JPH06334582A - 情報案内システムおよび携帯無線機 - Google Patents

情報案内システムおよび携帯無線機

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JPH06334582A
JPH06334582A JP11882293A JP11882293A JPH06334582A JP H06334582 A JPH06334582 A JP H06334582A JP 11882293 A JP11882293 A JP 11882293A JP 11882293 A JP11882293 A JP 11882293A JP H06334582 A JPH06334582 A JP H06334582A
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JP
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wireless
connection device
transmission
wireless connection
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Application number
JP11882293A
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English (en)
Inventor
Junichi Masuda
順一 増田
Kishio Arita
紀史雄 有田
Shigeharu Okamoto
栄晴 岡本
Yoshihiro Nagai
善弘 永井
Naoki Ishii
直樹 石井
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N T T ADVANCE TEKUNOROJI KK
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
N T T ADVANCE TEKUNOROJI KK
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 希望する情報を常に先頭部分から知ることが
できるパーソナルな情報案内システムを提供する。 【構成】 携帯無線機1が制御用チャネルCHcを用い
て、無線接続装置2に通信要求を発すると、無線接続装
置2が通信用チャネルCH1〜CHnの中から空きチャ
ンネルを探し、その番号を示す情報を制御チャンネルC
Hcを介して携帯無線機1に返す。そして、携帯無線機
1は、指示された通信用チャネルの周波数を設定し、こ
れにより、無線接続装置2と携帯無線機1との間の接続
が完了する。次に、操作者が希望する情報番号を携帯無
線機1から入力すると、この情報番号が無線接続装置2
を経由して情報蓄積装置3に送信され、情報蓄積装置3
は情報番号に該当する情報を取り出し、一時記憶した後
に無線接続装置2を経由して携帯無線機1に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美術館や博物館等の展
示会場において、各展示品位置に到着した観覧者に対し
て個別に音声等による説明を行うパーソナルな情報案内
システムに係わり、詳しくは、情報蓄積装置に蓄積され
た案内情報の中の希望する情報を、小型の携帯無線機を
用いて選択して入手することのできる情報案内システム
および携帯無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】美術館、博物館等の展示会場における音
声を用いた展示物の解説装置としては、当該展示物毎に
設置された録音音声を紐付き受話器により聞くもの、あ
るいは、展示物毎に無線ゾーンを構成し、その中に入る
と微弱電波により放送されている解説音声を無線機によ
り聞くもの(特開平4−123531号:受信ゾーン限
定式情報伝達システム)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の受話
器で聞くシステムには、受話器の数や設置場所に制約が
あるという問題があり、また、後者のゾーン構成放送型
システムでは、展示物の大きさなどに変更があると、ゾ
ーンの大きさ、形状、配置を変更する必要がある等の問
題がある。
【0004】さらに、両者に共通の問題として、当該展
示場所に到着したタイミングにより解説を先頭から聞け
ないという欠点があり、また、希望する形態、例えば、
専門家向きか子供向きか、あるいは日本語か英語かなど
を選択できないという不便があった。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、希望する情報を常に情報の先頭部分から聞くこと
