JPH0633122Y2 - 配管用孔の補修用型枠 - Google Patents

配管用孔の補修用型枠

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JPH0633122Y2
JPH0633122Y2 JP1988075467U JP7546788U JPH0633122Y2 JP H0633122 Y2 JPH0633122 Y2 JP H0633122Y2 JP 1988075467 U JP1988075467 U JP 1988075467U JP 7546788 U JP7546788 U JP 7546788U JP H0633122 Y2 JPH0633122 Y2 JP H0633122Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は配管用孔を補修用モルタルにより補修する際
に、配管用孔を塞いで補修用モルタルの流出を防止する
配管用孔の補修用型枠に関するものである。
[従来の技術] コンクリート建築物の床版(スラブ)を貫通させて排水
管,水道管,ガス管等を配管する場合、予め床版に開け
られた配管用孔に上記管を挿通させて配管した後に、防
水および防火のために配管用孔に補修用モルタルを注入
して塞ぐことが行われている。この補修用モルタルは水
量を若干多めにして小さいな隙間に充填できる程度に軟
練したものであるために、配管用孔に注入された補修用
モルタルが流れ落ちないように配管用孔を塞ぐ必要があ
る。
従来、配管用孔を塞ぐ配管用孔の補修用型枠としては第
8図に示ように、ベニヤ板101に管の外径と同径の孔
102を糸鋸等で開け、その孔102の中心に向けて切
れ目103を入れたものがある。この型枠100は第9
図に示すようにコンクリート建築物の床版111に開け
られた配管用孔112に例えば配水管113を挿通させ
て配管した後、この排水管113の立上り部分に上記型
枠100の切れ目103を広げて嵌め込み、この型枠1
00を複数本の支え棒114を用いて床版111の下面
に押し付けて配管用孔112を塞ぐようにしている。
このように型枠100で配管用孔112を塞いだ状態
で、補修用モルタル115を注入し十分に硬化させるこ
とにより、配管用孔112を補修することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述の従来技術では支え棒114を排水管1
13,配管継手113aおよび梁等で支えるために、高
所や狭い所での取付け作業が困難となり作業能率が低下
する問題がある。しかも、取付け場所によって支え棒1
14の長さが異なるため、支え棒114の長さを現場で
調整することは大変に面倒であり、かつ支え棒を再利用
することができず不経済である。特に、共有排水管や雨
水排水管のように垂直に配管される場合には、支え棒1
14を下層階の床版111で支えなければならないた
め、支え棒114として長くて丈夫な高価な材料を使用
しなければならず不経済であり、かつ長い支え棒114
の取扱は非常に面倒であった。
また、ベニヤ板に真円の孔102を糸鋸で切欠くことは
非常に難しく、高度の技術と時間を要するとともに、孔
102の径が排水管113の外径より小さいと型枠10
0を排水管113に容易に嵌め込むことができず、また
孔102の径が排水管113の外径より大きいと排水管
113との間に隙間ができ補修用モルタル115が流出
してしまう問題がある。
本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、取付
け取外しを簡単化して作業能率を向上し得るとともに、
配管用孔を良好に塞いで補修用モルタルの流出を完全に
防ぐことができる配管用の孔の補修用型枠を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の配管用孔の補修用型枠は、コンクリート建築物
の床版に開けられた配管用孔に挿通された管に巻回され
配管用孔を塞ぐ弾性材料からなる帯状の型枠本体と、こ
の型枠本体の少なくとも巻回始端部分に先端に向けて薄
く形成されるテーパー部と、型枠本体の巻回される表裏
の対応した位置に形成され巻回時において互いに嵌合す
る凹凸部と、型枠本体を管に締め付け固定する固定手段
とを具備したことを特徴とする。また、テーパー部の先
端部分に把手部を設けることができる。さらに、管に巻
回された型枠本体の上に切れ目を有する環状の補助プレ
ートを設けることもできる。
[作用] 上記のように構成された配管用孔の補修用型枠によれ
ば、型枠本体の上端を床版の下面に押し付けながら管に
巻き付け、この型枠本体を固定手段で管に巻き付け、こ
の型枠本体を固定手段で管に固定することにより、配管
用孔を型枠本体で塞ぐことができる。しかも、この型枠
本体の巻回始端部分にテーパー部を設けることおよび型
枠本体の巻回される表裏の対応した位置に形成されて互
いに嵌合する凹凸部により、型枠本体を管に隙間なく巻
