JPH06334583A - 電波到達範囲測定方法 - Google Patents

電波到達範囲測定方法

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JPH06334583A
JPH06334583A JP5117478A JP11747893A JPH06334583A JP H06334583 A JPH06334583 A JP H06334583A JP 5117478 A JP5117478 A JP 5117478A JP 11747893 A JP11747893 A JP 11747893A JP H06334583 A JPH06334583 A JP H06334583A
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unit
radio
measuring
call
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JP5117478A
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Nobuyuki Mamiya
伸之 間宮
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチゾーンコードレス電話機における電波
到達範囲測定方法に関し、通話チャネルのみならず制御
チャネルも考慮した電波の到達範囲を、簡易な操作で経
済的に決定可能とすることを目的とする。 【構成】 親機と子機とが制御チャネルで通信可能な範
囲内で通話チャネル用電波の受信強度を指標として求め
て置き、電波強度測定手段(101)と電波強度通知手
段(102)とを具備する電波測定用親機(1M )を設
置し、電波強度表示手段(201)を具備する電波測定
用子機(2M )を前記親機の周辺を移動させて通話チャ
ネル用の電波を送信させ、電波強度測定手段で前記電波
の受信強度を測定し、測定結果を電波強度通知手段で前
記子機に通知し、前記子機で測定結果を電波強度表示手
段に表示し、測定結果と前述の指標とを比較して電波到
達範囲を決定する様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチゾーンコードレ
ス電話機における電波到達範囲測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は本発明の対象となるマルチゾーン
コードレス電話機の一例を示す図であり、図7は図6に
おけるマルチゾーンコードレス電話機の電波強度の一例
を示す図であり、図8は図7における通信可能範囲の一
例を示す図であり、図9はマルチゾーン構成上の問題を
例示する図である。
【0003】図6に示されるマルチゾーンコードレス電
話機は、電話回線(4)に並列に接続される二台の親機
(1)〔個々の親機を(11 )および(12 )と称す
る、以下同様〕と、子機(2)とから構成され、各親機
(1)は通信地域(3)内の適当な位置に設置されるこ
とにより、通信地域(3)内を自由に移動する子機
(2)が、電話回線(4)と通話を可能としている。
【0004】親機(1)と子機(2)との間には、予め
定められた複数の無線チャネルが設けられており、その
中の所定数は親機(1)と子機(2)との間で呼設定用
等の制御信号を送受信する制御チャネル(C)に割当て
られ、残りは親機(1)と子機(2)との間の通話用に
使用される通話チャネル(S)に割当てられている。
【0005】なお各通話チャネル(S)は、呼設定時に
各通話に割当てられ、また制御チャネル(C)は、総て
の通話チャネル(S)を経由する通話の呼制御等に共用
される。
【0006】親機および子機が送出する通話チャネル
(S)および制御チャネル(C)用の電波は、図7に示
される如く、到達距離(D)が遠くなるに従い減衰し、
電波強度(L)が或る値以下に低下すると、通話チャネ
ル(S)を経由する音声通話が不可能となる。
【0007】例えば到達距離(D)=0の場合の電波強
度(L)を「12」レベルとすると、到達距離(D)>
(DS )となり、電波強度(L)が「6」レベル以下と
なると、通話チャネル(S)を経由する通話が不可能と
なる。
【0008】従って、図8に示す如く、親機(1)の設
定位置(P)を中心とする半径(D S )なる円内〔以後
通話チャネル通信ゾーン(ZS )と称する〕に存在する
子機(2)は、親機(1)との間の通話が可能となる
が、子機(2)が通話チャネル通信ゾーン(ZS )の外
に移動すると、親機(1)との間で通話不能となる。
【0009】なお子機(2)には、親機(1)との間の
通話チャネル(S)の電波強度(L)が「6」レベル以
下となった場合に、例えば警告音を発生し、子機(2)
の利用者に注意を与える機能を具備するものが少なく無
