JPH06329547A - 外用剤 - Google Patents
外用剤Info
- Publication number
- JPH06329547A JPH06329547A JP5154106A JP15410693A JPH06329547A JP H06329547 A JPH06329547 A JP H06329547A JP 5154106 A JP5154106 A JP 5154106A JP 15410693 A JP15410693 A JP 15410693A JP H06329547 A JPH06329547 A JP H06329547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- external preparation
- mugwort
- skin
- extract solution
- side effects
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚の疾患特にアトピー性皮膚炎に有効な外
用剤を得る。 【構成】 馬油及びヨモギ抽出液を含む外用剤に関す
る。
用剤を得る。 【構成】 馬油及びヨモギ抽出液を含む外用剤に関す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外用剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ヒトの皮膚のかゆみを止めるに
は、コルチコステロイドなど種々の薬剤が開発されてき
ている。しかし、これらの薬剤の中には、副作用が強
く、使用に当って注意を払わねばならず、又長期にわた
って使用することは難しい。一方、副作用が弱いもの
は、かゆみに対する効果が低い。ヨモギの抽出液が、か
ゆみを抑える効果があることが分っているが、これに馬
油を加えるとその効果が強まることが分った。それ以外
にも、皮膚の疾患に有効であることも分った。
は、コルチコステロイドなど種々の薬剤が開発されてき
ている。しかし、これらの薬剤の中には、副作用が強
く、使用に当って注意を払わねばならず、又長期にわた
って使用することは難しい。一方、副作用が弱いもの
は、かゆみに対する効果が低い。ヨモギの抽出液が、か
ゆみを抑える効果があることが分っているが、これに馬
油を加えるとその効果が強まることが分った。それ以外
にも、皮膚の疾患に有効であることも分った。
【０００３】
【発明の概要】本発明は、ヨモギの抽出液及び馬油を含
む外用剤に関する。本発明において使用されるヨモギ
は、いわゆる一般にヨモギと呼ばれているいるものを含
み、その中で学名でＡｒｔｅｍｉｓｉａ ｐｒｉｎｃｅ
ｐｓ Ｐａｍｐａｎｉｎｉ及びＡ，ｍｏｎｔａｎａ Ｐ
ａｍｐａｎｉｎｉと呼ばれるものが好ましく、山野に自
生する多年草であって、餅や団子に入れて食する。本発
明では、このヨモギの葉、茎、花及び根など全草を用い
ることができる。そして、ヨモギの処理に当って用いる
には、生のままでも又は乾燥したものでもよい。本発明
では、これらヨモギの抽出液を使用するが、抽出に当っ
ては、１種又はそれ以上の溶媒例えば水或は有機溶媒例
えばメタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチルな
どを適当量使用するが、水を用いるのが好都合である。
む外用剤に関する。本発明において使用されるヨモギ
は、いわゆる一般にヨモギと呼ばれているいるものを含
み、その中で学名でＡｒｔｅｍｉｓｉａ ｐｒｉｎｃｅ
ｐｓ Ｐａｍｐａｎｉｎｉ及びＡ，ｍｏｎｔａｎａ Ｐ
ａｍｐａｎｉｎｉと呼ばれるものが好ましく、山野に自
生する多年草であって、餅や団子に入れて食する。本発
明では、このヨモギの葉、茎、花及び根など全草を用い
ることができる。そして、ヨモギの処理に当って用いる
には、生のままでも又は乾燥したものでもよい。本発明
では、これらヨモギの抽出液を使用するが、抽出に当っ
ては、１種又はそれ以上の溶媒例えば水或は有機溶媒例
えばメタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチルな
どを適当量使用するが、水を用いるのが好都合である。
【０００４】本発明に使用される馬油は、馬の脂肪特に
たてがみの下の皮下脂肪を原料として抽出するにより得
られたものである。馬油は、皮膚に塗布すると、それを
保護ししかも浸透することにより、炎症を抑える効果が
あるとされ、従来から使用されてきている。
たてがみの下の皮下脂肪を原料として抽出するにより得
られたものである。馬油は、皮膚に塗布すると、それを
保護ししかも浸透することにより、炎症を抑える効果が
あるとされ、従来から使用されてきている。
【０００５】本発明の外用剤では、これらヨモギの抽出
液及び馬油を活性成分として含む。その剤型としては、
液剤、軟膏、クリーム又はローション、含浸ドレッシン
グ、ゲル、ゲルスティック、スプレイ及びエロゾルなど
が挙げられる。これらの剤は、従来行われている方法に
より製造され、必要に応じ、添加物例えば保存料、皮膚
浸透助剤、軟膏及びクリームにおけるエモリエントを加
えることができる。さらに、相溶性の従来使用されてい
る担体例えばクリーム及び軟膏の基剤及びローション用
のエタノール又はオレイルアルコールを含んでもよい。
又、本発明の外用剤には、椿油及び／又は月見草油のよ
うな皮膚の治療に有効な成分を含んでもよい。本発明の
外用剤は、ヨモギの抽出液では、例えばヨモギの乾燥物
を４０重量倍の水を用いて抽出した抽出液を用いた場
合、この抽出液を１０−８０重量％好ましくは２０−７
０重量％さらに好ましくは３０−６０重量％含む。又、
馬油を０．５−２０重量％好ましくは１−１５重量％さ
らに好ましくは１．５−１０重量％含む。本発明の外用
剤の使用に当っては、障害の程度に応じ、１日１回以上
患部に塗布する。
液及び馬油を活性成分として含む。その剤型としては、
液剤、軟膏、クリーム又はローション、含浸ドレッシン
グ、ゲル、ゲルスティック、スプレイ及びエロゾルなど
が挙げられる。これらの剤は、従来行われている方法に
より製造され、必要に応じ、添加物例えば保存料、皮膚
浸透助剤、軟膏及びクリームにおけるエモリエントを加
えることができる。さらに、相溶性の従来使用されてい
る担体例えばクリーム及び軟膏の基剤及びローション用
のエタノール又はオレイルアルコールを含んでもよい。
