JPH0633039U - 温度検出装置 - Google Patents

温度検出装置

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JPH0633039U
JPH0633039U JP9687591U JP9687591U JPH0633039U JP H0633039 U JPH0633039 U JP H0633039U JP 9687591 U JP9687591 U JP 9687591U JP 9687591 U JP9687591 U JP 9687591U JP H0633039 U JPH0633039 U JP H0633039U
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JP
Japan
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zero
temperature
current
voltage
sensing element
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Application number
JP9687591U
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English (en)
Inventor
泰久 野村
Original Assignee
株式会社ミューラ
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Publication of JPH0633039U publication Critical patent/JPH0633039U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測温体に印加される電圧波形、流れる電流波
形の各ゼロ点間の位相角を測定することで温度測定値を
得る温度検出装置において、簡単な構成でもって電源周
波数の変化に対しても実用上充分な検出精度の温度信号
を得る。 【構成】 ゼロ電圧検出部またはゼロ電流検出部の後段
に遅延部を設け、この遅延部の出力信号を基準点として
測温体の位相角を測定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、測温体インピーダンスの位相角を温度信号として利用する温度検出 装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
温度変化に対応してインピーダンスの位相角が変化する測温体を利用する温度 検出装置としては、特開平3−77036号公報に開示の技術があり、測温体に 印加される電圧とこれに流れる電流の位相角を計測することにより温度を検出し ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
斯種装置では、測温体に印加される電源周波数の変化に対応してインピーダン スの位相角が変化することにより計測値が異なるため、従来は電源周波数の測定 部と補正部を別に設けて、電源周波数の差に応じて計測値を補正しなければなら ないという問題点があった。
【0004】 本考案は、従来必要とした電源周波数の測定部と補正部を省略し、簡単な構成 で実用上電源周波数の変化に対して充分な検出精度が得られる温度検出装置の提 供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案装置は、温度変化に対応してインピーダン スの位相角が変化する測温体に交流を印加し、この交流電圧のゼロ電圧検出部と 、測温体を流れる電流のゼロ電流検出部とによって交流電圧と電流の両ゼロ点を 検出し、両ゼロ点間の位相角を測定して温度計測値を得る温度検出装置において 、ゼロ電圧検出部またはゼロ電流検出部の後段に遅延部を設け、該遅延部の出力 信号を基準点として位相角を測定するようにしたものである。
【0006】 上記遅延部には抵抗とコンデンサからなる積分回路例があり、電圧に対して電 流が進相特性の場合はゼロ電圧検出部の後段に、他方電圧に対して電流が遅相特 性の場合はゼロ電流検出部の後段に設けるのが効果的である。
【0007】 また、同一温度でも電源周波数の差によって生じる温度信号の相違を少なくす るには、遅延部による遅延時間を長くすると良い。
【0008】
【作用】
上記のように構成された温度検出装置では、従来例えば電圧のゼロ点を基準点 として電流のゼロ点との間の時間長さを計測して温度信号としていたのを、遅延 部によって位相角を計測する基準点を、従来方式の基準点より一定時間遅れた点 とし、電源周波数の差による電圧と電流の位相角の相違、即ち温度信号の相違を 少なくする。
【0009】 これを図8、図9で説明すると、測温体に異る周波数f1、f2の正弦波電圧 を印加し、電流が進相特性の場合、電圧波形と電流波形を夫々正弦波v1、i1 、v2、i2で表わし、電圧v1、v2のゼロ点をO、電流i1のゼロ点をP1 、電流i2のゼロ点をP2とする。
【0010】 測温体インピーダンスの位相角は、電圧と電流の両ゼロ点間の時間長さである から、点P1と点Oの時間長さt1は周波数f1のときの位相角φ1に、点P2 と点Oの時間長さt2は周波数f2のときの位相角φ2に相当する。従って、周 波数がf1からf2に変化したときの変化率Xは、次の数式1で表わされる。
【0011】
【数1】
【0012】 一方点Oから一定時間Tだけ遅れた点Qを定めると、この点Qから各点P1、 P2までの時間長さは、夫々(t1+T)、(t2+T)となり、周波数がf1 からf2に変化したときの変化率Yは、次の数式2で表わされる。
【0013】
【数2】
