JPH06338192A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JPH06338192A
JPH06338192A JP12933593A JP12933593A JPH06338192A JP H06338192 A JPH06338192 A JP H06338192A JP 12933593 A JP12933593 A JP 12933593A JP 12933593 A JP12933593 A JP 12933593A JP H06338192 A JPH06338192 A JP H06338192A
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JP
Japan
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bit line
memory cell
circuit
data
semiconductor memory
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JP12933593A
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English (en)
Inventor
Yuichi Tatsumi
巳 雄 一 辰
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビット線に対する過充電を防止することによ
り、十分な信頼性を得ることができる半導体メモリを提
供する。 【構成】 ビット線BL′の電位Vinを基準電位Vref
に一致させる際に、ローアドレスのみを変化させること
によりメモリセルの選択が行われた場合には、入力パル
ス信号STのみがオンとなって、トランジスタP5,P
6のみをオンさせて小電流の充電を所定時間(パルス信
号STのパルス幅に相当する時間)行い、カラムアドレ
スの変化を伴うメモリセルの選択が行われた場合には、
入力パルス信号ST,ST1がオンとなって、トランジ
スタP5,P6,P8をオンさせて大電流の充電を所定
時間行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリに関し、
特に、メモリセルから読み出したデータとダミーセルか
らのデータとを検知回路で比較し、この比較結果に応じ
た出力データを出力する半導体メモリに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体メモリとして、アドレス変
化検知回路を用いたものが、すでに技術開示されている
(特開平2−139796号公報等)。
【0003】図4は、このような半導体メモリの一従来
例を示すブロック図である。
【0004】同図において、A0 〜Ai はローアドレス
信号であり、ローアドレスバッファ回路1によって増幅
・整形された後、ローデコーダ回路2に入力される。ま
た、Bi+1 〜Bj はカラムアドレス信号であり、カラム
アドレスバッファ回路3によって増幅・整形された後、
カラムデコーダ回路4に入力される。
【0005】そして、ローデコーダ回路2はメモリセル
アレイ5が備えた複数のワード線(図示せず)から1本
を選択し、カラムデコーダ回路4はカラム選択ゲート6
を制御してメモリセルアレイ5のビット線を選択する。
これによって、メモリセルアレイ5内のメモリセル(図
示せず)が1個選択され、当該メモリセルに記憶された
情報がセンスアンプ7に入力される。
【0006】また、ローアドレスバッファ回路1から出
力されたローアドレス信号およびカラムアドレスバッフ
ァ回路3から出力されたカラムアドレス信号は、それぞ
れ、アドレス変化パルス発生回路20にも、入力され
る。
【0007】アドレス変化検知回路11aはローアドレ
ス信号を取り込み、このローアドレス信号の示す値が変
化すると、検知信号を出力する。同様に、アドレス変化
検知回路11bはカラムアドレス信号を取り込み、この
カラムアドレス信号の示す値が変化すると、検知信号を
出力する。これらのアドレス変化検知回路11a,11
bが出力した検知信号は、それぞれOR回路14に入力
される。OR回路14は、いづれかの検知信号が入力さ
