JPH06335199A - 水車発電機 - Google Patents

水車発電機

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JPH06335199A
JPH06335199A JP5122704A JP12270493A JPH06335199A JP H06335199 A JPH06335199 A JP H06335199A JP 5122704 A JP5122704 A JP 5122704A JP 12270493 A JP12270493 A JP 12270493A JP H06335199 A JPH06335199 A JP H06335199A
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generator
turbine
bearing
magnetic bearing
rotating shaft
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JP5122704A
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English (en)
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Yasushi Sugo
康史 須郷
Kazuhiko Yamaishi
和彦 山石
Yuji Arita
勇二 有田
Koji Ashizawa
康二 芦沢
Koji Oka
浩二 岡
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Nippon Koei Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Nippon Koei Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C32/0474Active magnetic bearings for rotary movement
    • F16C32/0489Active magnetic bearings for rotary movement with active support of five degrees of freedom, e.g. two radial magnetic bearings combined with an axial bearing

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水車の回転軸の回転を発電機の回転軸の回転
として取り出す水車発電機において、潤滑油による環境
汚染のおそれがなく、振動吸収性に優れた水車発電機を
得ること。 【構成】 水車の回転軸の軸受を磁気軸受から構成し、
発電機の回転軸の軸受をすべり軸受から構成し、この水
車の回転軸と発電機の回転軸をリジッドに結合した水車
発電機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、水車発電機に関し、特に発電機
と水車の回転軸を別々の軸受で支持し、両回転軸を結合
するタイプの水車発電機の軸受構造に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】この種の水車発電機は、
落水のエネルギで水車を回転させる水車と、この水車に
よって回転される発電機との独立性を保持し、両回転軸
を結合して水車発電機とするものであり、従来、水車の
回転軸と発電機の回転軸はともに、すべり軸受から構成
されていた。ところが、すべり軸受は、潤滑油を要する
ため、潤滑油の保持部(油タンク)を不可欠として大型
化し、また、潤滑油の流出による環境汚染等の問題があ
る。また、水車発電機の振動要因のほとんどは、流体エ
ネルギが作用する水車にある。従来の水車発電機では、
この振動要因に対して受動的であり、振動を能動的に抑
える機能は全く有していない。
【0003】
【発明の目的】本発明は、従来の水車発電機についての
以上の問題意識に基づき、その軸受構造を改良すること
により、環境汚染の原因になることがなく、主に流体エ
ネルギに起因する振動の吸収作用を有する水車発電機を
得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、水車と発電機に分けられる水
車発電機において、発電機の軸受は、従来品と同様にす
べり軸受を用い、水車の軸受は、非接触で回転軸を保持
する磁気軸受を用いるという着想に基づいてなされたも
のである。
【0005】すなわち、本発明は、水車の回転軸の回転
を発電機の回転軸の回転として取り出す水車発電機にお
いて、水車の回転軸の軸受を磁気軸受から構成し、発電
機の回転軸の軸受をすべり軸受から構成し、かつ、この
水車の回転軸と発電機の回転軸をリジッドに結合したこ
とを特徴としている。
【0006】このように、重量が小さく、荷重変動の大
きい水車側の軸受を磁気軸受から構成すると、磁気軸受
のもつ優れた振動吸収作用により、流体エネルギが作用
する水車部分の振動を吸収することができ、水車発電機
全体の安定した運転が可能となる。かつ、河川に近い水
車に潤滑油が不要となるため、油の流出による環境汚染
のおそれがない。
【0007】一方、重量が大きく、荷重変動の小さい発
