JPH06335115A - 車両運動制御装置 - Google Patents

車両運動制御装置

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JPH06335115A
JPH06335115A JP5122278A JP12227893A JPH06335115A JP H06335115 A JPH06335115 A JP H06335115A JP 5122278 A JP5122278 A JP 5122278A JP 12227893 A JP12227893 A JP 12227893A JP H06335115 A JPH06335115 A JP H06335115A
Authority
JP
Japan
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vehicle
steering angle
torque difference
motion
control device
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Application number
JP5122278A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketoshi Kawabe
武俊 川邊
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06335115A publication Critical patent/JPH06335115A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の目的は、左右トルク差制御システムを
有する車両運動制御装置において、コスト的に有利とし
ながら、最適な車両の動特性を得る制御ゲインを少ない
試行錯誤で決定すること。第2の目的は、補助舵角制御
システムを加えた車両運動制御装置において、コスト的
にもスペース的に有利としながら、定常特性と過渡特性
が両立する車両運動制御の周波数範囲の拡大を図るこ
と。 【構成】 第1の構成は、制御する車両の操舵角及びト
ルク差に対する車両の平面運動値の応答を表す運動方程
式を基に左右トルク差を演算する左右トルク差演算部e
を設けた。第2の構成は、車両の運動方程式を基に左右
トルク差目標値及び補助舵角目標値を演算すると共に、
左右トルク差を高周波数の過渡特性制御に補助舵角を低
周波数の定常特性制御に割り当てる制御を行なう構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右輪に与える制駆動
トルクの差により車両運動を制御する車両運動制御装置
並びに左右トルク差と前後輪のうち少なくとも一方に与
える補助舵角により車両運動を制御する車両運動制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右トルク差制御による車両運動
制御装置としては、例えば、特開平2−306880号
公報に記載のものが知られている。
【0003】この従来装置では、左右駆動輪の駆動トル
クを左右の多板クラッチアクチュエータ、制動トルクを
左右のブレーキアクチュエータを操作して調整すること
により被制御車両の回頭運動(ヨー運動)を制御してい
る。この時、左右の多板クラッチアクチュエータへの指
令値は、車輪速センサ及び操舵角センサの信号から決定
される目標ヨーレイトとヨーレイトセンサで検出される
被制御車両の実ヨーレイトの差(以下、制御誤差)に応
じて決定される。また、左右のブレーキアクチュエータ
の指令値は制御誤差に応じて決まる信号とブレーキ踏力
センサの信号にゲインを乗じた信号の和信号で与えられ
る。
【0004】従来、後輪舵角制御による車両運動制御装
置としては、例えば、特開昭63−97470号公報に
記載のものが知られている。
【0005】この従来装置では、目標とする車両運動の
規範モデルを与え、この規範モデルに関する演算に基づ
く後輪舵角の制御により、車両のヨーイング運動と横方
向運動とが所望の特性になるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、左右ト
ルク差制御による従来の車両運動制御装置にあっては、
下記に列挙する問題がある。
【0007】(1) 多板クラッチアクチュエータやブレー
キアクチュエータへの指令値は、目標ヨーレイトと実ヨ
ーレイトとの差により決定されるため、ヨーレイトセン
サが必須となり装置としてコスト高を招き易い。
【0008】(2) この従来装置では、車両の過渡的な応
