JPH06338476A - プラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理方法

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JPH06338476A
JPH06338476A JP5346196A JP34619693A JPH06338476A JP H06338476 A JPH06338476 A JP H06338476A JP 5346196 A JP5346196 A JP 5346196A JP 34619693 A JP34619693 A JP 34619693A JP H06338476 A JPH06338476 A JP H06338476A
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JP
Japan
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plasma
frequency
processing chamber
processing
frequency power
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Withdrawn
Application number
JP5346196A
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English (en)
Inventor
Izumi Arai
泉 新井
Hiroshi Nishikawa
浩 西川
Yoshifumi Tawara
好文 田原
Yoshinobu Mitano
好伸 三田野
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理室内のプラズマ雰囲気下で半導体ウエハ
に対してエッチング処理を施す場合に、半導体ウエハの
チャージアップを防止するとともに、エッチングレート
を向上させる。 【構成】 基本波を発生する発振器G1と、その周波数
の整数倍波を発生する発振器G2〜Gnと、さらに各発振
器G1〜Gnに対応する可変減衰器A1〜Anを用いて、こ
れらの出力波形を合成させて周波数変調を行い、下部電
極であるサセプタ55に印加させる。出力波形によっ
て、プラズマ解離段階の進行を制御して過剰な入射イオ
ンの生成を防止し、さらに入射イオンの加速の制御も行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばマグネトロンRIE装
置においては、気密に構成された処理室内に高周波電力
の印加によるプラズマを発生させ、このプラズマ雰囲気
中で当該処理室内の被処理体、例えば半導体ウエハなど
に対してエッチング処理を施す場合、プラズマ密度を高
めてエッチングレートを向上させるため、その多くは例
えば周波数が13.56MHzの高周波電力を、交流電
源によって印加するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのように
単一の周波数の高周波電力を印加していると、例えば上
記マグネトロンRIE装置においては、上記半導体ウエ
ハの表面に、移動度の高い電子によって偏った帯電が発
生して電位の傾斜が生じ、その結果チャージアップによ
るデバイス破壊につながるおそれがあった。
【0004】そこでそのようなチャージアップを防止す
るための何らかの手段が必要となってくるが、その際留
意しなければならないのは、エッチングレートを低下さ
せずに当該チャージアップを防止しなければならないと
いうことである。
【0005】本発明はそのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、プラズマ密度を低下させずに上記のよう
なチャージアップを防止する新しいプラズマ処理方法を
提供することを第1の目的とする。
【0006】ところで例えば前記したようなマグネトロ
ンRIE装置やECRプラズマ装置など、高密度のプラ
ズマを利用したプラズマ処理装置において、前述の如く
単一の周波数の高周波電力を印加していると、さらに別
な問題が生ずる。例えば被処理体である半導体ウエハに
対して、処理ガスとしてCF4ガスを用いて、基板のS
iに対する酸化膜のエッチングを行う場合、前記した高
密度プラズマではプラズマに吸収されるエネルギーが高
いため、ガス分子の解離が大きく進んでしまい、CF4
の場合では最終段階の解離まで進んでしまって、ラジカ
ル成分はそのほとんどがF*(フッ素ラジカル)となっ
てしまう。
【0007】そのため、保護ポリマーのエッチング耐性
が大幅に低下してしまい、その結果選択比が低下してし
まうという問題があった。また最終段階の解離まで進ん
でしまうと、多量のCが発生してしまい、それがウエハ
表面にデポジションしてエッチング自体が停止させられ
てしまうという問題も生じていた。そして単一の正弦波
形を有する交流高周波電力では、そのような解離の制御
は難しい。
【0008】本発明は、このような点にも鑑みてなされ
たものであり、例えば高周波電力によって処理室内にプ
ラズマを発生させ、当該処理室内の被処理体に対して前
記プラズマ雰囲気の下で処理を施す方法において、前記
高周波電力に対して、変調を加えることにより、例えば
エッチングなどにおける選択比を向上させることを第2
の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】叙上の如く、半導体ウエ
ハなどの被処理体に発生するチャージアップは、高周波
電力の印加によって、移動度の高い電子のみが移動して
帯電することに原因がある。そこで発明者らは、そのよ
うに帯電する電子を処理室内のイオンによって中和させ
ることとし、そのようなイオンを被処理体上まで移動さ
せるため、低周波電力を印加させるという手法を採っ
た。
【0010】但し、高周波電力に代えて単に低周波電力
を印加するだけでは、プラズマ密度が低下してエッチン
グレートも低下してしまい、実用上問題がある。したが
って本発明では、エッチングレートを低下させないよう
