JPH0633383B2 - 固形燃料 - Google Patents

固形燃料

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JPH0633383B2
JPH0633383B2 JP61136275A JP13627586A JPH0633383B2 JP H0633383 B2 JPH0633383 B2 JP H0633383B2 JP 61136275 A JP61136275 A JP 61136275A JP 13627586 A JP13627586 A JP 13627586A JP H0633383 B2 JPH0633383 B2 JP H0633383B2
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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、プラスチックスと、低発熱量の石炭灰とか
らなる圧縮成形体である固形燃料に係るものであり、特
に、廃プラスチックス及び石炭灰、廃油、食品原料の絞
りカスなどを燃料資源として再利用することができる。
[従来の技術] 最近、膨大な量のプラスチック製品が使用されている
が、それに伴って膨大な量の廃プラスチックスが発生す
る。これらの廃プラスチックスの中には可燃性のものが
多いが、そのままでは、燃焼速度が早すぎたり、発熱量
が大きすぎて、燃焼温度が高くなりすぎ、その結果、燃
焼ボイラーの隔壁などを高熱によって短期間で劣化させ
てしまったり、あるいは、燃焼中に、プラスチックス自
体が溶融して、燃焼ボイラーの壁に固着したり、溶融し
たプラスチックスが流動して燃焼を阻害したりするの
で、燃料としては使用しにくいものであった。
[発明が解決しようとする問題点] この発明者らは、廃プラスチックスなどを燃料として使
用する際の上記の種々の問題点を、同時に解決する手段
について鋭意研究した結果、石炭の通常の燃焼で得られ
る低発熱量の石炭灰をプラスチックスと配合して、その
配合物を圧縮成形したペレット上の成形体からなる固形
燃料が、前記の問題点を解消し、燃料として好適に使用
できることを見い出し、この発明を完成した。
[問題点を解決するための手段] すなわち、この発明は、プラスチックスと石炭灰とから
なる圧縮成形体であり、該石炭灰は石炭の燃焼によって
得られた無機成分30〜90重量%と炭素成分70〜1
0重量%とからなり且つ発熱量が1000〜4000k
cal/kgであるものであることを特徴とする固形燃料に関
するものである。
以下、この発明をさらに詳しく説明する。
この発明に使用されているプラスチックスは、可燃性の
ものであれば、特に限定されないが、特に、燃焼速度が
早く、燃焼後に毒性物質を多量に発生しないものが好適
であり、例えば、 (a) アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
(ABS樹脂)、アクリルニトリル−スチレン共重合体
(AS樹脂)、ポリ(メタ)アクリル酸(エステル)な
どのアクリル系樹脂、 (b) ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイソブチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのオレフィン系
重合体、ポリスチレンなどのエチレン系付加重合体、 (c) ポラブタジエン、ポリイソプレン、ブタジエン−ス
チレン共重合体などの合成ゴムまたは天然ゴム、および (d) ポリアセタール、ポリエステル、ポリアミド(ナイ
ロン−6、ナイロン−6,6など)などの縮合系重合体
からなる群から選ばれた一種または二種以上の熱可塑性
樹脂を挙げることができる。
この発明の固形燃料を成形するために使用するプラスチ
ックスは、種々のプラスチックス成形体が一時的にまた
は長期間使用された後に廃棄された廃プラスチックス、
あるいは、種々のプラスチックスの成形時に発生するオ
フ成形品、バリ部分、裁断残部又は耳部分などであれば
よく、特に、石炭灰との均一な配合や、その配合物の圧
縮成形に好適なように、粉砕、破砕、切断、引き裂きな
どの手段によって、適当な大きさ又は形状に切断または
粉砕されている粉末であることが好ましく、さらに、前
述の固形燃料の成形に使用されるプラスチックスとして
は、最大長さが約2000μm以下、特に1000μm以
下、さらに好ましくは1〜500μm程度である「微細
な粒子状(球状など)、棒状、又は短冊状の粉末」であ
ることが最適である。
前述の固形燃料は、プラスチックスが微細な粉末となる
ほど、石炭灰との均一な配合がより容易に可能となり、