い。
【0010】なお制御チャネル(C)を経由する制御信
号の送受信は、電波強度(L)が「6」レベル以下とな
る以前に、例えば到達距離(D)>(DC )となり、電
波強度(L)が「7」レベル以下となると、不可能とな
る現象が判明している。
【0011】従って、図8に示す如く、親機(1)の設
置位置(P)を中心とした半径(D C )なる円内〔以後
制御チャネル通信ゾーン(ZC )と称する〕に存在する
子機(2)は、親機(1)との間で呼を設定可能となる
が、子機(2)が制御チャネル通信ゾーン(ZC )の外
に移動すると、親機(1)との間で呼を設定不能とな
る。
【0012】なお制御チャネル(C)は前述の如く、各
子機(2)により共用される為、個々の子機(2)に対
応して制御チャネル(C)の電波を連続して送信して電
波強度(L)を測定することは許容されず、制御チャネ
ル通信ゾーン(ZC )を外れたことによる警告音等を発
生することは不可能である。
【0013】従って、子機(2)が制御チャネル通信ゾ
ーン(ZC )の外側で、且つ通話チャネル通信ゾーン
(ZS )の内側に存在する場合には、警告音が発生しな
いにも拘らず、呼設定が不可能となることとなる。
【0014】その結果、図6に示されるマルチゾーンコ
ードレス電話機において、二組の親機(11 )および
(12 )が図9に示される位置(P1 )および(P2
に設置され、各親機(11 )および(12 )の通話チャ
ネル通信ゾーン(ZS1)、(Z S2)および制御チャネル
通信ゾーン(ZC1)および(ZC2)が図示される通りと
すると、通信地域(3)は完全に通話チャネル通信ゾー
ン(ZS1)および(ZS2)により網羅されれる為、子機
(2)は通信地域(3)内の何れに移動しても警告音を
発生しないが、通信地域(3)は制御チャネル通信ゾー
ン(ZC1)および(ZC2)によっては完全に網羅されて
いない為、子機(2)が通信地域(3)内の制御チャネ
ル通信ゾーン(ZC1)および(ZC2)の範囲外に移動す
ると呼設定不能となることとなり、結局通話が出来なく
なる。
【0015】従って、通信地域(3)の全域で通話を可
能とするマルチゾーンコードレス電話機を実現する親機
(1)の設置位置を決定する際に、子機(2)の警告音
のみを頼りにしても、不充分となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、マルチゾーンコードレス電話機の親機(1)の
設置位置を決定する際に、子機(2)が発生する警告音
に基づき通話可能範囲を決定しても、制御チャネルを経
由する通信可能範囲は確認出来ず、所望の通信地域
(3)を完全に網羅するマルチゾーンコードレス電話機
を設置することが出来ぬ問題があった。
【0017】かかる問題の解決策として、測定用電波の
送信装置と、電波強度の測定装置とを準備し、実用の親
機(1)の設置場所に前述の送信装置を設置し、制御チ
ャネル(C)に割当てられている電波と同一の周波数お
よび送信レベルを有する測定用電波を送信装置から送信
し、前述の測定装置を移動させて制御チャネル通信ゾー
ン(ZC )を測定することも考慮されるが、高価な送信
装置および測定装置を準備せねはならず、また大型の測
定装置を移動させる為に多くの労力を費やすこととな
り、適切な解決策とは言い難い。
【0018】本発明は、通話チャネルのみならず制御チ
ャネルも考慮した電波の到達範囲を、簡易な操作で経済
的に決定可能とすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図である。図1において、1M は、本発明による電波
測定用親機であり、2M は、本発明による電波測定用子
機である。
【0020】101は、本発明により電波測定用親機
(1M )に設けられた電波強度測定手段である。102
は、本発明により電波測定用親機(1M )に設けられた
電波強度通知手段である。
【0021】201は、本発明により電波測定用子機
(2M )に設けられこた電波強度表示手段である。
【0022】
【作用】親機と子機との間に、各通話に割当てられる複
数の通話チャネルと、各通話の制御に共用される制御チ
ャネルとを設け、複数の親機が自通信ゾーン内に現存す
る子機との間で通信を実行するマルチゾーンコードレス
電話機において、親機と子機とが制御チャネルを経由し
て通信が可能な範囲内における通話チャネル用の電波の
受信強度を、前記マルチゾーンコードレス電話機の通信
ゾーン決定指標として予め求めて置く。
【0023】先ず電波強度測定手段(101)と電波強
度通知手段(102)とを具備する電波測定用親機(1
M )を、親機の設置予定場所に設置する。電波強度表示
手段(201)を具備する電波測定用子機(2M )を電
波測定用親機(1M )の周辺を移動させ、通話チャネル
用の電波を送信させる。
【0024】電波測定用親機(1M )内の電波強度測定
