JPH06331A - 冷蔵庫等の脱臭装置 - Google Patents

冷蔵庫等の脱臭装置

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JPH06331A
JPH06331A JP4159229A JP15922992A JPH06331A JP H06331 A JPH06331 A JP H06331A JP 4159229 A JP4159229 A JP 4159229A JP 15922992 A JP15922992 A JP 15922992A JP H06331 A JPH06331 A JP H06331A
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cover
heater
deodorant
refrigerator
deodorant body
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JP4159229A
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Mitsuaki Sowa
光昭 租和
Satoshi Nanri
聡 南里
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくでき、その分構造を簡素化
できると共に、コストの低減化も図る。 【構成】 ヒータ21を上方から覆うカバー22の下面
22bに複数個の凸部24を設け、脱臭体25を収納す
る凹部27を有する金網26を、カバー22に例えばス
ポット溶接により固着することによって、脱臭体25を
カバー22に取り付けている。カバー22の下面22b
と脱臭体25との間には凸部24部分を除いて空間部2
8が形成されており、その空間部28が断熱材の作用を
発揮する。このものによれば、従来必要としていた専用
の保持具及び断熱材を不要にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等の庫内の空気
に含まれる臭気成分を除去するための冷蔵庫等の脱臭装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫においては、吸着剤と酸化
触媒とを組み合わせた脱臭体と、この脱臭体を適宜加熱
するヒータとを用いた脱臭装置が実用化されている。
【0003】この脱臭装置は、冷蔵庫の庫内空気が循環
する循環路の一部を構成する冷却器室に配設されるよう
になっており、具体的には図5及び図6に示すように構
成されている。なお、図5は組み付け後の状態を示し、
図6は組み付ける前の状態を示している。
【0004】すなわち、冷却器の下方に配置される除霜
用のヒータ1には、これを上方から覆うようにカバー2
が取り付けられるようになっている。このカバー2をヒ
ータ1に取り付ける前の状態において、図6におけるカ
バー2の上面には、複数対の爪3aを有する金属製の保
持具3を例えばスポット溶接により固着していて、その
保持具3上に、帯状の断熱材4と矩形状をなす複数個の
脱臭体5を順に配置した後、金網6を被せ、各爪3aを
内側へ倒すことにより金網6を介して脱臭体5を保持し
た状態とする。
【0005】このようにカバー2に脱臭体5を保持させ
た状態で、そのカバー2を、図5に示すように金網6が
ヒータ1側となるようにして、ヒータ1にこれを上方か
ら覆うように取り付け、この後、ヒータ1ごと冷蔵庫の
冷却器室に組み込む。
【0006】而して、上記脱臭体5は、例えばシリカ系
の吸着剤から成る吸着剤層5aの表面に白金から成る触
媒層5bを設けた構成であり、空気に含まれる臭気成分
を吸着剤層5aにおいて吸着して除去し、除霜時にヒー
タ1により加熱されることによって、吸着剤層5aから
臭気成分を脱着すると共にその脱着された臭気成分を触
媒層5bにおいて酸化分解する機能を有している。
【0007】ここで、上記断熱材4は、除霜時(ヒータ
1の発熱時)において冷却器からの除霜水がカバー2に
滴下した際に、脱臭体5が急激に温度低下することを極
力防止する機能がある。また、金網6は、ヒータ1の熱
を受けて熱伝導によって脱臭体5の表面全体を極力均一
に加熱する機能と、脱臭体5を保持する機能と、脱臭体
5が万一破損してもそれの落下飛散を防止する機能とが
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構成のものでは、カバー2に脱臭体5を取り付け
るために必要な部品点数が多く、構造が複雑であり、ま
た、コストも高くなるという欠点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、部品点数を少な
くでき、その分構造を簡素化できると共に、コストの低
減化も図ることができる冷蔵庫等の脱臭装置を提供する
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、冷蔵庫等の庫内の空気が循環する循環
路中に配置されて臭気成分を吸着すると共に加熱される
ことによりその臭気成分を酸化分解する脱臭体と、この
脱臭体の下方近傍に配置され通断電制御されて前記脱臭
体を加熱するヒータと、前記脱臭体を上方から覆うよう
に配置され下面に複数個の凸部を有したカバーと、熱伝
