JPH06337930A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH06337930A
JPH06337930A JP5126319A JP12631993A JPH06337930A JP H06337930 A JPH06337930 A JP H06337930A JP 5126319 A JP5126319 A JP 5126319A JP 12631993 A JP12631993 A JP 12631993A JP H06337930 A JPH06337930 A JP H06337930A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像データからアウトラインベクトルを抽出し
て再生する処理を、高速でしかも美しい画像が得られる
ように行う。 【構成】2値画像獲得部601は2値化した画像を、複
数のラインからなるストライプごとに画像メモリに入力
する。その際、ストライプ間では互いに所定ライン重複
するようにする。このストライプ単位で、アウトライン
ベクトル抽出部603,平滑化/変倍部605、再生部
607でそれぞれ処理を行う。各処理は、制御部609
により制御され、各処理の間にメモリを介してパイプラ
インが形成される。再生時には、各ストライプの重複部
分を切り捨てて画像を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばラスタ走査順
で出力した2値画像の変倍処理を行う画像処理装置及び
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2値画像からアウトラインベクトルを抽
出し、そのアウトラインベクトルを用いて画像の変倍・
平滑化を行うことにより美しい変倍画像を得る手法が、
本願出願人により特願平3−345062として先に提
案されている。2値画像からアウトラインベクトルを抽
出する手法としては、本願出願人により3ラスタ分の画
像メモリしか必要としないような手法が特願平2−28
1958として先に提案されている。これに対し、それ
以前のアウトラインベクトルの抽出法としては、輪郭線
に沿った追跡を行うものが一般的であった。それゆえ、
従前の手法では、全画像を画像メモリ上に取り込んだ後
で、輪郭線の抽出処理を開始しなければならないため、
必要とする画像メモリ容量が大きくなり、コストアップ
や処理時間が遅くなるなどの不具合があった。
【0003】これに対し、前述の特願平2−28195
8の手法によれば、画像メモリは少量で済む。しかしな
がら、この手法を用いても、ワーキングメモリも含め
て、一画像から抽出される全てのベクトルデータを保持
するのに足る大量のメモリを要していた。
【0004】このような背景から、入力画像を図1に示
すように帯状に分割し、各帯状画像(以後ストライプと
称す)毎に独立にアウトラインベクトル抽出、変倍、平
滑化の各処理を行った後に各処理結果を結合することに
より所望の画像を得るような処理を行うことで、ワーク
メモリの節約を行うような手法が提案されている。
【0005】さて、このような装置構成において上記の
処理を行う場合、図2に示すように、あるストライプに
ついて順にアウトラインベクトル抽出、変倍/平滑化、
画像再生の処理を行い、その後で次のストライプについ
て同様の処理を行うといったことを繰り返すため、処理
開始から処理終了までのスループット時間が非常に長く
かかるという欠点があった(図2以降の図については、
入力画像が4つのストライプに分割された場合の例を示
すが、ストライプの数が異なる場合でも同様である)。
【0006】そこで、特願平3−345062に記載さ
れるアウトライン変倍処理を構成するアウトラインベク
トル抽出処理部、変倍/平滑化処理部、画像再生処理部
の3つの処理部を、あらかじめ各々独立に動作するよう
に作っておき、図3に示すように、例えば第iストライ
プのアウトラインベクトル変倍/平滑化処理を行ってい
る間に第(i+1)ストライプのアウトラインベクトル
抽出処理を行うというように、各ストライプについてア
ウトラインベクトル抽出、アウトラインベクトル変倍/
平滑化、画像再生の各処理をパイプライン形式で行うこ
とによって、処理全体のスループット時間を大幅に短縮
するような手法(A)が本願出願人によって先に提案さ
れていた。
【0007】ところで、各ストライプについて特願平3
−345062に記載の方法でアウトライン変倍処理を
行い、その結果を結合することで入力画像の変倍画像を
得るという処理を行うと、例えば図4(a)のような例
では平滑化により、再生画像が劣化することが判明し
た。すなわち、図4(a)を入力画像とし、図4(b)
の様に5ラインずつのストライプに分割することとする
と、特願平3−345062に記載の方法及び装置を用
いれば、図4(b)における401,402,403の
凹部(白画素)は平滑化により削除されてしまい、変倍
後の再生画像からは凹部401,402,403に相当
する部分、即ち図4(c)における白画素401’,4
02’,403’が欠落してしまうことになる。このよ
うな画像劣化を防ぐために、次のような手法(B)が本
