JPH0633170Y2 - キ−シリンダ装置における凍結解除装置 - Google Patents

キ−シリンダ装置における凍結解除装置

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JPH0633170Y2
JPH0633170Y2 JP1986189176U JP18917686U JPH0633170Y2 JP H0633170 Y2 JPH0633170 Y2 JP H0633170Y2 JP 1986189176 U JP1986189176 U JP 1986189176U JP 18917686 U JP18917686 U JP 18917686U JP H0633170 Y2 JPH0633170 Y2 JP H0633170Y2
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JP
Japan
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door
heater
key cylinder
time
timer
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JP1986189176U
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JPS6394272U (ja
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正次 佐藤
幹雄 本間
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のドアキーシリンダ装置において、寒
冷地等で発生する凍結を解除する装置の改良に関する。
〔従来技術〕 寒冷地等では、自動車のドアのキーシリンダ装置が凍結
(ロータ内のロック用タンブラが凍結)し、車外からの
解錠が不能になることがしばしばある。
このドアキーシリンダ装置の凍結を解除する従来の装置
としては、例えば、実開昭60-19648号公報及び実開昭56
-114246号公報に記載されているようなものがある。こ
のものは、ドアハンドルの解除操作に連動させて、ドア
キーシリンダ装置のヒータを発熱させることにより、そ
の凍結を解凍するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述した従来技術の構成にあっては、ドアキーシリンダ
装置が凍結していなくて解凍の必要のない場合であって
も、ドアハンドルを操作する度に、常に、ヒータを発熱
させるので電力を無駄に消耗するという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、前述の問題点を解決するためになされたもの
であって、無駄に電力を消耗することなく、効果的にド
アキーシリンダ装置の凍結を解除することを目的とし、
この目的を達成するための具体的手段は、ドアキーシリ
ンダ装置に設けたヒータと、ドアハンドルの操作に連動
して作動するスイッチと、該スイッチの継続作動時間を
計時し、該計時時間が予め定めた設定時間に達すること
により前記ヒータに通電させ、計時時間が設定時間に達
しないときは前記ヒータへの通電を阻止するタイマー
と、ドアが開いたときに前記タイマーへの通電を停止す
るドアスイッチとを備えることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
本考案によれば、ドアハンドルの操作に連動して作動す
るスイッチの設定時間以上の作動をタイマーが感知した
ときのみ、ヒータに通電させることができるので、ドア
キーシリンダ装置が凍結していて解凍の必要がある場合
にのみヒータを発熱させ、それ以外のドア開閉時におけ
る通常のドアハンドルの操作によっては、ヒータに通電
させないようにすることができる。
従って、無駄に電力を消耗することなく、ドアキーシリ
ンダ装置の凍結を効果的に解除することができる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の装置を備える自動車用ドア(1)のド
アキーシリンダ装置(2)およびアウトサイドドアハンド
ル(3)の配置例を示す側面図である。
本考案のキーシリンダ装置における凍結解除装置は、第
2図に示すドアキーシリンダ装置(2)の外周に巻設した
ヒータ(4)と、同第2図に示すドアハンドル(3)の操作に
連動して作動するスイッチ(5)と、該スイッチ(5)の継続
作動時間を計時し、該計時時間の予め定めた設定時間に
達することにより前記ヒータ(4)に通電させ、計時時間
が設定時間に達しないときは前記ヒータ(4)への通電を
阻止する第6図に示すタイマー(TA)とを備えて構成され
ている。
前記ドアキーシリンダ装置(2)は、第4図及び第5図に
示すように、シリンダケース(20)にロータ(21)が回動可
能に嵌合され、かつそれら双方を係止する手段(22)が設
けられている。
それら双方を係止する手段(22)は、第4図に示すよう
に、シリンダケース(20)の中間部分に内蔵されて、ロー
タ(21)内を直径方向に移動可能に嵌合されているタンブ
ラ(23)と、該タンブラ(23)と係止するべく、前記シリン
ダケース(20)の内周に位相を異にして開設された2種の
溝(24)(25)とからなっている。
前記タンブラ(23)と溝(24)(25)との係止は、バネ(26)の
付勢によって、該タンブラ(23)の一端がロータ(21)の外
周へ突出して行われるようになっており、逆に、その係
止状態の解除は、前記タンブラ(23)の軸方向にあけた透
孔(27)にキー(28)を嵌挿し、タンブラ(23)を、バネ(26)
の付勢に抗してロータ(21)の径内に没入させることによ
り行われるようになっている。
係止手段(22)を具備している第4図に示すシリンダケー
ス(20)の部分は、寒冷地においては、この係止手段(22)
を具備しない第5図に示すシリンダケース(20)の部分よ
りも凍結し易いので、係止手段(20)を具備するシリンダ
ケース(20)の外周にヒータ(4)が巻設されるのである。
ヒータ(4)には、公知の面状発熱体が多く用いられる。
このヒータ(4)を電源(6)に接続させるためのスイッチ
(5)は、従来と同様にドアロック解除操作用のドアハン
ドル(3)の操作に連動して作動するようになっている。
しかし、本考案では、このスイッチ(5)を、設定時間又
はそれ以上作動し続けなければ、そのヒータ(4)に通電
しないようになっており、そのため、スイッチ(5)の設
定時間又はそれ以上の作動を感知するタイマー(TA)が設
けられている。この設定時間は、通常のドアの開閉のハ
ンドル操作、又はキーレスロック等のハンドル操作に費
する時間より長い時間例えば4秒程度とする。
なお、第6図において、(7)はドア(1)の開きによってオ
ンとなるドアスイッチである。
次に、上述のように構成された実施例の作用を説明す
る。
ドアキーシリンダ装置(2)が凍結しているときには、第
2図に示すように、ドアロック解除操作用のドアハンド
ル(3)を解除操作して、スイッチ(5)を設定時間又はそれ
以上作動させる。
この設定時間に応じて、第6図に示すタイマー(TA)が作