装することができ、かつ型枠本体を弾性材料で形成する
ことにより、型枠本体を管や床版に密着させ封口性を高
めることができる。
また、床版と型枠本体の間に環状の補助プレートを介在
させることにより、型枠本体の巻回直径より大きな配管
用孔を塞ぐことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。第
1図は本考案に適用した配管用孔の補修用型枠の正面
図、第2図は同型枠の背面図、第3図は同型枠の下面図
を示す。図において1は天然ゴムや合成ゴム等の弾性材
料を周知の成形手段を用いて帯状に形成された型枠本体
で、この型枠本体1の巻回始端部分には先端に向けて薄
くしたテーパー部2が一体に形成されている。型枠本体
1部分の断面は第4図に示すように例えば厚さDが10
mm,高さHが70mmの矩形状とし、テーパー部2を含む
本体1の全長Lは型枠本体1を管に巻回し配管用孔を十
分に塞ぐことができる程度の長さとする。型枠本体1の
全長Lは厚さD,管の外径,配管用孔の内径に応じて変
えることができる。ところで、配管用孔または管の位置
ずれにより配管用孔と管との隙間が大きくなることがあ
るため、この点を十分に考慮して全長Lを数巻分だけ長
くしておくことが望ましい。
前記テーパー部2の先端部分には、短辺方向に突出させ
型枠本体1の巻回始端を管に押さえ付けるための把手部
3が一体に形成されている。また、型枠本体1の巻回最
外周の表裏面には、型枠本体1を管に締め付け固定する
フック面とループ面からなるベルベットファスナー4
a,4bが固着されており、型枠本体1の表面に固着さ
れたベルベットファスナー4aは型枠本体1裏面の巻回
終端に固着されたベルベットファスナー4bが重なり得
る領域をカバーできる所定の長さとする。
次に、この配管用孔の補修用型枠の使用方法を第5図に
より説明する。まず、図に示すようにコンクリート建造
物の床版11に開けられた配管用孔12に例えば4イン
チの排水管13を挿通させて配管する。この配管工事が
終了した後、排水管13の立上り部分に型枠本体1を巻
回させ配管用孔12を塞ぐ。この際、先ず把手部3を例
えば左手で支えて型枠本体1の始端を排水管13にあて
がい、この状態で例えば右手で型枠本体1の上端を床版
が11の下面に押し付けながら巻き付ける。最後に、型
枠本体1の巻回終端を右手で引っ張りながら本体1を排
水管13に締め付け、ベルベットファスナー4bをベル
ベットファスナー4aに止めて固定する。
なお、配管用孔12が通常より大きい場合や、配管用孔
12や排水管13の位置ずれにより排水管13と配管用
孔12との隙間が大きくなった場合、第5図に示すよう
に型枠本体1の巻径より大きな環状の補助プレート21
を床版11と排水管13に巻回された型枠本体1の間に
介在させる。この補助プレート21は第6図に示すよう
に排水管13を中心にして放射方向に自由自在に移動で
きるように補助プレート21の内径を排水管13の外径
より大きくし、かつ排水管13に嵌め込むことができる
ように中心に向けて切れ目22を形成してある。
また、大きな呼び径サイズ用例えば4インチ用の補修用
型枠をこれより小さいな呼び径サイズに兼用させる場
合、型枠本体1の表面にベルベットファスナー4aを巻
回終端側に延長させておくとよい。この型枠本体1を例
えば2インチの水道管に上述と同様に巻回させることに
より、床版11に開けられた配管用孔12を塞ぐことが
できる。すなわち、配管用孔12の内径は4インチの管
に比べて2インチの管の方が小さいために、4インチ用
の補修用型枠で配管用孔12を十分に塞ぐことが可能と
なる。
このようにして排水管13やこれより小さい呼び径サイ
ズの水道管等に型枠本体1を巻き付けて配管用孔12を
塞いだ状態で、配管用孔12に補修用モルタル14を注
入する。そして、この補修用モルタル14が十分に硬化
したならばベルベットファスナー4bを外し、排水管1
3より型枠本体1を取外す。なお、補助プレート21を
使用した場合には、補助プレート21の切れ目22を広
げて排水管13より取外す。
したがって、このような構成によれば、型枠本体1の上
端を床版11の下面に押し付けて排水管13に巻き付け
固定することにより、補助用型枠を容易に取付けること
ができるとともに、排水管13から型枠本体1を解きほ
ぐすことにより、補修用型枠を容易に取外すことができ
るため、従来のものに比べて作業能率を著しく向上させ
ることができる。しかも、型枠本体1を排水管13に巻
き付けることにより、支え棒を用いずに補修用型枠を排
水管13に直接取付けることができるため、従来技術で
は取付けが困難であった狭い所および垂直に配管された
管に補修用型枠を簡単に取付けることができるととも
に、補修用型枠全体を再利用することができ、かつ高価
な支え棒が不要になり経済的である。
また、型枠本体1を弾性部材で形成することにより、排
水管13や床版11との密着性が良くなるため、配管用
孔12を良好に塞ぐことができ、補修用モルタル14の
