JPH0633785U - 作業用車両 - Google Patents

作業用車両

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JPH0633785U
JPH0633785U JP7053592U JP7053592U JPH0633785U JP H0633785 U JPH0633785 U JP H0633785U JP 7053592 U JP7053592 U JP 7053592U JP 7053592 U JP7053592 U JP 7053592U JP H0633785 U JPH0633785 U JP H0633785U
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JP
Japan
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seat
vehicle body
right direction
potentiometer
cylinder device
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Withdrawn
Application number
JP7053592U
Other languages
English (en)
Inventor
明彦 藤本
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホイールローダの車体2に、左右方向の傾斜
角度を検出するポテンショメータ8と、前後方向軸心14
を中心にして左右方向に揺動自在な座席6と、この座席
6を揺動させるシリンダ装置16とを設け、ポテンショメ
ータ8の検出値に基づいてシリンダ装置16を制御する制
御装置を設けた。車体2が左右方向に傾斜した場合、傾
斜角度をポテンショメータ8が検出し、この検出値に基
づいて制御装置がシリンダ装置16のピストンロッド15の
伸縮を制御する。これにより、シリンダ装置16が座席6
を左右方向に揺動させ、座席6を常に水平状に維持す
る。 【効果】 車体2が左右方向に傾斜しても、座席6に座
っているオペレータなどは常に水平姿勢で安心して操作
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、座席を有するホイールローダなどの作業用車両に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の作業用車両としては、例えば土木作業に使用されるホイールロ ーダなどが挙げられる。すなわち、図7に示すように、31はホイールローダの車 体であり、車体31の前後左右には車輪32が設けられている。また、車体31の上部 には、オペレータが座る運転座席33が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来形式によると、作業中、片方の車輪32が石などに乗り上 げて車体31が左右に傾斜した場合、運転座席33も車体31とともに傾斜するため、 オペレータは少しの傾斜角度θであっても大きな不安を抱くといった問題があっ た。
【0004】 本考案は上記問題を解決するもので、車体が左右方向に傾斜しても、座席を常 に水平状に維持することができる作業用車両を提供することを目的とするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本考案における作業用車両は、車体に、左右方 向の傾斜角度を検出する角度検出器と、前後方向軸心を中心にして左右方向に揺 動自在な座席と、この座席を揺動させる揺動装置とを設け、上記角度検出器の検 出値に基づいて上記揺動装置を制御する制御装置を設けたものである。
【0006】
【作用】 上記構成によると、車体が左右方向に傾斜した場合、この傾斜角度を角度検出 器が検出し、角度検出器の検出値に基づいて制御装置が揺動装置を制御する。こ れにより、揺動装置が座席を前後方向軸心を中心にして左右方向に揺動させ、座 席を常に水平状に維持する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1から図6に基づいて説明する。 図1〜図4に示すように、1は作業用車両の一例であるホイールローダであり 、車体2の両側方には左右一対の前輪3と後輪4とが設けられている。また、車 体2の前方には土砂を掘削運搬するためのバケット5が設けられ、車体2の上部 には、運転座席6と、この運転座席6を揺動させる揺動装置7と、車体2の左右 方向の傾斜角度を検出する角度検出器の一例であるポテンショメータ8とが設け られている。
【0008】 上記運転座席6の下面には前後一対の取付ブラケット11が垂設され、両取付ブ ラケット11間には、車体2の上面から立設された連結ブラケット12の上部が突入 している。そして、両取付ブラケット11と連結ブラケット12とは前後方向に挿通 された連結ピン13を介して揺動自在に連結されている。これにより、上記運転座 席6は、車体2に、前後方向軸心14を中心にして左右方向に揺動自在に連結され ている。
【0009】 上記揺動装置7は、車体2に設けられかつピストンロッド15の先端が運転座席 6の下面一側端に連結された油圧シリンダ装置16と、上記連結ピン13とピストン ロッド15の先端とを連結する揺動アーム17とで構成されている。図3に示すよう に、上記シリンダ装置16のピストンロッド15を伸縮させるための作動油圧管18, 19は、ソレノイドバルブ20を介して、アキュムレータ21に接続されている。22は アキュムレータ21に接続される油圧ポンプであり、23はシリンダ装置16内の圧油 を回収するための回収タンクである。
【0010】 また、上記ソレノイドバルブ20とポテンショメータ8とは制御装置25に接続さ れている。これにより、上記制御装置25はポテンショメータ8の検出値に基づい て上記ソレノイドバルブ20を切り換え制御するものである。尚、上記ポテンショ メータ8は、運転座席6の下方に設けられ、内封された油などの液体にフロート を浮かせ、フロートの変移量を電圧に変換して傾斜角度を検出する構造のもので ある。
