JPH06338678A - 回路基板 - Google Patents

回路基板

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JPH06338678A
JPH06338678A JP12877993A JP12877993A JPH06338678A JP H06338678 A JPH06338678 A JP H06338678A JP 12877993 A JP12877993 A JP 12877993A JP 12877993 A JP12877993 A JP 12877993A JP H06338678 A JPH06338678 A JP H06338678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
printed wiring
wiring board
peripheral wall
hybrid
Prior art date
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Pending
Application number
JP12877993A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Senda
典明 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP12877993A priority Critical patent/JPH06338678A/ja
Publication of JPH06338678A publication Critical patent/JPH06338678A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一度の作業で電子部品の周囲に厚肉保護層を容
易に形成できる回路基板を提供すること。 【構成】プリント配線板1に電子部品が装着され、リー
ド線2のプリント配線板1への取付部や抵抗器5,6,
電解コンデンサ8,ハイブリッドIC9等の電子部品の
周囲に電子部品の外周面に沿って環状に延びる周囲壁2
0,21,22,23が設けられ、この電子部品と周囲
壁20,21,22,23との間に防湿・防水・防塵用
の厚肉保護層30,31,32,33を形成した回路基
板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、防湿・防水・防塵等
のための厚肉保護層を電子部品の周囲に形成した回路基
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント配線板に電子部品を装
着した回路基板が用いられる場所は種々多様である。特
に、家電製品やOA機器等では、ほこりが付着し易い場
所に回路基板が設けられている場合や、飲物をこぼし易
い場所に回路基板が用いられていることがある。
【0003】そして、回路基板ほこりがかなり付着した
状態で湿度が高くなった場合には回路基板がほこりによ
ってショートしたり、或は、回路基板上に水を誤ってこ
ぼれした場合には回路基板がショートしたりする虞があ
る。
【0004】この様な事態が生ずるのを回避するため
に、防湿・防水・防塵等のための厚肉保護層を電子部品
の周囲に形成することが行われている。図5は、その一
例を示したものである。
【0005】図5において、プリント配線板1には、リ
ード線2や、抵抗値が低く発熱が小さい抵抗器3,4,
抵抗値が大きく発熱が大きい抵抗器5,6,マイカコン
デンサ7,上下に向けて配置された電解コンデンサ8,
上下に延びるハイブリッドIC9等の電子部品が装着さ
れている。しかも、この様なプリント配線板1を例えば
防湿・防水・防塵等のための保護膜を形成させるシリコ
ン系の塗布剤溶液内に浸漬するか、或は、プリント配線
板1に塗布剤をスプレーガンで吹き付けるかした後、プ
リント配線板1にコーティングた塗布剤を固化させるこ
とにより、プリント配線板1や電子部品の表面に塗布剤
による保護膜10を形成するようにしている。
【0006】しかし、電解コンデンサ8やハイブリッド
IC9は上下方向の寸法が大きいのに対して取付脚8a
や9aは華奢であるため、上述した保護層10のみでは
振動や衝撃等により電解コンデンサ8やハイブリッドI
C9から取付脚8a,9aに無理な力が作用して、取付
脚8a,9aが折損したりする虞がある。
【0007】しかも、この電解コンデンサ8やハイブリ
ッドIC9は発熱量が高いため、放熱性を良くする必要
がある。この点は抵抗器5,6も同じである。
【0008】このため、従来は上述したシリコン系の塗
布剤を抵抗器5,6や電解コンデンサ8,ハイブリッド
IC9等の電子部品の周囲に比較的厚く塗布して、この
電子部品の周囲に厚肉保護層11を形成して、発熱や振
動,衝撃等に対処しているのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗布剤