れると、コントロール回路12に対してアドレス変化検
知信号ATDを出力する。
【0008】コントロール回路12は、このアドレス変
化検知信号ATDを入力すると、パルス信号ST,DL
Y,/CEDを生成し、それぞれ、センスアンプ回路
7、データ遅延回路9および出力バッファ制御回路10
に対して出力する。
【0009】センスアンプ7は、カラム選択ゲート6か
ら入力した情報の値(すなわち“0”または“1”)を
検知して、この情報を増幅した信号を出力する。このと
き、コントロール回路12から入力した信号STによる
制御によって高速の出力動作が可能となるが、詳細は後
述する。そして、センスアンプ7の出力信号は、データ
遅延回路9で所定の遅延時間を与えられた後、出力バッ
ファ回路8から出力される。
【0010】データ遅延回路9は、アドレス変化検知信
号ATDが発生している期間中は遅延時間が短くなるよ
うに、信号DLYによって制御される。また、出力バッ
ファ制御回路10は/CEDを入力すると、信号/OE
iを出力する。この信号/OEiにより出力バッファ回
路8は、アドレス変化検知信号ATDが発生している期
間中はインピーダンスが高くなる。データ遅延回路9お
よび出力バッファ回路8をこのように制御することによ
り、データ出力に伴って電源電圧が変動した場合の誤デ
ータの出力を防止することができるが、公知技術である
ので(上記公報参照)、詳細は省略する。
【0011】図5は、図4に示したローデコーダ2、カ
ラムデコーダ4、メモリセルアレイ5、カラム選択ゲー
ト6およびセンスアンプ7の構成を示すものである。
【0012】同図において、メモリセルアレイ5は、メ
モリセルを構成する浮遊ゲート型MOSトランジスタM
C1〜MCnと、ダミーセルとしての浮遊ゲート型MO
SトランジスタMCmとを備えている。そして、ローデ
コーダ回路2がワード線WLmを選択すると、MOSト
ランジスタMC1〜MCnは記憶データ(“0”レベル
または“1”レベル)をビット線BL1〜BLnにそれ
ぞれ出力し、また、MOSトランジスタMCmはダミー
データをダミービット線BLmに出力する。
【0013】カラム選択ゲート6は、カラム選択ゲート
用トランジスタBT1〜BTnと、ダミービット線選択
用トランジスタBTmとを備えている。そして、カラム
選択ゲート用トランジスタBT1〜BTnのいづれかを
カラムデコーダ回路4が選択すると、ビット線BL1〜
BLnのうち、選択されたカラム選択ゲート用トランジ
スタBT1〜BTnに対応するものが、ビット線BLと
導通する。これにより、MOSトランジスタMC1〜M
Cnが出力した記憶データのうち、選択された1個の記
憶データのみが、ビット線BL上に出力される。また、
ダミービット線選択用トランジスタBTmは、ゲートが
電源VCCに接続されて常にオン状態であり、MOSトラ
ンジスタMCmから出力されたダミーデータをそのまま
出力する。
【0014】センスアンプ7は、負荷回路LD1,LD
2、差動増幅型のセンスアンプ回路28、Nチャネルト
ランジスタN6とPチャネルトランジスタP3とからな
るCMOSトランスファゲートおよびNチャネルトラン
ジスタN5を備えている。そして、ビット線BLから負
荷回路LD1のビット線BL′に供給される電位Vin
(メモリセルアレイ5読み出された記憶データに該当す
る)と、ダミービット線DBLから負荷回路LD2のダ
ミービット線DBL′に供給される基準電位Vref と
を、センスアンプ回路28で比較することにより、メモ
リセルアレイ5から読み出した記憶データが“0”レベ
ルであるか“1”レベルであるかの検知を行う。
【0015】ここで、ビット線BL′およびダミービッ
ト線DBL′に電位が供給される前に、信号STおよび
その反転信号/STを入力することにより、ビット線B
L′の電位は、一旦、“0”レベルと“1”レベルとの
中間の値(すなわち、基準電位Vref と同じ値)に設定
される。これにより、ビット線BL′の電位を“0”レ
ベルから“1”レベルに変化させたり“1”レベルから
“0”レベルに変化させたりする場合と比較して、信号
電位の供給に要する時間を半分にすることができるの
で、センスアンプ7の動作を高速化することができる。
【0016】図6は、記憶データとして“0”レベル
(ハイレベル)を出力した後で、次の記憶データとして
“1”レベル(ローレベル)を出力するときの、電位V
