JPH06336330A - 離隔搬送装置 - Google Patents

離隔搬送装置

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JPH06336330A
JPH06336330A JP14566993A JP14566993A JPH06336330A JP H06336330 A JPH06336330 A JP H06336330A JP 14566993 A JP14566993 A JP 14566993A JP 14566993 A JP14566993 A JP 14566993A JP H06336330 A JPH06336330 A JP H06336330A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトでありながら進行方向および巾方
向の離隔を確実に行うことができる離隔搬送装置を提供
することを目的とする。 【構成】 縦横方向に伸縮する性質を有するシームレス
ベルト(S) を備え、かつ該シームレスベルト(S) の往路
の両耳端部を表裏両側から把持しながら走行させる間に
該シームレスベルト(S) を進行方向および巾方向に逆八
の字形に拡巾伸張させる多数個の把持部材(1) を備えて
なる離隔搬送装置である。把持部材(1) としては、エン
ドレスに走行する駆動ベルト(2) を備えているもの、駆
動ベルト(2) と押え用回転体(8)とを備えているもの、
押え用回転体(8)を備えているものなどがあげられる。
この装置は、密集状態の被搬送物(たとえば食品製造用
の生地片)を搬送中に離隔状態にもたらすための装置と
して有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト上に載置した密
集状態の被搬送物を搬送中に離隔状態にもたらすことの
できる装置、殊に、パン、乾パン、ビスケットなどの食
品生地を所定の大きさに分割して生地片となした後、こ
れを離隔した状態で熱加工ゾーンに供給するための離隔
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パン、乾パン、ビスケットなどを製造す
るにあたっては、食品生地を所定の大きさに分割して生
地片となした後、これを離隔した状態で熱加工ゾーンに
供給することが必要となる。各生地片を離隔しておかな
いと、熱加工時に生地片が膨張するので相互に融着して
しまうからである。
【0003】進行方向の離隔は、複数のコンベアベルト
を順次速くなるように設置し、上流側のコンベアベルト
から下流側のコンベアベルトに乗り継ぎさせるごとに離
隔していくことができるが、巾方向の離隔は、そのよう
な手段を講じることができないので、特別の工夫を要す
る。
【0004】実開平3−61883号公報には、上流側
コンベアと、その上流側コンベアよりも速度の速い下流
側コンベアを直列に設け、これらの上流側と下流側コン
ベアにわたって生地片を離間する爪を有する生地片離間
装置を設け、下流側コンベア上には生地片を拡開する爪
を有するパンタグラフ状の拡開装置を設けたクロワッサ
ン生地片の拡開方向変換装置が示されている。なおこの
公報の考案においては、生地片として三角形のものを用
いているため、生地片を90゜回転させる機構も組み込
まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、進行方
向の離隔を行うべく複数のコンベアベルトを順次速くな
るように設置する方式は、装置の占有スペースが大きく
なるという問題点がある。
【0006】実開平3−61883号公報に記載の装置
は、進行方向の離隔は上流側コンベアと下流側コンベア
の速度差により行い、巾方向の離隔はパンタグラフ状の
拡開装置により行っている。
【0007】しかしながらこの装置は、上流側コンベア
と下流側コンベアとを用いているため、やはり装置の占
有スペースが大きくなる。またパンタグラフ状の拡開装
置の使用は、装置および制御が複雑になることを免かれ
ない上、パン生地はベルト面を滑りにくいため拡開が円
滑にできないことがある。
【0008】本発明は、このような背景下において、コ
ンパクトでありながら進行方向および巾方向の離隔を確
実に行うことができる離隔搬送装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の離隔搬送装置
は、縦横方向に伸縮する性質を有するシームレスベルト
(S) を備え、かつ該シームレスベルト(S) の往路の両耳
端部を表裏両側から把持しながら走行させる間に該シー
