JPH0633805Y2 - 鉢物栽培装置 - Google Patents

鉢物栽培装置

Info

Publication number
JPH0633805Y2
JPH0633805Y2 JP1990116890U JP11689090U JPH0633805Y2 JP H0633805 Y2 JPH0633805 Y2 JP H0633805Y2 JP 1990116890 U JP1990116890 U JP 1990116890U JP 11689090 U JP11689090 U JP 11689090U JP H0633805 Y2 JPH0633805 Y2 JP H0633805Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pot
support plate
insertion hole
cultivation apparatus
supporting frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990116890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0474937U (ja
Inventor
虎男 宮崎
久男 佐藤
博 岩重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Kako Corp
Original Assignee
Yazaki Kako Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Kako Corp filed Critical Yazaki Kako Corp
Priority to JP1990116890U priority Critical patent/JPH0633805Y2/ja
Publication of JPH0474937U publication Critical patent/JPH0474937U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0633805Y2 publication Critical patent/JPH0633805Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、苺や花卉等の稚苗を鉢物として育成する鉢物
栽培装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の鉢物栽培装置として、例えば第6図に示
すように、アングル等からなる支枠21の上部に多孔板や
エキスパンドメタル等からなるポット支持プレート22を
張設してなり、播種又は稚苗を植栽した極薄のPE(ポリ
エチレン)ポットからなる鉢物23をポット支持プレート
22上に載置する植物栽培用ベンチが知られている(実公
昭52-8672号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の鉢物栽培装置においては、鉢
物をポット支持プレートにそっと置いてあるだけなの
で、特に径の小さな細長いポットは、少しの衝撃で転倒
し易く不安定である。
又、水や肥料等を施すときにポットに入らずにこぼれて
しまい不経済となっている。
そこで、本考案は、ポットを安定して支持し得ると共
に、水や肥料等のポット外への散乱を防止し得る鉢物栽
培装置の提供を目的とする 〔課題を解決するための手段〕 前記課題を解決するため、本考案の鉢物栽培装置は、樹
脂被覆鋼管を樹脂継手により継ぎ合わせて組み立てら
れ、適当な高さを備えた支枠と、支枠に両側の半円弧状
のパイプ係合部を介して載架可能な方形板状に設けると
共に、漏斗状の複数の凹部をその隣接する境界部分を上
方へ凸の円弧状をなさしめて格子状に設け、かつ各凹部
の中央にポット挿入孔を設けたポット支持プレートと、
ポット支持プレートのポット挿入孔に挿入可能な有底筒
状に設け、かつ開口端部に鍔を設けたポットとを有する
ものである。
又、上記構成の鉢物栽培装置において、ポットの筒部を
鍔の上方に延長し、この延長筒部の鍔の直近上部に透孔
又はスリットを設けたものである。
〔作用〕
上記手段においては、ポット支持プレートが適当な高さ
に配置されると共に、その両側のパイプ係合部が苗運搬
車等の走行レールとして機能し、かつ隣接する凹部の境
界部分における上方へ凸の円弧状をなす突条が補強リブ
及び肥料等の堆積防止の機能を奏する一方、ポット挿入
孔へのポットの挿入により、ポットが鍔により上端部で
吊持された状態でポット支持プレートに支持されると共
に、ポットが凹部の最も深い位置において開口され、か
つ日光が凹部で反射されて稚苗に集光する一方、ポット
への直射日光がポット支持プレートで遮られる。
又、延長筒部を設けることにより、この延長筒部が把手
部分又は稚苗支持部として機能する。
ポット支持プレート及びポットは、耐食性に優れたも
の、例えば、PE、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩
化ビニル)等の合成樹脂によって形成することが好まし
い。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面と共に説明する。
第1図は鉢物栽培装置の斜視図であり、図中1は所要寸
法(例えば高さ60cm、幅60cm、長さ10m)の支枠で、鋼
管の外周にABS等の合成樹脂を接着被覆した外径28〜32m
m位の樹脂被覆鋼管2を被覆樹脂と同様の合成樹脂から
なる樹脂継手3により継ぎ合わせて組み立てられてい
る。
4はPE樹脂からなる縦90cm、横60cmの方形板状のポット
支持プレートで、第2図に詳記するように、苗運搬車等
