JPH0632789U - 捩り振動低減装置 - Google Patents
捩り振動低減装置Info
- Publication number
- JPH0632789U JPH0632789U JP6809092U JP6809092U JPH0632789U JP H0632789 U JPH0632789 U JP H0632789U JP 6809092 U JP6809092 U JP 6809092U JP 6809092 U JP6809092 U JP 6809092U JP H0632789 U JPH0632789 U JP H0632789U
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- Japan
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- compression spring
- output member
- torsional vibration
- reduction device
- drive plates
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を少なくし、製造を容易にする。
【構成】 ハブプート1の周方向複数箇所に窓2を形成
し、各窓2に圧縮ばね3を収容する。ドライブプレート
6、7に、圧縮ばね2の端部と係合する段差壁13を一
体にプレス成形し、このドライブプレート6、7をハブ
プレート1の両側に回動可能に組み付ける。
し、各窓2に圧縮ばね3を収容する。ドライブプレート
6、7に、圧縮ばね2の端部と係合する段差壁13を一
体にプレス成形し、このドライブプレート6、7をハブ
プレート1の両側に回動可能に組み付ける。
Description
【0001】
本考案は、トルクコンバータを備えた自動変速機のロックアップクラッチや手 動式変速機のクラッチに使用される捩り振動低減装置に関する。
【0002】
この種の捩り振動低減装置は、一般に、入力部材と出力部材が回動可能に組み 付けられ、その両部材間に吸振用の圧縮ばねが介装された概略構造となっている 。そして、この捩り振動低減装置における入力部材、出力部材、圧縮ばねの三者 の組付態様には各種のものがあるが、入力部材の周方向の複数箇所に長孔や切欠 き等の窓を形成してその窓に圧縮ばねを収容し、出力部材の入力部材に臨む側の 側面に複数のストッパー部材をリベットによって取付け、この各ストッパー部材 を圧縮ばねの端面に係合させることによって入力部材と出力部材とを回動方向で 弾性的に連係させるようにしたものが従来より開発されている。
【0003】
ところが、この従来の捩り振動低減装置の場合、複数のストッパー部材を一つ ずつ出力部材の側面にリベット止めしなければならないため、部品点数が多いう えに、組付作業が繁雑であるという不具合がある。
【0004】 そこで本考案は、部品点数が少なく製造の容易な捩り振動低減装置を提供しよ うとするものである。
【0005】
本考案は上述した課題を解決するための手段として、周方向の複数箇所に窓を 有する入力部材と、この入力部材の側部に回動可能に組み付けられる出力部材と 、前記窓に収容される圧縮ばねとを備え、前記圧縮ばねの端部を出力部材に係合 させることによって入力部材と出力部材を回動方向に弾性的に連係させた捩り振 動低減装置において、前記出力部材に、前記圧縮ばねの端部と係合するストッパ ー部を一体にプレス成形するようにした。
【0006】
圧縮ばねの端部は、入力部材の窓と出力部材のストッパー部とに係合し、入力 部材と出力部材の相対回動時に吸振作用を為す。
【0007】
次に、本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
【0008】 図面は、トルコンバータを備えた自動変速機のロックアップクラッチに使用さ れる捩り振動低減装置を示すもので、図中1は、図示しないクランクシャフトの 端面に取り付けられる入力部材としてのハブプレートを示す。このハブプレート 1は円盤状に形成されていて、その外周側の縁部には略円弧状の4つの窓2が周 方向に沿って等間隔に形成され、各窓2には内外入れ子型の圧縮ばね3が二つず つ直列に収容されている。そして、同一窓2内の圧縮ばね3、3は窓2内を自由 に移動することが出来る楔状の遊動子4によって連結され、この遊動子4を通し て各二つずつの圧縮ばね3、3が常時直列に作用するようになっている。また、 各圧縮ばね3の遊動子4と逆側の端部にはキャップ5が嵌着されていて、このキ ャップ5を通して各圧縮ばね3が窓2の端部と当接するようになっている。
【0009】 また、図中6、7は、外周側縁部が図示しないコンバータハウジングに取り付 けられる出力部材としてのドライブプレートを示すもので、これらのドライブプ レート6、7は共にドーナツ円盤状に形成され、前記ハブプレート1の両側部に シール部材8、軸受9を介して回動可能に取り付けられている。両ドライブプレ ート6、7の外周側縁部は段差状に形成されていて、その縁部同士がリベット1 0によって一体に結合されている。また、ハブプレート1の側面に対面する各ド ライブプレート6、7の内周側縁部には、各圧縮ばね3の外周面との干渉を回避 するための円弧状の4つの凹部11が同一円周上にプレス成形によって形成され ている。そして、各ドライブプレート6、7には、こうして各凹部11が形成さ れる結果として、周方向で隣合う凹部11、11とその間の偏平部12との間に 段差壁13が形成されている。この各段差壁13は本考案におけるストッパー部 を構成するもので、各窓2に収容された圧縮ばね3の端部に対しキャップ5を介 して当接するようになっている。尚、ここでは偏平部12及び段差壁13は凹部 11が形成された結果として形成されると説明したが、このことは凹部11、偏 平部12、及び、段差壁13の三者がプレス成形によって一体に形成されること と同じことを意味する。
