JPH06337914A - 画像領域指示装置 - Google Patents

画像領域指示装置

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JPH06337914A
JPH06337914A JP12605193A JP12605193A JPH06337914A JP H06337914 A JPH06337914 A JP H06337914A JP 12605193 A JP12605193 A JP 12605193A JP 12605193 A JP12605193 A JP 12605193A JP H06337914 A JPH06337914 A JP H06337914A
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JP12605193A
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Inventor
Yoshio Inagaki
美穂 稲垣
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 画像領域指示装置において、矩形領域の縦横
比を一定に保った領域指示や、領域指示が連接する合同
形状の複数画像領域であるなどの条件に従って切り出し
領域を指示する場合に、条件に合う領域と他の画像表示
装置によって表示される実際の表示画像領域を表示画面
上で確認しながら簡単にできるようにする。 【構成】 画像表示手段1に表示されている表示画像を
切り出し位置指示手段2で指示すると、切り出し領域計
算手段3でもって縦横比一定等の定められた条件に従っ
て切り出し領域が計算される。そして、大きさが可変で
ある切り出し領域表示手段4により前記表示画像上に重
ねて切り出し領域を表示する際に、予め切り出し領域の
うち他の画像表示装置で表示される領域を表示領域入力
手段5で入力設定し、表示領域計算手段6によって表示
領域を計算し、前記表示画像上に重ねて他の画像表示装
置で表示する際の表示領域を示す表示を表示するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル画像制作分野
で用いられる画像領域指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像領域指示装置は、画像を編集
する場合、また他の画像表示装置のサイズに合うような
画像データを切り出す場合に切り出す画像領域を表示画
像上で確認しながら切り出すことを目的とし、スキャナ
ーで読み込んだ画像を一定の縦横比で任意の大きさで切
り出すために、切り出す画像の大きさによって最適な解
像度を自動計算し、画像を切り出す画像切り出し装置に
使用される。
【0003】従来の、この種の画像領域指示装置の構成
を図面を用いて説明する。図9は従来の画像領域指示装
置の構成を示すブロック図である。図9において、1は
入力した画像データを表示するための画像表示手段、2
は前記表示された画像の切り出し位置を対話的に指示す
る切り出し位置指示手段、3は、前記指示された切り出
し位置から定められた条件に従い、切り出し領域を計算
する切り出し領域計算手段、4は、前記計算された切り
出し領域を示す矩形枠を、前記画像表示手段1で表示さ
れる表示画面上に重ねて表示する切り出し領域表示手段
である。
【0004】しかし、従来、一般の画像表示装置では、
画面の端の映像の乱れなどを防ぐために同一方式の画像
表示装置においても、入力する個々の映像機器に合わせ
てスキャンニングがオーバー気味に調整されることが多
く、それぞれの方式の規格サイズの画像データでは表示
されない領域が生じ、画像表示装置に表示される領域が
限定されるため、画像データと実際に画像表示装置に表
示される領域に差ができる。
【0005】画像の一部である切り出し領域を対話的に
指定する際に、他の画像表示装置に実際に表示される領
域を考慮して切り出し領域を指定するには様々な制約が
ある。
【0006】例えば、画像サイズが縦1035画素、横1920
画素、縦横比が9:16となるハイビジョン画像を切り出
す場合について述べる。
【0007】まず、一般の切り出し矩形領域指定では、
