JPH0633700U - プラスチック筒状製品のための穴明け装置 - Google Patents

プラスチック筒状製品のための穴明け装置

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JPH0633700U
JPH0633700U JP7640592U JP7640592U JPH0633700U JP H0633700 U JPH0633700 U JP H0633700U JP 7640592 U JP7640592 U JP 7640592U JP 7640592 U JP7640592 U JP 7640592U JP H0633700 U JPH0633700 U JP H0633700U
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JP
Japan
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press
product
punching
blade
large number
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Application number
JP7640592U
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English (en)
Inventor
武夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲面部分を有する成形品に一度に多数個の穴
を形成することのできる装置であって、バリの発生がな
く精度良く形成することができ、かかる穿孔作業の効率
を飛躍的に向上させることのできるプラスチック筒状製
品のための穴明け装置を提供する。 【構成】 プラスチックの筒状製品60の円周面に多数
の穴を一時に明ける装置であって、多数の穴明け加工用
のプレス刃15が配設されたプレス機本体10と、前記
プレス刃を加熱する加熱部20と、前記プレス刃に対応
する位置に空所32が形成された押さえ板31がスプリ
ング33を介して保持された押さえ部材30とからな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はプラスチック筒状製品のための穴明け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば空中に架設される電話線などは、その保護のために、略筒状のプラスチ ック製ケーブルカバーが被覆されることがある。 添付の図6に示すように、この種のケーブルカバー60は、略筒形状に押出成 形されたカバー本体61の両側端部に係着部62,63を有し、該係着部62, 63を互いに係着してケーブル線に被覆される。
【0003】 ところで、この種ケーブルカバー60にあっては、夏場などの気温の高い時期 にカバー本体内部の温度が上昇して電話線を傷めたり、あるいは強風時に風圧を 受けて激しく揺れたりして、トラブル発生の原因となるおそれがある。 そこで、図示のように、カバー本体61の円周面64に多数の穴65,65, 65…を形成して、内部にこもった熱を逃がすとともに風の抵抗を少なくするこ とが試みられている。 この穴65はケーブルカバー成形品の押出工程の後工程によって形成され、一 般的には、一個約10〜20mm角で該ケーブルカバー60の表面積の約30% 程度まで明けられる。
【0004】 従来の穴明け装置の一例が図7に示される。この穿孔機70は、製品がセット される受け型75が設けられた機台71と公知のプレス装置72と該プレス装置 72に取り付けられ前記受け型75に対して昇降する所定の刃形状のプレス刃7 3とからなる。符号74は前記受け型75に設けられたプレス刃の通し穴である 。 この装置70によれば、ケーブルカバー60を拡開して図のように前記受け型 75に配置し、プレス装置72によって製品の所定位置で前記プレス刃73を下 降せしめて穴を明けるようになっている。
【0005】 しかしながら、このケーブルカバー60は通常約2.5mm〜3.0mmの肉 厚を有しているため、たとえば刃部の外形寸法が8mm×20mmのプレス刃に あっては、穿孔に要するプレス力が一か所当り略100kgにのぼり、もし一度 のプレスで多数個の穴を形成しようとすると、前記受け型75の強度を越えた圧 力が加わって受け型が耐えられない。そのため、一度に多くの穴を明けることが できず、かかる穿孔作業は非常に煩雑な手間を伴っていた。
【0006】 そこで、プレス刃73が取り付けられるプレス装置72にヒーター76を設け てプレス刃73を加熱(約165℃)し、製品切断面を溶融しながら切断して、 受け型75に加わるプレス圧力を軽減する方法が提案されている。
【0007】 しかし、製品の加工面が円周面で曲面形状であるために、今度は、製品60を 受け型75に配置した際に該受け型75から浮き上がり、前記プレス刃72が製 品加工面に接する時の位置と受け型75に到達した時の位置とに若干のずれを生 じ、この方法では、形成される穴の精度が得られず、またそのずれによって穴の 回りにバリを発生させるという問題があった。
【0008】 このような穴明け作業の困難性から、押出成形品への穴明けを避け、射出成形 によって穴明け成形品を得ることも行なわれているが、射出成形による場合には 製品のコストアップを招くという致命的な問題がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、このような問題点に鑑み提案されたものであって、プラスチック の筒状製品などのような、曲面部分を有する成形品に一度に多数個の穴を形成す ることができる装置であって、バリの発生がなく精度良く形成することができ、 かかる穿孔作業の効率を飛躍的に向上させることのできるプラスチック筒状製品 のための穴明け装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、プラスチックの筒状製品の円周面に多数の穴を一時に 明ける装置であって、多数の穴明け加工用のプレス刃が配設されたプレス機本体 と、前記プレス刃を加熱する加熱部と、前記プレス刃に対応する位置に空所が形 成された押さえ板がスプリングを介して保持された押さえ部材とからなることを 特徴とするプラスチック筒状製品のための穴明け装置に係る。
【0011】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の穴明け装置の一例を示す側面図、図2ないし図4はこの考案 装置を用いて穴明けを行う状態を示したもので、図2はプラスチックの筒状製品 をセットした状態を示す側面図、図3は押さえ部材によって筒状製品を押さえた 状態を示す側面図、図4は穴明け状態を示す側面図、図5は押さえ板の一例を示 す要部斜視図である。
【0012】 図1に示されるように、この考案のプラスチック筒状製品のための穴明け装置 は、前記したケーブルカバー60のカバー本体61に多数個の穴を一時に明ける ようにしたもので、プレス機本体10と加熱部20と押さえ部材30とから構成 される。
