JP2000132209A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP2000132209A
JP2000132209A JP10299775A JP29977598A JP2000132209A JP 2000132209 A JP2000132209 A JP 2000132209A JP 10299775 A JP10299775 A JP 10299775A JP 29977598 A JP29977598 A JP 29977598A JP 2000132209 A JP2000132209 A JP 2000132209A
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JP10299775A
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Takayuki Shimokawa
孝幸 下川
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先頭コードの判定処理、受信データのサムチ
ェックコードの判定データの生成、サムチェックコード
の生成に関して処理を工夫することで、PLCのデータ
通信に関わる処理時間の削減を図る。 【解決手段】 先頭コードの判定処理、受信データのサ
ムチェックコードの判定データの生成、サムチェックコ
ードの生成を、それぞれ論理回路106、110、11
4により、DMA転送中に並列処理で行う。例えば、先
頭コード検出回路部106は先頭コード比較データを格
納するレジスタと、DMACがSIOの受信データをリ
ードしメモリへライトしているデータの先頭コードを保
持するレジスタと、これらレジスタのデータの値が一致
したならば先頭コード一致割込信号をアクティブ側にす
る比較器とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汎用シリアル通
信ポートを有する計算機または専用プログラミングツー
ルとの間でシリアル通信ポートを介して、データ授受を
行ない、シーケンス演算専用LSIを有するプログラマ
ブルコントローラ(以下、PLCと略す)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PLCが設置される制御盤内に
は、電磁スイッチ接点等のノイズ発生源があるため、シ
リアル通信ケーブルを介して通信するデータがノイズの
影響を受け、データ化け(データの変質)が発生すると
いう問題がある。また、通信ポートに設けられるコネク
タは、PLC動作時にも着脱操作が可能であるため、P
LC動作時のコネクタの着脱時にも誤ったシリアルデー
タがPLCに入力される。そのため、従来では、ノイズ
等によるデータ化けを判断し、データの信頼性向上のた
めに、図4に示すような送受信データフォーマットに従
い、通信を行なっている。
【0003】図4に示す先頭コードは、送受信データの
先頭を示す8ビットのバイナリコードであり、転送バイ
ト数は、次のデータ部のバイト数n(nは1以上の整
数)を示す。サムチェックコードはデータ部の全データ
を集計(加算)し、桁上げを切り捨てた値である。
【0004】従来の送信データの生成のためのソフトウ
ェア処理による処理手順を図5のフローチャートに示
し、従来の受信データの判定のためのソフトウェア処理
による処理手順を図6のフローチャートに示す。
【0005】図5に示すように、送信データ生成では、
まずデータ部を生成し(ステップS501)、データ部
の転送バイト数nを算出し(ステップS502)、デー
タ部の全データの加算を行なってサムチェックコードを
生成し(ステップS503)、次に図4の送受信データ
フォーマットに従い、送信データテーブルを生成する
(ステップS504)。
【0006】このあと、DMA(ダイレクトメモリアク
セス)コントローラ(以下、DMACと略す)に、上記
送信データテーブルのメモリ上のアドレス、転送バイト
数を設定し、DMACを起動することで、メモリにある
送信データテーブルの先頭から、シリアル入出力コント
ローラ(以下、SIOと略す)へのDMA転送が行なわ
れ、送信処理が完了する。
【0007】データ受信処理の開始は、SIOがデータ
受信を行なうと、割込みコントローラ(以下、ICと略
す)経由でCPU(中央演算処理装置、プロセッサ)に
対して割込みが発生する。
【0008】図6に示すように、この割込み処理の中に
おいて、データが先頭コードか否かの判定を行なう(ス
テップS601)。先頭コードであった場合には、次の
受信データは転送バイト数と判断し、次のデータ受信
後、DMACに転送バイト数とデータを格納するメモリ
上のアドレスを設定して、DMACを起動することで、
転送バイト数分のデータとサムチェックコードを受信
し、これらをメモリへ格納する(ステップS602)。
全データ受信後、データ部を加算し(ステップS60
