JPH06238121A - 冷蔵庫等の脱臭装置 - Google Patents
冷蔵庫等の脱臭装置Info
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- JPH06238121A JPH06238121A JP5030155A JP3015593A JPH06238121A JP H06238121 A JPH06238121 A JP H06238121A JP 5030155 A JP5030155 A JP 5030155A JP 3015593 A JP3015593 A JP 3015593A JP H06238121 A JPH06238121 A JP H06238121A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L9/00—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
- A61L9/015—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone
- A61L9/02—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone using substances evaporated in the air by heating or combustion
- A61L9/03—Apparatus therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D17/00—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
- F25D17/04—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
- F25D17/042—Air treating means within refrigerated spaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/04—Treating air flowing to refrigeration compartments
- F25D2317/041—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
- F25D2317/0415—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by deodorizing
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱臭体に対する加熱効率の向上を図ることが
でき、ひいては脱臭性能の向上を図る。 【構成】 ヒータ22におけるヒータ本体23とこれを
上方から覆うカバー25との間に、脱臭体29及び金網
30を挟持する構成としている。脱臭体29の下面には
ヒータ本体23の外面に沿った凹部34を形成し、この
凹部34を金網30に形成した溝部35を介してヒータ
本体23の外面に嵌合させている。この構成によれば、
金網30とヒータ本体23との接触面積を大きくできる
から、ヒータ本体23の熱を脱臭体29の加熱に一層有
効に利用でき、脱臭体29に対する加熱効率の向上を図
ることができる。
でき、ひいては脱臭性能の向上を図る。 【構成】 ヒータ22におけるヒータ本体23とこれを
上方から覆うカバー25との間に、脱臭体29及び金網
30を挟持する構成としている。脱臭体29の下面には
ヒータ本体23の外面に沿った凹部34を形成し、この
凹部34を金網30に形成した溝部35を介してヒータ
本体23の外面に嵌合させている。この構成によれば、
金網30とヒータ本体23との接触面積を大きくできる
から、ヒータ本体23の熱を脱臭体29の加熱に一層有
効に利用でき、脱臭体29に対する加熱効率の向上を図
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等の庫内の空気
に含まれる臭気成分を除去するための冷蔵庫等の脱臭装
置に関する。
に含まれる臭気成分を除去するための冷蔵庫等の脱臭装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫においては、庫内に収容さ
れた食品等から発生する臭気成分を除去するために、吸
着剤と酸化触媒とを組み合わせた脱臭体と、この脱臭体
を適宜加熱するヒータとを用いた脱臭装置が実用化され
ている。
れた食品等から発生する臭気成分を除去するために、吸
着剤と酸化触媒とを組み合わせた脱臭体と、この脱臭体
を適宜加熱するヒータとを用いた脱臭装置が実用化され
ている。
【0003】この脱臭装置は、冷蔵庫の庫内空気が循環
する循環路の一部を構成する冷却器室内に配設されるよ
うになっており、具体的には図8ないし図10に示すよ
うに構成されている。なお、図8及び図9は組み付け後
の状態を示し、図10は組み付ける前の状態を示してい
る。
する循環路の一部を構成する冷却器室内に配設されるよ
うになっており、具体的には図8ないし図10に示すよ
うに構成されている。なお、図8及び図9は組み付け後
の状態を示し、図10は組み付ける前の状態を示してい
る。
【0004】すなわち、冷却器の下方に配置される除霜
用のヒータ1は、ガラス管ヒータから成るヒータ本体2
と、これに下方から取着される下カバー3とから構成さ
れていて、このヒータ1には、ヒータ本体2を上方から
覆うようにカバー4が取り付けられるようになってい
