JPH0632877A - 硬化しうる樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
硬化しうる樹脂組成物及びその製造方法Info
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- JPH0632877A JPH0632877A JP4082583A JP8258392A JPH0632877A JP H0632877 A JPH0632877 A JP H0632877A JP 4082583 A JP4082583 A JP 4082583A JP 8258392 A JP8258392 A JP 8258392A JP H0632877 A JPH0632877 A JP H0632877A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (a) アミン価・酸価合計値が約1から約
50の間にあり、かつ酸基に対して過剰の遊離アミンを
有する実質的にアミン末端である熱可塑性ポリアミド樹
脂、(b) 極性基を保有する反応性希釈剤、および
(c) エポキシ樹脂の分子当たり少なくとも2個のエ
ポキシ基を有するエポキシ樹脂から成り、しかもエポキ
シ基の遊離アミン基に対する初期比率が約1:1から約
10:1の間にあるホットメルト接着剤として有用な樹
脂組成物。 【効果】 希釈剤は樹脂組成物の強度に悪影響を与える
ことなしに、該ポリアミドの粘度を低下せしめるのに役
立つ。
50の間にあり、かつ酸基に対して過剰の遊離アミンを
有する実質的にアミン末端である熱可塑性ポリアミド樹
脂、(b) 極性基を保有する反応性希釈剤、および
(c) エポキシ樹脂の分子当たり少なくとも2個のエ
ポキシ基を有するエポキシ樹脂から成り、しかもエポキ
シ基の遊離アミン基に対する初期比率が約1:1から約
10:1の間にあるホットメルト接着剤として有用な樹
脂組成物。 【効果】 希釈剤は樹脂組成物の強度に悪影響を与える
ことなしに、該ポリアミドの粘度を低下せしめるのに役
立つ。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は硬化可能なホットメルト接着剤
として有用な樹脂組成物であって、その強度に悪影響を
与えることなしにポリアミド溶融粘度を低下せしめる希
釈剤を含有する、新規で改良されたアミン末端基がアミ
ンのポリアミド/エポキシ樹脂組成物に関する。本発明
は更にホットメルト接着剤として有用な組成物の製造方
法に関する。
として有用な樹脂組成物であって、その強度に悪影響を
与えることなしにポリアミド溶融粘度を低下せしめる希
釈剤を含有する、新規で改良されたアミン末端基がアミ
ンのポリアミド/エポキシ樹脂組成物に関する。本発明
は更にホットメルト接着剤として有用な組成物の製造方
法に関する。
【0002】
【関連技術の説明】米国特許第2,705,223号(Re
nfrew et al.)はポリアミド樹脂とエポキシド錯体の混
合物の硬化に関するものである。このポリアミドは重合
体質の脂肪酸と脂肪族ポリアミドとの縮合生成物からな
っている。エポキシ樹脂10%とポリアミド樹脂90%
の組成からエポキシ樹脂90%とポリアミド樹脂10%
の組成まで変化した組成物が開示されている。高アミン
価ポリアミドおよびこれらの樹脂の塗料用の用途が強調
されている。
nfrew et al.)はポリアミド樹脂とエポキシド錯体の混
合物の硬化に関するものである。このポリアミドは重合
体質の脂肪酸と脂肪族ポリアミドとの縮合生成物からな
っている。エポキシ樹脂10%とポリアミド樹脂90%
の組成からエポキシ樹脂90%とポリアミド樹脂10%
の組成まで変化した組成物が開示されている。高アミン
価ポリアミドおよびこれらの樹脂の塗料用の用途が強調
されている。
【0003】米国特許第4,082,708号(Mehta)
は、エポキシドと反応して急速に硬化するホットメルト
組成物を与える熱可塑性ポリアミドを含有するビスアミ
ノピペラジンを開示している。このポリアミドは実質的
にビスアミノピペラジンから誘導される。
は、エポキシドと反応して急速に硬化するホットメルト
組成物を与える熱可塑性ポリアミドを含有するビスアミ
ノピペラジンを開示している。このポリアミドは実質的
にビスアミノピペラジンから誘導される。
【0004】米国特許第2,867,592号(Morris e
t al.)は重合体質の脂肪酸から調製された熱可塑性ポ
リアミドエポキシ接着剤を開示している。Morrisの発明
したものはエポキシ含有量に制限があり、熱硬化しな
い。
t al.)は重合体質の脂肪酸から調製された熱可塑性ポ
リアミドエポキシ接着剤を開示している。Morrisの発明
したものはエポキシ含有量に制限があり、熱硬化しな
い。
【0005】米国特許第3,488,665号(MacGrand
le, et al.)は、別のポリアミドと反応した後で硬化す
る生成物を得るためにポリアミドとエポキシを混合する
方法を教示している。この特許の実施例1は、過剰のエ
ポキシ樹脂は加熱時にある限度までしか酸末端基のポリ
アミドと反応しないことを暗示している。これらの混合
物は加熱されるとこの混合物中の一成分が安定していな
いことを暗示しつつ、硬化を継続することを、我々は見
出した。
le, et al.)は、別のポリアミドと反応した後で硬化す
る生成物を得るためにポリアミドとエポキシを混合する
方法を教示している。この特許の実施例1は、過剰のエ
ポキシ樹脂は加熱時にある限度までしか酸末端基のポリ
アミドと反応しないことを暗示している。これらの混合
物は加熱されるとこの混合物中の一成分が安定していな
いことを暗示しつつ、硬化を継続することを、我々は見
出した。
【0006】二成分の熱硬化可能なエポキシ接着剤組成
物はこのようにして、硬化可能な液体エポキシドと液体
ポリアミド硬化剤とからなるものとしてよく知られてい
る。比較的高いアミン価および中程度の分子量のポリア
ミドはエポキシ樹脂と反応して、種々の柔軟性、耐衝撃
性および伸長剪断強度を有する熱硬化体を形成すること
ができることもまたこの技術分野においてはよく知られ
ている。しかしながらこの反応はしばしば非常におそ
い。反応速度は相対的に低い分子量および相対的に高い
アミン価のポリアミドを用いて増大させることができる
が、しかしエポキシ樹脂と反応するときに、得られる熱
硬化物はより高い分子量のポリアミドから作られたもの
では、所望の柔軟性に一般に欠ける。また、これらの材
料は液体であり、従って硬化するまでは僅かな初期強度
しかない。
物はこのようにして、硬化可能な液体エポキシドと液体
ポリアミド硬化剤とからなるものとしてよく知られてい
る。比較的高いアミン価および中程度の分子量のポリア
ミドはエポキシ樹脂と反応して、種々の柔軟性、耐衝撃
性および伸長剪断強度を有する熱硬化体を形成すること
ができることもまたこの技術分野においてはよく知られ
ている。しかしながらこの反応はしばしば非常におそ
い。反応速度は相対的に低い分子量および相対的に高い
アミン価のポリアミドを用いて増大させることができる
が、しかしエポキシ樹脂と反応するときに、得られる熱
硬化物はより高い分子量のポリアミドから作られたもの
では、所望の柔軟性に一般に欠ける。また、これらの材
料は液体であり、従って硬化するまでは僅かな初期強度
しかない。
【0007】EP−A−442700は、良好な未硬化
および硬化物の強度が柔軟性と同様に、高分子量で低ア
ミン価のホットメルトポリアミドを低水準のエポキシと
反応させことによって得られることを開示している。
および硬化物の強度が柔軟性と同様に、高分子量で低ア
ミン価のホットメルトポリアミドを低水準のエポキシと
反応させことによって得られることを開示している。
【0008】ホットメルト熱硬化系において硬化する前
に、ポリアミド(190℃にて3,000〜5,000cp
s)とエポキシ樹脂(190℃にて200〜400cps)
との改良された混合を用意することは望ましいことであ
る。これを遂行する一つの方法は、ポリアミドとエポキ
シ成分間の粘度の差異を最小にするためにより低い分子
量のポリアミドを用いることである。しかし困ったこと
には、より低い分子量のポリアミドは粘度を下げる目的
には役立つが、ホットメルト熱硬化物系にまた次の問題
を起すことになる。もし比較的低いアミン価を有するよ
り低い分子量のポリアミドを使うならば、結果として得
られる接着剤系は当技術に習熟した人々にとって未硬化
物強度として知られている適切な初期接着強度を保有し
ていない。もし同様なより低い分子量を有するより高い
アミン価のポリアミドを未硬化物強度を改良するために
使うならば、得られる接着剤は余りにも急速に硬化する
傾向があり、従ってホットメルト熱硬化接着剤系には使