3)、その結果(サムチェックコード比較データとい
う)を上記受信したサムチェックコードと比較して、受
信したデータに異常がないか否かを判断している(ステ
ップS604)。そして、異常があると判断した場合
は、所定の異常処理を行っている(ステップ605)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術では、ノイズによる無効データを受信時
にも、正しい先頭コードを受信するまで判定を行なって
おり(図6のS601参照)、そのためソフトウェアに
よる判定処理が大きくなる傾向があり、通信ボーレート
(転送速度)を上げられない、あるいは本来のシーケン
ス演算以外にかかるベースタイムを小さくできないとい
う解決すべき第1の課題があった。
【0010】また、上述のような従来技術では、全受信
データ受信後に受信データを演算して、サムチェックコ
ードと一致するか否かの判定を行なっていたので(図6
のS602〜S604参照)、ソフトウェア処理が大き
くなる傾向があり、そのため通信ボーレートを上げられ
ない、あるいは本来のシーケンス演算以外にかかるベー
スタイムを小さくできないという解決すべき第2の課題
があった。
【0011】さらに、上述のような従来技術では、送信
データ送信前に送信データを演算して、サムチェックコ
ードを生成していたため(図5のS502、S503参
照)、サムチェックコード生成のソフトウェア処理が大
きくなる傾向があり、そのため、通信ボーレートを上げ
られない、あるいは本来のシーケンス演算以外にかかる
べースタイムを小さくできないという解決すべき第3の
課題があった。
【0012】そこで、本発明の第1の目的は、上記の第
1の課題を解決すべく、先頭コードの判定処理をDMA
転送中に処理を行うことで、PLCのデータ通信に関わ
る処理時間を短縮することにある。
【0013】また、本発明の第2の目的は、上記の第2
の課題を解決すべく、受信データのサムチェックコード
の判定データの生成をDMA転送中に処理を行うこと
で、PLCのデータ通信に関わる処理時間を短縮するこ
とにある。
【0014】さらにまた、本発明の第3の目的は、上記
の第3の課題を解決すべく、サムチェックコードの生成
をDMA転送中に処理を行うことで、PLCのデータ通
信に関わる処理時間を短縮することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1の発明は、汎用シリアル通信ポートを
有する計算機または専用プログラミングツールとの間で
シリアル通信ポートを介して、データ授受を行ない、シ
リアル通信機能を持ったシーケンス演算専用LSIを有
するプログラマブルコントローラにおいて、シリアル通
信ポートからの受信データのノイズに対するデータ信頼
性向上に用いる先頭コードの判定を、受信データのダイ
レクトメモリアクセス転送中に行う先頭コード検出用論
理回路を有することを特徴とする。
【0016】上記第2の目的を達成するため、請求項2
の発明は、汎用シリアル通信ポートを有する計算機また
は専用プログラミングツールとの間でシリアル通信ポー
トを介して、データ授受を行ない、シリアル通信機能を
持ったシーケンス演算専用LSIを有するプログラマブ
ルコントローラにおいて、シリアル通信ポートからの受
信データのノイズに対するデータ信頼性向上に用いるサ
ムチェックコードとの比較データ生成を、受信データの
ダイレクトメモリアクセス転送中に行う受信サムチェッ
ク用論理回路を有することを特徴とする。
【0017】上記第3の目的を達成するため、請求項3
の発明は、汎用シリアル通信ポートを有する計算機また
は専用プログラミングツールとの間でシリアル通信ポー
トを介して、データ授受を行ない、シリアル通信機能を
持ったシーケンス演算専用LSIを有するプログラマブ
ルコントローラにおいて、シリアル通信ポートへの送信
データに含む送信データのノイズに対するデータ信頼性
向上に用いるサムチェックコードの生成を、送信データ
のダイレクトメモリアクセス転送中に行う送信サムチェ
ック用論理回路を有することを特徴とする。
【0018】上記第1〜第3の目的を全て達成するた
め、請求項4の発明は、汎用シリアル通信ポートを有す
る計算機または専用プログラミングツールとの間でシリ
アル通信ポートを介して、データ授受を行ない、シリア
ル通信機能を持ったシーケンス演算専用LSIを有する
プログラマブルコントローラにおいて、シリアル通信ポ
ートからの受信データのノイズに対するデータ信頼性向
上に用いる先頭コードの判定を、受信データのダイレク
トメモリアクセス転送中に行う先頭コード検出用論理回
路と、シリアル通信ポートからの受信データのノイズに
対するデータ信頼性向上に用いるサムチェックコードと
の比較データ生成を、受信データのダイレクトメモリア
クセス転送中に行う受信サムチェック用論理回路と、シ
リアル通信ポートへの送信データに含む送信データのノ
イズに対するデータ信頼性向上に用いるサムチェックコ
