JPH06333413A - 多灯用照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 器具本体11の下面に、長手方向が同方向に沿
って端子部46を対向させて点灯装置ユニット22を取り付
ける。対向する一対の点灯装置ユニット22の端子部46に
制御ユニット25の接続部43を電気的かつ機械的に接続
し、制御ユニット25を点灯装置ユニット22間に取り付け
る。対向する他の一対の点灯装置ユニット22の端子部46
に配線体50の接続部43を電気的かつ機械的に接続し、配
線体50を点灯装置ユニット22間に取り付ける。制御ユニ
ット25の連結端子部と配線体50の連結端子部52とに帯電
線53を接続する。点灯装置ユニット22のソケット取付部
45に、ランプソケット21のコネクタ部30を電気的かつ機
械的に接続して取り付ける。 【効果】 ランプソケット21、点灯装置ユニット22、制
御ユニット25を、一動作で電気的に接続できるとともに
位置決め固定でき、組立製造性が向上できる。多数のリ
ード線が露出せず美観が向上でき、熱によるリード線の
変質を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のランプをそれぞ
れ点灯させる点灯装置ユニットを複数設けた多灯用照明
器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の多灯用照明器具として
は、例えば図４ないし図６に示す構造のものが知られて
いる。

【０００３】この図４ないし図６に示す多灯用照明器具
は、略中央に例えば天井面などに取り付ける取付金具61
を有し下方に開口する内面に反射面62を有した薄形箱状
に器具本体63を形成している。そして、この器具本体63
の下面に、取付金具61の挿通孔64を介して図示しない電
源線に接続するキャップ体65をリード線66を介して取り
付けるとともに、常夜灯67を設けた制御ユニット68を取
り付けている。また、この器具本体63の下面には、環状
の螢光ランプ69に接続されるソケット部70を接続するソ
ケット取付部71を一端側に有し、これら螢光ランプ69を
それぞれ点灯させる点灯装置ユニット72を４つ取り付け
ている。そして、これら点灯装置ユニット72の他端側の
端子部73をそれぞれリード線66にて制御ユニット68に接
続し、これらリード線66は、図６に示すように、器具本
体63の下面に取り付けた爪部75に引っ掛けて保持してい
る。また、ソケット部70が電気的に接続された螢光ラン
プ69は、器具本体63の下面に取り付けたランプホルダ76
に固定される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
４ないし図６に示す従来の多灯用照明器具は、キャップ
体65がリード線66を有するとともに、ソケット部70と点
灯装置ユニット72、点灯装置ユニット72と制御ユニット
68とをそれぞれリード線66にて接続するため、リード線
66の接続および爪部75への結束保持が煩雑で組立製造性
が低下するとともに、誤配線を生じるおそれがある。さ
らに、螢光ランプ69が取り付けられる側の器具本体63の
下面に、多数のリード線66が露出するため、美観が損な
われるとともに、螢光ランプ69からの熱により螢光ラン
プ69の近傍に位置するリード線66が変質するおそれがあ
る。

【０００５】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、配線接続が確実で組立製造性が向上する多灯用
照明器具を提供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の多灯用照明器具
は、制御手段を内蔵するとともに、この制御手段の出力
を行う複数の接続部が設けられた制御ユニットと、点灯
手段を内蔵するとともに、一端に前記制御ユニットの前
記接続部に接続される端子部および他端に前記点灯手段
からのランプを点灯させる出力を行う取付部がそれぞれ
設けられた複数の点灯装置ユニットと、前記ランプが接
続されるとともに、前記点灯装置ユニットの取付部に接
続されるソケット部が設けられた複数のランプソケット
と、前記制御ユニットおよび前記点灯装置ユニットの少
なくともいずれか一方が取り付けられる器具本体とを具
備したものである。

【０００７】

【作用】本発明の多灯用照明器具は、制御ユニットの複
数の接続部にそれぞれ点灯装置ユニットの端子部を接続
することにより、制御手段と点灯手段とを電気的に接続
するとともに、制御ユニットと点灯装置ユニットとを機
械的に接続し、点灯装置ユニットの取付部にランプソケ
ットのコネクタ部を接続することにより、点灯手段とラ
ンプとを電気的に接続するとともに、点灯装置ユニット
とランプソケットとを機械的に接続し、制御ユニットお
よび点灯装置ユニットの少なくともいずれか一方を器具
本体に取り付けるため、簡単な動作で電気的かつ機械的
に取り付けられるので、組立製造性が向上する。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。