画像表示手段1によって表示されている切り出す対象の
画像を切り出し位置指示手段2によって2点を指定し、
定められた条件により切り出し領域計算手段3により切
り出す領域を計算し、同時に決定した縦横のサイズおよ
び切り出した結果得られる画像の期待されるサイズより
解像度の計算を行い、その後に切り出し領域表示手段4
により切り出し領域を示す表示、例えば矩形枠を前記表
示画面上に重ねて表示する。しかし、切り出し領域と実
際にハイビジョンディスプレイで表示される画像領域に
差があるため、ハイビジョンディスプレイで表示される
領域を確認するには、一旦、切り出して実際にハイビジ
ョンディスプレイに表示しなくてはならない。
【0008】次に、切り出す矩形領域の表示領域が連接
する合同形状の複数画像領域である場合、画像表示手段
1によって切り出す対象の画像を表示し、切り出し位置
指示手段2によって2点を指定し、定められた条件によ
り切り出し領域計算手段3により切り出し領域を計算
し、同時に決定した縦横のサイズおよび切り出した結果
得られる画像の期待されるサイズより解像度の計算を行
い、第1の切り出し領域を示す表示、例えば矩形枠を切
り出し領域表示手段4によって表示画像上に重ねて表示
する。
【0009】そのとき、連接する第2の切り出し領域は
決定した条件により、連接する座標を予め計算して設定
した上で、前記表示画像上に表示することとなる。
【0010】しかし、ハイビジョンディスプレイで表示
される領域が切り出し領域よりも狭まる場合、表示され
ない領域ができる。
【0011】また、従来の画像領域指示装置では、同じ
画像データから同じ解像度で縦横比または大きさの違う
複数の矩形領域を切り出そうとすると、それぞれの切り
出す領域ひとつずつについて同じ解像度を設定して大き
さを計算した後に切り出す作業を繰り返し行わねばなら
ない。
【0012】例えば、同じ画像データから同じ解像度の
縦1035画素、横1920画素、縦横比9:16のハイビジョン
サイズの画像と、縦480画素、横640画素、縦横比3:4
のNTSCサイズの画像の2種類の画像を切り出す場合
について述べる。
【0013】まず、ハイビジョンサイズの切り出し矩形
領域指定では、画像表示手段1によって表示されている
切り出す対象の画像を、切り出し位置指示手段2によっ
て2点を指定し、同時に決定した縦横のサイズおよび切
り出した結果得られる画像の期待されるサイズ1035×19
20画素により解像度の計算を行い、その後に切り出し領
域表示手段4によりハイビジョンの切り出し領域を示す
表示、例えば矩形枠を前記表示画面上に重ねて表示した
後に切り出しする。次に同一解像度に設定して大きさを
NTSCサイズの480×640画素に設定し直した後に、再
び画像切り出しの一連の操作を繰り返さねばならなく手
間がかかる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の画像領
域指示装置では、他の画像表示装置で表示される領域が
切り出される画像領域より狭まる場合、画像を切り出す
ときに他の画像表示装置で表示される領域を考慮しなが
ら切り出し矩形サイズを決定せねばならず、熟練を要
し、実際に他の画像表示装置に切り出し画像を表示した
後に切り出し直さなくてはならないこともあり、手間が
かかる。
【0015】さらに表示画像領域が連接する合同形状の
複数画像領域を切り出しする場合に、他の画像表示装置
に表示した際の表示領域を考慮して予め連接する座標を
計算した後に領域を指示しなくてはならず複雑な操作が
必要になる。
【0016】また、上記従来の画像領域指示装置では、
同じ画像データから同一解像度で縦横比または大きさが
異なる複数の画像を切り出す際に、1枚ずつ解像度を設
定し縦横比または大きさを変化して切り出しの操作をせ
ねばならず手間がかかる。
【0017】本発明は上記問題点を除去し、より簡単な
操作で、他の画像表示装置に表示した際に表示領域が切
り出し領域より狭まる場合の切り出し領域と、他の画像
表示装置に表示される表示領域を表示画像上で確認しな
がら容易に画像の領域指示を可能にし、同じ画像データ
から同一解像度で縦横比または大きさの異なる複数の切
り出し領域を設定する場合に、表示画像上で確認しなが
ら容易に画像の領域指示を可能にすることを目的とする
ものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、他の画
像表示装置によって表示される領域が切り出した画像領
域より狭まる場合の問題点を解決するために、入力画像
データを表示する画像表示手段と、表示画像の切り出し
位置を対話的に指示する切り出し位置指示手段と、前記
指示された切り出し位置から定められた条件に従い切り
出し矩形領域を計算する切り出し領域計算手段と、前記
切り出し領域計算手段によって計算された切り出し領域
を示す表示を前記表示画像上に重ねて表示する切り出し
領域表示手段と、前記切り出し領域表示手段で表示され
る領域のうち実際に他の画像表示装置で表示される領域
を入力設定する表示領域入力手段と、前記表示領域入力
手段において入力された表示領域を定められた条件に従
い計算する表示領域計算手段と、前記表示領域計算手段
によって計算された表示領域を示す表示を前記表示画像
上に重ねて表示する表示領域表示手段とを有することを
特徴とする。
【0019】また、本発明の第2は、同じ画像データか
ら同一解像度の縦横比または大きさの異なる複数の画像
を切り出す場合の問題点を解決するために、入力画像デ
ータを表示する画像表示手段と、表示画像の第1の切り
出し位置を対話的に指示する第1の切り出し位置指示手
段と、前記指示された第1の切り出し位置から定められ
た条件に従い第1の切り出し領域を計算する第1の切り
出し領域計算手段と、前記第1の切り出し領域計算手段
によって計算された第1の切り出し領域を示す表示を前
記表示画像上に重ねて表示する第1の切り出し領域表示
手段と、前記表示画像の第2の切り出し位置を対話的に
指示する第2の切り出し位置指示手段と、前記指示され
た第2の切り出し位置から第1の切り出し画像と同じ解
像度で縦横比または大きさが異なるという条件で第2の
切り出し領域を計算する第2の切り出し領域計算手段
と、前記第2の切り出し領域計算手段によって計算され
た第2の切り出し領域を示す表示を前記表示画像上に重
ねて表示する第2の切り出し領域表示手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の前記第1の解決手段によれば、画像表
示手段に表示されている表示画像を切り出し位置指示手
段で指示すると、切り出し領域計算手段でもって縦横比
一定等の定められた条件に従って切り出し領域が計算さ
れ、大きさが可変である切り出し領域表示手段により前
記表示画像上に重ねて切り出し領域を表示する際に、予
め切り出し領域のうち他の画像表示装置で表示される領
域を表示領域入力手段で入力設定し、表示領域計算手段
によって表示領域を計算し、前記表示画像上に重ねて他
の画像表示装置で表示する際の表示領域を示す表示を表
示するものである。
【0021】したがって、矩形領域の縦横比を一定に保
った領域指示や、領域指示が連接する合同形状の複数画
像領域であるなどの条件に従って切り出し領域を指示す
る場合に、切り出し画像領域だけでなく実際に他の画像
表示装置によって表示される範囲を表示画面上で確認し
ながら指定できるため、他の画像表示装置に実際に表示
してみなくても必要な切り出し範囲が容易に指定でき
る。
【0022】また、本発明の前記第2の解決手段によれ
ば、画像表示手段に表示されている表示画像を第1の切
り出し位置指示手段で指示すると、第1の切り出し領域
計算手段でもって縦横比一定等の定められた条件に従っ
て第1の切り出し領域が計算され、第1の切り出し領域
表示手段により前記表示画像上に重ねて第1の切り出し
領域を示す表示が表示されるとともに、前記表示画像上
に第2の切り出し位置指示手段で切り出し開始位置を指
示すると、第2の切り出し領域計算手段でもって予め設
定された縦横比または大きさと第1の切り出し画像と同
一の解像度であるという条件より第2の切り出し領域が
計算され、第2の切り出し領域表示手段により前記表示
画像上に第1の切り出し領域と共に第2の切り出し領域
をも重ねて表示するものである。
【0023】したがって、同じ画像データから同一解像
度の縦横比または大きさの異なる複数の画像を切り出す
場合に、第1の切り出し画像領域の解像度に従って第2
の切り出し画像領域の解像度も決まるので、第1の切り