inおよび基準電位Vref の変化を模式的に示すタイミン
グ波形図である。
【0017】同図において、(a)は信号ST,/ST
を用いた上述のごとき制御を行わない場合を示し、
(b)は上述のごとき制御を行った場合を示している。
同図からわかるように、信号ST,/STを用いて予め
ビット線BL′の電位を基準電位Vref と同じ値に設定
する場合は、記憶データとして“1”レベルが出力され
るまでの時間(すなわち、Vin<Vref となるまでの時
間)を短くすることができる。
【0018】また、図7は、記憶データとして“1”レ
ベルを出力した後で、次の記憶データとして“0”レベ
ルを出力するときの、電位Vinおよび基準電位Vref の
変化を模式的に示すタイミング波形図である。
【0019】同図において、(a)は信号ST,/ST
を用いた上述のごとき制御を行わない場合を示し、
(b)は上述のごとき制御を行った場合を示している。
同図からわかるように、この場合も、信号ST,/ST
を用いて予めビット線BL′の電位を基準電位Vref と
同じ値に設定する場合は、記憶データとして“0”レベ
ルが出力されるまでの時間(すなわち、Vin>Vref と
なるまでの時間)を短くすることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような半導体メモ
リにおいて、信号STがオン(ローレベル)となる時間
は、ビット線に付加されている静電容量に応じて決定さ
れる。
【0021】ビット線に付加される静電容量は、主とし
て、メモリセルのドレイン・ジャンクション容量によっ
て生じる静電容量と、他のビット線との間で生じる配線
間容量とからなる。
【0022】図8は、メモリセル5の構造を概略的に示
す断面図である。同図に示したように、基板81にはソ
ースSおよびドレインDが設けられ、さらに、ゲート酸
化膜82を介して浮遊ゲートGが設けられている。そし
て、浮遊ゲートGの上には、絶縁膜83を介してワード
線WLjが設けられ、さらに、絶縁膜84を介してビッ
ト線BLiが設けられている。また、各ドレインDとビ
ット線BLiとは、コンタクトホールに堆積された導電
性材料による配線85によって、接続されている。この
ドレインDと基板81との間に、ジャンクション容量が
生じる。
【0023】近年は、記憶容量の増大化に伴い、1本の
ビット線に接続されるメモリセルの数も増大する傾向に
ある。このため、ビット線に付加されるジャンクション
容量が増大するとともに、ビット線の物理的な長さも増
大し、したがって、ビット線に付加される静電容量は増
大する傾向にある。
【0024】このようにビット線の静電容量が大きくな
ると、カラムアドレスのみを順次切り換えて記憶データ
の読み出しを行う場合に、ビット線BL′の電位を0ボ
ルトから基準電位Vref まで充電するためには、膨大な
静電容量の付加されているビット線を充電しなければな
らないので、その分、信号STがオン(ローレベル)と
なる時間を長くしなければならない。
【0025】しかしながら、このような場合に合わせて
信号STのオン時間を決定すると、今度は、ローアドレ
スのみを順次切り換えて記憶データの読み出しを行う場
合に過充電となってしまい、ビット線の電位が必要以上
に上昇してしまう。
【0026】このような過充電は、以下のような理由に
よって記憶データの破壊を招き、半導体メモリの信頼性
を低下させる原因となる。
【0027】図8に示したような浮遊ゲート構造のメモ
リセルでは、浮遊ゲートGに電子が注入されてセルトラ
ンジスタのしきい値電圧が上昇した状態を“0”とし、
電子が注入されていないためにしきい値電圧が通常の値
をとる状態を“1”としている。ところが、記憶データ
の読み出し時に、ビット線に常に一定値以上の電圧を印
加しておくと、このビット線に接続された各セルトラン
ジスタのドレインDに電圧が印加された状態となるた
め、浮遊ゲート内の電子がドレインD側に移動して、セ
ル・トランジスタのしきい値が低下してしまう。このた
め、セルトランジスタの記憶データが、“0”から
“1”に変化してしまう場合がある。
【0028】通常、半導体メモリの寿命は10年である
ため、一旦書き込まれたデータも10年間は内容が変化
しないとの保証を行う必要がある。しかしながら、上述