導率の高い材料にて多数の透孔を有するように形成され
ると共に凹部を有し、その凹部に前記脱臭体を収納した
状態で前記カバーに固着されることにより脱臭体を前記
凸部に宛がうようにして保持する覆い部材とを具備して
成る構成としたところに特徴を有する。
【0011】
【作用】上記した手段によれば、覆い部材の凹部に脱臭
体を収納した状態で、その覆い部材をカバーに固着する
ことによって脱臭体をカバーに取り付けるようにしてい
るから、従来必要としていた複数対の爪を有した保持具
を不要にできる。
【0012】また、カバーの下面に設けられた凸部に脱
臭体を宛がうようにすることで、カバーの下面と脱臭体
の上面との間には空気層が形成されるようになり、その
空気層が従来の断熱材の作用を発揮するようになるか
ら、断熱材も不要にできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1ないし図
4を参照して説明する。冷蔵庫の縦断面構造を示す図4
において、冷蔵庫本体11は、冷蔵室12、上下二段の
冷凍室13及び14、野菜室15、図示しない製氷室等
を備えた構造となっており、背面下部にコンプレッサ1
6が設けられている。そして、冷凍室13,14の背面
部位には、庫内の空気が循環する循環路の一部を構成す
る冷却器室17が形成されており、この冷却器室17内
に、冷却器18、送風ファン19、及び後述する脱臭装
置20等が配設されている。なお、脱臭装置20は、冷
却器18の下方に配置されている。
【0014】ここで、コンプレッサ16及び送風ファン
19が運転されると、冷却器18により冷却された冷却
器室17内の空気が、冷凍室13,14及び製氷室に直
接的に供給された後に当該冷却器室17に戻されると共
に、ダンパ装置12aを介して冷蔵室12を通り野菜室
15内に供給された後に冷却器室17内に戻されるとい
うように循環され、もって各室が冷却されるようになっ
ている。
【0015】さて、脱臭装置20について、図1ないし
図3を参照して詳述する。ヒータ21は、除霜ヒータを
兼用する例えばガラス管ヒータから成るもので、冷却器
18の下方において左右方向に延びるように配設されて
おり、冷却器18の除霜時に通電され、それ以外は断電
されるというように通断電制御される。
【0016】ヒータ21を上方から覆うようにカバー2
2が配置されており、このカバー22は、アルミニウム
等の金属板により形成されていて、両端部がヒータ21
における支持部材23に爪23aを介して取り付けられ
ている。このカバー22には前縁部及び後縁部に垂下部
22aが形成されていると共に、下面22bに複数個の
凸部24が形成されている。そして、このカバー22の
下方には、例えば3個の脱臭体25を、熱伝導率の高い
材料にて多数の透孔を有するように形成された覆い部材
を構成する金網26を介して取り付けている。
【0017】上記脱臭体25は、多孔質の矩形板状をな
すもので、例えばシリカ系の吸着剤を固化させて成る吸
着剤層25aと、この吸着剤層25aの表面に添着され
た白金などの酸化触媒から成る触媒層25bとの二層構
造をなしている。
【0018】そして、上記金網26は、脱臭体25に対
応する3個の凹部27を予め形成していて、各凹部27
に脱臭体25を収納する状態で、複数箇所をスポット溶
接することによって上記カバー22に固着しており、こ
の金網26をカバー22の下面22bに固着することに
よって、各脱臭体25をその上面が凸部24に宛がわれ
るようにして保持している。各脱臭体25は各凹部27
によって位置決めされずれが防止されており、また、脱
臭体25とカバー22の下面22bとの間には、凸部2
4部分を除いて空間部28が形成されている。
【0019】ここで、斯様な脱臭装置20は次のように
して組み付ける。まず、カバー22をヒータ21に取り
付ける前において、図3に示すように、カバー22の下
面22bを上向きにした状態で、その下面22b上に各
脱臭体25を配置し、この後、金網26を被せ、金網2
6の複数箇所をスポット溶接する。これにより、脱臭体
25をカバー22に取り付けることができる。そして、
脱臭体25を取り付けたカバー22を、図1及び図2に
示すように金網26がヒータ21側となるようにして、
両端部をヒータ21における支持部材23の爪23aに
取り付け、この後、カバー22が上側となるようにし
て、ヒータ21ごと冷蔵庫本体11の冷却器室17内に
組み込む。
【0020】さて、上記構成において、コンプレッサ1
6及び送風ファン19が運転された冷蔵庫の冷却運転時
には、庫内の空気が冷却器室17を通して循環される。
このとき、冷却器室17内を通る空気が脱臭装置20に
おける各脱臭体25と接触し、その空気に含まれた臭気
成分が吸着剤層25aに吸着されて除去される。
【0021】一方、コンプレッサ16の運転積算時間が
所定値に達すると、コンプレッサ16及び送風ファン1
9の運転が停止される一方、ヒータ21が通電されて冷
却器18の除霜運転が開始される。そのヒータ21の発
熱により、冷却器18が加熱されてこれの除霜が行わ
れ、これと共に各脱臭体25が加熱される。
【0022】脱臭体25はヒータ21の輻射熱により加
熱されると共に、金網26の熱伝導によっても加熱され
るから、全体が極力均一に加熱されるようになる。脱臭
体25は、加熱によりこれが所定温度以上になると、吸
着剤層25aにて吸着されていた臭気成分が脱着され、
