JPH06337823A - スプリットバス制御回路 - Google Patents
スプリットバス制御回路Info
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- JPH06337823A JPH06337823A JP5127179A JP12717993A JPH06337823A JP H06337823 A JPH06337823 A JP H06337823A JP 5127179 A JP5127179 A JP 5127179A JP 12717993 A JP12717993 A JP 12717993A JP H06337823 A JPH06337823 A JP H06337823A
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Abstract
送とアンサ転送とに分けて行なうスプリットバスのステ
ータス障害発生時の制御回路に関し、ステータス障害に
よるデータの読み間違いを防止することを目的とする。 【構成】 カウンタ61はオーダ転送発行毎に更新され
る。カウンタ61の出力はオーダ転送のコマンドのアク
セスIDとして用いられる。アンサ転送のコマンドのア
クセスIDは対応するオーダ転送のコマンドのアクセス
IDと同じ値が返される。タイミング発生回路62はア
クセスID不一致のステータス入力時は正常受信時と同
様に、制御線3aへは起動信号等を出力せず、リトライ
はしない。
Description
に係り、特に1つのトランザクションをオーダ転送とア
ンサ転送に分けて行なうスプリットバスのステータス障
害発生時の制御回路に関する。
をオーダ転送とアンサ転送とに分けているので、バスの
使用効率を高くすることが可能である。図11は一般的
なスプリットバス転送システムのシステム構成図を示
す。同図中、CPUボード1及びメモリボード2はシス
テムバス3を介して双方向に接続されている。システム
バス3は制御線3a,情報線3b及びステータス線3c
よりなる。
ット(MPU)4とバスインタフェース制御モジュール
(BIC)5とがローカルバス6を介して双方向に接続
されている。また、メモリボード2はBIC7とメモリ
8とがローカルバス9を介して双方向に接続されてい
る。
転送時にはCPUボード1からメモリボード2へ制御線
3a(図では1本で記載してあるが、実際には複数本あ
る)に図12(A)に示すシステムバス起動信号SBS
とシステムバスブロック信号SBKとがアサートされ
(ローレベルで示す)、SBSがアサートしたサイクル
が最初の転送サイクルで、SBKがネゲートした次のサ
イクルが最後の転送サイクルとなるよう、コマンド及び
アドレスが情報線3bに同図(B)の如く転送される。
このコマンド及びアドレスを受信したBIC7は正しく
受け取ったことを同図(C)に示す如くステータス線3
cを介してコマンド入力より2サイクル後に通知する。
(A)に示す如くシステムバス起動信号SBSとシステ
ムバスブロック信号SBKがメモリボード2からCPU
ボード1へ出力され、また情報線3bには同図(B)に
示す如くコマンドとメモリ8から読み出されたデータが
出力され、更にステータス線3cには同図(C)に示す
如く、ステータスSTC 及びSTD が2サイクル後にC
PUボード1からメモリボード2へ転送される。
及びメモリボード2内のローカルバス9では、図13
(A)に示す如く、BS線の起動信号BSがアサートさ
れると同時にアドレス線に同図(B)に示すアドレス信
号が転送され、その後、同図(C)及び(D)に示す如
く、DC線にデータコンプリート信号DCとデータ線に
データが夫々転送される。
は、オーダ転送及びアンサ転送毎にバスマスタがバス権
を獲得してバススレーブへオーダ又はアンサを転送する
が、その際にステータス障害が発生した場合でもデータ
の読み間違いが生じないようにすることが必要とされ
る。
の一例の回路図を示す。同図中、CPUボード1内のB
IC5はセレクタ11,タイミング発生回路12,BM
IDレジスタ13及びBSIDレジスタ14を有する構
成とされている。セレクタ11はタイミング発生回路1
2よりのセレクト信号により、BMIDレジスタ13,
BSIDレジスタ14,ローカルバス6のバスアクセス