が出来るパーソナルな情報案内システムを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明においては、図1に示す
ように、複数の案内情報を蓄積する情報蓄積部aと、前
記情報蓄積部aに対し情報の授受を行う無線接続装置b
と、前記無線接続装置bが出力する電波により形成され
る無線ゾーン内で複数の無線伝送路により前記無線接続
装置bと通信可能な携帯無線機cとを有する情報案内シ
ステムであって、前記携帯無線機cは、前記無線接続装
置bに通信要求を送出する通信要求送出手段c1と、前
記無線伝送路のいずれかを用いて前記無線接続装置bと
送受信を行う送受信手段c2と、前記無線接続装置bか
ら空き無線伝送路が指示されると前記送受信手段c2に
対しその無線伝送路を通信路として用いるように制御す
るチャネル制御手段c3と、前記案内情報のいずれかを
指定する案内情報コードを入力する入力手段c4と、前
記入力手段c4によって入力された案内情報コードを前
記送受信手段c2を介して前記通信路に送出する案内情
報コード送出手段c5と、前記送受信手段c2が前記通信
路を介して受信した前記案内情報を操作者に伝達する案
内情報伝達手段c6とを有し、前記無線接続装置bは、
前記携帯無線機cから通信要求を受けると空き無線伝送
路をサーチするとともに、サーチされた空き伝送路を前
記携帯無線機cに指示する空き伝送路指示手段b1と、
前記携帯無線機cから前記通信路を介して案内情報コー
ドが送出されると、これを前記情報蓄積部aに転送する
コード転送手段b2と、前記情報蓄積部aから案内情報
が供給されると、これを要求した携帯無線機cにその通
信路を介して転送する案内情報転送手段b3とを有し、
前記情報蓄積部aは、前記無線接続装置bから案内情報
コードが転送されると、これに対応する案内情報を読み
出して一時記憶する一時記憶手段a1と、前記一時記憶
手段a1内の案内情報を前記案内情報転送手段b3に転
送する記憶内容転送手段a2とを有することを特徴とす
る。
【0007】また、請求項2に記載の発明においては、
前記携帯無線機の通信要求送出手段は当該携帯無線機を
識別する識別情報を前記送信要求と共に送出し、前記無
線接続装置は、前記携帯無線機から送出された識別情報
に基づいてその携帯無線機がシステム内において使用許
可されたものであるか否かを判定する判定手段と、前記
判定手段が使用許可と判定した場合にのみ前記空き無線
伝送路指示手段の動作を許可する制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明においては、複数の
案内情報を蓄積する情報蓄積部と、前記情報蓄積部に対
し情報の授受を行う無線接続装置と、前記無線接続装置
が出力する電波により形成される無線ゾーン内で複数の
無線伝送路により前記無線接続装置と接続される携帯無
線機とを有し、前記携帯無線機と前記情報蓄積部との間
で前記案内情報の伝送を行う情報案内システムに用いら
れる前記携帯無線機であって、前記無線伝送路のいずれ
かを用いて前記無線接続装置と送受信を行う送受信手段
と、前記無線接続装置に通信要求を送出する通信要求送
出手段と、前記無線接続装置から空き無線伝送路が指示
されると前記送受信手段に対しその無線伝送路を通信路
として用いるように制御するチャネル制御手段と、前記
案内情報のいずれかを指定する案内情報コードを入力す
る入力手段と、前記入力手段によって入力された案内情
報コードを前記送受信手段を介して前記通信路に送出す
る案内情報コード送出手段と、前記送受信手段が前記通
信路を介して受信した前記案内情報を操作者に伝達する
案内情報伝達手段とを具備することを特徴とする携帯無
線機。
【0009】
【作用】上記目的を達成するため、本発明では、見学者
が希望する情報を放送型ではなくデマンドアサイン型で
個々に受信する構成としている。より詳細に言えば、携
帯無線機が無線接続装置に通信要求を発すると、無線接
続装置が空きチャンネルを探し、それを示す情報を携帯
無線機1に返す。そして、携帯無線機は、指示された無
線伝送路を設定し、これにより、無線接続装置と携帯無
線機との間の接続が完了する。次に、操作者が希望する
案内情報コードを携帯無線機の入力手段から入力する
と、この情報番号が無線接続装置を経由して情報蓄積装
置に送信され、情報蓄積装置は案内情報コードに該当す
る情報を取り出し、一時記憶した後に無線接続装置を経
由して携帯無線機に転送する。
【0010】
【実施例】A:実施例の構成 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。な
お、この実施例は、展示会場において、入場見学者に展