いものにならない。
に、ポリアミド(190℃にて3,000〜5,000cp
s)とエポキシ樹脂(190℃にて200〜400cps)
との改良された混合を用意することは望ましいことであ
る。これを遂行する一つの方法は、ポリアミドとエポキ
シ成分間の粘度の差異を最小にするためにより低い分子
量のポリアミドを用いることである。しかし困ったこと
には、より低い分子量のポリアミドは粘度を下げる目的
には役立つが、ホットメルト熱硬化物系にまた次の問題
を起すことになる。もし比較的低いアミン価を有するよ
り低い分子量のポリアミドを使うならば、結果として得
られる接着剤系は当技術に習熟した人々にとって未硬化
物強度として知られている適切な初期接着強度を保有し
ていない。もし同様なより低い分子量を有するより高い
アミン価のポリアミドを未硬化物強度を改良するために
使うならば、得られる接着剤は余りにも急速に硬化する
傾向があり、従ってホットメルト熱硬化接着剤系には使
いものにならない。
【0009】そこで、接着剤の強度特性に悪影響を与え
ることなしに、硬化に先立ってポリアミドとエポキシ樹
脂の混合の改良に応じられるホットメルト熱硬化接着剤
組成物の必要性が存在することになる。
ることなしに、硬化に先立ってポリアミドとエポキシ樹
脂の混合の改良に応じられるホットメルト熱硬化接着剤
組成物の必要性が存在することになる。
【0010】
【発明の要約】調節量の希釈剤をポリアミド樹脂に添加
すると、ポリアミド樹脂の溶融粘度を低下させることが
でき、その際に未硬化物強度および硬化物強度のような
接着剤組成物の物理特性を犠牲にすることなしに、ホッ
トメルト熱硬化接着剤組成物中に、より低い粘度のポリ
アミドを使用することを可能にすることが今や判明し
た。
すると、ポリアミド樹脂の溶融粘度を低下させることが
でき、その際に未硬化物強度および硬化物強度のような
接着剤組成物の物理特性を犠牲にすることなしに、ホッ
トメルト熱硬化接着剤組成物中に、より低い粘度のポリ
アミドを使用することを可能にすることが今や判明し
た。
【0011】本発明は、実質的に末端基がアミン(amin
e-terminated)の熱可塑性ポリアミド、希釈剤およびエ
ポキシ樹脂によりなる改良された熱硬化性接着剤組成物
を提供するものであって、ここにエポキシ樹脂はその一
分子当り少くとも2個のエポキシ基を有し;ポリアミド
は約1より大きく約50より小さいアミン価を有しまた
酸基に対し過剰のアミン基を有し;そして希釈剤は極性
基を保有しまた熱硬化接着剤組成物の強度に悪影響を与
えずにポリアミド樹脂の溶融粘度を低下させるのに効果
的な分子量を有する。希釈剤は熱硬化接着剤組成物の硬
化に先立って、ポリアミドとエポキシの混合の改良に対
応する。
e-terminated)の熱可塑性ポリアミド、希釈剤およびエ
ポキシ樹脂によりなる改良された熱硬化性接着剤組成物
を提供するものであって、ここにエポキシ樹脂はその一
分子当り少くとも2個のエポキシ基を有し;ポリアミド
は約1より大きく約50より小さいアミン価を有しまた
酸基に対し過剰のアミン基を有し;そして希釈剤は極性
基を保有しまた熱硬化接着剤組成物の強度に悪影響を与
えずにポリアミド樹脂の溶融粘度を低下させるのに効果
的な分子量を有する。希釈剤は熱硬化接着剤組成物の硬
化に先立って、ポリアミドとエポキシの混合の改良に対
応する。
【0012】〔発明の詳細な説明〕本発明は、実質的に
末端基がアミンの熱可塑性ポリアミド、エポキシおよび
希釈剤からなっており、熱硬化接着剤として有用である
改良された樹脂組成物に関する。ポリアミド樹脂は約1
より大きくかつ約50より小さいアミン値・酸価合計値
を有し、また酸基に対して過剰のアミン基を有してい
る。エポキシ樹脂はその一分子当り少くとも2個のエポ
キシ基を有している。エポキシ基の全遊離アミン基に対
する初期比率は約1:1より大きくそして約10:1よ
り小さい。従って各遊離アミン基はすべてエポキシ基と
反応し、その際にポリアミド鎖をエポキシ網目状構造に
架橋する。
末端基がアミンの熱可塑性ポリアミド、エポキシおよび
希釈剤からなっており、熱硬化接着剤として有用である
改良された樹脂組成物に関する。ポリアミド樹脂は約1
より大きくかつ約50より小さいアミン値・酸価合計値
を有し、また酸基に対して過剰のアミン基を有してい
る。エポキシ樹脂はその一分子当り少くとも2個のエポ
キシ基を有している。エポキシ基の全遊離アミン基に対
する初期比率は約1:1より大きくそして約10:1よ
り小さい。従って各遊離アミン基はすべてエポキシ基と
反応し、その際にポリアミド鎖をエポキシ網目状構造に
架橋する。
【0013】上に述べたように、本発明の組成物におい
ては、このポリアミドは約1より大きく約50より小さ
い、アミン価・酸価合計値および酸基に対して過剰のア
ミンを有すべきである。更に好ましくは、このポリアミ
ドは約2より大きく約30より小さい、また最も好まし
くは約20より小さい、アミン価・酸価合計値を有すべ
きである。(ここでアミンの官能性は慣用の方法で、mg
当量−KOH/g−試料の値で表示される)。好ましく
は、ポリアミド樹脂中のアミン基の数は酸基とアミン基
の合計数の約51%から99%の間にあるべきである。
官能性がより低くなると、アミン基は余りに分散し過ぎ
て充分に硬化しない。官能性がより高くなると、早期ゲ
ル化または少くとも過剰粘性の危険性がある。より良好
な未硬化物強度を得るためには、ポリアミドの軟化点は
約50℃を超え、好ましくは約75℃ないし約200℃
であるべきである。
ては、このポリアミドは約1より大きく約50より小さ
い、アミン価・酸価合計値および酸基に対して過剰のア
ミンを有すべきである。更に好ましくは、このポリアミ
ドは約2より大きく約30より小さい、また最も好まし
くは約20より小さい、アミン価・酸価合計値を有すべ
きである。(ここでアミンの官能性は慣用の方法で、mg
当量−KOH/g−試料の値で表示される)。好ましく
は、ポリアミド樹脂中のアミン基の数は酸基とアミン基
の合計数の約51%から99%の間にあるべきである。
官能性がより低くなると、アミン基は余りに分散し過ぎ
て充分に硬化しない。官能性がより高くなると、早期ゲ
ル化または少くとも過剰粘性の危険性がある。より良好
な未硬化物強度を得るためには、ポリアミドの軟化点は
約50℃を超え、好ましくは約75℃ないし約200℃
であるべきである。
【0014】本発明の好ましい組成物においては、ポリ
アミドは重合脂肪酸;線状ジカルボン酸;および線状、
分岐状または環状のポリアミンもしくはそれらの混合物
である。本書で使用されているように、「重合脂肪酸」
とは市場的に「ダイマー酸」として知られている酸、ま
たは非線状のジカルボン酸、特に21ないし44個の炭
素原子を有する非線状のジカルボン酸を指す。モノカル
ボン酸は、アミン基対酸基の比率を変えるために、およ
び/またはポリアミドの分子量を調節するために加える
ことができる。
アミドは重合脂肪酸;線状ジカルボン酸;および線状、
分岐状または環状のポリアミンもしくはそれらの混合物
である。本書で使用されているように、「重合脂肪酸」
とは市場的に「ダイマー酸」として知られている酸、ま
たは非線状のジカルボン酸、特に21ないし44個の炭
素原子を有する非線状のジカルボン酸を指す。モノカル
ボン酸は、アミン基対酸基の比率を変えるために、およ
び/またはポリアミドの分子量を調節するために加える
ことができる。
【0015】本発明のポリアミド組成物は重合不飽和脂
肪酸またはアクリル酸と不飽和脂肪酸との反応生成物の
30〜100当量パーセント(すなわち、重合前の混合
物中に存在する全酸基の30〜100%がダイマー成分
から誘導される)使って作ることができる。好ましく
は、ポリアミド組成物は重合脂肪酸の50〜90当量パ
ーセントを使って作られる。もっとも好ましいのは、約
65重量パーセントより大きいダイマー脂肪酸含有量の
重合不飽和脂肪酸である。
肪酸またはアクリル酸と不飽和脂肪酸との反応生成物の
30〜100当量パーセント(すなわち、重合前の混合
物中に存在する全酸基の30〜100%がダイマー成分
から誘導される)使って作ることができる。好ましく
は、ポリアミド組成物は重合脂肪酸の50〜90当量パ
ーセントを使って作られる。もっとも好ましいのは、約
65重量パーセントより大きいダイマー脂肪酸含有量の
重合不飽和脂肪酸である。
【0016】「ダイマー酸」なる語は不飽和トール油脂
肪酸の付加重合によって典型的に作られる重合体質また
はオリゴマー質の脂肪酸を指す。これらの重合体質脂肪
酸は一般的に0〜10%のC18一塩基性酸、60〜95
%のC36二塩基性酸および1〜35%C54三塩基性およ
びより高級の重合体質の酸からなる組成を有している。
未分別の「ダイマー酸」中のモノマー、ダイマーとトリ