流出を防止することができる。しかも、取り外しの際に
締め付けを解除することにより、型枠本体1自身の弾性
力の作用によって型枠本体1が排水管13から自動的に
解かれるため、補修用型枠の取外し作業をさらに簡略化
することができる。
また、排水管13と配管用孔12との隙間が大きい場合
に環状の補助プレート21を床版11と型枠本体1との
間に介在させることにより、配管用孔12を確実に塞ぐ
ことができる。しかも、補助プレート21の内径を排水
管13の外径より大きくすることにより、排水管13を
中心に放射方向に自由自在に補助プレート21を移動で
きるため、一方に偏った隙間を完全に塞ぐことができる
とともに、近くにある梁等の障害物を容易に避けること
ができる。
さらに、固定手段であるベルベットファスナー4aを巻
回終端側に延長させ型枠本体1の締め付け固定範囲を大
きくとることにより、小さな呼び径サイズの管に巻回し
締め付け固定することができるため、1種類の補修用型
枠を多種類の呼び径サイズの管に使用でき便利である。
次に他の実施例を第7図により説明す。第7図はこの実
施例の型枠本体1の断面図で、型枠本体1の表裏面に長
手方向に沿った波状の凹凸1a,1bを形成し、型枠本
体1を配水管13に巻回した際、表裏面の対応した位置
に形成された凹部1aと凸部1bが互いに嵌合して、封
口性を高めるとともに渦巻き状に巻回された型枠本体1
の強度を強化するようにした実施例である。波状の凹凸
1a,1bの代わりに長手方向に沿って形成された溝部
とこの溝部に嵌合する峰部でもよい。この実施例によれ
ば、補修用モルタルを注入した際のモルタルの漏れを防
ぐとともに注入したモルタルの重りに十分に耐えられる
型枠を提供することができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
要旨を変更しない範囲において種々変形して実施するこ
とができる。
上記実施例ではベルベットファスナーを用いて枠体本体
1を管に締め付け固定したが、本考案はこれに限定され
るものではなく例えば紐,ベルト,バックルなどを用い
て締め付け固定することもできる。
[考案の効果] 以上に説明したように本考案によれば、取付け取外しを
簡単化して作業能率を向上し得るとともに、配管用孔を
良好に塞いで補修用モルタルの流出を完全に防ぐことが
できるともにゴム等の弾性材料で形成されているので外
力による永久変形や破損がなく永く再使用が可能な配管
用孔の補修用型枠を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した配管用孔の補修型枠の一実施
例を示す正面図、第2図は同実施例の背面図、第3図は
同実施例の下面図、第4図は第3図A−A線に沿って矢
印方向に見た同実施例の断面図、第5図は同実施例の使
用状態を示す説明図、第6図は同実施例に用いられる補
助プレートを示す平面図、第7図は本考案の他の実施例
を示す断面図、第8図は従来の配管用孔の補修用型枠の
一例を示す平面図、第9図は同型枠の使用状態を示す説
明図である。 1…型枠本体、1a,1b…凹凸 2…テーパー部、3…把手部 4a,4b…ベルベットファスナー 11…床版、12…配管用孔 13…排水管、1…補修用モルタル 21…補助プレート、22…切れ目

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート建築物の床版に開けられた配
    管用孔に挿通された管に巻回され上記配管用孔を塞ぐ弾
    性材料からなる帯状の型枠本体と、 この型枠本体の少なくとも巻回始端部分に先端に向けて
    薄く形成されるテーパー部と、 上記型枠本体の巻回される表裏の対応した位置に形成さ
    れ上記巻回時において互いに嵌合する凹凸部と、 上記型枠本体を上記管に締め付け固定する固定手段と、 を具備したことを特徴とする配管用孔の補修用型枠。
  2. 【請求項2】上記テーパー部の先端部分に把手部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の配管用孔の補修用型
    枠。
  3. 【請求項3】上記管に巻回された上記型枠本体の上に切
    れ目を有する環状の補助プレートを設けたことを特徴と
    する請求項1もしくは請求項2記載の配管用孔の補修用
    型枠。
JP1988075467U 1988-06-06 1988-06-06 配管用孔の補修用型枠 Expired - Lifetime JPH0633122Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS567848U (ja) * 1979-06-30 1981-01-23
JPS60109467A (ja) * 1983-11-18 1985-06-14 株式会社長谷川工務店 配管用貫通孔の埋戻し方法

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