JPH0633694Y2 - 車両用アンテナ取付構造 - Google Patents

車両用アンテナ取付構造

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JPH0633694Y2
JPH0633694Y2 JP1987058574U JP5857487U JPH0633694Y2 JP H0633694 Y2 JPH0633694 Y2 JP H0633694Y2 JP 1987058574 U JP1987058574 U JP 1987058574U JP 5857487 U JP5857487 U JP 5857487U JP H0633694 Y2 JPH0633694 Y2 JP H0633694Y2
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JP
Japan
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antenna
vehicle
roof
mounting structure
bracket
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JP1987058574U
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正好 高橋
良二 大江
美明 平佐
章 曽根
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、車両のルーフにアンテナを伸縮自在に取付
けると共に、アンテナを取り囲むルーフの部分を確実に
アースするための車両用アンテナ取付構造に関する。
[従来の技術] 従来において、車両のルーフaにアンテナbを伸縮自在
に取付けると共に、アンテナbを取り囲むルーフaの部
分を確実にアースするための車両用アンテナ取付構造と
して、第4図に示すように、車両のルーフのアンテナ挿
通用開口cの周囲に、この開口cを塞ぐように、アンテ
ナ取付け用ブラケツトdをスポツト溶接により固着し、
このブラケツトdを介して、アンテナbを取付けると共
に、アースして、アンテナbの下部をシールドするよう
に構成されている。
このような従来の構成により、確かに、取付用ブラケツ
トdは、スポツト溶接によりボデイアースされたルーフ
aに固着されるので、確実にアースされることになる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の構成においては、上述
したように、スポツト溶接により、ルーフaのような大
きな物体に、ブラケツトdのような物体を固着すること
になるので、コストの上昇を招くことになる;また、ア
ースを実現するために、スポツト溶接が必要となつてい
るので、製造工程において、このようなスポツト溶接動
作を実行しなければならず、製造作業が面倒となる;更
に、スポツト溶接のために、大きな設備が必要となり、
工程のレイアウトの点で大きな制約となる等の問題点が
指摘されている。
更に、アンテナbをルーフaの側縁に近づけた状態で取
突けようとする場合に、このルーフaの側縁まで、ピラ
ーアウタが延出しており、このピラーアウタの存在が、
スポツト溶接を行なおうとする場合に邪魔になり、スポ
ツト溶接動作が困難になる問題点も指摘されている。
この考案は上述した問題点に鑑みてなされたもので、こ
の考案の目的は、スポツト溶接を用いなくとも取り付け
強度をアップでき、車両のルーフに全く傷を付けずに取
り付けることができ、良好な受信状態を保持するよう
に、アンテナ取付け部を確実にアースすることが出来る
車両用アンテナ取付構造を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 上述した問題点を解決し、目的を達成するため、この考
案に係わる車両用アンテナ取付構造は、車両のルーフ上
に螺子止めされると共に、伸縮自在にアンテナが挿通さ
れるアンテナベースと、該アンテナベースのルーフ面に
対する取り付け面の近くに前記アンテナの外周面の一部
を取り囲むような形状を有するアースプレートと、該ア
ースプレートと車両のピラーアウタとに電気的に接続さ
れるように上方に起立した状態の導電性の接続用爪と、
前記ピラーアウタとの間隔誤差を吸収するような僅かに
伸縮自在な接続片と、該接続片の先端部に平面に形成さ
れ、前記ピラーアウタに対してボルト締めされる接続部
とを有するアースブラケツトとを具備する事を特徴とし
ている。
また、前記アンテナベースは、ルーフ上において車両の
運転席側の縁部に取付けられることを特徴としている。
また、前記アンテナベースが取付けられるルーフの部分
には、アンテナが挿通される透孔が形成されており、前
記アースブラケツトは、この透孔を巻くように形成され
ていることを特徴としている。
[作用] 以上のように、この考案に係わる車両用アンテナ取付構
造は構成されているので、アンテナベースが、螺子止め
されると共に、アースブラケツトの接続部でボルト締め
されることによって、スポツト溶接を用いなくとも取り