マーおよび高級の重合体の相対比率は、出発原料の性質
と重合および蒸留条件とに依存する。不飽和脂肪酸の重
合方法は、例えば米国特許第3,157,681号に記載
されている。ダイマー含有量はモノマー、トリマーおよ
び高級重合体組成物を減少させるために用いられる分別
条件によって調節する。
肪酸の付加重合によって典型的に作られる重合体質また
はオリゴマー質の脂肪酸を指す。これらの重合体質脂肪
酸は一般的に0〜10%のC18一塩基性酸、60〜95
%のC36二塩基性酸および1〜35%C54三塩基性およ
びより高級の重合体質の酸からなる組成を有している。
未分別の「ダイマー酸」中のモノマー、ダイマーとトリ
マーおよび高級の重合体の相対比率は、出発原料の性質
と重合および蒸留条件とに依存する。不飽和脂肪酸の重
合方法は、例えば米国特許第3,157,681号に記載
されている。ダイマー含有量はモノマー、トリマーおよ
び高級重合体組成物を減少させるために用いられる分別
条件によって調節する。
【0017】線状ジカルボン酸は約70当量パーセント
までの量、好ましくは10〜15当量パーセントの量を
加えることができ、そして6ないし約22個の炭素原子
を有すればよい。好ましい線状ジカルボン酸には蓚酸、
マロン酸、琥珀酸およびスベリン酸が含まれる。更に好
ましいものとして、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸およびドデカン二酸がある。
までの量、好ましくは10〜15当量パーセントの量を
加えることができ、そして6ないし約22個の炭素原子
を有すればよい。好ましい線状ジカルボン酸には蓚酸、
マロン酸、琥珀酸およびスベリン酸が含まれる。更に好
ましいものとして、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸およびドデカン二酸がある。
【0018】モノカルボン酸は分子量を調節するため
に、約10当量パーセントまでの量で加えてもよい。好
ましいモノカルボン酸は線状であり、2ないし22個の
炭素原子を有している。もっとも好ましいのは、ステア
リン酸、トールオイル脂肪酸およびオレイン酸である。
に、約10当量パーセントまでの量で加えてもよい。好
ましいモノカルボン酸は線状であり、2ないし22個の
炭素原子を有している。もっとも好ましいのは、ステア
リン酸、トールオイル脂肪酸およびオレイン酸である。
【0019】線状、分枝状または環状のポリアミンまた
はそれらの混合物は、重合に添加される全酸基を基準に
して約100当量パーセントから約120当量パーセン
トまでの量で、更に好ましくは約100当量パーセント
から約115当量パーセントまでの量で加える、そして
それらは2ないし60個の炭素原子を有している。これ
らのポリアミンは主としてジアミンである。好ましい脂
肪酸ポリアミンには、エチレンジアミン、ジアミノプロ
パン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、ヘキサメチ
レンジアミン、メチルペンタメチレンジアミン、メチル
ノナンジアミン、ピペラジン、ジピペラジン、アミノエ
チルピペラジン、ビス(アミノエチル)ピペラジン、ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサンおよびダイマージア
ミン(ダイマー酸から作られたジアミン)が含まれる。
キシレンジアミンおよびビス(アミノメチル)ベンゼン
もまた有用である。もっとも好ましいのは、エチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、メチル
ペンタメチレンジアミン、ダイマージアミンおよびポリ
エーテルジアミンである。
はそれらの混合物は、重合に添加される全酸基を基準に
して約100当量パーセントから約120当量パーセン
トまでの量で、更に好ましくは約100当量パーセント
から約115当量パーセントまでの量で加える、そして
それらは2ないし60個の炭素原子を有している。これ
らのポリアミンは主としてジアミンである。好ましい脂
肪酸ポリアミンには、エチレンジアミン、ジアミノプロ
パン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、ヘキサメチ
レンジアミン、メチルペンタメチレンジアミン、メチル
ノナンジアミン、ピペラジン、ジピペラジン、アミノエ
チルピペラジン、ビス(アミノエチル)ピペラジン、ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサンおよびダイマージア
ミン(ダイマー酸から作られたジアミン)が含まれる。
キシレンジアミンおよびビス(アミノメチル)ベンゼン
もまた有用である。もっとも好ましいのは、エチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、メチル
ペンタメチレンジアミン、ダイマージアミンおよびポリ
エーテルジアミンである。
【0020】ポリエーテルジアミンは良好な流動特性を
有する生成物を提供する。ポリエーテルジアミンは2な
いし60当量パーセント、更に好ましくは5ないし40
当量パーセントの量で加える。もっとも好ましいポリエ
ーテルジアミンには、分子量100ないし約8000を
有するプロピレンオキシド重合体から作られたジアミ
ン、分子量100ないし約8000を有するエチレンオ
キシド重合体から作られたジアミンおよび分子量100
ないし約8000を有するエチレンオキシドプロピレン
オキシド重合体から作られたジアミンが含まれる。その
他の適するポリエーテルジアミンには、ポリプロピレン
オキシド重合体またはエチレンオキシド重合体から作ら
れ、そして分子量100ないし約8000を有するトリ
アミンがある。代表的な市販品はJeffamineTM D−23
0、D−400、D−4000、ED−600、ED−
900、ED−2001、ED−4000、ED−60
00、T−403およびER−148(Texaco Chemica
l Company, Bellaire, Texas)である。
有する生成物を提供する。ポリエーテルジアミンは2な
いし60当量パーセント、更に好ましくは5ないし40
当量パーセントの量で加える。もっとも好ましいポリエ
ーテルジアミンには、分子量100ないし約8000を
有するプロピレンオキシド重合体から作られたジアミ
ン、分子量100ないし約8000を有するエチレンオ
キシド重合体から作られたジアミンおよび分子量100
ないし約8000を有するエチレンオキシドプロピレン
オキシド重合体から作られたジアミンが含まれる。その
他の適するポリエーテルジアミンには、ポリプロピレン
オキシド重合体またはエチレンオキシド重合体から作ら
れ、そして分子量100ないし約8000を有するトリ
アミンがある。代表的な市販品はJeffamineTM D−23
0、D−400、D−4000、ED−600、ED−
900、ED−2001、ED−4000、ED−60
00、T−403およびER−148(Texaco Chemica
l Company, Bellaire, Texas)である。
【0021】分子量と官能性を調節するために10当量
パーセントまでの量で、モノアミンを加えてもよい。ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミンおよびテ
トラエチレンペンタミンのような高級アミンを約30当
量パーセントまで使用してもよい。ポリアミンの混合物
もまた特性のよいバランスをとるために用いることがで
きる。
パーセントまでの量で、モノアミンを加えてもよい。ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミンおよびテ
トラエチレンペンタミンのような高級アミンを約30当
量パーセントまで使用してもよい。ポリアミンの混合物
もまた特性のよいバランスをとるために用いることがで
きる。
【0022】本発明の接着剤組成物に使用されるポリア
ミドを調製する方法は当業界において一般に知られてお
り、添付した実施例で例示されている。適したポリアミ
ドが市場で入手できる、例えばUNI−REZTM 26
36、2643、2646、2648、2654および
2656がある(Union Camp Corporation, Wayne, New
Jersey)。
ミドを調製する方法は当業界において一般に知られてお
り、添付した実施例で例示されている。適したポリアミ
ドが市場で入手できる、例えばUNI−REZTM 26
36、2643、2646、2648、2654および
2656がある(Union Camp Corporation, Wayne, New
Jersey)。