に、高周波電力に対して部分的に低周波電力による変調
を加えて上記問題の解決を図るものである。
【0011】具体的な構成についていうと、請求項1に
おいては、高周波電力によって処理室内にプラズマを発
生させ、当該処理室内の被処理体に対して処理を施す方
法において、前記高周波電力に低周波電力による周波数
変調を加えたことを特徴とする、プラズマ処理方法を提
供する。この場合、請求項2に記載したように振幅変調
によって低周波電力を加えるようにしてもよい。
【0012】なお本発明において高周波電力とは、プラ
ズマの解離効率のよい周波数が10MHz以上のものを
いい、また低周波電力は便宜上、周波数が当該10MH
zを超えないものをいうが、前記請求項1、2における
変調によって加えられる低周波電力の周波数は、3MH
z以下、とりわけその中でも、2MHz以下のものが好
ましい。
【0013】また前記した第2の目的達成のため、請求
項3によれば、電流方向が経時変化する電力を用いて処
理室内にプラズマを発生させ、当該処理室内の被処理体
に対して前記プラズマ雰囲気の下で処理を施す方法にお
いて、基本周波数を有する電力に、当該基本周波数のn
倍(n=整数)の周波数によって周波数変調を加えるこ
とを特徴とする、プラズマ処理方法が提供される。
【0014】さらに請求項4によれば、電流方向が経時
変化する電力を用いて処理室内にプラズマを発生させ、
当該処理室内の被処理体に対して前記プラズマ雰囲気の
下で処理を施す方法において、基本周波数を有する電力
に、当該基本周波数のn倍(n=整数)でかつ相互に異
なった複数の周波数によって、周波数変調を加えること
を特徴とする、プラズマ処理方法が提供される。
【0015】これらの各プラズマ処理方法において、請
求項5に記載したように、前記処理室内に導入された反
応ガスが、発生したプラズマによって最終段階の解離を
起こさないように、前記周波数変調を制御するように構
成してもよい。
【0016】さらに請求項6では、高周波電力によって
処理室内にプラズマを発生させ、当該処理室内の被処理
体に対して前記プラズマ雰囲気の下で処理を施す方法に
おいて、周波数信号を周期単位に分割して、周波数変調
を加えることを特徴とする、プラズマ処理方法が提供さ
れる。
【0017】また請求項7によれば、高周波電力によっ
て処理室内にプラズマを発生させ、当該処理室内の被処
理体に対して前記プラズマ雰囲気の下で処理を施す方法
において、前記高周波電力に対して振幅変調を加え、そ
の結果得られたエンベロープと呼ばれる、変調された波
形の頂点を結んで得られた搬送波形の立ち上がり部と立
ち下がり部の時間がそれぞれ10μsec.(秒)以下
となるようにしたことを特徴とする、プラズマ処理方法
が提供される。
【0018】
【作用】プラズマ中のイオンと電子の移動は交流電界の
変化に伴って行われている。したがって質量の大きいイ
オンが追随可能な低周波電力を、プラズマの解離効率の
よい高周波電力に部分的に加えて変調させれば、プラズ
マ密度を低下させることなく、イオンの移動によってウ
エハなどの被処理体上のチャージをキャンセル(中和)
できる。
【0019】請求項1に記載した周波数変調の場合に
は、時間によって高周波電力と低周波電力による作用が
独立して得られ、例えば高周波電力が印加されている間
はエッチングが促進され、低周波電力による変調が加え
られたときには、それまでに発生していた解離状態を消
滅させることなく、イオンが移動して被処理体上の電子
と中和し、その結果チャージがキャンセルされる。
【0020】一方請求項2に記載した振幅変調の場合に
は、高周波電力と低周波電力が重なった状態で印加され
るが、変調を加える前のプラズマ状態をそのまま維持し
つつ、同時に低周波による上記の中和作用が得られる。
【0021】また請求項1、2において夫々前記のよう
な変調を加えるタイミングは、被処理体に発生するチャ
ージアップ電圧の値に基づいて判断すればよい。
【0022】ところで、発生したプラズマ中のイオンの
運動、とりわけエッチングなどの処理に直接影響する被
処理体への入射は、エネルギー源である電気信号の波形
によってその態様が異なっている。例えば従前の正弦波
によれば、加速度が一定ではなく、そのため既述の如
く、処理室内に導入された処理ガス分子の解離段階の制
御は難しい。
【0023】この点、例えば所定間隔をおいて一定時
間、一定の出力が得られるパルス波はその波形における
平坦部では解離が進まないので、例えばパルス幅を調節
することによって解離段階を調節することが可能であ
り、また立ち下がり部の傾斜が一定な、ソウトゥース波
(鋸歯状波)やトライアングル波(三角波)、ラムプ波
(傾斜波)は加速度が一定であるため、エッチャントイ
オンのイオンボンバードメント(イオン衝撃)を大きく
することができ、結果的にエッチングレートを向上させ
ることが可能である。
【0024】かかるような背景の下、請求項3によれ
ば、電流方向が経時変化する電力を用いて処理室内にプ
ラズマを発生させ、当該処理室内の被処理体に対して前
記プラズマ雰囲気の下で処理を施す方法において、例え
ば380kHzを始めとする任意の基本周波数を有する
電力に、当該基本周波数のn倍(n=自然数)の周波数
によって周波数変調を加えるので、単なる単一の正弦波
とは異なった波形を有するプラズマ発生用の電力を得る
ことができる。従って、当該波形に基づいてエッチャン
トイオンのイオンボンバードを制御することが可能とな
る。
【0025】この点請求項4によれば、前記基本周波数
のn倍(n=整数)を有し、かつ相互に異なった複数の
周波数によって周波数変調を加えるので、前記したパル
ス波を始めとして、ソウトゥース波(鋸歯状波)やトラ
イアングル波(三角波)、ラムプ波(傾斜波)を容易に
創出させることができる。
【0026】また請求項5では、これら請求項3、4の
プラズマ処理方法において、より具体的に処理室内に導
入された反応ガスが最終段階の解離を起こさないよう
に、周波数変調の制御を行うようにしたので、過剰なエ
ッチャントイオンを生成することはなく、選択比を向上
させることができる。
【0027】さらに請求項6では、周波数信号を周期単
