JPH0669661A - 導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板 - Google Patents
導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板Info
- Publication number
- JPH0669661A JPH0669661A JP4306065A JP30606592A JPH0669661A JP H0669661 A JPH0669661 A JP H0669661A JP 4306065 A JP4306065 A JP 4306065A JP 30606592 A JP30606592 A JP 30606592A JP H0669661 A JPH0669661 A JP H0669661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printed wiring
- wiring board
- boards
- holes
- lead wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/14—Structural association of two or more printed circuits
- H05K1/144—Stacked arrangements of planar printed circuit boards
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3447—Lead-in-hole components
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/40—Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K3/4038—Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/46—Manufacturing multilayer circuits
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は各回路間を接続するスルーホール内
部の半田付けを容易かつ的確になし信頼性に富む多層プ
リント配線板の提供を目的とする。 【構成】 内外層プリント配線板30,40,50のう
ち内層プリント配線板30の接続用ランド12,13の
外径を外層プリント配線板40,50の接続用ランド1
4,15のスルーホール17,18の径より大きくする
とともに、スルーホール16,17,18の径を内層プ
リント配線板30側に対し外層プリント配線板40,5
0側を大きくし、かつ内外層プリント配線板30,4
0,50を複数のネジ20にて固定して積層し、スルー
ホール16,17,18中に複数の細線21から成る円
錐状の導通用リードワイヤー29を装入した後、細線2
1の毛細管現象により半田22をスルーホール16,1
7,18中に充填し、各プリント配線板30,40,5
0間を電気的に接続して多層プリント配線板を構成す
る。
部の半田付けを容易かつ的確になし信頼性に富む多層プ
リント配線板の提供を目的とする。 【構成】 内外層プリント配線板30,40,50のう
ち内層プリント配線板30の接続用ランド12,13の
外径を外層プリント配線板40,50の接続用ランド1
4,15のスルーホール17,18の径より大きくする
とともに、スルーホール16,17,18の径を内層プ
リント配線板30側に対し外層プリント配線板40,5
0側を大きくし、かつ内外層プリント配線板30,4
0,50を複数のネジ20にて固定して積層し、スルー
ホール16,17,18中に複数の細線21から成る円
錐状の導通用リードワイヤー29を装入した後、細線2
1の毛細管現象により半田22をスルーホール16,1
7,18中に充填し、各プリント配線板30,40,5
0間を電気的に接続して多層プリント配線板を構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層プリント配線板に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント配線回路の高密度化なら
びにプリント配線板自体の小型化が促進されるに伴い、
その要望に応えるべくプリント配線板は、両面板から多
層板へと開発が進められ実用化されるに至っている。
びにプリント配線板自体の小型化が促進されるに伴い、
その要望に応えるべくプリント配線板は、両面板から多
層板へと開発が進められ実用化されるに至っている。
【0003】しかして、多層プリント配線板の製造につ