答を考慮して制御系を構成していないため、例えば、ブ
レーキ踏力センサ信号に乗じられるゲインや制御誤差を
入力として多板クラッチアクチュエータやブレーキアク
チュエータへの指令値を出力するマップ(明細書第2図
1 ,M2 )を具体的にどう与えるかを開示しておら
ず、実現にあたっては試行錯誤的にゲインを変えてみて
チューニングを行なわなければならないため、チューニ
ング(ゲインの設定)に多大な手間と時間を必要とす
る。
【0009】また、後輪舵角制御による従来の車両運動
制御装置にあっては、例えば、電動モータを用いて後輪
を操舵するようにした場合、周波数の高い車両の過渡的
な応答まで制御するには、図9に示すように、定格ワッ
トの大きな電動モータを用いることが要求され、システ
ムの大型化や消費エネルギの増大を招き車両燃費を低下
させる。
【0010】つまり、過渡的な応答まで制御するには高
周波数で舵角を動かさなければならない。この舵角を動
かすのにモータを回転させるが、モータの回転子自身を
加速するのに角速度の2乗に比例した電力が必要とな
り、高周波数であればあるほど電流を流す必要が生じて
くる。しかも、必要な高トルクを発生するためには大き
なモータが必要であり、大きなモータであればあるほど
イナーシャが大きいためにさらに大きな電流を流す必要
が生じてくる。
【0011】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、左右トルク差制御シ
ステムを有する車両運動制御装置において、コスト的に
有利としながら、最適な車両の動特性を得る制御ゲイン
を少ない試行錯誤で決定することにある。
【0012】第2の目的とするところは、左右トルク差
制御システムと補助舵角制御システムを有する車両運動
制御装置において、コスト的にもスペース的に有利とし
ながら、定常特性と過渡特性が両立する車両運動制御の
周波数範囲の拡大を図ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1記載の車両運動制御装置では、制御する
車両の操舵角及びトルク差に対する車両の平面運動値の
応答を表す運動方程式を基に、操舵角に対する車両運動
値の応答特性が設計者の与える規範モデルの動特性に一
致するためのトルク差を与えて運動制御を行なう手段と
した。
【0014】すなわち、図1(イ) のクレーム対応図に示
すように、操舵角を検出する操舵角検出手段aと、車速
を検出する車速検出手段bと、制御装置cの出力する指
令値に応じて左右輪の発生する制駆動トルクの差(以
下、トルク差と略す)を調整可能なトルク差発生手段d
と、を備えた車両において、前記制御装置cは、検出し
た操舵角及び車速を入力とし、制御する車両の操舵角及
びトルク差に対する車両の平面運動値の応答を表す運動
方程式を基に、操舵角に対する車両運動値の応答特性が
設計者の与える規範モデルの動特性に一致するためのト
ルク差を演算する左右トルク差演算部eを有する装置で
あることを特徴とする。
【0015】上記第2の目的を達成するため請求項2記
載の車両運動制御装置では、車両の平面運動値の応答を
表す運動方程式を基に左右トルク差目標値及び補助舵角
目標値を演算すると共に、左右トルク差を高周波数の過
渡特性制御に補助舵角を低周波数の定常特性制御に割り
当てて運動制御を行なう手段とした。
【0016】すなわち、図1(ロ) のクレーム対応図に示
すように、操舵角を検出する操舵角検出手段aと、車速
を検出する車速検出手段bと、第1の制御装置cの出力
する指令値に応じてトルク差を調整可能なトルク差発生
手段dと、第2の制御装置fの出力する指令値に応じて
前後輪のうち少なくとも一方の舵角を調整可能な舵角制
御手段gと、を備えた車両において、前記第1の制御装
置cは、検出した操舵角及び車速を入力とし、制御する
車両の操舵角及びトルク差に対する車両の平面運動値の
応答を表す運動方程式を基に、高周波数範囲の成分を主
にもつ左右トルク差目標値を演算する左右トルク差演算
部e’を有する装置とし、前記第2の制御装置fは、検
出した操舵角及び車速を入力とし、制御する車両の補助
舵角に対する車両の平面運動値の応答を表す運動方程式
を基に、低周波数範囲の成分を主にもつ補助舵角目標値
を演算する補助舵角演算部hを有する装置であることを
特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明の作用を説明する。
【0018】車両走行時、制御装置cの左右トルク差演
算部eにおいて、操舵角検出手段aの検出した操舵角及
び車速検出手段bの検出した車速を入力とし、制御する
車両の操舵角及びトルク差に対する車両の平面運動値の