タイプ(BAT)線15,ローカルバス6のリード/ラ
イト(R/W)線16,2ビットオール“0”の固定値
の伝送線17,ローカルバス6のアドレス線18からの
各信号を順次切換出力する。タイミング発生回路12は
ローカルバス6のBS線19を介して入力される起動信
号により起動される。
ユニットIDであるBMIDを出力する。BSIDレジ
スタ14はバススレーブの機能ユニットIDであるBS
IDを出力する。これにより、セレクタ11から情報線
3bへ図15に示す如きフォーマットのコマンドが出力
される。
レジスタ13よりのBMID,次の8ビットがBSID
レジスタ14よりのBSID,次の3ビットがBAT線
15よりのオペレーションタイプ(OPT),次の1ビ
ットがR/W線16よりの読み出しか書き込みかを示す
信号、更に次の2ビットは伝送線17よりの信号に基づ
くアクセスID(AID),残りの10ビットが予備と
されたフォーマットである。
0”のときメモリ空間オーダ転送、“001”のとき制
御空間オーダ転送、“111”のときアンサ転送を示
す。また、上記のアクセスIDであるAIDはメモリア
クセス多重動作を行なうための識別子で、複数のダイレ
クトメモリアクセス(DMA)ポートの同時動作や、単
一DMAポートのパイプライン動作等に使用され、ポー
ト番号固定の場合は固定値である。
リットバス転送システムのリードアクセス動作について
説明する。正常転送時には、図16に示す如く、MPU
4からBIC5にリード指示とアドレスAとが出力され
ると(ステップ21)、BIC5は前記図15に示した
フォーマットのリードオーダコマンドとアドレスAを示
すアドレス信号及びパリティビットとを順次システムバ
ス3へ送出する(ステップ22)。
及びパリティビットはメモリボード2内のBIC7にて
受信され、パリティチェックの結果正常であるときはそ
の旨を示すステータスをBIC7がBIC5へ返すと共
に(ステップ23)、自メモリボード2内のメモリ8に
ローカルバス9を介してアドレスAとリード信号とを出
力する(ステップ24)。
み出されたデータはBIC7に入力され(ステップ2
5)、更にBIC7よりリードアンサであることを示す
コマンドとデータがシステムバス3を介してBIC5
に入力される(ステップ26)。BIC5はパリティチ
ェックを行ない、ステータス線3cを介して正常である
旨のステータスをBIC7に返すと共に(ステップ2
7)、入力データをローカルバス6を通してMPU4
へ転送する(ステップ28)。
アドレスBのリード指示を行なう(ステップ29)。以
下、上記と同様にしてBIC5からBIC7へリードオ
ーダ及びアドレスBのアドレス信号などの出力(ステッ
プ30)、BIC7からBIC5へのステータス転送
(ステップ31)、BIC7からメモリ8へのアドレス
Bのリード指示(ステップ32)、メモリ8からBIC
7へのアドレスBの読み出しデータの転送(ステップ
33)、BIC7からBIC5へのリードアンサとデー
タの転送(ステップ34)、BIC5からBIC7へ
のステータス転送(ステップ35)及びBIC5からM
PU4へのデータの送出(ステップ36)が順次に行
なわれる。
1,35のステータス転送の際、パリティチェックの結
果、パリティエラーを検出した時はパリティエラーのス
テータス(以下、エラーステータスという)を転送す
る。バスマスタはこのエラーステータスを受信するとリ
トライを行なう。パリティエラーの原因がノイズ等の一
時的なものである場合は、リトライにより自動的に復旧
することができる。リトライ後もなおエラーステータス
が転送された場合は、エラーの原因が一時的なものでな
い可能性が高いため、転送を中止する。
テムバス3のステータス線3cにもノイズ等が乗り、正
常ステータスがエラーステータスとしてBIC5又は7
に受信されてしまうことがある。この時はバススレーブ
はオーダ又はアンサを処理するが、バスマスタはパリテ
ィエラー等と間違えてリトライをする可能性がある。こ
のようなステータス障害はオーダ転送でもアンサ転送で
も起こり得る。
タス障害が発生したときのシーケンス図を示す。同図
中、図16と同一ステップには同一符号を付し、その説
明を省略する。図17において、BIC7がBIC5か
らシステムバス3を介して入力されたリードオーダ転送
を正常に受信すると、BIC7は自メモリボード2内の
