JP2633661B2 - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JP2633661B2 JP63300934A JP30093488A JP2633661B2 JP 2633661 B2 JP2633661 B2 JP 2633661B2 JP 63300934 A JP63300934 A JP 63300934A JP 30093488 A JP30093488 A JP 30093488A JP 2633661 B2 JP2633661 B2 JP 2633661B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/042Air treating means within refrigerated spaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は脱臭装置に係り、特に冷蔵庫の庫内等の被脱
臭空間における空気中の悪臭成分を除去するための脱臭
装置に関する。
(従来の技術) この種の脱臭装置としては、従来より(1)活性炭の
ような吸着剤を用いて庫内の空気に含まれた悪臭成分を
吸着する方法、(2)オゾン発生器及び触媒を備え、オ
ゾン発生器から発生したオゾンを庫内空気と反応させて
悪臭成分を分解・除去し、残余のオゾンを触媒により分
解する方法、(3)庫内の臭気成分を熱分解触媒により
分解する方法、等によるものが知られている。
これらのうち、(3)の方法による脱臭装置は具体的
には庫内の空気が循環する循環路の中に吸着性を有する
熱分解触媒と、この触媒を間欠的に加熱するためのヒー
タを設置して構成される。ヒータの断電時には、循環路
を通る空気に含まれた悪臭成分が吸着性を有する熱分解
触媒に吸着される。そして、ヒータが通電されて該ヒー
タにより熱分解触媒が加熱されると、触媒に吸着されて
いた悪臭成分が脱着され、それと同時に触媒により分解
・除去される。このように熱分解触媒はヒータによる加
熱によって吸着性能の再生がなされるので、活性炭のよ
うに単なる吸着するのみのものと異なり、脱臭機能の寿
命が長く、構造的にも簡単であるという利点を持つ。
しかしながら、この熱分解触媒を用いた脱臭装置で
は、被脱臭空間内の空気が循環する循環路の中に吸着性
を有する熱分割触媒を設けるため、例えば冷蔵庫に適用
した場合、触媒の設置位置付近の冷蔵庫壁面や機構部品
に付着した霜や露が、ヒータ加熱時に触媒の上に水滴と
なって落下する可能性がある。特に、多くの霜が付着す
る熱交換器の下方に触媒が置かれた場合には、ヒータ加
熱時に多量の水滴が触媒上に落下する可能性がある。
触媒に水滴が付着すると、触媒は200℃以上に加熱さ
れていることから、ヒートショックのために破壊され易
い。また、水を含んだ触媒が冷却されると、含まれてい
た水が触媒の中の微細な孔の中に浸入して凍結し、クラ
ック発生の原因となる。これらのヒートショックによる
触媒の破壊や、触媒中の水の凍結によるクラック発生の
危険性は、触媒が長い板状の場合に顕著であり、触媒と
その固定金具の熱膨脹率が異なるために、昇温・冷却を
繰返したとき触媒に大きなストレスが加わり、破壊に至
りやすい。
さらに、触媒に水が含まれると、悪臭成分に対する吸
着性能が劣化してしまうという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の吸着性を有する熱分解触媒を被脱臭
空間の空気循環路中に設置し、ヒータの通断電による加
熱・冷却によって脱臭を行なう装置では、加熱時に触媒
上に除霜水等の水滴が落下・付着した際のヒートショッ
クや、触媒に浸入した水の凍結によるクラックの発生に
より触媒が破壊されやすく、特に触媒の形状が長い板状
の場合にその傾向が顕著であり、また触媒に水分が含ま
れることによって吸着性能が低下するという問題もあっ
た。
従って、本発明は吸着性を有する熱分解触媒への水分
の落下・付着を防止してヒートショックや触媒中の水分
凍結による破壊をなくし、より長期間にわたって良好な
脱臭性能を維持できる脱臭装置を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明に係る脱臭装置
は、非通水性の材料で形成されて被脱臭空間内の空気循