応答を表す運動方程式を基に、操舵角に対する車両運動
値の応答特性が設計者の与える規範モデルの動特性に一
致するためのトルク差が演算される。
【0019】そして、左右トルク差演算部eにおいて演
算されたトルク差が得られる指令が制御装置cから出力
され、トルク差発生手段dにおいて、この指令値に応じ
て左右輪の発生する制駆動トルクの差が調整される。
【0020】したがって、被制御車両の運動値を計測す
るセンサを用いることなく制御装置を構成することがで
きるし、制御ゲインを求めるにあたっても運動方程式を
用いていることで少ない試行錯誤で容易に制御ゲインを
決定することができる。
【0021】請求項2記載の発明の作用を説明する。
【0022】車両走行時、第1の制御装置cの左右トル
ク差演算部e’において、操舵角検出手段aの検出した
操舵角及び車速検出手段bの検出した車速を入力とし、
制御する車両の操舵角及びトルク差に対する車両の平面
運動値の応答を表す運動方程式を基に、高周波数範囲の
成分を主にもつ左右トルク差目標値が演算される。
【0023】そして、左右トルク差演算部e’において
演算されたトルク差が得られる指令が第1の制御装置c
から出力され、トルク差発生手段dにおいて、この指令
値に応じて左右輪の発生する制駆動トルクの差が調整さ
れる。
【0024】また、第2の制御装置fの補助舵角演算部
hにおいて、操舵角検出手段aの検出した操舵角及び車
速検出手段bの検出した車速を入力とし、制御する車両
の補助舵角に対する車両の平面運動値の応答を表す運動
方程式を基に、低周波数範囲の成分を主にもつ補助舵角
目標値が演算される。
【0025】そして、補助舵角演算部hにおいて演算さ
れた補助舵角目標値が得られる指令が第2の制御装置f
から出力され、舵角制御手段gにおいて、この指令値に
応じて前後輪のうち少なくとも一方の舵角が調整され
る。
【0026】したがって、車両の高周波数領域での過渡
特性を可変にするためには左右輪のトルク差を持って
し、低周波数領域での特性(定常特性の周辺)を可変に
するには補助舵角を持って制御が行なわれるというよう
に、車両運動を周波数領域の違いによって割り当てる制
御が行なわれることになり、例えば、電動モータにより
舵角を制御する場合、定格容量の小さい電動モータを用
いることができるし、2つの性質の異なる制御の組み合
わせとすることで実際上制御できる車両運動の周波数範
囲の拡大が図られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0028】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0029】図2は請求項1記載の本発明に対応する第
1実施例の車両運動制御装置が適用された四輪独立モー
タ駆動車を示す全体システム図である。
【0030】図2において、1は操舵角センサ(操舵角
検出手段に相当)、2は車速センサ(車速検出手段に相
当)、3はトルクコントローラ、4は左前輪駆動モー
タ、5は右前輪駆動モータ、6は左後輪駆動モータ、7
は右後輪駆動モータ、8は左前輪駆動モータ電流制御
部、9は右前輪駆動モータ電流制御部、10は左後輪駆
動モータ電流制御部、11は右後輪駆動モータ電流制御
部、12は左前輪、13は右前輪、14は左後輪、15
は右後輪である。
【0031】前記トルクコントローラ3は、後述するよ
うに操舵角に対する車両運動値の応答特性が設計者の与
える規範モデルの動特性に一致するためのトルク差を演
算する左右トルク差演算処理ソフト(左右トルク差演算
部に相当)にしたがって演算処理が行なわれる。
【0032】前記各駆動モータ4,5,6,7及び各駆
動モータ電流制御部8,9,10,11は、トルクコン
トローラ3の出力する指令値に応じて左右前輪12,1
3あるいは左右後輪14,15の発生する制駆動トルク
の差を調整可能なトルク差発生手段に相当する。
【0033】次に、作用を説明する。
【0034】いま、車両の前輪のコーナリングパワーを
F 、後輪のコーナリングパワーをKR 、前輪軸から車
両重心点までの距離をLF 、後輪軸から重心点までの距
離をLR 、車両の質量をM 、車両の慣性モーメントを
Z 、ステアリングギヤ比をNとすると、車両の運動方
程式は、次のように表せる。
【0035】
【式1】 ここで、dφ/dtはヨーレイト、αは車両重心点の加
速度、Vy は車両重心点の横滑り速度、Tはトルク差、
θは操舵角(前輪舵角)、Vは車速である。
【0036】但し、トルク差Tは、 2T=DF (FFL−FFR)+DR (FRL−FRR) (2) のように表せるとする。ここで、FFRは右前輪が発する