願出願人によって先に提案されている。これは、入力画
像を図5(b)のように一部重複させてストライプに分
割し(この重複部分を以後「のりしろ」と呼ぶ)、各々
のストライプについて特願平3−345062に記載の
方法でアウトライン変倍処理を行い、得られた各変倍画
像から、図5(c)に示すように、変倍前の各ストライ
プののりしろ部分の半分に相当する部分を削除してから
各変倍画像を結合することにより、入力画像の変倍画像
を得るというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記手法(A)では、
処理全体のスループット時間を大幅に短縮できるが、ス
トライプ間に発生する画像劣化を防止できない。また上
記手法(B)では、ストライプの継ぎ目部分での画像劣
化を防止することができるが、処理全体のスループット
時間は短縮できない。これら2つの手法(A)及び
(B)を入力画像に対して適用することにより画像劣化
のない変倍画像を得る処理を高速で行おうとしても、手
法(A)のための構成では、手法(B)で必要とされる
ストライプ間の「のりしろ」を得ることができなかっ
た。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑み成されたも
のであり、入力画像のアウトラインベクトルを用いて美
しい変倍画像を得るような画像処理を行うことに関し
て、ストライプの継ぎ目部分の画像劣化を抑えた上で、
処理全体のスループット時間を劇的に短縮できるような
画像処理方法及びその装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために、本発明の画像処理
方法は次のような構成からなる。
【0011】入力2値画像を、互いに一部重複する重複
部分を有する画像ストライプに順次分割する分割工程
と、前記画像ストライプを順次入力して画像の輪郭ベク
トルを抽出する工程と、前記輪郭ベクトルを順次入力し
て画像ストライプを再生し、該画像ストライプから前記
重複部分の一部を削除して画像ストライプをつなぎあわ
せて画像を再生する再生工程と、上記各工程を並行して
実行するように制御する制御工程と、を備える。
【0012】また、本発明の画像処理装置は次のような
構成からなる。
【0013】入力2値画像を、互いに一部重複する重複
部分を有する画像ストライプに順次分割する分割手段
と、前記画像ストライプを順次入力して画像の輪郭ベク
トルを抽出する手段と、前記輪郭ベクトルを順次入力し
て画像ストライプを再生し、該画像ストライプから前記
重複部分の一部を削除して画像ストライプをつなぎあわ
せて画像を再生する再生手段と、上記各工程を並行して
実行するように制御する制御手段と、を備えることを特
徴とする。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に関わる実
施例を詳細に説明する。
【0015】
【第1実施例】 [装置の構成]図6は本実施例における画像の変倍を行
う装置の構成図である。同図において、2値画像獲得部
601は変倍処理を施すデジタル2値画像を獲得し、ラ
スタ走査形式の2値画像を画像メモリ602へ出力する
もので、例えば、ファックスにおける、電話回線から画
像を取り込む入力インタフェースなどである。
【0016】画像メモリ602は、2値画像獲得部60
1からラスタ走査形式で入力されてくる2値画像を一時
的に保存するメモリであり、入力画像1画面分の容量を
持つ。
【0017】アウトラインベクトル抽出部603は、画
像メモリ602からラスタ走査順に出力されてくるスト
ライプ画像から特願平2−281958の方法でアウト
ラインベクトルを抽出し、抽出したアウトラインベクト
ルをFIFO形式のベクトル用メモリ(A)604へ出
力する。制御部609の処理開始信号により、入力画像
中の第((i−1)×cutsize+1)ラインから
第(i×cutsize+tapesize)までを第
iストライプとして画像メモリ602から読み出し、こ
のストライプについてのアウトラインベクトル抽出処理
を行う。ここで、cutsize及びtapesize
とは、図5に示す様に、ストライプ間で互いに重複する
領域をとりつつ平滑化/変倍処理を行う際に、重複する
のりしろ部分のライン数がcutsizeであり、重複
しない部分のライン数がtapesizeである。特願
平2−281958の抽出方法を簡単に説明すると、画
像データにおける注目画素とその近傍画素の状態を調
べ、相隣り合う2つの画素の画素値が異なる場合には、
その2つの画素間に素輪郭ベクトルを検出し、検出した
素輪郭ベクトルを、黒画素を囲むようなループの形に整
列し、アウトラインベクトルとするものである。
【0018】また、アウトラインベクトル抽出部603
は、入力画像の最終ラスタを画像メモリ602から読み
出したとき、制御部609へ割り込み信号を送り、制御
部609内のフラグlastの値を1にする。
【0019】ベクトルデータ用メモリ(A)604は、
アウトラインベクトル抽出部603において抽出され
た、ストライプ画像のアウトラインベクトルデータを一
時的に保存するFIFO形式のベクトルデータ用メモリ
(A)である。
