JPH0633740B2 - 内燃機関用エアモ−タの制御装置 - Google Patents

内燃機関用エアモ−タの制御装置

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JPH0633740B2
JPH0633740B2 JP60142864A JP14286485A JPH0633740B2 JP H0633740 B2 JPH0633740 B2 JP H0633740B2 JP 60142864 A JP60142864 A JP 60142864A JP 14286485 A JP14286485 A JP 14286485A JP H0633740 B2 JPH0633740 B2 JP H0633740B2
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combustion engine
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関用のエアモータにおける制御装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、内燃機関用のエアモータからなる始動装置は、特
公昭58−21101号公報や米国特許第412611
3号明細書で知られている。かかる始動装置は駆動軸の
先端に設けられたピニオンが回転しながら前進し、内燃
機関のリングギャに噛み合い、内燃機関を始動させるも
ので、その動作は駆動軸に嵌合されたエアピストンに圧
縮エアを供給し、エアピストンの前進に伴い駆動軸を前
進させると共に、エアモータにより駆動軸を高速に回転
させ、内燃機関を始動させるものである。
そして、従来のエアモータからなる始動装置は、その起
動指令用に電磁弁を用いると共に、内燃機関が始動され
た後、始動装置のピニオンを内燃機関のリングギャから
離脱させる際にも、電磁弁を手動または自動的(例え
ば、特公昭58-21101号公報のものでは、内燃機関が使用
された際、機関の排気ガス圧をセンサーとして、電磁弁
を作動させる)に作動させて離脱している。
かかる場合、機関始動後、電磁弁の切りが遅れると、始
動装置は機関回転により逆に10倍前後に増速駆動さ
れ、最悪の場合は破損されてしまう。そのため、各種の
逆駆動の防止装置や電気的保護回路を介在させている。
しかしながら、かかる対策において、電気的保護回路で
は、高価になると共に、エアモータを用いた内燃機関の
使用場所、例えば、山中とか海上では、その保守・点検
が困難であり、また、機械的保護装置は充分その機能を
果たしていない。
そこで本発明者は、先に特開昭59-226273 号公報や特開
昭60−81464号公報によって紹介されているよう
に、第1の通路、および、該第1の通路とパイロットバ
ルブを介して連通される第2の通路から通って供給され
た圧縮エアで前進し且つピストンスプリング等で後進す
るエアピストンと、エアモータで回転される駆動軸と、
該駆動軸の先端に設けられ、内燃機関と係合するピニオ
ンまたはスプラインと、からなり、該エアピストンの前
進に伴って該駆動軸が前進すると共に、該エアピストン
の前進により前記第2の通路に供給された圧縮エアが第
3の通路に連通されて前記エアモータのメインバルブを
開くよう作動する内燃機関用エアモータにあって、前記
第3の通路から供給された圧縮エアが前記パイロットバ
ルブを閉塞した後、第1の通路の圧縮エアでその閉塞を
維持するようにすると共に、前記エアピストンの後進に
伴い第3の通路の圧縮エアが大気に排出されて前記メイ
ンバルブを閉じるようにした内燃機関用エアモータを提
供している。
しかしながら、かかるいずれの内燃機関用エアモータで
も内燃機関のリングギャが一瞬でも所定の回転になれ
ば、直ちにエアピストンは後退し、エアモータに圧縮エ
アを供給するためのメインバルブが閉じ、エアモータに
おる機動力を失うよう構成されているので、内燃機関の
リングギャが一瞬所定の回転になって、以後失速状態に
なってもエアモータにはリングギャを回転させる動力が
ないので、始動のやり直しをしなければならない問題が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、かかる従来の問題点を解消するため創
作されたもので、その要旨とするところは、エアタンク
(101)に連通した第1の通路(103)からパイロットバルブ
(7)を介して連通された第2の通路(106) を通って供給
された圧縮エアで前進し且つピストンスプリング(21)等
で後進するエアピストン(3)と、エアモータ(1)で回転さ
れる駆動軸(4)と、該駆動軸(4)の先端に設けられ且つ内