制動又は駆動力、FFLは左前輪が発する制動又は駆動
力、FRRは右後輪が発する制動又は駆動力、FRLは左後
輪が発する制動又は駆動力、DF は前輪のトレッド長、
R は後輪のトレッド長である。
【0037】(1) 式の関係によりトルク差Tに対するD
* 、 D* =kα+(1−k)Vdφ/dt (3) の伝達関数は、次のように表される。ここでkは、0≦
k≦1なる重み付け係数である。
【0038】
【式2】 ここで、LFF −LRR はアンダーステアの車両な
らば負の値をとるため、(4) 式は、0≦k≦1の範囲で
最小位相系(ゼロ点が安定)である。
【0039】また、操舵角(前輪舵角)θにより発生す
るD* は、次のように表すことができる。
【0040】
【式3】 ここで、Iは単位行列、sはラプラス演算子である。
【0041】(4) 式と(5) 式を合わせると次の式を得
る。
【0042】
【式4】 一方、操舵角θに対するD* の所望の応答D**は、次の
伝達関数(規範モデル)で表されるものとする。
【0043】 D**=R(s) θ (7) 以上の関係からk=0のときは、D* が所望の応答D**
に一致するには、D* =D**の式をTについて解いて、
Tを次のように発生すればよいことがわかる。
【0044】
【式5】 ここで、BR(s)、AR(s)は、それぞれR(s) の分子分母
多項式であり、K(s) が安定でプロパーになる範囲で設
計者が自由に選ぶことができる。
【0045】一例を示すと、下記のように選ぶことがで
きる。
【0046】 BR(s)=G(V) AR(s)=1+τs (9) 但し、G(V);車速によって変わるゲイン、τ;D*
の立ち上がりの時定数である。
【0047】すなわち、トルク差演算部は、操舵角θを
入力とし、(8) 式に基づいてトルク差Tを演算する。
【0048】(8) 式に現われる係数は車速によって変化
するが、これらの係数は(1) 式に現われる車両の特性を
示すパラメータ(KF,KR,M, IZ,LF,LR,N)が既知
であれば予め計算しておき、車速によるマップとしてコ
ントローラ3が記憶することができるし、また、第2の
方法としては、(6) 式に現われるパラメータを実験から
同定し、その結果を用いて予め計算してコントローラ3
に記憶させることもできる。第2の方法をとった場合、
(6) 式とは伝達関数の次数その他が若干異なることもあ
るが、本方法と同様な考え方でK(s) を構成することが
できる。
【0049】いずれの方法をとっても車速Vと操舵角θ
から実現すべきトルク差Tを計算することができる。
【0050】次に、k≠0で伝達関数D* /θに直達項
がある時はK(s) は次の方法で設計することができる。
【0051】まず、図3に示す一般化プラントФ(s) を
考える。K(s) の設計は、Ф(s) の出力yを入力vにフ
ィードバックしてwに対するzのノルムを最小化するK
(s) の設計問題として定式化することができる。
【0052】ここで、v=[T]、w=θ、Ф(s) の中
でR(s) は規範モデル(BR /AR )、P(s) は次に示
すD* を出力とした車両の運動方程式、
【0053】
【式6】 We(s) は制御誤差にかかる周波数重みで、次の状態方
程式で表される、 dxe /dt=Aee +Be e z=Cee +De e (11) e=D**−D* である。
【0054】We(s) は、図4に示すように、高い周波
数においてゲインが小さくなるように選ぶ。また、規範
モデルは状態方程式で次のように記述する。
【0055】 dxr /dt=Arr +Br θ D**=Crr +Dr θ (12) 規範モデルは具体的には例えば、Ar =−τ、Br =G
(V)、Cr =1、Dr=0とすることができる。式(1
0),(11),(12)を使うと、Ф(s) の状態方程式による表現
は、
【0056】
【式7】 但し、x=[xrpeT である。
【0057】このようなФ(s) に対してwからzへのH
∞ノルムを最小にするK(s) の計算法は、“State-spac
e formulae for all stabilizing controllers that sa
tisfyanH∞-norm bound and relations to risk sensi
tivity:Glover and Doyle,Sy-stem & Contorl Letters
11(1988) p167-172”に示されているので、この方法で
計算することができる。また上記の方法に準ずる計算ア
ルゴリズムはmatrixXなど市販の制御系設計CADに実
装されているのでCADを用いれば容易に計算可能であ
る。また、ここでH∞ノルムの最適化を例にとったが、