環路中に配置された屋根部材と、複数に分割され、各分
割片間に間隔を設けて前記屋根部材の下面側に固定され
た吸着性を有する熱分割触媒と、この熱分解触媒を間欠
的に加熱するためのヒータとを具備してなることを特徴
としている。
(作 用) このように吸着性を有する熱分解触媒の上方に非通水
性の屋根部材を設けることによって、ヒータが通電され
たとき、周囲より落下してくる水滴が触媒に直接触れる
ことがなくなり、触媒のヒートショックによる破壊や、
触媒中の水分凍結によるクラックの発生が防止される。
また、この触媒を複数に分割した上で相互に間隙を設
けて屋根部材の下面側に固定しているので、加熱・冷却
のヒートサイクルが加わった際の膨脹・収縮によるスト
レスが緩和され、触媒のヒートショックによる破壊がよ
り一層効果的に防止される。
(実施例) 以下、本発明を冷蔵庫の脱臭装置に適用した一実施例
について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の概略的な構成を説明する
ための縦断面図であり、また第2図はその主要部である
脱臭装置の第1図の紙面に直角な方向に沿う拡大縦断面
図、第3図は熱分解触媒の平面図である。
第1図において、冷蔵庫本体1はその内部に冷凍室2
及び冷蔵室3を有し、さらに冷凍室2及び冷蔵室3の前
面にそれぞれ扉4,5を有する。冷凍室2の背部には冷却
器6を有する冷却器室7が設けられ、冷却器6の上方に
はファン8が設けられている。
ファン8が駆動されると、冷却器6によって冷却され
た空気の一部が供給口9から冷凍室2内に供給され、そ
して冷凍室2内の空気はリターンダクト10を介して冷却
器室7に戻されるというように循環される。同様に、冷
却器6により冷却された空気の他の一部は供給ダクト11
を介して冷蔵室3内に供給され、そして冷蔵室3内の空
気はリターンダクト12を介して冷却器室7に戻されると
いうように循環される。
このように冷却器室7、冷凍室2及びリターンダクト
10により冷凍室2内の空気を循環させる循環路が形成さ
れ、また冷却器室7、供給ダクト11、冷蔵室3及びリタ
ーンダクト12により、冷蔵室3内の空気を循環させる循
環路が形成されている。
冷却器室7の下部には、冷却器6の下方に位置してヒ
ータ13が配設されている。このヒータ13は例えばガラス
管ヒータからなり、冷却器6の除霜に使用されるほか、
本実施例では熱分解触媒15の加熱にも使用される。熱分
解触媒15は吸着性を有するもので、例えばマグネシア−
シリカを含む担体に白金、パラジウム、ニッケル等の熱
によって分解する触媒材料を添着したものである。熱分
解触媒15は、ヒータ13の上方に設置された非通水性の例
えばアルミニウム等の金属材料からなる屋根部材14の内
面、つまり下面側に固定されている。より具体的には熱
分解触媒15は第2図及び第3図に示すように、全体とし
ては細長い板状であるが、長手方向に所定の間隙16を介
して複数(図の例では3個)に分割され、それぞれの分
割片は爪17によって屋根部材14に固定されている。次
に、上記のように構成された脱臭装置の作用を説明す
る。
冷却運転時にはファン8の送風作用により庫内の空気
が冷却器室7、冷凍室2及びリターンダクト10を介して
循環されるとともに、冷却器室7、供給ダクト11、冷蔵
室3及びリターンダクト12を介して循環される。この
際、冷却器室7内を通る空気が吸着性を有する熱分解触
媒15と接触し、その空気に含まれている悪臭成分が触媒
15に吸着される。
次に、除霜時にヒータ13が通電されて発熱すると、こ
の熱によって熱分解触媒15が加熱されるため、触媒15に
吸着されていた悪臭成分は放出され、吸着機能が再生さ
れる。
そして、ヒータ13の通電を停止することにより、熱分
解触媒15の温度が低下すると、前述と同様に庫内の空気
に含まれる悪臭成分が再び熱分解触媒15に吸着するよう
になる。
ここで、ヒータ13及び熱分解触媒15は、触媒15が悪臭
成分を効率よく吸着できるように、庫内の空気の流路が
最も集中する冷却器6の直下に置かれている。この場
合、従来技術では前述したようにヒータ13が加熱された
際、冷却器6等に付着していた霜が融解し、水滴となっ
て直下にある加熱された触媒15に触れるおそれがあり、
このため触媒15はヒートショックを受けたり、あるいは