【0020】アウトラインベクトル平滑化/変倍部60
5は、ベクトルデータ用メモリ(A)604よりアウト
ラインベクトルデータを受け取り、特願平3−3450
62に示す方法でベクトルの平滑化及び変倍を行い、そ
の結果をまたベクトルデータ用FIFOメモリ(B)6
06へ出力する。この平滑/変倍の方法とは、簡単に説
明すると、例えば、閉ループを成すベクトルが水平・垂
直各2本ずつで、それら全てが長さ1である場合には当
該閉ループを形成するベクトル群を削除するといったよ
うに、閉ループを成す輪郭ベクトルにおける注目ベクト
ルとその前後のベクトルとの関係に基づき、所定の規則
に従って前記輪郭ベクトルを操作したり、角点を固定点
とし、その他の点を浮動点として、注目浮動点について
その前後の点との重み付け計算して注目浮動点の位置を
補正するといった方法でベクトルの平滑化を行い、ま
た、ベクトルを表す座標に所望倍率を乗じる等により変
倍を行なうものである。
【0021】ベクトルデータ用メモリ(B)606は、
アウトラインベクトル平滑化/変倍部605から出力さ
れた、変倍/平滑化されたベクトルデータを一時的に保
存する。
【0022】2値画像再生部607は、ベクトルデータ
用メモリ(B)609から変倍/平滑化されたベクトル
のデータを読み込み、特願平3−172098に示す方
法で2値画像をストライプ単位で再生する。この再生処
理の方法を簡単に説明すると、平滑処理して得られたベ
クトルデータに基づいて輪郭線(拡大処理されたものを
含む)を描画し、その内部を黒画素で埋める処理であ
る。再生処理終了後、再生した画像の上下から、入力し
たストライプののりしろの半分に相当するライン数(t
apesize×(縦方向の変倍率)÷2)を削除す
る。ただし、第1ストライプの上部と最終ストライプの
下部は削除しない。その後、この画像データを画像出力
部608へ出力する。
【0023】アウトラインベクトル抽出部603、アウ
トラインベクトル平滑化/変倍部605、2値画像再生
部607はそれぞれ内部にCPU,ROM,RAM(ワ
ークメモリ)を持ち各々独立に動作するが、制御回路6
09の命令により処理を開始するようになっている。各
々図示しない状態フラグ用メモリを持ち、処理中はフラ
グをbusyに、処理が終了して制御回路609からの
(次のストライプに対しての)処理開始命令を待ってい
る間はフラグをreadyにする。これらのフラグは、
制御回路609から随時アクセス可能となっている。
【0024】2値画像出力部608は、607から画像
データを受け取ると、自動的に、ラスタ走査型の2値画
像データを表示したり、ハードコピーをとったり、或い
は通信路などへ出力したりする。例えば液晶ディスプレ
イや感熱記録装置、或いはモデムなどで構成される。
【0025】制御部609は、601〜608における
処理の入出力のタイミングについての制御や、および画
像メモリ上の入力画像の第何ラインから第何ラインまで
をストライプとして出力するかの指定などを行う。内部
にCPU,ROM,RAMを持ち、前記601〜608
各部に信号線がつながっている。これらの信号線から随
時状態フラグを読み込んだり、処理開始/停止信号を送
ったりすることができ、これらの信号により各部の制御
を行う。 [制御の手順]図7は、本実施例において図6の制御部
609で行われる制御のフローチャートである。このフ
ローチャートに対応するプログラムが制御部609内部
のROMに内蔵されている。また図8は、入力画像を4
つのストライプに分割した場合に、画像メモリ602、
アウトラインベクトル抽出部603、アウトラインベク
トル平滑化/変倍部605、2値画像再生部607の各
部がどのようなタイミングで各ストライプについての処
理を行うかを、図7のフローチャートでの各ステップと
対応づけて示した図である。
【0026】図7において、 j:アウトラインベクトル抽出部603が処理を行って
いる(或いは処理を終了した)ストライプの番号 k:アウトラインベクトル平滑化/変倍部605が処理
を行っている(或いは処理を終了した)ストライプの番
号 l:2値画像再生部607が処理を行っている(或いは
処理を終了した)ストライプの番号 (ただしj,k,lにおけるストライプの番号は図1に
従うものとする。) last:アウトラインベクトル抽出部603が入力画
像の最終ラインを画像メモリ602から読み出したかど
うかを示すフラグ とする。j,k,l,lastの値は制御部609内部
のRAMに記憶されている。
【0027】2値画像獲得部601により入力画像がす
べて画像メモリ602に入力されたとき、制御部609
は以下の処理を開始する。
【0028】まず、ステップS701において、予め
j,k,l,lastの初期値を0とし、ステップS7
02へ進む。
【0029】ステップS702では、jの値を1増や
し、アウトラインベクトル抽出部603へ信号を送って
第j(=1)ストライプについてのアウトラインベクト
ル抽出処理を開始させる。ここでベクトル抽出の対象と
なるストライプは、その上下にのりしろとなるライン
(tapesize)を含んでいる。第1ストライプと
最終ストライプとは上下にのりしろを有さず、他のスト
ライプと接する側についてのみのりしろを付加する。こ