手段(101)により、電波測定用子機(2M )から送
信される通話チャネル用電波の受信強度を測定する。電
波強度測定手段(101)の測定結果を、電波測定用親
機(1M )内の電波強度通知手段(102)により電波
測定用子機(2M )に通知する。
【0025】電波測定用子機(2M )内の電波強度表示
手段(201)により、電波測定用親機(1M )から通
知された測定結果を表示する。電波強度表示手段(20
1)に表示される測定結果と、前述の通信ゾーン決定指
標とを比較し、各親機の設置予定場所を中心とする電波
到達範囲を決定する。
【0026】なお電波測定用親機(1M )および電波測
定用子機(2M )にそれぞれ送受話機能を設け、電波強
度の測定と並行して、音声通話の正常性を確認すること
も考慮される。
【0027】従って、実用機と類似した電波測定用親機
および電波測定用子機を用いることにより、制御チャネ
ルを経由する通信の可能性を考慮して電波到達範囲を決
定することが可能となり、対象とする通信地域の全域で
通信可能となる如く親機の設置位置を決定可能となり、
当該マルチゾーンコードレス電話機の利便性および信頼
性が大幅に向上する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による電波測定用親機を示
す図であり、図3は本発明の一実施例による電波測定用
子機を示す図であり、図4は本発明の一実施例による電
波到達範囲の測定手順を示す図であり、図5は本発明の
一実施例による信号送受信過程を示す図である。なお、
全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。また対象と
するマルチゾーンコードレス電話機は図6に示す通りと
し、また電波強度および通信可能範囲はそれぞれ図7乃
至図9に示す通りとする。
【0029】図2に示される電波測定用親機(1M
は、伝送終端部(LT)(11)、回線終端部(CT)
(12)、符号復号部(CDC)(13)、通話制御部
(SP)(14)、無線部(RF)(15)、制御部
(CTL)(16)および(17)、各種スイッチ(1
8)およびランプ(19)を具備しており、制御部(C
TL)(16)内には、図1における電波強度測定手段
(101)として電波強度測定部(MM)(51)が設
けられ、また図1における電波強度通知手段(102)
として測定強度通知部(LS)(52)が設けられてい
る他、送受器(T/R)(50)が付加されている。
【0030】また図3に示される電波測定用子機
(2M )は、無線部(RF)(21)、通話制御部(S
P)(22)、スピーカ(23)、受話部(R)(2
4)、送話部(T)(25)、制御部(CTL)(2
6)、各種ボタン(27)およびランプ(28)を具備
しており、図1における電波強度表示手段(201)と
して、表示部(DP)(60)を具備すると共に、制御
部(CTL)(26)内に電波測定モード通知部(M
S)(61)および測定強度通知部(LI)(62)が
設けられている。
【0031】また、対象とするマルチゾーンコードレス
電話機においては、親機(1)と子機(2)との間の通
話チャネル(S)の電波強度(L)が「7」レベル以上
とならないと、親機(1)と子機(2)との間の制御チ
ャネル(C)を経由する通信が確保されないことを予め
確認して置く。
【0032】図2乃至図9において、対象とする通信地
域(3)の全域において通話可能なマルチゾーンコード
レス電話機を設置するに先立ち、測定者の一人〔以後親
機用測定者と称する〕が、親機(1)の設置予定場所
〔例えば図9における位置(P 1 )〕に、電波測定用親
機(1M )を設置する〔図4ステップS1〕。
【0033】次に、測定者の他の一人〔以後子機用測定
者と称する〕が、電波測定用子機(2M )を電波測定用
親機(1M )の通信ゾーン内に持込み〔なお現時点で
は、電波測定用親機(1M )の制御チャネル通信ゾーン
(ZC )および通話チャネル通信ゾーン(ZS )は不確
定の為、一応通信可能な範囲内に持込むものとする〕
〔ステップS2〕、電波測定用子機(2M )に設けられ
ている発呼用のボタン(27)を操作すると、電波測定
用子機(2M )内の制御部(CTL)(26)は、実用
の子機(2)と同様に、無線部(RF)(21)および
制御チャネル(C)を経由して電波測定用親機(1M
に、発呼信号(a)を送信する〔ステップS3〕。
【0034】電波測定用親機(1M )においては、制御
部(CTL)(17)が、電波測定用子機(2M )から
制御チャネル(C)を経由して送信された発呼信号
(a)を、無線部(RF)(15)を介して受信する
と、実用の親機(1)と同様に、マルチゾーンコードレ
ス電話機の具備する任意の空き通話チャネル(S)を選
択して電波測定用子機(2M )からの発呼に割当て、割