出し画像領域の矩形領域を決めた後に第2の切り出し開
始位置のみ指示することによって、予め設定しておいた
条件に従い第2の切り出し領域が自動的に決まり、第1
の切り出し画像領域と第2の画像領域が表示画面上で同
時に確認しながら容易に指定できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施例における画像
領域指示装置の構成を示すブロック図であり、図2
(a),(b)はその表示画面図である。ここでは、表示画像
の領域を示す手段として矩形枠を用いるものとする。
【0025】図1において、1ないし4は前記図9で説
明した各手段1ないし4と同じである。ここで、5は実
際に他の画像表示装置で表示される領域を入力設定する
表示領域入力手段、6は表示領域入力手段5において入
力された表示領域を定められた条件に従い計算する表示
領域計算手段、7は前記計算された領域を示す矩形枠を
画像表示手段1で表示される表示画面上に重ねて表示す
る表示領域表示手段である。
【0026】以上のように構成された画像領域指示装置
における第1の実施例の具体的な動作を図2を用いて説
明する。まず、入力した切り出す対象の画像を画像表示
手段1によって表示し、次のように画像切り出しを行
う。
【0027】図2(a)のように、切り出し位置指示手段
2で表示画像上に2点(8,9)を指定することにより、
切り出し領域を決める。すなわち、切り出し開始位置8
と切り出しの縦の大きさ10を決定し、切り出し領域計算
手段3で縦の大きさ10を用いて切り出し領域11の横の大
きさ12を予め設定した一定の縦横比となるように計算
し、同時に決定した縦横のサイズおよび切り出した結果
得られる画像の期待されるサイズにより解像度の計算を
行う。その後に切り出し開始位置8の座標を用いて、切
り出し領域11を決定する。得られた切り出し領域11を示
す矩形枠を、切り出し領域表示手段4によって前記表示
画像上に重ねて表示する。
【0028】次に、他の画像表示装置で表示される領域
を表示領域入力手段5によって表示範囲を予め入力設定
する。表示領域の範囲を、例えば切り出し領域の切り出
し開始位置8から横10%〜90%の範囲、縦は5%〜95%
の範囲とすると、表示領域入力手段5により入力された
値により、切り出し領域11に対しての表示領域の横と縦
の範囲を表示領域計算手段6により計算し、計算されて
決まった表示領域の開始位置13と縦14と横15より表示領
域16を示す矩形枠を決定し、得られた表示領域16を表示
領域表示手段7によって、前記表示画像上に重ねて表示
する。
【0029】また、条件を変えることで、図2(b)のよ
うに、切り出し位置指示手段2で表示画像上の2点(1
7,18)を指定することにより、横の大きさ19を決定した
場合も同様に、切り出し領域計算手段3によって切り出
し領域20の縦の大きさ21が計算され、切り出し開始位置
17と合わせて計算された結果の切り出し領域20を示す矩
形枠を、切り出し領域表示手段4によって前記表示画像
上に重ねて表示し、同様に表示領域入力手段5によって
予め表示領域を入力設定し、表示領域計算手段6で表示
領域22を示す横の大きさ23、縦の大きさ24を有する矩形
枠が決定され、得られた表示領域22を表示領域表示手段
7により、前記表示画像上に重ねて表示する。
【0030】また、表示された表示領域16または22を示
す矩形枠の領域を変えたい場合は、再び切り出し位置指
示手段2で表示画像上の2点を指定することにより、こ
の2点によって計算される新たな表示領域16または22を
示す矩形枠が表示領域表示手段7によって前記表示画像
上に重ねて表示される。
【0031】以上のように本実施例によれば、矩形領域
の縦横比を一定に保った領域を指示する場合に、条件に
合う領域が表示画面上で実際に他の画像表示装置に表示
される領域を確認しながら容易に指定できる。
【0032】次に本発明の第2の実施例について図3お
よび図4を参照しながら説明する。図3は本発明の第2
の実施例における画像領域指示装置の構成を示すブロッ
ク図であり、図4はその表示画面図である。第1の実施
例と異なる点は、表示画像上の2点を指定することによ
り、表示領域計算手段161が、同一形状の縦方向に連接
する2つの画像の領域を計算することである。