動し、常開接点であるタイマー接点(TA-1)が開から閉に
切換えられ、それによってリレー(R1)が作動し、リレー
接点(R1-1)、(R1-2)、(R1-3)がすべて開から閉に切換えら
れる。
リレー接点(R1-1)はタイマー接点(TA-1)の自己保持接点
である。
リレー接点(R1-2)が閉じると、タイマー(TB)が作動を開
始する。このタイマー(TB)は、ヒータ(4)の通電時間を
設定しておくためのものである。
タイマー(TB)の作動と同時に、上述したリレー接点(R1-
3)の閉成により、ヒータ(4)に通電され、ドアキーシリ
ンダ装置(2)が加熱され、凍結が解凍される。
タイマー(TB)の設定時間が経過すると、その常閉のタイ
マー接点(TB-1)が開き、リレー(R1)への通電が停止させ
られ、それによって、リレー接点(R1-1)(R1-2)(R1-3)が
開き、ヒータ(4)及びタイマー(TB)への通電も停止させ
られる。
また、ヒータ(4)への通電時に、ドア(1)が開き、ドアス
イッチ(7)が閉じた場合、リレー(R2)が励磁され、その
常閉のリレー接点(R2-1)(R2-2)が開き、リレー(R1)への
通電と、タイマー(TA)(T0)への通電が停止され、初期状
態に戻る。
すなわち、一度ドア(1)が開くと、それまでの状態をす
べてキャンセルして、初期状態に復帰する。
タイマー(T0)は、安全用のもので、タイマ(TA)(TB)等よ
り設定時間を比較的長期に設定してあり、例えば、ドア
ハンドル(3)とドア外面との間、又はスイッチ(5)とドア
ハンドル(3)との間等に異物が挾まり、スイッチ(5)が長
期にわたって閉じたままとなったような場合に、スイッ
チ(5)が最初に閉じてから設定時間経過後に作動し、そ
の常閉接点(T0-1)(T0-2)が開いて、リレー(R1)及び
ヒータ(4)への通電を停止する。
このように、ドアハンドル(3)を設定時間又はそれ以上
操作させて、ヒータ(4)を発熱させることができ、通常
のドアの開閉操作によるそのドアハンドル(3)の操作で
は、ヒータ(4)を発熱させることはない。
〔変形例〕
上述の実施例においては、タイマー(TB)を設けることに
より、ヒータ(4)への通電開始から一定時間経過後に、
ヒータ(4)への通電を停止させ、ヒータ(4)の過熱を防止
するようにしてあるが、このようなタイマー(TB)に代え
て、又はそれと並列に、ドアキーシリンダ装置(2)の適
所に、サーモスタットその他の温度センサ(図示略)を
設け、ドアキーシリンダ装置(2)が設定温度に達したと
きに、ヒータ(4)への通電を防止させるようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案によると、次のような効果を奏することができ
る。
(a)スイッチを継続してタイマーの設定時間以上作動さ
せ続けなければ、ヒータに通電しないようにしたので、
ドア開扉のための通常のドアハンドルの操作では、ヒー
タに通電されることはなく、電力を無駄に消耗すること
がない。
(b)キーシリンダ装置の凍結を解凍したい場合には、上
記の通常のドアハンドルの操作より若干長い時間ドアハ
ンドルを操作し続けるだけでよいので、操作が簡単であ
る。
(c)ドアが開いているときにおいて、いたずら等により
故意にドアハンドルを操作してもヒータに通電されるこ
とはなく、従ってキーシリンダ装置が過熱したり、バッ
テリの電力を浪費したりするのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を備える自動車用ドアのドアキー
シリンダ装置およびアウトサイドハンドルの配置例を示
す側面図、 第2図は第1図のII−II線拡大断面図、 第3図は第2図のIII−III線より見た拡大側面図、 第4図は第2図のIV−IV線拡大断面図、 第5図は第2図のV−V線拡大断面図、 第6図は本考案のキーシリンダ装置の凍結解除装置の作
用を説明する回路図である。 (1)ドア (2)ドアキーシリンダ装置 (20)シリンダケース、(21)ロータ (22)係止する手段、(23)タンブラ (28)キー、(3)ドアハンドル (4)ヒータ、(5)スイッチ (6)電源、(7)ドアスイッチ (TA)タイマー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアキーシリンダ装置に設けたヒータと、
    ドアハンドルの操作に連動して作動するスイッチと、該
    スイッチの継続作動時間を計時し、該計時時間が予め定
    めた設定時間に達することにより前記ヒータに通電さ
    せ、計時時間が設定時間に達しないときは前記ヒータへ
    の通電を阻止するタイマーと、ドアが開いたときに前記
    タイマーへの通電を停止するドアスイッチとを備えるこ
    とを特徴とするキーシリンダ装置における凍結解除装
    置。
JP1986189176U 1986-12-10 1986-12-10 キ−シリンダ装置における凍結解除装置 Expired - Lifetime JPH0633170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986189176U JPH0633170Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10 キ−シリンダ装置における凍結解除装置

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JP1986189176U JPH0633170Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10 キ−シリンダ装置における凍結解除装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6394272U JPS6394272U (ja) 1988-06-17
JPH0633170Y2 true JPH0633170Y2 (ja) 1994-08-31

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ID=31141236

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JP1986189176U Expired - Lifetime JPH0633170Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10 キ−シリンダ装置における凍結解除装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56114246U (ja) * 1980-02-04 1981-09-02
JPS6159754U (ja) * 1984-09-25 1986-04-22

Also Published As

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JPS6394272U (ja) 1988-06-17

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