JPH0633444Y2 - 光ファイバコネクタ - Google Patents
光ファイバコネクタInfo
- Publication number
- JPH0633444Y2 JPH0633444Y2 JP1987134885U JP13488587U JPH0633444Y2 JP H0633444 Y2 JPH0633444 Y2 JP H0633444Y2 JP 1987134885 U JP1987134885 U JP 1987134885U JP 13488587 U JP13488587 U JP 13488587U JP H0633444 Y2 JPH0633444 Y2 JP H0633444Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- ferrule
- fiber core
- core wire
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は光ファイバコネクタに関する、特に光ファイバ
心線の先端部から露出させた光ファイバ素線を金属カラ
内に設けたキャピラリの中心線を通したフェルールをア
ダプタに挿入した光ファイバコネクタに関するものであ
る。
心線の先端部から露出させた光ファイバ素線を金属カラ
内に設けたキャピラリの中心線を通したフェルールをア
ダプタに挿入した光ファイバコネクタに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来光ファイバ心線の先端部のジャケット部を剥ぎ取り
露出させた光ファイバ素線を、金属カラ内に設けたセラ
ミック焼結材料からなるキャピラリの中心部に通したフ
ェルールをアダプタに挿入した光ファイバコネクタは、
第5図に示すように、光ファイバコード9は外側のシー
ス8、高抗張力繊維7、とファイバ心線3とより構成さ
れている。
露出させた光ファイバ素線を、金属カラ内に設けたセラ
ミック焼結材料からなるキャピラリの中心部に通したフ
ェルールをアダプタに挿入した光ファイバコネクタは、
第5図に示すように、光ファイバコード9は外側のシー
ス8、高抗張力繊維7、とファイバ心線3とより構成さ
れている。
又ファイバ心線3はジャケット2と光ファイバ素線1と
より構成されている。
より構成されている。
第4図に示すように、光ファイバコネクタのプラグに相
当するフェルールは、金属カラ5の先端にセラミック焼
結材料からなるセラミックキャピラリ6を備えており、
組立方法としては先ず金属カラ5内にエポキシ系接着剤
10を充填し、次に、あらかじめ段剥きした第5図のよう
な光ファイバ素線1をガラス毛細管11に挿入し、該ガラ
ス毛細管11と光ファイバ素線1との間隙に同じ接着剤を
塗る。
当するフェルールは、金属カラ5の先端にセラミック焼
結材料からなるセラミックキャピラリ6を備えており、
組立方法としては先ず金属カラ5内にエポキシ系接着剤
10を充填し、次に、あらかじめ段剥きした第5図のよう
な光ファイバ素線1をガラス毛細管11に挿入し、該ガラ
ス毛細管11と光ファイバ素線1との間隙に同じ接着剤を
塗る。
しかる後上記ガラス毛細管11を光ファイバ素線1に付着
させたファイバ心線3を金属カラ5内に挿入して光ファ
イバ素線1をセラミックキャピラリ内に貫通させ、その
状態でエポキシ系接着剤10を硬化させる。
させたファイバ心線3を金属カラ5内に挿入して光ファ
イバ素線1をセラミックキャピラリ内に貫通させ、その
状態でエポキシ系接着剤10を硬化させる。
ついでフェルールの端面を研磨し、光ファイバコネクタ
ハウジングを組立てプラグの組立てを完了する。
ハウジングを組立てプラグの組立てを完了する。
このような光ファイバコネクタにおいては、ガラス毛細
管11はその長さ部分で光ファイバ素線とガラス毛細管11
と金属カラ5とをエポキシ系接着剤10によって一体化
し、外からファイバ心線を引張っても切れることがな
く、又ファイバ心線がフェルール4内に余分に入り込む
こともなく安定した状態にする機能をもっていた。
管11はその長さ部分で光ファイバ素線とガラス毛細管11
と金属カラ5とをエポキシ系接着剤10によって一体化
し、外からファイバ心線を引張っても切れることがな
く、又ファイバ心線がフェルール4内に余分に入り込む
こともなく安定した状態にする機能をもっていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら光ファイバ素線1をガラス毛細管11に挿入
し、その間にエポキシ系接着剤10を塗布することは組立
上極めて能率が悪かった。
し、その間にエポキシ系接着剤10を塗布することは組立
上極めて能率が悪かった。
具体的な例を述べると光ファイバ素線1の径が125μ
m、ガラス毛細管11の内径が200μm、外径が400μm、
その長さ3mmとすると、この微小なガラス毛細管11の穴
に光ファイバ素線1を挿入するのは、手作業でやるに
は、かなり眼の疲労が伴い、連続的に量をこなすのは困
難であるし、機械的な挿入作業を考案しようとしてもか
なり高精度な高価なものになってしまうという欠点があ
った。
m、ガラス毛細管11の内径が200μm、外径が400μm、
その長さ3mmとすると、この微小なガラス毛細管11の穴
に光ファイバ素線1を挿入するのは、手作業でやるに
は、かなり眼の疲労が伴い、連続的に量をこなすのは困
難であるし、機械的な挿入作業を考案しようとしてもか