【0023】希釈剤は極性基をもっており、そしてホッ
トメルト接着剤施用時に沸騰せずに使用できるような水
準で揮発性を維持するのに充分な大きさの分子量を有し
ている。分子量はホットメルト接着剤組成物中のポリア
ミド樹脂の溶融粘度を低下させるのに充分な程低くなく
てはならない。好ましくは希釈剤の分子量は約200な
いし900であろう。希釈剤の沸点は好ましくは290
℃より高いであろう。ポリアミドの希釈剤に対する重量
比は好ましくは約100:1ないし約4:1、更に好ま
しくは約35:1ないし約6:1である。
トメルト接着剤施用時に沸騰せずに使用できるような水
準で揮発性を維持するのに充分な大きさの分子量を有し
ている。分子量はホットメルト接着剤組成物中のポリア
ミド樹脂の溶融粘度を低下させるのに充分な程低くなく
てはならない。好ましくは希釈剤の分子量は約200な
いし900であろう。希釈剤の沸点は好ましくは290
℃より高いであろう。ポリアミドの希釈剤に対する重量
比は好ましくは約100:1ないし約4:1、更に好ま
しくは約35:1ないし約6:1である。
【0024】一般に、分子量および沸点についての必須
特性を有し、そして接着剤組成物の物理的強度特性に悪
影響を与えることなしに、ポリアミド樹脂の粘度を低下
させるよう作用する、いかなるアミン、アミド、エステ
ル、エーテルまたはスルフィドも用いることができる。
好ましくは、希釈剤はRNH2、RNHCH2CH2CH2
NH2およびR−X−R′からなる群から選択されるで
あろう。ここにRおよびR′はC14〜C24の脂肪族炭化
水素であり;そしてXは
特性を有し、そして接着剤組成物の物理的強度特性に悪
影響を与えることなしに、ポリアミド樹脂の粘度を低下
させるよう作用する、いかなるアミン、アミド、エステ
ル、エーテルまたはスルフィドも用いることができる。
好ましくは、希釈剤はRNH2、RNHCH2CH2CH2
NH2およびR−X−R′からなる群から選択されるで
あろう。ここにRおよびR′はC14〜C24の脂肪族炭化
水素であり;そしてXは
【化2】 からなる群から選ばれる。
【0025】好ましいアミン希釈剤はタローアミン、ジ
タローアミンおよびジ(水素化タロー)アミンである。
タローアミノプロピルアミンおよびダイマージアミンの
ようなジアミンもまた希釈剤として有用である。第一級
および第二級アミン共希釈剤として使ってよい。一般に
モノアミンはジアミンよりも好ましい。もっとも好まし
くは、ジタローアミンのような第二級モノアミンが用い
られる。用いることのできる好ましいアミドには、ステ
アリルステアラミドおよびエチレンビスステアラミドが
含まれる。例のついでに、ステアリルステアレートは本
発明の接着剤組成物に使われる好ましいエステルであ
る。
タローアミンおよびジ(水素化タロー)アミンである。
タローアミノプロピルアミンおよびダイマージアミンの
ようなジアミンもまた希釈剤として有用である。第一級
および第二級アミン共希釈剤として使ってよい。一般に
モノアミンはジアミンよりも好ましい。もっとも好まし
くは、ジタローアミンのような第二級モノアミンが用い
られる。用いることのできる好ましいアミドには、ステ
アリルステアラミドおよびエチレンビスステアラミドが
含まれる。例のついでに、ステアリルステアレートは本
発明の接着剤組成物に使われる好ましいエステルであ
る。
【0026】本発明はエポキシ樹脂一分子当り2個また
はそれ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂に適用さ
れる。もっとも好ましいエポキシ樹脂は一分子当り2.
2ないし8個のエポキシ基を有している。硬化に使用し
得るエポキシ組成物は一般にビスフェノールAまたはビ
スフェノールAオリゴマーのジグリシジルエーテルを主
体とする線状エポキシ、フェノールホルムアルデヒドま
たはクレゾールホルムアルデヒド樹脂のマルチグリシジ
ルエーテルを主体とする分枝状エポキシ、並びに不飽和
脂肪油を包含するエポキシ化オレフィンである。もっと
も好ましいエポキシ樹脂は多官能性エポキシノバラック
樹脂、例えばDow Chemical Company (Midland, Michiga
n)によって販売されているD.E.NTM エポキシノバラ
ック樹脂がある。D.E.N.431は一分子当り平均2.
2のエポキシ基を、D.E.N.438は3.6個を、D.
E.N.439は3.8個を有している。
はそれ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂に適用さ
れる。もっとも好ましいエポキシ樹脂は一分子当り2.
2ないし8個のエポキシ基を有している。硬化に使用し
得るエポキシ組成物は一般にビスフェノールAまたはビ
スフェノールAオリゴマーのジグリシジルエーテルを主
体とする線状エポキシ、フェノールホルムアルデヒドま
たはクレゾールホルムアルデヒド樹脂のマルチグリシジ
ルエーテルを主体とする分枝状エポキシ、並びに不飽和
脂肪油を包含するエポキシ化オレフィンである。もっと
も好ましいエポキシ樹脂は多官能性エポキシノバラック
樹脂、例えばDow Chemical Company (Midland, Michiga
n)によって販売されているD.E.NTM エポキシノバラ
ック樹脂がある。D.E.N.431は一分子当り平均2.
2のエポキシ基を、D.E.N.438は3.6個を、D.
E.N.439は3.8個を有している。
【0027】エポキシ樹脂のエポキシ基の遊離アミン基
に対する初期の比率は約1:1より大きくかつ約10:
1より小さいことが好ましい。エポキシ基の遊離アミン
に対する比率は約1:1より大きくなりかつ約5:1よ
り小さくなることが好ましい。最も好ましいエポキシ基
対遊離アミン基の比率は約1.5:1より大きくかつ約
5:1より小さいことである。
に対する初期の比率は約1:1より大きくかつ約10:
1より小さいことが好ましい。エポキシ基の遊離アミン
に対する比率は約1:1より大きくなりかつ約5:1よ
り小さくなることが好ましい。最も好ましいエポキシ基
対遊離アミン基の比率は約1.5:1より大きくかつ約
5:1より小さいことである。
【0028】希釈剤−ポリアミド−エポキシ樹脂組成物
の施用と硬化は非常に簡単に達せられる。ポリアミド樹
脂、希釈剤およびエポキシ樹脂を別々に溶融し、引続い
て一緒に混合し次いで基板上に溶融混合物のまま塗布す
る。溶融ポリアミド樹脂、溶融希釈剤および溶融エポキ
シ樹脂は同時に混合してもよい。好ましくは、溶融ポリ
アミド樹脂と溶融希釈剤を一緒に混ぜて両者の溶融混合
物を形成する。次にこの溶融混合物を溶融エポキシと混
ぜ合せて熱硬化接着剤組成物を形成する代替として、ポ
リアミド樹脂を希釈剤と乾燥混合し、そして溶融エポキ
シ樹脂と混ぜ合せる必要があるときは、この乾燥混合物
を溶融する。反応温度は一般に220℃を超えないであ
ろう、それは高い温度では反応生成物の亀裂または早熟
重合が起きる恐れがあるからである。勿論、溶融した熱
硬化接着剤組成物の塗布は一つまたはそれ以上の基板の
表面のいかなる部分またはすべての部分に施すことがで
きる。
の施用と硬化は非常に簡単に達せられる。ポリアミド樹
脂、希釈剤およびエポキシ樹脂を別々に溶融し、引続い
て一緒に混合し次いで基板上に溶融混合物のまま塗布す
る。溶融ポリアミド樹脂、溶融希釈剤および溶融エポキ
シ樹脂は同時に混合してもよい。好ましくは、溶融ポリ
アミド樹脂と溶融希釈剤を一緒に混ぜて両者の溶融混合
物を形成する。次にこの溶融混合物を溶融エポキシと混
ぜ合せて熱硬化接着剤組成物を形成する代替として、ポ
リアミド樹脂を希釈剤と乾燥混合し、そして溶融エポキ
シ樹脂と混ぜ合せる必要があるときは、この乾燥混合物
を溶融する。反応温度は一般に220℃を超えないであ
ろう、それは高い温度では反応生成物の亀裂または早熟
重合が起きる恐れがあるからである。勿論、溶融した熱
硬化接着剤組成物の塗布は一つまたはそれ以上の基板の
表面のいかなる部分またはすべての部分に施すことがで
きる。
【0029】得られる生成物は、塗布後冷却して、グリ
ーン強度と普通呼ばれる室温における良好な初期接着強
度を有する熱硬化物である。ここで用いられるような熱
硬化なる語は、相対的に不融性の状態に導く、熱、触
媒、紫外線またはその他の手段の作用による化学反応を
受けるであろうまたは受けたか、いずれかの材料を指
す。硬化すると、熱硬化接着剤組成物は耐有機溶剤性、
耐水性、耐熱性の向上が見られる。この熱硬化接着剤は
より変形性、柔軟性があり、より長い使用時間を提供
し、そして大抵のプラスチックに結着するであろう。更
に熱硬化接着剤組成物は環境温度で基材への結着の向上
を提供し、また基板の両表面が一般に結着困難である平
滑な表面をもった基板を提供する。
ーン強度と普通呼ばれる室温における良好な初期接着強
