JPH0632932Y2 - エレベ−タのロ−プ伸び検出装置 - Google Patents
エレベ−タのロ−プ伸び検出装置Info
- Publication number
- JPH0632932Y2 JPH0632932Y2 JP1986018153U JP1815386U JPH0632932Y2 JP H0632932 Y2 JPH0632932 Y2 JP H0632932Y2 JP 1986018153 U JP1986018153 U JP 1986018153U JP 1815386 U JP1815386 U JP 1815386U JP H0632932 Y2 JPH0632932 Y2 JP H0632932Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- car
- extension
- governor
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータのロープ伸び検出装置に関する。
〔従来の技術〕 一般に、エレベータに用いられる主ロープ等は異常伸び
を検出するロープ伸び検出装置によつて監視されてい
る。例えば、エレベータの乗りかごが建屋最上階に停止
している時、カウンターウエイトとバツフアーとの隙間
寸法を常に規定値に維持するようにしなければならな
い。
を検出するロープ伸び検出装置によつて監視されてい
る。例えば、エレベータの乗りかごが建屋最上階に停止
している時、カウンターウエイトとバツフアーとの隙間
寸法を常に規定値に維持するようにしなければならな
い。
しかし、主ロープは乗りかごおよびカウンターウエイト
の重量によつて、経年的に伸びるため、上記隙間寸法が
変化する。またガバナロープについても同様であり、ピ
ツトに設けられたガバナプーリによつて張力が与えられ
ているため、この張力によつて経年的に伸びが生ずる。
の重量によつて、経年的に伸びるため、上記隙間寸法が
変化する。またガバナロープについても同様であり、ピ
ツトに設けられたガバナプーリによつて張力が与えられ
ているため、この張力によつて経年的に伸びが生ずる。
このため、これらロープの伸びを定常的に測定し、所定
値以上伸びた場合、切り詰めを行なつて所定の寸法に合
わせる必要があつた。主ロープの測定の場合は、乗かご
を最上階に停止させた状態でのカウンターウエートとバ
ツフアの間隙寸法を測定していたため、ピツトで間隙寸
法を測定する作業者と、乗かごを最上階に停止させる作
業者の2名が必要であつた。またガバナロープの場合
は、ピツト内に作業者が入らなければならず、このため
に一時的に乗かごの運行を停止しなければならないとい
う問題があつた。
値以上伸びた場合、切り詰めを行なつて所定の寸法に合
わせる必要があつた。主ロープの測定の場合は、乗かご
を最上階に停止させた状態でのカウンターウエートとバ
ツフアの間隙寸法を測定していたため、ピツトで間隙寸
法を測定する作業者と、乗かごを最上階に停止させる作
業者の2名が必要であつた。またガバナロープの場合
は、ピツト内に作業者が入らなければならず、このため
に一時的に乗かごの運行を停止しなければならないとい
う問題があつた。
これら問題を解決するため、主ロープの伸び検出に関し
て実開昭58-137679号公報に示された構成が提案され
た。この構成によれば、カウンターウエートの位置を機
械的に検出することができるので、2人の作業者を必要
とすることなく主ロープの伸びを常時監視することがで
きる。
て実開昭58-137679号公報に示された構成が提案され
た。この構成によれば、カウンターウエートの位置を機
械的に検出することができるので、2人の作業者を必要
とすることなく主ロープの伸びを常時監視することがで
きる。
一方、ガバナロープの伸び検出として、実開昭52-14737
4号公報に示す構成が提案されており、この構成によれ
ばガバナロープが所定値以上に伸びると、警報を発して
エレベータの運転を停止させるようになつている。
4号公報に示す構成が提案されており、この構成によれ
ばガバナロープが所定値以上に伸びると、警報を発して
エレベータの運転を停止させるようになつている。
上述した従来のロープ伸び検出装置は、いずれの場合
も、その表示部を管理人室やエレベータ機械室に設けら
れており、作業者は必ず管理人室や機械室に行つて、ロ
ープの伸びの確認を行なわなければならなかつた。従つ
て、乗りかごに乗りながら乗りかご廻り等を点検する巡
回サービスとは別に、上述の点検を行なわなければなら
ず、何等かの原因で異常伸びが生じた場合には、保守員
による通常の定期点検時まで、その異常に気付かないと
いう欠点があつた。
も、その表示部を管理人室やエレベータ機械室に設けら
れており、作業者は必ず管理人室や機械室に行つて、ロ
ープの伸びの確認を行なわなければならなかつた。従つ
て、乗りかごに乗りながら乗りかご廻り等を点検する巡
回サービスとは別に、上述の点検を行なわなければなら
ず、何等かの原因で異常伸びが生じた場合には、保守員
による通常の定期点検時まで、その異常に気付かないと
いう欠点があつた。
本考案の目的は、巡回サービスのときにロープの異常伸
びを容易に確認することのできるロープ伸び検出装置を
提供するにある。
びを容易に確認することのできるロープ伸び検出装置を
提供するにある。
この目的を達成するために本考案は、昇降路内を上下動
可能に設けた乗りかごに、主ロープとガバナロープを連
結して成るエレベータにおいて、上記主ロープの伸びが
切り詰めが必要な所定値を越えたことを検出して出力を
発する第1検出装置と、上記ガバナロープの伸びが切り
詰めが必要な所定値を越えたことを検出して出力を発す
る第2検出装置と、昇降路内で、かつ階床扉或は乗りか
ご扉を開いた時確認できる位置に上記両検出装置の出力