付け強度をアップでき、車両のルーフに全く傷を付けず
に取付けることが出来る。また、アースブラケツトに接
続部でボルト締めされ、アースプレートと車両のピラー
アウタとを電気的に接続することにより、受信障害とな
る電波を防止しつつ、良好な受信状態を保持すると共
に、アンテナ取付け部を確実にアースすることが出来
る。
[実施例] 以下に、この考案に係わる車両用アンテナ取付構造の一
実施例の構成を添付図面を参照して、詳細に説明する。
第1図に示すように、この一実施例の車両用アンテナ取
付構造10は、車両12のルーフ14の運転席側の側縁に、ア
ンテナ16を伸縮自在に、換言すれば、収納自在に取付け
るためのものである。即ち、この取付構造10は、第2図
に示すように、運転席側の側縁のルーフ14上に形成され
た、アンテナ16が挿通される透孔14aを取囲んで併用す
るように、ルーフ14に螺子18により固着されるアンテナ
ベース20を備えている。このアンテナベース20は、合成
樹脂から形成され、アンテナ16が摺動自在に挿通されて
案内されるガイド孔20aが、斜め後方に向けて傾斜した
状態で形成されている。
このアンテナベース20の下面の前面には、アースプレー
ト22が取着されている。このアースプレート22には、ア
ンテナベース20に装着されたアンテナ16が接触しない程
度の大きさで、このアンテナ16が挿通される挿通孔22a
が形成されている。このアースプレート22が後述するよ
うにアースされることにより、このアースプレート22よ
り下方に位置するアンテナ16の部分は、このアースプレ
ート22によりシールドされ、この下方部分において、電
波が入力されることは無いように設定されている。
このアンテナベース20は、これの下面に取着されたアー
スプレート22の周縁と、ルーフ14との間に、この間を介
しての雨水の進入を防止するためのウエザーストリツプ
24が介在されている。また、前述した螺子18は、ウエザ
ストリツプ24の内側のルーフ14の部分に形成された取付
け穴14bに、予め装着されたスクリユウグロメツト26を
介してルーフ14に螺着されている。
ここで、このウエザーストリツプ24は、合成ゴムから形
成され、スクリユウグロメツト26は、プラスチツクから
形成されているので、前述したアースプレート22と、予
めボデイアースされたルーフ14とは、直接的に電気的に
接続された状態になされていない。
そこで、この一実施例においては、アースプレート22
と、スクリユウグロメツト26との間に位置するようにし
て、アースブラケツト28が配設されている。このアース
ブラケツト28は、第3図にも示すように、前述した螺子
18が挿通される透孔28a1,28b1(第3図に示す。)を夫
々有した第1及び第2の部分28a,28bと、これら第1及
び第2の部分28a,28bを透孔14aを巻いた状態で接続する
第1の接続片28cと、前述した透孔14aの下方まで延出し
ているピラーアウタ30上に取付けられる第3の部分28d
と、第2の部分28bと第3の部分28dとを電気的に接続す
る第2の接続片28eとを備えた状態で、導電性材料、例
えば、金属板から一体に形成されている。
また、前述した第1及び第2の部分28a,28bの夫々の縁
部には、上方に起立した状態で、接続用爪28fが形成さ
れている。このように接続用爪28fを備えた構成によ
り、夫々の透孔28a1,28b1を介して固着用の螺子18によ
り、間にアースブラケツト28を挟んだ状態で、アンテナ
ベース20がルーフ14上に取付けられた状態で、このアー
スブラケツト28は、アンテナベース20の下面に取付けら
れたアースプレート22に、電気的に確実に接続された状
態で、接触することになる。
一方、このアースブラケツト28の第3の部分28dは、第
2図に示すように、取付け用のボルト32aとナツト32bと
を介して、ピラーアウタ30の一部に、電気的に接続され
た状態で接触するように固着されている。ここで、この
ピラーアウタ30は、ルーフ14と同様に、予めボデイアー
スされている。このようにして、このアースブラケツト
28を介して、アースプレート22は、ボデイアースされた
ピラーアウタ30に電気的に接続されることになる。
このようにして、この一実施例においては、アースプレ
ート22は、従来のように、スポツト溶接を介して、ルー
フ14その他、ボデイアースされた部分に電気的に接続さ
れた状態で固着されなくても、螺子18により取付けられ
る状態において、確実にアースされることになる。ま
た、このようにスポツト溶接を用いずに、螺子18でアン
テナベース20がルーフ14に固着されることに伴い、アー
スプレート22がアースブラケツト28に接続されることに
なるので、コストの上昇を招くこと無く、また、製造工
程において、製造作業を面倒とすること無く、更に、ス
ポツト溶接のための大きな設備を必要としないので、工
程のレイアウトの点で大きな制約とならない等の効果が
奏せられることになる。
尚、第2図及び第3図から明らかなように、アースブラ
ケツト28の第2の接続片28eは、途中を所謂くの字状に
折曲された構成となされている。即ち、この所謂くの字