メモリ8にローカルバス9を介してアドレスAとリード
信号とを出力すると共に(ステップ24)、正常受信を
示すステータスをBIC5に返す。
テータス中にステータス線3cなどでノイズが重畳する
と、BIC5は受信したステータスがエラーステータス
であると間違えることがある(ステップ41)。BIC
5は受信したステータスがエラーステータスであると検
出すると、リトライを実行し、再度BIC7へリードオ
ーダコマンドとアドレスAを示すアドレス信号とパリテ
ィビットとを送出する(ステップ42)。
常に受信すると、BIC7は再びメモリ8にアドレスA
とリード信号とを出力すると共に(ステップ43)、正
常受信であることを示すステータスをBIC5に返す
(ステップ23)。一方、メモリ8は最初に受信したリ
ード信号とアドレスAに基づき、データを読み出して
BIC7及びBIC5を介してMPU4へ送出する(ス
テップ25,26,28)。
リード信号とアドレスBを送出すると(ステップ2
9)、前述したように、BIC5及びBIC7を経由し
てメモリ8にリード信号とアドレスBとが入力される
(ステップ30,32)。しかし、これ以前にメモリ8
には前記リトライによる2回目のリード信号とアドレス
Aとが入力されているため、アドレスAからデータを
読み出し(ステップ44)、BIC7を介してBIC5
へ転送している(ステップ45)。
サを正常に受信すると、BIC7へ正常受信を示すステ
ータスを返し(ステップ46)、またMPU4へデータ
を供給する(ステップ47)。すなわち、BIC5は
リトライによるデータを含むリードアンサを2回目に
MPU4が出力したアドレスBのリードオーダによるア
ンサ転送と見做して、MPU4へデータを出力する
(ステップ47)。従って、BIC5はその後にBIC
7から転送されてくるデータを含むリードアンサは、
MPU4が発行していない3回目のリードアンサと見做
し、エラーステータスをBIC7に返す(ステップ4
8)。
度データを含むリードアンサをBIC5に送出しても
(ステップ49)、やはりBIC5は上記と同様の理由
からBIC7へエラーステータスを返す(ステップ5
0)。このように、上記のリードオーダでステータス障
害が発生した場合は、2回目のリードオーダ転送による
リードアンサが、リトライにより1回目と同じリードア
ンサとなってしまう。
ス障害が発生したときも、図18のシーケンス図に示す
ようにMPU4がデータを誤って受信してしまうことが
ある。同図中、図16と同一ステップには同一符号を付
し、その説明を省略する。BIC5がBIC7からのデ
ータを含むリードアンサを正常に受信し、それにより
BIC7へ正常受信を示すステータスを送信したとして
も、ステータス線3c転送中に該ステータスにノイズが
重畳したような場合は、BIC7は受信したステータス
がエラーステータスであると間違えることがある(ステ
ップ51)。
て再度データを含むリードアンサをBIC5へ転送す
る(ステップ52)。しかし、このリトライによるリー
ドアンサ転送前に、BIC7がMPU4から次のアドレ
スBのリードオーダ転送を受信し(ステップ30)、メ
モリ8にリード信号とアドレスBとを送出すると(ステ
ップ32)、BIC5はリトライによるリードアンサを
アドレスBのリードアンサとして正常受信を示すステー
タスをBIC7へ返すと共に(ステップ53)、MPU
4へデータをアドレスBのデータとして送出してしま
う。
BIC5はMPU4から3回目以降のリードオーダを受
信していないので、BIC7へエラーステータスを返す
ため、本来転送されるべきアドレスBのメモリ8からの
読み出しデータは廃棄されてしまう(ステップ55,
56,57)。
実際のポート番号とは別にオーダ転送毎にアクセスID
の再割り付けを行なうことにより、上記の課題を解決し
たスプリットバス制御回路を提供することを目的とす
る。
制御回路は、図1の原理構成図に示すようにバスマスタ
101からのオーダ転送又はアンサ転送をシステムバス
103を介して受信したバススレーブ102が、バスマ
スタ101に対し、正常受信か異常受信を示すステータ
スを転送し、該ステータスが異常受信を示すときはバス
マスタ101はリトライを実行し、また前記アンサ転送
のコマンドに含まれるアクセスIDを、前記オーダ転送