によつて表示を行なう表示部とを備えた構成にしてあ
る。
可能に設けた乗りかごに、主ロープとガバナロープを連
結して成るエレベータにおいて、上記主ロープの伸びが
切り詰めが必要な所定値を越えたことを検出して出力を
発する第1検出装置と、上記ガバナロープの伸びが切り
詰めが必要な所定値を越えたことを検出して出力を発す
る第2検出装置と、昇降路内で、かつ階床扉或は乗りか
ご扉を開いた時確認できる位置に上記両検出装置の出力
によつて表示を行なう表示部とを備えた構成にしてあ
る。
上述の如き構成によれば、主ロープあるいはガバナロー
プに切り詰めが必要な異常伸びが生ずると、検出装置の
出力信号によつて表示部が表示されることになり、この
表示器の表示をシル間あるいは扉を開いたときに見るこ
とができ、乗りかごやインジケータのランプ切れやシル
のごみ詰り状態等の乗りかご廻りの点検時に容易に切り
詰めが必要な状態にあるロープ伸びを検出することがで
きる。
プに切り詰めが必要な異常伸びが生ずると、検出装置の
出力信号によつて表示部が表示されることになり、この
表示器の表示をシル間あるいは扉を開いたときに見るこ
とができ、乗りかごやインジケータのランプ切れやシル
のごみ詰り状態等の乗りかご廻りの点検時に容易に切り
詰めが必要な状態にあるロープ伸びを検出することがで
きる。
〔実施例〕 以下本考案の実施例を図面によつて説明する。
機械室2に設けられた巻上機1には、そらせ車6を介し
て主ロープ3が巻掛けられている。この主ロープ3の一
端には乗りかご4が、また他端にはカウンターウエイト
5が連結されている。機械室2に設けられたガバナ7と
ピツト10に位置するガバナプーリ8との間には、ガバ
ナロープ9が掛けられている。一端を乗りかご4に、ま
た他端をカウンターウエイト5に連結したコンペンロー
プ11は、コンペンプーリ12によつてテンシヨンを与
えられている。ピツト10には、コンペンプーリ12の
他に乗りかご用のバツフア13とカウンターウエイト用
のバツフア14が設けられている。乗りかご4が最上階
に停止した時のカウンターウエイト5に対向した昇降路
20には、第1検出センサ15が設けられ、この第1検
出センサ15によつてカウンターウエイト5に設けられ
た端子16の位置を検出して出力信号が発せられる。ガ
バナプーリ8に取り付けられた端子18に対向するよう
に、第2検出センサ17が設けられており、この第2検
出センサ17によりガバナプーリ8の位置を検出して出
力信号が発せられる。従つて、第1検出センサ15と端
子16とによつて第1検出装置が構成され、この第1検
出装置は主ロープ3の異常伸びを検出し、また第2検出
センサ17と端子18によつて第2検出装置が構成さ
れ、この第2検出装置はガバナロープ9の異常伸びを検
出する。第1検出センサ15の出力は配線21によつ
て、また第2検出センサ17の出力は配線22によつ
て、ピツト10の上部壁に設けた表示部23へ送られ
る。
て主ロープ3が巻掛けられている。この主ロープ3の一
端には乗りかご4が、また他端にはカウンターウエイト
5が連結されている。機械室2に設けられたガバナ7と
ピツト10に位置するガバナプーリ8との間には、ガバ
ナロープ9が掛けられている。一端を乗りかご4に、ま
た他端をカウンターウエイト5に連結したコンペンロー
プ11は、コンペンプーリ12によつてテンシヨンを与
えられている。ピツト10には、コンペンプーリ12の
他に乗りかご用のバツフア13とカウンターウエイト用
のバツフア14が設けられている。乗りかご4が最上階
に停止した時のカウンターウエイト5に対向した昇降路
20には、第1検出センサ15が設けられ、この第1検
出センサ15によつてカウンターウエイト5に設けられ
た端子16の位置を検出して出力信号が発せられる。ガ
バナプーリ8に取り付けられた端子18に対向するよう
に、第2検出センサ17が設けられており、この第2検
出センサ17によりガバナプーリ8の位置を検出して出
力信号が発せられる。従つて、第1検出センサ15と端
子16とによつて第1検出装置が構成され、この第1検
出装置は主ロープ3の異常伸びを検出し、また第2検出
センサ17と端子18によつて第2検出装置が構成さ
れ、この第2検出装置はガバナロープ9の異常伸びを検
出する。第1検出センサ15の出力は配線21によつ
て、また第2検出センサ17の出力は配線22によつ
て、ピツト10の上部壁に設けた表示部23へ送られ
る。
今、主ロープ3の伸びが切り詰めが必要な所定値を越え
ると、カウンターウエイト5は降下し、第1センサ15
により端子16が検出されて出力信号が発せられる。こ
の信号は表示部23に伝えられ、例えば表示部23の赤
ランプが点灯する。この点灯の状態は、最下階乗り場1
9のドアを開いたとき、シル間からのぞき見ることがで
きる。このときの表示部23の点灯回路を一度点灯した
ら消えないよう自己保持するなら、乗りかご4を最下階
に位置させた状態でも表示部23の点検が可能である。
またガバナロープ9の切り詰めが必要な異常伸びについ
ても同様に表示部23によつて検出できる。
ると、カウンターウエイト5は降下し、第1センサ15
により端子16が検出されて出力信号が発せられる。こ
の信号は表示部23に伝えられ、例えば表示部23の赤
ランプが点灯する。この点灯の状態は、最下階乗り場1
9のドアを開いたとき、シル間からのぞき見ることがで
きる。このときの表示部23の点灯回路を一度点灯した
ら消えないよう自己保持するなら、乗りかご4を最下階
に位置させた状態でも表示部23の点検が可能である。
またガバナロープ9の切り詰めが必要な異常伸びについ
ても同様に表示部23によつて検出できる。
本実施例によれば、保守員が巡回サービスで最下階に行
つたとき、シル間からピツト10をのぞき込むだけで、
ロープの切り詰めが必要な異常伸びを検出することがで