いては、図4に示される内層形成、積層工程、スルーホ
ール工程、外装形成および後工程の各工程により製造さ
れている。
いては、図4に示される内層形成、積層工程、スルーホ
ール工程、外装形成および後工程の各工程により製造さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、前記した多層プ
リント配線板の製造方法によれば、各層を積層する際
に、層間にプリプレグまたは接着剤を使用し、加熱およ
び加圧などの複雑な加工を施している。
リント配線板の製造方法によれば、各層を積層する際
に、層間にプリプレグまたは接着剤を使用し、加熱およ
び加圧などの複雑な加工を施している。
【0005】また、各層を導通させる手段としては、ス
ルーホールを介しての接続方法が採用されるとともに、
通常はスルーホールメッキ、即ち、無電解銅メッキおよ
び電解銅メッキによって導通する方法が実施されてい
る。
ルーホールを介しての接続方法が採用されるとともに、
通常はスルーホールメッキ、即ち、無電解銅メッキおよ
び電解銅メッキによって導通する方法が実施されてい
る。
【0006】しかるに、かかる多層プリント配線板の製
造方法においては、積層工程が複雑であり、また、スル
ーホールメッキによる方法は、メッキ装置自体が大掛か
りになるので設備費が嵩み、同時に作業環境が悪く、メ
ッキ液自体の管理にも厳しい要求があるとともに排水処
理等の環境問題でも多くの問題点が存在するものであ
る。よって本発明はかかる問題点を解消し得る多層プリ
ント配線板の製造方法の提供を目的とするものである。
造方法においては、積層工程が複雑であり、また、スル
ーホールメッキによる方法は、メッキ装置自体が大掛か
りになるので設備費が嵩み、同時に作業環境が悪く、メ
ッキ液自体の管理にも厳しい要求があるとともに排水処
理等の環境問題でも多くの問題点が存在するものであ
る。よって本発明はかかる問題点を解消し得る多層プリ
ント配線板の製造方法の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、各プリント配線板を積層するとともに、各プ
リント配線回路の所要の回路を、各プリント配線板に穿
孔したスルーホールを介して電気的に接続する多層プリ
ント配線板の製造方法において、前記各層を形成する各
プリント配線板のうち、内層に位置するプリント配線板
の接続用ランドの外径を外層に位置するプリント配線板
の接続用ランドのスルーホール径より大きくするととも
に、前記各プリント配線板に穿孔するスルーホールの内
径は内層側より外層側を大きくし、かつ、内層プリント
配線板および外層プリント配線板を重ね合わせて複数の
ネジにて固定することにより積層し、さらに、前記積層
したプリント配線板のスルーホール中に装入した複数の
細線から成る円錐形状の導通用リードワイヤーと、この
リードワイヤーの細線の毛細管現象によりスルーホール
中に充填した半田により、各プリント配線板間の所要の
回路を電気的に接続して構成したことを特徴とする。
本発明は、各プリント配線板を積層するとともに、各プ
リント配線回路の所要の回路を、各プリント配線板に穿
孔したスルーホールを介して電気的に接続する多層プリ
ント配線板の製造方法において、前記各層を形成する各
プリント配線板のうち、内層に位置するプリント配線板
の接続用ランドの外径を外層に位置するプリント配線板
の接続用ランドのスルーホール径より大きくするととも
に、前記各プリント配線板に穿孔するスルーホールの内
径は内層側より外層側を大きくし、かつ、内層プリント
配線板および外層プリント配線板を重ね合わせて複数の
ネジにて固定することにより積層し、さらに、前記積層
したプリント配線板のスルーホール中に装入した複数の
細線から成る円錐形状の導通用リードワイヤーと、この
リードワイヤーの細線の毛細管現象によりスルーホール
中に充填した半田により、各プリント配線板間の所要の
回路を電気的に接続して構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の導通用リードワイヤーを有する部品を
用いた多層プリント配線板によれば、基板の表裏面にプ
リント配線回路を形成した内層プリント配線板、および
基板の片面にプリント配線回路を形成した外層プリント
配線板を重ね合わせてネジにて固定することによりプリ
ント配線板を積層しているので、各層の固定が簡単であ
る。
用いた多層プリント配線板によれば、基板の表裏面にプ
リント配線回路を形成した内層プリント配線板、および
基板の片面にプリント配線回路を形成した外層プリント
配線板を重ね合わせてネジにて固定することによりプリ
ント配線板を積層しているので、各層の固定が簡単であ
る。
【0009】また、各プリント配線回路の所要の回路