位に分割して、周波数変調を加えようにしているので、
周波数の高い部分で処理室内に導入された処理ガス分子
の解離を促進させたり、あるいは周波数の低い部分でイ
オンボンバードメントを大きくすることができることに
なる。しかもかかる場合、周波数信号を周期単位、例え
ば半周期、1周期、数周期ないしは数周期毎に分割して
周波数変調を加えるので、精緻な、精度の高い制御が可
能となる。
【0028】また請求項7によれば、高周波電力に対し
て振幅変調を加え、その結果得られたエンベロープにお
ける立ち上がり部と立ち下がり部の時間が10μse
c.(秒)以下となるよう構成されているので、例えば
エッチング処理において、エッチング反応に直接関わる
ガス分子の解離反応時間よりも短く、これらの部分で前
記ガス分子の解離を進めることはない。従って、これら
立ち上がり部と立ち下がり部を除いた残りの部分によっ
て解離の制御を行うことができるので、制御しやすいも
のとなっている。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は第1の実施例を実施する場合に使用した
マグネトロンRIE装置1の構成を模式的に示してお
り、このマグネトロンRIE装置1は、アルミ等の材質
で構成され電気的に接地された気密容器である処理室2
を有している。
【0030】前記処理室2内の底部に設けられた排気口
3には、真空ポンプなどの排気手段4に通ずる排気管5
が接続されており、この排気手段4によって前記処理室
2内はその底部周辺部から均等に真空引きして、所定の
減圧雰囲気、例えば数mTorr〜数十Torrの範囲
の間の任意の値に、設定維持が可能なように構成されて
いる。
【0031】前記処理室2内の底部中央には、セラミッ
ク等の絶縁板6を介してサセプタ支持台7が設けられ、
さらにこのサセプタ支持台7の上面には、アルミ等の材
質からなり下部電極を構成するサセプタ8が設けられて
いる。前記サセプタ支持台7の内部には冷媒室9が形成
されており、この冷媒室9内には、上記処理室2の底部
に設けられた冷媒導入管10から導入されかつ冷媒排出
管11から排出される温調冷媒が循環するように構成さ
れ、上記サセプタ8を所望の温度に制御するようになっ
ている。
【0032】上記処理室2の外部には、高周波電源21
と低周波電源22が設けられている。この高周波電源2
1は、例えば13.56MHzなど周波数が10MHz
以上の高周波電力を出力するように構成されており、ま
た一方上記低周波電源22は、例えば2MHzなど、周
波数が100kHz〜3MHzの相対的に低周波の電力
を出力するように構成されている。そして上記各高周波
電源21と低周波電源22からの電力は、一旦変調装置
23に入力され、この変調装置23の作動によって周波
数変調自在となるように構成され、その後ブロッキング
コンデンサ24を介して上記サセプタ8に印加されるよ
うに構成されている。
【0033】上記各高周波電源21、低周波電源22並
びに変調装置23は、コントローラ25によって制御さ
れるように構成され、このコントローラ25では、例え
ば常態では高周波電源21からの高周波電力のみを上記
サセプタ8に印加するように制御し、一定時間毎に低周
波電源22からの低周波電力を上記高周波電源21から
の高周波電力に所定時間加えて、周波数変調するように
構成されている。
【0034】上記サセプタ8の上面には、被処理体であ
る半導体ウエハWが直接載置されて吸引保持される、静
電チャック31が設けられている。この静電チャック3
1は、例えば電界箔銅からなる導電層32を上下両側か
らポリイミド・フィルム等の絶縁体で挟んで接着した構
成を有しており、上記処理室2外部に設けられている高
圧直流電源33によって直流電圧が上記導電層32に印
加されると、クーロン力によって上記半導体ウエハWは
上記静電チャック31に吸引保持されるようになってい
る。
【0035】一方上記処理室2内の上部には、接地線4
1を介して電気的に接地されている上部電極42が設け
られている。この上部電極42は、例えばアモルファス
・カーボンやSiC表面処理されたアルミなどからなる
中空構造になっており、さらにこの上部電極42におけ
る上記半導体ウエハWとの対向面には多数のガス拡散孔
43が設けられている。そして上部電極42の上部中心
には、処理ガス導入管44と通じているガス導入口45
が設けられ、上記処理ガス導入管44から供給されるエ
ッチングガスなどの処理ガスは、上記ガス導入口45か
ら上記多数のガス拡散孔43を介して、上記半導体ウエ
ハWに向けて均等に吐出されるように構成されている。
【0036】そして既述の上部電極42の上面には、こ
れと近接して永久磁石46が配置されている。この永久
磁石46は、例えばモータなどの駆動機構(図示せず)
によって所望の回転速度で上記処理ガス導入管44をそ
の回転中心軸として回転するように構成されており、前
出静電チャック31上に載置される半導体ウエハWに対
して、その表面にほぼ均一な平行磁界、例えば10〜1
000Gの範囲の間の任意の値の磁界を形成することが
可能になっている。
【0037】本実施例を実施するために使用したマグネ
トロンRIE装置1は以上のように構成されており、こ
のマグネトロンRIE装置1によって半導体ウエハWに
対してエッチングを行う場合について説明すると、まず
エッチング処理対象となる半導体ウエハWは、このマグ
ネトロンRIE装置1にゲートバルブ(図示せず)を介
して設けられているロードロック室(図示せず)から処
理室2内に搬入され、静電チャック31上に載置され
る。そして高圧直流電源33の印加によって上記半導体
ウエハWは、この静電チャック31上に吸着保持され
る。
【0038】その後処理室2内は排気手段4によって排
気されていき、また一方ガス導入口45からエッチング
反応ガス、例えばCF4ガスが処理室2内に供給され、
処理室2内の圧力は例えば10mTorrに設定、維持
される。そして永久磁石46を回転駆動させて上記半導
体ウエハW中心部付近で例えば100Gの磁場を形成す
るように磁界がかけられる。
【0039】一方コントローラ25の指示により、まず
上記半導体ウエハWに対して高周波電源21から13.