る。
用のヒータ1は、ガラス管ヒータから成るヒータ本体2
と、これに下方から取着される下カバー3とから構成さ
れていて、このヒータ1には、ヒータ本体2を上方から
覆うようにカバー4が取り付けられるようになってい
る。
【0005】カバー4をヒータ1に取り付ける前の状態
において、図10におけるカバー4の内面には、複数対
の爪5aを有する金属製の固定金具5が例えばスポット
溶接により固着されていて、その固定金具5上に、帯状
の断熱材6と矩形板状をなす複数個の脱臭体7を順に配
置し、この後、金網8を被せ、各爪5aを内側へ倒すこ
とにより、カバー4に金網8を介して脱臭体7を保持し
た状態とする。
において、図10におけるカバー4の内面には、複数対
の爪5aを有する金属製の固定金具5が例えばスポット
溶接により固着されていて、その固定金具5上に、帯状
の断熱材6と矩形板状をなす複数個の脱臭体7を順に配
置し、この後、金網8を被せ、各爪5aを内側へ倒すこ
とにより、カバー4に金網8を介して脱臭体7を保持し
た状態とする。
【0006】そして、このように脱臭体7を保持したカ
バー4を、図8及び図9に示すように、金網8がヒータ
本体2側になるようにして、下カバー3に設けられた複
数の爪部3aに該カバー4に形成された取付け孔4aを
嵌合させると共に、各爪部3aを折り曲げることによ
り、ヒータ1にヒータ本体2を上方から覆うように取り
付ける。このように構成された脱臭装置9は、冷蔵庫の
図示しない冷却室内に組み込まれる。
バー4を、図8及び図9に示すように、金網8がヒータ
本体2側になるようにして、下カバー3に設けられた複
数の爪部3aに該カバー4に形成された取付け孔4aを
嵌合させると共に、各爪部3aを折り曲げることによ
り、ヒータ1にヒータ本体2を上方から覆うように取り
付ける。このように構成された脱臭装置9は、冷蔵庫の
図示しない冷却室内に組み込まれる。
【0007】しかして、上記脱臭体7は、例えばシリカ
系の吸着剤から成る吸着剤層7aの表面に白金から成る
触媒層7bを設けた構成であり、冷却器室を通る空気と
接触してその空気に含まれる臭気成分を吸着剤層7aに
おいて吸着して除去し、冷却器の除霜時にヒータ本体2
により加熱されることによって、吸着剤層7aから臭気
成分を脱着すると共にその脱着された臭気成分を触媒層
7bにおいて酸化分解する機能を有している。
系の吸着剤から成る吸着剤層7aの表面に白金から成る
触媒層7bを設けた構成であり、冷却器室を通る空気と
接触してその空気に含まれる臭気成分を吸着剤層7aに
おいて吸着して除去し、冷却器の除霜時にヒータ本体2
により加熱されることによって、吸着剤層7aから臭気
成分を脱着すると共にその脱着された臭気成分を触媒層
7bにおいて酸化分解する機能を有している。
【0008】ここで、上記断熱材6は、冷却器の除霜時
(ヒータ本体2の発熱時)において冷却器からの除霜水
がカバー4に滴下した際に、脱臭体7が急激に温度低下
して破損することを防止する機能がある。また、金網8
は、脱臭体7を保持する機能と、ヒータ本体2の熱を受
けて熱伝導によって脱臭体7の表面全体を極力均一に加
熱する機能と、脱臭体7が万一破損してもそれの落下飛
散を防止する機能とがある。
(ヒータ本体2の発熱時)において冷却器からの除霜水
がカバー4に滴下した際に、脱臭体7が急激に温度低下
して破損することを防止する機能がある。また、金網8
は、脱臭体7を保持する機能と、ヒータ本体2の熱を受
けて熱伝導によって脱臭体7の表面全体を極力均一に加
熱する機能と、脱臭体7が万一破損してもそれの落下飛
散を防止する機能とがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構成のものにおいては、脱臭体7の下面を金網8
を介してヒータ本体2に当接させようとしても、金網8
とヒータ本体2とは線でしか接触させることができない
ため、金網8とヒータ本体2との接触面積を大きくする
ことができず、脱臭体7に対する加熱効率が今一つ悪
く、脱臭体7に対する加熱効率を向上させることが一つ
の課題となっている。脱臭体7に対する加熱効率が悪い
と、臭気成分を酸化分解する機能が低下し、ひいては脱
臭性能が低下してしまう。
た従来構成のものにおいては、脱臭体7の下面を金網8
を介してヒータ本体2に当接させようとしても、金網8
とヒータ本体2とは線でしか接触させることができない
ため、金網8とヒータ本体2との接触面積を大きくする
ことができず、脱臭体7に対する加熱効率が今一つ悪
く、脱臭体7に対する加熱効率を向上させることが一つ
の課題となっている。脱臭体7に対する加熱効率が悪い
と、臭気成分を酸化分解する機能が低下し、ひいては脱
臭性能が低下してしまう。
【0010】また、従来のものでは、脱臭体7をカバー
4に取り付けるために固定金具5を別途必要としている
と共に、断熱材6も別途必要としているため、部品点数
が多く、その分コストが高くなるという欠点もあった。
4に取り付けるために固定金具5を別途必要としている
と共に、断熱材6も別途必要としているため、部品点数
が多く、その分コストが高くなるという欠点もあった。
【0011】しかも、脱臭体7の上面は断熱材6によっ
て閉塞された状態となっているため、その部分は臭気成
分の吸着機能が発揮できず、脱臭体7の脱臭のための有
効面積を小さくしているという欠点もあった。
て閉塞された状態となっているため、その部分は臭気成
分の吸着機能が発揮できず、脱臭体7の脱臭のための有
効面積を小さくしているという欠点もあった。
【0012】そこで、本発明の目的は、脱臭体に対する
加熱効率の向上を図ることができ、ひいては脱臭性能の