を、各プリント配線板に穿孔したスルーホールを介して
電気的に接続するために、細線により円錐形状を形成し
た導通用リードワイヤーをスルーホール内に装入してい
るので、細線の毛細管現象により半田をスルーホール内
に吸いこませてスルーホール内に充満させることができ
る。
を、各プリント配線板に穿孔したスルーホールを介して
電気的に接続するために、細線により円錐形状を形成し
た導通用リードワイヤーをスルーホール内に装入してい
るので、細線の毛細管現象により半田をスルーホール内
に吸いこませてスルーホール内に充満させることができ
る。
【0010】また、円錐形状を形成した導通用リードワ
イヤーは、その先端が細くなっているのでスルーホール
内に差し込みやすく、また、スルーホール内の接続ラン
ドに円錐面が確実に接触し、かつ、抜けにくい。
イヤーは、その先端が細くなっているのでスルーホール
内に差し込みやすく、また、スルーホール内の接続ラン
ドに円錐面が確実に接触し、かつ、抜けにくい。
【0011】以上により、積層方法が簡単になるととも
に、スルーホールメッキによる諸欠点を解決し、低価額
にて信頼性の高い多層プリント配線板を提供することが
できる。
に、スルーホールメッキによる諸欠点を解決し、低価額
にて信頼性の高い多層プリント配線板を提供することが
できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す多層プリント配
線板の部分拡大断面図である。内層基板1の表裏面およ
び外層基板2,3の片面には、通常の工法によりそれぞ
れのプリント配線回路4,5,6,7を形成する。
線板の部分拡大断面図である。内層基板1の表裏面およ
び外層基板2,3の片面には、通常の工法によりそれぞ
れのプリント配線回路4,5,6,7を形成する。
【0013】また、内層基板1および外層基板2,3に
は、その所要の配線回路を互いに電気的に接続するため
の接続用ランド12,13、14,15を形成し、接続
用ランド12,13,14,15の中央部にスルーホー
ル16,17,18をそれぞれドリル加工等の方法によ
り穿孔する。
は、その所要の配線回路を互いに電気的に接続するため
の接続用ランド12,13、14,15を形成し、接続
用ランド12,13,14,15の中央部にスルーホー
ル16,17,18をそれぞれドリル加工等の方法によ
り穿孔する。
【0014】そして、接続用ランド12,13、14,
15の半田を溶着させる面を除いてソルダーレジスト
8,9,10,11およびマーキングを施し、外径加
工、表面処理、フラックス塗布等の工程を経て、内層プ
リント配線板30および外層プリント配線板40および
50を形成する。前記スルーホール16,17,18
は、内層プリント配線板30側のスルーホール16の径
に比べて、外層プリント配線板40および50側のスル
ーホール17,18の径を大きくする。
15の半田を溶着させる面を除いてソルダーレジスト
8,9,10,11およびマーキングを施し、外径加
工、表面処理、フラックス塗布等の工程を経て、内層プ
リント配線板30および外層プリント配線板40および
50を形成する。前記スルーホール16,17,18
は、内層プリント配線板30側のスルーホール16の径
に比べて、外層プリント配線板40および50側のスル
ーホール17,18の径を大きくする。
【0015】以上の構成からなる内層プリント配線板3
0と、外層プリント配線板40および50を重ね合わ
せ、各プリント配線板30,40,50のそれぞれに穿
設した複数の基準穴19を介して複数のネジ20にて固
定することにより多層プリント配線板60を形成する。
なお、複数の基準穴19および複数のネジ20の数は限
定しない。
0と、外層プリント配線板40および50を重ね合わ
せ、各プリント配線板30,40,50のそれぞれに穿
設した複数の基準穴19を介して複数のネジ20にて固
定することにより多層プリント配線板60を形成する。
なお、複数の基準穴19および複数のネジ20の数は限
定しない。
【0016】そして、前記により積層された多層プリン
ト配線板60のスルーホール16,17,18の内部に
は銅などの導電材からなる複数の細線21にて円錐形状
を形成した導通用リードワイヤー29を装入し、多層プ
リント配線板60を溶融半田を満たした半田槽(不図
示)に浸漬することにより、複数の細線にて円錐形状を
形成する導通用リードワイヤー29の毛細管現象により
半田22がスルーホール16,17,18の内部に吸い
込まれる。
ト配線板60のスルーホール16,17,18の内部に
は銅などの導電材からなる複数の細線21にて円錐形状
を形成した導通用リードワイヤー29を装入し、多層プ
リント配線板60を溶融半田を満たした半田槽(不図
示)に浸漬することにより、複数の細線にて円錐形状を
