JPH06329835A - 石目調模様入りゴムタイル及びその製造方法 - Google Patents

石目調模様入りゴムタイル及びその製造方法

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JPH06329835A
JPH06329835A JP13935393A JP13935393A JPH06329835A JP H06329835 A JPH06329835 A JP H06329835A JP 13935393 A JP13935393 A JP 13935393A JP 13935393 A JP13935393 A JP 13935393A JP H06329835 A JPH06329835 A JP H06329835A
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JP
Japan
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rubber
weight
parts
tile
ceramic particles
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Application number
JP13935393A
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English (en)
Inventor
Motoo Kikko
基男 橘高
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Hiroshima Kasei Ltd
Original Assignee
Hiroshima Kasei Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 寸法安定性に優れ変化に富んだ石目調模様ゴ
ムタイルの提供。 [構成] 母材としてのゴム100重量部に、アルミナ
及びシリカを主成分とするセラミックス粒子を10〜3
0重量部配合し加熱加圧成形すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石目調模様を有するゴム
タイル及びその製造方法に関する。本発明のゴムタイル
は、一般歩道、コミュニティ−道路、ショッピングモ−
ル、遊園地、公園、スポ−ツ施設等の外装材及び文教施
設、保育所、病院、店舗等の内装材として使用される。
【0002】
【従来の技術】本発明で使用する用語”石目調”は、当
業界で慣用的に使用されている用語で、少なくとも一色
以上の母材に、母材と同種又は異種の材料の粒子を散在
させて付与された、天然石の表面に擬した模様をいう。
模様を付与させる方法として、印刷法、インレイド法、
洗い出し法、研出し法等がある。又、粒子の大きさと散
在密度の大小によって、大理石模様、梨地模様、花崗岩
模様等種々の模様があるが、本発明で使用する用語”石
目調”は、それらを包含し、又洗い出し模様、研ぎ出し
模様等と同義語である。
【0003】母材がゴムの場合に石目調を付与させる従
来方法としては、単一色及び/又は異色又は多色の熱可
塑性合成樹脂のチップ或いはペレットを用いたインレイ
ド法が主流であった。然しながら、熱可塑性樹脂のチッ
プやペレットを用いたインレイドタイプのゴムタイルを
製造する場合、そのペレットやチップの配列、最密充填
の方法も重要であるが、プレス工程でのペレットの形潰
れや、流れ、空気の抱込みによる空隙の発生の防止等困
難な点があった。
【0004】上述した欠点の他に、熱可塑性樹脂、例え
ば、ゴムのチップやペレットを用いるインレイドタイプ
のゴムタイルは、温度上昇によってチップやペレットが
母材中で動くため、寸法安定性に欠けるきらいがあっ
た。更に、熱可塑性樹脂チップやペレットは、母材との
熱圧着工程で、母材層に溶融一体化して母材層の表面と
面一になり、立体感のある石目調模様を表出することが
困難であり且つノンスリップ効果を与えることも出来な
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る課題は、従来技術が、寸法安定性に優れた石目調模様
のゴムタイルを製造できなかったことである。発明が解
決しようとする更なる課題及び利点は以下逐次明きらか
にされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段を述べる前に、本発明を開発するに至った背景を簡単
に解説しておく。本発明者等は、ゴムタイル等弾性層と
コンクリ−トブロックを接着させる各種の方法を検討し
てきたが、その成果の一つとして、或る種のセラミック
ス粒子、ゴム粒子及びバインダ−から成るセラミックス
配合物を、弾性層とコンクリ−トブロックの間に介在さ
せることを特徴とする弾性層−コンクリ−トブロック舗
装材の製造方法を特許出願した。(特許願平5−273
15号)。
【0007】本発明者等は、更に検討した結果、前記セ
ラミックス配合物が極めて寸法安定性に優れていること
を発見し、これをゴムタイルに応用することに着眼し
た。即ち、ゴム母材に配合するセラミックスの量を制御
することによって、寸法安定性に優れた石目調のゴムタ
イルが製造できることを発見した。
【0008】従って、課題を解決するための手段は、母
材となるゴムに、適当なセラミックス粒子混合物を配合
することである。
【0009】上記課題を解決するための本発明は、母材
となるゴム100重量部当り、アルミナ(Al23)及
びシリカ(SiO2)から主として成るセラミックス粒
子混合物10〜30重量部並びに適当なバインダ−から
なる配合物を圧縮成形することから成る石目調ゴムタイ
ルの製造方法である。
【0010】本発明で使用するゴムチップは、未使用の
加硫ゴムから製造したゴムの他に、使用済みタイヤ等の
ゴムチップでもよい。ゴムチップを使用する場合は、そ