【0013】 プレス機本体10は公知のプレス装置よりなり、製品の受け型12が設けられ た機台11において前記受け型12の上部に公知の手段によって配置されている 。なお、符号13は後述するプレス刃15によって筒状製品60を所定の穴形状 に溶断する際に、当該プレス刃15を通す通し穴である。 このプレス機本体10には加熱部20を介して穴明け加工用の多数のプレス刃 15が配設されていて、前記受け型12に対して昇降自在に構成されている。 プレス刃15は製品に溶断形成される穴形状(8mm×20mm)に形成され ていて、実施例では前記プレス機本体10に28本(14本×2列)が配設され ている。
【0014】 加熱部20は前記プレス刃15を所定の溶断温度に加熱するためのもので、公 知の電熱ヒータなどが用いられる。この実施例において、前記プレス刃15の温 度は165℃±5℃に設定されている。 前記温度が170℃より高い場合では、穴の回りにバリが付着し、160℃よ り低い場合では製品の溶融が不充分となり受け型12に過度の力が加わって該受 け型12に過大な力が加わることになる。
【0015】 押さえ部材30は、図5からよりよく理解されるように、押さえ板31と該押 さえ板31の取付部材35とからなる。 押さえ板31は前記プレス刃15によって製品の所定の加工位置を溶断穿孔す るに先立って前記製品の加工位置を押圧しその浮き上がりを押さえて略平面状と なすためのもので、前記取付部材35を介して前記プレス機本体10のプレス刃 15下側に取り付けられている。 この押さえ板31には、前記プレス刃15と対応する位置に前記プレス刃15 が出入り自在な大きさの空所32が設けられている。この例において、前記空所 32の大きさは、プレス刃15による溶断面積の約20%増しに形成されている 。
【0016】 取付部材35は前記押さえ板31の四隅に設けられたロッド部材33と前記ロ ッド部材33に巻着されたスプリング34とからなり、前記押さえ板31を前記 プレス機本体10のプレス刃15下側に付勢した状態で保持している。 このロッド部材33は、スプリング34の圧縮時には前記プレス機本体10に 嵌入可能に取り付けられていて、押さえ板31が製品加工面を介して受け型12 と当接した際、その圧力によって前記ロッド部材33がプレス機本体10内に嵌 入し押さえ板31をプレス機本体10と密接させもって前記空所32よりプレス 刃15を突出させて製品の溶断穿孔をなす。
【0017】 次に、図2ないし図4によって、この考案の穴明け装置の作動について説明す る。 まず、図2に示されるように、機台11の受け型12にプラスチック筒状製品 60の加工面をセットし、プレス機本体10を作動させてそのプレス刃15を製 品60方向に下降させる。 その際、プレス刃15は加熱部20によってあらかじめ製品の溶断温度(16 5℃±5℃)に加熱されている。
【0018】 前記プレス刃15の下側には押さえ部材30の押さえ板31がスプリング34 を介して保持されているため、加工面にはまずこの押さえ板31が当接する。 この押さえ板31は、図3に示されるように、プレス刃15が製品に当たる前 に製品の加工面を押圧して、受け型12から浮き上がっていた該加工面を受け型 12に密着させ位置を加工位置を固定する。
【0019】 さらに、図4に図示したように、プレス刃15を下降させるとともに製品加工 面を介して押さえ板31を受け型12に押圧すると、押さえ部材30のロッド部 材33がプレス機本体10内に嵌入し、相対的に前記プレス刃15が押さえ板3 1の空所32を介して受け型12の通し穴13へ突出して製品の加工面を確実に 溶断穿孔する。
【0020】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案のプラスチック筒状製品のための穴明け 装置によれば、簡単な構造で一度に多数個の穴を形成することができ、作業の効 率を大幅に向上させることができる。 また、筒状製品などのような曲面部分を有する成形品であっても、バリを発生 させることなく確実に精度よく形成することができる。 加えて、スプリングを介して設けられた押さえ部材によって、プラスチック筒 状製品の加工面を受け型に固定するので、断面形状が異なったタイプの製品に対 しても、精度よく穿孔作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の穴明け装置の一例を示す側面図であ
る。
【図2】プラスチックの筒状製品をセットした状態を示
す側面図である。
【図3】押さえ部材によって筒状製品を押さえた状態を
示す側面図である。
【図4】穴明け状態を示す側面図である。
【図5】押さえ板の一例を示す斜視図である。
【図6】電話線用ケーブルカバーの一例を示す斜視図で
ある。
【図7】従来の穴明け装置の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 プレス機本体 15 プレス刃 20 加熱部 30 押さえ部材 31 押さえ板 32 空所 33 スプリング 60 ケーブルカバー 62 穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックの筒状製品の円周面に多数
    の穴を一時に明ける装置であって、 多数の穴明け加工用のプレス刃が配設されたプレス機本
    体と、 前記プレス刃を加熱する加熱部と、 前記プレス刃に対応する位置に空所が形成された押さえ
    板がスプリングを介して保持された押さえ部材とからな
    ることを特徴とするプラスチック筒状製品のための穴明
    け装置。
JP7640592U 1992-10-08 1992-10-08 プラスチック筒状製品のための穴明け装置 Pending JPH0633700U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7640592U JPH0633700U (ja) 1992-10-08 1992-10-08 プラスチック筒状製品のための穴明け装置

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JP7640592U JPH0633700U (ja) 1992-10-08 1992-10-08 プラスチック筒状製品のための穴明け装置

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JPH0633700U true JPH0633700U (ja) 1994-05-06

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ID=13604353

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JP7640592U Pending JPH0633700U (ja) 1992-10-08 1992-10-08 プラスチック筒状製品のための穴明け装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013043283A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Boeing Co:The 穴あけ工具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58134708A (ja) * 1982-02-04 1983-08-11 Idemitsu Petrochem Co Ltd プラスチツクフイルムの穿孔装置

Patent Citations (1)

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