JPH0633640U - 切粉除去装置 - Google Patents
切粉除去装置Info
- Publication number
- JPH0633640U JPH0633640U JP2622791U JP2622791U JPH0633640U JP H0633640 U JPH0633640 U JP H0633640U JP 2622791 U JP2622791 U JP 2622791U JP 2622791 U JP2622791 U JP 2622791U JP H0633640 U JPH0633640 U JP H0633640U
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- front door
- nozzles
- cutting fluid
- chips
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- Pending
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は工作物着脱位置に割出された加工済
工作物及び取付部に付着された切粉の効率的な除去並び
に除去時の切粉の飛散を防止する。 【構成】 着脱位置での周囲にカバー28,29,3
0,31,32が設けられていて、前面扉27内側には
切削液若しくは圧力空気噴出ノズル38,39が取付け
られており、閉止時に切粉除去部位に達する長さを有
し、前面扉27の閉止に関連してノズル38,39が移
動し切削液若しくは圧力空気が近くから噴出される。こ
のため切粉除去が効率的となり環境を汚すことがない。
前面扉が開口するとノズルはともに動き退避して工作物
着脱時の干渉が起こらない。
工作物及び取付部に付着された切粉の効率的な除去並び
に除去時の切粉の飛散を防止する。 【構成】 着脱位置での周囲にカバー28,29,3
0,31,32が設けられていて、前面扉27内側には
切削液若しくは圧力空気噴出ノズル38,39が取付け
られており、閉止時に切粉除去部位に達する長さを有
し、前面扉27の閉止に関連してノズル38,39が移
動し切削液若しくは圧力空気が近くから噴出される。こ
のため切粉除去が効率的となり環境を汚すことがない。
前面扉が開口するとノズルはともに動き退避して工作物
着脱時の干渉が起こらない。
Description
【0001】
本考案は工作機械の加工済工作物に付着する切粉の除去装置に関する。
【0002】
工作機械において研削,切削が完了した工作物には工作物の凹部或いは取付治 具に研削粉,切削粉が付着しており、取外すときにはそれを取除く必要がある。 このため例えば図4に示すように空気若しくは切削液噴出ノズルNを主軸台の上 に設けて切粉の除去が行われている。
【0003】
圧力空気,切削液の噴出ノズルNの先端は除去部位に接近させないと除去効率 が悪くなるので、接近した位置に噴出ノズルNを取付けると、加工物着脱時に干 渉する不都合がある。このため不使用時に干渉しないように退避させ、使用時に 接近させる動作が必要となり、これを手動で行うと作業能率がおちる。動力を用 いると特別の駆動手段が必要となってコスト高となる問題がある。
【0004】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その目 的とするところは自動化対応が可能で除去効率が良く、干渉の恐れがない切粉除 去装置を提供しようとするものである。
【0005】
上述の目的を達成するために本考案は、工作物の周囲を覆うカバーの工作物搬 出用の扉に、扉の開口とともに退避し、閉止とともに工作物の切粉除去部位に接 近するノズルを設け、前記扉の閉止時に圧力空気又は切削液を前記ノズルより噴 出する制御手段を設けたものである。
【0006】
【作用】 前面扉が閉止されると扉と一体のノズルが工作物の切粉除去部位近傍に位置す る。閉止を感知して制御手段がノズルより切削液若しくは圧力空気を噴出して工 作物及び取付具の切粉を除去する。切粉の除去が終わると前面扉が開口しノズル も一体に退避する。
【0007】
以下2主軸を有する旋盤を一例として示した図1,図2,図4にもとづき説明 する。 ベース1上に上面及び前面に左右(Z軸)方向の摺動案内面2a,2b を有するベッド2が固設されベッド2の左側に主軸台3が固設されている。主軸 台3は前右側がベッドのZ軸摺動案内面2a,2bに対し45°の角度をなす垂 直平面3aに形成されており、この45°の垂直平面3aの中央に旋回主軸台4 が旋回割出し可能に軸承されている。
【0008】 旋回主軸台4には旋回軸心線の上方で旋回軸心線に対し反時計回り方向45° 即ちベッドのZ軸方向を向きチャック5を嵌着した主軸Aが軸承されている。更 に旋回軸心線の下方で旋回軸心線に対し時計回り45°即ち前後(X軸)方向で 前を向く前記主軸Aと同一でチャック6を有する主軸Bが軸承されている。そし て主軸Aと主軸Bは旋回軸心線の上下で互いに主軸の後部位が立体交叉し、旋回 主軸台4の180°の旋回割出しで交互にZ軸方向の旋削位置とX軸方向の工作 物着脱位置とに割出されるようになっている。
【0009】 ベッド2上面のZ軸方向の摺動案内面2a上には傾斜する上面にX軸方向の摺 動案内面11aが削設された上部往復台11が図示しないNC制御のサーボモー タにより回転されるボールねじによって移動位置決め可能に載置され、摺動案内 面11a上に上部刃物台12がNC制御のサーボモータによって回転される図示 しないボールねじによってX軸方向に移動位置決め可能に載置されている。
【0010】 上部刃物台12には旋回可能に軸承される図示しない旋回軸の先端に工具ホル ダを着脱可能に装着する上部タレット刃物台13がNC制御で旋回割出可能に設 けられている。ベッド2前面の摺動案内面2b上面には傾斜する上面にX軸方向 の摺動案内面14aが削設された下部往復台14に図示しないNC制御のサーボ モータにより回転されるボールねじによってZ軸方向に移動位置決め可能に載置 され、摺動案内面14a上に図示しないNC制御のサーボモータにより回転され るボールねじによってX軸方向に移動位置決め可能に下部刃物台15が載置され ている。下部刃物台15には下部タレット刃物台16がNC制御で旋回割出可能 に設けられている。
【0011】 本機には旋回主軸台4を覆うカバーが設けられており、加工位置側の主軸は前 面扉21を有する前カバー22,横カバー23,後カバー24並びに図示しない 上カバーによって上部刃物台12,下部刃物台15をも取り囲むようにされてい る。
【0012】 そして旋回主軸台4の旋回中心を通り、加工側主軸と工作物着脱側主軸間を分 離し旋回主軸台4と一体回転するロータリカバー25が旋回中心上に取付けられ ている。また工作物着脱側主軸は前面扉27を有する前カバー28,横カバー2 9,30、後カバー31並びに上カバー32によって取り囲まれている。