度を有する熱硬化物である。ここで用いられるような熱
硬化なる語は、相対的に不融性の状態に導く、熱、触
媒、紫外線またはその他の手段の作用による化学反応を
受けるであろうまたは受けたか、いずれかの材料を指
す。硬化すると、熱硬化接着剤組成物は耐有機溶剤性、
耐水性、耐熱性の向上が見られる。この熱硬化接着剤は
より変形性、柔軟性があり、より長い使用時間を提供
し、そして大抵のプラスチックに結着するであろう。更
に熱硬化接着剤組成物は環境温度で基材への結着の向上
を提供し、また基板の両表面が一般に結着困難である平
滑な表面をもった基板を提供する。
【0030】他の添加剤、例えば充填剤、補強剤、結合
剤、着色剤、着臭剤、他のコモノマー、樹脂、粘着付与
剤、可塑剤、潤滑剤、安定剤、帯電防止剤、その他を場
合により添加できることは、接着剤配合技術に習熟した
者にとっては明白であろう。更に酸化防止剤も反応過程
のいずれかの時点で添加することができる。
剤、着色剤、着臭剤、他のコモノマー、樹脂、粘着付与
剤、可塑剤、潤滑剤、安定剤、帯電防止剤、その他を場
合により添加できることは、接着剤配合技術に習熟した
者にとっては明白であろう。更に酸化防止剤も反応過程
のいずれかの時点で添加することができる。
【0031】本発明は下記の実施例を参照することによ
り一層明らかになるであろう。これらの実施例は例示の
目的で提示されており、添付したクレームを制限するも
のと解釈すべきではない。
り一層明らかになるであろう。これらの実施例は例示の
目的で提示されており、添付したクレームを制限するも
のと解釈すべきではない。
【0032】下記の実施例の試験および結果のデータの
考察は2つの点をことさらに明らかにするであろう。第
一に、希釈剤のポリアミドへの添加 − これにより未硬
化ポリアミド樹脂(実施例1(a)対1(b))の物理
的特性に悪影響を与える一方で、エポキシ樹脂との混合
前のポリアミドの粘度を低下させる − は硬化した熱硬
化接着剤組成物の物理的特性、例えばその環境または6
0℃におけるビニールテープ剥離(vinyl T-peel)、ラ
ップ剪断強度(lap shear strength)または引張り強度
の著しい低下を起こさない。第二に、希釈剤が加えられ
た低目の粘度のポリアミドで作られたポリアミド−エポ
キシ熱硬化物との関連において、希釈剤を加えない低目
の粘度のポリアミドで作られたポリアミド−エポキシ熱
硬化物は、これらの特性のすべてにおいて著しく低下し
ている。
考察は2つの点をことさらに明らかにするであろう。第
一に、希釈剤のポリアミドへの添加 − これにより未硬
化ポリアミド樹脂(実施例1(a)対1(b))の物理
的特性に悪影響を与える一方で、エポキシ樹脂との混合
前のポリアミドの粘度を低下させる − は硬化した熱硬
化接着剤組成物の物理的特性、例えばその環境または6
0℃におけるビニールテープ剥離(vinyl T-peel)、ラ
ップ剪断強度(lap shear strength)または引張り強度
の著しい低下を起こさない。第二に、希釈剤が加えられ
た低目の粘度のポリアミドで作られたポリアミド−エポ
キシ熱硬化物との関連において、希釈剤を加えない低目
の粘度のポリアミドで作られたポリアミド−エポキシ熱
硬化物は、これらの特性のすべてにおいて著しく低下し
ている。
【0033】実施例1(a):コントロール;未硬化ポ
リアミド 実施例1(a)は未硬化の末端基アミンのポリアミドであ
るUNI−REZTM 2636(Union Camp Corp., Wayne, New Je
rsey)のコントロールサンプルである。これは商業的に
はダイマー酸、共ダイマー酸(co-diacid)、エチレン
ジアミン、ピペラジンおよびポリエーテルジアミンから
製造される。このポリアミドは酸価0.6およびアミン
価7.6である。このポリアミドの粘度は190℃で測
定し、軟化点は標準ASTM環・球式軟化点法で測定し
た。その結果は表2に示されている。
リアミド 実施例1(a)は未硬化の末端基アミンのポリアミドであ
るUNI−REZTM 2636(Union Camp Corp., Wayne, New Je
rsey)のコントロールサンプルである。これは商業的に
はダイマー酸、共ダイマー酸(co-diacid)、エチレン
ジアミン、ピペラジンおよびポリエーテルジアミンから
製造される。このポリアミドは酸価0.6およびアミン
価7.6である。このポリアミドの粘度は190℃で測
定し、軟化点は標準ASTM環・球式軟化点法で測定し
た。その結果は表2に示されている。
【0034】UNI−REZ 2636 50gを金属容器に入れ
た。この金属容器を190℃に予熱されたオーブン中へ
入れた。ポリアミドが溶融したときに容器を取り出し
た。得られた溶融ポリアミドを剥離紙上に注ぎ放冷し
た。引張り試験用サンプルは実施例2に概説された方法
に従って調製し、そして引張り試験は温度23℃、湿度
50%で24時間保存した後23℃においておよび60
℃の水中に24時間保存した後60℃においてそれぞれ
実施した(表3)。
た。この金属容器を190℃に予熱されたオーブン中へ
入れた。ポリアミドが溶融したときに容器を取り出し
た。得られた溶融ポリアミドを剥離紙上に注ぎ放冷し
た。引張り試験用サンプルは実施例2に概説された方法
に従って調製し、そして引張り試験は温度23℃、湿度
50%で24時間保存した後23℃においておよび60
℃の水中に24時間保存した後60℃においてそれぞれ
実施した(表3)。
【0035】実施例1(b):比較例;ジタローアミン
を有する未硬化ポリアミド UNI−REZ 2636 50gを金属容器に入れ、そしてポリア
ミドの10重量パーセントに当たるジタローアミン(Sh
erex A-240)をUNI−REZ 2636に加えた。金属容器を1
90℃に予熱されたオーブン中に入れた。ポリアミド/
希釈剤混合物が溶融したときに金属容器を取り出した。
得られた溶融混合物を剥離紙上に注ぎ放冷した。引張り
試験は実施例1(a)に概説された条件に従って実施した
(表3)。
を有する未硬化ポリアミド UNI−REZ 2636 50gを金属容器に入れ、そしてポリア
ミドの10重量パーセントに当たるジタローアミン(Sh
erex A-240)をUNI−REZ 2636に加えた。金属容器を1
90℃に予熱されたオーブン中に入れた。ポリアミド/
希釈剤混合物が溶融したときに金属容器を取り出した。
得られた溶融混合物を剥離紙上に注ぎ放冷した。引張り
試験は実施例1(a)に概説された条件に従って実施した
(表3)。
【0036】実施例2:比較例;エポキシで硬化したポ
リアミド UNI−REZ 2636 50gを金属容器中へ入れた。この金属
容器を190℃に予熱されたオーブン中に入れた。エポ
キシ樹脂(D.E.N. 439)5gを直ぐにそして完全にポリ
アミド中へ混入した。得られた溶融混合物を剥離紙上に
注ぎ放冷した。
リアミド UNI−REZ 2636 50gを金属容器中へ入れた。この金属
容器を190℃に予熱されたオーブン中に入れた。エポ
キシ樹脂(D.E.N. 439)5gを直ぐにそして完全にポリ
アミド中へ混入した。得られた溶融混合物を剥離紙上に
注ぎ放冷した。
【0037】固化してから、この混合物27gをCarver
の研究室用圧縮機へ移した。固化された混合物を硬化を
促進するために3000psi、100℃で2時間圧縮し
た。代替として固化された混合物を3000psi、10
0℃で5分間圧縮してから室温で少なくとも1週間硬化
させてもよい。圧縮し硬化した生成物は均一な厚さを有
し、そしてこれを槌と型を用いて打ち抜いて引張り試験
用サンプルを得た。
の研究室用圧縮機へ移した。固化された混合物を硬化を
促進するために3000psi、100℃で2時間圧縮し
た。代替として固化された混合物を3000psi、10
0℃で5分間圧縮してから室温で少なくとも1週間硬化
させてもよい。圧縮し硬化した生成物は均一な厚さを有
し、そしてこれを槌と型を用いて打ち抜いて引張り試験
用サンプルを得た。
【0038】引張り試験用サンプルは温度23℃、湿度
50%で24時間保存した後23℃にて、また60℃の
水中で24時間保存した後60℃にてそれぞれ試験した
(表3)。ゲルタイムはポリアミド/エポキシ樹脂混合
物の粘度がBrookfield RVTD粘度計による測定で1
00,000cpsに達した時間をもって決めた(表2)。
50%で24時間保存した後23℃にて、また60℃の
水中で24時間保存した後60℃にてそれぞれ試験した
(表3)。ゲルタイムはポリアミド/エポキシ樹脂混合
物の粘度がBrookfield RVTD粘度計による測定で1
00,000cpsに達した時間をもって決めた(表2)。
【0039】実施例3:比較例;エポキシで硬化した低