形成する導通用リードワイヤー29の毛細管現象により
半田22がスルーホール16,17,18の内部に吸い
込まれる。
【0017】前記円錐形状を形成する導通用リードワイ
ヤー29は、図2に示すように、セラミックス、または
樹脂などの絶縁体から成る本体部分27の左右の面に、
導体から成るワイヤー28が、その端部が互いに接触し
ない(導通しない)ように独立して差し込まれている。
ヤー29は、図2に示すように、セラミックス、または
樹脂などの絶縁体から成る本体部分27の左右の面に、
導体から成るワイヤー28が、その端部が互いに接触し
ない(導通しない)ように独立して差し込まれている。
【0018】そして、その他端部は下方に折り曲げられ
るとともに、その先端にそれぞれ導通用リードワイヤー
29を形成することにより、導通用リードワイヤー29
を有する部品25を構成している。
るとともに、その先端にそれぞれ導通用リードワイヤー
29を形成することにより、導通用リードワイヤー29
を有する部品25を構成している。
【0019】前記導通用リードワイヤー29は、例え
ば、先端部に位置する小径端が0,5mmΦ、他端部に
位置する大径端が1,0mmΦ、長さが2,0〜3,5
mmの円錐形状をなし、円錐形状を形成する細線21
は、スルーホール16,17,18の径に対して小さな
もの、例えば、スルーホール16の径が0.8mmであ
れば細線21の径は50〜100μmΦ程度であり、そ
の表面はフラックス処理したものが好ましいが、多数の
細線21を集合して円錐状を形成させ、スルーホール1
6,17,18の内部に装入しやすくしている。この細
線21としては、商品名「ウイッキングワイヤーCP−
1515」(太陽産業(株)製)を使用することができ
る。
ば、先端部に位置する小径端が0,5mmΦ、他端部に
位置する大径端が1,0mmΦ、長さが2,0〜3,5
mmの円錐形状をなし、円錐形状を形成する細線21
は、スルーホール16,17,18の径に対して小さな
もの、例えば、スルーホール16の径が0.8mmであ
れば細線21の径は50〜100μmΦ程度であり、そ
の表面はフラックス処理したものが好ましいが、多数の
細線21を集合して円錐状を形成させ、スルーホール1
6,17,18の内部に装入しやすくしている。この細
線21としては、商品名「ウイッキングワイヤーCP−
1515」(太陽産業(株)製)を使用することができ
る。
【0020】本体部分27に固設するワイヤー28の数
は、2本または3本などの複数本にて構成してもよく、
その例として図3に、本体部分27の下面に3本のワイ
ヤー28を固設し、それぞれの端部に導通用リードワイ
ヤー29を設けた部品26を示す。
は、2本または3本などの複数本にて構成してもよく、
その例として図3に、本体部分27の下面に3本のワイ
ヤー28を固設し、それぞれの端部に導通用リードワイ
ヤー29を設けた部品26を示す。
【0021】また、前記半田槽内の溶融半田は約260
°Cに保たれており、多層プリント配線板50を5秒程
度(熱的ダメージを防止する範囲の浸漬時間)浸漬する
ことにより半田付けが行われる。
°Cに保たれており、多層プリント配線板50を5秒程
度(熱的ダメージを防止する範囲の浸漬時間)浸漬する
ことにより半田付けが行われる。
【0022】そして、多層プリント配線板60を半田槽
から引き上げた際に、スルーホール16,17,18を
介して各ランド部に対して半田付けが完了した状況は、
図1に示すように、細線21の毛細管現象によりスルー
ホール16,17,18の内部に半田22が充分に行き
渡り、接続用ランド12,13の面に溶着するととも
に、接続用ランド12,13の面に対しては半田22が
盛り上がった形状23,24をなして溶着固化すること
により、プリント配線板30,40,50の所要の配線
回路がスルーホール16,17,18を介して相互に電
気的に接続された多層プリント配線板60を製造するこ
とができる。
から引き上げた際に、スルーホール16,17,18を
介して各ランド部に対して半田付けが完了した状況は、
図1に示すように、細線21の毛細管現象によりスルー
ホール16,17,18の内部に半田22が充分に行き
渡り、接続用ランド12,13の面に溶着するととも
に、接続用ランド12,13の面に対しては半田22が
盛り上がった形状23,24をなして溶着固化すること
により、プリント配線板30,40,50の所要の配線
回路がスルーホール16,17,18を介して相互に電
気的に接続された多層プリント配線板60を製造するこ
とができる。
【0023】前記、スルーホール16,17,18の径
を、内層プリント配線板30側に比べて、外層プリント
配線板40,50側を大きくしているのは、スルーホー
ル16,17,18内部にて、層間における接続用ラン