56MHzの高周波電力がそのままサセプタ8に印加さ
れて、処理室2内にはプラズマが発生し、シース層で加
速された反応性イオンによる異方性エッチングが上記半
導体ウエハWに対して行われる。
【0040】ところでこのまま上記13.56MHzの
高周波によるエッチングを行っていると、図2に示した
ように、上記半導体ウエハW上には電位の傾斜が発生
し、そのまま上記13.56MHzの高周波電力による
印加を続けていくと、ついにはチャージアップによるデ
バイスの破壊が発生するおそれがある。
【0041】そこでそのようなチャージアップを未然に
防止するため、上記コントローラ25の指示によって、
低周波電源22からの低周波、例えば2MHzの低周波
電力が変調装置24によって上記高周波電源21からの
13.56MHzの高周波電力に加えられて周波数変調
される。
【0042】この場合、上記変調を加えるタイミング
は、例えば半導体ウエハW上における上記チャージ電圧
(図2におけるE)が10V付近に達したとき、好まし
くは5Vのときに変調することが望ましい。一般的にこ
の種のチャージアップによるデバイス破壊は、10V以
上になると発生する場合が多いからである。但し、この
電圧はデバイスの構造によって異なるのは言うまでもな
い。したがってそれ以前の段階で上記のような2MHz
の低周波電力による変調を加えれば、イオンの移動によ
る中和が行われて、上記半導体ウエハW上にチャージは
キャンセルされ、チャージアップによる破壊は未然に防
止されるのである。
【0043】なお、そのように半導体ウエハW上におけ
る上記チャージ電圧が10Vや5Vに達した時点の判断
は、例えばダミーウエハを用いて同一条件でエッチング
した際の当該ダミーウエハ上のチャージ電圧を計測して
おき、そのように10Vや5Vに達した時の時間をデー
タとして記録し、当該記録したデータを上記コントロー
ラ25に記憶させ、それに基づいて変調させるようにし
てもよい。そして一定時間そのように変調した後は、再
び変調を停止して、上記高周波電源21からの13.5
6MHzの高周波電力の印加によってエッチングを継続
させればよい。これらの制御はコントローラ25によっ
て行われる。
【0044】以上のようにしてエッチング終了までに再
び上記チャージ電圧が10Vや5Vに達した時に、再び
変調装置23による変調を繰り返して行けばよい。この
ようにすることによって、被処理体である半導体ウエハ
Wのチャージアップによるデバイス破壊は防止される。
しかもチャージ電圧が10Vに達した時のみ低周波電力
による変調が行われので、プラズマ密度を殆ど低下させ
ることはないので、エッチングレートが低下することは
ない。
【0045】なお上記第1の実施例においては高周波電
源21と低周波電源22の2つの電源を使用していた
が、周波数変調の場合には、1の電源装置を使用して、
例えば上記コントローラ25の制御によって、周波数を
適宜高周波と低周波に切り換えるようにしてもよい。
【0046】なお上記第1の実施例における変調装置2
3は、周波数変調を行うように構成されていたが、これ
に限らず振幅変調を行う変調装置を用いて、振幅変調に
よる変調を行っても、上記と同様な効果が得られるもの
である。
【0047】また上記第1の実施例で使用したプラズマ
処理装置は、マグネトロンRIE装置であったが、これ
に限らず本発明はプラズマ処理の際に被処理体上にチャ
ージアップのおそれが生ずるような各種のプラズマ装置
に対して適用可能である。
【0048】次に第2の実施例について説明する。図3
は、第2の実施例を実施するために用いられたプラズマ
エッチング装置51の断面を模式的に示しており、この
プラズマエッチング装置51は、前出第1の実施例の際
に用いたマグネトロンRIE装置1とは異なり、所謂平
行平板型RIE装置として構成されている。
【0049】プラズマエッチング装置51は前出マグネ
トロンRIE装置1と同様、例えば表面が酸化アルマイ
ト処理されたアルミニウムなどからなる円筒あるいは矩
形状に成形された処理室52を有しており、この処理室
52の底部にはセラミックなどの絶縁板3を介して、被
処理体、例えば半導体ウェハWを載置するための略円柱
状のサセプタ支持台54が収容され、さらにこのサセプ
タ支持台54の上部には、下部電極を構成するサセプタ
55が設けられている。
【0050】上記サセプタ支持台54の内部には、冷媒
室56が設けられており、この冷媒室56には例えば液
体窒素などの温度調節用の冷媒が冷媒導入管57を介し
て導入可能であり、導入された例えば液体窒素などの冷
媒は同冷媒室56内を循環し、その間生ずる冷熱は冷媒
室56からサセプタ55を介して半導体ウエハWに対し
て伝熱し、半導体ウエハWの処理面を所望する温度まで
冷却することが可能である。なお、例えば液体窒素を冷
媒として用いた場合、その核沸騰により生じた窒素ガス
は冷媒排出管58より処理室52外へ排出される。
【0051】上記サセプタ55は、上端中央部が凸状の
円板状に成形され、その中央には、前出マグネトロンR
IE装置1と同様、装置被処理体である半導体ウエハW
と略同形の静電チャック61が設けられ、2枚の高分子
ポリイミド・フィルム間の導電層62に対して、処理室
52外部に設置されている直流高圧電源63から、例え
ば1.5kVの直流高電圧を印加することによって、こ
の静電チャック62上面に載置された半導体ウエハW
は、その位置で吸着保持される。
【0052】上記サセプタ支持台54、サセプタ55並
びに静電チャック61には、これらを貫通してHeなど
の熱伝達ガスを半導体ウエハWの裏面に供給するための
ガス通路64が形成されており、被処理体であるこの半
導体ウエハWを所定の処理温度に設定、維持させること
が可能なように構成されている。
【0053】上記サセプタ55の上端周縁部には、静電
チャック61上に載置された半導体ウエハWを囲むよう