当てた通話チャネル(S)を電波測定用子機(2M )に
通知する通話チャネル指定信号(b)を、無線部(R
F)(15)および制御チャネル(C)を経由して電波
測定用子機(2M )に送信する。
【0035】電波測定用子機(2M )においては、制御
部(CTL)(26)が、電波測定用親機(1M )から
制御チャネル(C)を経由して送信された通話チャネル
指定信号(b)を、無線部(RF)(21)を介して受
信すると、電波測定用子機(2M )に設けられている通
話中を示すランプ(28)を点灯させる。
【0036】子機用測定者は、電波測定用子機(2M
の通話中表示用のランプ(28)の点灯を検出し〔ステ
ップS4〕、電波測定用子機(2M )に設けられている
送話部(T)(25)に対して送話すると、音声信号
(v)は、通話制御部(SP)(22)、無線部(R
F)(21)および割当てられた通話チャネル(S)を
経由して電波測定用親機(1M )に送信される。
【0037】電波測定用親機(1M )においては、電波
測定用子機(2M )から通話チャネル(S)に送信され
た音声信号(v)が、無線部(RF)(15)および通
話制御部(SP)(14)を介して送受器(T/R)
(50)から出力される。
【0038】親機用測定者は、送受器(T/R)(5
0)から出力される子機用測定者の送話を聴取し、受話
の正常性を確認する。また親機用測定者が、送受器(T
/R)(50)に対して送話すると、音声信号(v)
は、通話制御部(SP)(14)、無線部(RF)(1
5)および割当てられた通話チャネル(S)を経由して
電波測定用子機(2M )に送信される。
【0039】電波測定用子機(2M )においては、電波
測定用親機(1M )から通話チャネル(S)に送信され
た音声信号(v)が、無線部(RF)(21)および通
話制御部(SP)(22)を介して受話部(R)(2
4)から出力される。
【0040】子機用測定者は、受話部(R)(24)か
ら出力される親機用測定者の送話を聴取し、受話の正常
性を確認する。子機用測定者は、親機用測定者との相互
通話の正常性を確認した後〔ステップS5〕、電波測定
用子機(2M )に設けられているボタン(27)の中の
数字ボタンを操作し、電波測定モード設定を指定する数
字〔例えば数字「2」〕をダイヤルすると〔ステップS
7〕、電波測定モード通知部(MS)(61)は、割当
てられた通話チャネル(S)の確認と、電波測定用子機
(2M )を電波測定モードに設定したことを通知する通
話チャネル確認信号(c)を、無線部(RF)(21)
および通話チャネル指定信号(b)により指定された通
話チャネル(S)を経由して電波測定用親機(1M )に
送信する。
【0041】電波測定用親機(1M )においては、制御
部(CTL)(16)が、電波測定用子機(2M )から
通話チャネル(S)を経由して送信された通話チャネル
確認信号(c)を、無線部(RF)(15)、通話制御
部(SP)(14)、符号復号部(CDC)(13)お
よび回線終端部(CT)(12)を介して受信すると、
電波強度測定部(MM)(51)を起動する。
【0042】起動された電波強度測定部(MM)(5
1)は、電波測定用子機(2M )から送信され、無線部
(RF)(15)により受信するる通話チャネル(S)
の電波強度(L)を測定し、測定結果が「0」乃至「1
2」レベルの何れに該当するかを判定した後、測定結果
を返送することを指定する表示モード通知信号(d)
を、回線終端部(CT)(12)、符号復号部(CD
C)(13)、通話制御部(SP)(14)、無線部
(RF)(15)およひ通話チャネル(S)を経由して
電波測定用子機(2M )に送信した後、電波強度(L)
の測定結果を通知する測定強度通知信号(e)を、制御
部(CTL)(16)、回線終端部(CT)(12)、
符号復号部(CDC)(13)、通話制御部(SP)
(14)、無線部(RF)(15)および通話チャネル
(S)を経由して電波測定用子機(2M )に送信する。
【0043】電波測定用子機(2M )においては、制御
部(CTL)(26)が、電波測定用親機(1M )から
通話チャネル(S)を経由して送信された表示モード通
知信号(d)を、無線部(RF)(21)および通話制
御部(SP)(22)を介して受信すると、測定強度通
知部(LI)(62)を起動する。
【0044】起動された測定強度通知部(LI)(6
2)は、電波測定用親機(1M )から送信される測定強
度通知信号(e)を、無線部(RF)(21)および通
話制御部(SP)(22)を介して受信・解析し、測定
結果を表示部(DP)(60)に表示する。
【0045】子機用測定者は、表示部(DP)(60)
に表示される電波強度(L)が「6」レベル以上である
ことを確認した後、電波測定用子機(2M )を、電波測
定用親機(1M )から遠ざかる方向に移動させて行くと
