JPH0633625U - ロボット用バリ取り刃具 - Google Patents

ロボット用バリ取り刃具

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Publication number
JPH0633625U
JPH0633625U JP7022592U JP7022592U JPH0633625U JP H0633625 U JPH0633625 U JP H0633625U JP 7022592 U JP7022592 U JP 7022592U JP 7022592 U JP7022592 U JP 7022592U JP H0633625 U JPH0633625 U JP H0633625U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
deburring
cutting
robot
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP7022592U
Other languages
English (en)
Inventor
則雄 田辺
洋一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0633625U publication Critical patent/JPH0633625U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、やすりに近い仕上げ面が得られ、
かつ対摩耗性の高い振動工具用の刃具を提供することを
目的とする。 【構成】 教示再生型ロボットの先端に設けた振動工
具にてバリ取りするバリ取り刃具の切刃について、丸棒
の先端部に振動方向と垂直な方向の、断続した短い超硬
材であるリングで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はホィールのデザイン窓のバリをロボットで除去するバリ取り刃具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
鋳造アルミホィールのデザイン窓にはバリが発生するため除去する。手作業で のバリ取り工具には、仕上げ面を鋳肌面に近い非光沢面にするため、一般的に振 動やすりが使用される。ロボットでバリ取りをするにも、同様の面性状を得るた め、刃具にはやすりを使用する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、教示再生型のロボットで刃具にやすりを使用するには次のよう な問題がある。
【0004】 (1)バリが大きい場合には、軽い押し付け力のまま数回の繰返し動作でバリ取 りする手作業と違い、1パスでバリ取りするため刃具には大きな加工反力が作用 する。そのため、摩耗が激しくなり、頻繁な刃具交換が必要となって作業性が上 げられない。
【0005】 (2)やすりは大きな加工反力を受けると目詰りが発生し、仕上げ面が荒れる。 目詰りがひどい場合にはバリが取れなくなってしまう。
【0006】 本考案は、やすりに近い仕上げ面が得られ、かつ対摩耗性の高い振動工具用の 刃具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
教示再生型ロボットの先端に設けた振動工具にてバリ取りするバリ取り刃具の 切刃について、丸棒の先端部に振動方向と垂直な方向の、断続した短いリングで 構成したことを特徴とする。そして、その素材は超硬とするのである。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。 図1は刃具の全体図、図2は切刃の拡大図である。 図1、図2において直径が10mmの超硬の丸棒1の一方の端20mm近くの部分 に、断続した複数の短いリング状の切刃2を設ける。切刃の数は振動工具の1回 の振動動作にて複数個の切刃がバリを切削するように、ストローク内に4〜5程 度あるように設ける。 例えば振動工具のストロークが6mmの場合は1.5mmピッチとする。
【0009】 切刃2の形状は、図2の例では振動工具の押出し動作時に切削する側に刃を設 けている。仕上げ面を非光沢とするため、切刃のすくい角はほとんど付けない。 各切刃の裏側には、切削抵抗に対する強度を持たせるため勾配を設ける。 また、溝の深さは切り屑による目詰りが生じない大きさ、例えば0.7mm程度 とする。 刃具の振動工具への装着側は工具に合わせた径と長さに、また全長はワークと工 具あるいはロボットとの干渉を考慮して決定する。
【0010】 図3は本考案の刃具を適用して、鋳造アルミホィールのデザイン窓のバリ取り を実行するロボットシステムの構成図である。 ロボットアーム3の先端には、工具ホルダー4で固定された振動工具5を備え る。振動工具に刃具1を装着する。アルミホィール6は治具(図示せず)に固定 位置決めする。
【0011】 バリ取りに先立ち、予めバリを除去したアルミホィールを治具にセットした状 態で、ロボットを誘導操作して一連のバリ取り動作に必要な動作経路や工具の送 り速度等を教示する。
【0012】 次に作用について述べる。 ロボットへの教示作業が完了した後、バリの付いたアルミホィールを治具に固 定して再生が始まると、振動工具はバリのあるデザイン窓に誘導され、刃具がバ リと当るようになる。 図2に示した形状の切刃を設けた刃具では、振動工具の突き出し動作のときバ リを切削する。切刃にはすくい角が殆どないので、少量ずつバリをこすり取るよ うに作用することから、非光沢状の削り面が得られるのである。
【0013】 丸棒の表面を掘り起こして突起を作り、熱処理した鋼材のやすりの刃と異なり 、本考案の刃具では刃の形状上、素材に超硬のように対摩耗性の良いものを採用 できること、および刃に加わる単位面積あたりの切削力が小さくなることから、 摩耗を極めて少なくすることができる。実際、厚さ0.2mm高さ5mm近くの アルミホィールのバリ取りにおいて、やすりでは摩耗のため30個ほどで交換す る必要のあったものが、300個以上でも摩耗および目詰まりの発生もなく、切 れ味も落ちないことを実証した。
【0014】 本実施例においては、切刃が押し側にのみ設けているが、引き側に設けてもよ く、さらには強度的な問題さえなければ、押し引き両側に設けても良い。 また、一刃を各々分離したリングとせず、螺旋状としても良い。
【考案の効果】
以上により本考案によれば、やすりでは摩耗が激しいことから仕上げ精度が影 響を受け、頻繁な刃具交換が必要なアルミホィールデザイン窓のロボットバリ取 りにたいし、形状上耐摩耗性の高い素材でやすりと同等な非光沢仕上げ面の得ら れる刃具を製作可能としたことから、刃具寿命を伸ばし生産性を上げることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の刃具の図
【図2】本考案の刃具の刃先拡大図
【図3】本考案のロボットシステム構成図
【符号の説明】
1 刃具 2 切刃 3 ロボットアーム 5 振動工具 6 アルミホィール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教示再生型ロボットの先端に設けた振動
    工具に装着してバリ取りをするバリ取り刃具において、
    切刃を丸棒の先端部に振動方向と垂直な方向の断続した
    短いリングで構成したことを特徴とするロボット用バリ
    取り刃具。
  2. 【請求項2】 刃具の素材が超硬である請求項1記載の
    ロボット用バリ取り刃具。
JP7022592U 1992-10-08 1992-10-08 ロボット用バリ取り刃具 Pending JPH0633625U (ja)

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JP7022592U JPH0633625U (ja) 1992-10-08 1992-10-08 ロボット用バリ取り刃具

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JP7022592U JPH0633625U (ja) 1992-10-08 1992-10-08 ロボット用バリ取り刃具

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Publication Number Publication Date
JPH0633625U true JPH0633625U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13425403

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JP7022592U Pending JPH0633625U (ja) 1992-10-08 1992-10-08 ロボット用バリ取り刃具

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JP (1) JPH0633625U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021133730A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 株式会社レイズエンジニアリング 車両用ホイールの製造方法及び車両用ホイール

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