JPH0632859U - 空気弁の排気構造 - Google Patents

空気弁の排気構造

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JPH0632859U JP6784292U JP6784292U JPH0632859U JP H0632859 U JPH0632859 U JP H0632859U JP 6784292 U JP6784292 U JP 6784292U JP 6784292 U JP6784292 U JP 6784292U JP H0632859 U JPH0632859 U JP H0632859U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁箱21の上部側に大空気孔22を覆って排
気室カバー23を設け、排気室カバー23に外部に連通
する排気口25を設け、排気口25における流路を大空
気孔22における流路より小さく形成した。 【効果】 排気室24における圧力の高まりにより、大
空気孔22における空気の流速を抑制することができ、
弁体28の吸い付き現象を無くして弁体28の円滑な開
動により排気性能の向上を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、産業用の空気弁の排気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気弁は、例えば、図4〜図6に示すようなものであった。図4〜図6 において、弁箱1の下端は管路に連通しており、弁箱1の天部には大空気孔2を 形成している。この大空気孔2の上方にはスプリング箱3を配置しており、スプ リング箱3は複数の支柱4を介して弁箱1に固定している。また、スプリング箱 3は弁箱1との間に適当間隙を有し、底部周縁部の全周に沿って開口する大排気 口5を形成している。
【0003】 弁箱1の内部には大空気孔2を開閉する弁体6を配置しており、弁体6は大空 気孔2を挿通する弁棒7に固定している。弁棒7は上端側がスプリング箱3の底 部に形成した弁棒穴8を挿通し、下端にフロート9を一定距離だけ昇降自在に保 持している。また、弁棒6には軸心方向に通気孔10を形成しており、通気孔1 0の下端開口はフロート9の上下動により開閉する。
【0004】 スプリング箱3は周壁部に小排気口11を有しており、スプリング箱3の上部 開口を覆ってダイヤフラム12を設けている。このダイヤフラム12の上部には 圧力室13を形成する圧力室カバー14を設けており、弁棒7の上端をダイヤフ ラム12にネジ止めして固定するとともに、弁棒7の通気孔10を圧力室13に 連通させている。また、スプリング箱3の内部には弁棒7を介して弁体6を閉動 方向に付勢するスプリング15を設けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記した構成において、排気時には、弁体6の降下によって開口した大空気孔 2から弁箱1の内部の空気を排出する。排出した空気は大排気口5を通って外部 に流出するとともに、弁棒穴8を通ってスプリング箱3の内部に流入し、小排気 口11を通って外部に流出する。
【0006】 しかし、大排気口5からの空気の排出が速やかに行われるほどに、大空気孔2 における空気の流速が速くなり、弁体6を閉動方向に引き寄せる吸い付き現象が 生じて排気性能が極端に低下する問題があった。また、スプリング箱3に流入し た空気の圧力がダイヤフラム12を押し上げる方向に作用し、前述の弁体6の閉 動を助勢する問題があった。
【0007】 本考案は上記課題を解決するもので、弁体の円滑な開動を確保し、排気性能の 向上を図った空気弁の排気構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、弁箱に形成した大空気孔を弁箱内に配置 した弁体で開閉する空気弁において、弁箱の上部側に大空気孔を覆って排気室カ バーを設け、排気室カバーに外部に連通する排気口を設け、排気口における流路 を大空気孔における流路より小さく形成した構成としたものである。
【0009】 また、排気室カバーに形成した弁棒穴および大空気孔を挿通して弁棒を配置し 、弁棒の上端に連結するダイヤフラムと排気室カバーとの間に大排気口を設けた 構成としたものである。
【0010】
【作用】
上記構成により、排気時に、弁箱内の空気は大空気孔を通って排気室カバー内 に流出し、排気口を通って外部に排出する。このとき、排気口における流路を大 空気孔における流路より小さく形成したので、排気室カバー内における圧力の高 まりが大空気孔における空気の流速を抑制する。このため、弁体の吸い付き現象 が発生せず、弁体が円滑に開動することができ、排気性能が向上する。