ードの生成を、送信データのダイレクトメモリアクセス
転送中に行う送信サムチェック用論理回路とを具備する
ことを特徴とする。
【0019】ここで、好ましくは、請求項1または4に
おいて、前記先頭コード検出用論理回路は、先頭コード
の検出を開始する前に先頭コード比較データをデータバ
スから取り込み格納する第1のレジスタと、DMACが
SIOの受信データをリードしメモリへライトしている
データの先頭コードを前記データバスから取り込み保持
する第2のレジスタと、前記第1のレジスタのデータと
前記第2のレジスタデータの値が一致したならば先頭コ
ード一致割込信号をアクティブ側にする比較器とを有
し、前記シーケンス演算専用LSIのCPUは、前記コ
ード一致割込信号の割込み要求により先頭コードを受信
したと判断して、ソフトウェアにより、受信データの格
納処理を開始することを特徴とすることができる。
【0020】また、好ましくは、請求項2または4の記
載において、前記受信サムチェック用論理回路は、デー
タバスとレジスタの出力が入力されこれらの入力データ
の加算結果を出力する加算器と、前記データバスと前記
加算器の加算結果の出力とを切り替え前記受信データの
ダイレクトメモリアクセス転送中に前記加算結果の出力
をセレクトするセレクタと、該セレクタの出力に接続し
てDMACがSIOの受信データをリードし外部メモリ
へライトしているタイミングで1度だけ、前記セレクタ
を通じて前記加算結果である入力データを取り込む前記
レジスタとを有し、前記シーケンス演算専用LSIのC
PUは、前記DMACによる受信データの転送が転送バ
イト数完了後に、前記レジスタのデータであるサムチェ
ックコード比較データと受信したサムチェックコードと
をソフトウェアによって比較することでデータの真偽を
判断することを特徴とすることができる。
【0021】さらに、好ましくは、請求項3または4に
おいて、前記送信サムチェック用論理回路は、データバ
スとレジスタの出力が入力されこれらの入力データの加
算結果を出力する加算器と、前記データバスと前記加算
器の加算結果の出力とを切り替え前記送信データのダイ
レクトメモリアクセス転送中に前記加算結果の出力をセ
レクトするセレクタと、該セレクタの出力に接続してD
MACがSIOの受信データをリードし外部メモリへラ
イトしているタイミングで1度だけ、前記セレクタを通
じて前記加算結果である入力データを取り込む前記レジ
スタとを有し、前記DMACによる送信データの転送が
転送バイト数完了後に前記レジスタのデータがサムチェ
ックコードとなり、前記シーケンス演算専用LSIのC
PUは、ソフトウェアにより前記レジスタのデータを読
み出し、読み出したサムチェックコードの送信処理を行
うことを特徴とすることができる。
【0022】(作用)本発明は、本来、シリアル通信デ
ータのデータ信頼性の向上のために、通信データ中に先
頭コードとサムチェックコードを付加しているが、先頭
コードの判定とサムチェックコードの生成とを論理回路
によって他の処理と並列で処理を行えば、処理時間を改
善できるということに着目したものである。
【0023】このため、請求項1の発明では、シリアル
データ送受信機能を持ったシーケンス演算専用LSIを
有するプログラマブルコントローラにおいて、シリアル
通信ポートからの受信データのノイズに対するデータ信
頼性向上に用いる先頭コードの判定処理をDMA転送中
に論理回路により並列処理で行うようにしているので、
ソフトウェアによる判定処理とその時間を削減すること
ができる。
【0024】また、請求項2の発明では、シリアルデー
タ送受信機能を持ったシーケンス演算専用LSIを有す
るプログラマブルコントローラにおいて、シリアル通信
ポートからの受信データのノイズに対するデータ信頼性
向上に用いるサムチェックコードとの比較データ生成の
処理をDMA転送中に論理回路により並列処理で行うよ
うにしているので、ソフトウェアによる比較データ生成
処理がなくなり、判定処理とその時間を削減することが
できる。
【0025】さらに、請求項3の発明では、シリアルデ
ータ送受信機能を持ったシーケンス演算専用LSIを有
するプログラマブルコントローラにおいて、シリアル通
信ポートへの送信データに含む送信データのノイズに対
するデータ信頼性向上に用いるサムチェックコードの生
成処理をDMA転送中に論理回路により並列処理で行う
ようにしているので、ソフトウェアによる送信サムチェ
ックコードの生成処理とその時間を削減することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0027】(全体のシステム構成例)本発明の第1、
第2および第3の各実施形態に適用されるプログラマブ
ルコントローラの構成を図1を参照して説明する。図1
はプログラマブルコントローラのシリアル通信回路の構
成を示す。ここで、100は演算専用LSI(大規模集
積回路)であり、CPU101、IC(割込コントロー
