JPH06327615A - 内視鏡湾曲操作装置 - Google Patents

内視鏡湾曲操作装置

Info

Publication number
JPH06327615A
JPH06327615A JP5124417A JP12441793A JPH06327615A JP H06327615 A JPH06327615 A JP H06327615A JP 5124417 A JP5124417 A JP 5124417A JP 12441793 A JP12441793 A JP 12441793A JP H06327615 A JPH06327615 A JP H06327615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
finger
operation knob
endoscope
surface covering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5124417A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Kura
康人 倉
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Hisao Yabe
久雄 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5124417A priority Critical patent/JPH06327615A/ja
Publication of JPH06327615A publication Critical patent/JPH06327615A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】同じ指で操作した際に同一の操作性が得られる
内視鏡湾曲操作装置の提供を目的としている。 【構成】内視鏡1の操作部8に互いに同軸かつ回転自在
に配設される複数の操作ノブ20,21,146を備
え、操作20,21,146ノブの外周に複数の指掛部
157,77,124を有する内視鏡湾曲操作装置13
において、前記指掛部157,77,124の配設ピッ
チ、指掛部の配設間隔、指掛部の高さ、指掛部の厚さ、
指掛部の幅、指掛部を除いた操作ノブ本体の直径のうち
の少なくともいずれか一つを前記操作ノブ20,21,
146のうちの少なくとも2つの操作ノブ同志において
略一致させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡挿入部の湾曲機構
を操作部で湾曲操作するための湾曲操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭63−9282号公報に示
されるように、内視鏡の操作部に互いに同軸かつ回転自
在に配設され、回転操作することにより内視鏡の挿入部
に設けられた湾曲部の湾曲動作を制御する複数の操作ノ
ブを備えた湾曲操作装置が知られている。これら操作ノ
ブの外周には、術者が操作ノブを回転操作し易いよう
に、指を引掛けることができる複数の爪状の指掛部が設
けられている。
【0003】この場合、術者は、図4に示すように、手
156で内視鏡1の操作部8を把持し、親指155を操
作ノブ20,21,146の指掛部157,77,12
4に引掛けて、操作ノブ20,21,146の回転操作
を行なう。このとき、手のひら158に近い第1の操作
ノブ20は親指155の腹159によって回転操作さ
れ、手のひら158から遠い第2、第3の操作ノブ2
1,146は図中点線で示すように親指155の先端1
60によって回転操作される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、第2、第
3の操作ノブ21,146はそれぞれ、同じ指の先端に
よって回転操作されるが、従来は、隣り合う指掛部同志
の間隔(指掛部の配設ピッチ)が操作ノブ21,146
同志で異なっていた。
【0005】そのため、同じ指の先端を使用するにもか
かわらず、手の動きを変化させなければならず、操作性
が悪かった。したがって、術者の疲労が増加したり、操
作ノブ21,146を別々の手で操作するという煩雑な
動作を行なっていた。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、同じ指で操作した際
に同一の操作性が得られる内視鏡湾曲操作装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明は、内視鏡の操作部に互いに同軸か
つ回転自在に配設される複数の操作ノブを備え、前記操
作ノブの外周に複数の指掛部を有する内視鏡湾曲操作装
