JPH06338576A - ヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク

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JPH06338576A
JPH06338576A JP12705393A JP12705393A JPH06338576A JP H06338576 A JPH06338576 A JP H06338576A JP 12705393 A JP12705393 A JP 12705393A JP 12705393 A JP12705393 A JP 12705393A JP H06338576 A JPH06338576 A JP H06338576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
heat sink
heat
recess
component
Prior art date
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Pending
Application number
JP12705393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Furuichi
健二 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06338576A publication Critical patent/JPH06338576A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱効率が高く、電子部品の信頼性を向上さ
せることができると共にサイズを縮小できるヒートシン
クを提供する。 【構成】 ヒートシンク1は、電子部品22に応じた形
状の凹部4が設けられた部品取付部2と、この部品取付
部2から突出する複数の薄板状のフィン3とにより構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワートランジスタ等
の電子部品に取り付け、前記電子部品に発生した熱を大
気中に放散して電子部品の温度上昇を抑制するヒートシ
ンクに関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートシンクは、大電流が流れるパワー
トランジスタ及びFET等の電子部品に取り付けて、電
子部品に発生した熱を大気中に放散することにより電子
部品の温度上昇を抑制するものである。図7は、トラン
ジスタ(TO−220パッケージ)を示す斜視図であ
る。パワートランジスタのように大電流が流れ発熱量が
大きい電子部品22にはパッケージの一部に金属板部2
4が設けられており、この金属板部24には取り付け用
ねじ穴24aが設けられている。
【0003】図8は従来のヒートシンクの一例を示す斜
視図である。ヒートシンク21は、電子部品22の金属
板部24の裏面に接触し電子部品22から熱が伝達され
る部品取付部26と、この部品取付部26から突出し相
互に平行に配設された板状の複数のフィン23とにより
構成されている。電子部品22は、ねじ25を金属板部
24のねじ穴に挿通させて部品取付部26にねじ止めす
ることにより、ヒートシンク21に固定される。ヒート
シンク21は、通常、電子部品22と共にプリント基板
上に搭載される。ヒートシンクには、図8に示すよう
に、プリント基板に穿設された孔に挿入するための突起
21aが設けられることもある。
【0004】このようにヒートシンク21が取り付けら
れた電子部品22において、電子部品22の動作中に発
生した熱は、その大部分が電子部品22の金属板部24
からヒートシンク21に伝達され、フィン23を介し
て、輻射及び対流により大気中に放散される。
【0005】なお、通常、金属板部24の裏面には、電
子部品とヒートシンクとの間の熱抵抗を低減するため
に、シリコングリース等が塗布されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のヒートシンクは、電子部品の一面(裏面)に接
触しているのみであるので、電子部品とヒートシンクと
の接触面積が小さく、電子部品からヒートシンクへの伝
熱効率が低いという問題点がある。従って、十分な放熱
効果を得るにはヒートシンクのサイズが大きいことが必
要であり、プリント基板への高密度実装が阻害されると
いう難点がある。電子部品の他の面からも対流及び輻射
により大気中に熱が放散されるが、表面積が小さいため
その放熱量はヒートシンクからの放熱量に比して極めて
少ない。電子部品は、温度が10℃上昇すると故障率が
2倍になるといわれており、電子部品及びその電子部品
を使用したシステムの信頼性を向上させるためには、電
子部品の温度を可及的に低減することが好ましい。
【0007】なお、実願昭61-153396 号には、電子部品
の金属板部をヒートシンクと固定部材とにより挟んだ電
子部品の取付構造が開示されている。しかし、前記固定
部材は近接して設けられた他の部品への熱影響を回避す
るために金属板部に接触して配置するものであり、従っ
て、前記固定部材は金属板部に接触しているものの、放
熱効率を向上させるという効果はない。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、放熱効率が高く、電子部品の温度上昇をよ
り確実に抑制することができて電子部品の信頼性をより
一層向上させることができると共に、サイズを縮小でき
て高密度実装が可能なヒートシンクを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るヒートシン
クは、電子部品に取り付けて電子部品に発生した熱を大
気中に放散するヒートシンクにおいて、前記電子部品に
応じた形状の凹部が設けられた部品取付部と、この部品
取付部から突出するフィンと、を有し、前記電子部品は
前記凹部の少なくとも対向する2つの面に接触して配置
されることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、部品取付部に、電子部品に
応じた形状の凹部が設けられており、電子部品は前記凹
部の少なくとも対向する2つの面に接触して配置され
る。従って、本発明においては、ヒートシンクと電子部
品との接触面積が大きく、電子部品からヒートシンクへ
の伝熱効率が高い。これにより、放熱効率が向上し、動
作中の電子部品の温度上昇をより確実に抑制することが
できて、電子部品の信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係るヒートシンクは、放熱効率が良好で
あるため、従来のヒートシンクに比してサイズを縮小す
ることができる。従って、プリント基板等への実装密度