【0011】 また、排気室カバーの内部から弁棒穴を通ってダイヤフラムの下方に流出する 空気は、ダイヤフラムと排気室カバーとの間に設けた大排気口を通って外部に排 出する。このとき、大排気口は外部に広く開放しているので、ダイヤフラムの下 方において圧力が高まることがない。このため、従来のように、弁棒穴から流出 する空気がダイヤフラムを介して弁体を閉動方向に付勢することがなくなり、弁 体の開動をより円滑に行える。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図3において、弁 箱21の下端は管路に連通しており、弁箱21の天部には大空気孔22を形成し ている。弁箱21の上方には大空気孔22を覆って排気室カバー23を配置して おり、排気室カバー23は弁箱21との間に排気室24を形成している。また、 排気室カバー23には外部に連通する排気口25と弁棒穴26を設けており、弁 棒穴26および大空気孔22を挿通して弁棒27を配置している。
【0013】 この弁棒27には弁箱21の内部に位置して大空気孔22を開閉する弁体28 を固定しており、弁棒27の下端にはフロート29を一定距離だけ昇降自在に設 けている。また、弁棒27には軸心方向に通気孔30を形成しており、通気孔3 0の下端開口はフロート29の上下動により開閉する。
【0014】 そして、弁棒27の上端にはダイヤフラム31を連結しており、ダイヤフラム 31は支柱32を介して弁箱21に固定している。また、ダイヤフラム31の上 部には圧力室33を形成する圧力室カバー34を設けており、弁棒27の通気孔 30が圧力室33に連通している。さらに、ダイヤフラム31と排気室カバー2 3の間にはダイヤフラム31を上方に付勢するスプリング35を介装しており、 ダイヤフラム31と排気室カバー23の間は広く開放した大排気口36を形成し ている。
【0015】 そして、排気口25における流路断面積Aは、大空気孔22における流路断面 積Bより小さく、次式の関係を有する。 A≦(π/4)(a2 −c2 )=B−(π/4)(c2 −b2 ) (ただし、aは大空気孔22の直径、bは弁棒7の直径、cは弁棒穴26の直径 である。
【0016】 以下、上記構成における作用を説明する。フロート29は弁箱21内の水位に 応じて昇降し、フロート29の上昇によって通気孔30の下端を閉塞するととも に、弁体28を閉動し、フロート29の降下によって弁体28を開動する。
【0017】 そして、排気時には、フロート29の降下によって始めに通気孔30が開口し 、弁箱21の内部圧力が通気孔30を通して圧力室33に作用し、ダイヤフラム 31を下方に押し下げ、弁体28を開動方向に付勢する。この付勢力およびフロ ート29の自重で弁体28が開動し、弁箱21の内部の空気が大空気孔22を通 って排気室24に流出し、排気口25を通って外部に排出する。また、排気室2 4の空気は弁棒穴26を通ってダイヤフラム31の下方に流出し、大排気口36 を通って外部に排出する。
【0018】 このとき、排気口25における流路を大空気孔22における流路より小さく形 成したので、大空気孔22から排気室24への空気の流出にともなって排気室2 4内における圧力が高まり、大空気孔22における空気の流速を抑制する。この ため、従来のような弁体28の吸い付き現象が発生せず、弁体28が円滑に開動 することができ、排気性能が向上する。
【0019】 また、ダイヤフラム31の下方においては、大排気口36が外部に広く開放し ているので、従来のように、弁棒穴26から流出する空気がダイヤフラム31を 介して弁体28を閉動方向に付勢することがなくなり、弁体28の開動がより円 滑に行える。
【0020】
【考案の効果】 以上述べたように本考案によれば、排気口における流路を大空気孔における流 路より小さく形成することにより、大空気孔における空気の流速を抑制すること ができ、弁体の吸い付き現象を無くして弁体の円滑な開動により排気性能の向上 を図ることができる。また、大排気口を外部に広く開放することにより、ダイヤ フラムの下方における圧力の高まりを防止でき、弁体の開動をより円滑に行うこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における空気弁の断面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】従来の空気弁の断面図である。
【図5】図4のA−A矢視断面図である。
【図6】図4のB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
21 弁箱 22 大空気孔 23 排気室カバー 24 排気室 25 排気口 26 弁棒穴 27 弁棒 28 弁体 36 大排気口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱に形成した大空気孔を弁箱内に配置
    した弁体で開閉する空気弁において、弁箱の上部側に大
    空気孔を覆って排気室カバーを設け、排気室カバーに外
    部に連通する排気口を設け、排気口における流路を大空
    気孔における流路より小さく形成したことを特徴とする
    空気弁の排気構造。
  2. 【請求項2】 排気室カバーに形成した弁棒穴および大
    空気孔を挿通して弁棒を配置し、弁棒の上端に連結する
    ダイヤフラムと排気室カバーとの間に大排気口を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の空気弁の排気構造。
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