その均一な配合物の圧縮成形における流動性又は成形性
がよくなり、また、得られた圧縮成形体の圧壊強度など
の強度が高くなるので適当である。
固形燃料に使用されている石炭灰は、 (i) 無機成分が30〜90重量%、好ましくは40〜8
5重量%、さらに好ましくは45〜80重量%程度の割
合で含有されており、そして、 (ii)炭素成分(可燃性有機成分、炭化水素成分または未
燃カーボン)が70〜10重量%、好ましくは60〜1
5重量%、さらに好ましくは55〜20重量%の割合で
含有されている「低発熱量の石炭灰」である。
すなわち、この発明では、石炭灰は、固形燃料内に含有
されているプラスチックスの燃焼速度を低く押えて、ま
た、そのプラスチックス自体が燃焼時に溶融して流通し
てしまうのを防止し、固形燃料の形状を保持する作用を
もつものであり、前述の組成を有するものであって、例
えば、燃料用の石炭を流動床燃焼炉などで燃焼して得ら
れる「未燃の炭素成分を約10〜70重量%で含有する
石炭灰」を挙げることができる。
特に、前記の石炭灰に含まれている無機成分は、石炭灰
に含有されて、プラスチックスと均一に配合され、そし
て、圧縮成形されて固形燃料が製造されるので、この発
明の固形燃料内に均一に分散して存在するので、 (イ) 固形燃料の燃焼速度を適度に押さえる作用 (ロ) 燃焼時の固形燃料の発熱量を押さえる作用 (ハ) 固形燃料の強度を向上させる作用、および (ニ) 燃焼時にも固形燃料の形状を保持する作用などを、
本発明の固形燃料に付与することに寄与しており、これ
はこの発明の主な特長である。
また、その無機成分としては、例えばSiO2などの珪素成
分、 AI2O3 などのアルミニウム成分、CaO 、CaCO3
どのカルシウム成分、Fe2O3 などの鉄成分、その他の金
属化合物(MgO 、 TiO、Na2O、K2O )などの無機物質を
主として挙げることができる。
この発明では、固形燃料の成形に使用される石炭灰は、
その発熱量が1000〜4000キロカロリー/kg、特
に1500〜3500キロカロリー/Kg程度であること
が、固形燃料内のプラスチックスの発熱量を押さえる上
で好ましい。
この発明の固形燃料を成形するために使用する石炭灰
は、平均粒子径が0.1〜1000μm、特に0.5〜
500μm程度である微細なものが、プラスチックスと
の均一な配合などにおいて好ましい。
この発明の固形燃料は、プラスチックスと石炭粉末との
使用量比(プラスチックス/石炭灰)が、0.2 〜2.0 g
/g、特に0.3 〜1.5 g/g程度であることが、圧縮成
形体である固形燃料の強度、発熱量、燃料速度などの点
から好ましい。また、この発明では、固形燃料における
無機成分の含有量が約5〜35重量%、特に10〜30
重量%程度であることが最適である。
この発明の固形燃料は、プラスチックスおよび石炭灰の
他に、(a) 水分、(b)果実の絞りカスなどの植物性有機
成分(植物性繊維成分)、(c) 劣化した廃潤滑油、廃油
などの油性成分、および(d) オイルコークス、(e) 高品
位石炭の少なくとも一種以上を、約55重量%以下、特
に50重量%以下であれば配合されていてもよい。
前述の場合に、その固形燃料中において、 (A) 水分の含有率は、20重量%以下、特に15重量%
以下程度であり、 (B) 植物性有機成分の含有率は、約50重量%以下、特
に45重量%以下程度であり、 (C) 油性成分の含有率は30重量%以下、特に25重量
%以下程度であり、または、 (D) オイルコークスまたは高品位石炭の含有率は、約5
5重量%以下、好ましくは50重量%以下程度であるこ
とがそれぞれ適当である。
この発明の固形燃料は、その発熱量が5000〜800
0キロカロリー/kg、特に、5500〜7500キロカ
ロリー/kg程度であり、しかも、700℃での固形燃料
(試料として径5mm及び長さ5mmである円柱状ペレット
を使用し、電気炉で燃焼する燃焼試験を行った場合)の
燃焼時間が60〜700秒、特に80〜600秒程度で
あることが好ましい。
この発明の固形燃料の製造する方法は、例えば、プラス
チックスの粉粒体と石炭灰とを、必要に応じて前述の
水、廃油などと共に、混合・配合して、次いで、二軸押
出し成形機、一軸押出成形機、ブリケットマシンなどを
使用して、前記配合物から連続的に圧縮押出し成形し
て、細い棒状の圧縮成形体を形成すると同時に、その細
い棒状の圧縮成形体を適当な長さに連続的に裁断して、
(円、角柱などの)柱状、球状、楕円球状であるペレッ
ト状の固形燃料を製造する方法を挙げることができる。
前述圧縮成形は、室温からプラスチックの軟化温度付近
までの範囲内の温度で行えばよく、例えば、約5〜25
