供を目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、基板の表裏面に導体回路を形成したプリント
配線板の片面または両面に、基板の片面または両面に導
体回路を形成したプリント配線板を重ね合わせて複数の
ネジで固定することにより積層するとともに、各プリン
ト配線回路の所要の回路を、各プリント配線板に穿孔し
たスルーホールを介して電気的に接続する多層プリント
配線板において、少なくとも内層に位置する接続ランド
部に予め印刷にて半田ペーストを施した後に積層し、前
記積層したプリント配線板のスルーホール内に複数の細
線を装入し、前記細線の毛細管現象により半田をスルー
ホール内に充填させた際に、この半田の熱により予めラ
ンド部に施された半田ペーストを溶解させてランドに半
田を確実に溶着させることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の多層プリント配線板の製造方法によれ
ば、配線回路を形成した各プリント配線板の接続ランド
部に予め半田ペーストを施してから積層しているので、
その後にスルーホール内に装入した細線の毛細管現象に
て吸いこまれた半田の熱でペーストが溶解され、ランド
部に半田が確実に溶着する。
【0010】
【実施例1】図1は本発明の実施例1を示す多層プリン
ト配線板の部分拡大断面図である。内層基板1の表裏面
および外層基板2,3の片面には、通常の工法によりそ
れぞれのプリント配線回路4,5,6,7を形成する。
【0011】また、内層基板1および外層基板2,3に
は、その所要の配線回路を互いに電気的に接続するため
の接続用ランド12,13、14,15を形成し、それ
らの中央部にスルーホール16,17,18をそれぞれ
ドリル加工等の方法により穿孔している。
【0012】そして、接続用ランド12,13、14,
15の半田を溶着させる面を除いてソルダーレジスト
8,9,10,11を施すことにより、内層プリント配
線板30および外層プリント配線板40および50を形
成する。前記スルーホール16,17,18は、内層プ
リント配線板30側のスルーホール16の径に比べて、
外層プリント配線板40および50側のスルーホール1
7,18の径を大きくしている。
【0013】以上の構成からなる内層プリント配線板3
0と、外層プリント配線板40および50それぞれの接
続用ランド12,13、14,15に半田ペースト2
3,24,25,26を施した後に重ね合わせ、各プリ
ント配線板30,40,50のそれぞれに穿設した複数
の基準穴19を介して複数のネジ20にて内外層のプリ
ント配線板30,40,50を固定することにより多層
プリント配線板60を形成する。なお、複数の基準穴1
9および複数のネジ20の数は限定しない。
【0014】そして、前記により積層された多層プリン
ト配線板60のスルーホール16,17,18の内部に
は銅などの導電材からなる複数の細線21を装入し、溶
融半田を満たした半田槽(不図示)に多層プリント配線
板60を浸漬することにより、複数の細線21にて形成
する毛細管現象により半田22がスルーホール16,1
7,18の内部に吸い込まれる。
【0015】前記細線21は、スルーホール16,1
7,18の径に対して小さなもの、例えば、スルーホー
ル16の径が0.8mmであれば細線21の径は50〜
100μm程度であり、その表面はフラックス処理した
ものが好ましいが、10〜30本前後のものをスルーホ
ール16,17,18の内部に装入する。この細線21
としては、商品名「ウイッキングワイヤーCP−151
5」(太陽産業(株)製)を使用することができる。
【0016】また、前記半田槽内の溶融半田は約260
°Cに保たれており、多層プリント配線板60を5秒程
度(熱的ダメージを防止する範囲の浸漬時間)浸漬する
ことにより半田付けが行われる。この時の半田熱により
予め接続用ランド12,13、14,15に施された半
田ペースト23,24,25,26が溶解されて接続用
ランド12,13、14,15の面に対し溶着を確実に
する。
【0017】なお、前記スルーホール16,17,18
の径を、内層プリント配線板30側に比べて、外層プリ
ント配線板40,50側を大きくしているのは、スルー
ホール16,17,18の内部にて、層間における接続
用ランド12,13の露出面積を大きくすることによ
り、従来、各回路の銅箔の厚みによってその接続面積が
限定されていた(スルーホールメッキによる接続に場
合)場合に比べて接続用ランド12,13の面に対する
半田付け22を容易にしたものである。
【0018】本実施例によれば、多層プリント配線板6
0を積層する前に、予め接続用ランド12,13、1
4,15の面に半田ペースト23,24,25,26を
施しているので、その面に半田を確実に溶着させること
ができる。
【0019】
【実施例2】図2は本発明の実施例2を示す多層プリン
ト配線板の部分拡大断面図である。基板71および72
の表裏面には、通常の工法によりそれぞれのプリント配
線回路73,74,75,76を形成するとともに、接
続ランド77,78,79,80の接続部を除いてソル
ダレジスト84,85,86,87を施すことにより両
面プリント配線板97,98を形成している。
【0020】前記構成の両面プリント配線板97,98
の接続ランド77,78,79,80の面に半田ペース
ト92,93,94,95を施した後に、両面プリント
配線板97,98の間に0.1〜0.3mm程度のスペ
ーサー91を介することにより内層ランド78,79の
間に隙間をを保たせ、その部分に半田が進入しやすくす
るとともに、それぞれに穿設した複数の基準穴88を介
して複数のネジ89にて固定することにより多層プリン
ト配線板99を形成する。
【0021】以上の構成からなる本実施例の多層プリン
ト配線板99は、内層ランド78,79の互いに対向す
る隙間が小さいので半田付けしにくい例であるが、予め
内層ランド78,79の面には半田ペースト93,94
が施されているので、スルーホール82内にウイッキン
グワイヤー90を装入して半田付け83を施した場合、
ウイッキングワイヤー90の毛細管現象により吸い込ま
れた半田の熱により半田ペースト92,93,94およ
び95が溶解されることにより狭い隙間に半田が充分に
行き渡り、実施例1と同様な作用、効果を奏することが
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明の多層プリント配線板の製造方法
によれば、各層の所要の導体回路を接続するランドの面
に対する半田付けを確実にすることができる。これによ
り多層プリント配線板の品質と信頼性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1を示す多層プリント配線
板の部分拡大断面図。
【図2】本発明に係る実施例2を示す多層プリント配線
板の部分拡大断面図。
【図3】従来の多層プリント配線板の製造工程を示す
図。
【符号の説明】
1,2,3,71,72 基板 4,5,6,7,73,74,75,76 プリント配
線回路 8,9,10,11,84,85,86,87 ソルダ
ーレジスト 12,13,14,15,77,78,79,80 接
続用ランド 16,17,18,82 スルーホール 19,88 治具穴 20,89 ネジ 21,90 細線 22,83 半田

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表裏面に導体回路を形成したプリ
    ント配線板の片面または両面に、基板の片面または両面
    に導体回路を形成したプリント配線板を重ね合わせて複
    数のネジで固定することにより積層するとともに、各プ
    リント配線回路の所要の回路を、各プリント配線板に穿
    孔したスルーホールを介して電気的に接続する多層プリ
    ント配線板において、少なくとも内層に位置する接続ラ
    ンド部に予め印刷にて半田ペーストを施した後に積層
    し、前記積層したプリント配線板のスルーホール内に複
    数の細線を装入し、前記細線の毛細管現象により半田を
    スルーホール内に充填させた際に、この半田の熱により
    予めランド部に施された半田ペーストを溶解させてラン
    ドに半田を確実に溶着させることを特徴とする多層プリ
    ント配線板の製造方法。
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