はある程度粘性があるとは言っても流動性があるため、
電子部品の表面に塗布剤を塗布しても、塗布した塗布剤
の一部が流下してプリント配線板1上に溜る傾向にあ
る。このため、この様に流下した塗布剤をすくい上げて
再度電子部品の表面に塗布する作業を多数回繰り返す必
要があり、厚肉保護層11を形成するには手数がかかる
ものであった。
【0010】そこで、この発明は、一度の作業で電子部
品の周囲に厚肉保護層を容易に形成できる回路基板を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、プリント配線板に電子部品が装
着され、前記電子部品の周囲にこの電子部品の外周面に
沿って環状に延びる周囲壁が設けられ、前記電子部品と
周囲壁との間に防湿・防水・防塵用の厚肉保護層を形成
した回路基板としたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2の発明は、前記周囲壁を導
体により形成したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】この様な構成によれば、電子部品と周囲壁との
間に保護膜用の塗布剤を充填して、この充填した塗布剤
を固化させることにより、電子部品の周囲に所定肉厚の
厚肉保護層が形成される。この厚肉保護層は、電子部品
の取付脚をプリント配線板に堅固に固定して、衝撃や振
動によって取付脚が折損するのを確実に防止する。一
方、厚肉保護層は、電子部品から生ずる熱を周囲壁に伝
達して、この熱を電子部品の外表面より表面積の大きい
周囲壁から放熱させるように作用することになる。従っ
て、周囲壁が導体から形成されている場合には、放熱効
果が更に向上することになる。
【0014】
【実施例】次に、この発明の実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。
【0015】図1(a)において、プリント配線板1に
は、リード線2や、抵抗値が低く発熱が小さい抵抗器
3,4,抵抗値が大きく発熱が大きい抵抗器5,6,マ
イカコンデンサ7,上下に向けて配置された電解コンデ
ンサ8,上下に延びるハイブリッドIC9等の電子部品
が装着されている。
【0016】また、電解コンデンサ8やハイブリッドI
C9は上下方向の寸法が大きいのに対して取付脚8aや
9aは華奢であるため、取付脚8a,9aは衝撃や振動
に弱い。また、リード線2のプリント配線板1への取付
部も比較的に取付強度が弱い。更に、この電解コンデン
サ8やハイブリッドIC9は発熱量が高いため、放熱性
を良くする必要がある。この点は抵抗器5,6も同じで
ある。
【0017】このために、図1(a),(e)の如くリード線
2のプリント配線板1への取付部の外周面に沿って環状
に延びる周囲壁20が設けられている。しかも、この周
囲壁20の下端に設けた係止爪20aをプリント配線板
1に設けた係止孔1aに挿通係止させるている。同様
に、図1(a)に示した様に抵抗器5,6,電解コンデン
サ8,ハイブリッドIC9等の電子部品の外周面に沿っ
て環状(筒状)に延びる周囲壁21,22,23を設
け、この周囲壁21,22,23の下端に設けた係止爪
21a,22a,23aをプリント配線板1に設けた係
止孔1b,1c,1dに挿通係止させている(図1
(c),(d),(f)参照)。尚、周囲壁22は図2のごとく
楕円形状に形成されている。
【0018】しかも、リード線2のプリント配線板1へ
の取付部や抵抗器5,6,電解コンデンサ8,ハイブリ
ッドIC9等の電子部品と周囲壁20,21,22,2
3との間には、防湿・防水・防塵等のための保護膜を形
成させるシリコン系の塗布剤を固化させた厚肉保護層3
0,31,32,33が形成されている。
【0019】この厚肉保護層30,31,32,33を
形成するには、先ず、周囲壁20,21,22,23を
リード線2のプリント配線板1への取付部や抵抗器5,
6,電解コンデンサ8,ハイブリッドIC9等の各電子
部品の周囲に装着する。この状態では周囲壁20〜23
内には図1(b)に一例を示した如く空間が形成されてい
る。
【0020】この状態で、防湿・防水・防塵等のための
保護膜を形成させるシリコン系の塗布剤溶液内にプリン
ト配線板1を浸漬することにより、リード線2のプリン
ト配線板1への取付部や抵抗器5,6,電解コンデンサ
8,ハイブリッドIC9等の電子部品と周囲壁20,2
1,22,23との間に保護膜用の塗布剤を充填させ
る。
【0021】この後、プリント配線板1を塗布剤溶液か
ら引き上げて、周囲壁20,21,22,23内の塗布
剤を固化させることにより、リード線2のプリント配線
板1への取付部や抵抗器5,6,電解コンデンサ8,ハ
イブリッドIC9等の電子部品と周囲壁20,21,2
2,23との間に図1(a),(c)〜(f)の如く厚肉保護層
30,31,32,33が形成されることになる。この
周囲壁30,31,32,33は、アルミニュームや銅
等の導体から形成することもできる。
【0022】この様な構成によれば、厚肉保護層30,