【０００９】図１ないし図３において、11は器具本体
で、この器具本体11は、正方形状の天板部12の周縁が下
方に略垂直に折曲され、下面に反射面13が設けられた下
面を開口する薄形箱状に形成されている。また、この器
具本体11の天板部12の略中央には、円形の開口部14が形
成され、この開口部14には、環状の取付金具16が回転自
在に取り付けられ、この取付金具16には、中央に図示し
ない電源線に接続するための挿通孔17が開口形成されて
いる。そして、この取付金具16には、図示しない天井面
に取り付けられ電源線に接続されたシーリングに係止さ
れるだるま孔状の取付孔18が穿設されている。

【００１０】また、この器具本体11の下面には、長手方
向が同方向に沿って開口部14の中心から等距離となるよ
うに、環状の螢光ランプ20を接続するランプソケット21
が取り付けられ、螢光ランプ20を点灯させる図示しない
点灯手段としてのインバータ点灯回路などが内蔵された
矩形状の点灯装置ユニット22が４つ取り付けられてい
る。さらに、器具本体11の下面には、図示しないプルス
イッチが設けられているとともに、シーリングに接続さ
れるキャップ体24が設けられ螢光ランプ20の点灯状態な
どを制御する制御ユニット25が取り付けられている。

【００１１】そして、ランプソケット21は、一端側に環
状の螢光ランプ20の口金27が接続される図示しないソケ
ット部を有し、螢光ランプ20の外周面に沿った凹弧状の
保持部28が形成されている。さらに、ランプソケット21
の他端側には、ソケット部に導通する端子金具29が設け
られ、点灯装置ユニット22に電気的かつ機械的にコネク
タ接続されるコネクタ部30が形成されている。

【００１２】また、制御ユニット25は、直方体形状の本
体部32が形成され、この本体部32の長手方向の一側面に
は、先端にキャップ体24が取り付けられた電線33が導出
され、他側面には、プルスイッチの引き紐34が導出され
ている。さらに、本体部32の下面には、常夜灯35が装着
されている。

【００１３】そして、本体部32の長手方向の両端には、
長手方向に沿って中空の台座部37が突出形成されてい
る。そして、この台座部37の下面の略中央には、雌ねじ
部38が形成され、この雌ねじ部38には、螢光ランプ20を
保持するホルダ39がねじ40にて取り付けられる。さら
に、台座部37の先端には、下方に傾斜して中空の脚部42
が形成され、この脚部42の先端には、端子金具29が設け
られ点灯装置ユニット22に電気的かつ機械的にコネクタ
接続される接続部43が形成されて、制御ユニット25が一
体的に形成されている。

【００１４】また、接続部43の端子金具29は、制御ユニ
ット25内に配設されたプルスイッチなどに、中空の台座
部37および脚部42を介して接続されている。

【００１５】さらに、一方の台座部37の本体部32のキャ
ップ体24が導出された側の側面には、各接続部43の端子
金具29に導通する図示しない連結端子部が設けられてい
る。

【００１６】一方、点灯装置ユニット22は、長手方向の
一端側にランプソケット21のコネクタ部30を電気的かつ
機械的にコネクタ接続する取付部としてのソケット取付
部45が長手方向に沿って突設されている。さらに、点灯
装置ユニット22の他端側には、制御ユニット25の接続部
43を電気的かつ機械的にコネクタ接続する端子部46が長
手方向に沿って突設されている。そして、点灯装置ユニ
ット22は、端子部46が所定の距離を介して互いに対向す
るように、ソケット取付部45および端子部46の先端に突
設された取付片部47のねじ孔48を介して、器具本体11に
図示しないねじにて取り付けられている。

【００１７】また、50は配線体で、この配線体50は、角
筒状の筒体部51が形成され、この筒体部51の長手方向の
両端近傍の下面に、制御ユニット25と同様に、螢光ラン
プ20を保持するホルダ39がねじ40にて取り付けられる雌
ねじ部38が設けられている。さらに、この筒体部51の長
手方向の両端に、制御ユニット25の脚部42と同形状に、
傾斜して形成された中空の脚部42、および、端子金具29
が設けられた接続部43が形成されている。また、筒体部
51の制御ユニット25の連結端子部と対向する一側面に
は、接続部43の端子金具29とそれぞれ導通するように、
連結端子部52が形成されている。

【００１８】そして、器具本体11に取り付けられた点灯
装置ユニット22の対向する一対の端子部46間には、制御
ユニット25の接続部43が電気的かつ機械的にコネクタ接
続されて、制御ユニット25が点灯装置ユニット22間に架
設するように取り付けられ、もう一対の端子部46間に
は、配線体50の接続部43が電気的かつ機械的にコネクタ
接続されて、配線体50が架設するように取り付けられて
いる。さらに、制御ユニット25の連結端子部と配線体50
の連結端子部52とに、複数のリード線が一体的に帯状に
形成された帯電線53の両端が接続され、各点灯装置ユニ
ット22が制御ユニット25に接続されている。