【0014】 ここで、数式1と数式2を比較すると、X>Yの関係が明らかであり、即ち、 位相角の測定基準点をOからQに移動させ、(t1+T)及び(t2+T)の値 を位相角φ1、φ2に対応した信号として取扱うと、周波数が変化した場合に測 定値の差が小さくなる。
【0015】 尚、遅相電流特性を示す測温体の場合には、上記において電圧波形と電流波形 を入れ換えて考えれば、全く同様のことが言える。
【0016】
【実施例】
図1は、進相電流特性を示す測温体1に対する本考案の一実施例を示し、測温 体1には保護用抵抗7を介して交流電源2を印加し、測温体1に印加される交流 電圧vのゼロ点はゼロ電圧検出部3で検出される。トランジスタ31のコレクタ 出力部には抵抗51、コンデンサ52からなる遅延部5が接続されている。
【0017】 ゼロ電圧検出部3で検出されたゼロ点は遅延部5で一定時間遅延された後、N OT素子8で反転されてAND素子9の一方の入力とし、測温体1に流れる電流 iのゼロ点をゼロ電流検出部4で検出してAND素子9の他方の入力としている
【0018】 図2は測温体1に印加される電圧vとこれを流れる電流iを示し(便宜的に正 弦波として図示)、図3〜図7は、図1の回路中符号a〜eで示す各点の電圧波 形で、図3に示すゼロ電圧検出部3の出力波形は、抵抗51とコンデンサ52に よって積分されて遅延し、図4に示す波形となる。これがNOT素子8に加えら れると、その入力スレショルド電圧特性に従って反転され、図1のc点では図5 に示すように、時間Tだけ遅延して反転される。
【0019】 +T)なる値となる。
【0020】 電源周波数fが変れば点Pの位置は変るが、遅延部5はその影響を受けないの で基準点Qの位置は変らず、(t+T)の値を温度信号として用いることで、上 記Xの変化に比べてYの変化は小さくなる。
【0021】 遅延部5による遅延時間Tを5[ms]、電源周波数f1を60Hz、f2を 50Hzとして各温度におけるX、Yの測定値を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】 尚、測温体1が遅相電流特性を示すものの場合は、図10に示すように遅延部 5をゼロ電流検出部4の後段に設ければ、上記と同様な動作が得られる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の温度検出装置は、測温体に印加される電圧と、流 れる電流の夫々ゼロ点を検出し、これら両ゼロ点の間の区間を測定するに際し、 一方のゼロ点を基準点にして測定するのではなく、簡単な構成で測定する基準点 を両ゼロ点から離れた点としたので、電源周波数の変動による測定値の差を、実 用上問題ない程度まで小さくできる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の実施例を示す回路図である。
【図2】測温体に印加される電圧、流れる電流の波形図
である。
【図3】図1の符号a部の電圧波形図である。
【図4】図1の符号b部の電圧波形図である。
【図5】図1の符号c部の電圧波形図である。
【図6】図1の符号d部の電圧波形図である。
【図7】図1の符号e部の電圧波形図である。
【図8】周波数f1の場合の測温体に印加される電圧、
流れる電流の波形図である。
【図9】周波数f2の場合の測温体に印加される電圧、
流れる電流の波形図である。
【図10】本考案装置の他の実施例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 測温体 2 交流電源 3 ゼロ電圧検出部 4 ゼロ電流検出部 5 遅延部
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度変化に対応してインピーダンスの位
    相角が変化する測温体に交流を印加し、この交流電圧の
    ゼロ電圧検出部と、測温体を流れる電流のゼロ電流検出
    部とによって交流電圧と電流の両ゼロ点を検出し、該両
    ゼロ点間の位相角を測定して温度計測値を得る温度検出
    装置において、ゼロ電圧検出部またはゼロ電流検出部の
    後段に遅延部を設け、該遅延部の出力信号を基準点とし
    て位相角を測定するようにしたことを特徴とする温度検
    出装置。
JP9687591U 1991-09-12 1991-09-12 温度検出装置 Pending JPH0633039U (ja)

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JP9687591U JPH0633039U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 温度検出装置

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JP9687591U JPH0633039U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 温度検出装置

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JPH0633039U true JPH0633039U (ja) 1994-04-28

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ID=14176599

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JP9687591U Pending JPH0633039U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 温度検出装置

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