示物の案内を個々に行う場合に本発明を適用した実施例
である。
【0011】始めに、本実施例の概略について説明す
る。図2は、本実施例の概略的構成を示すブロック図で
あり、1、1……は携帯無線機、2は無線接続装置、3
は情報蓄積装置である。
【0012】携帯無線機1と無線接続装置2とは、図3
に示すように2種類の無線通信路(制御用チャネルCH
cおよび通信用チャネルCH1〜CHn)により相互接
続されるようになっている。この場合、制御用チャネル
CHcは、携帯無線機1から無線接続装置2に向かう通
信路(上り)の周波数fcont(U)と、無線接続装置2か
ら携帯無線機1に向かう通信路(下り)の周波数Fcont
(D)とを有しており、また、通信用チャネルCH1〜C
Hnの各々も、図示のように上り用の周波数と下り用の
周波数とを有している。
【0013】上記構成においては、まず、携帯無線機1
が制御用チャネルCHcを用いて、無線接続装置2に通
信要求を発する。無線接続装置2は、これを受けて、通
信用チャネルCH1〜CHnの中から空きチャンネルを
探し、それを示す情報を制御チャンネルCHcを介して
携帯無線機1に返す。そして、携帯無線機1は、指示さ
れた通信用チャネルの周波数を設定し、これにより、無
線接続装置2と携帯無線機1との間の接続が完了する。
次に、操作者が希望する情報番号(案内情報コード)を
携帯無線機1から入力すると、この情報番号が無線接続
装置2を経由して情報蓄積装置3に送信される。そし
て、情報蓄積装置3は情報番号に該当する情報を取り出
して一時記憶した後に、無線接続装置2を経由して携帯
無線機1に転送する。以上が本発明の概略である。
【0014】次に、本実施例の装置各部についてより詳
細に説明する。始めに、携帯無線機1について図4、図
5を参照して説明する。ここで、図4は、携帯無線機1
の構成を示すブロック図、図5は携帯無線機1の外観を
示す斜視図である。
【0015】まず、図4において、10は数値情報や種
々のコマンドなどを入力するための複数のキーから構成
される入力部であり、各キーは、図5に示すように携帯
無線機1の前面に配置されている。ここで、開始キー1
0aは通信の開始を要求する際に押されるキー、終了キ
ー10bは通信の終了を指示するキーである。「0」〜
「9」は数値情報を入力するための数値キーであり、日
本語キー10c、英語キー10dおよび独語キー10e
は、各々日本語、英語および独語による案内情報を希望
する場合に押されるキーである。また、一般キー10
f、専門キー10gおよび子供キー10hは、各々一般
向け案内、専門家向け案内および子供向け案内を希望す
る場合に押されるキーである。上述した各キーのスイッ
チ情報は、図4に示す制御部40に供給されるようにな
っている。
【0016】制御部40は、装置各部を制御するもので
あり、CPUやメモリ等によって構成されている。11
は、制御部40の制御の下に、送信すべき信号を変調す
る変調器であり、その出力信号はアップコンバータ12
によって周波数が上昇された後に、送信増幅器13によ
って増幅され、さらに、送受信共用器15を介してアン
テナ16から送出される。
【0017】次に、20は受信増幅器であり、アンテナ
16および送受信共用器15介して供給される無線接続
装置2からの受信信号を増幅するものである。受信増幅
器20から出力される受信信号は、ダウンコンバータ2
1によってその周波数が低下させられ、その後に復調器
22によって復調される。復調された受信信号は、制御
部40を介してイヤホン23に供給され、ここで、音声
として操作者に伝達される。
【0018】シンセサイザ30は、制御部40の制御の
もとに、アップコンバータ12およびダウンコンバータ
の周波数上昇率および周波数下降率を制御する。すなわ
ち、シンセサイザ30は携帯無線機1の送信周波数およ
び受信周波数を制御する。また、図示のID−ROM4
1は、携帯無線機1を識別するための識別コードを記憶
するROMであり、その識別コードは制御部40の制御
の下に上述した送信系(符号11〜15)を介してアン
テナ16から送出される。
【0019】次に、無線接続装置2について説明する。
図6は無線接続装置2の構成を示すブロック図であり、
図において、50は送受共用アンテナ、51は送信周波
数と受信周波数を分離する送受共用器、52は複数の受
信器へ信号を分配する受信共用器、53は複数の送信出
力を合成する送信共用器であり、60−1〜60−nは
各々送受信機能を有する無線機ユニットである。これら
無線機ユニット60−1〜60−nは、無線機ユニット
指定器59によって、適宜いずれかが指定されるように
なっているが、この指定処理については後述する。
【0020】ここで、各無線機ユニット60−1〜60
−nは、各々図7に示す構成になっている。図7におい
