JPH06328249A - アーク溶接装置のワイヤ矯正装置 - Google Patents

アーク溶接装置のワイヤ矯正装置

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Publication number
JPH06328249A
JPH06328249A JP13924993A JP13924993A JPH06328249A JP H06328249 A JPH06328249 A JP H06328249A JP 13924993 A JP13924993 A JP 13924993A JP 13924993 A JP13924993 A JP 13924993A JP H06328249 A JPH06328249 A JP H06328249A
Authority
JP
Japan
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wire
wires
rollers
torch
arc welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP13924993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Ichikawa
和利 市川
Yukihiko Horii
行彦 堀井
Ryuichi Motomatsu
隆一 元松
Yuichi Ikeda
祐一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP13924993A priority Critical patent/JPH06328249A/ja
Publication of JPH06328249A publication Critical patent/JPH06328249A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接ワイヤを消耗電極とするアーク溶接装置
で複数のワイヤを単一のトーチに送給して溶接する場合
に、トーチから送り出される各ワイヤの向きのばらつき
が少なく、ワイヤ送給、溶滴移行が安定し、ビード外観
が良好でスパッタ、トーチ消耗の少ない溶接を実現す
る。 【構成】 ワイヤの曲がり癖矯正装置において、ワイヤ
支持用の複数の固定式ローラは複数のワイヤについて共
通のものとし、固定式ローラの中間に位置する可動式ロ
ーラは複数のワイヤのそれぞれに対して各別のものとし
て、固定式ローラ側への押込量を独立して調節できるよ
うにする。 【効果】 コンパクトな装置で各ワイヤの曲がり癖を最
適な状態に調節できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接ワイヤを消耗電極と
するアーク溶接装置で複数のワイヤを単一のトーチに送
給して溶接を行う場合のワイヤ送給時のワイヤの曲がり
癖矯正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消耗電極式アーク溶接において、細径の
ワイヤを複数本用いると電流密度が増大し、溶着速度が
向上するので能率を向上させることができ、経済性に優
れている。また、溶接金属の単位重量あたりの入熱量を
低減することができるので、高い靱性を有する溶接金
属、溶接熱影響部を得ることができる。
【0003】溶接ワイヤは通常、リールに巻かれている
ので、ワイヤは曲げ癖を有している。この曲げ癖を持っ
たまま溶接を行うと、溶接トーチの管内をワイヤが擦
り、送給性が阻害され安定したワイヤ送給が行われなく
なり、溶滴移行が乱れ、溶接部に対してビート外観の悪
化、スパッタの増大等の問題を引き起こすとともに、ト
ーチの消耗を助長することになる。
【0004】図3は従来から使用されているアーク溶接
装置のワイヤ送給部分を示す図である。ワイヤリール2
から引き出されたワイヤ1はワイヤ矯正装置3に送り込
まれる。ワイヤ矯正装置はくり返し曲げにより曲げ癖を
矯正するものであって、複数の固定式ローラ4,5とこ
れの中間に位置する可動式ローラ6から成り立ってい
る。通常は固定式ローラは2個、可動式ローラは1個で
あるが、固定式ローラを3個、可動式ローラを2個とい
った多段にすることもできる。また7はワイヤを送給す
るための駆動ローラであり、図示しないモータにより駆
動される。また8は押さえローラで適当な圧力でワイヤ
を駆動ローラとの間に挟むようにする。このようにして
ワイヤは溶接トーチに送り込まれる。
【0005】ところでこの場合複数のワイヤを用いると
きには、図3において紙面上に重なった経路でワイヤが
送られるようになっており、各ローラ4,5,6,7,
8は複数のワイヤについて共通で各1個ずつであり、そ
れぞれに複数のワイヤが接触するようになっている。し
かしながら、複数ワイヤを送給する場合に単一の矯正装
置で同時に同程度の矯正を施すと、ワイヤ毎での初期の
曲がり癖の状況が必ずしも同程度ではないために、トー
チから送出される複数のワイヤすべてにおいて最適な矯
正が行われてないので、前述したような送給性の阻害、
トーチの損耗の問題が発生する。さらには図4に示すよ
うにトーチ9から送出される各ワイヤ1A,1Bの向き
が、各トーチチップの穴と同軸ではなくなって、ワイヤ
間での向きのばらつきが大きくなって、ワイヤの狙い位
置の設定も困難となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような単一のト
ーチの中を通過する複数の溶接ワイヤにより溶接を行う
際には、各ワイヤ毎に最適な曲がり癖の矯正を行うこと
は非常に困難である。矯正装置を複数のワイヤ毎に設置
すればこの問題は解決するが、装置の構造が大きくなり
すぎるという問題が生じ、限られた空間ではそのような
装置を設置できない場合もある。
【0007】本発明は溶接ワイヤを消耗電極とするアー
ク溶接装置で複数のワイヤを単一のトーチに送給して溶
接を行う場合のワイヤ送給時のワイヤの曲がり癖矯正装
置において、矯正をワイヤ毎に行い、全ワイヤに対して
最適の曲がり癖矯正を施すことのできる機構を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、消耗電極式アーク溶接装置の複数の
ワイヤを単一のトーチに送給して溶接を行う場合のワイ
ヤ送給時のワイヤの曲がり癖矯正装置において、ワイヤ
の送給方向に平行に配置されたワイヤ支持用の複数の固
定式ローラは前記複数のワイヤについて共通のものと
し、前記固定式ローラの中間に位置する可動式ローラは
前記複数のワイヤそれぞれに対して各別のものとして、