ムレスベルト(S) を進行方向および巾方向に逆八の字形
に拡巾伸張させる多数個の把持部材(1) を備えてなるも
のである。
【0010】本発明の特に好ましい離隔搬送装置は、縦
横方向に伸縮する性質を有するシームレスベルト(S) を
備え、該シームレスベルト(S) の往路の両耳端部を表裏
両側から多数個の把持部材(1) により把持しながら走行
させる間に、該シームレスベルト(S) を進行方向および
巾方向に逆八の字形に伸張拡巾させることのできる装置
であって、前記把持部材(1) がエンドレスに走行する駆
動ベルト(2) を備えており、該駆動ベルト(2) によって
シームレスベルト(S) の把持および走行を行うようにし
たことを特徴とするものである。
【0011】以下本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明の装置は、縦横方向に伸縮する性質
を有するシームレスベルト(S) を備えている。このよう
な性質を有するシームレスベルト(S) は、経糸および緯
糸として伸縮性糸を用いて袋織りを行うことによりシー
ムレスの(継ぎ目のない)筒状織布を得、ついでこれを
所定の巾にカットすることにより得られる。シームレス
ベルト(S) には、製織前の糸の段階から製織後またはカ
ット後に至る任意の段階において、非粘着加工、撥水加
工、耐熱加工、滑り性調節加工、抗菌加工などの加工を
施すことができる。
【0013】本発明の離隔搬送装置は、このシームレス
ベルト(S) の往路の両耳端部を表裏両側から把持しなが
ら走行させる間に該シームレスベルト(S) を進行方向お
よび巾方向に逆八の字形に拡巾伸張させる多数個の把持
部材(1) を備えている。
【0014】把持部材(1) として好ましいものは、エン
ドレスに走行する駆動ベルト(2) である。この場合、該
駆動ベルト(2) をシームレスベルト(S) 把持部位におい
てフラットにするナイフエッジ部材(3) 、および該駆動
ベルト(2) を走行させるための駆動機構(4) からなるも
のを採用することが望ましい。
【0015】このうち駆動ベルト(2) としては、継ぎ目
のないシームレスベルトが最適であるが、ベルトの両端
を接合したエンドエスベルトであっても差し支えない。
対になった駆動ベルト(2) でシームレスベルト(S) をし
っかりと把持するため、駆動ベルト(2) の表面材質を適
宜に設計し、あるいは表面に滑りどめのための加工を施
すことも好ましい。駆動ベルト(2) は、平ベルトのほ
か、駆動ベルト(2) の走行を確実にするために歯付きベ
ルトやVベルトを用いることもできる。
【0016】ナイフエッジ部材(3) としては、金属板、
樹脂被覆金属板、その他の部材が用いられ、回転可能な
小径のロールを用いることもできる。ナイフエッジ部材
(3)には、これをシームレスベルト(S) の往路に向けて
付勢する付勢手段、あるいはシームレスベルト(S) の表
裏に位置する相対向する把持部材(1) のナイフエッジ部
材(3), (3)間の間隙を調節する調節手段を付設すること
が好ましい。
【0017】駆動機構(4) としては、たとえば、モータ
ーおよび減速機と、それに連絡するプーリーやギヤ等と
の組み合わせなどが採用される。駆動ベルト(2) のテン
ションを調節するため、適宜の位置にテンションロール
を付設することもできる。
【0018】上記把持部材(1) は、たとえばシームレス
ベルト(S) の両側に設けた整列用フレーム(5), (5)に、
シームレスベルト(S) の往路の表裏両側に対になるよう
にしながら多数個を密に取り付ける。駆動ベルト(2) は
ナイフエッジ部材(3) に沿って走行するので、把持部材
(1) の近接配置が可能である。
【0019】個々の把持部材(1) における駆動ベルト
(2) は、それぞれ独立して駆動してもよく、数個ずつあ
るいは全部を連動させて駆動させてもよい。
【0020】進行方向および巾方向の双方の離隔を行う
ときあるいは巾方向のみの離隔を行うときは、把持部材
(1) は、シームレスベルト(S) の往路の両側に、下流側
にいくほど末広がりとなるように配置する。ただし、離
隔搬送操作の始端側または終端側においては、シームレ
スベルト(S) に対し平行に配置することもある。一方進
行方向のみの離隔を行うときは、把持部材(1) をシーム
レスベルト(S) の両側に平行に配列する。
【0021】シームレスベルト(S) の復路は、把持部材
(1) による両耳端部の把持を行わないので、シームレス
ベルト(S) の復元力により自然に常態にまで収縮する。
この復路については、フリーの状態にしておいてもよい