電機側の軸受は、すべり軸受とすることにより、これを
安定した状態で支持することができ、かつ、既存の水車
発電機において、発電機部分は変更することなく、水車
部分のみを改造することができる。特に、磁気軸受は、
回転軸の位置を微調整することができるから、発電機と
水車とを据え付けた後、水車側の回転軸の軸心を発電機
側の回転軸の軸心に厳密に一致させることが容易にでき
る。
【0008】そして、水車の回転軸と発電機の回転軸を
リジッドに結合することにより、発電機側の運転状態
を、水車の磁気軸受の出力により監視することができ
る。
【0009】水車の回転軸の磁気軸受は、具体的には、
一対のラジアル磁気軸受と、発電機側と反対側の端部に
位置する一つのスラスト磁気軸受から構成することが望
ましい。特に、発熱量=摩擦損失が大きいスラスト磁気
軸受を磁気軸受により空冷化することにより、冷却水装
置を不要とすることができ、水車の効率を向上させるこ
とが可能となる。
【0010】さらに、本発明の水車発電機は、別の態様
によると、次の特徴を有する。本発明の水車の回転軸
は、その両端部が一対のラジアル磁気軸受で支持されて
おり、この一対のラジアル磁気軸受のうち、発電機側と
反対側のラジアル軸受の外側にはさらに、該水車の回転
軸を支持する一つのスラスト磁気軸受が設けられてい
る。そして、このスラスト磁気軸受と、このスラスト磁
気軸受の内側に位置するラジアル磁気軸受の構成部品
は、水車回転軸の軸端側から順次挿入組立可能に構成さ
れている。この構成によると、特に水車の軸受部の組立
及び分解が容易であり、据え付け後においても、その磁
気軸受のメンテナンスや修理を容易に行なうことができ
る。
【0011】本発明は、さらに特別なセンサを要するこ
となく、水車発電機の運転状態を監視することができる
装置を提案する。磁気軸受は、回転軸の軸位置を検出し
コイルに与える電流を制御するための複数のセンサを備
えているが、従来、このセンサは、以上の目的にのみ用
いられていた。本発明者らは、このセンサの出力は、回
転軸の軸位置、回転数、負荷等の情報を含んでおり、こ
れを利用すれば、何ら特別のセンサを用いることなく、
運転状態の監視(表示)ができることを見出した。すな
わち本発明は、一対のラジアル磁気軸受及び一つのスラ
スト磁気軸受のセンサの出力を用いて、運転状態を表示
する運転監視装置をさらに設けたことを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説
明する。図1は、本発明による水車発電機の全体構成を
示している。設置基礎10上には、発電機20と水車3
0が同軸上に配置されている。発電機20は、従来の発
電機構造と基本的に同一構成であり、設置基礎10上に
立てた一対の軸受台21上に、それぞれすべり軸受22
が設けられていて、この一対のすべり軸受22に、発電
機回転軸23が回転自在に支持されている。発電機回転
軸23には、設置基礎10に固定された発電機20の固
定子25内で回転する回転子24が一体に固定されてお
り、回転子24が回転すると、固定子25に起電力が発
生する。
【0013】水車30は、周知のように、スパイラルケ
ーシング31とドラフトチューブ32を有し、このスパ
イラルケーシング31とドラフトチューブ32の両側に
位置させて、発電機20と同様に、一対の軸受台33、
34が位置している。これらの要素は、いずれも設置基
礎10上への固定要素である。
【0014】発電機20側の軸受台33の上部には、水
車30の回転軸35を支持するラジアル磁気軸受36が
固定されており、水車回転軸35の軸端側の軸受台34
上には、ラジアル磁気軸受41とスラスト磁気軸受42
の合成磁気軸受40が固定されている。水車回転軸35
には、スパイラルケーシング31内に位置するランナ3
8が固定されている。スパイラルケーシング31に導か
れた落水は、ランナ38を通る際に水車回転軸35に回
転力を与え、ドラフトチューブ32から排出される。
【0015】磁気軸受は、強磁性材料からなる回転軸に
対して、磁気的に浮上力を与えて非接触で該回転軸を保
持するものである。ラジアル磁気軸受36は、実質的
に、合成磁気軸受40中のラジアル磁気軸受41と同一
構造であるので、図2につき、合成磁気軸受40の構造
を説明して、その説明に代える。
【0016】軸受台34上には、水車30側に小径部4
3a、水車回転軸35の軸端側に大径部43bを有する
軸受箱43が固定されている。この軸受箱43内に収納
されるラジアル磁気軸受41及びスラスト磁気軸受42
のすべての軸受部品は、水車回転軸35の軸端A側から
挿入される環状(筒状)部品からなるもので、軸端A側
からの挿入順に説明すると、最初は、ラジアル磁気軸受
41のラジアル磁気軸受ユニット41uである。
【0017】このラジアル磁気軸受ユニット41uは、
小径部43a内周に嵌合されフランジ部44aで挿入端
を規制される筒状ケーシング44の両端にそれぞれ、周
方向の複数位置において水車回転軸35と距離を検出す
るセンサ45を固定し、中間部分に、周方向に複数に分
割されたラジアル電磁石コア46aとラジアル電磁石コ
イル46bを有する複数のラジアル電磁石46を固定し
てなっている。水車回転軸35の外周には、このラジア
ル磁気軸受ユニット41uに対向する、強磁性材料から
なる軸スリーブ47が挿入固定されている。
【0018】このラジアル磁気軸受41は、周知のよう
に、センサ45によって検出される水車回転軸35との
