JPH0632774A - ビタミンaの安定化法 - Google Patents

ビタミンaの安定化法

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JPH0632774A
JPH0632774A JP22774292A JP22774292A JPH0632774A JP H0632774 A JPH0632774 A JP H0632774A JP 22774292 A JP22774292 A JP 22774292A JP 22774292 A JP22774292 A JP 22774292A JP H0632774 A JPH0632774 A JP H0632774A
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JP
Japan
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vitamin
fatty acid
present
acid ester
benzophenone
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Takeshi Yanagida
威 柳田
Okihiko Sakamoto
興彦 阪本
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビタミンAおよび/またはその脂肪酸エステル
の安定性を著しく向上させることを目的とする。 【構成】ビタミンAおよび/またはその脂肪酸エステル
と共に、塩基性アミノ酸、塩基性アミノ酸塩、酸性アミ
ノ酸、酸性アミノ酸塩、油溶性ベンゾフェノン誘導体、
水溶性ベンゾフェノン誘導体、ペンタエリスリトール脂
肪酸エステル、トリメチロールプロパン脂肪酸エステ
ル、水膨潤性粘土鉱物、抗酸化剤を包接したシクロデキ
ストリン誘導体、紫外線吸収剤を包接したシクロデキス
トリン誘導体、クエン酸塩からなる群から選ばれる物質
の一種または二種以上を含有。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビタミンAの安定性を著
しく向上させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタミンAは皮膚角化症等の予防、治療
剤や、皮膚老化の防止、回復剤、抗夜盲症剤、制がん
剤、結膜乾燥症治療剤、角膜乾燥症治療剤などの有効成
分として皮膚科学、生化学、医学、薬学的に重要な物質
である。また近年では健康食品の分野でも多用されてい
る。
【0003】しかしながらビタミンAは構造的に極めて
不安定であり、光、空気、熱、金属イオン等により容易
に種々の異性化、分解、重合等を起こすため、安定に皮
膚外用剤に配合することが困難であった。化学的にビタ
ミンAと称されるレチノールは特に不安定であり、それ
を克服する手法としてレチノールのエステル化がある
が、エステル化されたレチノール、すなわちビタミンA
脂肪酸エステルでさえも安定性的にはけっして満足のい
くものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは係る事情
に鑑み鋭意研究の結果、ビタミンAとともに塩基性アミ
ノ酸、塩基性アミノ酸塩、酸性アミノ酸、酸性アミノ酸
塩、油溶性ベンゾフェノン誘導体、水溶性ベンゾフェノ
ン誘導体、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、トリ
メチロールプロパン脂肪酸エステル、水膨潤性粘土鉱
物、抗酸化剤を包接したシクロデキストリン誘導体、紫
外線吸収剤を包接したシクロデキストリン誘導体、クエ
ン酸塩からなる群から選ばれる物質の一種または二種以
上を系中に共存させればビタミンAの安定性が著しく向
上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ビタ
ミンAと、塩基性アミノ酸、塩基性アミノ酸塩、酸性ア
ミノ酸、酸性アミノ酸塩、油溶性ベンゾフェノン誘導
体、水溶性ベンゾフェノン誘導体、ペンタエリスリトー
ル脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン脂肪酸エス
テル、水膨潤性粘土鉱物、抗酸化剤を包接したシクロデ
キストリシ誘導体、紫外線吸収剤を包接したシクロデキ
ストリン誘導体、クエン酸塩からなる群から選ばれる物
質の一種または二種以上を系中に共存させることを特徴
とするビタミンAの安定化法に関する。
【0006】以下本発明の構成について詳述する。
【0007】本発明に用いられるビタミンAおよび/ま
たはその脂肪酸エステルとしては、ビタミンA(別称:
レチノール)、ビタミンA酢酸エステル(別称:酢酸レ
チノール)、ビタミンAパルミチン酸エステル(別称:
パルミチン酸レチノール)などが例示され、allトラ
ンス型または13−シス型であることが望ましく、それ
らの混合物であっても構わない。さらに水産動物の新鮮
な肝臓および幽門垂から得た脂肪油、およびその濃縮物
なども含まれる。
【0008】本発明に応用される塩基性アミノ酸、塩基
