JPH08261237A - ガスタービンエンジン - Google Patents

ガスタービンエンジン

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JPH08261237A
JPH08261237A JP8061175A JP6117596A JPH08261237A JP H08261237 A JPH08261237 A JP H08261237A JP 8061175 A JP8061175 A JP 8061175A JP 6117596 A JP6117596 A JP 6117596A JP H08261237 A JPH08261237 A JP H08261237A
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JP
Japan
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shaft
magnetic
bearing
thrust load
gas turbine
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Application number
JP8061175A
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English (en)
Inventor
Shigenori Haramura
村 成 憲 原
Eichi Baachi Piitaa
エイチ バーチ ピーター
Jii Nooton Maaku
ジー. ノートン マーク
Jiee Rein Maikeru
ジェー. レイン マイケル
Ee Reinoruzu Gurahamu
エー. レイノルズ グラハム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/05Shafts or bearings, or assemblies thereof, specially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/051Axial thrust balancing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/16Arrangement of bearings; Supporting or mounting bearings in casings
    • F01D25/166Sliding contact bearing
    • F01D25/168Sliding contact bearing for axial load mainly
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C39/00Relieving load on bearings
    • F16C39/06Relieving load on bearings using magnetic means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2233/00Monitoring condition, e.g. temperature, load, vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受の寿命を延ばすことができるガスタービ
ンエンジンを提供すること。 【解決手段】 磁性体からなるシャフト2に固定される
タービン3と、該シャフトに固定されるコンプレッサ4
と、前記シャフトを回転可能に支持する軸受1a、1b
と、磁性体から成り、スラスト荷重に対抗するように配
設されるボデー11及び該ボデー内に巻回され、その励
磁時に前記スラスト荷重に対抗する軸力として磁力を前
記シャフトに作用させるように前記ボデーと前記シャフ
ト間に磁路を生じせしめる磁気コイル12を有する磁気
軸受10と、前記シャフトの軸方向の位置を検出する検
出手段13と、前記シャフトの所望の軸方向位置を維持
するように、該検出手段の出力に応じて前記磁気コイル
への励磁電流を調整する調整手段14、16とを備えて
なる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンエン
ジンに関し、更に詳細にはシャフトに作用するスラスト
荷重を受ける磁気軸受を有するガスタービンエンジンに
関する。
【0002】
【従来の技術】スラスト荷重を受ける回転シャフトで
は、通常、アンギュラボール軸受或いは、高速及び高荷
重のためにオイルで潤滑されるテーパーローラ軸受又は
プレインスラスト軸受のような回転部材スラスト軸受が
用いられる。一般に、機械器具のための最適軸受配置S
KF21(発行番号3139、発行1981年9月)に
示されるように、オイル潤滑されたプレインスラスト軸
受は、同等のアンギュラ軸受よりも効果的ではないの