置において、前記指掛部の配設ピッチ、指掛部の配設間
隔、指掛部の高さ、指掛部の厚さ、指掛部の幅、指掛部
を除いた操作ノブ本体の直径のうちの少なくともいずれ
か一つを前記操作ノブのうちの少なくとも2つの操作ノ
ブ同志において略一致させたものである。これによっ
て、各操作ノブを同じ指で操作した場合でも同一の操作
性を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。図5に示す電子内視鏡1は本発明の一実施例
である湾曲操作装置13を備えている。図示のごとく、
電子内視鏡装置1は、体腔内に挿入される挿入部9と、
操作部8とから内視鏡本体が構成されている。挿入部9
の先端側には、湾曲操作装置13の操作によって湾曲動
作される湾曲部10と、湾曲部10の先端に接続された
先端部15とが設けられており、先端部15には撮像光
学系や照明光学系等の光学部品が組み込まれている。
【0009】操作部8には湾曲操作装置13が突出して
設けられており、この湾曲操作部13を術者が操作する
ことにより、湾曲部10を遠隔的に湾曲させて、先端部
15の向きを上下左右方向に移動させることができるよ
うになっている。
【0010】操作部8と挿入部9との間には、挿入部9
が根元部分で折れて破損するのを防止するために折れ止
め部材164が設けられている。また、操作部8にはユ
ニバーサルコード12が接続されている。ユニバーサル
コード12の内部にはライトガイドや信号ケーブル等が
配設されており、ユニバーサルコード12はその先端の
コネクタ11を介して電子内視鏡1に照明光を供給する
光源装置2に接続されている。また、ユニバーサルコー
ド12は、コネクタ11から延びるスコープケーブル1
63を介して電子内視鏡1から伝送された映像信号を処
理するビデオプロセッサ3に電気的に接続されている。
このビデオプロセッサ3には、ビデオプロセッサ3で信
号処理された映像信号による被写体像を表示するモニタ
4と、映像信号を記録再生するVTR5と、映像信号に
より被写体の像を印字するビデオプリンタ6と、映像信
号を記録する大容量の記憶装置であるビデオディスク7
とが電気的に接続されている。なお、操作部8にはビデ
オプロセッサ3を遠隔操作するためのスイッチ165…
が設けられている。
【0011】湾曲操作装置13は図6に示すように構成
されている。すなわち、操作部8を形成するケーシング
本体16には基板17が配設固定されており、この基板
17には固定軸18の一端が固定されている。この固定
軸18の他端側はケーシング本体16に設けられた通孔
19から外部に突出されている。また、固定軸18の外
周には第1の操作ノブ20に設けられた第1のスリーブ
22と第2の操作ノブ21に設けられた第2のスリーブ
23とが回動自在に順次被嵌されている。第1のスリー
ブ22の操作部内側端部には第1のスプロケット24が
設けられている。また、第2のスリーブ23の操作部内
側端部には第2のスプロケット25が設けられている。
そして、第1のスプロケット24は、その第1の係合溝
136が第1のスリーブ22に設けられた第1の係合爪
134と係合することにより第1のスリーブ22と一体
的に回動するように取り付けられており、また、第2の
スプロケット25も、その第2の係合溝137が第2の
スリーブ23に設けられた第2の係合爪135と係合す
ることにより第2のスリーブ23と一体的に回動するよ
うに取り付けられている。
【0012】また、第1および第2のスプロケット2
4,25には両端に図示しないワイヤが連結されたチェ
ーンが噛合固定されている。これらのチェーンに連結さ
れたワイヤ(合計4本)は挿入部9の湾曲部10に連結
されており、第1のスプロケット24を回転させること
により湾曲部10が上下方向に湾曲し、第2のスプロケ
ット25を回転させることにより湾曲部10が左右方向
に湾曲するようになっている。
【0013】ケーシング本体16の通孔19には軸受2
7が挿通して設けられている。軸受27は、その操作部
内側端部が基板17を覆うカバー26に固定されるとと
もに、支持軸固定部材138を螺合することによりケー
シング本体16に挟持固定された支持軸28によって支
持されている。また、支持軸固定部材138には、ケー
シング本体16との間の水密を保つ第1のOリング13
9と、ブレーキ操作板56との間の水密を保つ第2のO
リング140とが設けられている。
【0014】次に、第1の操作ノブ20の構成について
図7を参照しつつ説明する。第1の操作ノブ20は第1
の上面被覆カバー49と第1の下面被覆カバー53とに
よってその表面が構成されており、第1の上面被覆カバ
ー49は第1の操作ノブ20の上部外表面を構成する第
1の収容部材29を有している。