に含まれるアクセスIDと同じ値にして折り返し、前記
バススレーブ102が該アンサ転送受信時に該アクセス
IDの一致判定を行なうスプリット転送システムにおい
て、バスマスタ101に割り付け手段104とリトライ
禁止手段105を有するものである。
送時に前記アクセスIDの値を、少なくとも前回のオー
ダ転送時と今回のオーダ転送時とで異なる値に割り付け
る。また、リトライ禁止手段105は前記アンサ転送時
に前記バススレーブ102よりの前記アクセスID不一
致のステータス入力により前記リトライを禁止する。
るために、従来よりオーダ転送のコマンドとアンサ転送
のコマンドに夫々設けられているアクセスIDが、アン
サ転送のアクセスIDには対応するオーダ転送のアクセ
スIDの値を折り返すことに着目し、実際のポート番号
とは別にオーダ転送毎にアクセスIDの再割り付けを行
なう。
ーブ102からのステータス受信に異常が発生してリト
ライを実行すると、アクセスIDの値が同じアンサ転送
が2回繰り返し行なわれるのに対し、オーダ転送のアク
セスIDの値はオーダ転送毎に異なるために、バススレ
ーブ102でアクセスIDの不一致が検出される。する
と、アクセスID不一致のステータスがバスマスタ10
1に返されるので、バスマスタ101はリトライ禁止手
段105により再度のリトライを禁止する。
ステムバス上のライトオーダ転送に対してステータス障
害が発生しても、アンサ転送がないために、前記オーダ
転送毎のアクセスIDの再割り付けは行なわない。
同図中、図14と同一構成部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図2に示す実施例は図11のシステ
ムにおけるBIC5及びBIC7の回路で、カウンタ6
1を設け、かつ、タイミング発生回路62の構成に特徴
を有する。
ーカルバス(図11の6又は9)中のBS線19よりの
起動信号BSを計数し(BSにより更新され)、その計
数出力はセレクタ64へ前記アクセスIDであるAID
として供給される。従って、本実施例ではオーダ発行毎
にAIDがカウントアップされ、割り付けられるように
構成されている。
カルバス中のBS線19及びステータス線63からの起
動信号BS及びステータスを入力信号として受け、所定
条件成立時にセレクタ64へセレクト信号を出力すると
共に、制御線(図11の3a参照)へ制御信号を出力す
る。
実施例の回路図を示す。同図中、図2と同一構成部分に
は同一符号を付してある。図3において、2ビットのス
テータス線63は2入力イクスクルーシブ・NOR回路
(以下、EX−NOR回路と記す)71〜74の各入力
端子に接続されている。EX−NOR回路71,72の
残りの入力端子には固定値“0”が入力され、EX−N
OR回路73,74の残りの入力端子には固定値
“1”,“0”が入力される。また、EX−NOR回路
71,72の各出力端子は2入力AND回路75に接続
され、EX−NOR回路73,74の各出力端子は2入
力AND回路76に接続されている。
入力される2ビットのステータスは、“00”のとき正
常信号、“01”のときパリティエラー(異常受信)、
“10”のときAID不一致、そして“11”は予備と
して予め割り付けられている。
されたときのみ、EX−NOR回路71及び72の出力
信号がハイレベル(“1”)となるので、AND回路7
5が“1”を出力する。一方、AID不一致を示すステ
ータスが入力されたときのみ、AND回路76より
“1”が出力される。従って、AND回路75及び76
の出力信号が入力される2入力NOR回路77からは、
正常受信を示すステータス入力時と、AID不一致を示
すステータス入力時には“0”,パリティエラーを示す
ステータス入力時には“1”の信号が取り出される。
BS線19を介して起動信号BSが入力されたときに
“0”の信号を出力する。2入力OR回路79はNOR
回路77の出力信号とF/F78の出力信号の論理和を
とり、その論理和信号をセレクタ64のセレクト端子に
供給する一方、F/F80及び81に夫々供給する。
/F78の反転出力端子の出力信号は“1”となり、O
R回路79を介してセレクタ(図2の64)をレジスタ
13,14やカウンタ61の出力を選択出力するように
切換える一方、クロックに同期してF/F80及び81
で夫々ラッチされる。このラッチにより、F/F80か