で、厳しい精度がシャフトの位置に関して要求され、且
つシャフトに高荷重が作用するガスタービンエンジンに
は、アンギュラ軸受が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アンギュラ軸受及び回
転部材スラスト軸受は、回転部材の滑りの防止、振動の
低減及び正規のシャフト位置の維持のために予荷重を要
する。ガスタービンエンジンのシャフトは、コンプレッ
サ及びタービンを有し、通常、コンプレッサ及びタービ
ンによって生じるスラスト荷重に完全に合わせることは
不可能である。これは、しばしば、コンプレッサ側への
スラスト荷重を生ぜしめ、このスラスト荷重が予荷重に
加えてシャフトに作用し得る。このスラスト荷重が予荷
重よりたいへん大きいと、軸受の寿命短縮を招く回転部
材の疲労、摩擦による損失の増大、摩耗の増大が生じ
る。そのため、アンギュラ軸受及び回転部材スラスト軸
受の交換が比較的しばしば必要となっていた。
【0004】それゆえ、本発明は軸受の寿命を延ばすこ
とができるガスタービンエンジンを提供することを、そ
の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、当該ガスタービンエン
ジンを、磁性体からなるシャフトに固定されるタービン
と、該シャフトに固定されるコンプレッサと、前記シャ
フトを回転可能に支持する軸受と、磁性体から成り、ス
ラスト荷重に対抗するように配設されるボデー及び該ボ
デー内に巻回され、その励磁時に前記スラスト荷重に対
抗する軸力として磁力を前記シャフトに作用させるよう
に前記ボデーと前記シャフト間に磁路を生じせしめる磁
気コイルを有する磁気軸受と、前記シャフトの軸方向の
位置を検出する検出手段と、前記シャフトの所望の軸方
向位置を維持するように、該検出手段の出力に応じて前
記磁気コイルへの励磁電流を調整する調整手段とを備え
てなる構成とすることである。
【0006】上記した手段において、前記シャフトは、
その軸方向に対して垂直面を有し、該垂直面は前記磁気
軸受のボデーに対向していることが望ましい。
【0007】また、前記検出手段は、前記シャフトの軸
方向位置を検出する位置センサであったり、前記シャフ
トに作用され、前記シャフトの軸方向位置に対応するス
ラスト荷重を検出するトランスデューサーであっても良
い。
【0008】或いは、前記検出手段は、前記シャフトの
軸方向位置に対応する前記シャフトの回転速度を検出し
ても良い。
【0009】上記した手段によれば、シャフトに作用す
るスラスト荷重に対抗するように、検出手段に応じて磁
気軸受による軸力がシャフトに作用し、シャフトが常に
所望の軸方向位置に維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従ったガスタービ
ンエンジンの実施の形態を図面に基づき、説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す。図1において、
2つのアンギュラボール軸受1a、1bが磁性体からな
るシャフト2上に嵌合固定されている。アンギュラボー
ル軸受1bのインナーレースは、シャフト2に形成され
た段部2bに当接するようにシャフト2の一端側に圧入
され、アンギュラボール軸受1bのアウターレースはエ
ンジンハウジング17に固定される円筒状のケース6の
内孔内に圧入されている。ケース6は、内方フランジ部
6aを有し、スプリング9がフランジ部6aとアンギュ
ラボール軸受1bのアウターレース間に、アウターレー
スを段部2b及びアンギュラボール軸受1aに向けて付
勢するように介装されている。アンギュラボール軸受1
aのインナーレースは、シャフト2に形成される段部2
aに当接するようにシャフト2の他端側に圧入され、ア
ンギュラボール軸受1aのアウターレースは、外方フラ
ンジ部7aを有する円筒状の軸受キャリア7に固定され
ている。軸受キャリア7は、エンジンハウジング17に
固定される円筒状のケース5の段付孔内に嵌合されてい
る。ケース5は、軸受キャリア7のフランジ部7aに対
向する内方フランジ部5aを有し、スプリング8が両フ
ランジ部5a、7a間に、アウターレースを段部2a及
びアンギュラボール軸受1bに向けて付勢するように介
装されている。上記したように、シャフト2は軸受1
a、1bによって半径方向に支持され、軸受1a、1b
は、静止時においてシャフト2の正規の軸方向の位置が
維持されるように、スプリング8、9によって夫々予め
荷重を受けている。 シャフト2の一端には、タービン
3が固定されており、シャフト2の他端にはコンプレッ
サ4が固定されている。本実施例においては、シャフト
2は、段部2a、2b間で外側に突出された2つの円錐
状のフィン2c、2dを備えている。フィン2c、2d
は、軸方向に配列されており、各フィン2c、2dの垂
直面は、シャフト2の一端側を向いている。
【0011】磁気軸受10は、フィン2c、2dの半径
方向外側に配設されている。磁気受10は、円筒状のボ
デー11と磁気コイル12とを有する。ボデー11は、