ラ)102、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコン
トローラ)103、SIO(シリアル入出力コントロー
ラ)104、先頭コード検出回路部106、受信サムチ
ェック回路部110、および送信サムチェック回路部1
14を有する。CPU101、IC102、DMAC1
03、SIO104のデータ入出力ポートは、1つのテ
ータバス105によって構成されている。外部メモリ1
30はSIO104が送受信するデータを格納するため
のメモリである。
【0028】先頭コード検出回路部106はレジスタ1
07、108および比較器109を有し、受信サムチェ
ック回路部110は加算器111とセレクタ112とレ
ジスタ113を有し、送信サムチェック回路部114は
加算器115とセレクタ116とレジスタ117を有し
ていて、これら回路部106、110、114はそれぞ
れ本発明に係る論理回路に相当する。
【0029】(第1の実施の形態)次に、本発明の第1
の目的を達成し得る本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0030】図1の先頭コード検出回路部106の第1
レジスタ107は、先頭コード比較データを格納するレ
ジスタであり、データバス105上のデータが入力さ
れ、ソフトウェアにより書き込みが可能である。また、
ソフトウェアにより、レジスタ107に先頭コードの検
出を開始する前に先頭コード比較データを第1レジスタ
107に書き込む必要がある。CPU101からデータ
バス105を介して書き込み可能なこの第1レジスタ1
07を設けることで、先頭コード比較データデータを可
変にすることができる。
【0031】第2レジスタ108は、DMAC103が
SIO104の受信データをリード(読み出し)し、メ
モリ130へライト(書き込み)しているデータ(先頭
コード)を同時にデータバス105から取り込み、保持
するレジスタである。比較器109は第1のレジスタ1
07のデータと第2のレジスタ108のデータの値が一
致したならば、先頭コード一致割込信号をアクティブ側
にする。この出力信号(先頭コード一致割込信号の割込
み要求)121は比較器109からIC102へ入力さ
れ、IC102はCPU101への割込み要求信号をア
クティブ側にする。この割り込み要求信号により、CP
U101は先頭コードを受信したと判断して、ソフトウ
ェアにより、受信データの格納処理を開始する。
【0032】以上述べたように、本発明の第1の実施形
態によれば、シリアル通信ポートからの受信データのノ
イズに対するデータ信頼性向上に用いる先頭コードの判
定処理を、DMA転送中に、論理回路である先頭コード
検出回路部106により並列処理で行うので、ソフトウ
ェアによる判定処理とその時間を削減することができ
る。
【0033】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の目的を達成し得る本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0034】図1の受信サムチェック回路部110の加
算器111には、データバス105とレジスタ113の
出力が入力されており、これらの入力データの加算結果
が加算器11から出力される。レジスタ113はDMA
C103がSIO104の受信データをリードし、外部
メモリ130へライトしているタイミングで1度だけ、
上記加算結果である入力データをセレクタ112を通じ
て取り込む。これにより、レジスタ113にサムチェッ
クコードと比較するデータ(サムチェックコード比較デ
ータ)が生成される。
【0035】また、データバス105と上記加算結果の
出力とを切り替えるセレクタ112がレジスタ113の
前段にあり、DMA転送中に上記加算結果の出力がセレ
クタ112によりセレクト(選択)され、レジスタ11
3へ送られる。更に、レジスタ113の出力がデータバ
ス105にも接続されており、データバス105を通じ
て、レジスタ113に対して、CPU101による初期
値の設定とデータ(サムチェックコード比較データ)の
読み出しが可能となる。
【0036】次に、DMAC103による受信データの
転送が転送バイト数完了後に、CPU101はレジスタ
113のデータ(サムチェックコード比較データ)と受
信したサムチェックコードとをソフトウェアによって比
較することで、データの真偽を判断する。
【0037】図2のフローチャートは上述の第2の実施
形態におけるデータ受信処理手順の流れを示す。
【0038】論理回路である先頭コード検出回路部11
6からの先頭コード一致割り込みにより、CPU101
は先頭コードを受信したことを判断して、ソフトウェア
により、データ部を受信して、DMAC103に転送バ
イト数とデータを格納するメモリ130上のアドレスを
設定し、DMAC103を起動することで、転送バイト
数分のデータとサムチェックコードを受信し、これらデ