もちろんH2 ノルムの最適化手法を用いても同様な結果
を得ることができる。
【0058】この計算結果、K(s) は、 dxk /dt=A’Xk +B1'y(y=w=θ) v=C’xk +D1'y (14) 但し、A' ,B1',C’,D1',は、上記文献のアルゴ
リズムに基づき、前記行列A,B1 ,C,D11,D12
ら得られる行列である。
【0059】のように状態方程式の形式で表現すること
ができる。ここでvはv=Tであり、実現すべきトルク
差である。
【0060】k≠0のときもk=0のときと同じ理由で
K(s) の係数は車速で変化するので予め計算して車速V
のマップとしてコントローラ3内に記憶しておくことが
できる。また(1) 式の係数は実測値を用いてもよい。
【0061】各輪に与える制駆動力の変化は、(2) 式を
満足するように与えればよい。
【0062】一例を示すと、 FFL=T/DF +FFA,FFR=−T/DF +FFA,FRL=FRA,FRR=FRA (15) のように与えることができる。または次のように後輪だ
けで分配してもよい。
【0063】 FFL=FFA,FFR=FFA,FRL=T/DR +FRA,FRR=−T/DR +FRA (16) または、 FFL=0.5T/DF +FFA,FFR=−0.5T/DF +FFA, FRL=0.5T/DR +FRA,FRR=−0.5T/DR +FRA (17) のように全ての輪に分配することもできる。ここで、F
FA,FRAはそれぞれ加速または減速にかかわる前輪もし
くは後輪の制駆動力成分である。D* と加減速の制御の
相互干渉を無くすには上記の例のように、 FFL+FFR+FRL+FRR=2(FFA+FRA) DF (FFL−FFR)+DR (FRL−FRR)=2T (18) の関係を満たすように、FFL,FFR,FRL,FRRを決め
ればよい。
【0064】各輪の電流制御部8〜11は、制駆動力指
令値FFL,FFR,FRL,FRRに応じて各輪を駆動するモ
ータの電流を制御する。モータのトルクがモータの電流
に比例する場合は、各輪のモータ電流IXXは、 IXX=FXX/Cm (19) のように与えればよい。ここで、Cm は定数、XXFL
FRRLRRに対応する添字である。
【0065】次に、効果を説明する。
【0066】以上説明してきたように、第1実施例の車
両運動制御装置にあっては、被制御車両の運動方程式
(1) を基に制御装置を構成したため、被制御車両の運動
値を計測するセンサを用いることなく制御装置が構成で
き、コストダウンが図れると共に、制御ゲインを求める
にあたっても、式(8) や式 (13) で被制御車両の運動方
程式(1) を用いているため、少ない試行錯誤で制御ゲイ
ンを決定することができる。
【0067】(第2施例)まず、構成を説明する。
【0068】図5は請求項2記載の本発明に対応する第
2実施例の車両運動制御装置が適用されたモータ4WS
付四輪独立モータ駆動車を示す全体システム図である。
【0069】図5において、1は操舵角センサ(操舵角
検出手段に相当)、2は車速センサ(車速検出手段に相
当)、3はトルクコントローラ、4は左前輪駆動モー
タ、5は右前輪駆動モータ、6は左後輪駆動モータ、7
は右後輪駆動モータ、8は左前輪駆動モータ電流制御
部、9は右前輪駆動モータ電流制御部、10は左後輪駆
動モータ電流制御部、11は右後輪駆動モータ電流制御
部、12は左前輪、13は右前輪、14は左後輪、15
は右後輪、16は後輪舵角コントローラ、17はモータ
アクチュエータである。
【0070】前記トルクコントローラ3は、後述するよ
うに操舵及びトルク差に対する車両の平面運動値の応答
を表す運動方程式を基に、高周波数成分を主にもつ左右
トルク差目標値を演算する左右トルク差演算処理ソフト
(左右トルク差演算部に相当)にしたがって演算処理が
行なわれる。
【0071】前記各駆動モータ4,5,6,7及び各駆
動モータ電流制御部8,9,10,11は、トルクコン
トローラ3の出力する指令値に応じて左右前輪12,1
3あるいは左右後輪14,15の発生する制駆動トルク
の差を調整可能なトルク差発生手段に相当する。
【0072】前記後輪舵角コントローラ16は、後述す
るように前輪舵角及び後輪舵角に対する車両の平面運動
値の応答を表す運動方程式を基に、低周波数領域の成分
を主にもつ後輪舵角目標値を演算する後輪舵角演算処理
ソフト(補助舵角演算部に相当)にしたがって演算処理
が行なわれる。
【0073】前記モータアクチュエータ17は、モータ
への印加電流に応じて左右後輪14,15の舵角を調整
可能な舵角制御手段に相当する。
【0074】次に、作用を説明する。