し、ガイドロール等で軽く支えるだけでもよい。ただし
復路の最初の部分には、表裏両側に対になるように上記
の把持部材(1) を設ける方が好ましいことが多い。
【0022】把持部材(1) は、エンドレスに走行する駆
動ベルト(2) と押え用回転体(8)とを備えており、これ
らの駆動ベルト(2) と押え用回転体(8)との組み合わせ
によってシームレスベルト(S) の往路の両耳端部を表裏
両側から把持するように構成したものであってもよい。
このときの押え用回転体(8)としては、ロールやホイー
ル状の回転体があげられ、該回転体には滑り止めのため
に針、突起、溝などが設けられていてもよい。
【0023】また把持部材(1) は、押え用回転体(8)を
備えており、該押え用回転体(8)によってシームレスベ
ルト(S) の往路の両耳端部を表裏両側から把持するよう
に構成したものであってもよい。このときの押え用回転
体(8)も、滑り止めのために針、突起、溝などが設けら
れていてもよい。
【0024】本発明の離隔搬送装置は、密集状態の被搬
送物を搬送中に離隔状態にもたらすための装置として有
用である。被搬送物の種類に限定はなく、種々の物体に
適用できる。一例をあげると、パン、乾パン、ビスケッ
トなどの食品生地を所定の大きさに分割して生地片とな
した後、これを離隔した状態で熱加工ゾーンに供給する
目的に用いることができる。
【0025】
【作用】本発明の装置は、シームレスベルト(S) の往路
を進行方向に伸張させると共に巾方向に拡巾するように
しているので、その上に載置した被搬送物は下流にいく
ほど相互に離隔する。従って、コンパクトでありながら
進行方向および巾方向の離隔を行うことができる上、シ
ームレスベルト(S) を用いているので往路から復路への
移行をナイフエッジで行うことができ、被搬送物の下流
側ベルトへの移載を円滑に行うことができる。
【0026】また、進行方向への伸張および巾方向への
拡巾のタイミングおよび程度を任意に設定できるので、
シームレスベルト(S) の往路の最初のゾーンでは非伸張
・非拡巾状態、次のゾーンでは伸張・拡巾状態、最後の
ゾーンでは非伸張・非拡巾状態というように使い分ける
こともでき、それら各ゾーンで被搬送物の処理・加工
(たとえば切断、熟成、離隔、予備加熱)を行うことも
できる。
【0027】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0028】実施例1 図1は本発明の装置の一例を示した平面図である。図2
は図1の正面図である。図3は図2の部分拡大図であ
る。
【0029】(S) はシームレスベルトであり、経糸およ
び緯糸としてウレタン系の糸に他の糸を巻きつけてカバ
リングした伸縮性糸を用いて袋織りを行うことによりシ
ームレスの筒状織布を得た後、これを所定の巾にカット
することにより作製したものである。このシームレスベ
ルト(S) には、シリコーン系樹脂またはフッ素系樹脂に
よる非粘着加工を施してある。
【0030】シームレスベルト(S) の往路の両側には2
本の整列用フレーム(5), (5)が角度変更可能に設けてあ
り、この実施例では整列用フレーム(5), (5)のなす角度
が下流側にいくほど広がるように設定してある。整列用
フレーム(5), (5)には、多数個の把持部材(1) を上下が
対になるように密に取り付けてある。シームレスベルト
(S) の往路の両耳端はこれらの把持部材(1) により表裏
から把持されている。整列用フレーム(5), (5)が下流側
にいくほど広がるように設置してあるため、把持部材
(1) も下流側にいくほど末広がりに配列している。
【0031】個々の把持部材(1) は、エンドレスに走行
する駆動ベルト(2) 、該駆動ベルト(2) をシームレスベ
ルト(S) 把持部位においてフラットにするナイフエッジ
部材(3) 、および該駆動ベルト(2) を走行させるための
駆動機構(4) から構成されている。この実施例では、駆
動ベルト(2) としては袋織り法により得られたシームレ
ス織布に樹脂被覆を施したベルトを用い、ナイフエッジ
部材(3) としては両端をナイフエッジに形成した金属板
を用い、駆動機構(4) としては減速機付きモーター(4a)
とプーリー(4b)とを用いている。
【0032】(1a), (1b), ・・(1n)は、上流側から下流
側に向けて順に配列した個々の把持部材(1) である。(2
a), (2b), ・・(2n)は、それぞれの把持部材(1a), (1
b), ・・(1n)の駆動ベルトである。(Va), (Vb), ・・・
(Vn)は、それぞれの駆動ベルト(2a), (2b), ・・(2n)の