磁性体からなり、それらの中に環状空間11aを形成す
るように4つのピースからなっている。ボデー11は、
ケース5、6間に配設され、ケース5、6及びエンジン
ハウジング17に固定されている。ボデー11は、内方
に突出した2つの円錐状のフィン11b、11cを備え
ている。フィン11b、11cは、軸方向に配列されて
おり、各フィン11b、11cの垂直面は各フィン2
c、2dの垂直面に軸方向において夫々対向している。
磁気コイル12は、ボデー11の環状空間11a内に巻
回されている。これにより、磁気コイル12が励磁さ
れ、ボデー11が磁化されると、磁束経路がボデー11
とシャフト2間に互いに対向しているフィン2c、2
d、11b、11cを介して形成される。尚、上記した
ケース5、6は、特に、通常磁性材料からなるアンギュ
ラボール軸受1a、1bを介した磁束漏れを防ぐため
に、非磁性である或いは非磁性バリアを有することが望
ましい。
【0012】エディ電流装置或いは静電容量プローベの
ような位置センサ13は、コンプレッサチップクリアラ
ンスを検出するために、軸方向においてコンプレッサ4
に対向するようにエンジンハウジング17上に配設され
ている。尚、軸方向におけるシャフト2の位置は、都合
のよい場所から検出され得る。位置センサ13は、検出
された軸方向位置が比較器14の設定値15と比較され
るように、比較器14に接続されている。比較器14
は、補償回路(補整器)及び、磁気コイル12に接続さ
れ且つ、設定値15を維持するために必要なコイル電流
を算出するコイル電流アンプリファイアー16に接続さ
れている。
【0013】以上の構成から成る本第1実施形態の作用
を説明する。
【0014】図1において、ガスタービンエンジンが始
動されると、矢印で示されるスラスト荷重(空気力学
力)Fが、シャフト2のフィン2c、2dを磁気軸受1
0のボデー11のフィン11b、11cから離すように
作用する。ここで、シャフト2がこのスラスト荷重によ
りコンプレッサ4側に移動すると、シャフト2の軸方向
位置が位置センサ13によってコンプレッサチップクリ
アランスとして検出され、検出された軸方向位置が比較
器14にて設定値15と比較される。その結果のエラー
信号が、補償回路及びコイル電流アンプリファイアー1
6に送られる。補償回路及びコイル電流アンプリファイ
アー16は、設定値15を維持するために必要なコイル
電流を算出し、必要コイル電流が磁気軸受10の磁気コ
イル12に供給される。これにより、磁気軸受10のボ
デー11が磁化され、フィン2c、2dがフィン11
b、11cに吸引されて、シャフト2の正規の軸方向位
置が維持されるように、磁力がスラスト荷重に抗して作
用する。
【0015】上記したように、本第1実施形態によれ
ば、シャフト2の正規の軸方向位置が磁気軸受10によ
り維持されるので、たとえ大きなスラスト荷重がシャフ
ト2に作用しても、アンギュラボール軸受1a、1bの
寿命は劇的に延び、損失が低減されて、より効率のよい
機械(ガスタービンエンジン)を提供する。
【0016】例として、軸受の寿命の向上が、以下に示
されるよく知られたL10寿命計算方法を用いる簡単な
式により算出され得る。
【0017】L10=(C/P)310=基準評価寿命(数百万回転) C=基準動的荷重(N) P=同等な動的軸受荷重(N) ここで、C=6000N、P=2000N(ここで、2
00Nは要求される予荷重)と仮定すると、軸受がスラ
スト荷重のすべてを受ける場合1では、L10=27百万
回転である。予荷重を除き、スラスト荷重が磁気軸受に
より受けられる場合2では、L10=27000百万回転
となる。この場合、50000回転で回転する軸受にと
って、寿命の向上は、9時間から9000時間になる。
【0018】上記した実施形態では、閉ループ制御装置
が用いられたが、固定電流作動或いは開ループ作動を用
いることは可能である。固定電流作動の場合、ガスター
ビンエンジンが始動する、或いは、シャフトの回転速度
が所定値に達する、或いは、コンプレッサの圧力比が所
定値に達する、或いは、ある処理変数がある状況に達す
ると、リレー回路が簡単にコイルを励磁させ、軸受荷重
が調整される。開ループ作動の場合では、シャフトの回
転速度が検出され、制御回路が論理的或いは経験的な結
果から得られる関数にしたがい、増加されたシャフトの
回転速度に対してコイル電流を増加する。これに代え
て、圧力比も関数或いはある他の関連した処理関数であ
り得る。もしも、これらの固定電流作動或いは開ループ
作動が用いられたならば、これは本実施形態において、
軸受キャリア7を軸方向においてロックすることにより
達成されうる。
【0019】図2は、本発明の第2実施形態を示す。図
2において、2つのアンギュラボール軸受21a、21
bが磁性体からなるシャフト22上に嵌合固定されてい
る。アンギュラボール軸受21aのインナーレースは、
シャフト22に形成された段部22aに当接するように
シャフト22の一端側に圧入され、アンギュラボール軸