ら制御線(図11中の3a)のSBS線へ出力されるシ
ステムバス起動信号SBSがアサートされ、またF/F
81から上記制御線のSBK線へ出力されるシステムバ
スブロック信号SBKがアサートされる。
クタ64から情報線3bへは図15に示した従来のコマ
ンドと同一フォーマットのコマンドが出力される。ただ
し、本実施例ではカウンタ61により、AIDの値はオ
ーダ転送発行毎に“1”ずつカウントアップした値に更
新される。
で、1サイクル後はF/F78の出力信号はクロックに
同期して“0”となり、セレクタ64をローカルバスの
アドレス線18のアドレスを選択出力するよう切換える
と共に、F/F80,81を通して制御線3aへ出力さ
れるSBS信号及びSBK信号をネゲートする。従っ
て、BS信号入力時は図12に示したように、コマンド
が1サイクル期間セレクタ64より出力され、次の1サ
イクルはアドレスが出力される。なお、図2のアドレス
線18はデータ線でもよい。
ータスが“01”で、パリティエラーを示しているとき
はNOR回路77の出力信号は“1”となり、BS信号
入力時と同様に1サイクル、コマンドを出力させた後、
続く1サイクルアドレスを出力させる。このときのアド
レスはステータス入力前と同一値である。すなわち、バ
スマスタ(リードオーダ転送時はCPUボード1,リー
ドアンサ転送時はメモリボード2)はリトライを実行す
る。
タスが“00”の正常受信、又は“10”のAID不一
致を示しているときは、NOR回路77の出力信号は
“0”となり、F/F80及び81より出力される信号
SBS及びSBKはネゲートされたままで変化しない。
すなわち、このタイミング発生回路62によりスプリッ
トバス制御回路(BIC5,7)はリトライをしない。
テータス障害が発生した時のシーケンスについて図4と
共に説明する。同図中、図17に示した従来方式のシー
ケンスと同一ステップには同一符号を付し、その説明を
省略する。図4において、最初のリードオーダ転送(ス
テップ22)に基づき、BIC7からシステムバス3を
介してBIC5へ正常受信を示すステータスが送出され
たにも拘らず、BIC5においてノイズなどによりその
ステータスを誤ってパリティエラーありを示すステータ
スとして受信した場合はリトライを実行してBIC5よ
りBIC7へ再び同一アドレスAのリードオーダ転送が
実行される(ステップ42)。
リボード2側からの1回目のリードアンサ転送のコマン
ド中のAIDの値は1回目のリードオーダ転送のコマン
ド中のAIDの値“00”と同一の“00”である(ス
テップ26)。MPU4はこの1回目のリードアンサ転
送に基づくデータを受信した後、続いてアドレスBの
リードオーダ転送の発行を行なう(ステップ29)。こ
のリードオーダ転送の発行は2回目であるので、リード
オーダ転送のコマンド中のAIDの値は“01”とされ
る(ステップ84)。
システムバス3を介してBIC5へ1回目のリードアン
サ転送と同一内容のリードアンサ転送がなされる(ステ
ップ85)。従って、このリードアンサ転送のコマンド
中のAIDの値は“00”である。BIC5はこのリー
ドアンサ転送を受信すると、その直前にAIDの値を
“01”に更新したリードオーダ転送を行なっているた
め、AIDの値が不一致であると判断してAID不一致
を示す値“10”のステータスをシステムバス3を介し
てBIC7へ送出する。
あるメモリボード2内のBIC7は、図2のタイミング
発生回路62と共に説明したようにリトライは実行せ
ず、そのオーダ転送を廃棄する(ステップ86)。
き、アドレスBから読み出されたデータを含むリード
アンサ転送がメモリボード2からCPUボード1へ行な
われる(ステップ33,87)。このときのリードアン
サ転送のコマンドのAIDの値は、対応するリードオー
ダ転送のコマンド中のAIDと同一の“01”であるの
で、BIC5は正常受信と判断して、BIC7へ正常受
信を示すステータスを送出する一方(ステップ88)、
データをMPU4へ送出する(ステップ89)。従っ
て、MPU4には不要なデータが受信されることはな
く、常に正確なデータ読み取りができる。
した時のシーケンスについて図5と共に説明する。同図
中、図18と同一ステップには同一符号を付し、その説
明を省略する。図5において、最初のリードアンサ転送