の後、ステップS703へ進む。
【0030】ステップS703では、 1)アウトラインベクトル抽出部603とアウトライン
ベクトル平滑化/変倍部605の状態フラグが両方とも
readyになっているかどうか 2)k=j−1を満たすかどうか、すなわち最後に平滑
化/変倍の対象となったストライプは、最後にベクトル
の抽出が行われたストライプの直前のストライプか 3)k=lを満たすかどうか、すなわち最後に平滑化/
変倍されたストライプは、すでに再生されているか を調べて、すべてYESならばステップS704へ進
み、そうでなければステップS705へ進む。
【0031】ステップS704では、kの値を1増や
し、アウトラインベクトル平滑化/変倍部605に信号
を送り、第kストライプのアウトライン平滑化/変倍処
理を開始させる。同時に、jの値を1増やし、アウトラ
インベクトル抽出部603に信号を送り、第jストライ
プのアウトライン抽出処理を開始させる。その後、ステ
ップS705へ進む。
【0032】ステップS705では、 1)2値画像再生部607の状態フラグがreadyに
なっているかどうか 2)j,k,lの値がすべて等しいかどうか、すなわ
ち、最後にベクトルの抽出が行われたストライプについ
て、平滑化/変倍及び再生処理が済んでいるか 3)lastが(すでにアウトラインベクトル抽出部6
03からの割り込み信号により)1となっているかどう
か、すなわち入力画像データが終了したか を調べ、すべてYESならば処理を終了して2値画像出
力部608上の画像を出力する。そうでなければステッ
プS706へ進む。
【0033】ステップS706では、 1)アウトラインベクトル平滑化/変倍部605と2値
画像再生部607の状態フラグが両方ともreadyに
なっているかどうか 2)l=k−1を満たすかどうか、すなわち最後に再生
されたストライプは最後に平滑化/変倍の対象となった
ストライプの直前のストライプであるか を調べ、1),2)ともYESであればステップS70
7に進み、そうでなければステップS703へ戻る。
【0034】ステップS707では、lの値を1増や
し、2値画像再生部607に信号を送り、第1ストライ
プについての変倍後の2値画像再生処理を開始させる。
2値画像再生部607は、各中間部のストライプについ
ては、その上下から、そのライン数tapesizeを
変倍したライン数の半分、すなわち(tapesize
×(縦方向の変倍率)÷2)のラインを削除してつなぎ
あわせる。第1ストライプと最終ストライプについては
のりしろのある部分に限ってその処理を施す。
【0035】以上の手順で処理を行うことで、図8に示
す様に各部の処理を平行して行うことができるため処理
の高速化が可能であり、しかもストライプの継ぎ目付近
の画像劣化を起こすことなく、入力2値画像から美しい
変倍処理結果画像を得ることができる。
【0036】
【第2実施例】1ストライプから抽出されるアウトライ
ンベクトルの本数はストライプ画像の複雑さにより大き
く異なるため、ベクトルデータ用メモリやアウトライン
ベクトル抽出部に内蔵されたワークメモリなどは、非常
に複雑な画像であっても1ストライプのアウトラインベ
クトルデータをすべて記憶できるほど容量が大きくなけ
ればならない。しかし実際にはそのように複雑な画像は
希であるため、結局メモリ容量のうちのほとんどは無駄
となってしまう。これを防ぐために、次のような装置構
成および処理手順をとることも可能である。
【0037】図9は、本実施例における装置の構成を示
す図である。このように、第1の実施例の図6から、画
像獲得部601につながっている画像メモリ602を省
き、画像獲得部601とアウトラインベクトル抽出部6
03とを2本のデータバスでつなぐ。片方のバスは画像
獲得部601とアウトラインベクトル抽出部603を直
接つなぎ、もう片方には間にFIFO形式の画像メモリ
901をはさむ。画像メモリ901の容量はtapes
izeライン分だけ用意する。画像獲得部601はアウ
トラインベクトル抽出部603と画像メモリ901へ同
じ画像データをラスタ単位で入力する。画像獲得部60
1は内部にCPUとROMを持ち、以下のような処理を
行う。 1)アウトラインベクトル抽出部603(と画像メモリ
901)への画像データ入力を制御部609からの信号
により停止/再開する。 2)画像獲得部601は、アウトラインベクトル抽出部
603と画像メモリ901に同じ画像データを同時に出
力する。この際に画像メモリ901からあふれるデータ
は使用しない。このような構成にすることで、アウトラ
インベクトル抽出部603に入力された画像データの最
下部tapesizeライン分の画像データは、常に画
像メモリ901上に存在するようになる。 3)画像メモリ901からアウトラインベクトル抽出部
603へのtapesizeライン分の画像出力のタイ
ミングは画像獲得部601が制御する。すなわち、画像
メモリ901の出力の制御は、制御部609ではなく画
像獲得部601が行う。画像獲得部601は、制御部6
09からの信号により画像入力を再開する際に、まず画
像メモリ901上の画像データを先にアウトラインベク
トル抽出部603へ出力してから、画像獲得部601上
のアウトラインベクトル抽出部603(と画像メモリ9