【0011】 以下、上記構成における作用を説明する。 図5に示すように、作業中、片方の前輪3あるいは後輪4が石などに乗り上げ て車体2が左右一方に傾斜した場合、ポテンショメータ8が傾斜角度θを検出し 、図3に示すように、検出された傾斜角度θに基づいて制御装置25がソレノイド バルブ20を一方(イ)に切り換える。これにより、圧油が油圧ポンプ22から作動 油管18を経てシリンダ装置16の退縮作動室16aに供給されるとともに伸展作動室 16b内の圧油が作動油管19を経て回収タンク23に回収されて、ピストンロッド15 が退縮し、図1の二点鎖線aに示すように運転座席6が前後方向軸心14を中心に して左右他方に揺動する。そして、制御装置25がソレノイドバルブ20を一方(イ )から中間部(ロ)に切り換えることにより、ピストンロッド15が停止して、図 5に示すように、運転座席6は水平位置に固定される。
【0012】 同様に、車体2が左右他方に傾斜した場合は、制御装置25がソレノイドバルブ 20を他方(ハ)に切り換えることにより、圧油が作動油管19を経てシリンダ装置 16の伸展作動室16bに供給されるとともに退縮作動室16a内の圧油が作動油管18 を経て回収タンク23に回収されて、ピストンロッド15が伸展し、図1の一点鎖線 bに示すように運転座席6は前後方向軸心14を中心にして左右一方に揺動し水平 位置に固定される。これにより、車体2が左右方向に傾斜しても、運転座席6は 常に水平位置まで揺動し固定される。
【0013】 尚、上記実施例ではポテンショメータ8を用いて、車体2の傾斜角度θを電圧 に変換して検出しているが、この傾斜角度θと電圧とは図6のグラフに示す関係 になる。そして、傾斜角度θが微小な場合(すなわち、図6のグラフのA1〜A 2の範囲に示すように傾斜角度θが0°近辺の場合)は運転座席6を揺動させな いようにし、傾斜角度θが大きい場合(すなわち、図6のグラフの斜線部の場合 )は運転座席6を水平位置まで揺動させるようにしてもよい。
【0014】 また、上記実施例では、図3に示すように、ソレノイドバルブ20と油圧ポンプ 22との間にアキュムレータ21を設けることにより、油圧ポンプ22からの吐出圧力 の瞬時的変動を緩和することができるため、シリンダ装置16は車体2の傾斜に対 してスムーズに追従作動する。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によると、車体が左右方向に傾斜した場合、この傾 斜角度を角度検出器が検出し、角度検出器の検出値に基づいて制御装置が揺動装 置を制御する。これにより、揺動装置が座席を前後方向軸心を中心にして左右方 向に揺動させ、座席を常に水平状に維持することができる。したがって、車体が 左右方向に傾斜しても、座席に座っているオペレータなどは常に水平姿勢で安心 して操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における作業用車両の座席の
正面図である。
【図2】座席の側面図である。
【図3】揺動装置を作動させる作動系の回路図である。
【図4】作業用車両の側面図である。
【図5】作業用車両の概略正面図である。
【図6】傾斜角度とポテンショメータの検出電圧との関
係を示すグラフである。
【図7】従来例における作業用車両の概略正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ホイールローダ(作業用車両) 2 車体 6 座席 7 揺動装置 8 ポテンショメータ(角度検出器) 14 前後方向軸心 25 制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に、左右方向の傾斜角度を検出する
    角度検出器と、前後方向軸心を中心にして左右方向に揺
    動自在な座席と、この座席を揺動させる揺動装置とを設
    け、上記角度検出器の検出値に基づいて上記揺動装置を
    制御する制御装置を設けたことを特徴とする作業用車
    両。
JP7053592U 1992-10-09 1992-10-09 作業用車両 Withdrawn JPH0633785U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053592U JPH0633785U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 作業用車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053592U JPH0633785U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 作業用車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0633785U true JPH0633785U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13434334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7053592U Withdrawn JPH0633785U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 作業用車両

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JP (1) JPH0633785U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120022150A (ko) * 2010-09-01 2012-03-12 두산인프라코어 주식회사 건설기계의 시트 수평유지장치
US10046677B2 (en) 2013-04-23 2018-08-14 Clearmotion Acquisition I Llc Seat system for a vehicle
WO2020081755A1 (en) * 2018-10-17 2020-04-23 Mtd Products Inc Adjustable seat assembly for a lawn maintenance vehicle

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306