前記固定式ローラ側への押込量を独立して調整自在とし
たことを特徴とするアーク溶接装置のワイヤ矯正装置で
ある。
【0009】
【作用・実施例】従来は前述のように複数のワイヤを単
一のトーチに送給して溶接する場合でも例えば図3に示
すように、ワイヤの送給方向に平行に並ぶ2つの固定さ
れたローラとその2つのローラの中間に対向配置された
単一の可動式のローラの間に複数のワイヤを通し、可動
式ローラの固定式ローラへの押込量を調整することによ
り、すべてのワイヤの曲がり癖の矯正が極力最適になる
ようにしている。
【0010】しかしながらこのような単一の矯正方法で
は、異なる曲がり癖を持つワイヤすべてに対して最適な
矯正を施すことは困難で、仮にすべてのワイヤの有する
曲がり癖が同様であったとしても可動式ローラをワイヤ
に押し付けた際に可動式ローラの軸にあるいはローラ表
面に弾性変形を生じるので複数のワイヤに付与される変
位量はワイヤ毎に微妙に異なってくる。したがって複数
のワイヤを総体的にみた場合には曲がり癖の矯正は中庸
的な矯正になっており、最適な矯正が施されているとは
いえない。
【0011】そこで本発明は図1の側面概要説明図のよ
うに、ワイヤ毎に各ワイヤに対応する可動式ローラ6
A,6B,……,6Xを配置し、ワイヤそれぞれに対し
て独立して変位を付与することにより、ワイヤ(1A,
1B,……,1X)すべてに対し最適な矯正を施すよう
にした。一方、固定式ローラ4,5については複数のワ
イヤ(1A,1B,……,1X)について共通のものを
使用するので装置をコンパクトにすることができる。本
発明のワイヤ矯正装置によれば、図2に示すように単一
のトーチから2本のワイヤを揃った状態で送給すること
ができる。
【0012】なお、各ワイヤの矯正量の調整(可動ロー
ルの押圧量の調整)はトーチから送給されるワイヤの曲
りの傾向、度合いを目視又はカメラ、その他の検知装置
により把握してその方向度合に応じて調整する。この矯
正量の調整は電気的あるいは機械的手段により自動化も
できるが微調整ネジを手動で回動することにより行うの
がコスト面で有利である。
【0013】
【発明の効果】本発明のワイヤ矯正装置を用いることに
より、消耗電極式アーク溶接装置で複数のワイヤを単一
のトーチに送給して溶接を行う場合におけるワイヤの曲
がり癖矯正が、トーチから送出される複数のワイヤすべ
てに対して最適な状態で行うことができる。これにより
送給性が良好で、トーチの損耗が少ない溶接が実現で
き、トーチから送出される各ワイヤの向きが各トーチチ
ップの穴とほぼ同軸で、ワイヤ間での向きのばらつきが
少なくなって、ワイヤの狙い位置の設定も正確かつ容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤ矯正装置の側面概要説明図
【図2】本発明装置により矯正されたワイヤのトーチか
らの送給状況を示す図
【図3】従来のアーク溶接装置のワイヤ送給部分を示す
【図4】従来のワイヤ矯正装置により矯正されたワイヤ
のトーチからの送給状況を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 祐一 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消耗電極式アーク溶接装置の複数のワイ
    ヤを単一のトーチに送給して溶接を行う場合のワイヤ送
    給時のワイヤの曲がり癖矯正装置において、ワイヤの送
    給方向に平行に配置されたワイヤ支持用の複数の固定式
    ローラは前記複数のワイヤについて共通のものとし、前
    記固定式ローラの中間に位置する可動式ローラは前記複
    数のワイヤそれぞれに対して各別のものとして、前記固
    定式ローラ側への押込量を独立して調整自在としたこと
    を特徴とするアーク溶接装置のワイヤ矯正装置。
JP13924993A 1993-05-19 1993-05-19 アーク溶接装置のワイヤ矯正装置 Pending JPH06328249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13924993A JPH06328249A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 アーク溶接装置のワイヤ矯正装置

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JP13924993A JPH06328249A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 アーク溶接装置のワイヤ矯正装置

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JPH06328249A true JPH06328249A (ja) 1994-11-29

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ID=15240923

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JP13924993A Pending JPH06328249A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 アーク溶接装置のワイヤ矯正装置

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JP (1) JPH06328249A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505084A (ja) * 2008-10-14 2012-03-01 エメ.イ.ピ.マキーネ エレットローニケ ピエガトリーチ エッセピア 棒、丸材、または、金属ワイヤなどの縦長の金属製品に用いる引張および/または直線化ユニット
JP2022515956A (ja) * 2018-10-31 2022-02-24 シュロニガー アーゲー ケーブル処理機械の矯正装置および矯正ユニットを操作する方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505084A (ja) * 2008-10-14 2012-03-01 エメ.イ.ピ.マキーネ エレットローニケ ピエガトリーチ エッセピア 棒、丸材、または、金属ワイヤなどの縦長の金属製品に用いる引張および/または直線化ユニット
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