粘度ポリアミド 末端基がアミンであるポリアミドを下記の成分を樹脂製
の釜中で結合させることによって調製した:重合脂肪酸
68.9当量パーセント;アゼライン酸28当量パーセ
ント;ステアリン酸2.7当量パーセント;エチレンジ
アミン35当量パーセント;無水ピペラジン57.2当
量パーセント;ジエチレントリアミン10当量パーセン
トおよびJeffamineTM D-2000 6.1当量パーセント。酸
化防止剤を1.0重量パーセント添加し、また燐酸触媒
を約6滴加えた。
粘度ポリアミド 末端基がアミンであるポリアミドを下記の成分を樹脂製
の釜中で結合させることによって調製した:重合脂肪酸
68.9当量パーセント;アゼライン酸28当量パーセ
ント;ステアリン酸2.7当量パーセント;エチレンジ
アミン35当量パーセント;無水ピペラジン57.2当
量パーセント;ジエチレントリアミン10当量パーセン
トおよびJeffamineTM D-2000 6.1当量パーセント。酸
化防止剤を1.0重量パーセント添加し、また燐酸触媒
を約6滴加えた。
【0040】窒素入口、バレットトラップ(baret tra
p)、凝縮器および熱電対を釜頭部に取り付けた。この
反応系は約3時間で撹拌しながらほぼ250℃まで徐々
に加熱した。大部分の水が溜出し尽くしたときに、バレ
ットトラップと凝縮器を取り外し真空をかけた。この系
は更に3時間、真空下で約250℃の一定温度に保っ
た。次いで真空を開放しそしてポリアミドを剥離紙上に
注ぎ冷却した。
p)、凝縮器および熱電対を釜頭部に取り付けた。この
反応系は約3時間で撹拌しながらほぼ250℃まで徐々
に加熱した。大部分の水が溜出し尽くしたときに、バレ
ットトラップと凝縮器を取り外し真空をかけた。この系
は更に3時間、真空下で約250℃の一定温度に保っ
た。次いで真空を開放しそしてポリアミドを剥離紙上に
注ぎ冷却した。
【0041】得られたポリアミドは酸価0.8およびア
ミン価10.7であった。未硬化ポリアミドの粘度およ
び軟化点は実施例1の方法に従って測定した(表2)。
このポリアミドは実施例2でとられた方法に従って処理
し試験した(表2および表3)。
ミン価10.7であった。未硬化ポリアミドの粘度およ
び軟化点は実施例1の方法に従って測定した(表2)。
このポリアミドは実施例2でとられた方法に従って処理
し試験した(表2および表3)。
【0042】実施例4:エポキシで硬化したタローアミ
ンをもったポリアミド 実施例2の手順に従った。但しタローアミン(Kemamine
P-970)の量を変化させて、金属容器を予熱されたオー
ブン中へ入れる前にポリアミド樹脂に加えた。サンプル
4(a)から4(c)までの配合は表1に見ることができ
る。ここではエポキシ樹脂(D.E.N. 439)およびタロー
アミン(Kemamine P-970)の重量パーセントはポリアミ
ド樹脂の重量を基準にしている。ゲルタイムは表2に、
一方引張り試験の結果は表3に見られる。
ンをもったポリアミド 実施例2の手順に従った。但しタローアミン(Kemamine
P-970)の量を変化させて、金属容器を予熱されたオー
ブン中へ入れる前にポリアミド樹脂に加えた。サンプル
4(a)から4(c)までの配合は表1に見ることができ
る。ここではエポキシ樹脂(D.E.N. 439)およびタロー
アミン(Kemamine P-970)の重量パーセントはポリアミ
ド樹脂の重量を基準にしている。ゲルタイムは表2に、
一方引張り試験の結果は表3に見られる。
【0043】実施例5:エポキシで硬化したタローアミ
ンとタローアミノプロピルアミンをもったポリアミド 実施例2の手順に従った。但しタローアミン(Kemamine
P-970)およびタローアミノプロピルアミン(Kemamine
D-999)の量を変化させて、金属容器を予熱されたオー
ブンに入れる前にポリアミド樹脂に加えた。サンプル5
(a)および5(b)に対する配合は表1に見ることができ
る。ここではエポキシ樹脂(D.E.N. 439)、タローアミ
ノプロピルアミン(Kemamine D-999)およびタローアミ
ン(Kemamine P-970)の重量パーセントはポリアミド樹
脂の重量を基準にしている。ゲルタイムは表2に、一方
引張り試験の結果は表3に見られる。
ンとタローアミノプロピルアミンをもったポリアミド 実施例2の手順に従った。但しタローアミン(Kemamine
P-970)およびタローアミノプロピルアミン(Kemamine
D-999)の量を変化させて、金属容器を予熱されたオー
ブンに入れる前にポリアミド樹脂に加えた。サンプル5
(a)および5(b)に対する配合は表1に見ることができ
る。ここではエポキシ樹脂(D.E.N. 439)、タローアミ
ノプロピルアミン(Kemamine D-999)およびタローアミ
ン(Kemamine P-970)の重量パーセントはポリアミド樹
脂の重量を基準にしている。ゲルタイムは表2に、一方
引張り試験の結果は表3に見られる。
【0044】実施例6:エポキシで硬化したジタローア
ミンをもったポリアミド 実施例2の手順に従った。但しジタローアミン(Sherex
A-240)の量を変化させて、金属容器を予熱されたオー
ブンに入れる前にポリアミド樹脂に加えた。サンプル6
(a)から6(c)までの配合は表1に見ることができる。
ここではエポキシ樹脂(D.E.N. 439)およびジタローア
ミン(Sherex A-240)の重量パーセントはポリアミド樹
脂を基準にしている。ゲルタイムは表2に、一方引張り
試験の結果は表3に見られる。
ミンをもったポリアミド 実施例2の手順に従った。但しジタローアミン(Sherex
A-240)の量を変化させて、金属容器を予熱されたオー
ブンに入れる前にポリアミド樹脂に加えた。サンプル6
(a)から6(c)までの配合は表1に見ることができる。
ここではエポキシ樹脂(D.E.N. 439)およびジタローア
ミン(Sherex A-240)の重量パーセントはポリアミド樹
脂を基準にしている。ゲルタイムは表2に、一方引張り
試験の結果は表3に見られる。
【0045】
【表1】 1 D.E.N.TM439:エポキシ樹脂(Dow Chemical C
o., Midland, MI) 2 KemamineTM P−970:タローアミン(Humko Chem
ical Co., Memphis, TN) 3 KemamineTM D−999:タローアミノプロピルアミ
ン(Humko Chemical Co., Memphis, TN) 4 SherexTM A−240:ジタローアミン(Sherex Che
mical Co., Inc., Dublin, OH) 5 ポリアミドに対する重量パーセント 6 UNI−REZTM 2636(Union Camp Corp., Wa
yne, NJ) 7 実施例3のポリアミド
o., Midland, MI) 2 KemamineTM P−970:タローアミン(Humko Chem
ical Co., Memphis, TN) 3 KemamineTM D−999:タローアミノプロピルアミ
ン(Humko Chemical Co., Memphis, TN) 4 SherexTM A−240:ジタローアミン(Sherex Che
mical Co., Inc., Dublin, OH) 5 ポリアミドに対する重量パーセント 6 UNI−REZTM 2636(Union Camp Corp., Wa
yne, NJ) 7 実施例3のポリアミド
【0046】
【表2】 1 測定はエポキシ硬化剤添加前に実施(D.E.N. 439) 2 測定はエポキシ硬化剤添加後に実施(D.E.N. 439)
【0047】
【表3】
【0048】実施例7:比較例;エポキシで硬化したポ
リアミド UNI−REZ 2636 50gを金属容器へ入れた。この金属容
器を190℃に予熱されたオーブン中へ入れた。ポリア
ミドが溶融したときに金属容器を取り出した。エポキシ
樹脂(D.E.N. 438)5gを直ぐにそして完全にポリアミ
ドに混ぜ込んだ。得られた溶融混合物を剥離紙上に注ぎ
放冷した。引張り試験は実施例2の手順に従って実施し
た(表4)。
リアミド UNI−REZ 2636 50gを金属容器へ入れた。この金属容
器を190℃に予熱されたオーブン中へ入れた。ポリア
ミドが溶融したときに金属容器を取り出した。エポキシ
樹脂(D.E.N. 438)5gを直ぐにそして完全にポリアミ
ドに混ぜ込んだ。得られた溶融混合物を剥離紙上に注ぎ
放冷した。引張り試験は実施例2の手順に従って実施し
た(表4)。
【0049】実施例8:エポキシで硬化したタローアミ
ンをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、KemamineTM P-970 10重量パー
セント(ポリアミド基準)をポリアミドに加えた。引張