燃機関と係合する係合部と、からなり、前記エアピスト
ン(3)の前進に伴って駆動軸(4)が前進すると共に、エア
ピストン(3)の前進により前記第2の通路(106)に供給さ
れた圧縮エアが第3の通路(104) に連通されて前記エア
モータ(1)のメインバルブ(6)を開くように作動する内燃
機関用エアモータにおいて、前記第2の通路(106)が前
記エアピストン(3)の後進ストロークエンドで開口さ
れ、且つ、第3の通路(104)が前記エアピストン(3)の前
進ストロークエンドで、該第2の通路(106) の開口部と
連通して開口されたピストンハウジング(2)に、前記エ
アピストン(3)が内嵌され、該ピストンハウジング(2)の
第3の通路(104)のエアピストン(3)の前進ストロークエ
ンド開口部より前進側に、エアピストン(3)との間をシ
ールするためのシール材を設けると共に、該シール材の
更にエアピストン(3)の前進側に、大気に連通するディ
フューザ(45)を設け、常時パイロットスプリング(25)に
より開かれている前記パイロットバルブ(7)を、エアモ
ータ(1)起動前には前記1の通路(103)と第2の通路(10
6)とを連通するようにし、且つ、前記第3の通路(104)
の圧縮エアで閉塞するようにし、しかも、前記第3の通
路(104) の圧縮エアによる前記パイロットバルブ(7)の
閉塞時には、前記第1の通路(103) の圧縮エアによりパ
イロットスプリング(25)に抗して該パイロットバルブ
(7) の閉塞を維持すると共に、前記第1の通路(103) と
第3の通路(104)とを絞り孔(35′)を介して短絡して連
通することにより、前記メインバルブ(6) の閉塞を遅ら
すようにしたことを特徴とする内燃機関用エアモータの
制御装置にある。
〔実施例〕 以下、本発明の構成を添付図面に示す実施例にもとづい
て詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例の全体断面図、第2図は第1図
の実施例に用いられるエア回路図、第3図は第1図のX
部の拡大図である。
本実施例の内燃機関用始動装置は50馬力から2000
馬力のデイーゼル機関すなわち、多気筒内燃機関に好適
であるが、小形ガスタービンにも適用可能である。
〔実施例における構成の概要〕
第2図のエア回路図において、図示の始動装置における
エアモータ1は、エアピストン3が内蔵されているピス
ントンハウジング2と一体となっており、このエアモー
タ1で駆動される駆動軸4はピストンハウジング2に横
設され、駆動軸4の先端にはピニオン5(またはスプラ
イン、これらを本明細書では係合部という)が設けら
れ、このピニオン5が、図示しない内燃機関のリングギ
ャと噛合・離脱するようになっている。エアモータ1は
エアタンク101からメインバルブ6を介して圧縮エア
によって高速に回転される。また、前記エアピストン3
はエアタンク101からの圧縮エアによって前進(第2
図で右方向に移動すること)するが、エアピストン3と
エアタンク101との間には起動指令弁102およびパ
イロットバルブ7が介在しており、これらのメインバル
ブ6とパイロットバルブ7は、第2図中2点鎖線Lで囲
って図示されている。
かかる内燃機関用始動装置の動作についていえば、先ず
起動指令弁102を開くと、エアタンク101からの圧
縮エアは、エアモータ起動前には、第1の通路103に
供給され、パイロットバルブ7を介して第2の通路10
6に供給されて、続いてピストンハウジング2に穿設さ
れた供給孔A(これを本明細書では、エアピストン3の
後進ストロークエンドの開口という)に供給されるの
で、エアピストン3は前進する。エアピストン3が前進
すると、これに伴って駆動軸4も前進し、その先端に設
けられたピニオン5がリングギャと噛み合う。
一方、パイロツトバルブ7に供給された後、分岐された
圧縮エアは、分岐路107に設けられた逆止弁9を介し
て絞られながらエアモータ1に供給され、エアモータ1
を低速で回転させる。
次いで、エアピストン3が更に前進すると、供給孔Aと
吐出口B(これを本明細書では、エアピストン3の前進
ストロークエンドの開口という)とが連通することとな
り、該吐出口Bからの第3の通路104へ圧縮エアは供
給され、メインバルブ6が開かれる。その結果、エアタ
ンク101からの大量の圧縮エアが第4の通路105を
通り、エアモータ1に供給され、エアモータ1を高速に
回転させ、前記ピニオン5によってリングギャを高速回
転させ、内燃機関を始動させる。
なお、第2図中、108はコンプレッサー、109はドレ
ンタンク、110はリューブリケータ、111はオイルタ
ンク、45はデイフューザを示す。