に、環状のフォーカスリング65が配置されている。こ
のフォーカスリング65は反応性イオンを引き寄せない
絶縁性の材質からなり、プラズマよって発生した反応性
イオンを、その内側の半導体ウエハWにだけ効果的に入
射せしめるように構成されている。
【0054】上記サセプタ55の上方には、このサセプ
タ55と平行に対向して、これより約15〜20mm程
度離間させて位置に、接地線71によって接地された上
部電極72が設けられており、例えばCF4などのエッ
チング反応ガスは、この上部電極72の中心に位置する
処理ガス導入管73から、中空部74を経て、ガス拡散
孔75より前記半導体ウエハWに対して、均等に吐出さ
れるように構成されている。
【0055】上記処理室52の側壁下部には排気管76
が接続されており、この処理室52内を、ターボ分子ポ
ンプなどの排気手段(図示せず)によって真空引きでき
るように構成されるとともに、側壁中央部には開閉自在
なゲートバルブ(図示せず)が設けられており、このゲ
ートバルブを介して被処理体である半導体ウエハWは、
搬送アームなどの搬送手段(図示せず)によって搬入搬
出されるように構成されている。
【0056】そして前出サセプタ55には、ブロッキン
グコンデンサ77を介して、図4にその詳細が示された
パワーユニット81からの電力が印加されるように構成
されている。このパワーユニット81は、基本波、例え
ば380kHzの周波数を持った正弦波を発振する基本
波発振器G1並びに、前記基本波の整数倍の周波数の正
弦波を発振する複数の発振器G2〜Gnから構成された発
振装置Gと、前記各発振器G1〜Gnに各々対応して設け
られた可変減衰器A1〜Anから構成された減衰装置A
と、これら減衰装置Aにおける各可変減衰器A1〜An
らの出力信号をミキシングするミキシング装置(又はコ
ンバイン装置)82と、このミキシング装置82の出力
信号を増幅するための広帯域周波数増幅装置83を有し
ている。
【0057】前記各発振器G1〜Gn及び可変減衰器A1
〜Anは中央制御装置84によって制御され、各発振器
1〜Gnの中の任意の発振器が組み合わされて作動し、
さらに作動された各発振器の各減衰度がそれぞれ個別に
調整されて、これらの各出力信号はミキシング装置82
に入力されるように構成されている。そしてミキシング
装置82に入力された各可変減衰器A1〜Anからの各信
号は合成され、さらに広帯域周波数増幅装置83によっ
て増幅されて、プラズマ発生のためのパワーとして前出
処理室52内のサセプタ55に印加されるようになって
いる。なお前記広帯域周波数増幅装置83には、レベル
変更器85が別途設けられており、サセプタ55に印加
する波形のレベルの変更を任意に調整することが可能で
ある。
【0058】第2実施例を実施するためのプラズマエッ
チング装置51は以上のように構成されており、次にそ
の動作等について説明すると、このプラズマエッチング
装置51の場合も、被処理体である半導体ウエハWの処
理室52内への基本的な搬入動作は前出第1の実施例で
用いたマグネトロンRIE装置1と全く同様であり、ま
ずゲートバルブ(図示せず)を介して設けられているロ
ードロック室(図示せず)から処理室52内に搬入さ
れ、静電チャック61上に載置される。そして高圧直流
電源63の印加によって上記半導体ウエハWは、この静
電チャック61上に吸着保持される。
【0059】その後処理室52内は排気手段によって排
気されていき、また一方ガス拡散孔75からエッチング
反応ガス、例えばCF4ガスが処理室52内に供給さ
れ、処理室52内の圧力は例えば10mTorrに設
定、維持される。そしてパワーユニット81から所定の
電力が前記サセプタ55に印加されて、上部電極72と
サセプタ55間にプラズマを発生させて前記CF4ガス
を解離させ、被処理体である半導体ウエハWに対して所
定のエッチング処理が施されるのであるが、前記パワー
ユニット81は、既述の如く図4に示された構成を有し
ているから、前記印加させる電力に対して周波数変調を
行って、各エッチング処理に最も適した波形を創出さ
せ、これによって前記した解離を制御することが可能で
ある。
【0060】例えば半導体ウエハW表面にコンタクト・
ホールを形成するための、CF4を用いたシリコン酸化
膜のエッチングを例にとって説明すると、プラズマによ
って励起されたCF4ガス分子は、プラズマ中において
は次のように多段階の解離を起こす。
【0061】即ち、CF4は、 ・CF3 + F- CF3 - + ・F CF3 + + F- CF3 + + ・F + e- のように解離していき、F- は、F- → F* + e
- となって、このF*(フッ素ラジカル)がウエハW表
面のSiO2に対してエッチングを行う。
【0062】この点、単一の正弦波による従来の高密度
プラズマによれば、前記した解離が最終段階まで進行し
てしまって、フッ素ラジカルが過剰に生成されてしま
い、保護ポリマー中にFが混入してエッチング耐性が低
下し、Siに対する酸化膜の選択比が低下してしまって
いた。
【0063】ところが前記したプラズマエッチング装置
51のパワーユニット81によれば、周波数変調によっ
て前記サセプタ55に印加させる電力の波形を任意のも
のにすることができ、目的に応じて最適の出力波形を得
ることが可能である。例えば発振器G1から基本波F
(例えば380kHz)を発振させ、他の発振器G2
降の発振器からは、当該基本波Fの整数倍の周波数、例
えば2倍波(760kHz)、3倍波(1140kH
z)、4倍波(1520kHz)、・・・を発振させ、
例えば図5に示したように、偶数倍波の出力については
位相を180゜ずらせ、奇数倍波についてはそのままの
位相で、これらを各可変減衰器A1〜Anで調整して、ミ
キシング装置82で合成すれば、図6に示したような、
ソウトゥース波(鋸歯状波)を得ることができる。
【0064】このソウトゥース波を処理室52のサセプ
