JPH0633617Y2 - 開閉接点のチヤタリング防止回路 - Google Patents

開閉接点のチヤタリング防止回路

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JPH0633617Y2
JPH0633617Y2 JP337587U JP337587U JPH0633617Y2 JP H0633617 Y2 JPH0633617 Y2 JP H0633617Y2 JP 337587 U JP337587 U JP 337587U JP 337587 U JP337587 U JP 337587U JP H0633617 Y2 JPH0633617 Y2 JP H0633617Y2
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JP337587U
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JPS63111723U (ja
Inventor
暢祐 針生
Original Assignee
株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は開閉接点のチャタリング防止回路に関する。
[従来の技術の説明] 第3図はチャタリング防止回路の従来例を示す構成図で
ある。図において、1はスイッチ、2はフリップフロッ
プである。スイッチ1は、ノーマルクローズ接点aとノ
ーマルオープン接点bとを有し、そのコモンがグラウン
ドされている。ノーマルクローズ接点aは、フリップフ
ロップ2のリセット端子に接続されていると共に、抵抗
3を介して電源ラインに接続されている。ノーマルオー
プン接点bは、フリップフロップ2のセット端子に接続
されていると共に、抵抗4を介して電源ラインに接続さ
れている。このような構成で、スイッチ1が押される
と、先ずノーマルクローズ接点aが開いてフリップフロ
ップ2がセット入力を受け入れることのできる状態とな
り、次いでノーマルオープン接点bが閉じてフリップフ
ロップ2にセット入力が与えられる。フリップフロップ
2は、セット入力の立下りでそのQ出力がHレベルとな
り、スイッチ1の押し操作の解除によりノーマルクロー
ズ接点aが閉じるまでスイッチ1のチャタリングの有無
に拘らずHレベルのQ出力を保持する。しかしながら、
このようなチャタリング防止回路によれば、ノーマルク
ローズとノーマルオープンの2つの接点が必要であり、
接点が単一である場合には適用できないという問題があ
る。
単一接点の場合のチャタリング防止として特開昭50-158
226号公報に記載のパルス入力装置がある。これは、単
一接点によって与えられる接点信号をフリップフロップ
のセット入力とし、接点のチャタリングが終了するまで
遅らせてコンピュータからフリップフロップにリセット
信号を与えるようにしたものである。しかしながら、こ
れによれば、コンピュータから与えられたリセット信号
に対してフリップフロップがノイズ等によりリセットさ
れなかった場合にフリップフロップがセット状態のまま
になるなどの問題がある。
[考案の目的] 本考案は上記観点に基づいてなされたもので、その目的
は、単一接点に対して適用することができ、しかも、フ
リップフロップがノイズ等のためにリセットされずにセ
ット状態のままになることを防止することが可能な開閉
接点のチャタリング防止回路を提供することにある。
[目的を解決するための手段] 本考案においては、開閉接点(10)によって与えられる
接点信号をセット入力とするフリップフロップ(12)
と、セット入力時の前記フリップフロップ(12)の出力
でトリガされ前記接点信号よりも長い時間幅の出力信号
を与える第1の単安定マルチバイブレータ(14)と、こ
の第1の単安定マルチバイブレータ(14)の出力信号の
終端でトリガされる第2の単安定マルチバイブレータ
(17)と、この第2の単安定マルチバイブレータ(17)
の出力をリセット信号として前記フリップフロップ(1
2)に与えると共に、前記フリップフロップ(12)なら
びに前記第1および第2の単安定マルチバイブレータ
(14,17)の出力状態から前記フリップフロップ(12)
が前記リセット信号でリセットされない場合を検出して
前記フリップフロップ(12)をリセットする手段(15,1
8)とを有する開閉接点のチャタリング防止回路によっ
て、上記目的を達成する。
すなわち、第1および第2の単安定マルチバイブレータ