【００１９】次に、本実施例の取り付け動作を説明す
る。

【００２０】取付金具16を取り付けた器具本体11の天板
部12の下面に、開口部14の中心から等距離で、長手方向
が同方向に沿って端子部46が所定の距離を介して互いに
対向するように、点灯装置ユニット22を取付片部47のね
じ孔48をねじ止めして４つ取り付ける。

【００２１】次に、あらかじめ組み立てた制御ユニット
25を、対向する一対の点灯装置ユニット22の端子部46に
制御ユニット25の接続部43を電気的かつ機械的にコネク
タ接続して、点灯装置ユニット22の点灯手段と制御ユニ
ット25の制御手段とを電気的に接続し、制御ユニット25
を点灯装置ユニット22間に架設するように取り付け、器
具本体11にねじ40にて固定する。また、あらかじめ組み
立てた配線体50を、対向する他の一対の点灯装置ユニッ
ト22の端子部46に配線体50の接続部43を電気的かつ機械
的にコネクタ接続し、配線体50を点灯装置ユニット22間
に架設するように取り付け、器具本体11に図示しないね
じにて固定する。さらに、制御ユニット25の連結端子部
と配線体50の連結端子部52とに、帯電線53の両端を接続
する。

【００２２】次に、点灯装置ユニット22のソケット取付
部45に、ランプソケット21のコネクタ部30を電気的かつ
機械的にコネクタ接続して、制御ユニット25の制御手段
とランプソケット21の螢光ランプ20に接続されるソケッ
ト部とを電気的に接続し、器具本体11にねじ40にて固定
する。さらに、制御ユニット25および配線体50の雌ねじ
部38にホルダ39をねじ40にて取り付ける。

【００２３】そして、この器具本体11を、図示しない天
井面に取り付けたシーリングに、取付金具16の取付孔18
を係止して天井面に取り付け、取付金具16の挿通孔17を
介して制御ユニット25のキャップ体24をシーリングに接
続する。

【００２４】したがって、ランプソケット21と点灯装置
ユニット22と、点灯装置ユニット22と制御ユニット25と
を、それぞれ複数のリード線にて接続して結束する必要
がなく、コネクタ接続による一動作で接続配線ができる
とともに位置決め固定でき、組立製造性が向上できる。
また、多数のリード線が露出せず、美観が向上できると
ともに、螢光ランプ20からの熱によりリード線の変質も
防止できる。

【００２５】また、制御ユニット25は、プルスイッチ、
リモコンスイッチ等の複数の制御方式態様のものに簡単
に取換えることができる。

【００２６】なお、上記実施例において、環状の螢光ラ
ンプ20を装着して説明したが、直管型の螢光ランプ20な
どのいずれのものでもよく、複数の螢光ランプ20および
これら螢光ランプ20を点灯させる複数の点灯装置ユニッ
ト22を有したいずれの多灯用照明器具でも、同様の効果
が得られる。

【００２７】

【発明の効果】本発明の多灯用照明器具によれば、制御
ユニットの複数の接続部にそれぞれ点灯装置ユニットの
端子部を接続することにより、制御手段と点灯手段とを
電気的に接続するとともに、制御ユニットと点灯装置ユ
ニットとを機械的に接続し、点灯装置ユニットの取付部
にランプソケットのコネクタ部を接続することにより、
点灯手段とランプとを電気的に接続するとともに、点灯
装置ユニットとランプソケットとを機械的に接続し、制
御ユニットおよび点灯装置ユニットの少なくともいずれ
か一方を器具本体に取り付けるため、簡単な動作で電気
的かつ機械的に取り付けでき、組立製造性を向上でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の照明器具の一実施例を示す一部を切り
欠いた分解斜視図である。

【図２】同上平面図である。

【図３】同上断面図である。

【図４】従来の照明器具の一実施例を示す平面図であ
る。

【図５】同上断面図である。

【図６】同上爪部近傍の拡大斜視図である。

【符号の説明】

11 器具本体 20 ランプ 21 ランプソケット 22 点灯装置ユニット 25 制御ユニット 30 コネクタ部 43 接続部 45 取付部としてのソケット取付部 46 端子部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 制御手段を内蔵するとともに、この制御
   手段の出力を行う複数の接続部が設けられた制御ユニッ
   トと、 点灯手段を内蔵するとともに、一端に前記制御ユニット
   の前記接続部に接続される端子部および他端に前記点灯
   手段からのランプを点灯させる出力を行う取付部がそれ
   ぞれ設けられた複数の点灯装置ユニットと、 前記ランプが接続されるとともに、前記点灯装置ユニッ
   トの取付部に接続されるコネクタ部が設けられた複数の
   ランプソケットと、 前記制御ユニットおよび前記点灯装置ユニットの少なく
   ともいずれか一方が取り付けられる器具本体とを具備し
   たことを特徴とする多灯用照明器具。