タ55に印加させると、エッチャントイオンのイオンボ
ンバードを強くすることができ、エッチングレートを向
上させることが可能である。なおこのような波形操作
は、中央制御装置84及び図示されない周辺装置によっ
て行うことが可能である。
【0065】さらにまた発振器G1並びに発振器G3、G
5、G7・・・を作動させて基本波に対して、図7に示し
たように、奇数倍波のみ発振させてこれを合成して周波
数変調させれば、図8に示したような矩形波を得ること
ができる。かかる矩形波をサセプタ55に印加してプラ
ズマを発生させれば、そのパルス幅を制御することによ
り、反応ガスである前出CF4ガスの解離を制御するこ
とが可能である。
【0066】例えばパルス幅を10μsec.以下に設
定することにより、CF4ガス分子の解離を第2段目の CF3 - + ・F の段階までに抑制することが可能である。従って、過剰
なフッ素ラジカルの発生を抑制して、保護ポリマーのエ
ッチング耐性を損ねることはなく、また解離を進行させ
ないので、デポジションとなってエッチングを停止させ
るC(炭素)の生成も抑えることができる。それゆえ選
択比の高いエッチング処理を行うことが可能である。
【0067】またさらに、図9に示したように、基本波
Fの2倍波、7倍波、8倍波についてはそのままの位相
にて適宜可変減衰器A2、A7、A8でその出力調整を
し、基本波Fの4倍波、5倍波については、各々位相を
180゜ずらせて可変減衰器A4、A5でその出力調整し
て、これらを合成すれば、図10に示したように、パル
ス幅の狭いかつ非対称のパルス波を得ることができる。
なお前記パワーユニット81においては、広帯域周波数
増幅装置83にレベル変更器85が設けられているか
ら、このレベル変更器85の作動によって、そのような
非対称パルス波を得ることが可能である。
【0068】その他図11に示したように、奇数倍波の
み発振させ、かつそれらを交互に180゜位相をずらせ
て周波数変調させることにより、図12に示したよう
な、立ち上がり、立ち下がりが同時間のトライアングル
波(三角波)を得ることができる。このトライアングル
波によれば、エッチャントイオンを常に一定の加速度で
入射させることが可能である。もちろん前述の波形に限
らず、中央制御装置84による制御によって、他の波形
を創出させることも可能である。
【0069】以上のように基本波に対してその整数倍波
を適宜組み合わせて周波数変調させることにより、既述
のCF4ガス分子を始めとして、各種の反応性ガスのエ
ッチャントイオンの種類、質量に応じてそのイオンボン
バードの強弱を制御したり、さらにガス分子の解離を制
御したりすることによって、エッチングレートを向上さ
せて選択比の高いエッチング処理を被処理体に施すこと
が可能である。
【0070】このような周波数変調によって所望する所
定の波形を得るには、概ね基本波の7〜9倍波まで発振
させればよいので、前出パワーユニット81に設ける発
振器並びに対応する可変減衰器は、夫々発振器G1〜G
10、可変減衰器A1〜A10程度の数を装置しておけば、
実用上支障はない。また基本波に対して小電力で済むか
らレトロフィット改造に適し、コストも安価で実現可能
である。
【0071】もちろんエッチャントイオンの加速を制御
できるから、既述の第1の実施例で図った、ウエハW上
のチャージアップもキャンセルさせることが可能であ
る。
【0072】なお前出パワーユニット81において、ミ
キシング装置82と広帯域周波数増幅装置83との間
に、例えば電圧制御フィルタやノッチフィルタを介在さ
せて、フィルタのカットオフ周波数を変調させるように
してもよい。この場合には、エッチャントの発生効率と
載置台(下部電極)へのイオンの引き込み比率を可変で
きるという作用効果が得られる。
【0073】またさらに全体のDCバイアスを強制的に
変化させる機構として、例えば高周波成分をカットした
直流安定化電源を上部印加機構、又は下部印加機構のい
ずれか、あるいはその両方に設けてもよい。この場合に
は、エッチャントをウエハ上にフォーカスさせたり、発
散させたりすることができるという作用効果が得られ
る。
【0074】前記パワーユニット81は、基本波に対し
てその整数倍波を発振させて、これらを適宜組み合わせ
て周波数変調を行う構成を採っていたが、かかる構成を
有するパワーユニット81に代えて、図13に示したよ
うなパワーユニット91を用いてもよい。
【0075】このパワーユニット91は、発振器として
夫々工業用周波数や電波法適合周波数を有する複数、例
えば4つの発振器K1〜K4を具備し、夫々例えば発振器
1は380kHz、発振器K2は13.56MHz、発
振器K3は27.12MHz、発振器K4は40.68M
Hzの周波数の正弦波を出力する構成となっている。そ
して前記各発振器K1〜K4の出力は、夫々対応するタイ
ミングゲートT1〜T4に入力される。これらタイミング
ゲートT1〜T4は、中央制御装置92の制御によって、
ゲートを開閉するように構成され、いずれか1つのタイ
ミングゲートのみが開放するようになっている。
【0076】また前記中央制御装置92には、前記タイ
ミングゲートT1〜T4の開閉によって波形が切換わる際
の位相を補正して、これを連続波とするための位相補正
装置93が設けられている。そして前記各タイミングゲ
ートT1〜T4の開閉によって出力された信号は、出力信
号をミキシングするミキシング装置(又はコンバイン装
置)94によって、1つの連続波となって、増幅装置9
5及びブロッキングコンデンサ77を介して、処理室5
2内のサセプタ55に印加されるように構成されてい
る。
【0077】かかる構成を有するパワーユニット91を
使用すれば、例えば図14に示したような出力波形を持
ったパワーをサセプタ55に印加させることが可能とな
る。即ち、同図に示された波形は、波形自体は全て正弦
波であるが、例えば半周期又は1周期毎にその周波数が