を受信したBIC5が正常受信を示すステータスをシス
テムバス3を介してBIC7へ送信したにも拘らず、ノ
イズ等によってBIC7がパリティエラーを示すステー
タスとして誤って受信したときは(ステップ51)、B
IC7はリトライを実行してBIC7よりBIC5へ再
び同一アドレスで同一AID値のリードアンサ転送をす
る(ステップ52)。
タを受信したMPU4が続いて2回目のリードオーダ
転送をアドレスBについて行なうと(ステップ29)、
BIC5からは2回目のリードオーダ転送であるので、
AIDの値が“01”とされたコマンドとアドレスBと
よりなるリードオーダ転送がBIC5からBIC7へシ
ステムバス3を介して行なわれる(ステップ91)。
の直後に、BIC7からの前記ステップ52のリトライ
に基づく2回目のリードアンサ転送を受信したものとす
ると、このリトライに基づく2回目のリードアンサ転送
のコマンド中のAIDの値が“00”であり、現在のA
IDの値“01”と異なるので、BIC5はBIC7に
対してAID不一致を示すエラーステータスを返す(ス
テップ92)。すると、BIC7は前記したようにリト
ライは実行せず、このリードオーダ転送は廃棄する(ス
テップ92)。
き、アドレスBから読み出されたデータを含むリード
アンサ転送がメモリボード2からCPUボード1へ行な
われる(ステップ33,93)。このときのリードアン
サ転送のコマンドのAIDの値は、対応するリードオー
ダ転送のコマンド中のAIDと同一の“01”であるの
で、BIC5は正常受信と判断して、BIC7へ正常受
信を示すステータスを送出する一方(ステップ94)、
データをMPU4へ送出する(ステップ95)。従っ
て、リードオーダでステータス障害が発生しても、リー
ドオーダ転送に対応したリードアンサ転送のみを受信す
ることができる。
成図と共に説明する。同図中、図2と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。図6において、
カウンタ611 及び612 は夫々ローカルバスのアクセ
スタイプ別に設けられており、カウンタ611 はメモリ
空間オーダ転送用、カウンタ612 は制御空間オーダ転
送用である。カウンタ611 はゲート回路65の出力を
計数し、カウンタ61 2 はゲート回路66の出力を計数
する。セレクタ67はカウンタ611 及び61 2 の出力
の一方をBAT線15の転送信号OPTに応じて選択し
て、セレクタ64へ入力する。
Tが“000”のメモリ空間オーダ転送のときは、起動
信号BSが入力される毎にゲート回路65の出力が
“1”とされてカウンタ611 をカウントアップさせる
と共に、セレクタ67をカウンタ611 の出力を選択す
るように切換える。
“001”の制御空間オーダ転送のときは、起動信号B
Sが入力される毎にゲート回路66の出力が“1”とさ
れてカウンタ612 をカウントアップさせると共に、セ
レクタ67をカウンタ612 の出力を選択するように切
換える。
てセレクタ64を通して情報線3bへ出力される。本実
施例ではコマンドのフォーマットが予め固定長に定めら
れており、AIDは2ビットしかないが、アクセスタイ
プ別にAIDの値を切換えているので、実質的にAID
のビット数を増加させることができる。
す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。図7において、受信判定回路68
はMPU4からローカルバス6中のアドレス線を介して
入力されるアドレスが、BIC5宛であるか否か判定す
る。
回路は、図8に示すシステム中のCPUボード1内のB
IC5のように、同じCPUボード1内にMPU4及び
BIC5以外に、メモリ97やI/O装置98がある場
合である。このCPUボード1はMPU4がBIC5以
外にメモリ97やI/O装置98に対してアクセスする
こともあり、メモリ97やI/O装置98に対するアク
セス時にはシステムバス3にコマンドを送出しない。
信判定回路68によりBIC5に対するアクセスである
ことを判定し、かつ、起動信号BSが入力されたときの
み、AND回路69より一致信号が出力されてカウント
アップする。すなわち、本実施例ではシステムバス3へ
送出するコマンド中に含まれるAIDの値のみが、カウ