ド12,13の露出面積を大きくすることにより、従
来、各回路の銅箔の厚みによってその接続面積が限定さ
れていた(スルーホールメッキによる接続に場合)場合
に比べて接続用ランド12,13の面に対する半田付け
を容易にしたものである。
を、内層プリント配線板30側に比べて、外層プリント
配線板40,50側を大きくしているのは、スルーホー
ル16,17,18内部にて、層間における接続用ラン
ド12,13の露出面積を大きくすることにより、従
来、各回路の銅箔の厚みによってその接続面積が限定さ
れていた(スルーホールメッキによる接続に場合)場合
に比べて接続用ランド12,13の面に対する半田付け
を容易にしたものである。
【0024】本実施例によれば、多層プリント配線板6
0の積層方法において、従来のようにプリプレグまたは
接着剤を使用しないので、熱板による加熱、加圧加工を
することなく、簡単な固定法により積層することができ
る。
0の積層方法において、従来のようにプリプレグまたは
接着剤を使用しないので、熱板による加熱、加圧加工を
することなく、簡単な固定法により積層することができ
る。
【0025】また、本発明の導通用リードワイヤー29
を有する部品25,26は、現行の実装部品と同一形状
であり、各リードワイヤー21の長さを2,54mmの
設計格子に対応させ、または、一般部品のピッチに対応
させることができるので、実装機により装着することが
可能であるとともに、導通用リードワイヤー29が円錐
形状になっているのでスルーホール16,17,18に
差し込みやすく、また、リードワイヤー29が異なるラ
ンド径に確実に接触するとともに抜けにくい。
を有する部品25,26は、現行の実装部品と同一形状
であり、各リードワイヤー21の長さを2,54mmの
設計格子に対応させ、または、一般部品のピッチに対応
させることができるので、実装機により装着することが
可能であるとともに、導通用リードワイヤー29が円錐
形状になっているのでスルーホール16,17,18に
差し込みやすく、また、リードワイヤー29が異なるラ
ンド径に確実に接触するとともに抜けにくい。
【0026】さらに、スルーホール16,17,18の
内部に半田13を充填しやすくするとともに、スルーホ
ール16に位置する接続用ランド12,13の面に対し
半田付けを容易にしているので、半田付けが確実に行わ
れ、導通の信頼性を向上させることができる。
内部に半田13を充填しやすくするとともに、スルーホ
ール16に位置する接続用ランド12,13の面に対し
半田付けを容易にしているので、半田付けが確実に行わ
れ、導通の信頼性を向上させることができる。
【0027】そして、スルーホール16,17,18を
介して電気的に接続する方法として本発明の半田付け法
を用いることにより、従来のメッキ法による場合の設備
費の削減ならびに作業環境と管理面の向上および環境衛
生上の難点を解決できる。
介して電気的に接続する方法として本発明の半田付け法
を用いることにより、従来のメッキ法による場合の設備
費の削減ならびに作業環境と管理面の向上および環境衛
生上の難点を解決できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の多層プリント配線板によれば、
この種のプリント配線板の製造の簡易化、低価額化並び
に製品の信頼性を向上させることができる。
この種のプリント配線板の製造の簡易化、低価額化並び
に製品の信頼性を向上させることができる。
【図1】本発明の多層プリント配線板の一部断面図。
【図2】本発明の導通用リードワイヤーを有する部品の
説明図。
説明図。
【図3】導通用リードワイヤー有する部品の他の例を示
す説明図。
す説明図。
【図4】従来の多層プリント配線板の製造方法を示す説
明図。
明図。
【符号の説明】 1 内層基板 2,3 外層基板 4,5,6,7 プリント配線回路 8,9,10,11 ソルダーレジスト 12、13,14,15 接続用ランド 16,17,18 スルーホール 19 治具穴 20 ネジ 21 細線 22 半田 23,24 盛り上がった形状 26 導通用リードワイヤーを有する部品 27 本体 28 ワイヤー 29 リードワイヤー
Claims (1)
- 【請求項1】 各プリント配線板を積層するとともに、
各プリント配線回路の所要の回路を、各プリント配線板
に穿孔したスルーホールを介して電気的に接続する多層
プリント配線板の製造方法において、前記各層を形成す
る各プリント配線板のうち、内層に位置するプリント配
線板の接続用ランドの外径を外層に位置するプリント配
線板の接続用ランドのスルーホール径より大きくすると
ともに、前記各プリント配線板に穿孔するスルーホール
の内径は内層側より外層側を大きくし、かつ、内層プリ
ント配線板および外層プリント配線板を重ね合わせて複