変化し、周波数の高低がかかる周期毎に実現されてい
る。このような出力波形によれば、例えばエッチャント
イオンの入射エネルギーを、極めて微細にコントロール
することができ、より高いレベルでのエッチング特性の
制御が可能である。
【0078】このような周波数変調を行う場合、例えば
1秒、2秒というように時間単位で変調する方式も考え
られるが、既述の如く、かかるオーダーでの変調は、反
応ガス分子の解離時間と較べて極めて大きいため、エッ
チングレートの低下は避けられない。ところが前記した
ように、これを周期単位で変調させることにより、解離
反応を進行させない範囲で、エッチャントイオンの入射
エネルギーを制御してそのイオンボンバードを調整し、
エッチングレートを向上させることが可能である。従っ
て、異方性の高いエッチング処理を実施することが可能
となっている。しかも図14のグラフに示したように、
途中でインターバルPを設定して電力の印加を停止させ
ることも可能であり、より微細な制御が可能である。
【0079】またさらに前述のパワーユニット81、9
1に代えて、図15に示したパワーユニット101も提
案できる。このパワーユニット101は、振幅変調を行
うための構成を採っており、例えば13.56MHzの
周波数を発信する高周波電源102と、この高周波電源
102の出力波形における振幅を減衰するための可変減
衰器103と、前記可変減衰器103を経た出力を増幅
するための増幅器104と、整合器105とを有してお
り、この整合器105を経て前出処理室52内のサセプ
タ55に所定の高周波電力が印加されるように構成され
ている。
【0080】かかるパワーユニット101を用いて、例
えば図16に示された振幅変調を行って、上部電極72
とサセプタ55との間にプラズマを発生させると、次の
ようなプラズマ制御が可能である。まず同図のグラフで
示された振幅変調は、この振幅変調によって変調された
波形の頂点を結んだエンベロープと呼ばれる搬送波(図
16中の破線で示される)Cが、略台形波を形成するよ
うに行われている。そしてこの搬送波Cにおける、例え
ば図中の立ち上がり部A1、A2、平坦部S1、S2
3、S4、立ち下がり部D1、D2、D3の時間が、いず
れも10μsec.(秒)以下となるように設定されて
いる。
【0081】このように振幅変調した際に得られる搬送
波Cにおける少なくとも立ち上がり部と立ち下がり部
が、各々10μsec.(秒)以下となる波形によって
処理室52内にプラズマを発生させて、被処理体である
半導体ウエハWに対してエッチングを行うので、例えば
前出のように反応ガスとしてCF4を用いた場合に即し
て説明すると、このCF4の解離を最終段階まで進めな
いで、エッチャントイオンに入射エネルギーを加えるこ
とができ、エッチングレートを向上させることが可能で
ある。
【0082】なお図16では、搬送波Cは略台形波であ
って、その波形特性がリニアとなるように振幅変調させ
たが、もちろんこれに限らず、被処理体のエッチング対
象、エッチャントイオンの質量や種類に応じて、搬送波
Cの波形並びに増幅度を定めればよい。例えば搬送波C
における立ち上がり部と立ち下がり部が、階段状となっ
ているものでもよい。このような波形特性は、例えばA
/D変換器を用いて、変調を加えることによって得られ
る。
【0083】さらにまたそのように振幅変調によって搬
送波(エンベロープ)を構成する時点は、増幅プロセス
における初段、中間段、終段のいずれであってもよい。
但し、未だ出力が小さい、初段側の方が変調を加えやす
い。なお変調以後の増幅にあたっては、交流入力の全期
間に渡って出力電流を生ずるように構成されたA級増幅
モードが、出力の歪みが少ないので、より好ましい。
【0084】またかかるパワーユニット101を用いて
も、もちろん既述のチャージアップによる半導体ウエハ
W上のデバイス破壊を防止することが可能である。なお
前記した各パワーユニット81、91、101が使用さ
れる処理装置は、平行平板型RIE装置であったが、こ
れに限らず、例えば第1の実施例の際に使用した、マグ
ネトロンRIE装置に対しても適用できる。さらに被処
理体も既述の如き半導体ウエハに限らず、例えばLCD
基板であってもよい。
【0085】
【発明の効果】請求項1によれば、プラズマ密度を殆ど
低下させることなく、被処理体のチャージアップを防止
して、当該チャージアップ現象によるデバイスの破壊を
防止することが可能である。またそれを実現するための
構成も極めて簡易であり、例えば既存のプラズマ処理装
置に対して適用することができ、その際の変調方法も、
周波数変調並びに請求項2、7に記載したような振幅変
調の方式を採ることが可能である。
【0086】請求項3によれば、例えばプラズマエッチ
ング処理する場合、ガス分子の解離進行を抑えたり、エ
ッチャントイオンのイオンボンバードを制御することが
可能であり、その選択比を向上させて良好な異方性エッ
チングを実施することが可能である。
【0087】また請求項4によれば、任意の各種の波
形、例えばパルス波を始めとして、ソウトゥース波(鋸
歯状波)やトライアングル波(三角波)、ラムプ波(傾
斜波)を容易に創出させることができるので、プラズマ
処理における解離段階をさらに細かく制御したり、イオ
ンボンバードメントの制御を行うことが可能である。従
って、エッチングレートをより一層向上させることが可
能である。
【0088】また請求項5では、これら請求項3、4の
プラズマ処理方法において、より具体的に処理室内に導
入された反応ガスが最終段階の解離を起こさないよう
に、周波数変調の制御を行うように構成されているの
で、過剰なエッチャントイオンや不要な堆積物を生成す
ることはなく、エッチング処理における選択比を向上さ
せることができる。
【0089】さらに請求項6では、周波数信号を周期単
位に分割して、周波数変調を加えようにしているので、