駆動速度である。
【0033】(6) は、シームレスベルト(S) が往路から
復路へ転ずる個所に設けた小径のロールであり、このロ
ール(6) によりシームレスベルト(S) の往路の終端がナ
イフエッジとなるので、必要に応じて設ける下流側ベル
トへの被搬送物の移載を円滑に行うことができる。(7)
はガイドロールである。
【0034】離隔搬送操作は次のようにして行われる。
すなわち、シームレスベルト(S) は、その往路の両耳端
を表裏から多数の把持部材(1) により把持された状態
で、図面の左側から右側に向けて走行する。
【0035】今、把持部材(1) を上流側から下流側に向
けて順に(1a), (1b), ・・(1n)とし、それぞれの把持部
材(1) の駆動ベルト(2) を順に(2a), (2b), ・・(2n)と
し、さらにそれぞれの駆動ベルト(2) の駆動速度を(V
a), (Vb), ・・・(Vn)とする。
【0036】把持部材(1) を下流側になるほど末広がり
に配列し、把持部材(1) の駆動ベルト(2) を下流側にい
くほど高速となるように駆動させると(つまりVa<Vb<
・・・<Vnに設定すると)、シームレスベルト(S) は隣
接する駆動ベルト(2) に移るごとに徐々に進行方向およ
び巾方向に同時に伸張拡巾され、最終的に所望の程度に
まで伸張拡巾される。この場合、伸張拡巾操作の始端側
または終端側においては、いくつかの隣り合う駆動ベル
ト(2) の駆動速度を同一に設定することもある。また、
全体としてはVa<Vb<・・・<Vnというように下流側ほ
ど駆動速度を大きくするが、途中に駆動速度を緩和する
個所、つまり緩みを生ずる個所を適宜設けることもでき
る。
【0037】把持部材(1) を下流側になるほど末広がり
に配列し、Va=Vb=・・・=Vnに設定すると、巾方向の
みの拡巾を行うことができる。
【0038】一方、把持部材(1) をシームレスベルト
(S) の両側に平行に配列し、Va<Vb<・・・<Vnに設定
すると、進行方向のみに伸張することができる。
【0039】進行方向の伸張率の変更は、単に把持部材
(1) の駆動ベルト(2) の走行速度を変更するだけで達成
できる。巾方向の拡巾率の変更は、シームレスベルト
(S) の両側に配列した把持部材(1) の連設角度を変更す
ることにより達成できる。
【0040】上記伸張拡巾操作に際しては、周囲の環境
をその上に載置した被搬送物の処理・加工に適した温度
・湿度にもたらしておくことができる。これにより、シ
ームレスベルト(S) 上の被搬送物の処理・加工が搬送中
に達成できる。
【0041】離隔した被搬送物は、必要に応じこれを下
流側のベルトに乗り移らせて、次の処理(たとえば焼
成)に供することができる。
【0042】実施例2 図4は本発明の装置の他の一例を模式的に示した部分正
面図である。
【0043】この実施例においては、シームレスベルト
(S) の往路の両耳端を表裏から把持する把持部材(1) と
して、下側は実施例1で用いた駆動ベルト(2) −ナイフ
エッジ部材(3) −駆動機構(4) からなるもの、上側は駆
動ベルト(2) −押え用ロール(9) からなるものを用いて
いる。
【0044】実施例3 図5は本発明の装置のさらに他の一例を模式的に示した
部分正面図である。
【0045】この実施例においては、シームレスベルト
(S) の往路の両耳端を表裏から把持する把持部材(1) と
して、下側は実施例1で用いた駆動ベルト(2) −ナイフ
エッジ部材(3) −駆動機構(4) からなるもの、上側は針
付きの押え用回転体(8)を用いている。
【0046】実施例4 図6は本発明の装置の別の一例を模式的に示した部分斜
視図である。
【0047】この実施例においては、シームレスベルト
(S) の往路の両耳端を表裏から把持する把持部材(1) と
して、上下共、溝付きロールからなる押え用回転体(8)
を用いている。
【0048】
【発明の効果】本発明の離隔搬送装置にあっては、シー
ムレスベルト(S) の縦横方向の伸張拡巾率を種々に設
定、調節できる。予め設定する場合だけでなく、センサ
ーを適当に組み込むことにより、搬送中の状況に対応し
た自動調節も可能である。進行方向のみの伸張および巾
方向のみの拡巾への切り換えも可能であり、またシーム
レスベルト(S) の途中に伸張拡巾率を変更した領域を設
けることもできる。
【0049】そして装置がコンパクトである上、また把
持部材(1) も同一規格・寸法のもので足りるので、占有