向上を図ることができまた、部品点数を少なくできてコ
ストの低減化に寄与でき、さらには脱臭体の脱臭のため
の有効面積を大きくすることができる冷蔵庫等の脱臭装
置を提供するにある。
加熱効率の向上を図ることができ、ひいては脱臭性能の
向上を図ることができまた、部品点数を少なくできてコ
ストの低減化に寄与でき、さらには脱臭体の脱臭のため
の有効面積を大きくすることができる冷蔵庫等の脱臭装
置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、冷蔵
庫等の庫内の空気が循環する循環路中に配設されるヒー
タと、このヒータを上方から覆うように設けられるカバ
ーと、これらヒータとカバーとの間に配置され、前記循
環路を流れる空気と接触してその空気に含まれる臭気成
分を吸着すると共に前記ヒータにより加熱されることに
よりその臭気成分を酸化分解する脱臭体と、熱伝導性材
料により多数の孔を有するように形成され、前記脱臭体
を下方から覆うように設けられる覆い部材とを具備した
冷蔵庫等の脱臭装置において、前記脱臭体の下面に前記
ヒータの外面に沿った凹部を形成し、この凹部を前記覆
い部材を介してヒータの外面に嵌合させたことを特徴と
するものである。
庫等の庫内の空気が循環する循環路中に配設されるヒー
タと、このヒータを上方から覆うように設けられるカバ
ーと、これらヒータとカバーとの間に配置され、前記循
環路を流れる空気と接触してその空気に含まれる臭気成
分を吸着すると共に前記ヒータにより加熱されることに
よりその臭気成分を酸化分解する脱臭体と、熱伝導性材
料により多数の孔を有するように形成され、前記脱臭体
を下方から覆うように設けられる覆い部材とを具備した
冷蔵庫等の脱臭装置において、前記脱臭体の下面に前記
ヒータの外面に沿った凹部を形成し、この凹部を前記覆
い部材を介してヒータの外面に嵌合させたことを特徴と
するものである。
【0014】上記脱臭装置において、ヒータにカバーを
取り付けることにより、これらヒータとカバーとの間に
脱臭体及び覆い部材を挟持する構成とすることが好まし
い(請求項2の発明)。
取り付けることにより、これらヒータとカバーとの間に
脱臭体及び覆い部材を挟持する構成とすることが好まし
い(請求項2の発明)。
【0015】また、カバーの天井部に上方へ窪む位置決
め用凹部を設け、脱臭体の上面に、前記位置決め用凹部
に嵌合すると共にその嵌合状態でカバーと該脱臭体との
間に空間部を形成する凸部を設ける構成とすることが好
ましい(請求項3の発明)。さらに、覆い部材は、脱臭
体の下面及び側面に当接する形状に形成するとよい(請
求項4の発明)。
め用凹部を設け、脱臭体の上面に、前記位置決め用凹部
に嵌合すると共にその嵌合状態でカバーと該脱臭体との
間に空間部を形成する凸部を設ける構成とすることが好
ましい(請求項3の発明)。さらに、覆い部材は、脱臭
体の下面及び側面に当接する形状に形成するとよい(請
求項4の発明)。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、脱臭体の下面に形成
した凹部を覆い部材を介してヒータの外面に嵌合させる
ことにより、覆い部材とヒータとの接触面積を大きくで
き、これに伴いヒータの脱臭体に対する加熱効率の向上
を図ることができる。
した凹部を覆い部材を介してヒータの外面に嵌合させる
ことにより、覆い部材とヒータとの接触面積を大きくで
き、これに伴いヒータの脱臭体に対する加熱効率の向上
を図ることができる。
【0017】請求項2の発明によれば、ヒータとカバー
との間に脱臭体及び覆い部材を挟持する構成とすること
により、脱臭体を固定するための専用の固定金具を不要
にできる。また、脱臭体の凹部をヒータの外面に嵌合さ
せていることにより、ヒータに対する脱臭体の位置ずれ
を防止することができる。
との間に脱臭体及び覆い部材を挟持する構成とすること
により、脱臭体を固定するための専用の固定金具を不要
にできる。また、脱臭体の凹部をヒータの外面に嵌合さ
せていることにより、ヒータに対する脱臭体の位置ずれ
を防止することができる。
【0018】請求項3の発明によれば、組み立てる際
に、カバーの位置決め用凹部に脱臭体の凸部を嵌合させ
ることにより、カバーに対する脱臭体の位置ずれを防止
することができるから、組み立て易くなる。また、組み
付けた状態で、脱臭体は凸部のみでカバーと接触してお
り、凸部によりカバーと該脱臭体との間には空間部が形
成され、この空間部は断熱材の作用を発揮するようにな
るから、断熱材を不要にできる。さらに、脱臭体の上面
は周囲の空気と接触するようになるから、その分脱臭の
ための有効面積を増加させることができる。
に、カバーの位置決め用凹部に脱臭体の凸部を嵌合させ
ることにより、カバーに対する脱臭体の位置ずれを防止
することができるから、組み立て易くなる。また、組み
付けた状態で、脱臭体は凸部のみでカバーと接触してお
り、凸部によりカバーと該脱臭体との間には空間部が形
成され、この空間部は断熱材の作用を発揮するようにな
るから、断熱材を不要にできる。さらに、脱臭体の上面
は周囲の空気と接触するようになるから、その分脱臭の
ための有効面積を増加させることができる。
【0019】請求項4の発明によれば、覆い部材の熱伝
導により脱臭体の側面も効果的に加熱されるようになる
から、脱臭体に対する加熱効率を一層向上できる。
導により脱臭体の側面も効果的に加熱されるようになる
から、脱臭体に対する加熱効率を一層向上できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1ないし図