り試験結果は表4に見られる。
ンをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、KemamineTM P-970 10重量パー
セント(ポリアミド基準)をポリアミドに加えた。引張
り試験結果は表4に見られる。
【0050】実施例9:エポキシで硬化したジタローア
ミンをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、SherexTM A-240 10重量パーセ
ント(ポリアミド基準)をポリアミドに加えた。引張り
試験結果は表4に見られる。
ミンをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、SherexTM A-240 10重量パーセ
ント(ポリアミド基準)をポリアミドに加えた。引張り
試験結果は表4に見られる。
【0051】実施例10:エポキシで硬化したダイマー
/ジアミンをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、ダイマー/ジアミン 10重量パ
ーセント(ポリアミド基準)をポリアミドに加えた。引
張り試験結果は表4に見られる。
/ジアミンをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、ダイマー/ジアミン 10重量パ
ーセント(ポリアミド基準)をポリアミドに加えた。引
張り試験結果は表4に見られる。
【0052】実施例11:エポキシで硬化した、ステア
リルテスアラミドをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、KemamideTM S-180(Humko Chemic
al Company, Memphis, TN)10重量パーセント(ポリ
アミド基準)をポリアミドに加えた。引張り試験結果は
表4に見られる。
リルテスアラミドをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、KemamideTM S-180(Humko Chemic
al Company, Memphis, TN)10重量パーセント(ポリ
アミド基準)をポリアミドに加えた。引張り試験結果は
表4に見られる。
【0053】実施例12:エポキシで硬化した、ステア
リルステアレートをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、Lexol-SSTM(Inolex Chemical Co
mpany, Philadelphia, PA)10重量パーセント(ポリ
アミド基準)をポリアミドに加えた。引張り試験結果は
表4に見られる。
リルステアレートをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、Lexol-SSTM(Inolex Chemical Co
mpany, Philadelphia, PA)10重量パーセント(ポリ
アミド基準)をポリアミドに加えた。引張り試験結果は
表4に見られる。
【0054】実施例13:エポキシで硬化したエチレン
ビスステアラミドをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、KemamideTM W-40(Humko Chemica
l Division, Memphis, TN)10重量パーセント(ポリ
アミド基準)をポリアミドに加えた。引張り試験結果は
表4に見られる。
ビスステアラミドをもったポリアミド 実施例7の手順に従った。但し金属容器を予熱されたオ
ーブンに入れる前に、KemamideTM W-40(Humko Chemica
l Division, Memphis, TN)10重量パーセント(ポリ
アミド基準)をポリアミドに加えた。引張り試験結果は
表4に見られる。
【0055】
【表4】
【0056】実施例14:ビニールT−剥離試験 下記するように、ビニール剥離試験は実施例1、2、
3、4(a)および4(c)からとったサンプルについて行
った。ビニール片を約1.5インチ×7インチの大きさ
に切り取った。約1インチ×6インチの面積を蔽う溶融
ポリアミド/エポキシ混合物の薄い層を典型的なドロー
ダウンバー(draw down bar)を用いて加温された一つ
のビニール片の上に塗布した。第二番目の加温されたビ
ニール片を溶融接着剤層の上部に置き、そしてハンドロ
ーラーによって接着域に圧力を加えた。その際ローラー
自身の重量は接着域へ圧力を与えたことになる。接着剤
は一週間硬化を継続させ、その後ビニール片は接着した
ビニール片を分離するに要する圧力を測定することので
きる器具を使用して分離した(表5)。
3、4(a)および4(c)からとったサンプルについて行
った。ビニール片を約1.5インチ×7インチの大きさ
に切り取った。約1インチ×6インチの面積を蔽う溶融
ポリアミド/エポキシ混合物の薄い層を典型的なドロー
ダウンバー(draw down bar)を用いて加温された一つ
のビニール片の上に塗布した。第二番目の加温されたビ
ニール片を溶融接着剤層の上部に置き、そしてハンドロ
ーラーによって接着域に圧力を加えた。その際ローラー
自身の重量は接着域へ圧力を与えたことになる。接着剤
は一週間硬化を継続させ、その後ビニール片は接着した
ビニール片を分離するに要する圧力を測定することので
きる器具を使用して分離した(表5)。
【0057】実施例15:ラップ剪断力 実施例1、2および6(b)で作製されたサンプルを下記
の方法に従ってラップ剪断強度の試験に供した。
の方法に従ってラップ剪断強度の試験に供した。
【0058】溶融ポリアミド/エポキシ混合物を平滑な
表面をもつ異なった基材、例えば木材、ポリスチレンお
よびポリカーボネートを接着するのに用いた。基材のサ
ンプルは巾1インチ×長さ4インチ×厚さ1/8インチで
あった。溶融接着剤を環境温度にある一つの基材表面に
置いた。もう一つの基材は接着剤を塗布した表面の上部
に置き、そして約1平方インチの接着域に指圧によって
圧力を与えた。約5分後に接着した基材が分離したりま
たはずり落ちたりしないように充分な接着力を示すかど
うかを決めるために、基材を手で曲げて見た。試験した
接着剤サンプルはすべてそのような接着強度を示した。
表面をもつ異なった基材、例えば木材、ポリスチレンお
よびポリカーボネートを接着するのに用いた。基材のサ
ンプルは巾1インチ×長さ4インチ×厚さ1/8インチで
あった。溶融接着剤を環境温度にある一つの基材表面に
置いた。もう一つの基材は接着剤を塗布した表面の上部
に置き、そして約1平方インチの接着域に指圧によって
圧力を与えた。約5分後に接着した基材が分離したりま
たはずり落ちたりしないように充分な接着力を示すかど
うかを決めるために、基材を手で曲げて見た。試験した
接着剤サンプルはすべてそのような接着強度を示した。
【0059】それからサンプルは完全に硬化するために
環境温度で一週間凝固せしめられた。硬化が完了した
後、耐水性を決めるために接着した基材の一組を室温の
水中に漬けた。水中に1時間浸漬した後、上記のように
接着強度を決めるために手でサンプルを曲げて見た。サ
ンプルは水中で取り替えられ、そして一週間以上に亘っ
て毎日接着強度を試験した。僅かにサンプル1だけが水
中浸漬の結果として接着強度の劣化を示した。
環境温度で一週間凝固せしめられた。硬化が完了した
後、耐水性を決めるために接着した基材の一組を室温の
水中に漬けた。水中に1時間浸漬した後、上記のように
接着強度を決めるために手でサンプルを曲げて見た。サ
ンプルは水中で取り替えられ、そして一週間以上に亘っ
て毎日接着強度を試験した。僅かにサンプル1だけが水
中浸漬の結果として接着強度の劣化を示した。
【0060】接着した基材を分離するに要する圧力を測
定し得る器具を用いて接着した基材を分離することによ
って、もう一組のサンプルをラップ剪断力の試験に供し
た(表6)。
定し得る器具を用いて接着した基材を分離することによ
って、もう一組のサンプルをラップ剪断力の試験に供し
た(表6)。
【0061】
【表5】 1 測定はエポキシ硬化剤の添加前に実施(D.E.N. 43
9)
9)
【0062】
【表6】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/41 KLA 7242−4J C08L 63/00 NJZ 8830−4J 77/08 LQT 9286−4J C09J 163/00 JFM 8830−4J JFP 8830−4J 177/08 JGA 9286−4J
Claims (23)
- 【請求項1】 (a) 実質的に末端基がアミンの熱可塑