【0015】第1の収容部材29は、第1のスリーブ2
2に固定されることにより、円筒状の収容室30を形成
している。この収容室30には、上面に第1の摩擦板3
1が貼付固定された第1の摩擦部材32が設けられてい
る。この第1の摩擦部材32は、上方に屈曲した第1の
板ばね33によって支持されるとともに上側に向けて付
勢されている。また、第1の板ばね33は、第1の収容
部材29の内周および第1のスリーブ22の外周に嵌合
された第1の支持板34によって支持されている。この
第1の支持板34は、内周面に第1の内周スプライン3
5を有する第2の支持板36によって支持されている。
そして、第1の収容部材29の内周面に形成されたねじ
部37に環状の調整部材38を螺合することによって、
収容室30内に前記各部材31,32,33,34が一
体的に収容保持されている。
【0016】また、第1の摩擦部材32と第1の支持板
34および第1の支持板34と第2の支持板36はそれ
ぞれ一体的に回動するよう係合している。すなわち、第
1の摩擦部材32と第2の支持板36は一体的に回動す
るようになっている。したがって、調整部材38を第1
の収容部材29にねじ込むと、第1の支持板34と第2
の支持板36とがそれぞれ上昇して、第1の摩擦部材3
2を上側に押し上げる第1の板ばね33の付勢力が増大
し、第1の摩擦部材32の上面に設けられた第1の摩擦
板31と収容部の上壁面との圧接力が増大する。すなわ
ち、調整部材38を回転操作することによって第1の摩
擦板31による摩擦力を任意に調節することができる。
【0017】また、第2の支持板36の下側にはブレー
キ軸筒体39に回転不能に支持されて固定ねじ148で
固定された第1の取付板40が設けられており、第1の
取付板40の下側にはブレーキ軸筒体39に回転自在に
支持された第2の取付板41が設けられており、これら
第1の取付板40と第2の取付板41とによってブレー
キ機構が構成されている。なお、ブレーキ軸筒体39は
その一端部が第1のスリーブ22に回動自在に被嵌され
ている。また、固定ねじ148は、固定ビス168によ
って上方に付勢されており、ブレーキ軸筒体39に強固
に固定されている。
【0018】第1の取付板40の外周面には突起42
(図1の(a)参照)が設けられている。また、図1の
(a)に示すように、第1の取付板40には帯状の係止
ばね43と付勢ばね44の一端が固定ビス166によっ
て固着されている。また、第1の取付板40の径方向外
側に位置する第2の取付板41の上面には係合凹部45
(図1の(a)参照)を有する規制部材46が設けられ
ている。この規制部材46は第2の取付板41の下側か
ら貫通するねじ47によって第2の取付板41にねじ止
め固定されている。また、図1の(a)に示すように、
規制部材46の係合凹部45には第1の取付板40の突
起42が係合している。したがって、第2の取付板41
は突起42が係合凹部45の一端から他端に当接するま
での間で回動することができる。
【0019】第2の取付板41の上面には係止ばね43
と付勢ばね44の他端に対応する位置にそれぞれピン4
8が立設されている。このピン48は第2の取付板41
に対して下方から上方に貫通して第2の取付板41にね
じ止めされている。
【0020】第1の収容部材29には第1の上面被覆カ
バー49が嵌着されている。この第1の上面被覆カバー
49の内周面には第2の内周スプライン50が形成され
ており、この第2の内周スプライン50と第1の収容部
材29の外周面に形成された外周スプライン51とが係
合することによって、第1の上面被覆カバー49を回転
させた際に第1の収容部材29と第1のスリーブ22と
が一体的に回転するようになっている。
【0021】なお、第1の上面被覆カバー49の裏面に
は第1の肉抜凹部52が形成されている。また、この第
1の肉抜凹部52を被覆するように第1の上面被覆カバ
ー49に第1の下面被覆カバー53が取り付けられてい
る。第1の下面被覆カバー53は、第1のスリーブ22
に嵌着されたブレーキ機構(第1の取付板40と第2の
取付板41とからなる)が脱落しないようにこれを保持
している。この状態で、第1の上面被覆カバーと、第1
の収容部材29と、第1のスリーブ22と、第1の取付
板40と第2の取付板41とからなるブレーキ機構と、
第1の下面被覆カバー53とが一体となっている。
【0022】さらに、第2の取付板41には例えば切り
欠き等による係合部55が形成されており、ブレ―キ操
作板56と第2の取付板41とが一体的に回動するよう
に、ブレ―キ操作板56の端部に設けられた突起部57
が係合部55と係合している。また、ブレ―キ操作板5
6はブレ―キ軸筒体39に回動自在に被嵌されている。
なお、ブレ―キ操作板56と第1の下面被覆カバ―5