5を参照して説明する。まず、冷蔵庫の縦断面構造を示
す図5において、冷蔵庫本体11は、それぞれ食品を収
容するための貯蔵庫を構成する冷蔵室12、上下二段の
冷凍室13及び14、および野菜室15、並びに図示し
ない製氷室等を備えた構造となっており、背面下部にコ
ンプレッサ16が設けられている。冷凍室13,14の
背面部位には、庫内の空気が循環する循環路の一部を構
成する冷却器室17が形成されており、この冷却器室1
7内に、冷却器18、送風ファン19、及び後述する脱
臭装置20等が配設されている。この場合、脱臭装置2
0は、冷却器18の下方に配置されている。
5を参照して説明する。まず、冷蔵庫の縦断面構造を示
す図5において、冷蔵庫本体11は、それぞれ食品を収
容するための貯蔵庫を構成する冷蔵室12、上下二段の
冷凍室13及び14、および野菜室15、並びに図示し
ない製氷室等を備えた構造となっており、背面下部にコ
ンプレッサ16が設けられている。冷凍室13,14の
背面部位には、庫内の空気が循環する循環路の一部を構
成する冷却器室17が形成されており、この冷却器室1
7内に、冷却器18、送風ファン19、及び後述する脱
臭装置20等が配設されている。この場合、脱臭装置2
0は、冷却器18の下方に配置されている。
【0021】ここで、コンプレッサ16及び送風ファン
19が運転されると、冷却器18により冷却された冷却
器室17内の空気が、冷凍室13,14及び製氷室に直
接的に供給された後に当該冷却器室17に戻されると共
に、ダンパ装置21を介して冷蔵室12を通り野菜室1
5内に供給された後に冷却器室17内に戻されるという
ように循環され、もって各室が冷却されるようになって
いる。
19が運転されると、冷却器18により冷却された冷却
器室17内の空気が、冷凍室13,14及び製氷室に直
接的に供給された後に当該冷却器室17に戻されると共
に、ダンパ装置21を介して冷蔵室12を通り野菜室1
5内に供給された後に冷却器室17内に戻されるという
ように循環され、もって各室が冷却されるようになって
いる。
【0022】さて、脱臭装置20について、図1ないし
図4を参照して詳述する。ヒータ22は、冷却器18の
除霜ヒータを兼用する例えばガラス管ヒータから成るヒ
ータ本体23と、このヒータ本体23にこれを下方から
支持するように取着された金属製の下カバー24とから
構成され、冷却器18の下方において前方から見て左右
方向に延びるように配設される。ヒータ本体23は、冷
却器18の除霜時に通電され、それ以外は断電されると
いうように通断電制御される。
図4を参照して詳述する。ヒータ22は、冷却器18の
除霜ヒータを兼用する例えばガラス管ヒータから成るヒ
ータ本体23と、このヒータ本体23にこれを下方から
支持するように取着された金属製の下カバー24とから
構成され、冷却器18の下方において前方から見て左右
方向に延びるように配設される。ヒータ本体23は、冷
却器18の除霜時に通電され、それ以外は断電されると
いうように通断電制御される。
【0023】ヒータ22にはヒータ本体23を上方から
覆うようにカバー25が配置されている。このカバー2
5は、アルミニウム等の金属板により形成されていて、
左右両端部に形成された取付け孔26をヒータ22にお
ける下カバー24に設けられた爪27に嵌合し、各爪2
7を折り曲げることによってヒータ22に取り付けられ
ている。このカバー25には天井部25aの前縁部及び
後縁部に垂下部25bが形成されていると共に、天井部
25bに図2において上方へ窪む位置決め用凹部28が
複数個形成されている。そして、このカバー25の下面
側には例えば3個の脱臭体29が配置され、これら各脱
臭体29は熱伝導性材料により多数の孔を有するように
形成された覆い部材としての金網30により下方から覆
われている。
覆うようにカバー25が配置されている。このカバー2
5は、アルミニウム等の金属板により形成されていて、
左右両端部に形成された取付け孔26をヒータ22にお
ける下カバー24に設けられた爪27に嵌合し、各爪2
7を折り曲げることによってヒータ22に取り付けられ
ている。このカバー25には天井部25aの前縁部及び
後縁部に垂下部25bが形成されていると共に、天井部
25bに図2において上方へ窪む位置決め用凹部28が
複数個形成されている。そして、このカバー25の下面
側には例えば3個の脱臭体29が配置され、これら各脱
臭体29は熱伝導性材料により多数の孔を有するように
形成された覆い部材としての金網30により下方から覆
われている。
【0024】ここで、上記脱臭体29は、多孔質の矩形
板状をなすもので、例えばシリカ系の吸着剤を固化させ
て成る吸着剤層31と、この吸着剤層31の表面に添着
された白金などの酸化触媒から成る触媒層32との二層
構造をなしている。この脱臭体29には、図4における
上面29aの左右両端部に上記カバー25の位置決め用
凹部28に嵌合する凸部33が一体に設けられ、また、
下面29bに上記ヒータ22におけるヒータ本体23の
外面に沿った円弧状の溝状をなす凹部34が形成されて
いる。
板状をなすもので、例えばシリカ系の吸着剤を固化させ
て成る吸着剤層31と、この吸着剤層31の表面に添着
された白金などの酸化触媒から成る触媒層32との二層
構造をなしている。この脱臭体29には、図4における
上面29aの左右両端部に上記カバー25の位置決め用
凹部28に嵌合する凸部33が一体に設けられ、また、
下面29bに上記ヒータ22におけるヒータ本体23の
外面に沿った円弧状の溝状をなす凹部34が形成されて
いる。
【0025】また、上記金網30は、脱臭体29の外面