のような過充電が行われた場合は、10年以内にデータ
が変化してしまうおそれがあり、十分な信頼性を得るこ
とができなかった。
【0029】本発明は、このような従来技術の欠点に鑑
みてなされたものであり、ビット線に対する過充電を防
止することにより、十分な信頼性を得ることができる半
導体メモリを提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる半導体メ
モリは、メモリセルアレイの中から任意のメモリセルを
選択して当該メモリセルが記憶するセルデータをビット
線上に出力するとともに、基準電位を与えるダミーデー
タをダミービット線上に出力し、前記記憶データと前記
ダミーデータとをセンスアンプ回路で比較して、当該比
較結果を記憶データとして出力する半導体メモリにおい
て、前記センスアンプ回路が、ローアドレスのみを変化
させることにより前記メモリセルの選択が行われた場合
にはこのビット線に対する小電流の充電を所定時間行
い、カラムアドレスの変化を伴う前記メモリセルの選択
が行われた場合にはこのビット線に大電流の充電を前記
所定時間行う充電回路を備えたことを特徴とする。
【0031】
【作用】ローアドレスのみを変化させることによりメモ
リセルの選択が行われた場合にはビット線の充電を小電
流で行い、カラムアドレスの変化を伴うメモリセルの選
択が行われた場合にはビット線の充電を大電流で行うこ
とにより、ローアドレスのみを変化させた場合にビット
線に対して過充電が行われてしまうことを防止し、これ
により半導体メモリの信頼性を向上させる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を用
いて説明する。
【0033】図1は、本実施例に係わる半導体メモリの
構成を概略的に示すブロック図である。同図に示したよ
うに、本実施例の半導体メモリは、アドレス変化パルス
発生回路20内に第2のコントロール回路13を設けた
点と、この第2のコントロール回路13の出力信号ST
1を入力して後述の制御を行うようにセンスアンプ7′
を構成した点とで、図4に示した従来の半導体メモリと
異なる。他の部分の構成については、図4、図5に示し
た従来の半導体メモリと同様であるので、説明を省略す
る。
【0034】コントロール回路13は、アドレス変化検
知回路11bがカラムアドレスの変化を検知した場合
に、この検知結果を入力してパルス信号ST1を出力す
る。このパルス信号ST1のパルス幅は、コントロール
回路12が出力するパルス信号STのパルス幅と同一で
ある。
【0035】図2は、図1に示したセンスアンプ7′の
回路構成を示す回路図である。
【0036】センスアンプ7は、負荷回路LD1,LD
2、差動増幅型のセンスアンプ回路28、Nチャネルト
ランジスタN6とPチャネルトランジスタP3とからな
るCMOSトランスファゲートおよびNチャネルトラン
ジスタN5を備えている。
【0037】負荷回路LD1において、トランジスタT
11〜T19はトランジスタT10の負荷を制御する負荷制御
回路を、トランジスタT41〜T45,P5,P8は充電回
路を、放電用トランジスタP9は放電回路を、それぞれ
構成する。本実施例のセンスアンプ7′は、負荷回路L
D1の充電回路にトランジスタP8,T45を追加した点
と、放電用トランジスタP9からなる放電回路を設けた
点とが、従来の半導体メモリのセンスアンプ7(図5参
照)と異なる。
【0038】また、負荷回路LD2において、トランジ
スタT21〜T29はトランジスタT20の負荷を制御する負
荷制御回路を構成し、トランジスタT51〜T55は充電回
路を構成する。
【0039】センスアンプ回路28は、トランジスタT
31〜T34,P4,N7によって構成されている。
【0040】以下、このような構成のセンスアンプ7′
において、ビット線BL′の電位を0ボルトから基準電
位Vref まで充電する際の動作について、説明する。
【0041】まず、アドレス変化パルス発生回路20
(図1参照)においてローアドレスの変化のみが検知さ
れた場合、すなわちパルス信号STがオンとなり、且
つ、パルス信号ST1がオフのままである場合につい
て、図3(a)〜(c)を用いて説明する。
【0042】この場合、パルス信号STがローレベルと
なることにより(図3(b)参照)、パルス信号/ST