又、本発明の外用剤には、椿油及び／又は月見草油のよ
うな皮膚の治療に有効な成分を含んでもよい。本発明の
外用剤は、ヨモギの抽出液では、例えばヨモギの乾燥物
を４０重量倍の水を用いて抽出した抽出液を用いた場
合、この抽出液を１０−８０重量％好ましくは２０−７
０重量％さらに好ましくは３０−６０重量％含む。又、
馬油を０．５−２０重量％好ましくは１−１５重量％さ
らに好ましくは１．５−１０重量％含む。本発明の外用
剤の使用に当っては、障害の程度に応じ、１日１回以上
患部に塗布する。
【０００６】本発明の活性成分は、上記の使用範囲にお
いて毒性は認められない。本発明の外用剤は、アトピー
性皮膚炎、湿疹などの患者の患部に塗布すると、かゆみ
が短時間に消失する。又、皮膚の荒れに塗布しても、短
時間に滑らかな皮膚に戻す。長期にわたって連用して
も、副作用は認められず、外用剤として広く使用されて
いるステロイド軟膏によく見られる色素沈着や毛細血管
拡張のような副作用はない。
いて毒性は認められない。本発明の外用剤は、アトピー
性皮膚炎、湿疹などの患者の患部に塗布すると、かゆみ
が短時間に消失する。又、皮膚の荒れに塗布しても、短
時間に滑らかな皮膚に戻す。長期にわたって連用して
も、副作用は認められず、外用剤として広く使用されて
いるステロイド軟膏によく見られる色素沈着や毛細血管
拡張のような副作用はない。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を示す。 参考例 １ ヨモギの葉及び茎を採取し、水洗後、３−４日間陰干
し、乾燥した。得られた乾燥ヨモギ５０ｇを水２Ｌで約
２０分間煮沸し、次に冷却して漉過した。漉液を原液と
した。
し、乾燥した。得られた乾燥ヨモギ５０ｇを水２Ｌで約
２０分間煮沸し、次に冷却して漉過した。漉液を原液と
した。
【０００８】実施例 １ 参考例１で得られた原液を使用して、下記の処方でゲル
を常法により製造した。
を常法により製造した。
【０００９】
【表１】
【００１０】得られたゲルを使用して、アトピー性皮膚
炎にかかった患者の患部に１日３回塗布した。１週間後
に、かゆみが消え、治癒した。ステロイド軟膏に見られ
がちな再発など副作用は認められなかった。ヨモギ抽出
液単独又は馬油単独を同様な患部に塗布した場合、治癒
するのに約３週間を要した。
炎にかかった患者の患部に１日３回塗布した。１週間後
に、かゆみが消え、治癒した。ステロイド軟膏に見られ
がちな再発など副作用は認められなかった。ヨモギ抽出
液単独又は馬油単独を同様な患部に塗布した場合、治癒
するのに約３週間を要した。
Claims (1)
- 【請求項１】 ヨモギの抽出液及び馬油を含む外用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154106A JPH06329547A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154106A JPH06329547A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 外用剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06329547A true JPH06329547A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15577059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5154106A Pending JPH06329547A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 外用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06329547A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2729860A1 (fr) * | 1995-01-31 | 1996-08-02 | Allier Mireille Leone Yvonne L | Composition a base de plantes et produits gras naturels et teinture de fleurs utilises pour traumatismes cutanes |
| FR2798067A1 (fr) * | 1998-09-26 | 2001-03-09 | Kijang Medical Co | Procede de preparation d'un extrait d'armoise pharmaceutique et appareil de moxibution electrique |
| KR20030028600A (ko) * | 2001-09-20 | 2003-04-10 | 이영덕 | 피부 세정을 위한 조성물 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP5154106A patent/JPH06329547A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2729860A1 (fr) * | 1995-01-31 | 1996-08-02 | Allier Mireille Leone Yvonne L | Composition a base de plantes et produits gras naturels et teinture de fleurs utilises pour traumatismes cutanes |
| FR2798067A1 (fr) * | 1998-09-26 | 2001-03-09 | Kijang Medical Co | Procede de preparation d'un extrait d'armoise pharmaceutique et appareil de moxibution electrique |
| KR20030028600A (ko) * | 2001-09-20 | 2003-04-10 | 이영덕 | 피부 세정을 위한 조성물 |
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