性アミノ酸塩としてはアルギニン、リジン、ヒドロキシ
リジン、オルニチンなどや、それらの塩酸塩、酢酸塩、
アスパラギン酸塩、ピロリドンカルボン酸塩などが例示
され、それ以外にも塩基性アミノ酸と他の酸性物質を併
用し、ビタミンAを含む組成物中で塩を形成させ、本発
明の効果を発揮させることもできる。
【0009】本発明の効果を発揮する目的で配合される
量としては0.001重量%以上が必要であり、過剰に
配合しても本発明の効果を阻害するものではなく、効果
からの限定は出来ない。しかしながらより良い効果を発
現させるためには塩基性アミノ酸、塩基性アミノ酸塩が
溶解状態であることが好ましく、著しく過剰に配合した
場合、ビタミンAを含む組成物の品質を損ねることがあ
るので注意が必要である。好ましくは10重量%以下で
ある。
【0010】本発明に応用される酸性アミノ酸、酸性ア
ミノ酸塩としては、アスパラギン酸、グルタミン酸、ピ
ロリドンカルボン酸などの酸性アミノ酸および酸性アミ
ノ酸のナトリウム、カリウムなどの無機アルカリ塩、エ
タノールアミン、塩基性アミノ酸などの有機アルカリ塩
等が例示される。それ以外にも酸性アミノ酸と他の塩基
性物質を併用し、ビタミンAを含む組成物中で塩を形成
させ、本発明の効果を発揮させることもできる。
【0011】これらを一種または二種以上配合するが、
本発明の効果を発揮する目的で配合される量としては
0.001重量%以上が必要であり、過剰に配合しても
本発明の効果を阻害するものではない。しかしながらよ
り良い効果を発現させるためには塩基性アミノ酸、塩基
性アミノ酸塩が溶解状態であることが好ましく、著しく
過剰に配合した場合、ビタミンAを含む組成物の品質を
損ねることがあるので注意が必要である。好ましくは2
0重量%以下である。
【0012】本発明に応用されるベンゾフェノン誘導体
としては、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(以下
ベンゾフェノン−1)、2,2’,4,4’−テトラヒ
ドロキシベンゾフェノン(以下ベンゾフェノン−2)、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(以下ベ
ンゾフェノン−3)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸(以下ベンゾフェノン−
4)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−
5−スルホン酸ナトリウム(以下ベンゾフェノン−
5)、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
ベンゾフェノン(以下ベンゾフェノン−6)、2−ヒド
ロキシ−5−クロロベンゾフェノン(以下ベンゾフェノ
ン−7)、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン(以下ベンゾフェノン−8)、2,2,−ジ
ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベシゾフェノン−
5,5’−ジスルホン酸ジナトリウム(以下ベンゾフェ
ノン−9)、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’メチ
ルベンゾフェノン(以下ベンゾフェノン−10)、2−
ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン(以下
ベンゾフェノン−12)、などが例示され、このうちベ
ンゾフェノン−4、ベンゾフェノン−5、ベンゾフェノ
ン−9などが水溶性ベンゾフェノンとして例示される。
【0013】本発明に応用される量としては、0.00
1重量%以上であり、量の上限は特に限定できないが、
極端に多量に含有した場合には本発明の効果を損なうも
のではないものの、ビタミンAを含む組成物の品質を損
ねることがあるので注意が必要である。好ましくは20
重量%以下である。
【0014】本発明に用いられるペンタエリスリトール
脂肪酸エステルとしては、好ましくは炭素数6〜12の
ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、トリメチロール
プロパン脂肪酸エステルとしては、好ましくは炭素数6
〜12のトリメチロールプロパン脂肪酸エステルからな
る群から選ばれる極性油分であり、具体的にはペンタエ
リスリトール−テトラ(2−エチルヘキサン酸)エステ
ル、ペンタエリスリトール−テトラカプリル酸エステ
ル、トリメチロールプロパン−トリ(2−エチルヘキサ
ン酸)エステル、トリメチロールプロパン−トリカプリ
ン酸エステルなどが例示される。
【0015】本発明に応用される量としては特に限定す
ることはできないが、極端に少量の場合、本発明の効果
を充分に発揮できなくなる。従って安定化させるビタミ
ンAの量を上回る量であることが望ましく、好適には
0.1重量%以上である。上限は本発明の効果からは特
に限定出来ない。
【0016】本発明に応用される水膨潤性粘土鉱物とし
ては、一般的にはコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの
一種で、具体的にはモンモリロナイト、バイデライト、
ノントロライト、サポナイトおよびヘクトライトなどの
天然または合成のスメクタイトであり、市販品としては
クニピア、スメクトン(いずれもクニミネ工業製)、ビ
ーガム(バンダービルト社製)、ラポナイト(ラポルト
社製)、フッ素四ケイ素雲母(トピー工業製)、などが
例示され、ナトリウムシリックマイカやナトリウムまた
はリチウムテニオライトの名で知られる合成雲母なども
応用できる。
【0017】本発明に応用される量としては0.01重
量%以上、好ましくは0.1重量%以上であり、上限は
本発明の効果からは特に限定できない。
【0018】本発明に応用される、抗酸化剤を包接した
シクロデキストリン誘導体、紫外線吸収剤を包接したシ
クロデキストリン誘導体の構成に供するシクロデキスト
リン(以下CDと省略する。)としては環状オリゴ糖
で、グリコース数の違いによってα、β、γの構造をも
つCD(以下単にα−CD、β−CD、γ−CDと省略
する。)や、それらに低級アルキル基を導入したメチル
CD(以下単にM−CDと省略する。)、エチルCD
(以下単にE−CDと省略する。)、ヒドロキシアルキ
ル化したヒドロキシメチルCD(以下単にHM−CDと
省略する。)、ヒドロキシエチルCD(以下単にHE−
CDと省略する。)、ヒドロキシプロピルCD(以下単
にHP−CDと省略する。)、ヒドロキシブチルCD
(以下単にHB−CDと省略する。)などが例示され
る。
【0019】このなかでα−CDおよびγ−CDは水へ
の溶解度が良いものの澱粉分解による製法では収率が低
くコスト的にはやや不満である。またβ−CDはコスト
的には有利であるものの溶解度がやや不満がある。いず
れもそれぞれの性質を熟知して利用すれば本発明の効果
は充分に得られる。
【0020】一方溶解度とコストともに優れるものとし
て汎用性を考えればメチル化CD、ヒドロキシアルキル
化CDが好ましく、特にメチル−β−CD、ヒドロキシ
アルキル−β−CDは好適である。
【0021】本発明に応用される量としてはいずれのC
D誘導体も0.01重量%以上が必要で、好ましくは
0.1重量%以上である。上限は本発明の効果からは特
に限定がない。
【0022】本発明に従ってCDに包接される抗酸化剤
としては、油溶性のノルジヒドログヤアレチン、BH
T、BHA、α,β,γ,δ−トコフェロール類、没食
子酸プロピル、ビタミンC脂肪酸エステル、ソルビン酸
などが例示され、なかでもBHT、BHA、α,β,
γ,δ−トコフェロール類が好適である。
【0023】本発明に応用される量としては0.001
重量%以上が好ましく、0.01重量%以上がより好ま
しい。さらに長期間にわたり発明の効果を発揮させるに
は0.03重量%が好ましい。上限は本発明の効果から
は特に限定できない。
【0024】本発明に従ってCDに包接される紫外線吸
収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノンに代表されるベンゾフェノン系化合物、オクチル
メトキシシンナメート、モノ/ジ(メトキシシンナミ
ル)−モノ/ジオクチルグリセリドに代表されるケイ皮
酸系化合物、サリチル酸オクチルに代表されるサリチル
酸系化合物、パラアミノ安息香酸オクチルに代表される
安息香酸系化合物、4−t−ブチル−4’メトキシジベ
ンゾイルメタンに代表されるジベンゾイルメタン系化合
物などが例示される。好適にはベンゾフェノン系、ケイ
皮酸系、ジベンゾイルメタン系である。
【0025】本発明に応用される量としては0.001
重量%以上が好ましく、0.01重量%以上がより好ま
しい。上限は本発明の効果からは特に限定できない。
【0026】前述のCD類と、抗酸化剤、紫外線吸収剤
を包接させる方法としては、一般的にはCD類の水溶液
(20〜60重量%濃度)に抗酸化剤、紫外線吸収剤を
CDに対して0.01〜0.2部添加し20〜60℃で
撹拌し(50〜3000rpm)、おおよそ2〜12時
間で包接化合物を得る。このようにして得られた包接化
合物は水溶液に可溶化または乳化状態にあり、このまま
皮膚外用剤に応用できるとともに、この溶液を凍結乾
燥、スプレードライなどの手法により粉末として単離し
て用いることも可能である。
【0027】またCD類と抗酸化剤、紫外線吸収剤をそ
れぞれ単独にビタミンAを含む組成物中に含有させ組成
物中で一気に包接せしめ、本発明の効果を発揮させるこ
とも可能である。
【0028】本発明に用いられるクエン酸塩としてはク
エン酸のナトリウム、カリウムなどの無機アルカリ塩、
エタノールアミン、塩基性アミノ酸などの有機アルカリ
塩等で、モノ塩、ジ塩、トリ塩がある。無水物、水和物
いずれも応用できる。それ以外にもクエン酸と他の塩基
性物質を併用し、ビタミンAを含む組成物中で塩を形成
させ、本発明の効果を発揮させることもできる。
【0029】これらを一種または二種以上配合するが、
本発明の効果を発揮する目的で配合される量としては
0.001重量%以上が必要であり、過剰に配合しても
本発明の効果を阻害するものではない。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1、2および3では比較例に比べ酢