〔エアモータの構成〕
以上の実施例におけるエアモータ1の詳細は、以下のよ
うに構成されている。
すなわち、第1図において、エアモータ1は複数の羽根
を備えたロータ10から構成され、このロータ10はメ
インハウジング11に内蔵されている。また、ロータ1
0はそのロータ軸14の両端をベアリング12,12で
支持すると共に、ロータ軸14の一方は突出され、その
端部にピニオン15が刻設されている。このピニオン1
5は筒状軸16の内周に刻設された内歯歯車16′と噛
合されている。この筒状軸16の内周には内歯歯車1
6′と並設してネジスプライン17が刻設され、ネジス
プライン17は駆動軸4に刻設されたねじスプライン1
8と噛合っている。これらのネジスプライン17,18
は、ピニオン5にその回転が阻止するような力が働けば
駆動軸4が前進作用をするネジで構成されており、した
がって、駆動軸4を前進させるような力が働けば、駆動
軸4が逆転されようとし、ピニオン5の回転が低速とな
る。また、筒状軸16の外周にはニードルベアリング1
9を介してシリンダー20が嵌合され、シリンダー20
とピストンハウジング2とで形成された環状空間には、
エアピストン3が摺動自在に内蔵されている。このエア
ピストン3はスリーブ23を介してピストンスプリング
21で常時後進方向に押圧されている。このスリーブ2
3はベアリング13のアウターレースと一体化され、更
に、ベアリング13のインナレースは駆動軸4と一体化
されているので、スリーブ23と駆動軸4とは、前後進
については同行するが、駆動軸4の回転はスリーブ23
には伝達されない。
〔メインバルブおよびパイロットバルブの構成〕
以上の実施例におけるメインバルブ6およびパイロット
バルブ7の詳細は、以下のように構成されている。
すなわち、第1図および第3図において、これらのバル
ブ6、7はメインハウジング11上に装着されていると
共に、第1の通路103、第2の通路106、第3の通
路104、および、第4の通路105が各連通されてい
る。第1の通路103 と第2の通路106とは、パイロッ
トバルブ7を介してエアモータ起動前には連通されてい
る。このパイロットバルブ7の本体24はパイロットバ
ルブスプリング25によって、バルブシート26から常
時持上げられており、第1の通路103と第2の通路1
06とを本始動装置の起動前には連通させている。本体
24の頂部にはステム27が突設され、ステム27には
その途中に小径部29が形成され、小径部29には径方
向に貫通孔30が穿設されている。この貫通孔30はス
テム27軸芯上に更に穿設されたキリ孔31と連通し、
キリ孔31はステム27の頂部で開口している。このス
テム27の頂部にはパイロットピストン32の足33の
先端が当接され、パイロットピストン32にもその軸芯
にキリ孔34が穿設され、キリ孔34は前記キリ31と
合致し連通している。このステム27はステムサポート
35で摺動自在に支持され、ステムサポート35には、
第3の通路104と連通する絞り孔35′が穿設され、
絞り孔35′が前記小径部29の外周で連通している。
この絞り孔35′の開口部の足下には、Oリング36が
設けられ、Oリング36で第1の通路103と第3の通
路104とを遮断している。前記パイロットピストン3
2はパイロットピストンスプリング37によって常時上
方に押圧されており、スプリング37はパイロットピス
トン32の足33が摺動自在に挿入されたピストンサポ
ート38で受けられている。
前記バルブシート26には、第2の通路106より分岐
された分岐路107が穿設され、分岐路107は、逆止
弁9を介してロータ10の室に連通している。
前記第3の通路104は、前記ピストンサポート38の
外周を回ってメインバルブピス39に連通されている
が、メインバルブピストン39はメインバルブ本体40
とバルブスピンドル41で連結されている。メインバル
ブ本体40はメインバルブピストンスプリング42およ
びメインバルブ本体スプリング43で、バルブシート4
4に通常押圧されている。
本実施例の構成は以上のようになっているので次のよう
な動作を行う。
〔ピニオンとリングギャとの噛合始め動作〕
前記のように、起動指令弁102(通常電磁弁で構成さ
れているあ)を開くと、エアタンク101からの圧縮エ
アは、第1の通路103を通り、パイロットバルブ7の
外周に供給される。パイロットバルブ7はパイロットバ
ルブスプリング25により常時上方に持上げられている
ので、圧縮エアはバルブシート26を通り第2の通路1
06より供給孔Aに供給される。そのため、エアピスト
ン3はピストンスプリング21に抗して前進する。その
結果、エアピストン3と一体となっている駆動軸4もネ