【0033】以下、本発明の第2の実施例の具体的な動
作を図3および図4を用いて説明する。図3において、
1画面を縦方向にスクロールするように、同一形状の縦
方向に連接する2つの画像に分割して領域指定する場
合、入力した画像を画像表示手段1によって表示し、次
のように画像切り出しを行う。
【0034】まず、切り出し位置指示手段2で表示画像
上の2点(25,26)を指定することにより、切り出し開始
位置25と縦横の大きさ27,28を決定する。決定した切り
出し開始位置25と縦横の大きさ27,28で第1の切り出し
領域29が決まる。その期待されるサイズより、切り出し
領域計算手段131によって解像度の計算を行い、第1の
切り出し領域29を示す矩形枠を切り出し領域表示手段4
によって、表示画像上に重ねて表示する。また表示領域
入力手段5によって予め表示領域を入力設定し、表示領
域計算手段161で切り出し領域における表示領域の縦横
の大きさ30と31が計算され、第1の表示領域32を示す矩
形枠を決定し、第1の表示領域32を表示領域表示手段7
によって表示画像上に重ねて表示する。
【0035】そのとき、連接する第2の表示領域33を示
す矩形枠は決定した条件により、連接する座標が表示領
域計算手段161で計算され、同様に前記表示画像上に表
示される。同時に切り出し領域計算手段131によって第
2の切り出し領域34が決まり、この第2の切り出し領域
34を示す矩形枠を切り出し領域表示手段4によって表示
画像上に重ねて表示する。
【0036】なお、切り出し位置指示手段2で表示画像
上の2点を指定することにより、切り出し開始位置25と
縦横の大きさ27,28を決定する場合、第1の実施例と同
様に、切り出し位置指示手段2で表示画像上の2点(2
5,35)を指定することにより、切り出し開始位置25と切
り出しの縦の大きさ27を決定し、切り出し領域計算手段
131で縦の大きさ27を用いて第1の切り出し領域29の横
の大きさ28を予め設定した一定の縦横比となるように計
算し、第1の切り出し領域29を決定した後に第1の表示
領域32を決定し、さらに同一形状の縦方向に連接する2
つめの画像の領域の座標を計算し、連接する第2の表示
領域33を示す矩形枠と第2の切り出し領域34を示す矩形
枠を前記表示画面上に表示するようにしてもよい。
【0037】また、同様に、切り出し開始位置25と切り
出しの横の大きさ28を決定し、切り出し領域計算手段13
1で横の大きさ28を用いて第1の切り出し領域29の縦の
大きさ27を予め設定した一定の縦横比となるように計算
してもよい。
【0038】以上のように本実施例によれば、領域指示
が縦方向に連接する合同形状の複数画像領域であるとい
う条件に従って切り出し領域を指示する場合に、条件に
合う領域が、表示画面上で切り出し矩形枠と表示領域を
確認しながら容易に指定できる。
【0039】次に本発明の第3の実施例について、図5
および図6を参照しながら説明する。図5は、本発明の
第3の実施例における画像領域指示装置の構成を示すブ
ロック図であり、図6はその表示画面図である。第1,
第2の実施例と異なる点は、表示画像上の2点を指定す
ることにより、表示領域計算手段162が、同一形状の横
方向に連接する2つの画像の領域を計算することであ
る。
【0040】以下、本発明の第3の実施例の具体的な動
作を図5および図6を用いて説明する。図5において、
1画面を横方向にスクロールするように同一形状の横方
向に連接する2つの画像に分割して領域指定する場合、
入力した画像を画像表示手段1によって表示し、次のよ
うに画像切り出しを行う。
【0041】まず、切り出し位置指示手段2で表示画像
上の2点(36,37)を指定することにより、切り出し開始
位置36と縦横の大きさ38,39を決定する。決定した切り
出し開始位置36と縦横の大きさ38,39で第1の切り出し
領域40が決まる。その期待されるサイズより切り出し領
域計算手段132によって解像度の計算を行い、第1の切
り出し領域40を示す矩形枠を切り出し領域表示手段4に
よって、表示画像上に重ねて表示する。また表示領域入
力手段5によって予め表示領域を入力設定し、設定され
た値より表示領域計算手段162で第1の表示領域41の横
と縦の大きさ42,43が計算され、第1の表示領域41を決