性ポリアミド樹脂であって、該ポリアミド樹脂は約1よ
り大きく約50より小さいアミン価・酸価合計値を有
し、かつ酸基に対して過剰の遊離アミンを有するもの、 (b) 極性基を含有する反応性希釈剤であって、該希釈
剤は樹脂組成物の強度に悪影響を与えることなく、該ポ
リアミド樹脂の粘度を低下せしめるのに有効な分子量を
有しており、そして量で存在するもの、および (c) エポキシ樹脂の分子当り少くとも2個のエポキシ
基を有するエポキシ樹脂からなり、エポキシ基の遊離ア
ミン基に対する初期比率が約1:1より大きく約10:
1より小さいことを特徴とする樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリアミド樹脂が約2より大きくかつ約
30より小さい、好ましくは約20より小さい酸価・ア
ミン価合計値を有する、請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 ポリアミド樹脂が、重合脂肪酸;少くと
も1つの線状ジカルボン酸およびモノカルボン酸;およ
び少くとも1つの線状、分岐状または環状ポリアミンの
反応生成物からなる、請求項1または2記載の組成物。 - 【請求項4】 ポリアミド樹脂が、 重合脂肪酸30〜100当量パーセント;6〜22個の
炭素原子を有する線状ジカルボン酸0〜70当量パーセ
ント;2〜22個の炭素原子を有するモノカルボン酸0
〜10当量パーセント;および2〜60個の炭素原子を
有する線状、分岐状または環状ポリアミン100〜12
0当量パーセント、好ましくは100〜115当量パー
セントの反応生成物からなる、請求項3記載の組成物。 - 【請求項5】 重合脂肪酸が65重量パーセントを超え
る含有量でダイマー脂肪酸を有する、請求項3または4
記載の組成物。 - 【請求項6】 線状ジカルボン酸が蓚酸、マロン酸、琥
珀酸、スベリン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸またはドデカン二酸である請求項3ないし5のいず
れかに記載の組成物。 - 【請求項7】 線状ジカルボン酸がアジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸またはドデカン二酸である、請求項
6記載の組成物。 - 【請求項8】 モノカルボン酸がステアリン酸、トール
油脂肪酸またはオレイン酸である、請求項3ないし7の
いずれかに記載の組成物。 - 【請求項9】 ポリアミンがジアミノプロパン、ジアミ
ノブタン、ジアミノペンタン、メチルペンタメチレンジ
アミン、メチルノナンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、ピペラジン、ジピペラジン、アミノエチルピペラジ
ン、ビス(アミノ−エチル)ピペラジン、ダイマージア
ミン、ポリエーテルジアミン、キシレンジアミン、ビス
(アミノメチル)ベンゼン、ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、エチレンジアミンまたはヘキサメチレンジ
アミンである、請求項3ないし8のいずれかに記載の組
成物。 - 【請求項10】 ポリアミンがエチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ピペラジン、メチルペンタメチレ
ンジアミン、ダイマージアミンまたはポリエーテルジア
ミンである、請求項9記載の組成物。 - 【請求項11】 エポキシ樹脂がその分子当り2.2な
いし8個のエポキシ基を有する、前記請求項のいずれか
に記載の組成物。 - 【請求項12】 エポキシ基の遊離アミン基に対する比
が約1.5:1より大きくかつ約5:1より小さい、前
記請求項のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項13】 ポリアミド樹脂の希釈剤に対する前量
比が約100:1ないし約4:1である、前記請求項の
いずれかに記載の組成物。 - 【請求項14】 ポリアミド樹脂の希釈剤に対する前量
比が約35:1ないし約6:1である、請求項13記載
の組成物。 - 【請求項15】 希釈剤が約200ないし900の分子
量を有する、前記請求項のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項16】 希釈剤がアミン、アミド、エステル、
エーテルまたはスルフィドである、請求項15記載の組
成物。 - 【請求項17】 希釈剤がダイマージアミン、RN
H2、RNHCH2CH2CH2NH2またはR−X−R′
(ここでRおよびR′はC14〜C24脂肪族炭化水素のい
ずれかであり、そしてXは、 【化1】 から選ばれる)である、請求項16記載の組成物。 - 【請求項18】 希釈剤がタローアミン、ジタローアミ
ン、ジ(水素化タロー)アミン、タローアミノプロピル
アミン、ダイマージアミン、ステアリルステアラミド、
エチレンビスステアラミドまたはステアリルステアレー
トである、請求項1ないし15のいずれかに記載の組成
物。 - 【請求項19】 (a) 実質的に末端基がアミンの熱可
塑性ポリアミド樹脂であって、該ポリアミド樹脂は約1
より大きく、約50より小さいアミン値・酸価合計値を
有し、かつ酸基に対して過剰の遊離アミンを有するもの
を溶融し、 (b) 極性基を有する希釈剤であって、該希釈剤は組成
物の強度に悪影響を与えることなしに、該ポリアミド樹
脂の粘度を低下せしめるのに有効な分子量を有してお
り、そして量で存在するものを溶融し、 (c) エポキシ樹脂の分子当り少くとも2個のエポキシ
基を有するエポキシ樹脂を溶融し、そして (d) 該溶融ポリアミド樹脂、該溶融希釈剤および該溶
融エポキシを共に混合してエポキシ基の遊離アミン基に
対する初期比率が約1:1より大きいが、約10:1よ
り小さく、また該ポリアミド樹脂の該希釈剤に対する重
量比が約100:1から約100:20である溶融物を
形成させることからなる樹脂組成物を調製する方法。 - 【請求項20】 (a) 約1より大きく50より小さい
アミン価・酸価の合計値を有し、また過剰の遊離アミン
基を有する、実質的に末端基がアミンの熱可塑性ポリア
ミド樹脂と、極性基を含有し、組成物の強度に悪影響を
与えることなしに、該ポリアミド樹脂の溶融粘度を低下
せしめるのに有効な分子量を有しておりそして量で存在
する希釈剤との溶融混合物を用意し、そして (b) 該溶融混合物と、1分子当り少くとも2個のエポ
キシ基を有する溶融エポキシ樹脂とをエポキシ基の遊離
アミン基に対する初期比率が約1:1より大きく約1
0:1より小さい値であるように合体させることからな
る樹脂組成物を調製する方法。 - 【請求項21】 該ポリアミド樹脂および該希釈剤は別
々に溶融し、そして次に該溶融混合物を提供するのに効
果的な条件下で共に混合する、請求項20記載の方法。 - 【請求項22】 該溶融混合物および該溶融エポキシ
を、該溶融混合物および該溶融エポキシの溶融点より高
く、かつ約220℃より低い温度で結合させる、請求項
20記載の方法。 - 【請求項23】 請求項1ないし18のいずれかに記載
の樹脂組成物のホットメルト接着剤としての使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US743050 | 1991-08-09 | ||
US07/743,050 US5296556A (en) | 1990-10-30 | 1991-08-09 | Three-component curable resin compositions |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632877A true JPH0632877A (ja) | 1994-02-08 |
JP2702032B2 JP2702032B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=24987329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4082583A Expired - Fee Related JP2702032B2 (ja) | 1991-08-09 | 1992-04-06 | 硬化しうる樹脂組成物及びその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5296556A (ja) |
EP (1) | EP0527548B1 (ja) |
JP (1) | JP2702032B2 (ja) |
DE (1) | DE69216500T2 (ja) |
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