によってフリップフロップのリセット信号を作り出しフ
リップフロップを自動リセットすることにより、単一接
点に対する適用を可能とし、また、フリップフロップの
出力状態と第1および第2の単安定マルチバイブレータ
の出力状態とからフリップフロップが上記リセット信号
でリセットされない場合を検出しフリップフロップをリ
セットすることによって、フリップフロップがノイズ等
のためにリセットされずにセット状態のままとなること
を防止する。
[考案の実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す構成図である。
図において、10は開閉接点で、一端が電源ラインに接続
されており、他端が、インバータ11を介してフリップフ
ロップ12のセット端子に接続されていると共に抵抗13を
介してグラウンドされている。開閉接点10はその閉成で
LレベルからHレベルに立上る接点信号を与え、これに
よりフリップフロップ12のセット端子にHレベルからL
レベルに立下るセット入力が与えられるようになってい
る。フリップフロップ12は、リセット端子がHレベルの
ときにセット入力を受け入れることのできる状態とな
り、セット入力のHレベルからLレベルへの立下りでセ
ットされてQ端子の出力がLレベルからHレベルに反転
する。フリップフロップ12のQ端子は、第1の単安定マ
ルチバイブレータ14のトリガ端子に接続されていると共
に、3入力のNAND回路15の第1の入力端子に接続されて
おり、更に、出力端子16に接続されている。第1の単安
定マルチバイブレータ14は、Hレベル出力が定常状態
で、フリップフロップ12のQ端子出力のLレベルからH
レベルへの立上りでトリガされ、これにより、開閉接点
10の閉成で与えられる接点信号の時間幅よりも長い時間
幅のLレベル出力を与える。第1の単安定マルチバイブ
レータ14の出力端子は、第2の単安定マルチバイブレー
タ17のトリガ端子に接続されていると共に、NAND回路15
の第2の入力端子に接続されている。第2の単安定マル
チバイブレータ17は、Hレベル出力が定常状態で、第1
の単安定マルチバイブレータ14の出力のLレベルからH
レベルへの立上りでトリガされ、短時間幅のLレベル出
力を与える。第2の単安定マルチバイブレータ17の出力
端子は、3入力のAND回路18の第1の入力端子に接続さ
れていると共に、NAND回路15の第3の入力端子に接続さ
れている。NAND回路15の出力端子はAND回路18の第2の
入力端子に接続されている。AND回路18の第3の入力端
子は、抵抗19を介して電源ラインに接続されていると共
に、コンデンサ20を介してグラウンドされている。AND
回路18の出力端子はフリップフロップ12のリセット端子
に接続されている。
第2図は第1図の構成の動作タイムチャートで、各波形
(a)〜(g)は第1図における同符号の箇所の信号波
形を示し、(a)は開閉接点10の閉成で与えられる接点
信号、(b)はフリップフロップ12のセット入力、
(c)はフリップフロップ12のリセット入力、(d)は
フリップフロップ12のQ端子出力、(e)は第1の単安
定マルチバイブレータ14の出力、(f)は第2の単安定
マルチバイブレータ17の出力、(g)はAND回路18の第
3の入力端子の信号である。以下第2図を併用して第1
図の構成の動作を説明する。
時刻t0で第1図の回路に電源が印加されたとすると、AN
D回路18の第3の入力端子の信号(g)が抵抗18とコン
デンサ19とによる時定数に従って徐々に立上る。信号
(g)が時刻t1で所定レベル以上となるまではAND回路1
8の出力すなわちフリップフロップ12のリセット入力
(c)がLレベルに保持されるので、フリップフロップ
12のQ端子出力(d)もLレベルとなる。電源の印加
で、フリップフロップ12のセット入力(b)と共に、第
1の単安定マルチバイブレータ14の出力(e)および第
2の単安定マルチバイブレータ17の出力(f)がHレベ
ル状態となり、従ってNAND回路15の出力もHレベルとな
る。そのため時刻t1で信号(g)が所定レベル以上にな
るとリセット入力(c)がHレベルとなり、フリップフ
ロップ12がセット入力(b)を受け入れることのできる
状態となる。時刻t3で開閉接点10が閉じられたとする
と、接点信号(a)がHレベルに立上り、セット入力
(b)がHレベルからLレベルに立下る。フリップフロ
ップ12は、セット入力(b)のHレベルからLレベルへ
の立下りでセットされ、そのQ端子出力(d)がLレベ