なり高精度な高価なものになってしまうという欠点があ
った。
そもそも本構造のコネクタフェルールは、ガラス毛細管
11を省くと、フェルール4内に適量な一定長の光ファイ
バ素線1及び光ファイバ心線3を挿入しかつその状態を
保つことが難しいと考えたことにあった。
11を省くと、フェルール4内に適量な一定長の光ファイ
バ素線1及び光ファイバ心線3を挿入しかつその状態を
保つことが難しいと考えたことにあった。
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、作
業能率を改善することができる新規な光ファイバコネク
タを提供することにある。
業能率を改善することができる新規な光ファイバコネク
タを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の上記目的は、光ファイバ心線の先端部のジャケ
ットを剥ぎ取って露出させた光ファイバ素線を金属カラ
内に通したフェルールをアダプタに挿入してなる光ファ
イバコネクタにおいて、ファイバ心線のフェルール挿入
口によりも後端側に位置するジャケットの局部が金属カ
ラの挿入口の内径よりも大きい外径に加熱変形され、こ
の加熱変形部が金属カラの挿入口に当接するようにして
構成されていることを特徴とする光ファイバコネクタに
よって達成される。
ットを剥ぎ取って露出させた光ファイバ素線を金属カラ
内に通したフェルールをアダプタに挿入してなる光ファ
イバコネクタにおいて、ファイバ心線のフェルール挿入
口によりも後端側に位置するジャケットの局部が金属カ
ラの挿入口の内径よりも大きい外径に加熱変形され、こ
の加熱変形部が金属カラの挿入口に当接するようにして
構成されていることを特徴とする光ファイバコネクタに
よって達成される。
本考案におけるジャケット部に加熱変形させた部分と
は、その変形によってファイバ心線がフェルール内に余
分に挿入されることを防ぐためのものであって形状は如
何なるものであってもかまわない。
は、その変形によってファイバ心線がフェルール内に余
分に挿入されることを防ぐためのものであって形状は如
何なるものであってもかまわない。
[作用] 本考案は、ファイバ心線のフェルール挿入口よりも後端
側に位置するジャケット部に加熱変形させた部分を有す
ることによって、フェルール内に挿入する光ファイバ素
線の長さを規制し、更に、必要以上にフェルール内にフ
ァイバ心線が進入することを防ぐことができる。
側に位置するジャケット部に加熱変形させた部分を有す
ることによって、フェルール内に挿入する光ファイバ素
線の長さを規制し、更に、必要以上にフェルール内にフ
ァイバ心線が進入することを防ぐことができる。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図、第2図に示す。
第2図においてファイバコード9はあらかじめ所定長シ
ースを段剥ぎされており、高抗張力繊維7を分離し、フ
ァイバ心線3のジャケット2を更に所定長取除いた光フ
ァイバ素線1の部分を露出させたものを、変形治具15の
上の位置決めホルダ13上に乗せる。
ースを段剥ぎされており、高抗張力繊維7を分離し、フ
ァイバ心線3のジャケット2を更に所定長取除いた光フ
ァイバ素線1の部分を露出させたものを、変形治具15の
上の位置決めホルダ13上に乗せる。
変形治具15は、上下にカートリッジヒータ12を備えた変
形ダイス14を鋏状に有する器具で、カートリッジヒータ
12により、変形ダイス14を所定温度に温め位置決めホル
ダーに乗せられたファイバ心線3を上下で鋏むことによ
りファイバ心線3のナイロンジャケット2を変形させ、
第1図(b)の如く変形したジャケット17の如くにし
て、フェルール挿入の際の心線のストッパーにする。
形ダイス14を鋏状に有する器具で、カートリッジヒータ
12により、変形ダイス14を所定温度に温め位置決めホル
ダーに乗せられたファイバ心線3を上下で鋏むことによ
りファイバ心線3のナイロンジャケット2を変形させ、
第1図(b)の如く変形したジャケット17の如くにし
て、フェルール挿入の際の心線のストッパーにする。
このファイバーコードの光ファイバ心線3を第1図
(a)に示すようにエポキシ系接着剤6を充填したフェ
ルール4の金属カラ5内に挿入すると、変形したジャケ
ット17によって、ファイバ心線はその端部をフェルール
内の一定位置で停止させ、フェルール内の光ファイバ素
線1は一定長エポキシ系接着剤10によって金属カラと接
着状態に保たれる。光ファイバ素線1の先端はセラミッ
クキャピラリ6の端面と揃えられ研磨された後、第3図
に示すように光コネクタハウジング18に組込んで、コネ
クタのプラグ部分を形成する。
(a)に示すようにエポキシ系接着剤6を充填したフェ
ルール4の金属カラ5内に挿入すると、変形したジャケ
ット17によって、ファイバ心線はその端部をフェルール
内の一定位置で停止させ、フェルール内の光ファイバ素
線1は一定長エポキシ系接着剤10によって金属カラと接
着状態に保たれる。光ファイバ素線1の先端はセラミッ
クキャピラリ6の端面と揃えられ研磨された後、第3図
に示すように光コネクタハウジング18に組込んで、コネ
クタのプラグ部分を形成する。
[考案の効果] 本考案はファイバ心線のフェルール挿入口よりも後端側
に位置するジャケットの局部を加熱変形させたことによ
り、光ファイバ素線をフェルールに挿入する作業を大幅