距離に基づき、ラジアル電磁石コイル46bに流す電流
を制御して、水車回転軸35を磁気的に浮上させ非接触
で回転自在に保持する。
【0019】軸受箱43内には、次に、その大径部43
b内に位置するスラスト磁気軸受42の要素として、ス
ぺーサ51、スラスト電磁石52、強磁性材料からなる
スラストカラー53、スラスト電磁石54、スぺーサ5
5及び軸受箱カバー56が、以上の順に挿入されてい
る。スラスト電磁石52、54は、それぞれスラスト電
磁石コア52a、54aとスラスト電磁石コイル52
b、54bからなっている。
【0020】水車回転軸35の外周には、スラストカラ
ー53の軸方向位置を規制する一対のカラー58、59
と、補助軸受スリーブ61が挿入されており、これらの
水車回転軸35外周の要素は、ワッシャ62及び固定ナ
ット63を介して、水車回転軸35に固定されている。
水車回転軸35の端部には、固定ナット63が螺合する
雄ねじ64が形成されている。軸受箱カバー56の内周
には、補助軸受スリーブ61に対向させて、ボールベア
リングからなる補助軸受65が固定されている。
【0021】このスラスト磁気軸受42では、図示しな
いセンサによって、スラストカラー53とスラスト電磁
石52、54との距離が検出され、この検出出力に応じ
て、常にスラストカラー53がスラスト電磁石52と5
4の中間に位置するように、スラスト電磁石コイル52
b、54bに流す電流が制御され、その結果、非接触の
スラスト磁気軸受が達成される。補助軸受スリーブ61
及び補助軸受65は、スラスト電磁石コイル52b、5
4bへの通電を断つ休止時に、機械的に接触して水車回
転軸35を支持する。
【0022】以上の発電機20の発電機回転軸23と、
水車30の水車回転軸35とは、ラジアル磁気軸受36
及びラジアル磁気軸受41によって厳密に軸合わせされ
た後、カップリング67によってリジッドに機械結合さ
れている。
【0023】上記構成の本水車発電機は、落水のエネル
ギを受ける水車回転軸35に、動的な荷重が加わって
も、水車回転軸35は、ラジアル磁気軸受36、41及
びスラスト磁気軸受42によって支持されているため
に、その振動がよく吸収される。従って、重量の大きい
回転子24を支持している発電機20の発電機回転軸2
3にも、その振動が伝達されることがなく、安定した運
転ができる。また、ラジアル磁気軸受36、41は、水
車回転軸35の軸位置の微調整の機能を持っているた
め、既に据え付けられている発電機20の発電機回転軸
23に対して、水車回転軸35の軸位置を容易に合致さ
せることができる。別言すると、水車30の据え付け時
には、水車回転軸35の軸位置を厳密に発電機20の発
電機回転軸23に一致させる必要はなく、据え付け後に
ラジアル磁気軸受36、41のコイルに流す電流を制御
することで、水車回転軸35の軸位置を微調整すること
ができる。調整可能量は、例えば±100μm 程度であ
る。
【0024】また、以上のラジアル磁気軸受41及びス
ラスト磁気軸受42の構成によると、両磁気軸受のすべ
ての軸受部品が環状または筒状をしていて、水車回転軸
35の軸端A側から挿脱可能であるため、メンテナンス
及び修理が容易である。
【0025】次に、ラジアル磁気軸受36、41、スラ
スト磁気軸受42のセンサの出力を用いた運転監視装置
70について、図3、図4を参照して説明する。図は、
センサとして、ラジアル磁気軸受41のセンサ45を用
いた運転監視装置である。いま、センサ45及びラジア
ル電磁石46が、水車回転軸35の軸中心Oを通るX、
Y方向の4か所に配置されているとする。4個のセンサ
45の出力は、X方向、Y方向に対向する一対の出力が
それぞれX方向変位検出器71、Y方向変位検出器72
に入力され、A/D変換器73、74を介してデータ処
理部75に送られる。すなわち、水車回転軸35の軸位
置の初期設定位置からの変位量は、4個のセンサ45の
出力によって検出される。
【0026】一方、4個のラジアル電磁石46のラジア
ル電磁石コイル46bに流れる電流は、X方向、Y方向
に対向する一対の出力がそれぞれX方向電流検出器7
6、Y方向電流検出器77に入力され、A/D変換器7
8、79を介してデータ処理部75に送られる。データ
処理部75は、これらの入力信号に基づき、例えば図4
に示す表示パネル80に水車回転軸35、つまり発電機
回転軸23の状態を表示する。すなわち、水車回転軸3
5と発電機回転軸23とはカップリング67によって直
結されているために、水車回転軸35の運転状態を監視
することは、発電機回転軸23の運転状態を監視してい
ることを意味する。データ処理部75は、また、本水車
発電機の運転履歴を記録部81に記録する。図4に示す
表示項目は、一例を示すものである。
【0027】以上の運転監視装置は、水車回転軸35の
基準位置に対して、4つのセンサ45により、XY軸正
負の4方向それぞれの軸方向の変位信号を用いているの
で、次の特徴がある。 1)従来のセンサによる検出装置が相対的な振動の変
化、すなわち両振幅しか検出できないのに対して、絶対
的な位置、すなわち片振幅の検出もできる。これにより
水車回転軸35(発電機回転軸23)に加わる力の方向
も判定できる。 2)4つのセンサ45により、XYそれぞれの方向の変
位(振幅)を信号の和として検出することにより、軸の
加工形状が完全な円形断面でない場合の検出誤差を小さ