定し、第1の表示領域41を示す矩形枠を表示領域表示手
段7によって表示画像上に重ねて表示する。
【0042】そのとき、連接する第2の表示領域44を示
す矩形枠は決定した条件により、連接する座標が表示領
域計算手段162で計算され、同様に前記表示画像上に表
示される。同時に切り出し領域計算手段132によって第
2の切り出し領域45を示す矩形枠が決まり、第2の切り
出し領域45を示す矩形枠を切り出し領域表示手段4によ
って表示画像上に重ねて表示する。
【0043】なお、切り出し位置指示手段2で表示画像
上の2点を指定することにより、切り出し開始位置36と
縦横の大きさ38,39を決定する場合、第1の実施例と同
様に、切り出し位置指示手段2で表示画像上の2点(3
6,46)を指定することにより、切り出し開始位置36と切
り出しの縦の大きさ38を決定し、切り出し領域計算手段
132で縦の大きさ38を用いて第1の切り出し領域40の横
の大きさ39を予め設定した一定の縦横比となるように計
算し、第1の切り出し領域40を決定した後に第1の表示
領域41を決定し、さらに同一形状の横方向に連接する2
つめの画像の領域の座標を計算し、連接する第2の表示
領域44を示す矩形枠と第2の切り出し領域45を示す矩形
枠を前記表示画面上に表示するようにしてもよい。
【0044】以上のように本実施例によれば、領域指示
が横方向に連接する合同形状の複数画像領域であるとい
う条件に従って切り出し領域を指示する場合に、条件に
合う領域が、表示画面上で切り出し矩形枠と表示領域を
確認しながら容易に指定できる。
【0045】次に、本発明の第4の実施例について図7
および図8を参照しながら説明する。図7は、本発明の
第4の実施例における画像領域指示装置の構成を示すブ
ロック図であり、図8はその表示画面図である。
【0046】図7において、47は入力した画像データを
表示するための画像表示手段、48は第1の表示画像の切
り出し位置を対話的に指示する第1の切り出し位置指示
手段、49は前記指示された第1の切り出し位置から定め
られた条件に従い第1の切り出し矩形領域を計算する第
1の切り出し領域計算手段、50は第1の切り出し領域計
算手段49によって計算された第1の切り出し領域を示す
矩形枠を前記表示画像上に重ねて表示する第1の切り出
し領域表示手段、51は第2の表示画像の切り出し位置を
対話的に指示する第2の切り出し位置指示手段、52は前
記指示された第2の切り出し位置から条件が異なる縦横
比または大きさである第2の切り出し領域を計算する第
2の切り出し領域計算手段、53は第2の切り出し領域計
算手段52によって計算された第2の切り出し領域を示す
矩形枠を前記表示画像上に重ねて表示する第2の切り出
し領域表示手段である。
【0047】以上のように構成された画像領域指示装置
における具体的な動作を図8を用いて説明する。例え
ば、縦1035画素、横1920画素のハイビジョン画像と縦48
0画素、横640画素のNTSC画像の2種類の画像を同じ
画像データから同解像度で切り出す場合について述べ
る。まず、切り出す対象の画像を画像表示手段47によっ
て表示し、次のように画像切り出しを行う。
【0048】図8のように、第1の切り出し位置指示手
段48で表示画像上に2点(54,55)を指定することによ
り、ハイビジョン画像の縦と横の大きさ56,57を決定す
る。決定した縦横の大きさ56,57でハイビジョン画像の
切り出し領域である第1の切り出し領域58が決まる。そ
の期待されるサイズより第1の切り出し領域計算手段49
によって解像度の計算を行い解像度が決まり、第1の切
り出し領域表示手段50によってハイビジョン画像の第1
の切り出し領域58を示す矩形枠を表示画像上に重ねて表
示する。
【0049】次に第2の切り出し位置指示手段51によっ
てNTSC画像の切り出し開始位置である第2の切り出
し開始位置59を指示し、予め設定された縦480画素、横6
40画素のNTSC画像であるという条件と決まった解像
度により、縦と横の大きさ60,61を決定する。決定した
縦横の大きさ60,61でNTSC画像の第2の切り出し領
域62が決まり、第2の切り出し領域表示手段53によって
NTSC画像の第2の切り出し領域62を示す矩形枠をハ
イビジョン画像の第1の切り出し領域58を示す矩形枠と