に向上することができる。
に位置するジャケットの局部を加熱変形させたことによ
り、光ファイバ素線をフェルールに挿入する作業を大幅
に向上することができる。
第1図は本考案による光コネクタフェルールの横断面図
(a)と、(b)図は加熱変形部の縦断面図、第2図は
本考案に係わる加熱変形治具の正面図、第3図は本考案
による光コネクタフェルールを組込んだ状態の光コネク
タプラグの横断面図、第4図は従来、公知の光コネクタ
フェルールの横断面図、第5図は光コネクタに使用され
る光ファイバコードの側面図である。 1:光ファイバ素線、 2:ジャケット、 3:ファイバ心線、 4:フェルール、 5:金属カラ、 6:セラミックキャピラリ、 7:高抗張力繊維、 8:シース、 9:光ファイバコード、 10:エポキシ系接着剤、 11:ガラス毛細管、 12:カートリッジヒータ、 13:位置決めホルダ 14:変形ダイス、 15:変形治具、 16:断熱剤、 17:ジャケットの加熱変形部、 18:光コネクタハウジング群。
(a)と、(b)図は加熱変形部の縦断面図、第2図は
本考案に係わる加熱変形治具の正面図、第3図は本考案
による光コネクタフェルールを組込んだ状態の光コネク
タプラグの横断面図、第4図は従来、公知の光コネクタ
フェルールの横断面図、第5図は光コネクタに使用され
る光ファイバコードの側面図である。 1:光ファイバ素線、 2:ジャケット、 3:ファイバ心線、 4:フェルール、 5:金属カラ、 6:セラミックキャピラリ、 7:高抗張力繊維、 8:シース、 9:光ファイバコード、 10:エポキシ系接着剤、 11:ガラス毛細管、 12:カートリッジヒータ、 13:位置決めホルダ 14:変形ダイス、 15:変形治具、 16:断熱剤、 17:ジャケットの加熱変形部、 18:光コネクタハウジング群。
Claims (1)
- 【請求項1】光ファイバ心線の先端部のジャケットを剥
ぎ取り光ファイバ素線を露出させた光ファイバ心線を金
属カラ内に通したフェルールをアダプタに挿入してなる
光ファイバコネクタにおいて、前記ファイバ心線の先端
部を挿入するための前記金属カラの挿入口よりも後端側
に位置する前記ジャケットの局部が前記金属カラの挿入
口の内径よりも大きい外径に加熱変形され、該加熱変形
部が前記金属カラの挿入口に当接するようにして構成さ
れていることを特徴とする光ファイバコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987134885U JPH0633444Y2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 光ファイバコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987134885U JPH0633444Y2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 光ファイバコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6438607U JPS6438607U (ja) | 1989-03-08 |
JPH0633444Y2 true JPH0633444Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31394034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987134885U Expired - Lifetime JPH0633444Y2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 光ファイバコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633444Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6157457B2 (ja) * | 2012-05-14 | 2017-07-05 | 古河電気工業株式会社 | 多心光コネクタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56138711A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-29 | Toshiba Corp | Connector for optical fiber |
JPS5867714A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-22 | Kurinatsupu Kk | 断熱材 |
JPS58128408U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-08-31 | 松下電工株式会社 | 光フアイバ−の固定構造 |
-
1987
- 1987-09-03 JP JP1987134885U patent/JPH0633444Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6438607U (ja) | 1989-03-08 |
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