3に設けられたフランジ部59との間にはOリング58
が取り付けられており、これによって、ブレ―キ操作板
56と第1の下面被覆カバ―53との間の水密が確保さ
れている。また、第1の下面被覆カバ―53と収容部材
29との間はOリング162によって水密が確保されて
いる。
【0023】また、ブレ―キ操作板56から突出する操
作レバ―60が固定ビス167によってブレ―キ操作板
56に一体に取り付けられており、この操作レバ―60
の回動操作によってブレ―キ操作板56が回動し、第2
の取付板41を回動操作できるようになっている。
【0024】なお、この操作レバ―60の先端部には樹
脂性の操作つまみ61が設けられており、また、操作レ
バ―60の途中部には熱収縮チュ―ブ62が被覆されて
いる。
【0025】以上のように、第1の上面被覆カバー49
と、第1の収容部材29と、第1のスリーブ22と、前
記ブレーキ機構と、第1の下面被覆カバー53と、ブレ
ーキ操作板56とが一体となって、第1の操作ノブ20
が構成されている。
【0026】また、第1の操作ノブ20は、第1のスリ
ーブ22が支持軸28に嵌挿されるとともに第1のスプ
ロケット24に係合されることにより、操作部8のケー
シング本体16に固定される。この場合、第1の操作ノ
ブ20に設けられたブレーキ軸筒体39は軸受27の上
端部の外周に回転不能に被嵌されている。すなわち、ブ
レーキ軸筒体39に設けられた被嵌孔63を角穴形状に
形成するとともに、軸受27の上端部の被嵌軸64を角
柱形状に形成し、被嵌軸64を被嵌孔63に係合するこ
とにより、ブレーキ軸筒体39と軸受27とを回転不能
に固定している。
【0027】操作レバー60を図1の(a)の状態から
矢印Aの方向に回動させると、ブレーキ操作板56を介
して第2の取付板41が回動し、ピン48が係止ばね4
3と付勢ばね44の他端を軸心方向に弾性変形させる。
また、第2の取付板41が図1の(a)に示す状態にあ
るとき、係止ばね43の他端は第2の支持板36の第1
の内周スプライン35と係合している。この係合によっ
て、第1の取付板40に第2の支持板36が結合され、
この第2の支持板36の回転が阻止される。したがっ
て、この状態で、操作ノブ20を回転させる場合には、
第1の摩擦板31と第1の収容部材29との間に生じる
摩擦力が回転の抵抗となる。
【0028】次に、第2の操作ノブ21の構成について
図8を参照しつつ説明する。図示のごとく、第2の収容
部材65の上部には、上方に向かって屈曲した環状の第
2の板ばね66と、上面に第2の摩擦板67が設けられ
た第3の支持板68とが順次上下動自在に収容されてい
る。第2の収容部材65は第2のスリーブ23に設けら
たフランジ部69によってその抜けが防止されている。
さらに、第2の摩擦板67の上面側には上下動自在に圧
接板71が設けられており、この圧接板71の中心には
長方孔70が形成されている。
【0029】第2の収容部材65の下面には第2の下面
被覆カバー72が回転不能に取り付けられている。すな
わち、第2の収容部材65の下面を円の四方を切欠いた
略方形状に形成するとともに、第2の下面被覆カバー7
2上面に角溝を形成し、この角溝に第2の収容部材65
の下面を嵌合することにより、第2の収容部材65と第
2の下面被覆カバー72とが回転不能になっている。ま
た、この場合、第2の下面被覆カバー72は第1の固定
部材73により支持されている。つまり、第1の固定部
材73を第2のスリーブ23に螺着することによって、
第2の下面被覆カバー72は第2の収容部材65と第1
の固定部材73との間で挟まれて固定されている。この
とき、第1の固定部材73には、第2の下面被覆カバー
72との間を水密に保つOリング74と、第1の操作ノ
ブ20との間を水密に保つOリング149とが設けられ
ている。
【0030】圧接板71の上面には中心部に開口部を有
する第2の上面被覆カバー75が設けられている。この
第2の上面被覆カバー75には第2の下面被覆カバー7
2が固定されている。すなわち、第2の上面被覆カバー
75と第2の下面被覆カバー72は、これらの全周に設
けられた段差部76によって噛合して接着固定されてい
る。
【0031】以上のように、第2の上面被覆カバー75
と、第2の収容部材65と、圧接板71と、第2のスリ
ーブ23と、第2の下メン被覆カバー72とが一体とな
って、第2の操作ノブ21が構成されている。
【0032】また、第2の操作ノブ21は、第2のスリ
ーブ23が固定軸18に嵌挿されるとともに第2のスプ
ロケット25に係合されることにより、第1の操作ノブ
20の取付後に取り付けられ、抜け止め部材103によ
り固定軸18に対する抜けが防止される。
【0033】したがって、前述したように、抜け止め部
材103によって第2の操作ノブ21の抜けが防止さ