の走行レールを兼ねるべく両側長辺部に設けた半円弧状
のパイプ係合部5を支枠1の上部両側の樹脂被覆鋼管2
に係合することにより支枠1に載架可能に設けられ、こ
の載架による自重や後述する鉢物の支持によって変形し
ない程度の厚さを有しており、真空成形や射出成形等に
よって形成される。ポット支持プレート4には、1辺が
15cmの方形となるように縦横に画成(縦4列、横6列)
した各区画毎に漏斗状の凹部6が設けられ、隣接する凹
部6の境界部分は、ポット支持プレート4自体の強度を
高め、かつ肥料等が堆積しないように、上方へ凸の円弧
状の突条に設けられている。そして、各凹部6の中央に
は、後述するポットが挿入される円形のポット挿入孔7
(直径55mm)が設けられ、このポット挿入孔7の周辺の
凹部6には、ポットの鍔が係合される円形の係合段部8
(内径62mm)が設けられている。
なお、ポット支持プレート4の大きさは、60cm×90cmに
限らず栽培植物の種類によって60cm×105cm、90cm×105
cmあるいは1m×2m等に種々の大きさに設定すればよく、
同様に凹部6やポット挿入孔7等の大きさや数を変更し
てもよい。
9はポット支持プレート4と同様にPE樹脂からなり、ポ
ット挿入孔7に挿入可能な有底円筒状(外径52mm、長さ
120mm、肉厚1mm)のポットで、第3図に詳記するよう
に、筒部9aには、底部9b側が幾分小径となるテーパが付
され、かつ底部9bには、複数の排水孔10が設けられる一
方、筒部9aの開口端部には、円形の鍔11(外径60mm、幅
5mm)が設けられている。
なお、ポット9は、上述したものに限らず、例えば第4
図に示すように、筒部9aを鍔11の上方に延長して延長筒
部91aとし、この延長筒部91aの鍔11の直近上部に透孔12
又はスリットを設けたポット91としてもよく、又、筒部
9aや鍔11の寸法や形状(例えば方形、六角形)を変えて
もよい。このように延長筒部91aを設けることにより、
この延長筒部91aが把手部又は稚苗支持部として機能
し、作業性や稚苗の育成に効果的となる。
上記構成の鉢物栽培装置により、鉢物、例えば苺の稚苗
を栽培するには、まず、複数枚(本実施例においては11
枚)のポット支持プレート4を両側のパイプ係合部5を
介し支枠1に載置し、かつ各ポット支持プレート4のポ
ット挿入孔7にポット9を挿入し、その鍔11で係止させ
た後、配合された土壌13(第5図参照)をポット支持プ
レート4上に薄く撒いた。
土壌13は、凹部6の傾斜にそって自然に滑落してポット
9に入り、一杯になったところで稚苗14を植えて鉢物15
として育成した。
鉢物15の育成中、適宜に水や液状もしくは粒状の肥料等
をポット支持プレート4上に撒いたところ、土壌13と同
様に全てポット9中に入り、無駄が生じなかった。
又、鉢物15は、極めて安定して支持され、上記施肥等の
際に転倒したりすることは全くなかった。
更に、日光が凹部6で反射されて稚苗に集光し、その良
好な発育が促される一方、ポット9への直射日光がポッ
ト支持プレート4で遮られて、毛根焼けを起こすことな
く、稚苗の生長が極めて順調であった。
所定の育苗期間経過後、定植のためポット9をポット挿
入孔7から抜き取り、ポット9を逆さまにして一寸衝撃
を加えたところ、苗16は、第5図に示すように、根17が
細長く成長しているので、ポット9から簡単に抜け、そ
の損傷等が生じなかった。
なお、上記鉢物栽培装置は、その長手方向と平行に多数
配列すると共に、その支枠1間にレールを敷設し、その
上をキャスターのついた作業台車を走行させて苗の収穫
を行ったところ、重心が下となり作業し易く、又、その
レールを使用して腰掛用台車を使用したところ、収穫作
業に負担がかからず能率がよかった。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、ポット支持プレートが適
当な高さに配置され、かつその両側のパイプ係合部が苗
運搬車等の走行レールとして機能するので、楽な姿勢で
各種の作業を軽快かつ能率よく行うことができ、又、隣
接する凹部の境界部分における上方へ凸の円弧状をなす
突条が補強リブ及び肥料等の堆積防止の機能を奏するの
で、ポット支持プレート自体の強度を高めることができ
ると共に、肥料等を有効に活用することができる一方、
ポットと挿入孔へのポットの挿入により、ポットが鍔に
より上端部で吊持された状態でポット支持プレートに支
持されるので、従来のもののように鉢物が転倒したり落
下したりすることがなく、極めて安定して支持すること
ができると共に、ポットが凹部の最も深い位置において
開口されるので、ポット支持プレート上に撒布された水
や肥料等が全て自然にポットに流入することとなり、多
数のポットに対する水や肥料等の撒布を一括して無駄な
く行うことができ、かつ日光が凹部で反射されて稚苗に
集光するので、その発育が良好となる一方、ポットへの
直射日光がポット支持プレートで遮られるので、毛根焼
けを起こすことなく、稚苗の生長が極めて順調となる。
又、延長筒部を設けることにより、この延長筒部が把手
部又は稚苗支持部として機能するので、ポットの抜き差
しを容易に行うことができると共に、稚苗の育成を良好
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は鉢
物栽培装置の斜視図、第2図はポット支持プレートの斜
視図、第3図、第4図はそれぞれポットの縦断面、第5
図は第1図におけるV−V線拡大断面図、第6図は従来
の鉢物栽培装置の斜視図である。 1…支枠、4…ポット支持プレート 6…凹部、7…ポット挿入孔 9…ポット、11…鍔 12…透孔、91…ポット 91a…延長筒部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂被覆鋼管を樹脂継手により継ぎ合わせ