形状に対応するように断面が略コ字形をなすように折曲
形成されており、下面部及び前後側面部が脱臭体29の
下面29b及び前後側面29cに当接する構成となって
いる。金網30の下面部には脱臭体29の凹部34に対
応する溝部35が形成されており、各脱臭体29は、凹
部34を金網30の溝部35を介してヒータ本体23の
外面に嵌合させた状態となっている。
形状に対応するように断面が略コ字形をなすように折曲
形成されており、下面部及び前後側面部が脱臭体29の
下面29b及び前後側面29cに当接する構成となって
いる。金網30の下面部には脱臭体29の凹部34に対
応する溝部35が形成されており、各脱臭体29は、凹
部34を金網30の溝部35を介してヒータ本体23の
外面に嵌合させた状態となっている。
【0026】ここで、斯様な脱臭装置20を組み付ける
手順について主に図3を参照して説明する。まず、ヒー
タ本体23を下カバー24に取着してヒータ22を組み
立てておく。次に、カバー25の天井部25aの下面を
上向きにした状態で、その下面上に各脱臭体29を配置
する。このとき、各脱臭体29の凸部33をカバー25
の位置決め用凹部28に嵌合させる。ついで、各脱臭体
29を覆うように金網30を被せる。このとき、金網3
0の溝部35を各脱臭体29の凹部34に嵌合させる。
手順について主に図3を参照して説明する。まず、ヒー
タ本体23を下カバー24に取着してヒータ22を組み
立てておく。次に、カバー25の天井部25aの下面を
上向きにした状態で、その下面上に各脱臭体29を配置
する。このとき、各脱臭体29の凸部33をカバー25
の位置決め用凹部28に嵌合させる。ついで、各脱臭体
29を覆うように金網30を被せる。このとき、金網3
0の溝部35を各脱臭体29の凹部34に嵌合させる。
【0027】そして、上記ヒータ22における下カバー
24の各爪27をカバー25の取付け孔26に挿入し、
各爪27を折り曲げることにより、ヒータ22にカバー
25を取り付ける。これにより、各脱臭体29の凹部3
4が金網30の溝部35を介してヒータ本体23の外面
に嵌合した状態で、ヒータ22とカバー25との間に脱
臭体29及び金網30が挟持された状態となり、脱臭装
置20の組み立てが完了する。このとき、各脱臭体29
の凸部31がカバー25の位置決め用凹部28に嵌合し
ていることにより、脱臭体29の位置ずれを防止でき
る。
24の各爪27をカバー25の取付け孔26に挿入し、
各爪27を折り曲げることにより、ヒータ22にカバー
25を取り付ける。これにより、各脱臭体29の凹部3
4が金網30の溝部35を介してヒータ本体23の外面
に嵌合した状態で、ヒータ22とカバー25との間に脱
臭体29及び金網30が挟持された状態となり、脱臭装
置20の組み立てが完了する。このとき、各脱臭体29
の凸部31がカバー25の位置決め用凹部28に嵌合し
ていることにより、脱臭体29の位置ずれを防止でき
る。
【0028】この組み立て状態で、図1に示すように、
カバー25の天井部25aと各脱臭体29の上面29a
との間には、凸部33,33により空間部36が形成さ
れる。このように組み立てられた脱臭装置20は、カバ
ー25が上側となるようにして、冷蔵庫本体11の冷却
器室17内に組み込まれる。
カバー25の天井部25aと各脱臭体29の上面29a
との間には、凸部33,33により空間部36が形成さ
れる。このように組み立てられた脱臭装置20は、カバ
ー25が上側となるようにして、冷蔵庫本体11の冷却
器室17内に組み込まれる。
【0029】さて、上記構成において、コンプレッサ1
6及び送風ファン19が運転される冷蔵庫の冷却運転時
には、庫内の空気が冷却器室17を通して循環される。
このとき、冷却器室17内を通る空気が脱臭装置20に
おける各脱臭体29と接触し、その空気に含まれた臭気
成分が吸着剤層31に吸着されて除去される。
6及び送風ファン19が運転される冷蔵庫の冷却運転時
には、庫内の空気が冷却器室17を通して循環される。
このとき、冷却器室17内を通る空気が脱臭装置20に
おける各脱臭体29と接触し、その空気に含まれた臭気
成分が吸着剤層31に吸着されて除去される。
【0030】一方、コンプレッサ16の運転積算時間が
所定値に達すると、コンプレッサ16及び送風ファン1
9の運転が停止される一方、ヒータ本体23が通電され
て冷却器18の除霜運転が開始される。そのヒータ本体
23の発熱により、冷却器18が加熱されてこれの除霜
が行われ、これと共に各脱臭体29が加熱される。
所定値に達すると、コンプレッサ16及び送風ファン1
9の運転が停止される一方、ヒータ本体23が通電され
て冷却器18の除霜運転が開始される。そのヒータ本体
23の発熱により、冷却器18が加熱されてこれの除霜
が行われ、これと共に各脱臭体29が加熱される。
【0031】脱臭体29はヒータ本体23の輻射熱によ
り直接的に加熱されると共に、金網30の熱伝導によっ
ても間接的に加熱されるから、全体が極力均一に加熱さ
れるようになる。脱臭体29は、加熱によりこれが所定
温度以上になると、吸着剤層31にて吸着されていた臭
気成分が脱着され、これと共に触媒層32においてその
臭気成分が酸化分解されて除去されるようになる。脱臭
体29は、このように加熱されて臭気成分を脱着するこ
とにより吸着機能、すなわち脱臭機能が再生される。
り直接的に加熱されると共に、金網30の熱伝導によっ
ても間接的に加熱されるから、全体が極力均一に加熱さ
れるようになる。脱臭体29は、加熱によりこれが所定
温度以上になると、吸着剤層31にて吸着されていた臭
気成分が脱着され、これと共に触媒層32においてその