れ、また、抜け止め部材103によって固定軸18と圧
接板71とが回転不能となっている。
【0034】一方、圧接板71は、固定軸18に回転自
在に螺着されたブレーキ押し機構によって押圧され、第
2の摩擦板67と圧接するようになっている。すなわ
ち、第3の下面被覆カバー109と第2の固定部材11
0と第3の取付板111とから構成される前記ブレーキ
押し機構のねじ込み量によって、圧接板71と第2の摩
擦板67との摩擦力を調節できるようになっている。
【0035】ところで、このブレ―キ押し機構は、第3
の下面被覆カバ―109が第2の固定部材110によっ
て支持され、第2の固定部材110と第3の取付板11
1とがねじ固定されることにより、回転自在となってい
る。
【0036】また、固定軸18のブレーキ調整ねじ部1
05の上部には、ブレーキ調整ねじ部105よりも小さ
い角柱形状をした規制板係合部115が設けられてい
る。そして、この規制板係合部115には、第3の取付
板111にねじ固定された回動規制ピン116の回動量
を規制する回動規制溝117を有する回動規制板118
がその中心に設けた角穴によって回転不能に取り付けら
れている。この回動規制板118は、規制板係合部11
5の上部に設けたねじ部119に第3の固定部材120
を螺着することにより固定されている。この場合、第3
の固定部材120は止めねじ121によって上方に付勢
されつつねじ部119に強固に固定されている。
【0037】前記ブレーキ押し機構を固定軸18にねじ
込むことにより圧接板71と第2の摩擦板67とを圧接
したときに発生する摩擦力が第2の操作ノブ21の回転
抵抗となる。この回転抵抗は前記ブレーキ押し機構のね
じ込み量により調節されるが、前記ブレーキ押し機構の
回動量を回動規制板118によって規制することにより
第2の操作ノブ21の回転抵抗も一定幅に規制される。
【0038】なお、第3の取付板111の上面には、前
記ブレーキ押し機構が回動規制溝117範囲内を回動す
るときにその終端部分で回動規制ピン116と弾性的に
係合するクリックばね123が設けられている。
【0039】また、第3の下面被覆カバー109の上面
には回動規制板118等の内部機構を被覆する第3の上
面被覆カバー128が取り付けられている。第3の下面
被覆カバー109と第3の上面被覆カバー128との間
には、第3の下面被覆カバーに設けられた回動規制板1
18によって上方への抜けを防止されたOリング129
が介装されている。第3の上面被覆カバー128と第3
の下面被覆カバー109は、これらの全周に設けられた
段差部130によって噛合して接着固定されており、第
3の操作ノブ146を形成している。
【0040】前述したように、湾曲操作装置13は、第
1の操作ノブ20の回転操作により湾曲部10を上下方
向に湾曲させ、第2の操作ノブ21の回転操作により湾
曲部10を左右方向に湾曲させ、第3の操作ノブ146
の回転操作により第2の操作ノブ21の回転を制御し、
ブレーキ操作板56に突出して設けられた操作レバー6
0の回転操作により第1の操作ノブ20の回転を制御す
る。そして、第1〜第3の操作ノブ20、21、146
と、ブレーキ操作板56、操作レバー60、ケーシング
本体16とが以下に示すように水密構造になっており、
操作部8の内部も外部との間が水密に保たれている。
【0041】図6は湾曲操作装置13の組立状態を示す
ものである。第3の操作ノブ146は第3の上面被覆カ
バー128と第3の下面被覆カバー109との間がOリ
ング129によって水密に保持され、第2の操作ノブ2
1は第2の上面被覆カバー75と第2の下面被覆カバー
72との間がOリング102によって水密に保持される
とともに第2の下面被覆カバー72と第1の固定部材7
3との間がOリング74によって水密に保持され、第1
の操作ノブ20は第1の上面被覆カバー49と第1の下
面被覆カバー53との間がOリング162によって水密
に保持されている。
【0042】また、第3の操作ノブ146と第2の操作
ノブ21は第3の下面被覆カバー109と第2の上面被
覆カバー75との間に設けたOリング114によって、
第2の操作ノブ21と第1の操作ノブ20は第1の固定
部材73と収容部材29の間に設けたOリング149に
よって、第1の操作ノブ20とブレーキ操作板56は第
1の下面被覆カバー53に設けたフランジ部59とブレ
ーキ操作板56との間に設けたOリング58によって、
ブレーキ操作板56と支持軸固定部材138はOリング
140によって、支持軸固定部材138とケーシング本
体16はOリング139によって、それぞれの組立部品
間の水密が確保されている。
【0043】ところで、前述したように、湾曲操作装置
13には第1、第2、第3の操作ノブ20,21,14