これと共に触媒層25bにおいてその臭気成分が酸化分
解されて除去されるようになる。脱臭体25は、このよ
うに加熱されて臭気成分を脱着することにより吸着機
能、すなわち脱臭機能が再生される。
【0023】ここで、脱臭体25及びヒータ21はカバ
ー22により上方から覆われているから、冷却器18の
除霜に伴う除霜水がそれら脱臭体25及びヒータ21に
直接当たることが防止される。また、カバー22は除霜
水で温度低下することになるが、該カバー22の下面2
2bと脱臭体25の上面との間には空間部28が形成さ
れているから、その空間部28の空気層によって脱臭体
25が温度低下することが極力防止されるようになる。
従って、その空間部28の空気層が従来の断熱材として
作用することになる。
【0024】さらに、脱臭体25は金網26によって覆
われているから、万一脱臭体25が破損したとしても、
その金網26によって脱臭体25が落下飛散することが
防止される。
【0025】そして、冷却器18の温度が所定の除霜完
了温度に達すると、ヒータ21が断電されて除霜運転が
終了され、この後、コンプレッサ16及び送風ファン1
9が運転されて再び冷却運転が開始される。これに伴い
脱臭体25の温度も低下し、脱臭体25は上述と同様に
して臭気成分を再び吸着するようになる。
【0026】斯様な本実施例によれば、金網26をカバ
ー22に取り付けることによって、脱臭体25をカバー
22に取り付けるようにしているから、従来必要として
いた複数対の爪を有した保持具を不要にできる。しか
も、カバー22の下面22bに設けられた凸部24に脱
臭体25を宛がうようにすることで、カバー22の下面
22bと脱臭体25の上面との間には空気層が形成され
るようになり、その空気層が従来の断熱材の作用を発揮
するようになるから、従来必要としていた断熱材も不要
にできる。従って、従来必要としていた保持具及び断熱
材を不要にできて部品点数を少なくでき、その分構造を
簡素化できると共に、コストの低減化も図ることができ
る。
【0027】なお、本発明は上記しかつ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、例えばヒータ21
としては除霜ヒータを兼用しない専用のヒータを用いる
ようにしても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
形して実施できる。
【0028】
【発明の効果】以上の記述にて明らかなように、本発明
によれば、従来必要としていた保持具及び断熱材を不要
にできて部品点数を少なくでき、その分構造を簡素化で
きると共に、コストの低減化も図ることができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の縦断正面図
【図2】要部の縦断側面図
【図3】要部の分解斜視図
【図4】冷蔵庫の縦断側面図
【図5】従来構成を示す図2相当図
【図6】図3相当図
【符号の説明】
11は冷蔵庫本体、17は冷却器室(循環路)、20は
脱臭装置、21はヒータ、22はカバー、22bは下
面、24は凸部、25は脱臭体、25aは吸着剤層、2
5bは触媒層、26は金網(覆い部材)、27は凹部、
28は空間部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫等の庫内の空気が循環する循環路
    中に配置されて臭気成分を吸着すると共に加熱されるこ
    とによりその臭気成分を酸化分解する脱臭体と、この脱
    臭体の下方近傍に配置され通断電制御されて前記脱臭体
    を加熱するヒータと、前記脱臭体を上方から覆うように
    配置され下面に複数個の凸部を有したカバーと、熱伝導
    率の高い材料にて多数の透孔を有するように形成される
    と共に凹部を有し、その凹部に前記脱臭体を収納した状
    態で前記カバーに固着されることにより脱臭体を前記凸
    部に宛がうようにして保持する覆い部材とを具備して成
    る冷蔵庫等の脱臭装置。
JP4159229A 1992-06-18 1992-06-18 冷蔵庫等の脱臭装置 Pending JPH06331A (ja)

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EP93303479A EP0577251B1 (en) 1992-06-18 1993-05-05 Deodorizer for refrigerator or the like
DE69300086T DE69300086T2 (de) 1992-06-18 1993-05-05 Desodorisierungsvorrichtung für Kühlschrank oder dergleichen.
KR1019930011244A KR970005539B1 (ko) 1992-06-18 1993-06-17 냉장고의탈취장치

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KR970005539B1 (ko) 1997-04-17
KR940000838A (ko) 1994-01-10
EP0577251B1 (en) 1995-03-15
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