〔ステップS8〕、電波測定用子機(2M )から電波測
定用親機(1M )への通話チャネル(S)用の電波強度
(L)は次第に低下して行く。
【0046】移動中も、電波測定用親機(1M )は前述
の通話チャネル(S)の電波強度(L)の測定を継続
し、測定結果を測定強度通知信号(e)により通知して
いるが、電波強度(L)が電波測定用子機(2M )の移
動と共に低下し、遂には電波強度(L)が「6」レベル
より低下すると〔ステップS9〕、警告音(f)を発生
し、回線終端部(CT)(12)、符号復号部(CD
C)(13)、通話制御部(SP)(14)、無線部
(RF)(15)および通話チャネル(S)を経由して
電波測定用子機(2M )に送信する〔ステップS1
0〕。
【0047】電波測定用子機(2M )は、電波測定用親
機(1M )から通話チャネル(S)を経由して送信され
た警告音(f)を受信すると、無線部(RF)(21)
および通話制御部(SP)(22)を介してスピーカ
(23)または受話部(R)(24)に出力させる。
【0048】子機用測定者は、スピーカ(23)または
受話部(R)(24)から出力される警告音(f)を聴
取し、且つ表示部(DP)(60)に表示される電波強
度(L)〔<「6」レベル〕に着目すると、表示部(D
P)(60)に表示される電波強度(L)が「7」レベ
ル以上となる迄、電波測定用子機(2M )を電波測定用
親機(1M )に近付く方向に移動させる〔ステップS1
1〕。
【0049】移動中も、電波測定用親機(1M )は前述
の通話チャネル(S)の電波強度(L)の測定を継続
し、測定結果を測定強度通知信号(e)により通知して
いるが、電波強度(L)が電波測定用子機(2M )の移
動と共に上昇し、遂には電波強度(L)が「7」レベル
に達すると、子機用測定者は、電波強度(L)が「7」
レベルに達した位置を電波到達範囲の限界点として記録
する〔ステップS12〕。
【0050】以上の過程を、通信地域(3)内に実用の
親機(1)の総ての設置予定場所〔図9においては位置
(P1 )および(P2 )〕に対して実行することにより
〔ステップS13〕、制御チャネル通信ゾーン(ZC
を考慮した電波到達範囲を測定したこととなる。
【0051】測定者は、以上の測定により確定した電波
到達範囲が、対象とする通信地域(3)を総て網羅して
いるか否かを確認し、実用の親機(1)の設置場所の適
性を確認する。
【0052】なお、ステップS4において、通話中表示
用のランプ(28)が点灯せず、またはステップS5に
おいて電波測定用子機(2M )と電波測定用親機
(1M )との間の相互通話が正常に行われなかった場合
には、子機用測定者はボタン(27)内に設けられてい
る切断ボタン等を操作し〔ステップS14〕、発呼信号
(a)による発呼を解放する〔ステップS15〕。
【0053】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、親機(1)と子機(2)との間の通話チャネル
(S)の電波強度(L)が「7」レベル以上とならない
と、親機(1)と子機(2)との間の制御チャネル
(C)を経由する通信が確保されないことを予め確認し
て置き、実用の親機(1)および子機(2)と類似した
電波測定用親機(1M )および電波測定用子機(2M
を作成し、電波測定用親機(1M )を実用の親機(1)
の設置予定場所に設置し、電波測定用子機(2M )を移
動させ、電波測定用子機(2M )に表示される通話チャ
ネル(S)の電波強度(L)が「7」レベルとなる位置
により、制御チャネル(C)の通信を確保した電波到達
範囲を容易に測定可能となる。
【0054】なお、図2乃至図9はあく迄本発明の一実
施例に過ぎず、例えば通話チャネル(S)および制御チ
ャネル(C)の通信可能範囲は、電波強度(L)=
「6」レベルおよび「7」レベルに限定されることは無
く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本
発明の効果は変わらない。また通信地域(3)および実
用の親機(1)の位置(P)は図示されるものに限定さ
れることは無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れ
の場合にも本発明の効果は変わらない。更に電波測定用
親機(1M )および電波測定用子機(2M )の構成は図
示されるものに限定されることは無く、電波測定用親機
(1M )および電波測定用子機(2M )から通話機能を
除去して電波強度(L)の測定のみとする等、他に幾多
の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は
変わらない。
【0055】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記マルチゾー
ンコードレス電話機において、実用機と類似した電波測