はハイレベルとなる。これにより、トランジスタN5,
N6,P3がそれぞれオンするので、ビット線BL′と
ダミービット線DBL′とが短絡状態となる。これによ
り、ビット線BL′の電位Vinが、0ボルトから基準電
位Vref まで充電される(同図(a)参照)。
【0043】このとき、負荷回路LD1のトランジスタ
P5および負荷回路LD2のトランジスタP6がオンす
ることにより、電源Vccからビット線BL′およびダミ
ービット線DBL′に電流が供給される。これにより、
負荷回路LD1,LD2の電流供給能力は、通常の読み
出し時よりも大きくなる。ただし、パルス信号ST1が
オフ(ハイレベル)のままなので(同図(c)参照)、
トランジスタP8はオフのままである。したがって、ロ
ーアドレスのみが変化した場合の電流供給能力は、カラ
ムアドレスの変化を伴う場合(後述)よりも小さくな
る。また、パルス信号ST1がオフであることにより、
トランジスタP9もオフのままである。
【0044】その後、パルス信号STの信号値がローレ
ベルからハイレベルに戻ると(同図(b)参照)、トラ
ンジスタN5,N6,P3,P5,P6がオフとなる。
そして、メモリセルから読み出されたデータに対応する
電位(ここではハイレベル)がビット線BL′に印加さ
れる(同図(a)参照)。
【0045】次に、アドレス変化パルス発生回路20
(図1参照)においてカラムアドレスの変化が検知され
た場合(カラムアドレスのみが変化した場合およびカラ
ムアドレスとローアドレスとが共に変化した場合)、す
なわちパルス信号STおよびパルス信号ST1が共にオ
ンとなる場合について、図3(d)〜(f)を用いて説
明する。
【0046】この場合も、パルス信号STがローレベル
(図3(e)参照)、パルス信号/STがハイレベルと
なるので、トランジスタN5,N6,P3がそれぞれオ
ンし、ビット線BL′とダミービット線DBL′とが短
絡状態となる。これにより、ビット線BL′の電位Vin
が、0ボルトから基準電位Vref まで充電される(同図
(d)参照)。また、上述の場合と同様、負荷回路LD
1のトランジスタP5および負荷回路LD2のトランジ
スタP6がオンして電源Vccからビット線BL′および
ダミービット線DBL′に電流が供給される。
【0047】ここで、カラムアドレスの変化が検知され
た場合には、パルス信号ST1もローレベルとなるので
(同図(f)参照)、トランジスタP8もオンする。し
たがって、カラムアドレスの変化が検知された場合の電
流供給能力は、ローアドレスのみの変化を伴う場合(上
述)よりも大きくなる。
【0048】さらに、この場合には、放電用トランジス
タP9もオンする。放電用トランジスタP9に流れる電
流値(すなわち放電の電流値)は、このトランジスタP
9のドレイン電圧すなわちビット線BL′の電位によっ
て決定される。したがって、ビット線BL′の過放電を
防止することができる。
【0049】その後、パルス信号ST,ST1の信号値
がローレベルからハイレベルに戻ると(同図(e),
(f)参照)、トランジスタN5,N6,P3,P5,
P6,P8,P9がオフとなり、メモリセルから読み出
されたデータに対応する電位(ここではハイレベル)が
ビット線BL′に印加される(同図(d)参照)。
【0050】このように、本実施例の半導体メモリによ
れば、ビット線BL′の電位Vinを基準電位Vref に一
致させる際に、ローアドレスのみを変化させることによ
りメモリセルの選択が行われた場合にはトランジスタP
5,P6のみをオンさせて小電流の充電を所定時間(パ
ルス信号STのパルス幅に相当する時間)行い、カラム
アドレスの変化を伴うメモリセルの選択が行われた場合
にはトランジスタP5,P6,P8をオンさせて大電流
の充電を所定時間行うように、センスアンプ回路7′の
充電回路を構成した。したがって、ローアドレスのみを
変化させた場合でも、ビット線に対して過充電が行われ
てしまうおそれがない。
【0051】また、本実施例の半導体メモリでは、カラ
ムアドレスの変化を伴うメモリセルの選択が行われた場
合には放電用トランジスタP9によってビット線BL′
の放電を行うこととしたので、カラムアドレスの変化を
伴う場合の過充電も併せて防止することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の半