ジスプライン17,18の作用によって逆転されながら
徐々に前進し、ピニオン5がリングギャに当接する。
一方、パイロットバルブ7のバルブシート26より分岐
された圧縮エアは、逆止弁9で絞られながらロータ10
の室へ供給され、ロータ10を低速に回転させる。ロー
タ10の低速回転は、ピニオン15および内歯歯車1
6′で更に減速されて駆動軸4のネジスプライン18に
伝えられ、前記ピニオン5をきわめて低速に回転させ
る。そのため、ピニオン5はリングギャとの噛み合いを
模索しながら、若干係合が行われる。ところが、一旦、
ピニオン5とリングギャとが係合し始めると、今度は、
リングギャによってピニオン5の回転が阻止されるよう
力が働くので、これがネジスプライン17,18に作用
し、駆動軸4はエアピストン3の前進速度より速やかに
前進し、エアピストン3の前進端にくる前にピニオン5
とリングギャとの噛合が迅速に行われる。
〔メインバルブの開く動作〕
ピニオン5とリングギャとが完全に噛合い、次いで駆動
軸4が前進を停止した位置で、供給孔Aと吐出孔Bとは
連通され、圧縮エアは吐出孔Bを介して、第3の通路1
04を通ってメインバルブピストン39へ供給される。
そのため、メインバルブ本体4は持上げられ、エアタン
ク101からの大量の圧縮エアが第4の通路105を通
り、ロータ10に供給され、ロータ10は高速に回転す
る。その際、メインバルブピストン39へ供給された圧
縮エアは、後述のように、パイロットバルブ7をバルブ
シート26に着座させる。
〔メインバルブのロック動作〕
このように、メインバルブ6を開くために、第3の通路
104へ圧縮エアが供給されるが、同時に、該圧縮エア
の一部は絞り孔35′を通り、パイロットピストン32
の頂部32′へも絞られながら供給される。その結果、
パイロットピストン32はパイロットピストンスプリン
グ37に抗して押下げられ、ステム27を押下げる。し
たがって、パイロットバルブ7はバルブシート26に着
座するが、そのため第1の通路103よりの圧縮エア
は、第2の通路106へ供給されなくなる。そして、そ
の時期はロータ10の回転が正規の高速回転に入る前後
の時期としている。一方、ステム27が押下げられてい
るので、供給孔A、吐出孔Bを迂回して通じている第3
の通路104の圧縮エアより若干高圧の、第1の通路1
03の圧縮エアがステム27の小径部29より絞り部3
5′を介してメインバルブピストン39へ供給されるこ
とから、メインバルブ6は完全に開いた状態が続く。そ
して、機関始動後、エアピストン3の後進により、第3
の通路104の圧縮エアが一気に大気に放出されて、メ
インバルブ6が閉じても、第1の通路103からの圧縮
エアがパイロットバルブ7をバルブシート26に着座さ
せた状態を維持している。つまり、第1の通路103に
圧縮エアが導入されている限り、パイロットバルブ7は
閉じられ、ひいては、エアピストン3を再度、前進させ
たり、また、メインバルブ6を誤って再開させることは
ない。
そして、その際、第1の通路103の圧縮エアは、パイ
ロットバルブ7の頂面側や小径部29の外周から絞り孔
35′を通して、メインバルブ6を開とする第3の通路
104へ第2の通路106を通らずに短絡的に供給さ
れ、第3の通路104の圧縮エアが一気に大気へ放出さ
れても、メインバルブ6は後らせて徐々に閉塞すること
になる。その結果、ピニオン5がリングギャから離脱し
ようとする前に、内燃機関が失速(始動不良)し始める
と、依然として回転しているエアモータ1の動力が再び
リングギャに与えられて始動を行う。
〔メインバルブ6の閉じる動作〕 ロータ10の高速回転によって内燃機関は始動するが、
内燃機関の始動によりリングギャの一瞬ではなく、継続
した回転がピニオン5の回転より速くなり、その結果、
駆動軸4にはより速く回転させようとする力が働くの
で、ネジスプライン17,18の作用によって駆動軸4は
後進させられるが、これに加えて、ピストンスプリング
21の付勢力も働き、起動軸4は速やかに後進すること
になり、ピニオン5とリングギャはその噛合が外れる。
その駆動軸4の後進に伴って、エアピストン5も後進す
るが、そのため、第2の通路106と第3の通路104
とは、その連通が遮断され、第3の通路104内の圧縮
エアは、ディフューサ45より大気に一気に放出され
て、メインバルブピストン39は下がり、メインバルブ
6が閉じる。一方、第2の通路106内の圧縮エアは、
前記のようにパイロットバルブ7は閉じられ、かつ、メ
インバルブ6も閉じられるがエアモータ1が惰性により
回転しているので、その吸引作用により逆止弁9を介し