ータとコードをメモリ130へ格納する。また、上述の
ように、このデータ部の受信処理と並行して、論理回路
である受信サムチェック回路部110により、受信した
データ部を加算することでサムチェックコード比較デー
タを同時に生成する(ステップS201)。
【0039】CPU101はソフトウェアにより、受信
サムチェック回路部110で生成されたサムチェックコ
ード比較データと上記受信したサムチェックコードとを
比較して、受信したデータに異常がないか否かを判断し
(ステップS202)、異常があると判断した場合に
は、所定の異常処理を行う(ステップS203)。この
異常処理の内容は従来と同様であり、周知技術であるの
でその説明は省略する。
【0040】以上述べたように、本発明の第2の実施形
態によれば、シリアル通信ポートからの受信データのノ
イズに対するデータ信頼性向上に用いるサムチェックコ
ードとの比較データ生成の処理を、DMA転送中に、論
理回路である受信サムチェック回路部110により並列
処理で行うので、ソフトウェアによる比較データ生成処
理がなくなり、判定処理とその時間を削減することがで
きる。
【0041】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の目的を達成し得る本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0042】図1の送信サムチェック回路部114の加
算器115には、データバス105とレジスタ117の
出力が入力されており、これらの入力データの加算結果
が加算器115から出力される。レジスタ117はDM
AC103が外部メモリ130の送信データをリード
し、SIO104へライトしているタイミングで1度だ
け、上記加算結果である入力データをセレクタ116を
通じて取り込む。
【0043】また、データバス105と上記加算結果の
出力を切り替えるセレクタ116がレジスタ117の前
段にあり、DMA転送中に上記加算結果の出力がセレク
ト(選択)されてレジスタ117へ送られる。更に、レ
ジスタ117の出力がデータバス105に接続されてお
り、データバス105を介して、レジスタ117に対し
てCPU101による初期値の設定とデータの読み出し
が可能である。
【0044】DMAC103による送信データの転送が
転送バイト数完了後にレジスタ117のデータがサムチ
ェックコードとなり、ソフトウェアによりCPU101
はレジスタ117のデータを読み出し、サムチェックコ
ードの送信処理を行う。
【0045】本発明の第3の実施の形態における上記デ
ータ送信の処理の流れを図3のフローチャートに示す。
【0046】まず、データ部を生成し(ステップS30
1)、データ部の転送バイト数nを算出し(ステップS
302)、図4の送受信データフォーマットに従い、サ
ムチェックコードを除いた送信データテーブルを生成す
る(ステップS303)。
【0047】次に、DMAC103に、上記送信データ
テーブルのメモリ130上のアドレス、転送バイト数を
設定し、DMAC103を起動することで、メモリ13
0にある送信データテーブルの先頭から、SIO104
へのDMA転送が行なわれ、送信データテーブルの送信
が開始される。また、上述のように、このデータ部の送
信処理と並行して、論理回路である送信サムチェック回
路部114により、送信のデータ部を加算することで、
サムチェックコードを同時に生成する。つまり、上述の
ように、DMAC103による送信データの転送が転送
バイト数完了後に送信サムチェック回路部114のレジ
スタ117のデータがサムチェックコードとなる(ステ
ップS304)。
【0048】その後、CPU101はソフトウェアによ
り、送信サムチェック回路部114のレジスタ117の
データを読み出し、サムチェックコードの送信を行っ
て、この送信処理が完了する(ステップS305)。
【0049】以上述べたように、本発明の第3の実施形
態によれば、シリアル通信ポートへの送信データに含む
送信データのノイズに対するデータ信頼性向上に用いる
サムチェックコードの生成処理を、DMA転送中に、論
理回路である送信サムチェック回路部114により並列
処理で行うので、ソフトウェアによる送信サムチェック
コードの生成処理とその時間を削減することができる。
【0050】(他の実施の形態)なお、上述の本発明の
各実施形態を組み合わせて実施することは、相乗効果が
期待できるので好ましい。
【0051】また、本発明の構成要素と実質的に同様な
機能を有する置換手段で構成されたプログラマブルコン
トローラ、あるいは情報処理機器は本発明に含まれるこ
とは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に示すような効果が得られる。
【0053】(1)先頭コード検出用の論理回路を設
け、シリアル通信ポートからの受信データのノイズに対
するデータ信頼性向上に用いる先頭コードの判定処理