受21aのアウターレースはエンジンハウジング40に
固定される円筒状のケース25の第1段付孔内に圧入さ
れている。ケース25は、内方フランジ部25aを有
し、スプリング26がフランジ部25aとアンギュラボ
ール軸受21aのアウターレース間に、アウターレース
をシャフト22の一端に向けて付勢するように介装され
ている。アンギュラボール軸受21bのインナーレース
は、シャフト22に形成される段部22bに当接するよ
うにシャフト22の他端側に圧入され、アンギュラボー
ル軸受21bのアウターレースは、外方フランジ部27
aを有する円筒状の軸受キャリア27に固定されてい
る。軸受キャリア27は、エンジンハウジング40に固
定される円筒状のケース25の第2段付孔内に嵌合され
ている。ケース25は、軸受キャリア27のフランジ部
27aに対向する内方フランジ部25bを有し、トラン
スデューサー28が両フランジ部25b、27a間に、
接続されている。上記したように、シャフト22は軸受
21a、21bによって半径方向に支持され、軸受21
aは、静止時においてシャフト22の正規の軸方向の位
置が維持されるように、スプリング26によって予め荷
重を受けている。更に、シャフト22はトランスデュー
サー28によって、軸方向に拘束されている。
【0020】トランスデューサー28は、歪ゲージ装置
或いはピエゾ或いはある適したセンサに基づき得る荷重
素子或いは力センサシャフトであり、シャフト22の軸
方向位置に対応するスラスト荷重を検出する。本実施形
態では、トランスデューサー28は、スラスト荷重は引
張型、圧縮型或いは引張・圧縮結合型トランスデューサ
ーを用いて都合のよい場所にて検出され得るけれども、
主に引張モードで働くように形づけられている。
【0021】シャフト22の一端には、半径方向におい
て外側に突出されたフランジ部22cが形成されてお
り、フランジ部22cはケース25の第1段付孔の外側
に位置されている。タービン23及びコンプレッサ24
は、シャフト22の他端にが固定されている。本実施形
態では、磁気ロータ29aがシャフト22上に形成され
ており、磁気ステータ29bが、ロータ29aを包囲す
るように、ケース25の第1及び第2段付孔間の大径孔
部に固定されている。これらの磁気ロータ29a及び磁
気ステータ29bは、負荷を代表して示す。しかしなが
ら、負荷は、外部の歯車装置、ターボプロペラ或いは他
の処理であっても良い。
【0022】磁気軸受30は、ケース25の第1段付孔
の開口端部に配設されている。磁気軸受30は、円筒状
のボデー31と磁気コイル32とを有する。ボデー31
は、磁性体からなり、その一端面がシャフト22のフラ
ンジ部22cに対向するように、ケース25の第1段付
孔内に圧入されている。ボデー31の他端には、半径方
向内方に突出したフランジ部31aが形成されている。
磁気コイル32は、ボデー31の内周面に巻回されてい
る。これにより、磁気コイル32が励磁され、ボデー3
1が磁化されると、磁束経路がボデー31とシャフト2
2間にフランジ部22c、31aを介して形成される。
尚、上記したケース25は、特に、通常磁性材料からな
るアンギュラボール軸受21aを介した磁束漏れを防ぐ
ために、非磁性である或いは非磁性バリアを有すること
が望ましい。 トランスデューサー28は、検出された
スラスト荷重が比較器33の設定値34と比較されるよ
うに比較器33に接続されている。比較器33は、補償
回路(補整器)及び、磁気コイル32に接続され且つ、
設定値34を維持するために必要なコイル電流を算出す
るコイル電流アンプリファイアー35に接続されてい
る。
【0023】以上の構成から成る本第2実施形態の作用
を説明する。
【0024】図2において、ガスタービンエンジンが始
動されると、矢印で示されるスラスト荷重(空気力学
力)Fが、シャフト22のフランジ部22cを磁気軸受
30のボデー31の一端面から離すように作用する。こ
こで、シャフト22がこのスラスト荷重により図2にお
いて左側に軸方向に移動すると、トランスデューサー2
8が軸受キャリア27の移動によって引っ張られ、スラ
スト荷重を検出する。検出されたスラスト荷重は、比較
器33にて設定値34と比較される。その結果のエラー
信号は、補償回路及びコイル電流アンプリファイアー3
5に送られる。補償回路及びコイル電流アンプリファイ
アー35は、設定値34を維持するために必要なコイル
電流を算出し、必要コイル電流が磁気軸受30の磁気コ
イル32に供給される。これにより、磁気軸受30のボ
デー31が磁化され、シャフト22のフランジ部22c
がボデー31に吸引されて、シャフト22の正規の軸方
向位置が維持されるように、磁力がスラスト荷重に抗し
て作用する。この第2実施形態によれば、上記した第1
実施形態と同じ作用効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、スラスト
荷重が磁気軸受により受けられ、シャフトの正規の軸方
向位置が磁気軸受により維持されるので、たとえ、大き