6が設けられているが、これら第1、第2、第3の操作
ノブ20,21,146にはそれぞれ爪状に形成された
第1、第2、第3の指掛部157,77,124が設け
られている。
【0044】操作ノブ20,21,146を回転操作す
るときには、指掛部157,77,124に操作を行な
う指を引掛ける。すなわち、図4に示すように、操作部
8を手のひら158で包み込んで把持し、手のひら15
8に一番近い第1の操作ノブ20の第1の指掛部157
に親指155の腹159を引掛けて回転操作する。この
場合、手のひら158から遠い位置にある第2、第3の
操作ノブ21,146には親指155の腹159が届か
ないため、親指155の先端160をこれら操作ノブ2
1,146の第2、第3の指掛部77,124に引掛け
ることにより第2、第3の操作ノブ21,146を回転
操作する。
【0045】この場合、図2および図3に示すように、
第2の指掛部77の配設ピッチP2と第3の指掛部12
4の配設ピッチP3 は例えば25〜45mmの範囲内で
略同一になっている。したがって、第2の操作ノブ21
の回転操作と第3の操作ノブ146の回転操作を同じ指
で行なえ、かつ、同じ動作で行なうことができるため、
回転操作の煩雑さが解消され、第2、第3の操作ノブ2
1,146の操作性が良好となる。
【0046】ところで、操作ノブ20,21,146は
操作部8に近い第1の操作ノブ20から順に小径に形成
されている。前述のように、第1の操作ノブ20は親指
155の腹159で操作されるため、親指155が入り
込めるように第1の指掛部157の配設ピッチP1 をP
2 やP3 に比べて大きくとっている。したがって、第1
の操作ノブ20は第2の操作ノブ21に比べて大径に形
成されているが、配設ピッチがP1 >P2 であるため、
第1の指掛部157の数n1 は、第2の指掛部77の数
2 よりも少ない。
【0047】また、第2の操作ノブ21は第3の操作ノ
ブ146に比べて大径であり、指掛部の配設ピッチP2
とP3 は等しくなっている。そのため、第3の指掛部1
24の数n3 は第2の指掛部77の数n2 よりも少なく
なっている。つまり、本実施例では、n1 =5,n2
6,n3 =4となっている。
【0048】なお、本構成では、第2の操作ノブ21
と,第3の操作ノブ146において配設ピッチを一致さ
せたが、第1、2、3の操作ノブ20,21,146の
すべてにおいて、その配設ピッチを一致させても良い
(P1 =P2 =P3 )。これによって全ての操作ノブ2
0,21,146を同じ指、同じ動作で操作することが
できる。
【0049】無論、第1の操作ノブ20と第2の操作ノ
ブ21において配設ピッチを一致させても良い(P1
2 )。この場合は、第1の操作ノブ20と第2の操作
ノブ21の操作性が同一となる。第1の操作ノブ20と
第3の操作ノブ146において配設ピッチを一致させた
場合(P1 =P3 )、第1の操作ノブ20と第3の操作
ノブ146の操作性が同一となる。
【0050】また、指掛部157,77,124の配設
ピッチを一致させるのではなく、指掛部157,77,
124の幅Lを例えば10〜15mmの範囲内で略一致
させても良い。この場合も操作性は同一となる。また、
指掛部157,77,124の高さHを例えば4〜15
mmの範囲内で略同一としても操作性は同一となる。そ
の他、指掛部157,77,124の厚さtを4〜12
mmの範囲内で略同一としたり、指掛部157,77,
124の間隔lを15〜30mmの範囲内で略同一とし
たり、指掛部を除いた操作ノブ本体の直径φDを25〜
50mmの範囲内で略同一にしても、操作性の同一化を
図ることができる。無論、このような要素の同一化を併
用することで操作性はさらに良好となる。
【0051】また、図1の(b)に示すように、操作ノ
ブ161を共通に設けてもよい。これによって、操作性
は全く同一となり、また、操作ノブの部品を減らすこと
ができ、部品管理の手間が減るという効果もある。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡湾
曲操作装置によれば、同じ指で操作した際に同一の操作
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例を示す湾曲操作装置
の第1の操作ノブの平面図、(b)は操作ノブの配列構
成の変形例を示す概略図である。
【図2】湾曲操作装置の第2の操作ノブの平面図であ
る。
【図3】湾曲操作装置の第3の操作ノブの平面図であ
る。
【図4】内視鏡を把持して操作ノブを回動操作する様子
を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例の湾曲操作装置を備えた内視
鏡装置の全体構成図である。