【0075】いま、車両の前輪のコーナリングパワーを
F 、後輪のコーナリオングパワーをKR 、前輪軸から
車両重心点までの距離をLF 、後輪軸から重心点までの
距離をLR 、車両の質量をM 、車両の慣性モーメント
をIZ 、ステアリングギヤ比をNとすると、車両の運動
方程式は、次のように表せる。
【0076】ここで、dφ/dtはヨーレイト、αは車
両重心点の加速度、Vy は車両重心点の横滑り速度、T
はトルク差、θは操舵角(前輪舵角)、δは後輪舵角、
Vは車速である。
【0077】
【式8】 但し、トルク差Tは、 2T=DF (FFL−FFR)+DR (FRL−FRR) (22) のように表せるとする。ここで、FFRは右前輪が発する
制動又は駆動力、FFLは左前輪が発する制動又は駆動
力、FRRは右後輪が発する制動又は駆動力、FRLは左後
輪が発する制動又は駆動力、DF は前輪のトレッド長、
R は後輪のトレッド長である。
【0078】(21)式の関係によりトルク差Tに対するD
* は、 D* =kα+(1−k)Vφ’ (23) のように定義する。(0≦k≦1) 一方、操舵角θに対するD* の所望の応答D**は、次の
伝達関数(規範モデル)で表されるものとする。
【0079】D**=R(s) θ
(24) ここで、R(s) は、BR(s),AR(s)をそれぞれR(s) の
分子分母多項式とする伝達関数で表され、設計者が自由
に選ぶことができる。
【0080】一例を示すと、下記のように選ぶことがで
きる。
【0081】 BR(s)=G(V) AR(s)=1+τs (25) 但し、G(V);車速によって変わるゲイン、τ;D*
の立ち上がりの時定数である。
【0082】車速がある車速Vであるとき操舵角θを入
力とし第1の周波数成分をもつ後輪舵角δの目標値δω
と、第2の周波数成分をもつトルク差の目標値Tωを出
力する補償器K(s) の設計は、次のように行なう。
【0083】まず、図6に示す一般化プラントФ(s) を
考える。K(s) の設計は、Ф(s) の出力yを入力vにフ
ィードバックしてwに対するzのノルムを最小化するK
(s) の設計問題として定式化することができる。
【0084】ここで、v=[δ T]T 、w=θ、Ф
(s) の中で、P(s) は次に示すD* を出力とした車両の
運動方程式、
【0085】
【式9】 We(s) は制御誤差にかかる周波数重みで、次の状態方
程式で表される、 dxe /dt=Aee +Be e z=Cee +De e (27) e=D**−D* である。
【0086】We(s) は、図7に示すように、高い周波
数においてゲインが小さくなるように選ぶ。We(s) は
k=0の場合はダイナミクスをもたない単なる係数とす
ることもできる。R(s) は規範モデル(BR /AR )で
状態方程式で次のように記述する。
【0087】 dxr /dt=Arr +Br θ D**=Crr +Dr θ (28) 規範モデルは具体的には例えば、Ar =−τ、Br =G
(V)、Cr =1、Dr=0とすることができる。
【0088】WV(s)は、後輪舵角δとトルク差Tにかか
る周波数重みで、後輪舵角δにかかる重みは周波数の高
い領域でゲインが大きく(図7のWδ(s) 特性)、逆に
トルク差Tにかかる重みは周波数の小さいところでゲイ
ンが大きくなるように選ぶと(図7のWT(s)特性)、δ
ωは周波数の大きいところで振幅が小さくなるようにし
ながらD* の応答が規範モデルの応答に追従するように
することができる。一例を示すと、
【0089】
【式10】 の様に1次フィルタで構成する。
【0090】ここで、ωδ≧f0 ≧ωT 、bδ<<1、
T <<1のように選びWδ,WT を適当に調整する
と、δωは概略f0 以下の周波数成分をもち、Tωが概
略f0 以上の周波数成分をもつようにできる。
【0091】(29)式を状態方程式で表すと次のようにな
る。
【0092】
【式11】 式(26),(27),(28),(29)を使うと、Ф(s) の状態方程
式による表現は、下記のようになる。
【0093】
【式12】 但し、x=[xT rT pT eT vT ,z=[z1 T
2 TT である。
【0094】このようなФ(s) に対してyをvへフィー
ドバックし、wからzへのH∞ノルムを最小にするK
(s) の計算法は、“State-space formulae for all sta
bilizingcontrollers that satisfy anH∞-norm bound
and relations to risk sensi-tivity:Glover and Doy
le,System & Contorl Letters 11(1988) p167-172”に