くし、正確な検出が可能となる。 3)振動センサ、速度センサ、あるいは歪センサ等の特
別なセンサは一切不要である。
【0028】さらに、ラジアル電磁石46の各ラジアル
電磁石コイル46bの電流値と荷重の関係を予め測定
し、そのデータを元に荷重を求めることができるので、
XY軸方向の荷重を同時に測定し、これをベクトル合成
することにより、作用する荷重の大きさと方向を求める
ことができる。従来のロードセル等のセンサによる方法
では、荷重の大きさを求めることができても、方向を求
めることはできない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の水車発電機によれ
ば、水車側の回転軸を支える磁気軸受のもつ優れた振動
吸収作用により、流体エネルギが作用する水車部分の振
動を吸収することができ、すべり軸受によって支持した
発電機部分を含む全体の安定した運転が可能となる。ま
た、河川に近い水車に潤滑油が不要となるため、油の流
出による環境汚染のおそれがない。また、磁気軸受の持
つ回転軸位置の微調整機能により、水車側の回転軸の軸
心を発電機側の回転軸の軸心に厳密に一致させることが
容易にできる。
【0030】そして、水車の回転軸と発電機の回転軸を
リジッドに結合することにより、発電機側の運転状態
を、水車の磁気軸受の出力により監視することができ
る。また、本発明は、磁気軸受が必ず備える、回転軸の
軸位置を検出しコイルに与える電流を制御するための複
数のセンサを利用して、回転軸の軸位置、回転数、負荷
等の情報を表示するようにしたため、特別なセンサを別
に設けることなく、正確に運転状態の表示ができる。
【0031】さらに、本発明は、このスラスト磁気軸受
と、このスラスト磁気軸受の内側に位置するラジアル磁
気軸受の構成部品を、水車回転軸の軸端側から、順次挿
入組立可能に構成することにより、特に水車の軸受部の
組立及び分解を容易とし、据え付け後においても、その
磁気軸受のメンテナンスや修理を容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水車発電機の実施例を示す全体の
断面図である。
【図2】水車発電機の回転軸のラジアル磁気軸受とスラ
スト磁気軸受部分の拡大断面図である。
【図3】本発明による水車発電機の運転監視装置の実施
例を示すシステム構成図である。
【図4】同運転監視装置による運転状態の表示の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 設置基礎 20 発電機 21 33 34 軸受台 22 すべり軸受 23 発電機回転軸 24 回転子 25 固定子 30 水車 31 スパイラルケーシング 35 水車回転軸 36 ラジアル磁気軸受 40 合成磁気軸受 41 ラジアル磁気軸受 42 スラスト磁気軸受 43 軸受箱 43a 小径部 43b 大径部 45 センサ 46 ラジアル電磁石 46b ラジアル電磁石コイル 47 軸スリーブ 52 54 スラスト電磁石 52b 54b スラスト電磁石コイル 53 スラストカラー 61 補助軸受スリーブ 65 補助軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有田 勇二 神奈川県横浜市港北区新吉田町2940番地 日本工営株式会社横浜事業所内 (72)発明者 芦沢 康二 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 岡 浩二 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水車の回転軸の回転を発電機の回転軸の
    回転として取り出す水車発電機において、 上記水車の回転軸の軸受を磁気軸受から構成し、 上記発電機の回転軸の軸受をすべり軸受から構成し、 かつ、この水車の回転軸と発電機の回転軸をリジッドに
    結合したことを特徴とする水車発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、水車の回転軸の磁気
    軸受は、一対のラジアル磁気軸受と、発電機側とは反対
    側の端部に位置する一つのスラスト磁気軸受から構成さ
    れている水車発電機。
  3. 【請求項3】 水車の回転軸の回転を発電機の回転軸の
    回転として取り出す水車発電機において、 水車の回転軸の両端部を、一対のラジアル磁気軸受で支
    持し、 この一対のラジアル磁気軸受のうち、発電機側と反対側
    のラジアル軸受の外側に、該水車の回転軸を支持する一
    つのスラスト磁気軸受を設け、 かつ、このスラスト磁気軸受と、このスラスト磁気軸受
    の内側に位置するラジアル磁気軸受の構成部品を、水車
    回転軸の軸端側から、順次挿入組立可能としたことを特
    徴とする水車発電機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、上記磁気軸受は、回転軸の軸位置を検出する複数の
    センサを備えており、これらのセンサの出力を用いて、
    運転状態を表示する運転監視装置がさらに備えられてい
    る水車発電機。
JP5122704A 1993-05-25 1993-05-25 水車発電機 Pending JPH06335199A (ja)

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