0℃、特に10〜200℃程度、さらに好ましくは15
〜150℃程度の範囲内の温度で行えばよい。その圧縮
成形における圧縮成形体の押出成形時の温度は、最初に
室温(10〜30℃)で開始しても、圧縮成形時の発熱
によってしだいに上昇し、約50℃以上、特に60〜1
00℃程度にまで到達する。
この発明の圧縮成形体は、径が2〜50mm、特に3〜4
0mm程度であり、そして長さが2〜50mm、特に3〜4
0mm程度である円柱状又は角柱状のペレット状成形体、
または、最大径が2〜50mm、特に3〜40mm程度であ
る粒状、球状、楕円球状の成形体などが好ましい。ま
た、圧縮成形体は、厚壊強度(径5mm、長さ5mmである
円柱状ペレットの試料)が、1.5 kg以上、特に2.0 〜50
kgであることが好ましい。
前述の圧縮成形において、プラスチックスと石炭灰との
配合物に水を多量に添加して使用する場合には、この水
は主として湿式成形の助剤として作用させ、押し出され
た圧縮成形体内には約15重量%以下、特に10重量%以
下の水分含有割合とすることが好ましい。
また、前述の圧縮成形において、植物性有機成分(植物
性繊維成分)をプラスチックスと石炭灰との配合物に添
加して使用することによって、圧縮成形時に潤滑剤的な
作用効果が示され、その結果、圧縮成形における機械的
エネルギーを節約することができ、また、植物性繊維成
分を含有する圧縮成形体からなる固形燃料は、植物性繊
維成分が、その燃料時に、プラスチックスの溶融・流動
を一層防止することができ、さらに、燃料の一部として
も消費される。
このような植物性有機成分としては、各種の果実、食品
原料などの絞りカスを利用することができ、例えば、ミ
カン、コーヒー、ビール用麦、テンサイ糖、さとうき
び、醤油、しょうちゅう糖などの原料の絞りカスを挙げ
ることができる。
前記の油性成分としては、廃潤滑油、切削油などの機械
工場から出る廃油、また、化学工場などから出るトルエ
ン、スチレン、フェノールなどの廃溶剤などを挙げるこ
とができる。
さらに、前記のオイルコークスとは、石油精製過程にお
いて得られる重質の残査油を熱分解して軽質留分を回収
する際に残留する固形残査(生石油コークス)、生石油
コークスをか焼してさらに揮発分を除去し、固型炭素分
を高くしたか焼石油コークスなどの石油コークスであ
り、高品位石炭とは、無機成分の含有率が30重量%未
満である通常の石炭、無煙炭などである。
この発明では、プラスチックスと石炭灰と共に、オイル
コークスを併用すると、燃焼時間を大幅に長くすること
ができるので最適である。
[実施例] 以下、実施例によりさらに具体的に説明する。
この発明の固形燃料の実施例に使用する各原料の配合例
として、次に挙げる配合量(重量部)の割合の例を第1
表に示すことができる。
なお、それらの配合比において、廃プラスチックスは、
平均粒子径が約80μmであるABS樹脂粉末(発熱
量;10000kcal/kg)、最大長さ500μm程度の
ナイロン−6粉末(発熱量;7300 kcal/kg )、または最
大長さが500 μm程度であるポリプロピレン粉末(発熱
量;9500kcal/kg )である。
石炭灰は、約70重量%の無機物質[SiO2:30.9重量
%、Al2O3 :19.8重量%、その他(Fe2O3, CaO , Mg
O, TiO ,K2O など):各0.5 〜3重量%]を含有し、
残部が炭素成分(未燃カーボン)であり、発生熱量が25
00キロカロリー/kgである石炭灰てある。
みかんの絞りカスは、約76重量%の水分を含んでおり、
乾燥状態での発熱量が4502kcal/kgである。また、廃油
の発熱量は8600kcal/kgであ。
実施例1 配合例Iの各原料を混合期に供給し、混合・配合して得
られた配合物を、二軸圧縮(押出し)成形機(30kg/
H、動力0.5kW )で、70℃の温度で、脱水及び圧縮し
ながら押出して、その押し出された成形体を連続的に裁
断し、冷却して、径5mm、長さ5mmである円柱状ペレッ
ト(圧縮成形体、水分の含有率約5重量%)の固形燃料
を圧縮成型した。
この円柱状ペレットを電気炉内で燃焼させる燃焼試験に
よれば、700℃での着火が14秒と早く、円柱状ペレ
ットが燃焼中に簡単に崩れることがなく、また、円柱状
ペレット内のプラスチックスの溶融による電気炉壁への
固着、流動変形などがなく、その燃焼状態および燃焼効
率、(未燃炭素成分;2.5wt%)は良好であった。
その燃焼試験の結果を第1図および第2表に示す。
また、この円柱状ペレットは、流動床ボイラー内で良好
に燃焼させることができた。
この円柱状ペレットのその他の性状を第2表に示す。
比較例1 比較のために、ABS樹脂を使用した電気炉での燃焼試