ルからHレベルに立上る。フリップフロップ12は、開閉
接点10のチャタリングにより接点信号(a)すなわちセ
ット入力(b)がその後にHレベルからLレベルへの反
転を繰り返してもリセット入力(c)がLレベルに反転
しない限り、Q端子出力(d)のHレベル状態を維持す
る。フリップフロップ12のQ端子出力(d)がLレベル
からHレベルに立上ることで、第1の単安定マルチバイ
ブレータ14がトリガされ、その出力(e)がHレベルか
らLレベルに立下り、接点信号(a)の時間幅T0よりも
長い時間幅T1のLレベル出力を与える。時間幅T1の経過
で第1の単安定マルチバイブレータ14の出力(e)がL
レベルからHレベルに立上ると、この立上りで第2の単
安定マルチバイブレータ17がトリガされ、その出力
(f)がHレベルからLレベルに立下る。これにより、
AND回路18の出力すなわちリセット入力(c)がHレベ
ルからLレベルに立下り、この立下りでフリップフロッ
プ12がリセットされ、そのQ端子出力(d)がLレベル
となる。第2の単安定マルチバイブレータ17は短時間幅
T2の経過でHレベルに反転し、これにより、リセット入
力(c)がHレベルに復帰し、フリップフロップ12が新
たなセット入力(b)を受け入れることのできる状態と
なる。
リセット入力(c)のHレベルからLレベルへの立下り
でフリップフロップ12がノイズ等のためにリセットされ
ず、Q端子出力(d)がHレベルのままの状態になった
場合には、短時間幅T2の経過後にNAND回路15の出力がL
レベルとなり、AND回路18の出力すなわちリセット入力
(c)がLレベルとなってフリップフロップ12にリセッ
トがかかる。このリセットによりフリップフロップ12の
Q端子出力(d)がLレベルとなることで、NAND回路15
の出力がHレベルとなり、リセット入力(c)がHレベ
ルに復帰する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、第1および第2の
単安定マルチバイブレータによってフリップフロップの
リセット信号を作り出しフリップフロップを自動リセッ
トするようにしたので、単一接点に対する適用が可能と
なり、また、フリップフロップの出力状態と第1および
第2の単安定マルチバイブレータの出力状態とからフリ
ップフロップがリセット信号でリセットされない場合を
検出しフリップフロップにリセットをかけるようにした
ので、フリップフロップがノイズ等のためにリセットさ
れずにセット状態のままになることが防止されるなどの
効果を奏するチャタリング防止回路を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は第1
図の構成の動作タイムチャート、第3図はチャタリング
防止回路の従来例を示す構成図である。 10……開閉接点、12……フリップフロップ 14……第1の単安定マルチバイブレータ 15……NAND回路、17……第2の単安定マルチバイブレー
タ、18……AND回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉接点によって与えられる接点信号をセ
    ット入力とするフリップフロップと、セット入力時の前
    記フリップフロップの出力でトリガされ前記接点信号よ
    りも長い時間幅の出力信号を与える第1の単安定マルチ
    バイブレータと、この第1の単安定マルチバイブレータ
    の出力信号の終端でトリガされる第2の単安定マルチバ
    イブレータと、この第2の単安定マルチバイブレータの
    出力をリセット信号として前記フリップフロップに与え
    ると共に、前記フリップフロップならびに前記第1およ
    び第2の単安定マルチバイブレータの出力状態から前記
    フリップフロップが前記リセット信号でリセットされな
    い場合を検出して前記フリップフロップをリセットする
    手段とを有することを特徴とする開閉接点のチャタリン
    グ防止回路。
JP337587U 1987-01-13 1987-01-13 開閉接点のチヤタリング防止回路 Expired - Lifetime JPH0633617Y2 (ja)

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JPS63111723U JPS63111723U (ja) 1988-07-18
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