スペース、コスト、メンテナンスの点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一例を示した平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】本発明の装置の他の一例を模式的に示した部分
正面図である。
【図5】本発明の装置のさらに他の一例を模式的に示し
た部分正面図である。
【図6】本発明の装置の別の一例を模式的に示した部分
斜視図である。
【符号の説明】
(S) …シームスベルト、 (1), (1a), (1b),・・(1n)…把持部材、 (2), (2a), (2b),・・(2n)…駆動ベルト、 (3) …ナイフエッジ部材、 (4) …駆動機構、 (4a)…減速機付きモーター、(4b)…プーリー、 (5) …整列用フレーム、 (6) …ロール、 (7) …ガイドロール、 (8) …押え用回転体、 (9) …押え用ロール、 (Va), (Vb), ・・・(Vn)…駆動速度

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦横方向に伸縮する性質を有するシームレ
    スベルト(S) を備え、かつ該シームレスベルト(S) の往
    路の両耳端部を表裏両側から把持しながら走行させる間
    に該シームレスベルト(S) を進行方向および巾方向に逆
    八の字形に拡巾伸張させる多数個の把持部材(1) を備え
    てなる離隔搬送装置。
  2. 【請求項2】縦横方向に伸縮する性質を有するシームレ
    スベルト(S) を備え、該シームレスベルト(S) の往路の
    両耳端部を表裏両側から多数個の把持部材(1) により把
    持しながら走行させる間に、該シームレスベルト(S) を
    進行方向および巾方向に逆八の字形に伸張拡巾させるこ
    とのできる装置であって、前記把持部材(1) がエンドレ
    スに走行する駆動ベルト(2) を備えており、該駆動ベル
    ト(2) によってシームレスベルト(S) の把持および走行
    を行うようにしたことを特徴とする離隔搬送装置。
  3. 【請求項3】把持部材(1) が、エンドレスに走行する駆
    動ベルト(2) 、該駆動ベルト(2) をシームレスベルト
    (S) 把持部位においてフラットにするナイフエッジ部材
    (3) 、および該駆動ベルト(2) を走行させるための駆動
    機構(4) からなり、前記駆動ベルト(2) によってシーム
    レスベルト(S) の把持および走行を行うようにしたこと
    を特徴とする請求項2記載の離隔搬送装置。
  4. 【請求項4】シームレスベルト(S) の往路の両側に、上
    流側に比し下流側が末広がりとなるように把持部材(1)
    を配置してなる請求項2または3記載の離隔搬送装置。
  5. 【請求項5】把持部材(1) がエンドレスに走行する駆動
    ベルト(2) と押え用回転体(8)とを備えており、これら
    の駆動ベルト(2) と押え用回転体(8)との組み合わせに
    よってシームレスベルト(S) の往路の両耳端部を表裏両
    側から把持するように構成してなる請求項1記載の離隔
    搬送装置。
  6. 【請求項6】把持部材(1) が押え用回転体(8)を備えて
    おり、該押え用回転体(8)によってシームレスベルト
    (S) の往路の両耳端部を表裏両側から把持するように構
    成してなる請求項1記載の離隔搬送装置。
  7. 【請求項7】密集状態の被搬送物を搬送中に離隔状態に
    もたらすための装置である請求項1または2記載の離隔
    搬送装置。
  8. 【請求項8】被搬送物が食品製造用の生地片である請求
    項7記載の離隔搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001315932A (ja) * 2000-05-11 2001-11-13 Nippon Filcon Co Ltd 搬送物の受け渡しを行うベルトコンベア装置
JP2009203023A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Maruyasu Kikai Kk ピッチ変更コンベヤ

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JP2009203023A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Maruyasu Kikai Kk ピッチ変更コンベヤ

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