ンタ61により生成されてオーダ転送毎にカウントアッ
プされる。
す。同図中、図7と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。図9において、受信判定回路68
の出力信号と書き込み/読み出し制御線16の制御信号
との論理積をとるAND回路70を設け、AND回路7
0の出力信号をAND回路69の一方の入力端子に入力
する構成とされている。
クセスの例であるのに対し、本実施例はライトアクセス
の例である。ライトアクセスの場合、CPUボード1内
のBIC5はシステムバス3からアンサを受信する前に
ローカルバス6へデータコンプリート(DC)を返すこ
とができる(これをつき放しライトアクセスという)。
ンス図を示す。同図中、図11及び図8と同一構成部分
には同一符号を付してある。図10において、MPU4
からメモリ8のアドレスAに所定のデータを書き込むべ
きオーダ命令がBIC5に対して発行されると(ステッ
プ111)、BIC5はMPU4にDCを返すと共に
(ステップ112)、アドレスAとデータを有するライ
トオーダ転送をシステムバス3を介してメモリボード2
内のBIC7へ行なう(ステップ113)。
と、ライトオーダの受信結果を示すステータスをシステ
ムバス3を介してBIC5へ返した後(ステップ11
4)、正常受信時にはメモリ8へアドレス信号とデータ
を転送してメモリ8のアドレスAに受信データを書き込
む(ステップ115)。メモリ8は上記のデータ書き込
みを終了するとBIC7へDCを返す(ステップ11
6)。以下、上記と同様の動作が繰り返される。
は、システムバス3上でのライトオーダに対してステー
タス障害が発生した場合、BIC5がリトライを実行す
ることとなるが、リトライ実行前の最初の転送データと
リトライ実行後の2回目の転送データとは同じデータ
で、メモリ8の同一アドレスに書き込まれるため、アン
サが無く、前記した問題は発生しない。そこで、図9に
示した実施例では、ライトアクセス時には常につき放し
ライトアクセスと見做してAND回路69をゲート閉状
態とし、カウンタ61の更新を抑止する。
ものではなく、例えばカウンタ61はローカルバスの書
き込み/読み出し信号別に用意してもよい。
バス上でステータス障害が発生した時で、オーダ転送毎
に値が異なるアクセスIDが不一致のときにはバスマス
タによるリトライを禁止するようにしたため、不要なア
ンサを受信することを防止でき、リードデータを間違え
ることがなくなり、システムの信頼性向上に寄与すると
ころ大である等の特長を有するものである。
る。
一実施例のシーケンス図である。
一実施例のシーケンス図である。
ムの他の例のシステム構成図である。
る。
テムの他の例のシステム構成図である。
る。
発生したときのシーケンス図である。
発生したときのシーケンス図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 バスマスタ(101)からのオーダ転送
又はアンサ転送をシステムバス(103)を介して受信
したバススレーブ(102)が、該バスマスタ(10
1)に対し、正常受信か異常受信を示すステータスを転
送し、該ステータスが異常受信を示すときは該バスマス
タ(101)はリトライを実行し、また前記アンサ転送
のコマンドに含まれるアクセスIDを、前記オーダ転送
に含まれるアクセスIDと同じ値にして折り返し、前記
バススレーブ(102)が該アンサ転送受信時に該アク
セスIDの一致判定を行なうスプリット転送システムに
おいて、 前記バスマスタ(101)はオーダ転送時には前記アク
セスIDの値を、少なくとも前回のオーダ転送時と今回
のオーダ転送時とで異なる値に割り付ける割り付け手段
(104)と、 前記アンサ転送時は前記バススレーブ(102)よりの
前記アクセスID不一致のステータス入力により前記リ
トライを禁止する手段(105)とを有することを特徴
とするスプリットバス制御回路。 - 【請求項2】 前記割り付け手段(104)は、前記オ
ーダ転送のコマンドに含まれるアクセスIDの値を、ロ
ーカルバス(6,9)よりの起動信号がアサートされる
毎に更新されるカウンタ(61)により生成する構成で
あることを特徴とする請求項1記載のスプリットバス制
御回路。 - 【請求項3】 前記カウンタ(61,611 ,612 )