て、61は受信増幅器であり、アンテナ50および送受
信共用器51(図6参照)を介して供給される受信信号
を増幅する。62はダウンコンバータであり、受信増幅
器61で増幅された受信信号の周波数を降下させ、復調
器63に供給する。復調器63は、受信信号を復調して
制御部69に供給するものである。制御部69は回路各
部を制御するもので、CPUやメモリ等により構成され
ている。また、受信信号の中には、案内情報を指示する
番号情報が含まれており、この番号情報が制御部69の
制御の下に、情報蓄積装置3に転送されるようになって
いる。一方、情報蓄積装置3からは、各種案内を行うた
めの音声信号(案内情報)が制御部69に供給されるよ
うになっており、この音声情報は変調器65に供給され
て変調される。変調器65の出力信号は、アップコンバ
ータ66によって周波数上昇された後に、送信増幅器6
7で増幅され、送信共用器53、送受共用器51および
アンテナ50を順次介して送出される。
【0021】また、68はシンセサイザであり、制御部
69の制御の下に、ダウンコンバータ62およびアップ
コンバータ66における周波数下降率および周波数上昇
率を各々制御する。すなわち、シンセサイザ68は、無
線機ユニット60−1〜60−nの受信周波数および送
信周波数を制御する。
【0022】次に、図8は、無線機ユニット指定器70
の構成例を示すブロック図であり、図示のように、各無
線機ユニット(60−1〜60−n)が通信回線設定中
であるか空きかの状態情報を検出する動作状況検出器7
1と、携帯無線機1からの回線設定要求に応える権利を
持つ無線機ユニットを指定する交渉権指定回路72とに
よって構成されている。この場合、交渉権指定回路72
は、動作状態検出器71の検出結果に基づき、無線機ユ
ニット60−1〜60−nのいずれかを指定するように
なっている。また、動作状態検出器71および交渉権指
定回路72はマイクロプロセッサを用いて構成される。
【0023】ここで、いずれか一つの無線機ユニットを
指定するのは、以下の理由による。すなわち、本実施例
においては、携帯無線機1のいずれかから通信要求があ
ると、空いている通信路をその携帯無線機に設定するよ
うにしているが、複数の無線機ユニット60−1〜60
−nの各々が、携帯無線機1からの回線設定要求に対し
て各々自由に応答すると、各無線機ユニット60−1〜
60−nの信号が衝突し、携帯無線機1で受信できなく
なるため、ただ一つの無線機ユニットのみに携帯無線機
1からの回線設定要求に応える交渉権を与えるようにし
ている。図9は、交渉権を与える無線機ユニットを順次
切り換えていく状態の一例を示したものである。この図
に示すように、通信を行っていない空いている無線機ユ
ニット(図の○印)の中から、交渉権を与える無線機ユ
ニット(図の□印)を順次選択していく。
【0024】次に、情報蓄積装置3について説明する。
図10は情報蓄積装置3の構成を示すブロック図であ
る。図において、120は各種案内情報に対応するディ
ジタル音声データが蓄積されている音声蓄積装置であ
り、ハードディスク装置あるいは光磁気ディスク装置で
構成される。140は各種メッセージを表示する表示部
であり、CRT表示装置あるいは液晶表示装置により構
成される。110は装置各部を制御する制御部であり、
マイクロプロセッサ等により構成されている。
【0025】100−1〜100−nは各々無線機ユニ
ットインタフェース部であり、無線機ユニット60−1
〜60−nと情報の授受を行うとともに、データバス1
30を介して、音声蓄積装置120および制御部110
とデータの授受を行う。無線機ユニットインターフェー
ス部100−1〜100−nは、各々番号受信器100
−1a〜100−naおよび音声出力回路100−1b
〜100−nbを有している。番号受信器100−1a
〜100−naは、各々無線機ユニット60−1〜60
−nから供給される番号情報を受信し、データバスを介
して制御部110に供給する。また、音声出力回路10
0−1b〜100−nbは、音声蓄積装置120から読
み出されたディジタル音声データを一旦蓄積し、アナロ
グ音声信号に変換して送出する。
【0026】B:動作 次に、上述した構成によるこの実施例の動作について説
明する。 無線回線の設定 まず、図4、5に示した携帯無線器1を所持する見学者
は、展示物の解説情報を聞きたいときに、図5に示す開
始キーを押す。そして、制御部40(図4参照)は開始
キーが押されたことを検出すると、まずシンサイザ30
の周波数を制御用回線周波数fcont(U)に設定し、携帯
無線機の受信系(受信増幅器20、周波数変換器21、
復調器22)を用いて制御用周波数が空いていることを
確認する。空いていれば、その携帯無線機1に割当てら