示されているので、この方法で計算することができる。
また上記の方法に準ずる計算アルゴリズムはmatrixXな
ど市販の制御系設計CADに実装されているのでCAD
を用いれば容易に計算可能である。また、ここでH∞ノ
ルムの最適化を例にとったが、もちろんH2 ノルムの最
適化手法を用いても同様な結果を得ることができる。
【0095】この計算結果、K(s) は、 dxk /dt=A’Xk +B1'y(y=w=θ) u=C’xk +D1'y (32) 但し、A' ,B1',C’,D1'は、上記文献のアルゴリ
ズムに基づき、前記行列A,B1 ,C,D11,D12から
得られる行列である。
【0096】のように状態方程式で得られる。ここで、
uはu=[δω Tω]T とすればよい。また、(21)
式,(25)式などは、車速Vによって変化するので、(32)
式の係数も車速で変化する。よって、車速Vと操舵角θ
を検出し、(32)式に沿って、δω,Tωを計算すればよ
い。
【0097】各輪に与える制駆動力の変化は、(22)式を
満足するように与えればよい。
【0098】一例を示すと、 FFL=T/DF +FFA,FFR=−T/DF +FFA,FRL=FRA,FRR=FRA (33) のように与えることができる。または次のように後輪だ
けで分配してもよい。
【0099】 FFL=FFA,FFR=FFA,FRL=T/DR +FRA,FRR=−T/DR +FRA (34) または、 FFL=0.5T/DF +FFA,FFR=−0.5T/DF +FFA, FRL=0.5T/DR +FRA,FRR=−0.5T/DR +FRA (35) のように全ての輪に分配することもできる。ここで、F
FA,FRAはそれぞれ加速または減速にかかわる前輪もし
くは後輪の制駆動力成分である。D* と加減速の制御の
相互干渉を無くすには上記の例のように、 FFL+FFR+FRL+FRR=2(FFA+FRA) DF (FFL−FFR)+DR (FRL−FRR)=2T (36) の関係を満たすように、FFL,FFR,FRL,FRRを決め
ればよい。
【0100】各輪の電流制御部8〜11は、制駆動力指
令値FFL,FFR,FRL,FRRに応じて各輪を駆動するモ
ータの電流を制御する。モータのトルクがモータの電流
に比例する場合は、各輪のモータ電流IXXは、 IXX=FXX/Cm (37) のように与えればよい。ここで、Cm は定数、XXFL
FRRLRRに対応する添字である。
【0101】次に、効果を説明する。
【0102】以上説明してきたように、第1実施例の車
両運動制御装置にあっては、車両の平面運動値の応答を
表す運動方程式(21)を基に左右トルク差の目標値Tω及
び後輪舵角の目標値δωを演算すると共に、左右トルク
差Tを高周波数の過渡特性制御に後輪舵角δを低周波数
の定常特性制御に割り当てて運動制御を行なう装置とし
たため、コスト的にもスペース的に有利としながら、定
常特性と過渡特性が両立する車両運動制御の周波数範囲
の拡大を図ることができる。
【0103】つまり、第2実施例ではトルク差制御も後
輪舵角制御もいずれも電動モータを用いて行なうように
している。これに対し、目標トルク周波数に対するモー
タの定格ワット数特性を見た場合、図8に示すように、
低周波数であるほど大きなワット数となり、トルク制御
に関しては高周波数域の方が小さな定格によるホイール
モータでよいことが分かる。一方、目標操舵角周波数に
対するモータの定格ワット数特性を見た場合、図9に示
すように、高周波数であるほど大きなワット数となり、
舵角制御に関しては低周波数域の方が小さな定格による
操舵モータでよいことが分かる。このように、エネルギ
の観点から見ると周波数特性としてそれぞれが違った特
長をもつ。この特長に着目し、図7で示すゲイン設定に
より、左右トルク差Tを高周波数の過渡特性制御に後輪
舵角δを低周波数の定常特性制御に割り当てることで、
使用するモータの定格を低く抑えることができ、これに
よってコスト的にもスペース的に有利となるし、得意と
する制御領域をそれぞれ分担することにより実際上制御
できる車両運動の周波数範囲も拡大する。
【0104】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0105】例えば、実施例では、4輪独立モータによ
るトルク差制御システムの例を示したが、クラッチなど
を用いた左右輪への駆動力配分システムや左右輪独立ブ
レーキ液圧制御による制動力配分システムとしてもよ
い。
【0106】また、補助舵角制御システムとして後輪舵
角を制御するシステムを示したが、前輪の補助舵角を制
御するものや前後輪共に舵角制御するシステムとしても