導体メモリによれば、ビット線に対する過充電を防止す
ることが可能となる。したがって、各セルを構成するト
ランジスタのドレインに高電圧が印加されることがな
く、このため、これらのトランジスタのしきい値を変動
させることがないので、半導体メモリの信頼性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる半導体メモリの構成
を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1に示したセンスアンプの回路構成を示す回
路図である。
【図3】(a)〜(f)ともに、図1に示したセンスア
ンプの動作を説明するためのタイミング波形図である。
【図4】従来の半導体メモリの構成を概略的に示すブロ
ック図である。
【図5】図4に示した半導体メモリの主要部の構成を詳
細に示す回路図である。
【図6】(a),(b)ともに、従来の半導体メモリの
動作を説明するためのタイミング波形図である。
【図7】(a),(b)ともに、従来の半導体メモリの
動作を説明するためのタイミング波形図である。
【図8】メモリセルの構造を概略的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ローアドレスバッファ回路 2 ローデコーダ回路 3 カラムアドレスバッファ回路 4 カラムデコーダ回路 5 メモリセル 6 カラム選択ゲート 7′ センスアンプ 8 出力バッファ回路 9 データ遅延回路 10 出力バッファ制御回路 11a,11b アドレス変化検知回路 12,13 コントロール回路 14 OR回路 20 アドレス変化パルス発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルアレイの中から任意のメモリセ
    ルを選択して当該メモリセルが記憶するセルデータをビ
    ット線上に出力するとともに、基準電位を与えるダミー
    データをダミービット線上に出力し、前記記憶データと
    前記ダミーデータとをセンスアンプ回路で比較して、当
    該比較結果を記憶データとして出力する半導体メモリに
    おいて、 前記センスアンプ回路が、ローアドレスのみを変化させ
    ることにより前記メモリセルの選択が行われた場合に
    は、このビット線に対する小電流の充電を所定時間行
    い、カラムアドレスの変化を伴う前記メモリセルの選択
    が行われた場合には、このビット線に大電流の充電を前
    記所定時間行う充電回路を備えたことを特徴とする半導
    体メモリ。
  2. 【請求項2】前記センスアンプ回路が、ローアドレスの
    みを変化させることにより前記メモリセルの選択が行わ
    れた場合には、前記セルデータが前記ビット線上に出力
    される前に、このビット線に対する小電流の充電を所定
    時間行うことにより、このビット線の電位を前記基準電
    位に一致させ、カラムアドレスの変化を伴う前記メモリ
    セルの選択が行われた場合には、前記セルデータが前記
    ビット線上に出力される前に、このビット線に大電流の
    充電を前記所定時間行うことにより、このビット線の電
    位を前記基準電位に一致させる、充電回路を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】前記センスアンプ回路が、ローアドレスの
    みを変化させることにより前記メモリセルの選択が行わ
    れた場合には前記充電回路による前記ビット線への充電
    が行われている間中このビット線の電位に応じた放電を
    行う放電回路を備えたことを特徴とする請求項1または
    2記載の半導体メモリ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098013A1 (ja) * 2005-03-16 2006-09-21 Spansion Llc 記憶装置、および記憶装置の制御方法
JP2010182346A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Toshiba Corp 半導体集積回路

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