共に前記表示画像上に重ねて表示する。
【0050】なお、第1の切り出し位置指示手段48で表
示画像上の2点を指定することにより、切り出し開始位
置54と縦横の大きさ56,57を決定する場合、第1の実施
例と同様に、第1の切り出し位置指示手段48で表示画像
上の2点(54,63)を指定することにより、切り出し開始
位置54と切り出しの横の大きさ57を決定し、第1の切り
出し領域計算手段49で横の大きさ57を用いて第1の切り
出し領域58の縦の大きさ56を予め設定した一定の縦横比
となるように計算し、第1の切り出し領域58を決定した
後に第1の表示領域を決定し、第2の切り出し位置指示
手段51で第2の切り出し開始位置59を指示することによ
り与えられた条件により第2の切り出し領域を計算し、
第2の表示領域62を示す矩形枠を前記表示画像上に表示
するようにしてもよい。
【0051】また、同様に、表示画像上の2点(54,64)
を指定し、上記と反対に縦の大きさを決定してから処理
してもよい。
【0052】また、同様に、切り出し開始位置54と切り
出しの縦の大きさ56を決定し、第1の切り出し領域計算
手段49で縦の大きさ56を用いて第1の切り出し領域58の
横の大きさ57を予め設定した一定の縦横比となるように
計算してもよい。
【0053】以上の各実施例で分かるとおり、本発明は
対話的に切り出し領域を設定する切り出し位置指示手段
および設定された領域の切り出し領域の座標を計算し、
縦横のサイズ情報および期待される切り出し後の画像サ
イズより解像度を計算する切り出し領域計算手段と、予
め他の画像表示装置で表示される領域を入力設定するこ
とにより切り出し画像の表示領域を計算する表示領域計
算手段を具備することにより、切り出す画像の他の画像
表示装置で表示される領域を確認しながら簡単に作業で
きることを可能としている。
【0054】また、同じ画像データから同一解像度で異
なる縦横比または大きさの複数の画像領域を指示する場
合も、対話的に第1の切り出し領域を設定する第1の切
り出し位置指示手段および設定された領域の第1の切り
出し領域の座標を計算し、縦横のサイズ情報および期待
される切り出し後の画像サイズより解像度を計算する第
1の切り出し領域計算手段と、第2の切り出し領域の切
り出し開始位置を設定する第2の切り出し位置指示手段
および設定された領域の第2の切り出し領域を解像度と
設定された条件より第2の切り出し領域を計算する第2
の切り出し領域計算手段を具備することにより、同じ画
像データから同一解像度で異なる縦横比または大きさで
ある複数の切り出す画像領域を同時に確認しながら簡単
に作業できることを可能としている。
【0055】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変形が可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものでな
い。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0057】(1) 対話式で移動や大きさ変更が可能な矩
形枠を用いて、他の画像表示装置での表示領域を確認し
ながら切り出し領域を決定するため、より簡単に作業す
ることが可能になる。
【0058】(2) 1画像を同一サイズ,同一解像度の連
接する複数画像に分割して入力する際に、画像間の表示
領域の位置合わせなどを自動的に行うことができる。
【0059】(3) 同じ画像データから同一解像度で異な
る縦横比または大きさである複数画像領域を指示する場
合、同じ表示画像で一度に領域指示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像領域指示装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の第1の実施例の画像領域指示を行う過程
を示す表示画面図である。
【図3】本発明の第2の実施例における画像領域指示装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の第2の実施例の画像領域指示を行う過程
を示す表示画面図である。