01)への画像データ入力を行う。このような処理を行
うことで、ストライプ画像データを図5(b)のように
(tapesizeだけ)重複させた形でアウトライン
ベクトル抽出部603へ入力することができる。 4)入力画像の最終ラインをアウトラインベクトル抽出
部603へ入力したときに制御部609に割り込み信号
を送って制御部609のRAM上のフラグlastの値
を1にする。
【0038】アウトラインベクトル抽出部603は、内
部にCPU,ROM,RAM(ワークメモリ)及び状態
フラグ(制御部609からアクセス可能)を持ち独立に
動作するが、制御部609の命令により処理を開始する
ようになっている。ところで、アウトラインベクトル抽
出部603で行う処理については、第1,第2の実施例
と同様に、前述の特願平2−281958に開示される
部を用いるが、この部は、 1)画像データが1ラスタ入力される毎に、その画像デ
ータから素輪郭ベクトルを抽出し、そのデータをワーク
メモリ(図9のアウトラインベクトル抽出部603c)
に書き出す素輪郭ベクトル抽出部603a 2)1)で抽出され、ワークメモリ603cに書き出さ
れた素輪郭ベクトルをループ単位に整列し、ベクトルデ
ータ用メモリ(A)604へ出力するベクトル整列部6
03b の2段階からなる。素輪郭ベクトル抽出部603a→ベ
クトル整列部603bの順で処理が行われ、同時に処理
が行われることはない。状態フラグ603eは、素輪郭
ベクトル抽出部603aでの処理が始まった時にbus
y、ベクトル整列部603bでの処理が終わった時にr
eadyになることとする。
【0039】ここまでは第1の実施例と同じであるが、
本実施例では、画像データを1ラスタずつ入力しながら
同時に素輪郭ベクトル抽出処理を行うこととする。ま
た、本実施例においては、制御部609から素輪郭ベク
トル抽出部603aとベクトル整列部603bに別々に
処理開始/停止の信号を送ることができるように構成す
る。
【0040】そして、アウトラインベクトル抽出部60
3の内部に、図9に示すように、素輪郭ベクトル抽出部
603aで抽出したアウトラインベクトルの本数を随時
書き込んでおくベクトル本数用メモリ603dを前述の
状態フラグ用メモリの他に用意しておき、これも随時制
御部609からアクセスできるようにしておく。制御部
609は随時ベクトル本数用メモリ603dにアクセス
することによって、素輪郭ベクトル抽出部603aで抽
出したベクトルの本数を確認し、この量が予め決めた或
る値よりも多くなった時点で、画像獲得部601にアウ
トラインベクトル抽出部603への画像入力、および素
輪郭ベクトル抽出部603aでの素輪郭ベクトル抽出処
理を停止させる。入力開始時からこの時点までに画像獲
得部601から素輪郭ベクトル抽出部603aに入力さ
れた画像を1つのストライプとみなすことができる。
【0041】この直後に、このストライプに対してのベ
クトル整列処理をベクトル整列部603bに開始させ
る。制御部609は、このストライプについてのアウト
ラインベクトル抽出処理(すなわち、素輪郭ベクトル抽
出部603aとベクトル整列部603bの両方での処
理)が終了しだいベクトルデータ用メモリ(A)604
へ抽出したベクトルのデータを出力させ、かつアウトラ
インベクトル平滑化/変倍部605に信号を送りこのス
トライプについての処理を開始させる。制御部609は
同時に、停止されていた画像獲得部601からアウトラ
インベクトル抽出部603への画像入力を再開させる
(この際に、画像獲得部601は画像メモリ901上の
画像データを先に出力してから画像獲得部601上のデ
ータを出力する)。この分の画像データ(第2ストライ
プになる)について上記と同様にアウトラインベクトル
抽出部603にアウトラインベクトル抽出の処理を開始
させる。以降、第1の実施例同様に、アウトラインベク
トル抽出、アウトラインベクトル平滑化/変倍、画像再
生の各処理をパイプライン形式で実行する。
【0042】図10及び図11は、第3の実施例におい
て制御部609で行われる制御のフローチャートであ
る。このフローチャートに対応するプログラムは制御部
609内部のROMに内蔵されている。また図12は、
入力画像を4つのストライプに分割した場合に、2値画
像獲得部601、アウトラインベクトル抽出部603、
アウトラインベクトル平滑化/変倍部605、2値画像
再生部607の各部がどのようなタイミングで各ストラ
イプについての処理を行うかを、図10・図11のフロ
ーチャートでの各ステップと対応づけて示した図であ
る。
【0043】図10及び図11において、 i:2値画像獲得部601がアウトラインベクトル抽出
部603に入力している(或いは入力が終了した)スト
ライプの番号 j:アウトラインベクトル抽出部603が処理を行って
いる(或いは処理を終了した)ストライプの番号 k:アウトラインベクトル平滑化/変倍部605が処理
を行っている(或いは処理を終了した)ストライプの番
号 l:2値画像再生部607が処理を行っている(或いは
処理を終了した)ストライプの番号 (ただしi,j,k,lにおけるストライプの番号は図
1に従うものとする。) last:入力画像の最終ラインが画像獲得部601か