れた識別情報(ID−ROM41に記憶)に回線設定要
求信号を付加し、変調器11、周波数変換器12、送信
増幅器13を経由して無線接続装置2に向けて送信す
る。一方、制御用回線が使用中であれば空き検出を一定
時間後に実施し、空き次第自動的に上述と同様の送信処
理を行う。
【0027】また、無線接続装置2側においては、前述
のように、無線機ユニット指定器59によっていずれか
の無線機ユニットが指定されており、その受信周波数が
制御回線用周波数に設定され、携帯無線機1からの回線
設定要求信号の待機状態にある。また、これと同時に、
当該無線機ユニット(60−1〜60−nのうち無線機
ユニット指定器59で指定されたもの)の受信系、すな
わち、受信増幅61、周波数変換62、および復調器6
3により、複数存在する通信用回線を間欠的に順次受信
して空いている通信回線が検出されている。そして、携
帯無線機1から回線設定要求および識別コードを受信す
ると、制御部69は受信した識別情報に基づいて、その
携帯無線機が登録された無線機であるか否かを確認す
る。そして、該携帯無線機が登録された無線機であれ
ば、検出された空き通信回線の周波数を移行先き通信用
回線周波数として、回線設定要求確認信号とともに送信
系(変調器65、周波数変換器66、送信増幅器67、
送信共用器53、送受共用器51、アンテナ50)を経
由して携帯無線機1に送信する。また、制御部59は、
シンセサイザ68を制御して、指定した通信用回線に移
行するように、送信および受信周波数を制御する。さら
に、通信回線の移行が終了した後は、情報番号受信待機
信号(トーン信号)を送出して携帯無線機1からの応答
待機状態となる。
【0028】次に、携帯無線機1は、無線接続装置2か
らの回線設定確認信号を制御部40(図4参照)で受信
すると、それに付加されて送信されてきた移行先き通信
用回線周波数に基づき、シンセサイザ30を制御してそ
の通信用回線に移行し、無線回線の設定を完了する。
【0029】情報番号の転送 上記無線回線の設定が完了した後、見学者が所望の情報
番号を携帯無線機1の数値キーから入力すると、これが
制御部40において送信信号に変換され、さらに、通信
用回線を用いて無線接続装置2に送信される。一方、無
線接続装置2では、待機中の無線機ユニットにおいて、
携帯無線機1から転送された情報番号を受信し、制御部
69においてこれを情報蓄積装置3へ転送する。なお、
情報番号は、例えば、展示物の前に掲示され、見学者が
読み取れるようになっている。
【0030】情報蓄積装置3における案内情報の送出 無線機ユニット60−1〜60−nのいずれかから伝送
された情報番号は各無線機ユニットに対応する番号受信
器100−1a〜100−na(図10参照)で受信さ
れ、データバス130を経由して制御部110に入る。
制御部110では、該情報の音声蓄積装置120内での
蓄積領域を判定し、音声蓄積装置120を駆動して該情
報を取り出し、音声出力回路100−1b〜100−n
bへ転送する。音声出力回路100−1b〜100−n
bではディジタル信号で受信した情報を一旦蓄積し、そ
れをアナログ信号に変換して無線機ユニットへ音声情報
を転送する。
【0031】なお、同一情報に対して無線機ユニット6
0−1〜60−nの複数のものから要求が生じた場合で
も、音声出力回路100−1b〜100−nbの各蓄積
回路に、音声蓄積装置120から音声情報が順次蓄積さ
れるので、並行して同一の情報の送出が可能である。こ
れにより各携帯無線機1では、いずれも音声信号の先頭
から受信することができる。
【0032】音声情報の受信 音声出力回路100−1b〜100−nbから無線機ユ
ニット60へ転送された音声情報は、既に設定済の通信
用回線を通して携帯無線機1へ送られ、これにより、見
学者はイヤホン23を用いて当該音声情報を聞くことが
できる。なお、続けて他の情報を聞く場合は、設定済の
通信用回線を使用して再度希望する情報番号をダイアル
すれば、同様の手順で新たな情報を聞くことができる。
また、情報蓄積装置3には、同一の展示物に対して利用
者の要望に合わせた複数の説明文(例えば一般向け、専
門家向け、子供向け、外国人向け等)が記憶されている
ので、見学者が情報番号に続けて日本語キー10c、英
語キー10d、独語キー10eや一般キー10f、専門
キー10g、子供キー10hを押すことにより、要望に
対応した情報が読み出されるので、多様な案内が可能で
ある。
【0033】終了の手順 情報の受信を終了する場合は、携帯無線機1の終了キー
を押す。これにより、携帯無線機1から回線切断信号が
無線機ユニット60−1〜60−nに送信され、さら
に、情報蓄積装置3の番号受信器100−1a〜100
−naへ転送されて、無線回線の切断、および音声出力