定用親機および電波測定用子機を用いることにより、制
御チャネルを経由する通信の可能性を考慮して電波到達
範囲を決定することが可能となり、対象とする通信地域
の全域で通信可能となる如く親機の設置位置を決定可能
となり、当該マルチゾーンコードレス電話機の利便性お
よび信頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の一実施例による電波測定用親機を示
す図
【図3】 本発明の一実施例による電波測定用子機を示
す図
【図4】 本発明の一実施例による電波到達範囲の測定
手順を示す図
【図5】 本発明の一実施例による信号送受信過程を示
す図
【図6】 本発明の対象となるマルチゾーンコードレス
電話機の一例を示す図
【図7】 図6におけるマルチゾーンコードレス電話機
の電波強度の一例を示す図
【図8】 図7における通信可能範囲の一例を示す図
【図9】 マルチゾーン構成上の問題を例示する図
【符号の説明】
1 親機 1M 電波測定用親機 2 子機 2M 電波測定用子機 3 通信地域 4 電話回線 11 伝送終端部(LT) 12 回線終端部(CT) 13 符号復号部(CDC) 14、22 通話制御部(SP) 15、21 無線部(RF) 16、17、26 制御部(CTL) 18 スイッチ 19、28 ランプ 23 スピーカ 24 受話部(R) 25 送話部(T) 27 ボタン 50 送受器(T/R) 51 電波強度測定部(MM) 52 測定強度通知部(LS) 60 表示部(DP) 61 電波測定モード通知部(MS) 62 測定強度通知部(LI) 101 電波強度測定手段 102 電波強度通知手段 201 電波強度表示手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と子機との間に、各通話に割当てら
    れる複数の通話チャネルと、前記各通話の制御に共用さ
    れる制御チャネルとを設け、複数の前記親機が自通信ゾ
    ーン内に現存する子機との間で通信を実行するマルチゾ
    ーンコードレス電話機において、 前記親機と子機とが前記制御チャネルを経由して通信が
    可能な範囲内における前記通話チャネル用の電波の受信
    強度を、前記マルチゾーンコードレス電話機の通信ゾー
    ン決定指標として予め求めて置き、 電波強度測定手段(101)と電波強度通知手段(10
    2)とを具備する電波測定用親機(1M )を、前記親機
    の設置予定場所に設置し、 電波強度表示手段(201)を具備する電波測定用子機
    (2M )を前記電波測定用親機(1M )の周辺を移動さ
    せて前記通話チャネル用の電波を送信させ、 前記電波測定用親機(1M )内の前記電波強度測定手段
    (101)により、前記電波測定用子機(2M )から送
    信される前記通話チャネル用電波の受信強度を測定し、 前記電波強度測定手段(101)の測定結果を、前記電
    波測定用親機(1M )内の前記電波強度通知手段(10
    2)により前記電波測定用子機(2M )に通知し、 前記電波測定用子機(2M )内の前記電波強度表示手段
    (201)により、前記電波測定用親機(1M )から通
    知された前記測定結果を表示し、 前記電波強度表示手段(201)に表示される前記測定
    結果と前記通信ゾーン決定指標とを比較し、前記各親機
    の設置予定場所を中心とする電波到達範囲を決定するこ
    とを特徴とする電波到達範囲測定方法。
  2. 【請求項2】 前記電波測定用親機(1M )および前記
    電波測定用子機(2 M )にそれぞれ送受話機能を設け、
    前記電波強度の測定と並行して、音声通話の正常性を確
    認することを特徴とする請求項1記載の電波到達範囲測
    定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0713196A3 (en) * 1994-11-15 2000-11-08 NCR International, Inc. Electronic display systems
US6912375B2 (en) 1995-06-13 2005-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Radio communicating apparatus

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EP0713196A3 (en) * 1994-11-15 2000-11-08 NCR International, Inc. Electronic display systems
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