らアウトラインベクトル抽出部603へ入力されたかど
うかを示すフラグ とする。i,j,k,l,lastの値は制御部609
内部のRAMに記憶されている。
【0044】まず、ステップS1001において、予め
i,j,k,l,lastの初期値を0とし、ステップ
S1002へ進む。
【0045】次にステップS1002において、iの値
を1増やし、画像獲得部601からアウトラインベクト
ル抽出部603への第i(=1)ストライプの画像デー
タ入力を開始するように画像獲得部601へ信号を送
る。このとき、第1ストライプ以外のストライプなら
ば、2値画像獲得部601は、ベクトル抽出部603に
データを入力する前に画像メモリ901にそのデータを
出力する様の制御し、それが終了した後で画像データの
出力を開始する。
【0046】また、制御部609はjの値を1増やし、
素輪郭ベクトル抽出部603aに信号を送り、画像獲得
部601からラスタ単位で送られてくる入力画像データ
から特願平2−281958に述べた方法で逐次素輪郭
ベクトルを抽出する処理を開始させる。このあと、ステ
ップS1003へ進む。
【0047】ステップS1003ではベクトル本数用メ
モリ603dにアクセスし、素輪郭ベクトル抽出部60
3aで抽出されたアウトラインベクトルの本数をチェッ
クする。この本数が予め決めた或る値Tより多くなって
いるか、或いはlastの値が(すでに画像獲得部60
1からの割り込み信号により)1になっていれば、ステ
ップS1004へ進む。そうでなければステップS10
05へ進む。
【0048】ステップS1004では、画像獲得部60
1と素輪郭ベクトル抽出部603aに信号を送り、画像
獲得部601から素輪郭ベクトル抽出部603aへの画
像入力および素輪郭ベクトル抽出部603aでの素輪郭
ベクトル抽出処理を一時停止させる。この時点までに素
輪郭ベクトル抽出部603aへ入力された画像データを
第iストライプとして処理する。同時にベクトル整列部
603bに信号を送り、このストライプについてのベク
トル整列処理を開始させる。
【0049】ステップS1005では、 1)アウトラインベクトル抽出部603とアウトライン
ベクトル平滑化/変倍部605の状態フラグが両方とも
readyになっているかどうか 2)k=j−1を満たすかどうか、すなわち最後に再生
されたストライプが最後に平滑化/変倍されたストライ
プの直前であるか 3)k=lを満たすかどうか、すなわち最後に平滑化/
変倍されたストライプは、すでに再生されているか をしらべ、すべてYESならばステップS1006へ進
み、そうでなければステップS1007へ進む。
【0050】ステップS1006では、次の処理を行っ
た後、ステップS1007へ進む。 1)kの値を1増やし、アウトラインベクトル平滑化/
変倍部605に信号を送り、第kストライプについての
アウトラインベクトル平滑化/変倍の処理を開始させ
る。 2)iの値を1増やし、画像獲得部601に信号を送
り、ステップS1004で停止されている画像獲得部6
01からアウトラインベクトル抽出部603への画像入
力を開始する。同時に、jの値を1増やし、素輪郭ベク
トル抽出部603aへ信号を送り、第jストライプにつ
いての素輪郭ベクトル抽出処理を開始させる。
【0051】ステップS1007では、 1)lastが(すでに画像獲得部601からの割り込
み信号により)1になっているか、すなわち入力画像デ
ータが終了したか 2)i,j,k,lの値が等しいか、すなわち入力され
た画像データすべてがベクトル抽出、平滑化/変倍、再
生処理まで行われているか 3)2値画像再生部607の状態フラグがreadyに
なっているかどうか を調べ、1),2),3)ともYESなら処理を終了
し、そうでなければステップS1008へ進む。
【0052】ステップS1008では、 1)アウトラインベクトル平滑化/変倍部605と2値
画像再生部607の状態フラグが両方ともreadyに
なっているかどうか 2)l=k−1を満たすかどうか、すなわち最後に再生
されたストライプが、最後に平滑化/変倍の対象となっ
たストライプの直前のストライプであるか を調べ、1),2)ともYESであればステップS10
09へ進み、そうでなければステップS1003へ戻
る。
【0053】ステップS1009では、lの値を1増や
し、2値画像再生部607に信号を送り、第1ストライ
プについての2値画像再生処理を開始させる。再生の要
領は実施例1と同様である。
【0054】このような処理により入力画像のアウトラ
イン変倍処理を行う場合、第1実施例と同様の効果に加
えて、各ストライプのライン数は一定でなくなるが、抽
出したベクトルデータのデータ量はストライプ毎にほぼ
一定にすることができる。その結果ベクトルデータ用の
メモリが節約でき、かつメモリを有効に使うことができ
ることになる。
【0055】
【第3実施例】第2の実施例については、次のような構
成にしても良い。
【0056】図13のように、図9における制御部60
9からFIFO画像メモリ901へ制御用の信号線をつ
ないでおき、その信号線を介して制御部609が画像メ
モリ901の(アウトラインベクトル抽出部603へ
の)画像データ出力を開始できるようにする。また、画
像メモリ901はその内部のデータをすべて出力した際