31,32,33は、例えば電解コンデンサ8,ハイブ
リッドIC9等の電子部品の取付脚8a,9aをプリン
ト配線板1に堅固に固定して、衝撃や振動によって取付
脚8a,9aが折損するのを確実に防止する。
【0023】一方、厚肉保護層30,31,32,33
は、抵抗器5,6,電解コンデンサ8,ハイブリッドI
C9等の電子部品から生ずる熱をその表面及び周囲壁2
0,21,22,23に伝達して、この熱を厚肉保護層
30,31,32,33の露出する表面及び周囲壁2
0,21,22,23から放熱させるように作用するこ
とになる。従って、周囲壁20,21,22,23が導
体から形成されている場合には、放熱効果が更に向上す
ることになる。
【0024】尚、上記実施例では周囲壁20〜23に取
付脚20a〜23aを設けて、この取付脚20a〜23
aを利用して周囲壁20〜23をプリント配線板1に固
定するようにしたが、必ずしもこの構成に限定されるも
のではない。例えば、図3に示した如く、筒状の周囲壁
40内に図3(b)のごとく電子部品41に当接する位置
決リブ41aを設けると共に、この周囲壁40の下端を
プリント配線板に接着して、周囲壁をプリント配線板に
固定するようにすることもできる。
【0025】また、周囲壁20〜23は、図4に示した
様な金網状のもの或は多孔板等から形成した周囲壁50
に代えることもできる。図中、50aは取付脚である。
この場合には、塗布剤の乾燥時間が早くなるので、製造
上有利である。
【0026】
【効果】以上説明したように、請求項1の発明によれ
ば、プリント配線板に電子部品が装着され、前記電子部
品の周囲にこの電子部品の外周面に沿って環状に延びる
周囲壁が設けられ、前記電子部品と周囲壁との間に防湿
・防水・防塵用の厚肉保護層を形成した構成としたの
で、流動性のある塗布剤を電子部品の周囲に塗布する場
合でも、塗布剤が流れ出るようなことはなく、一度の作
業で電子部品の周囲に厚肉保護層を容易に形成できる。
【0027】また、請求項2の発明によれば、前記周囲
壁を導体により形成したので、放熱効果をより向上させ
ることができると同時に、磁気シールドすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる回路基板の斜視図、(b)
は(a)のハイブリッドICと周囲壁との関係を示す説明
図、(c)は(b)のハイブリッドICと周囲壁との間に厚肉
保護層を形成した断面図、(d)は電化コンデンサと周囲
壁との間に厚肉保護層を形成した断面図、(e)はリード
線の取付部の周囲と周囲壁との間に厚肉保護層を形成し
た断面図、(f)は抵抗器と周囲壁との間に厚肉保護層を
形成した断面図である。
【図2】図1に示した周囲壁の一つを示す斜視図であ
る。
【図3】(a)は周囲壁の他の例を示す斜視図、(b)は周囲
壁を図1のハイブリッドICに適用した場合の平面図で
ある。
【図4】周囲壁の更に他の例を示す斜視図である。
【図5】従来の回路基板の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…プリント配線板 2…リード線 5,6…抵抗器(電子部品) 8…電解コンデンサ(電子部品) 9…ハイブリッドIC(電子部品) 20,21,22,23…周囲壁 30,31,32,33…厚肉保護層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板に電子部品が装着され、
    前記電子部品の周囲にこの電子部品の外周面に沿って環
    状に延びる周囲壁が設けられ、前記電子部品と周囲壁と
    の間に防湿・防水・防塵用の厚肉保護層を形成したこと
    を特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 前記周囲壁を導体により形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の回路基板。
JP12877993A 1993-05-31 1993-05-31 回路基板 Pending JPH06338678A (ja)

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JP12877993A JPH06338678A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 回路基板

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JP12877993A Pending JPH06338678A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 回路基板

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Cited By (5)

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