【0010】 また、図中2aは、ハブプート1の各窓2に中心方向にくぼんで形成された凹 部を示し、14は、この凹部2a内を貫通してドライブプレート6、7に結合さ れたストッパーピンを示す。この凹部2aとストッパーピン14はハブプート1 とドライブプレート6、7の相対回動角度を規制するもので、ハブプート1とド ライブプレート6、7が所定角度以上に回動しようとしたときにストッパーピン 14が凹部2aの端部壁と当接するようになっている。
【0011】 以上のような構成であるため、クランクシャフト(図示せず)からハブプート 1に入力されたトルクは圧縮ばね3を介してドライブプレート6、7に伝達され 、ドライブプレート6、7からコンバータハウジング(図示せず)に出力される 。そして、このときクランクシャフトの変動トルクは圧縮ばね3の弾性による吸 振作用によって低減される。
【0012】 この捩り振動低減装置の場合、圧縮ばね3はハブプート1の各窓2と各ドライ ブプレート6、7の段差壁13に支持されて弾性変形するのであるが、ドライブ プレート6、7側の段差壁13はプレス成形によって一体に形成されるものであ るため、製造が極めて容易であって部品管理の必要もない。このため、迅速に、 かつ、低コストで製造することが可能である。また、この捩り振動低減装置にお いては、ドライブプレート6、7に、凹部11、段差壁13、偏平部12を連続 的に形成して、そのうちの段差壁13に圧縮ばね3の端部を係合支持させるよう にしているため、ドライブプレート6、7における圧縮ばね3の支持域に極部的 な応力集中を生じにくいという利点もある。
【0013】
以上のように本考案は、前記圧縮ばねの端部と係合するストッパー部を出力部 材に一体にプレス成形するようにしたため、部品点数が少ないうえに、製造が容 易になるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図2のA−A線に沿う
拡大断面図。。
拡大断面図。。
【図2】同実施例を示す部分破断正面図。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図。
1…ハブプレート(入力部材)、 3…圧縮ばね、 6、7…ドライブプレート(出力部材)、 13…段差壁(ストッパー部)。
Claims (1)
- 【請求項1】 周方向の複数箇所に窓を有する入力部材
と、この入力部材の側部に回動可能に組み付けられる出
力部材と、前記窓に収容される圧縮ばねとを備え、前記
圧縮ばねの端部を出力部材に係合させることによって入
力部材と出力部材を回動方向に弾性的に連係させた捩り
振動低減装置において、前記出力部材に、前記圧縮ばね
の端部と係合するストッパー部を一体にプレス成形した
ことを特徴とする捩り振動低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6809092U JPH0632789U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 捩り振動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6809092U JPH0632789U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 捩り振動低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632789U true JPH0632789U (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=13363695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6809092U Pending JPH0632789U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 捩り振動低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632789U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009243536A (ja) * | 2008-03-29 | 2009-10-22 | Aisin Aw Industries Co Ltd | ダンパ装置 |
JP2012067876A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP6809092U patent/JPH0632789U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009243536A (ja) * | 2008-03-29 | 2009-10-22 | Aisin Aw Industries Co Ltd | ダンパ装置 |
JP2012067876A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
CN102418770A (zh) * | 2010-09-24 | 2012-04-18 | 爱信精机株式会社 | 扭矩波动吸收器 |
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