に制御部609に割り込み信号を送り、フラグfifo
の値を0にする。フラグfifoは画像メモリ901の
動作状態を示すもので、画像メモリ901のRAM上に
格納されている。また、2値画像獲得部601から画像
メモリ901を制御するための信号線を取り除く。
【0057】この場合、制御部609の行う制御のフロ
ーチャートは、図14・図15のようになる。以下、図
10・図11における各ステップからの変更点のみを示
す。
【0058】まず、ステップS1401においては、
i,j,k,l,lastに加え、fifoの初期値を
0にする。
【0059】ステップS1402〜S1405は、実施
例2の図10・11のステップS1002〜S1005
と同じ内容である。
【0060】ステップS1406では、次の処理を行っ
た後、ステップS1406aへ進む。 1)kの値を増やし、アウトラインベクトル平滑化/変
倍部605へ信号を送り、第kストライプについてのア
ウトラインベクトル平滑化/変倍の処理を開始させる。 2)fifoの値を1にする。 3)iの値を1増やし、画像メモリ901へ信号を送
り、画像メモリ901に格納された画像データを出力さ
せる。この画像データは、第iストライプの上ののりし
ろ部に相当する。同時に、jの値を1増やし、素輪郭ベ
クトル抽出部603aへ信号を送り、第jストライプの
素輪郭ベクトル抽出処理を開始させる。
【0061】ステップS1406aでは、フラグfif
oの値が、画像メモリ901が出力を終えた際の割り込
み信号により0になるのを待つ。fifoの値が0にな
れば、ステップS1406bへ進む。
【0062】ステップS1406bでは、2値画像獲得
部601へ信号を送り、ステップS1404で停止され
ていた2値画像獲得部601からアウトラインベクトル
抽出部603への画像データ入力を開始する。この後、
ステップS1407へ進む。以後、ステップS1407
〜S1409は、ステップS1007〜S1009と同
じ処理となる。
【0063】以上の手順により、本実施例の装置は、第
2実施例の装置の効果に加えて、2値画像獲得部601
の負荷を低減することができる。
【0064】
【第4実施例】第2の実施例については、次のような構
成及び制御方法にしても良い。
【0065】図16のように、図9における制御部60
9から画像メモリ901へ制御用の信号をつないでお
く。その信号線を介して制御部609が画像メモリ90
1の動作を制御でき、かつ画像メモリ901はその内部
のデータをすべて出力した際に2値画像獲得部601に
信号を送り、2値画像獲得部601はそれによりベクト
ル抽出部603への画像データ入力を開始するようにす
る。この場合、制御部609の行う制御は図10・図1
1のフローチャートから次のように変更する必要があ
る。
【0066】図10・図11のステップS1006にお
いて、アウトラインベクトル抽出部603へ第iストラ
イプの画像データを入力する際に、制御部609はまず
画像メモリ901に信号を送って画像メモリ901内部
のデータを出力させる。その後画像メモリ901がすべ
てのデータを出力したときに、画像メモリ901は2値
画像獲得部601に信号を送り、2値画像獲得部601
からアウトラインベクトル抽出部603への画像データ
入力を開始させる。
【0067】
【第5実施例】第1〜第4の実施例においては、画像入
力部は2値画像を入力するものとして説明してきたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、画像獲得部の
後段に2値化部を置き、この2値化部を用いて2値化さ
れた画像に対してベクトル抽出以降の処理を行うように
しても良い。また、画像メモリの後段に2値化部を置
き、2値化してからアウトラインベクトルの抽出を行う
ように構成して本発明を実施してもよい。
【0068】同様に画像出力部分に関しても、2値画像
の再生後に、公知の方法を用いて2値画像を疑似的に多
値画像化するような構成を用いてもよい。また、例えば
2値画像の各画素値を0,1の2階調ではなく、意図的
に0〜255の256階調表現の最小階調値や最大階調
値として出力するように構成してもよい。
【0069】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】上記説明したように、本発明の画像処理
方法及びその装置は、入力画像のアウトラインベクトル
を用いて美しい変倍画像を得るような画像処理を行うこ
とに関して、ストライプの継ぎ目部分の画像劣化を抑え
た上で、処理全体のスループット時間を劇的に短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】入力画像を帯状画像(ストライプ)に分割する
方法を示す図である。
【図2】特願平4−254989に示す手法、装置構成
において入力画像をストライプに分割してアウトライン
変倍処理を行う場合に、各ストライプについて処理を行
うタイミングを示す図である。
【図3】本出願において入力画像をストライプに分割し
てアウトライン変倍処理を行う場合に、各ストライプに
ついての処理をパイプライン形式で行うということを示
す概念図である。
【図4】従来例において処理結果出力画像の劣化が起こ