は、前記バスマスタ(101)のローカルバス(6,
9)のアクセスタイプ別に夫々設けられることを特徴と
する請求項2記載のスプリットバス制御回路。 - 【請求項4】 前記カウンタ(61)を、前記バススレ
ーブ(102)のバスインタフェース制御モジュール
(7,5)宛の受信結果と、前記バスマスタ(101)
のローカルバス(6,9)の起動信号との一致がとれた
ときだけ更新する更新手段(68,69)を有すること
を特徴とする請求項2記載のスプリットバス制御回路。 - 【請求項5】 前記更新手段(68,69)は、前記バ
ススレーブ(102)に対するつき放しライトアクセス
を受信したときは、前記カウンタ(61)の更新を禁止
する手段(70)を有することを特徴とする請求項4記
載のスプリットバス制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717993A JP3401729B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | スプリットバス制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717993A JP3401729B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | スプリットバス制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06337823A true JPH06337823A (ja) | 1994-12-06 |
JP3401729B2 JP3401729B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=14953633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12717993A Expired - Fee Related JP3401729B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | スプリットバス制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3401729B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006309755A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-09 | Toshiba Corp | タグ情報を使用してコマンドバッファから廃棄されたエントリを除去するシステム及び方法 |
JP2007249646A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Fujitsu Ltd | データ読出方法及びデータ読出装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP12717993A patent/JP3401729B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006309755A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-09 | Toshiba Corp | タグ情報を使用してコマンドバッファから廃棄されたエントリを除去するシステム及び方法 |
JP2007249646A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Fujitsu Ltd | データ読出方法及びデータ読出装置 |
US7769911B2 (en) | 2006-03-16 | 2010-08-03 | Fujitsu Limited | Data reading method and data reading apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3401729B2 (ja) | 2003-04-28 |
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