周波数の高い部分で処理室内に導入された処理ガス分子
の解離を促進させたり、あるいは周波数の低い部分でイ
オンボンバードメントを大きくすることができ、しかも
精緻な、精度の高い制御が可能となる。
【0090】また請求項7によれば、振幅変調に基づい
て、処理室内のガス分子の解離の制御を行うことがで
き、また制御しやすいものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を実施する際に用いたマ
グネトロンRIE装置の側面の説明図である。
【図2】半導体ウエハがチャージアップされた様子を示
す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例を実施する際に用いた平
行平板型RIE装置の側面の説明図である。
【図4】図3の平行平板型RIE装置に使用されるパワ
ーユニットの説明図である。
【図5】図4のパワーユニットを用いて周波数変調して
ソウトゥース波(鋸歯状波)を得る際の、基本波及び整
数倍波のスペクトラムと増幅度との関係を示すグラフで
ある。
【図6】図5に示された基本波及び整数倍波のスペクト
ラムと増幅度との関係によって周波数変調されて得たソ
ウトゥース波(鋸歯状波)の波形を示すグラフである。
【図7】図4のパワーユニットを用いて周波数変調して
対称矩形波を得る際の基本波及び整数倍波のスペクトラ
ムと増幅度との関係を示すグラフである。
【図8】図7に示された基本波及び整数倍波のスペクト
ラムと増幅度との関係によって周波数変調されて得た矩
形波の波形を示すグラフである。
【図9】図4のパワーユニットを用いて周波数変調して
非対称矩形波を得る際の基本波及び整数倍波のスペクト
ラムと増幅度との関係を示すグラフである。
【図10】図9に示された基本波及び整数倍波のスペク
トラムと増幅度との関係によって周波数変調されて得た
非対称矩形波の波形を示すグラフである。
【図11】図4のパワーユニットを用いて周波数変調し
てトライアングル波(三角波)を得る際の基本波及び整
数倍波のスペクトラムと増幅度との関係を示すグラフで
ある。
【図12】図11に示された基本波及び整数倍波のスペ
クトラムと増幅度との関係によって周波数変調されて得
たトライアングル波(三角波)の波形を示すグラフであ
る。
【図13】図3の平行平板型RIE装置に使用されるパ
ワーユニットの他の例の説明図である。
【図14】図13に示されたパワーユニットを用いて周
波数変調して得られた出力の波形を示すグラフである。
【図15】図3の平行平板型RIE装置に使用されるパ
ワーユニットの他の例の説明図である。
【図16】図15に示されたパワーユニットを用いて振
幅変調して得られた出力の波形を示すグラフである。
【符号の説明】
1 マグネトロンRIE装置 2 処理室 8 サセプタ 21 高周波電源 22 低周波電源 23 変調装置 25 コントローラ 42 上部電極 46 永久磁石 W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田野 好伸 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電力によって処理室内にプラズマ
    を発生させ、当該処理室内の被処理体に対して前記プラ
    ズマ雰囲気の下で処理を施す方法において、前記高周波
    電力に低周波電力による周波数変調を加えたことを特徴
    とする、プラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 高周波電力によって処理室内にプラズマ
    を発生させ、当該処理室内の被処理体に対して前記プラ
    ズマ雰囲気の下で処理を施す方法において、前記高周波
    電力に低周波電力による振幅変調を加えたことを特徴と
    する、プラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 電流方向が経時変化する電力を用いて処
    理室内にプラズマを発生させ、当該処理室内の被処理体
    に対して前記プラズマ雰囲気の下で処理を施す方法にお
    いて、基本周波数を有する電力に、当該基本周波数のn
    倍(n=整数)の周波数によって周波数変調を加えるこ
    とを特徴とする、プラズマ処理方法。
  4. 【請求項4】 電流方向が経時変化する電力を用いて処
    理室内にプラズマを発生させ、当該処理室内の被処理体
    に対して前記プラズマ雰囲気の下で処理を施す方法にお
    いて、基本周波数を有する電力に、当該基本周波数のn
    倍(n=整数)でかつ相互に異なった複数の周波数によ
    って周波数変調を加えることを特徴とする、プラズマ処
    理方法。
  5. 【請求項5】 処理室内に導入された処理ガスが、発生
    したプラズマによって最終段階の解離を起こさないよう
    に、前記周波数変調を制御することを特徴とする、請求
    項3又は4に記載のプラズマ処理方法。
  6. 【請求項6】 高周波電力によって処理室内にプラズマ
    を発生させ、当該処理室内の被処理体に対して前記プラ
    ズマ雰囲気の下で処理を施す方法において、周波数信号
    を周期単位に分割して、周波数変調を加えることを特徴
    とする、プラズマ処理方法。
  7. 【請求項7】 高周波電力によって処理室内にプラズマ
    を発生させ、当該処理室内の被処理体に対して前記プラ
    ズマ雰囲気の下で処理を施す方法において、前記高周波
    電力に対して振幅変調を加え、その結果得られた搬送波
    形における立ち上がり部と立ち下がり部の時間がいずれ
    も10μsec.以下となるようにしたことを特徴とす
    る、プラズマ処理方法。
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