を向上させることができるという効果もある。
【0011】なお、本発明に係るヒートシンクは、例え
ば押出加工又は引抜加工により形成すると、極めて容易
に製造することができると共に、製造コストを低減する
ことができる。この場合は、前記凹部及びフィンは押出
方向又は引抜方向に連続したものとなる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例に係るヒート
シンクを示す断面図、図2は同じくその正面図、図3は
同じくその斜視図である。なお、本実施例は、TO−2
20パッケージ用のヒートシンクである。本実施例に係
るヒートシンク1は、パワートランジスタ等の電子部品
22が挿入される凹部4が設けられた部品取付部2と、
この部品取付部2から突出し高さ方向に延びる板状の複
数のフィン3とにより構成されている。また、部品取付
部2には、電子部品22をねじ止めするためのねじ穴5
が設けられている。凹部4は、電子部品22に応じた形
状に形成されており、電子部品22はこの凹部4に嵌合
して配置される。
【0014】本実施例においては、電子部品22のリー
ド導出面を除く他の全ての面がヒートシンク1に接触す
る。従って、電子部品22とヒートシンク1との接触面
積が極めて大きく、電子部品22からヒートシンク1へ
の伝熱効率が高い。このため、本実施例に係るヒートシ
ンクは、放熱効率が高く、動作時における電子部品22
の温度上昇を確実に抑制できて、電子部品22及びこの
電子部品22を使用したシステム全体の信頼性を向上さ
せることができる。また、本実施例に係るヒートシンク
は、放熱効率が高いため、従来のヒートシンクに比して
サイズを縮小しても十分な放熱効果を得ることができ
る。従って、基板への実装密度を向上させることができ
るという効果を得ることもできる。
【0015】図4は本発明の第2の実施例に係るヒート
シンクを示す断面図、図5は同じくその正面図、図6は
同じくその上面図である。本実施例に係るヒートシンク
11は、押出加工により形成されたものであり、凹部1
4及びフィン13が押出方向(幅方向)に連続してい
る。凹部14は、電子部品22に応じた形状に形成され
ており、この凹部14に電子部品を挿入すると、電子部
品22の両側面及びリード導出面を除く他の全ての面が
ヒートシンク11に接触する。また、第1の実施例と同
様に、部品取付部12には電子部品22をねじ止めする
ためのねじ穴15が設けられており、電子部品22を凹
部14に挿入しねじ25によりねじ止めして電子部品2
2とヒートシンク11とを固定するようになっている。
【0016】本実施例においては、凹部14が押出方向
に連続しているため、電子部品22とヒートシンク11
との接触面積が第1の実施例に比して若干少なくなるも
のの、従来のヒートシンクに比して放熱効率は極めて高
い。従って、動作時の電子部品の温度上昇を確実に抑制
できると共に、従来のヒートシンクに比してサイズを縮
小しても十分な放熱効果を得ることができる。また、本
実施例においては、第1の実施例に比してヒートシンク
の製造コストを低減できるという効果もある。
【0017】なお、上述の実施例においてはいずれもT
O−220パッケージ用のヒートシンクについて説明し
たが、これにより本発明が適用できるパッケージの種類
がTO−220に限定されるものでないことは勿論であ
り、凹部の形状をパッケージの形状に応じて設定するこ
とにより、他のタイプのパッケージに本発明を適用する
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヒート
シンクは、部品取付部に電子部品に応じた形状の凹部が
設けられているため、電子部品との接触面積が大きく、
放熱効率が高い。このため、電子部品及びこの電子部品
を使用したシステム全体の信頼性を向上させることこと
ができるという効果を奏する。また、本発明に係るヒー
トシンクは、放熱効率が高いため、従来のヒートシンク
に比してサイズを縮小しても十分な放熱効果を得ること
ができる。従って、従来のヒートシンクに比してプリン
ト基板等への実装密度を向上させることができるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るヒートシンクを示
す断面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】同じくその斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係るヒートシンクを示
す断面図である。
【図5】同じくその正面図である。
【図6】同じくその上面図である。
【図7】トランジスタ(TO−220パッケージ)を示
す斜視図である。
【図8】従来のヒートシンクの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,11,21;ヒートシンク 2,12,26;部品取付部 3,13,23;フィン 4,14;凹部 5,15;ねじ穴 22;電子部品 24;金属板部 25;ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品に取り付けて電子部品に発生し
    た熱を大気中に放散するヒートシンクにおいて、前記電
    子部品に応じた形状の凹部が設けられた部品取付部と、
    この部品取付部から突出するフィンと、を有し、前記電
    子部品は前記凹部の少なくとも対向する2つの面に接触
    して配置されることを特徴とするヒートシンク。
  2. 【請求項2】 前記凹部及び前記フィンは一方向に連続
    していることを特徴とする請求項1に記載のヒートシン
    ク。
JP12705393A 1993-05-28 1993-05-28 ヒートシンク Pending JPH06338576A (ja)

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JP12705393A JPH06338576A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ヒートシンク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115579338A (zh) * 2022-12-06 2023-01-06 成都复锦功率半导体技术发展有限公司 一种高压插件mos管的散热结构及其安装方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115579338A (zh) * 2022-12-06 2023-01-06 成都复锦功率半导体技术发展有限公司 一种高压插件mos管的散热结构及其安装方法
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