を、DMA転送中に、その論理回路により並列処理で行
うようにしたので、ソフトウェアによる判定処理とその
時間を削減することができる。このため、本来のシーケ
ンス演算以外にかかるべースタイムを小さくすることが
でき、通信ボーレートを向上させることも可能となる。
【0054】(2)受信サムチェック用の論理回路を設
け、シリアル通信ポートからの受信データのノイズに対
するデータ信頼性向上に用いるサムチェックコードとの
比較データ生成の処理を、DMA転送中に、その論理回
路により並列処理で行うようにしたので、ソフトウェア
による比較データ生成処理がなくなり、判定処理とその
時間を削減することができる。このため、本来のシーケ
ンス演算以外にかかるべースタイムを小さくすることが
でき、通信ボーレートを向上させることも可能となる。
【0055】(3)送信サムチェック用の論理回路を設
け、シリアル通信ポートへの送信データに含む送信デー
タのノイズに対するデータ信頼性向上に用いるサムチェ
ックコードの生成処理を、DMA転送中に、その論理回
路により並列処理で行うので、ソフトウェアによる送信
サムチェックコードの生成処理とその時間を削減するこ
とができる。このため、本来のシーケンス演算以外にか
かるべースタイムを小さくすることができ、通信ボーレ
ートを向上させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2および第3の各実施形態に
適用されるプログラマブルコントローラの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるデータ受信
処理手順の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるデータ送信
処理手順の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明に適用可能な一般的な送受信データフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図5】従来の送信データの生成のためのソフトウェア
処理による処理手順を示すフローチャートである。
【図6】従来の受信データの判定のためのソフトウェア
処理による処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 演算専用LSI(大規模集積回路) 101 CPU 102 IC(割込コントローラ) 103 DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントロ
ーラ) 104 SIO(シリアル入出力コントローラ) 106 先頭コード検出回路部 107、108 レジスタ 109 比較器 110 受信サムチェック回路部 111 加算器 112 セレクタ 113 レジスタ 114送信サムチェック回路部 115 加算器 116 セレクタ 117 レジスタ 130 外部メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汎用シリアル通信ポートを有する計算機
    または専用プログラミングツールとの間でシリアル通信
    ポートを介して、データ授受を行ない、シリアル通信機
    能を持ったシーケンス演算専用LSIを有するプログラ
    マブルコントローラにおいて、 シリアル通信ポートからの受信データのノイズに対する
    データ信頼性向上に用いる先頭コードの判定を、受信デ
    ータのダイレクトメモリアクセス転送中に行う先頭コー
    ド検出用論理回路を有することを特徴とするプログラマ
    ブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 汎用シリアル通信ポートを有する計算機
    または専用プログラミングツールとの間でシリアル通信
    ポートを介して、データ授受を行ない、シリアル通信機
    能を持ったシーケンス演算専用LSIを有するプログラ
    マブルコントローラにおいて、 シリアル通信ポートからの受信データのノイズに対する
    データ信頼性向上に用いるサムチェックコードとの比較
    データ生成を、受信データのダイレクトメモリアクセス
    転送中に行う受信サムチェック用論理回路を有すること
    を特徴とするプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 汎用シリアル通信ポートを有する計算機
    または専用プログラミングツールとの間でシリアル通信
    ポートを介して、データ授受を行ない、シリアル通信機
    能を持ったシーケンス演算専用LSIを有するプログラ
    マブルコントローラにおいて、 シリアル通信ポートへの送信データに含む送信データの
    ノイズに対するデータ信頼性向上に用いるサムチェック
    コードの生成を、送信データのダイレクトメモリアクセ