    て組み立てられ、適当な高さを備えた支枠と、支枠に両
    側の半円弧状のパイプ係合部を介して載架可能な方形板
    状に設けると共に、漏斗状の複数の凹部をその隣接する
    境界部分を上方へ凸の円弧状をなさしめて格子状に設
    け、かつ各凹部の中央にポット挿入孔を設けたポット支
    持プレートと、ポット支持プレートのポット挿入孔に挿
    入可能な有底筒状に設け、かつ開口端部に鍔を設けたポ
    ットとを有することを特徴とする鉢物栽培装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の鉢物栽培装置において、ポ
    ットの筒部を鍔の上方に延長し、この延長筒部の鍔の直
    近上部に透孔又はスリットを設けたことを特徴とする鉢
    物栽培装置。
JP1990116890U 1990-11-07 1990-11-07 鉢物栽培装置 Expired - Lifetime JPH0633805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990116890U JPH0633805Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 鉢物栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990116890U JPH0633805Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 鉢物栽培装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0474937U JPH0474937U (ja) 1992-06-30
JPH0633805Y2 true JPH0633805Y2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=31864743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990116890U Expired - Lifetime JPH0633805Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 鉢物栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633805Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2558433Y2 (ja) * 1991-07-17 1997-12-24 福岡丸本株式会社 育苗用容器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240333Y2 (ja) * 1973-08-07 1977-09-12
JPS6012914A (ja) * 1983-07-01 1985-01-23 マスプロ電工株式会社 植物育成具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0474937U (ja) 1992-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210161088A1 (en) Vertical hydroponic tower array fixture system
US5428922A (en) Multi-tier garden planter with sectional tubs
US20160143234A1 (en) Tubular greening unit
US20050005512A1 (en) Attachment to a hydroponic conduit
WO2016053781A1 (en) Greenwall cladding
CA2158720C (en) Modular drainage system for containers
JP2008048640A (ja) 植物育成袋及びこの袋を懸架する支持スタンド並びにこの袋及び支持スタンドからなる植物育成装置
JP3266579B2 (ja) イチゴ栽培装置
JPH0633805Y2 (ja) 鉢物栽培装置
KR102095126B1 (ko) 배수 물받이 설치기능을 갖는 딸기 수경재배를 위한 고설베드용 화분
JP2000262153A (ja) 栽培用容器
JP3028744U (ja) 栽培装置
JPH11178454A (ja) 高設栽培装置
JP3021937U (ja) 育苗用筒
JPH0616495Y2 (ja) 育苗用散水・施肥補助具及びその保持装置
AU2021106802A4 (en) A vertical planting system
JP3398622B2 (ja) 栽培容器ユニット及びこれを利用した高設栽培装置
JP2004166571A (ja) 高畝隔離ベッド
KR100336631B1 (ko) 고설 재배용 용기
CN206461911U (zh) 播草耙子
JP3045665U (ja) 農業用組立式パイプベンチ
JP3001767U (ja) 植物栽培容器
JPH09308387A (ja) 植物育成用のポット及び植物育成装置
AU2002317046B2 (en) An attachment to a hydroponic conduit
JPH0748044Y2 (ja) 園芸用容器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term