浸入した水分が凍結したりして破壊やクラックが生じる
可能性があった。特に、触媒15の形状が比較的長い板状
もしくは棒状である場合は、触媒15を固定する治具との
熱膨脹率の差によりストレスが高くなるから、より破壊
されやすい。
これに対し、本発明のように熱分解触媒15を屋根部材
14の下面側に固定する構造であると、ヒータ13の通電加
熱時に冷却器6等に付着していた霜が融解し水滴となっ
て落下しても、その水滴は屋根部材14によって触媒15に
触れることはなく、ヒートショック等による破壊が防止
される。
また、本実施例では特に触媒15を複数に分割し、相互
間に間隙16を介して屋根部材14に爪17によって固定して
いるため、温度変化によって触媒15に屋根部材14との間
の熱膨脹率差によるストレスが加わっても、このストレ
スは間隙16で吸収されるので、ストレスによる触媒15の
破壊がより確実に防止される。
第4図は本発明の他の実施例における主要部の断面図
であり、分割された複数の熱分解触媒15相互間の間隙16
の形状を変え、互いに嵌め合い構造としたものである。
このようにすると、分割された複数の触媒15を屋根部材
14に固定する際の位置ずれがなく、また固定のための爪
17の数を減らすことができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば実施例では除霜用のヒータ13を触媒15を加熱するため
のヒータとして兼用したが、触媒加熱用のヒータを別に
設けてもよい、その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することが可能である。
[発明の効果] 本発明による脱臭装置は、ヒータによって間欠的に加
熱される吸着性のある熱分解触媒を複数に分割し、これ
ら分割片を相互間に間隔を設けて屋根部材の下面側に固
定した構造を採用しているので、熱分解触媒への水分の
落下・付着を防止してヒートショックや触媒中の水分凍
結による触媒の破壊や、触媒への水分の浸入による吸着
性能の低下を防止することができ、長期にわたって優れ
た脱臭性能を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る脱臭装置を備えた冷蔵
庫の所要部の縦断面図、第2図は第1図における脱臭装
置の拡大縦断面図、第3図は第2図における触媒部の平
面図、第4図は本発明の他の実施例に係る脱臭装置の縦
断面図である。 1……冷蔵庫本体、2……冷凍室、3……冷蔵室、4,5
……扉、6……冷却器、7……冷却器室、8……ファ
ン、9……供給口、10……リターンダクト、11……供給
ダクト、12……リターンダクト、13……ヒータ、14……
屋根部材、15……吸着性を有する熱分解触媒、16……間
隙、17……爪。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非通水性の材料で形成されて被脱臭空間内
    の空気循環路中に配置された屋根部材と、複数に分割さ
    れ、各分割片間に間隔を設けて前記屋根部材の下面側に
    固定された吸着性を有する熱分解触媒と、この熱分解触
    媒を間欠的に加熱するためのヒータとを具備してなるこ
    とを特徴とする脱臭装置。
JP63300934A 1988-11-30 1988-11-30 脱臭装置 Expired - Lifetime JP2633661B2 (ja)

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JPH02149315A JPH02149315A (ja) 1990-06-07
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JP2547698B2 (ja) * 1993-01-22 1996-10-23 三洋電機株式会社 ヒータ
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CN115265045A (zh) * 2022-09-02 2022-11-01 珠海格力电器股份有限公司 净味结构、冰箱及冰箱的控制方法

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