臭気成分が酸化分解されて除去されるようになる。脱臭
体29は、このように加熱されて臭気成分を脱着するこ
とにより吸着機能、すなわち脱臭機能が再生される。
【0032】ここで、脱臭体29及びヒータ本体23は
カバー25により上方から覆われているから、冷却器1
8の除霜に伴う除霜水がそれら脱臭体29及びヒータ本
体23に直接当たることが防止される。また、カバー2
5は除霜水で温度低下することになるが、脱臭体29と
カバー25とは凸部33部分で接触しているだけであ
り、カバー25の天井部25aと脱臭体29の上面29
aとの間には凸部33により空間部36が形成されてい
るから、その空間部36の空気層によって脱臭体29が
温度低下することが極力防止されるようになる。従っ
て、その空間部36の空気層が従来の断熱材として作用
することになる。
カバー25により上方から覆われているから、冷却器1
8の除霜に伴う除霜水がそれら脱臭体29及びヒータ本
体23に直接当たることが防止される。また、カバー2
5は除霜水で温度低下することになるが、脱臭体29と
カバー25とは凸部33部分で接触しているだけであ
り、カバー25の天井部25aと脱臭体29の上面29
aとの間には凸部33により空間部36が形成されてい
るから、その空間部36の空気層によって脱臭体29が
温度低下することが極力防止されるようになる。従っ
て、その空間部36の空気層が従来の断熱材として作用
することになる。
【0033】さらに、脱臭体29は金網30によって覆
われているから、万一脱臭体29が破損したとしても、
その金網30によって脱臭体29が落下飛散することが
防止される。
われているから、万一脱臭体29が破損したとしても、
その金網30によって脱臭体29が落下飛散することが
防止される。
【0034】そして、冷却器18の温度が所定の除霜完
了温度に達すると、ヒータ本体23が断電されて除霜運
転が終了され、この後、コンプレッサ16及び送風ファ
ン19が運転されて再び冷却運転が開始される。これに
伴い脱臭体29の温度も低下し、脱臭体29は上述と同
様にして臭気成分を再び吸着するようになる。
了温度に達すると、ヒータ本体23が断電されて除霜運
転が終了され、この後、コンプレッサ16及び送風ファ
ン19が運転されて再び冷却運転が開始される。これに
伴い脱臭体29の温度も低下し、脱臭体29は上述と同
様にして臭気成分を再び吸着するようになる。
【0035】上記実施例にによれば、脱臭体29の下面
29bに形成した凹部34を金網30の溝部35を介し
てヒータ本体23の外面に嵌合させる構成としているか
ら、金網30とヒータ本体23との接触面積を大きくで
き、これに伴いヒータ本体23の熱を金網30を介して
脱臭体29に有効に作用させることができ、ヒータ22
の脱臭体29に対する加熱効率の向上を図ることができ
る。この結果、臭気成分を酸化分解する機能の向上を図
ることができ、ひいては脱臭性能の向上を図ることがで
きる。
29bに形成した凹部34を金網30の溝部35を介し
てヒータ本体23の外面に嵌合させる構成としているか
ら、金網30とヒータ本体23との接触面積を大きくで
き、これに伴いヒータ本体23の熱を金網30を介して
脱臭体29に有効に作用させることができ、ヒータ22
の脱臭体29に対する加熱効率の向上を図ることができ
る。この結果、臭気成分を酸化分解する機能の向上を図
ることができ、ひいては脱臭性能の向上を図ることがで
きる。
【0036】しかもこの場合、金網30は脱臭体29の
下面29bだけではなく前後両側面29cにも当接して
いるから、熱伝導により脱臭体29の側面29cも効果
的に加熱されるようになり、脱臭体29に対する加熱効
率を一層向上できる。
下面29bだけではなく前後両側面29cにも当接して
いるから、熱伝導により脱臭体29の側面29cも効果
的に加熱されるようになり、脱臭体29に対する加熱効
率を一層向上できる。
【0037】また、上記した実施例では、ヒータ22と
カバー25との間に脱臭体29及び金網30を挟持する
構成としているから、脱臭体29を固定するための専用
の固定金具を不要にでき、その分コストの低減化に寄与
できる。しかもこの場合、脱臭体29の凹部34をヒー
タ本体23の外面に嵌合させていることにより、ヒータ
本体23に対する脱臭体29の位置ずれを防止すること
ができる。
カバー25との間に脱臭体29及び金網30を挟持する
構成としているから、脱臭体29を固定するための専用
の固定金具を不要にでき、その分コストの低減化に寄与
できる。しかもこの場合、脱臭体29の凹部34をヒー
タ本体23の外面に嵌合させていることにより、ヒータ
本体23に対する脱臭体29の位置ずれを防止すること
ができる。
【0038】さらに、上記した実施例では、組み立てる
際に、カバー25の位置決め用凹部28に脱臭体29の
凸部33を嵌合させることにより、カバー25に対する
脱臭体29の位置ずれを防止することができるから、組
み立て易くなる。また、組み付けた状態で、脱臭体29
は凸部33のみでカバー25と接触しており、凸部33
によりカバー25と脱臭体29との間には空間部36が
形成され、この空間部36は断熱材の作用を発揮するよ
うになるから、断熱材をも不要にできる利点がある。し
かも、脱臭体29の上面29aも周囲の空気と接触する
ようになるから、その分脱臭のための有効面積を増加さ
せることができ、脱臭効率の向上を図ることができる。
際に、カバー25の位置決め用凹部28に脱臭体29の
凸部33を嵌合させることにより、カバー25に対する
脱臭体29の位置ずれを防止することができるから、組