験において、ABS樹脂は、ただちに溶融状態となり、
約50秒で燃えつきてしまった。
実施例2 配合例IIの各原料を使用したほかは、実施例1と同様に
して、圧縮成型体(円柱状ペレット、水分の含有率は約
4.5 重量%である)の固形燃料を圧縮成型した。
この円柱状ペレットは、実施例1で得られたペレットと
同様の燃焼状態であった。
この円柱状ペレットの性状などの第1図および第2表に
示す。
実施例3 配合例IIIの各原料を使用したほかは、実施例1と同様
にして、圧縮成型体(円柱状ペレット)の固形燃料を圧
縮成型した。
この円柱状ペレットの性状を第2表に示す。
実施例4 配合例IV(オイルコークスは約500μmの粒子状の粉
体であり、発熱量が8700kcal/kgである生石油コー
クスである)の各原料を使用したほかは、実施例1と同
様にして、圧縮成形体(円柱状ペレット)の固形燃料を
圧縮成型した。
この円柱状ペレットの性状を第2表に示す。
実施例5〜6 配合例VIまたはVIIの各原料を使用して、実施例1と同
様の形状のペレット(圧縮成型体)の固形燃料をそれぞ
れ形成した。
これらの円柱状ペレットの性状を第2表に示す。
なお、前記の実施例2〜6で得られた各ペレット(固形
燃料)は、700℃での燃焼試験における着火時間がい
ずれも約15秒以下であり、しかも、実施例1で得られ
たペレット(固形燃料)と実質的に同様の燃焼状態で燃
焼させることができる。
また、実施例1〜3および5〜6で得られた各ペレット
(固形燃料)、および比較例1で得られたABS樹脂の
ペレットについて、700℃での燃焼試験における燃焼
時間の内容を、第1図にそれぞれ詳しく示す。
実施例4で得られたペレット(固形燃料)については、
燃焼時間を900℃で行い、その結果である燃焼時間の
内容を、第1図に詳しく示す。
[発明の作用効果] この発明は、一般に燃焼速度が高く、しかも発熱量が大
きくて、そのままで燃料として使用することが問題であ
る廃プラスチックス、廃油などを、流動床ボイラーなど
に使用できる固形燃料として再利用することが可能にで
きる優れた固形燃料に関するものであり、省エネルギー
技術として極めて効果的である。
即ち、この発明の固形燃料は、 (i) 流動床ボイラーなどでも燃焼させることができる充
分な強度を有しており、 (ii)プラスチックスの燃焼速度が適当に遅くなるように
コントロールされており、 (iii)発熱量が押さえられているので燃焼によって高温
になりすぎて燃焼炉を損傷させることがほとんどなく、
また、 (iv)石炭灰によって固形燃料に内蔵されているプラスチ
ックスが溶融して燃焼炉壁に付着したり、溶融して流動
することがなく、極めて好適な燃焼状態を保持すること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の固形燃料(実施例 1〜6)、および
ABS樹脂のペレット(比較例1)の燃焼試験における
『燃焼時間の内容』を詳しく表した棒グラフ図である。 1;着火時間 2;火炎燃焼時間 3;表面燃焼時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出井 安正 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社機械・プラント事業本部 内 (56)参考文献 特開 昭61−28589(JP,A) 特開 昭57−125291(JP,A) 特開 昭59−227978(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックスと石炭灰とからなる圧縮成
    形体であり、該石炭灰は石炭の燃焼によって得られた無
    機成分30〜90重量%と炭素成分70〜10重量%と
    からなり且つ発熱量が1000〜4000kcal/kgであ
    るものであることを特徴とする固形燃料。
  2. 【請求項2】プラスチックスと石炭灰との使用量比が石
    炭灰1g当たりプラスチックス0.2〜2.0gである
    特許請求の範囲第1項記載の固形燃料。
  3. 【請求項3】発熱量が5000〜8000kcal/kgであ
    り、且つ試料として径5mm、長さ5mmの円柱状ペレット
    を使用して電気炉で700℃で燃焼する燃焼試験を行っ
    た場合の燃焼時間が60〜700秒である特許請求の範
    囲第1項記載の固形燃料。
JP61136275A 1986-06-13 1986-06-13 固形燃料 Expired - Lifetime JPH0633383B2 (ja)

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