状に形成された第2の接続片28eは、その長さを多少伸
縮自在になされることになる。このように所謂くの字状
に第2の接続片28eを形成することにより、例え、ルー
フ14とピラーアウタ30との間隔l(第2図に示す。)が
製造誤差から多少変化しようとも、その変化は、この所
謂くの字状の第2の接続片28eにより吸収されることに
なる。
このようにして、この一実施例によれば、ルーフ14とピ
ラーアウタ30との間の距離が多少変化しようとも、この
アースブラケツト28の第2の部分28dは、確実にピラー
アウタ30に取着されることになる。
また、この一実施例によれば、スポツト溶接を行なう上
で、大きな障害となつていたピラーアウタ30を積極的に
利用して、アースブラケツト28を介してアースプレート
22をアース接続する対象としている。このようにして、
従来スポツト溶接する技術を利用したアンテナ取付構造
においては、ルーフ14の側縁にアンテナ16を取付けるこ
とが困難であつた事に比較して、この一実施例において
は、アンテナ16をルーフ14の側縁に取付けることが可能
となる。
この考案は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の車両用アンテナ取付構造
によれば、アンテナベースが、螺子止めされると共に、
アースブラケツトの接続部でボルト締めされることによ
って、スポツト溶接を用いなくとも取り付け強度をアッ
プでき、車両のルーフに全く傷を付けずに取付けること
が出来る効果がある。また、アースブラケツトに接続部
でボルト締めされ、アースプレートと車両のピラーアウ
タとを電気的に接続することにより、受信障害となる電
波を防止しつつ、良好な受信状態を保持すると共に、ア
ンテナ取付け部を確実にアースすることが出来る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係わる車両用アンテナ取付構造の
一実施例によりアンテナが取付けられた車両の状態を示
す斜視図; 第2図は、この一実施例のアンテナ取付構造の構成を示
す断面図; 第3図は、アースブラケツトの構成を示す斜視図;そし
て、 第4図は従来のアンテナ取付構造を示す断面図である。 図中、10…アンテナ取付構造、12…車両、14…ルーフ、
14a…透孔、16…アンテナ、18…螺子、20…アンテナベ
ース、20a…ガイド孔、22…アースプレート、22a……挿
通孔、24…ウエザーストリツプ、26…スクリユウグロメ
ツト、28…アースブラケツト、28a…第1の部分、28b…
第2の部分、28c…第1の接続片、28d…第3の部分、28
e…第2の接続片、28f…接続用爪、30…ピラーアウタ、
32a…ボルト、32b…ナツトである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 曽根 章 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−15146(JP,A) 実開 昭62−21607(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のルーフ上に螺子止めされると共に、
    伸縮自在なアンテナが挿通されるアンテナベースと、 該アンテナベースのルーフ面に対する取り付け面の近く
    に前記アンテナの外周面の一部を取り囲むような形状を
    有するアースプレートと、 該アースプレートと車両のピラーアウタとに電気的に接
    続されるように上方に起立した状態の導電性の接続用爪
    と、前記ピラーアウタとの間隔誤差を吸収するような僅
    かに伸縮自在な接続片と、該接続片の先端部に平面に形
    成され、前記ピラーアウタに対してボルト締めされる接
    続部とを有するアースブラケツトとを具備する事を特徴
    とする車両用アンテナ取付構造。
  2. 【請求項2】前記アンテナベースは、ルーフ上において
    車両の運転席側の縁部に取付けられることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の車両用アンテナ
    取付構造。
  3. 【請求項3】前記アンテナベースが取付けられるルーフ
    の部分には、アンテナが挿通される透孔が形成されてお
    り、 前記アースブラケツトは、この透孔を巻くように形成さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2
    項に記載の車両用アンテナ取付構造。
JP1987058574U 1987-04-20 1987-04-20 車両用アンテナ取付構造 Expired - Lifetime JPH0633694Y2 (ja)

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JPS63165906U JPS63165906U (ja) 1988-10-28
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