数のネジにて固定することにより積層し、さらに、前記
積層したプリント配線板のスルーホール中に装入した複
数の細線から成る円錐形状の導通用リードワイヤーと、
このリードワイヤーの細線の毛細管現象によりスルーホ
ール中に充填した半田により、各プリント配線板間の所
要の回路を電気的に接続して構成したことを特徴とする
導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリン
ト配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306065A JPH0669661A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306065A JPH0669661A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4244286A Division JPH0669656A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669661A true JPH0669661A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=17952627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4306065A Pending JPH0669661A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669661A (ja) |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP4306065A patent/JPH0669661A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5404637A (en) | Method of manufacturing multilayer printed wiring board | |
JPS63229897A (ja) | リジツド型多層プリント回路板の製造方法 | |
KR20040061409A (ko) | 비아홀이 필요없는 양면 인쇄회로기판 및 그 제조방법 | |
KR100752017B1 (ko) | 인쇄회로기판의 제조방법 | |
JP2741238B2 (ja) | フレキシブルプリント配線板及びその製造方法 | |
US5763060A (en) | Printed wiring board | |
JPH10261854A (ja) | プリント配線板及びその製造方法 | |
JPH0669661A (ja) | 導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板 | |
JPS63137498A (ja) | スル−ホ−ルプリント板の製法 | |
JPH0669656A (ja) | 導通用リードワイヤーを有する部品を用いた多層プリ ント配線板の製造方法 | |
JP2004022713A (ja) | 多層配線基板 | |
JPH0669658A (ja) | 多層プリント配線板 | |
JPH0653658A (ja) | 多層プリント配線板 | |
EP0568311A2 (en) | A method of manufacturing a multilayer printed wiring board | |
JPH0669657A (ja) | 多層プリント配線板 | |
JPH0786751A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JP3202836B2 (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JP2003188532A (ja) | プリント配線板の製造方法およびそれを用いて製造されたプリント配線板 | |
JPH0296389A (ja) | 両面プリント回路基板 | |
JPH03229488A (ja) | プリント配線基板の製造方法 | |
JPH0653657A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JPH0737630A (ja) | プリント配線板における導通用部品 | |
JPH0669650A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JPH06132658A (ja) | プリント配線板における導通用部品 | |
JP2508981B2 (ja) | 多層印刷配線板とその製造方法 |