酸レチノールの安定性が向上しているが、これは本発明
に係る効果である。
【0033】酢酸レチノールの定量方法 日本薬局方(第十一改正) ビタミンA定量法第1法に
したがってイソプロパノールを用いた吸光度測定法によ
り定量を実施した。
【0034】
【表2】
【0035】実施例4、5および6では比較例に比ベレ
チノールの安定性が向上しているが、これは本発明に係
る効果である。
【0036】レチノールの定量方法 エタノールを用いて、325nmでの吸光度測定法によ
り測定した。計算にあたっては吸収極大 325nm、
E(1%,1cm)=1835とした。
【0037】 実施例7 手あれ防止軟膏 (重量%) 酢酸レチノール 2.0 ポリエチレングリコール1500 45.0 ステアリン酸 2.0 スクワラン 4.0 グリセリン 10.0 天然サポナイト 10.0 精製水 全体を100とする量
【0038】 実施例8 レチノール細粒 (重量%) レチノール 0.2 α−トコフェロール包接−β−CD 50.0 (α−トコフェロール:β−CD=1:100) ソルビットパウダー 49・8
【0039】 実施例9 レチノール細粒 (重量%) レチノール 1.0 BHT包接−β−HPCD 5.0 (BHT:β−HPCD=1:100) 合成スメクタイト 20.0 ソルビットパウダー 20.0 乳糖 54.0
【0040】 実施例10 ビタミンA錠 (重量%) 酢酸レチノール 1.0 アスパラギン酸 1.0 グルタミン酸モノナトリウム 20.0 合成ヘクトライト 20.0 ソルビットパウダー 57.0 コーティング用カルボキシメチルセルロース 1.0
【0041】 実施例11 肌あれ防止クリーム (重量%) 2−エチルヘキサン酸トリグリセリド 10 レチノール 0.3 ワセリン 5 スクワラン 18 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 オレイン酸モノグリセリド 3 ジグリセリンジイソステアレート 2 PEG400ジオレエート 1 グリセリン 10 ジプロピレングリコール 5 ベンゾフェノン−5 0.1 精製水 全体を100とする量
【0042】 実施例12 レチフール液 (重量%) レチノール 1.0 アルギニン塩酸塩 10.0 ペンタエリスリトールテトラカプリン酸エステル 10.0 POE(60)硬化ヒマシ油 1.0 精製水 全体を100とする量
【0043】 実施例13 酢酸レチノールゲル (重量%) 酢酸レチノール 10.0 天然モンモリロナイト 30.0 イソプロピルミリステート 30.0 精製水 30.0
【0044】 実施例14 老化防止ローション レチノール 0.0001 オクチルドデカノール 0.002 紫外線吸収剤包接−α−CD* 8 (紫外線吸収剤:α−CD=1:150) ベンゾフェノン−4 0.05 リジン 0.3 グリセリン 5 メチルパラベン 0.1 エチルアルコール 6 POE(20)オクチルドデカノール 0.3 精製水 全体を100とする量 *紫外線吸収剤:オクチルメトキシケイ皮酸
【0045】 実施例15 注射剤 (重量%) パルミチン酸レチノール 3 オリーブ油 5 水溶性レシチン 2 アルギニンアスパラギン酸塩 0.001 滅菌精製水 全体100とする量
【0046】実施例7〜15のビタミンA含有組成物は
常識的な使用においてビタミンAおよび/またはその脂
肪酸エステルの安定性に優れたものであった。
【0047】
【発明の効果】本発明においては、塩基性アミノ酸、塩
基性アミノ酸塩、酸性アミノ酸、酸性アミノ酸塩、油溶
性ベンゾフェノン誘導体、水溶性ベンゾフェノン誘導
体、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、トリメチロ
ールプロパン脂肪酸エステル、水膨潤性粘土鉱物、抗酸
化剤を包接したシクロデキストリン誘導体、紫外線吸収
剤を包接したシクロデキストリン誘導体、クエン酸塩か
らなる群から選ばれる物質の一種または二種以上を配合
することによりビタミンAおよび/またはその脂肪酸エ
ステルの安定性を著しく向上させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビタミンAおよび/またはその脂肪酸エス
    テル(以下特に明記しない限りビタミンAと省略す
    る。)と共に、塩基性アミノ酸、塩基性アミノ酸塩、酸
    性アミノ酸、酸性アミノ酸塩、油溶性ベンゾフェノン誘
    導体、水溶性ベンゾフェノン誘導体、ペンタエリスリト
    ール脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン脂肪酸エ
    ステル、水膨潤性粘土鉱物、抗酸化剤を包接したシクロ
    デキストリン誘導体、紫外線吸収剤を包接したシクロデ
    キストリン誘導体、クエン酸塩からなる群から選ばれる
    物質の一種または二種以上を系中に共存させることを特
    徴とするビタミンAの安定化法。
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