のバインダ−として、ウレタン樹脂或いはポリブタジェ
ンが使用される。
【0011】従って、本発明で使用するセラミックス粒
子は、前記バインダ−とも親和性がなければならない。
換言すれば、低比重であって且つ比重が安定しているこ
と、粒度分布が安定していること、更に非吸水性である
こと等が重要である。又、コストの点から考えた場合、
高度に精製したシリカ(SiO2)或いは、アルミナ
(Al23)を原料とする、いわゆるファインセラミッ
クスは高価である。従って、本発明で使用するセラミッ
クスは、シリカ(SiO2)及びアルミナ(Al23
を主成分とし、その他にFe23、CaO及びTiO2
を含むセラミックスの混合物である。これらのセラミッ
クスは、粒径が20〜300μm、かさ比重が0.1〜
0.5g/cm3、圧縮強度が500〜700kgf/
cm2の範囲である。
【0012】本発明で使用されるセラミックス粒子とし
ては、SiO2(59.7%)、Al23(38.3
%)、Fe23(0.4%)、CaO(0.2%)及び
TiO2(1.09%)の組成で、かさ比重0.4g/
cm3、圧縮強度700kgf/cm2及び吸水率0.3
1%のものが具体的に例示される。
【0013】本発明のゴムタイルは、例えば、タイヤゴ
ムチップ100重量部当り、明色ゴム粒子0〜20重量
部、セラミックス粒子10〜30重量部、ウレタン樹脂
5〜30重量部、液状ポリブタジェンゴム2〜10重量
部、顔料等から成る配合物をミキサ−に投入し、常温で
数分間撹拌した後、所定の圧縮成形金型内に充填し、型
締めし、100℃〜150℃、10〜20kg/cm2
の条件下で加熱、加圧して製造される。
【0014】配合されるセラミックス粒子の量は、主と
して、付与しようとする石目調模様の緻密度と強度に依
存して決定される。例えば、粒径の小さい粒子を使用
し、その量を増やしていくと、石目調模様から、繊細な
梨地模様になる。又、粒径の大きい粒子と、小さい粒子
を混在させると、一種の蛇紋石に似た石目調模様にな
る。一方、セラミックスの量と模様及び強度の関係につ
いて論及すれば、セラミックス粒子の配合量が、ゴム1
00重量部当り10重量部以下の場合、模様の緻密度が
無く、深みに欠け、又後述するノンスリップ効果、透水
性、寸法安定性に欠け、一方、30重量部以上の場合、
模様の緻密度は高くなるが、強度が低下し、著るしく脆
くなる。
【0015】以下、実施例を掲げ本発明を具体的に説明
する。
【実施例1〜2】
【表1】に示す比率で配合物を製造した。(尚、配合比
率は重量部である)
【表1】 *1 組成;SiO2(59.7%)、Al23(3
8.3%)、Fe23(0.4%)、CaO(0.2
%)及びFiO2(1.09%)から成る小野田セメン
ト〓製 SL−150で、かさ比重=0.4g/c
3、圧縮強度=700kgf/cm2、吸水率=0.3
1%の物性を有す。
【0016】各実施例の配合物をミキサ−に投入し、常
温にて約10分間撹拌して均等に混合した。タテ300
mm×ヨコ300mm×深さ30mmの金型内に、前記
配合物を投入し、蓋を閉じて型締し、145℃、28k
g/cm2の条件下で加熱、加圧して、所期のゴムタイ
ルを製造した。実施例1のゴムタイルには、セラミック
ス粒子の散在度が緻密な、いわゆるコンクリ−トの研ぎ
出し様の石目調模様が表出されていた。一方、実施例2
のゴムタイルには、セラミックス粒子と白色ゴム粒子が
調和して、深みのある石目調模様が表出されていた。
【0017】実施例1及び2のゴムタイルとも、40℃
及び1〜2℃の温度下でも寸法変化なく、表面にセラミ
ックス粒子面が露出しているのでノンスリップ効果があ
り、透水性があり且つ退色性に優れていた。
【0018】
【発明の効果】本発明に従って、ゴムタイルを製造する
に際して、セラミックス粒子を配合することによって、
下記の効果が得られる; イ、セラミックス粒子の配合量に応じて、天然石の石目
調から緻密なコンクリ−ト研出し模様まで変化に富んだ
石目調模様を表出することができる。 ロ、寸法安定性に優れる。 ハ、色調に深みが出る。 ニ、透水性を付与できる。 ホ、ノンスリップ効果を付与できる。 ヘ、退色性に優れる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム母材100重量部当り、アルミナ及
    びシリカを主成分とするセラミックス粒子10〜30重
    量部配合して成る石目調模様入りゴムタイル。
  2. 【請求項2】 セラミックス粒子の粒径が20〜300
    μmである請求項1に記載のゴムタイル。
  3. 【請求項3】 未使用ゴム及び/又は使用済みゴム粒子
    100重量部当り、アルミナ及びシリカを主成分とする
    セラミックス粒子10〜30重量部、必要に応じてバイ
    ンダ−並びに通常のゴム用添加剤を所定の圧縮成形用金
    型内に均等に充填し、加熱、加圧することから成る石目
    調模様入りゴムタイルの製造方法。
  4. 【請求項4】 セラミックス粒子の粒径が20〜300
    μmである請求項3に記載の方法。
JP13935393A 1993-05-17 1993-05-17 石目調模様入りゴムタイル及びその製造方法 Pending JPH06329835A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536385A (ja) 1999-02-11 2002-10-29 アメリカン・シアナミド・カンパニー 軽量で押出可能なセラミック担体を含有する軽量な押出組成物、その使用方法およびその製造方法
WO2009087786A1 (ja) * 2008-01-07 2009-07-16 Kohan Corporation 樹脂ゴム混合スライスシート及び樹脂ゴム混合シート並びに袋状物

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