よいし、モータアクチュエータではなく、パワーシリン
ダによる舵角制御システムにも適用することができる。
【0107】
【発明の効果】請求項1記載の本発明にあっては、左右
トルク差制御システムを有する車両運動制御装置におい
て、制御する車両の操舵角及びトルク差に対する車両の
平面運動値の応答を表す運動方程式を基に、操舵角に対
する車両運動値の応答特性が設計者の与える規範モデル
の動特性に一致するためのトルク差を与えて運動制御を
行なう手段としたため、コスト的に有利としながら、最
適な車両の動特性を得る制御ゲインを少ない試行錯誤で
決定することができるという効果が得られる。
【0108】請求項2記載の本発明にあっては、左右ト
ルク差制御システムと補助舵角制御システムを有する車
両運動制御装置において、車両の平面運動値の応答を表
す運動方程式を基に左右トルク差目標値及び補助舵角目
標値を演算すると共に、左右トルク差を高周波数の過渡
特性制御に補助舵角を低周波数の定常特性制御に割り当
てて運動制御を行なう手段としたため、コスト的にもス
ペース的に有利としながら、定常特性と過渡特性が両立
する車両運動制御の周波数範囲の拡大を図ることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両運動制御装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】第1実施例の車両運動制御装置が適用された四
輪独立モータ駆動車を示す全体システム図である。
【図3】第1実施例装置での一般化プラントФ(s) の構
成を示すブロック図である。
【図4】制御誤差にかかる周波数重みであるWe(s) の
ゲイン特性図である。
【図5】第2実施例の車両運動制御装置が適用されたモ
ータ4WS付四輪独立モータ駆動車を示す全体システム
図である。
【図6】第2実施例装置での一般化プラントФ(s) の構
成を示すブロック図である。
【図7】制御誤差にかかる周波数重みであるWe(s) と
トルク差Tにかかる周波数重みWT(s)と後輪舵角δにか
かる周波数重みWδ(s) の各ゲイン特性図である。
【図8】目標トルク周波数に対するモータの定格ワット
数特性図である。
【図9】目標操舵角周波数に対するモータの定格ワット
数特性図である。
【符号の説明】
a 操舵角検出手段 b 車速検出手段 c 制御装置(第1の制御装置) d トルク差発生手段 e,e’ 左右トルク差演算部 f 第2の制御装置 g 舵角制御手段 h 補助舵角演算部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵角を検出する操舵角検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 制御装置の出力する指令値に応じて左右輪の発生する制
    駆動トルクの差(以下、トルク差と略す)を調整可能な
    トルク差発生手段と、 を備えた車両において、 前記制御装置は、検出した操舵角及び車速を入力とし、
    制御する車両の操舵角及びトルク差に対する車両の平面
    運動値の応答を表す運動方程式を基に、操舵角に対する
    車両運動値の応答特性が設計者の与える規範モデルの動
    特性に一致するためのトルク差を演算する左右トルク差
    演算部を有する装置であることを特徴とする車両運動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 操舵角を検出する操舵角検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 第1の制御装置の出力する指令値に応じてトルク差を調
    整可能なトルク差発生手段と、 第2の制御装置の出力する指令値に応じて前後輪のうち
    少なくとも一方の舵角を調整可能な舵角制御手段と、 を備えた車両において、 前記第1の制御装置は、検出した操舵角及び車速を入力
    とし、制御する車両の操舵角及びトルク差に対する車両
    の平面運動値の応答を表す運動方程式を基に、高周波数
    範囲の成分を主にもつ左右トルク差目標値を演算する左
    右トルク差演算部を有する装置とし、 前記第2の制御装置は、検出した操舵角及び車速を入力
    とし、制御する車両の補助舵角に対する車両の平面運動
    値の応答を表す運動方程式を基に、低周波数範囲の成分
    を主にもつ補助舵角目標値を演算する補助舵角演算部を
    有する装置であることを特徴とする車両運動制御装置。
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