み立て易くなる。また、組み付けた状態で、脱臭体29
は凸部33のみでカバー25と接触しており、凸部33
によりカバー25と脱臭体29との間には空間部36が
形成され、この空間部36は断熱材の作用を発揮するよ
うになるから、断熱材をも不要にできる利点がある。し
かも、脱臭体29の上面29aも周囲の空気と接触する
ようになるから、その分脱臭のための有効面積を増加さ
せることができ、脱臭効率の向上を図ることができる。
【0039】またこの場合、カバー25の天井部25a
に位置決め用凹部28を形成しながらも、その位置決め
用凹部28は天井部25aの上面側では上方へ突出する
状態となるから、使用状態(冷却器室17への組み込み
状態)で天井部25aの上面に水(除霜水)が溜まるよ
うな不具合もない。
に位置決め用凹部28を形成しながらも、その位置決め
用凹部28は天井部25aの上面側では上方へ突出する
状態となるから、使用状態(冷却器室17への組み込み
状態)で天井部25aの上面に水(除霜水)が溜まるよ
うな不具合もない。
【0040】図6は脱臭体の変形例を示したものであ
り、この脱臭体37は、上面37aの四隅に凸部38を
設けたところが上記脱臭体29とは異なっている。ま
た、図7は脱臭体のさらに異なる変形例を示したもので
あり、この脱臭体39は、上面39a及び下面39bに
多数の凹凸部40を形成したところが脱臭体29とは異
なっている。特に脱臭体39の場合には、凹凸部40に
より表面積を多くできるから、脱臭性能を一層向上でき
る利点がある。
り、この脱臭体37は、上面37aの四隅に凸部38を
設けたところが上記脱臭体29とは異なっている。ま
た、図7は脱臭体のさらに異なる変形例を示したもので
あり、この脱臭体39は、上面39a及び下面39bに
多数の凹凸部40を形成したところが脱臭体29とは異
なっている。特に脱臭体39の場合には、凹凸部40に
より表面積を多くできるから、脱臭性能を一層向上でき
る利点がある。
【0041】なお、本発明は上記しかつ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、例えばヒータ22
としては除霜ヒータを兼用しない専用のヒータを用いる
ようにしても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
形して実施できる。
施例にのみ限定されるものではなく、例えばヒータ22
としては除霜ヒータを兼用しない専用のヒータを用いる
ようにしても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
形して実施できる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の冷蔵庫等の脱臭装置に
よれば、脱臭体の下面に形成した凹部を覆い部材を介し
てヒータの外面に嵌合させる構成としたので、覆い部材
とヒータとの接触面積を大きくでき、これに伴いヒータ
の脱臭体に対する加熱効率の向上を図ることができ、ひ
いては脱臭性能の向上を図ることができる。
よれば、脱臭体の下面に形成した凹部を覆い部材を介し
てヒータの外面に嵌合させる構成としたので、覆い部材
とヒータとの接触面積を大きくでき、これに伴いヒータ
の脱臭体に対する加熱効率の向上を図ることができ、ひ
いては脱臭性能の向上を図ることができる。
【0043】請求項2に記載の冷蔵庫等の脱臭装置によ
れば、ヒータとカバーとの間に脱臭体及び覆い部材を挟
持する構成とすることにより、脱臭体を固定するための
専用の固定金具を不要にでき、その分コストの低減化に
寄与できる。またこの場合、脱臭体の凹部をヒータの外
面に嵌合させていることにより、ヒータに対する脱臭体
の位置ずれを防止することができる。
れば、ヒータとカバーとの間に脱臭体及び覆い部材を挟
持する構成とすることにより、脱臭体を固定するための
専用の固定金具を不要にでき、その分コストの低減化に
寄与できる。またこの場合、脱臭体の凹部をヒータの外
面に嵌合させていることにより、ヒータに対する脱臭体
の位置ずれを防止することができる。
【0044】請求項3に記載の冷蔵庫等の脱臭装置によ
れば、組み立てる際に、カバーの位置決め用凹部に脱臭
体の凸部を嵌合させることにより、カバーに対する脱臭
体の位置ずれを防止することができるから、組み立て易
くなる。また、組み付けた状態で、脱臭体は凸部のみで
カバーと接触しており、その凸部によりカバーと該脱臭
体との間には空間部が形成され、この空間部は断熱材の
作用を発揮するようになるから、断熱材を不要にでき
る。さらに、脱臭体の上面は周囲の空気と接触するよう
になるから、その分脱臭のための有効面積を増加させる
ことができ、脱臭性能の向上を図ることができる。
れば、組み立てる際に、カバーの位置決め用凹部に脱臭
体の凸部を嵌合させることにより、カバーに対する脱臭
体の位置ずれを防止することができるから、組み立て易
くなる。また、組み付けた状態で、脱臭体は凸部のみで
カバーと接触しており、その凸部によりカバーと該脱臭
体との間には空間部が形成され、この空間部は断熱材の
作用を発揮するようになるから、断熱材を不要にでき
る。さらに、脱臭体の上面は周囲の空気と接触するよう
になるから、その分脱臭のための有効面積を増加させる
ことができ、脱臭性能の向上を図ることができる。
【0045】請求項4に記載の冷蔵庫等の脱臭装置によ
れば、覆い部材の熱伝導により脱臭体の側面も効果的に
加熱されるようになるから、脱臭体に対する加熱効率を
一層向上できる。
れば、覆い部材の熱伝導により脱臭体の側面も効果的に
加熱されるようになるから、脱臭体に対する加熱効率を