回路100−1b〜100−nbの開放が実行される。
【0034】なお、見学者が終了キーを押し忘れた場合
には、携帯無線機1内において、一定時間後に自動的に
終了信号を制御部40で発生し、これにより、上述と同
様の終了処理が行われる。
【0035】C:実施例効果 上述した実施例においては、無線による1ゾーン構成で
あるため、予め保有する展示物の解説文を全て登録して
おけば、展示物の変更や配置替えの際にも変更に伴う情
報蓄積装置の編成替えや無線ゾーンの移設等の作業は不
要となり、システムの維持管理の簡略化が可能になる利
点がある。
【0036】D:変形例 上述した実施例における無線接続装置2は、アンテナ
50を用いたが、展示場所の部屋等の形状によっては、
一個のアンテナのみでは電波の届かないエリアが多数発
生する恐れがある。この場合には、アンテナ50に代え
て、図11に示すように、電波がケーブルから放射され
る構造の漏洩ケーブルまたは漏洩同軸ケーブル55を展
示物の配置に併せて敷設するとよい。このようにする
と、不感地エリアの少ない無線ゾーンの形成が可能にな
る。また、図11において、56は分配器であり、ケー
ブルを2方向に分割する場合に使用する。特に、電波と
して微弱電波を使用する場合には、電波の届く範囲が極
めて小さいため、漏洩ケーブルによるゾーン形成が必須
である。
【0037】また、上記実施例では主に音声による案
内情報を例に説明したが、携帯無線機に文字表示等のマ
ルチメディア端末部を付加し、情報蓄積装置に文字情報
等を蓄積すれば、音声のみではなく多様な情報案内シス
テムが可能になる。なお、状況によっては、文字やイメ
ージだけの案内を行うようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
見学者が個々に無線機を携帯し、希望する解説情報を情
報蓄積装置へアクセスしてその都度取り出して受信する
ので、従来の放送型の情報案内と異なり、情報を常に先
頭部分から聞くことが可能になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
である。
【図3】同実施例において用いる無線通信路を示す概念
図である。
【図4】同実施例において用いる携帯無線機1の構成を
示すブロック図である。
【図5】携帯無線機1の外観を示す斜視図である。
【図6】同実施例における無線接続装置2の構成を示す
ブロック図である。
【図7】無線接続装置2内の無線機ユニットの構成を示
すブロック図である。
【図8】無線接続装置2内の無線機ユニット指定器70
の構成を示すブロック図である。
【図9】交渉権を与える無線機ユニットを順次切り換え
ていく状態を示した説明図である。
【図10】情報蓄積装置3の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】漏洩ケーブルによる無線ゾーンの形成例であ
る。
【符号の説明】
1 携帯無線機 2 無線接続装置 3 情報蓄積装置 10 入力部(入力手段;通信要求送出手段) 10a 開始キー(通信要求送出手段) 11 変調器(送受信手段) 12 アップコンバータ(送受信手段) 13 送信増幅器(送受信手段) 15 送受信共用器(送受信手段) 20 受信増幅器(送受信手段) 21 ダウンコンバータ(送受信手段) 22 復調器(送受信手段) 23 イヤホン(案内情報指示手段) 30 シンセサイザ(チャネル制御手段) 40 制御部(通信要求送出手段;送受信手段;チャネ
ル制御手段;案内情報コード送出手段) 59 無線機ユニット指示器(空き伝送路指示手段) 60−1〜60−n 無線機ユニット(空き伝送路指示
手段;コード転送手段;案内情報転送手段) 69 制御部(判定手段;制御手段) 100−1b〜100−nb 音声出力回路(一時記憶
手段;記憶内容転送手段)
フロントページの続き (72)発明者 有田 紀史雄 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岡本 栄晴 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 永井 善弘 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 石井 直樹 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の案内情報を蓄積する情報蓄積部
    と、前記情報蓄積部に対し情報の授受を行う無線接続装
    置と、前記無線接続装置が出力する電波により形成され
    る無線ゾーン内で複数の無線伝送路により前記無線接続
    装置と通信可能な携帯無線機とを有する情報案内システ
    ムであって、 前記携帯無線機は、 前記無線接続装置に通信要求を送出する通信要求送出手