【図5】本発明の第3の実施例における画像領域指示装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の第3の実施例の画像領域指示を行う過程
を示す表示画面図である。
【図7】本発明の第4の実施例における画像領域指示装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の第4の実施例の画像領域指示を行う過程
を示す表示画面図である。
【図9】従来の画像領域指示装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1,47…画像表示手段、 2…切り出し位置指示手段、
3,131,132…切り出し領域計算手段、 4…切り出
し領域表示手段、 5…表示領域入力手段、 6,16
1,162…表示領域計算手段、 7…表示領域表示手段、
11,20…切り出し領域、 16,22…表示領域、 29,
40,58…第1の切り出し領域、 32,41…第1の表示領
域、 33,44…第2の表示領域、 34,45,62…第2の
切り出し領域、 48…第1の切り出し位置指示手段、
49…第1の切り出し領域計算手段、50…第1の切り出し
領域表示手段、 51…第2の切り出し位置指示手段、
52…第2の切り出し領域計算手段、 53…第2の切り出
し領域表示手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データを表示する画像表示手段
    と、表示画像の切り出し位置を対話的に指示する切り出
    し位置指示手段と、前記指示された切り出し位置から定
    められた条件に従い切り出し矩形領域を計算する切り出
    し領域計算手段と、前記切り出し領域計算手段によって
    計算された切り出し領域を示す表示を前記表示画像上に
    重ねて表示する切り出し領域表示手段と、前記切り出し
    領域表示手段で表示される領域のうち実際に他の画像表
    示装置で表示される領域を入力設定する表示領域入力手
    段と、前記表示領域入力手段において入力された表示領
    域を定められた条件に従い計算する表示領域計算手段
    と、前記表示領域計算手段によって計算された表示領域
    を示す表示を前記表示画像上に重ねて表示する表示領域
    表示手段とを有することを特徴とする画像領域指示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記表示領域計算手段における定められ
    た条件が連接する合同形状の複数画像領域であることを
    特徴とする請求項1記載の画像領域指示装置。
  3. 【請求項3】 入力画像データを表示する画像表示手段
    と、表示画像の第1の切り出し位置を対話的に指示する
    第1の切り出し位置指示手段と、前記指示された第1の
    切り出し位置から定められた条件に従い第1の切り出し
    領域を計算する第1の切り出し領域計算手段と、前記第
    1の切り出し領域計算手段によって計算された第1の切
    り出し領域を示す表示を前記表示画像上に重ねて表示す
    る第1の切り出し領域表示手段と、前記表示画像の第2
    の切り出し位置を対話的に指示する第2の切り出し位置
    指示手段と、前記指示された第2の切り出し位置から第
    1の切り出し画像と同じ解像度で縦横比または大きさが
    異なるという条件で第2の切り出し領域を計算する第2
    の切り出し領域計算手段と、前記第2の切り出し領域計
    算手段によって計算された第2の切り出し領域を示す表
    示を前記表示画像上に重ねて表示する第2の切り出し領
    域表示手段とを有することを特徴とする画像領域指示装
    置。
JP12605193A 1993-05-27 1993-05-27 画像領域指示装置 Pending JPH06337914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011155686A (ja) * 2011-04-05 2011-08-11 Canon Inc カメラ制御システムおよびその方法およびその動作処理プログラムを記憶した記憶媒体

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