一層向上できる。
【図1】本発明の一実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】要部の縦断正面図
【図3】脱臭装置の分解斜視図
【図4】脱臭体の斜視図
【図5】冷蔵庫の縦断側面図
【図6】脱臭体の変形例を示す斜視図
【図7】脱臭体の異なる変形例を示す斜視図
【図8】従来構成を示す図1相当図
【図9】図2相当図
【図10】図3相当図
11は冷蔵庫本体、17は冷却器室(循環路)、20は
脱臭装置、22はヒータ、25はカバー、25aは天井
部、28は位置決め用凹部、29は脱臭体、29aは上
面、29bは下面、29cは側面、30は金網(覆い部
材)、31は吸着剤層、32は触媒層、33は凸部、3
4は凹部、35は溝部、36は空間部、37は脱臭体、
38は凸部、39は脱臭体である。
脱臭装置、22はヒータ、25はカバー、25aは天井
部、28は位置決め用凹部、29は脱臭体、29aは上
面、29bは下面、29cは側面、30は金網(覆い部
材)、31は吸着剤層、32は触媒層、33は凸部、3
4は凹部、35は溝部、36は空間部、37は脱臭体、
38は凸部、39は脱臭体である。
Claims (4)
- 【請求項1】 冷蔵庫等の庫内の空気が循環する循環路
中に配設されるヒータと、このヒータを上方から覆うよ
うに設けられるカバーと、これらヒータとカバーとの間
に配置され、前記循環路を流れる空気と接触してその空
気に含まれる臭気成分を吸着すると共に前記ヒータによ
り加熱されることによりその臭気成分を酸化分解する脱
臭体と、熱伝導性材料により多数の孔を有するように形
成され、前記脱臭体を下方から覆うように設けられる覆
い部材とを具備した冷蔵庫等の脱臭装置において、 前記脱臭体の下面に前記ヒータの外面に沿った凹部を形
成し、この凹部を前記覆い部材を介してヒータの外面に
嵌合させたことを特徴とする冷蔵庫等の脱臭装置。 - 【請求項2】 ヒータにカバーを取り付けることによ
り、これらヒータとカバーとの間に脱臭体及び覆い部材
を挟持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の
冷蔵庫等の脱臭装置。 - 【請求項3】 カバーの天井部に上方へ窪む位置決め用
凹部を設け、脱臭体の上面に、前記位置決め用凹部に嵌
合すると共にその嵌合状態でカバーと該脱臭体との間に
空間部を形成する凸部を設けたことを特徴とする請求項
1または2記載の冷蔵庫等の脱臭装置。 - 【請求項4】 覆い部材は、脱臭体の下面及び側面に当
接する形状に形成されていることを特徴とする請求項
1,2または3記載の冷蔵庫等の脱臭装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5030155A JPH06238121A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 冷蔵庫等の脱臭装置 |
KR94001699A KR970009963B1 (en) | 1993-02-19 | 1994-01-29 | Refrigerator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5030155A JPH06238121A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 冷蔵庫等の脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238121A true JPH06238121A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12295868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5030155A Pending JPH06238121A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 冷蔵庫等の脱臭装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06238121A (ja) |
KR (1) | KR970009963B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030031763A (ko) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고용 탈취제 어셈블리 |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5030155A patent/JPH06238121A/ja active Pending
-
1994
- 1994-01-29 KR KR94001699A patent/KR970009963B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030031763A (ko) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고용 탈취제 어셈블리 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR970009963B1 (en) | 1997-06-19 |
KR940020081A (ko) | 1994-09-15 |
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