    段と、 前記無線伝送路のいずれかを用いて前記無線接続装置と
    送受信を行う送受信手段と、 前記無線接続装置から空き無線伝送路が指示されると前
    記送受信手段に対しその無線伝送路を通信路として用い
    るように制御するチャネル制御手段と、 前記案内情報のいずれかを指定する案内情報コードを入
    力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された案内情報コードを前記
    送受信手段を介して前記通信路に送出する案内情報コー
    ド送出手段と、 前記送受信手段が前記通信路を介して受信した前記案内
    情報を操作者に伝達する案内情報伝達手段とを有し、 前記無線接続装置は、 前記携帯無線機から通信要求を受けると空き無線伝送路
    をサーチするとともに、サーチされた空き伝送路を前記
    携帯無線機に指示する空き伝送路指示手段と、 前記携帯無線機から前記通信路を介して案内情報コード
    が送出されると、これを前記情報蓄積部に転送するコー
    ド転送手段と、 前記情報蓄積部から案内情報が供給されると、これを要
    求した携帯無線機にその通信路を介して転送する案内情
    報転送手段とを有し、 前記情報蓄積部は、 前記無線接続装置から案内情報コードが転送されると、
    これに対応する案内情報を読み出して一時記憶する一時
    記憶手段と、 前記一時記憶手段内の案内情報を前記案内情報転送手段
    に転送する記憶内容転送手段とを有することを特徴とす
    る情報案内システム。
  2. 【請求項2】 前記携帯無線機の通信要求送出手段は当
    該携帯無線機を識別する識別情報を前記送信要求と共に
    送出し、 前記無線接続装置は、前記携帯無線機から送出された識
    別情報に基づいてその携帯無線機がシステム内において
    使用許可されたものであるか否かを判定する判定手段
    と、前記判定手段が使用許可と判定した場合にのみ前記
    空き無線伝送路指示手段の動作を許可する制御手段とを
    具備することを特徴とする請求項1記載の情報案内シス
    テム。
  3. 【請求項3】 複数の案内情報を蓄積する情報蓄積部
    と、前記情報蓄積部に対し情報の授受を行う無線接続装
    置と、前記無線接続装置が出力する電波により形成され
    る無線ゾーン内で複数の無線伝送路により前記無線接続
    装置と接続される携帯無線機とを有し、前記携帯無線機
    と前記情報蓄積部との間で前記案内情報の伝送を行う情
    報案内システムに用いられる前記携帯無線機であって、 前記無線伝送路のいずれかを用いて前記無線接続装置と
    送受信を行う送受信手段と、 前記無線接続装置に通信要求を送出する通信要求送出手
    段と、 前記無線接続装置から空き無線伝送路が指示されると前
    記送受信手段に対しそ の無線伝送路を通信路として用いるように制御するチャ
    ネル制御手段と、前記案内情報のいずれかを指定する案
    内情報コードを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された案内情報コードを前記
    送受信手段を介して前記通信路に送出する案内情報コー
    ド送出手段と、 前記送受信手段が前記通信路を介して受信した前記案内
    情報を伝達する案内情報伝達手段とを具備することを特
    徴とする携帯無線機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0990861A (ja) * 1995-09-21 1997-04-04 Masayuki Oguri 建造物情報案内システム
JPH09269982A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Nec Corp ワイヤレスカードシステム及び情報交換方法
WO2000076154A1 (fr) * 1999-06-02 2000-12-14 Fujitsu Limited Systeme de construction d'espace de communication virtuel correspondant a de l'information de detection du monde reel
WO2001044831A1 (en) * 1999-12-16 2001-06-21 Biomotix Limited Improvements relating to information delivery

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