【図6】本発明の一実施例を示す湾曲操作装置の断面図
である。
【図7】湾曲操作装置の第1の操作ノブの拡大断面図で
ある。
【図8】湾曲操作装置の第2の操作ノブと第3の操作ノ
ブの拡大断面図である。
【符号の説明】
1…内視鏡、8…操作部、9…挿入部、10…湾曲部、
13…湾曲操作装置、20,21,146…操作ノブ、
157,77,124…指掛部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の操作部に互いに同軸かつ回転自
    在に配設される複数の操作ノブを備え、前記操作ノブの
    外周に複数の指掛部を有する内視鏡湾曲操作装置におい
    て、前記指掛部の配設ピッチ、指掛部の配設間隔、指掛
    部の高さ、指掛部の厚さ、指掛部の幅、指掛部を除いた
    操作ノブ本体の直径のうちの少なくともいずれか一つを
    前記操作ノブのうちの少なくとも2つの操作ノブ同志に
    おいて略一致させたことを特徴とする内視鏡湾曲操作装
    置。
JP5124417A 1993-05-26 1993-05-26 内視鏡湾曲操作装置 Withdrawn JPH06327615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5124417A JPH06327615A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 内視鏡湾曲操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5124417A JPH06327615A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 内視鏡湾曲操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06327615A true JPH06327615A (ja) 1994-11-29

Family

ID=14884966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5124417A Withdrawn JPH06327615A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 内視鏡湾曲操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06327615A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5507717A (en) Device for bending the insertion section of an endoscope
US7426339B2 (en) Waterproof housing
US6673012B2 (en) Control device for an endoscope
US7846089B2 (en) Bendable portion control mechanism of an endoscope
JP3866786B2 (ja) 内視鏡
KR0113218Y1 (ko) 캠코더의 손잡이가 부착된 엘.씨.디
JP3540408B2 (ja) 内視鏡用押釦装置
JPH06327615A (ja) 内視鏡湾曲操作装置
JP5212409B2 (ja) 監視カメラ装置
JP3246799B2 (ja) 内視鏡用湾曲操作装置
JP3368649B2 (ja) 内視鏡湾曲操作装置
JP2008203683A (ja) レンズフード及び撮像装置
JPH10285439A (ja) カメラ装置
JP3278238B2 (ja) 内視鏡湾曲操作装置
JP5187535B2 (ja) 監視カメラ装置
JPH06327614A (ja) 内視鏡湾曲操作装置
JPH1184474A (ja) カメラ
JP2007323584A (ja) マウス
JP2000051148A (ja) 内視鏡の操作ワイヤの弛み除去方法
JP2006154518A (ja) 防水ハウジング
JP2757866B2 (ja) 光源装置
US6929605B2 (en) Light source device with dual alternately-directed lamps that facilitate lamp replacement
GB2294303B (en) Gear cable operating mechanism
JP2001333298A (ja) 電子カメラ
JPH089693Y2 (ja) レンズ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801