て吸引される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、エアピストンがシール材を超えて後退
すると、第3の通路の圧縮エアはディフューザを介して
一気に放出(但し、ディフューザであるので、ある程度
放出抵抗はある)されるが、第1の通路の圧縮エアが絞
り孔35′を介して短絡的にこれを補充するので、メイ
ンバルブは徐々にしか閉じられず依然としてエアモータ
は起動力を有している。その結果、所定の時間(例え
ば、ピニオンがリングギャから離脱しない時間)に内燃
機関に始動性不良(例えば、極寒冷地において)が起て
もピニオンは依然としてリングギャに動力を伝えること
になり、したがって、始動指令弁を改めて作動すること
なく、自動的に作動のやり直しができる便益を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体断面図、第2図は第1図
に用いられるエア回路図、第3図は第1図のX部の拡大
図である。 1……エアモータ、3……エアピストン、4……ピニオ
ン、6……メインバルブ、7……パイロットバルブ、3
5′……絞り孔、103……第1の通路、104……第
3の通路、106……第2の通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアタンク(101) に連通した第1の通路(1
    03) からパイロットバルブ(7)を介して連通された第2
    の通路(106) を通って供給された圧縮エアで前進し且つ
    ピストンスプリング(21)等で後進するエアピストン(3)
    と、エアモータ(1)で回転される駆動軸(4)と、該駆動軸
    (4)の先端に設けられ且つ内燃機関と係合する係合部
    と、からなり、前記エアピストン(3)の前進に伴って駆
    動軸(4)が前進すると共に、エアピストン(3)の前進によ
    り前記第2の通路(106)に供給された圧縮エアが第3の
    通路(104)に連通されて前記エアモータ(1)のメインバル
    ブ(6)を開くよう作動する内燃機関用エアモータにおい
    て、 前記第2の通路(106)が前記エアピストン(3)の後進スト
    ロークエンドで開口され、且つ、第3の通路(104)が前
    記エアピストン(3)の前進ストロークエンドで、該第2
    の通路(106) の開口部と連通して開口されたピストンハ
    ウジング(2)に、前記エアピストン(3)が内嵌され、該ピ
    ストンハウジング(2)の第3の通路(104)のエアピストン
    (3)の前進ストロークエンド開口部より前進側に、エア
    ピストン(3)との間をシールするためのシール材を設け
    ると共に、該シール材の更にエアピストン(3) の前進側
    に、大気に連通するディフューザ(45)を設け、 常時パイロットスプリング(25)により開かれている前記
    パイロットバルブ(7)を、エアモータ(1)起動前には前記
    第1の通路(103) と第2の通路(106) とを連通するよう
    にし、且つ、前記第3の通路(104)の圧縮エアで閉塞す
    るようにし、 しかも、前記第3の通路(104) の圧縮エアによる前記パ
    イロットバルブ(7)の閉塞時には、前記第1の通路(103)
    の圧縮エアによりパイロットスプリング(25)に抗して
    該パイロットバルブ(7) の閉塞を維持すると共に、前記
    第1の通路(103)と第3の通路(104)とを絞り孔(35′)を
    介して短絡して連通することにより、前記メインバルブ
    (6) の閉塞を遅らすようにしたことを特徴とする内燃機
    関用エアモータの制御装置。
JP60142864A 1985-06-29 1985-06-29 内燃機関用エアモ−タの制御装置 Expired - Lifetime JPH0633740B2 (ja)

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JPS59226273A (ja) * 1983-06-07 1984-12-19 Showa Seiki Kogyo Kk 内燃機関始動用エアモ−タの制御装置
JPS6081464A (ja) * 1983-10-12 1985-05-09 Showa Seiki Kogyo Kk 内燃機関始動用エアモ−タの制御装置

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JPS623169A (ja) 1987-01-09

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