    ス転送中に行う送信サムチェック用論理回路を有するこ
    とを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  4. 【請求項4】 汎用シリアル通信ポートを有する計算機
    または専用プログラミングツールとの間でシリアル通信
    ポートを介して、データ授受を行ない、シリアル通信機
    能を持ったシーケンス演算専用LSIを有するプログラ
    マブルコントローラにおいて、 シリアル通信ポートからの受信データのノイズに対する
    データ信頼性向上に用いる先頭コードの判定を、受信デ
    ータのダイレクトメモリアクセス転送中に行う先頭コー
    ド検出用論理回路と、 シリアル通信ポートからの受信データのノイズに対する
    データ信頼性向上に用いるサムチェックコードとの比較
    データ生成を、受信データのダイレクトメモリアクセス
    転送中に行う受信サムチェック用論理回路と、 シリアル通信ポートへの送信データに含む送信データの
    ノイズに対するデータ信頼性向上に用いるサムチェック
    コードの生成を、送信データのダイレクトメモリアクセ
    ス転送中に行う送信サムチェック用論理回路とを具備す
    ることを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記先頭コード検出用論理回路は、先頭
    コードの検出を開始する前に先頭コード比較データをデ
    ータバスから取り込み格納する第1のレジスタと、 DMACがSIOの受信データをリードしメモリへライ
    トしているデータの先頭コードを前記データバスから取
    り込み保持する第2のレジスタと、 前記第1のレジスタのデータと前記第2のレジスタデー
    タの値が一致したならば先頭コード一致割込信号をアク
    ティブ側にする比較器とを有し、 前記シーケンス演算専用LSIのCPUは、前記コード
    一致割込信号の割込み要求により先頭コードを受信した
    と判断して、ソフトウェアにより、受信データの格納処
    理を開始することを特徴とする請求項1または4に記載
    のプログラマブルコントローラ。
  6. 【請求項6】 前記受信サムチェック用論理回路は、デ
    ータバスとレジスタの出力が入力されこれらの入力デー
    タの加算結果を出力する加算器と、 前記データバスと前記加算器の加算結果の出力とを切り
    替え前記受信データのダイレクトメモリアクセス転送中
    に前記加算結果の出力をセレクトするセレクタと、 該セレクタの出力に接続してDMACがSIOの受信デ
    ータをリードし外部メモリへライトしているタイミング
    で1度だけ、前記セレクタを通じて前記加算結果である
    入力データを取り込む前記レジスタとを有し、 前記シーケンス演算専用LSIのCPUは、前記DMA
    Cによる受信データの転送が転送バイト数完了後に、前
    記レジスタのデータであるサムチェックコード比較デー
    タと受信したサムチェックコードとをソフトウェアによ
    って比較することでデータの真偽を判断することを特徴
    とする請求項2または4に記載のプログラマブルコント
    ローラ。
  7. 【請求項7】 前記送信サムチェック用論理回路は、デ
    ータバスとレジスタの出力が入力されこれらの入力デー
    タの加算結果を出力する加算器と、 前記データバスと前記加算器の加算結果の出力とを切り
    替え前記送信データのダイレクトメモリアクセス転送中
    に前記加算結果の出力をセレクトするセレクタと、 該セレクタの出力に接続してDMACがSIOの受信デ
    ータをリードし外部メモリへライトしているタイミング
    で1度だけ、前記セレクタを通じて前記加算結果である
    入力データを取り込む前記レジスタとを有し、 前記DMACによる送信データの転送が転送バイト数完
    了後に前記レジスタのデータがサムチェックコードとな
    り、前記シーケンス演算専用LSIのCPUは、ソフト
    ウェアにより前記レジスタのデータを読み出し、読み出
    したサムチェックコードの送信処理を行うことを特徴と
    する請求項3または4に記載のプログラマブルコントロ
    ーラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100832330B1 (ko) 2007-02-26 2008-05-26 엘에스산전 주식회사 프로그래머블 로직 컨트롤러의 증설 모듈용 펌웨어다운로드 방법
CN104364721A (zh) * 2012-06-14 2015-02-18 三菱电机株式会社 I/o设备、可编程逻辑控制器以及运算方法

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