きる。また表示部23をピツト10に構成しているの
で、各検出装置の出力を伝える配線はピツト10だけで
済み安価である。しかし、この表示部23はピツト10
に限らず巡回サービス等で見られるなら昇降路20内の
どの位置に設けても良い。
つたとき、シル間からピツト10をのぞき込むだけで、
ロープの切り詰めが必要な異常伸びを検出することがで
きる。また表示部23をピツト10に構成しているの
で、各検出装置の出力を伝える配線はピツト10だけで
済み安価である。しかし、この表示部23はピツト10
に限らず巡回サービス等で見られるなら昇降路20内の
どの位置に設けても良い。
以上説明したように本考案は、主ロープとガバナロープ
の異常伸びを第1検出装置および第2検出装置によつて
検出し、各検出装置の出力を昇降路内に構成した表示部
へ伝達するようにし、更に、表示部は昇降路内で、かつ
階床扉或は乗りかご扉を開いた時確認できる位置に設け
ているため、昇降路内をのぞき込むだけでロープの切り
詰めが必要な異常伸びを検出でき、巡回サービス時等に
容易に検出することができる。
の異常伸びを第1検出装置および第2検出装置によつて
検出し、各検出装置の出力を昇降路内に構成した表示部
へ伝達するようにし、更に、表示部は昇降路内で、かつ
階床扉或は乗りかご扉を開いた時確認できる位置に設け
ているため、昇降路内をのぞき込むだけでロープの切り
詰めが必要な異常伸びを検出でき、巡回サービス時等に
容易に検出することができる。
図面は本考案の一実施例によるロープ伸び検出装置を有
するエレベータの側面図である。 3……主ロープ、9……ガバナロープ、15……第1検
出センサ、16……端子、17……第2検出センサ、1
8……端子、20……昇降路、23……表示部。
するエレベータの側面図である。 3……主ロープ、9……ガバナロープ、15……第1検
出センサ、16……端子、17……第2検出センサ、1
8……端子、20……昇降路、23……表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−98067(JP,A) 実開 昭52−147374(JP,U) 実開 昭58−137679(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】昇降路内を上下動可能に設けた乗りかご
に、主ロープとガバナロープを連結して成るエレベータ
において、上記主ロープの伸びが切り詰めが必要な所定
値を越えたことを検出して出力を発する第1検出装置
と、上記ガバナロープの伸びが切り詰めが必要な所定値
を越えたことを検出して出力を発する第2検出装置と、
昇降路内で、かつ階床扉或は乗りかご扉を開いた時確認
できる位置に上記両検出装置の出力によつて表示を行な
う表示部とを備えたことを特徴とするエレベータのロー
プ伸び装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986018153U JPH0632932Y2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | エレベ−タのロ−プ伸び検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986018153U JPH0632932Y2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | エレベ−タのロ−プ伸び検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62132081U JPS62132081U (ja) | 1987-08-20 |
JPH0632932Y2 true JPH0632932Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=30811566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986018153U Expired - Lifetime JPH0632932Y2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | エレベ−タのロ−プ伸び検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632932Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6294246B2 (ja) * | 2015-01-21 | 2018-03-14 | 株式会社日立ビルシステム | エレベーター装置及び主ロープ点検方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5551729Y2 (ja) * | 1976-04-30 | 1980-12-02 | ||
JPS5598067A (en) * | 1979-01-19 | 1980-07-25 | Mitsubishi Electric Corp | Device for inspecting elevator |
JPS58137679U (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-16 | 株式会社日立製作所 | エレベ−タ−主ロ−プの伸び量検出装置 |
-
1986
- 1986-02-13 JP JP1986018153U patent/JPH0632932Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62132081U (ja) | 1987-08-20 |
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