ることを示す例である。
【図5】本出願における処理の流れを示す図である。
【図6】第1の実施例における装置の構成を示す図であ
る。
【図7】第1の実施例において制御部609の行う処理
のフローチャートである。
【図8】第1の実施例において、図6に示す各部が各ス
トライプについて処理を行うタイミングを示す図であ
る。
【図9】第2の実施例における装置の構成を示す図てあ
る。
【図10】第2の実施例において制御部609の行う処
理のフローチャートである。
【図11】第2の実施例において制御部609の行う処
理のフローチャートである。
【図12】第2の実施例において、図7に示す各部が各
ストライプについて処理を行うタイミングを示す図であ
る。
【図13】第3の実施例における装置の構成を示す図で
ある。
【図14】第3の実施例において制御部609の行う処
理のフローチャートである。
【図15】第3の実施例において制御部609の行う処
理のフローチャートである。
【図16】第4の実施例における装置の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
601 2値画像獲得部、 602 画像メモリ、 603 アウトラインベクトル抽出部、 604、606 ベクトル用データメモリ、 605 アウトラインベクトル平滑化/変倍部、 607 2値画像再生部、 608 2値画像出力部である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力2値画像を、互いに一部重複する重
    複部分を有する画像ストライプに順次分割する分割工程
    と、 前記画像ストライプを順次入力して画像の輪郭ベクトル
    を抽出する抽出工程と、 前記輪郭ベクトルを順次入力して画像ストライプを再生
    し、該画像ストライプから前記重複部分の一部を削除し
    て画像ストライプをつなぎあわせて画像を再生する再生
    工程と、 上記各工程を並行して実行するように制御する制御工程
    と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記分割工程は、注目ストライプの境界
    付近のデータをメモリに記憶し、該メモリからデータを
    読み出して前記注目ストライプ直後のストライプに前記
    メモリのデータを付加することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記輪郭ベクトルを変倍する変倍工程を
    更に備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記分割工程は、前記抽出工程で抽出中
    のベクトルの量が設定量を超えた時点を基準として当該
    ベクトル抽出中のストライプの分割を行うことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理
    方法。
  5. 【請求項5】 入力2値画像を、互いに一部重複する重
    複部分を有する画像ストライプに順次分割する分割手段
    と、 前記画像ストライプを順次入力して画像の輪郭ベクトル
    を抽出する抽出手段と、 前記輪郭ベクトルを順次入力して画像ストライプを再生
    し、該画像ストライプから前記重複部分の一部を削除し
    て画像ストライプをつなぎあわせて画像を再生する再生
    手段と、 上記各工程を並行して実行するように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記分割手段は、注目ストライプの境界
    付近のデータを記憶する記憶手段を有し、該記憶手段か
    らデータを読み出したデータを前記注目ストライプ直後
    のストライプに付加することを特徴とする請求項5記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記輪郭ベクトルを変倍する変倍手段を
    更に備えることを特徴とする請求項5記載の画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記分割手段は、前記抽出手段で抽出中
    のベクトルの量が設定量を超えた時点を基準として当該
    ベクトル抽出中のストライプの分割を行うことを特徴と
    する請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の画像処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006092209A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Sega Corp 画像処理装置およびその方法
JP2007108447A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Sony Corp 画像表示システム、表示装置、画像再合成装置、画像再合成方法及びプログラム

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