【0013】 前面扉27は前カバー28の開口部両横に設けられた案内板33によって上下 方向が案内され、横カバー29に取付けた流体圧シリンダ34のピストンロッド 端に固定の接手35が連結されている。さらに前面扉27内側のほぼ中央上部位 には分岐流路を有する取付ブロック37が固着されていて、その分岐路からチャ ックの工作物Wの取付部近傍に延びるノズル38が、また工作物の中央芯出し部 近傍に延びるノズル39が突設されている。
【0014】 これらのノズルは例示した工作物がアルミホイールであるのでこの2個所に対 応するものであるが、工作物に合わせて変更されることは自由である。取付ブロ ック37への圧力空気若しくは切削液は管路40と接続する上カバー32の下面 に固設された中継ブロック41からフレキシブル管42を介して供給されるよう になっている。
【0015】 このような構成された動作を制御線図の図3にもとづき説明する。 43は流体圧シリンダ回路の電磁切換弁、44は切削液ポンプ、45はA又は B主軸駆動モータ、LM1は旋回主軸台4の旋回端で旋回完了信号を出力するリ ミットスイッチ、LM2は前面扉27の閉止完了を出力するリミットスイッチ、 T1は時間調整可能なタイマである。今前面扉27は開口状態にあるとする。
【0016】 加工が完了するとNCの指令によって旋回主軸台4が図示しない割出駆動装置 によって180°反転されて加工位置にあったA主軸が主軸台3の前面の工作物 着脱位置に、B主軸が加工位置に割出される。この旋回端のリミットスイッチL M1のON信号により電磁切換弁43のSOLが作動し、流路が切換えられて流 体圧シリンダ34の上室に圧力流体が送られ、ピストンの下降で継手35を介し て前面扉27が閉止される。
【0017】 閉止完了でリミットスイッチLM2がON信号を出力し切削液ポンプ44が作 動して管路40,中継ブロック41,フレキシブル管42,取付ブロック37を 経てノズル38,39より切削液がチャック取付面と芯出部へと噴出される。ま た同時にタイマT1が作動する。さらに前面扉27の閉止完了のリミットスイッ チLM2の信号でモータ45が低速回転されてA主軸が回転されるので取付面等 の全周の切粉が切削液で除去される。
【0018】 所定時間経過後タイマT1が作動してB接点T1b−1がOffしモータ45 の回転が停止され、T1b−2がOffして電磁切換弁43のSOLが消磁され て圧力流体の方向が切換えられ、流体圧シリンダ34のピストンが上昇され継手 35を介して前面扉27が開口される。前面扉が閉止状態から開口への動きによ り閉止完了リミットスイッチLM2はOffされポンプ44の回転が停止され切 削液の吹出しが停止する。このように切粉が除去された工作物はロボット等によ り素材に取り替えられる。 なお本実施例は2主軸のNC旋盤について説明したがこれに限定されるもので なくすべての工作機械に通用されるものである。
【0019】
以上のように構成されているので本考案は以下の効果を奏する。 ノズルが前面扉と連動するので閉止時にノズルは切粉除去部近くに位置して噴 出でき開口時にはノズルは退避して工作物とは干渉しない。このため工作物及び 取付具に付着した切粉が充分に除去され工作物の搬送着脱が効率的に行える。ま た切粉が機内で処理されるので環境を汚す恐れがない。
【図1】切粉除去装置の説明側面図である。
【図2】旋回主軸台まわりの説明平面図である。
【図3】本装置の制御回路図である。
【図4】2主軸頭旋盤における従来のノズル取付位置を
示す図である。
示す図である。
4 旋回主軸台 5,6 チャック 27 前面扉 34 流体圧シリンダ 38,39 ノズル 42 フレキシブル管
Claims (1)
- 【請求項1】 工作物の周囲を覆うカバーの工作物搬出
用の扉に扉の開口とともに退避し閉止とともに工作物の
切粉除去部位に接近するノズルを設け、前記扉の閉止時
に圧力空気又は切削液を前記ノズルより噴出する制御手
段を設けたことを特徴とする切粉除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2622791U JPH0633640U (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 切粉除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2622791U JPH0633640U (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 切粉除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633640U true JPH0633640U (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=12187474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2622791U Pending JPH0633640U (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 切粉除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633640U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015020231A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | ファナック株式会社 | クーラント装置を備えた工作機械 |
JP2021003775A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP2622791U patent/JPH0633640U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015020231A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | ファナック株式会社 | クーラント装置を備えた工作機械 |
US9498863B2 (en) | 2013-07-17 | 2016-11-22 | Fanuc Corporation | Machine tool including coolant apparatus |
JP2021003775A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械 |
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