なスラスト荷重がシャフトに作用しても、軸受の寿命が
劇的に延び、損失が低減されて、より効率のよい機械を
提供することができる。これにより、軸受のための保守
作業に要する時間及びコストを減少させることが可能で
ある。 更に、軸受に作用する荷重を減少せしめる磁気
軸受は容易に制御され得るので、複雑化を招くことな
く、上記した効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ったガスタービンエンジンの第1実
施形態の概略図である。
【図2】本発明に従ったガスタービンエンジンの第2実
施形態の概略図である。
【符号の説明】
1a、1b、21a、21b 軸受 2、22 シャフト 3、23 タービン 4、24 コンプレッサ 10、30 磁気軸受 11、31 ボデー 12、32 磁気コイル 13 位置センサ(検出手段) 14、33 比較器(調整手段) 16、35 補償回路、コイル電流アンプリファイアー
(調整手段) 28 トランスデューサ(検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク ジー. ノートン イギリス国 ホーブ ビーエヌ3 3エイ チエイ サックビル ロード54 エルジー エフエフ (72)発明者 マイケル ジェー. レイン イギリス国 ウォーリックシャー ケニル ワース ウィンディー アーバー84 (72)発明者 グラハム エー. レイノルズ イギリス国 コベントリィ シーブイ3 6イー2 フィンハム グリーン レイン 469

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体からなるシャフトに固定されるタ
    ービンと、該シャフトに固定されるコンプレッサと、前
    記シャフトを回転可能に支持する軸受と、磁性体から成
    り、スラスト荷重に対抗するように配設されるボデー及
    び該ボデー内に巻回され、その励磁時に前記スラスト荷
    重に対抗する軸力として磁力を前記シャフトに作用させ
    るように前記ボデーと前記シャフト間に磁路を生じせし
    める磁気コイルを有する磁気軸受と、前記シャフトの軸
    方向の位置を検出する検出手段と、前記シャフトの所望
    の軸方向位置を維持するように、該検出手段の出力に応
    じて前記磁気コイルへの励磁電流を調整する調整手段と
    を備えてなるガスタービンエンジン。
  2. 【請求項2】 前記シャフトは、その軸方向に対して垂
    直面を有し、該垂直面は前記磁気軸受のボデーに対向し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン
    エンジン。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記シャフトの軸方向
    位置を検出する位置センサであることを特徴とする請求
    項2に記載のガスタービンエンジン。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記シャフトに作用さ
    れ、前記シャフトの軸方向位置に対応するスラスト荷重
    を検出するトランスデューサーであることを特徴とする
    請求項2に記載のガスタービンエンジン。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記シャフトの軸方向
    位置に対応する前記シャフトの回転速度を検出すること
    を特徴とする請求項2に記載のガスタービンエンジン。
JP8061175A 1995-03-17 1996-03-18 ガスタービンエンジン Pending JPH08261237A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9505452A GB2298901A (en) 1995-03-17 1995-03-17 Gas turbine engine axial thrust balancing
GB9505452.4 1995-03-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08261237A true JPH08261237A (ja) 1996-10-08

Family

ID=10771402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8061175A Pending JPH08261237A (ja) 1995-03-17 1996-03-18 ガスタービンエンジン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH08261237A (ja)
GB (1) GB2298901A (ja)

Cited By (16)

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