JPH06327554A - 蒸気調理機の制御装置 - Google Patents

蒸気調理機の制御装置

Info

Publication number
JPH06327554A
JPH06327554A JP14701593A JP14701593A JPH06327554A JP H06327554 A JPH06327554 A JP H06327554A JP 14701593 A JP14701593 A JP 14701593A JP 14701593 A JP14701593 A JP 14701593A JP H06327554 A JPH06327554 A JP H06327554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
water
temperature
container
steam generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14701593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Takeda
博充 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP14701593A priority Critical patent/JPH06327554A/ja
Publication of JPH06327554A publication Critical patent/JPH06327554A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気発生容器の温度が所定値以上に達するま
では、該容器に水が供給されるのを阻止する。 【構成】 温度検知サーモTh1および過昇防止サーモ
Th2が接点を閉成しているときに電源スイッチSW1
入れると、電磁接触器MCが通電励磁され、これと協働
する常開接点MC−aが閉成して各ヒータ22への通電
が開始され、蒸気発生容器は加熱される。また電磁接触
器MCと協働する常閉接点MC−bが開放し、保護タイ
マTR3への通電はなされないので、該タイマTR3の常
開接点TR3−1aは開放状態を保持している。従っ
て、調理開始スイッチSW2を入れても、電磁弁26へ
の通電はなされず、低温の蒸気発生容器に水が供給され
るのを防止し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高温蒸気を利用して
被調理品を調理(蒸す)する蒸気調理機に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】麺類やまんじゅう等の被調理品を、連続的
に発生する高温蒸気により調理する蒸気調理機が、レス
トランその他各種の厨房施設で好適に使用されている。
本発明は、蒸気調理機における制御装置の改良に関する
ので、後述する本発明の詳細説明に先立ち、典型的な蒸
気調理機およびその制御装置の基本構造の概略につき説
明する。
【0003】図3に示す如く、蒸気調理機10の本体を
なす筐体12の上板に所要直径の開口12aが開設さ
れ、該開口12aを介して上方に開放する箱状の蒸気発
生容器14が内装されている。蒸気発生容器14の上面
に、該容器14の開口14aを上方から覆うトレーケー
ス16が配置されており、このケース16には、被調理
品18を収容したトレー20が挿脱自在に収納されるよ
うになっている。また蒸気発生容器14の下部には、加
熱用のヒータ22と、このヒータ22をON−OFF制
御する温度検知サーモTh1の感温筒(図示せず)が配設
され、該ヒータ22により蒸気発生容器14を100℃
以上に加熱するよう設定されている。更に、蒸気発生容
器14には、外部水道系に接続する水供給管24が電磁
弁26を介して連通接続され、該弁26を開放すること
により蒸気発生容器14中に水を供給するよう構成して
いる。
【0004】図4は、前記蒸気調理機10の電気制御回
路を示すものであって、電源供給ラインRと接続点Dと
の間に、電源スイッチSW1と調理開始スイッチSW2
が直列に接続されている。また接続点Dと電源供給ライ
ンTとの間に、調理時間設定用のタイマTR1、該タイ
マTR1の常閉接点TR1−bと直列に接続される前記電
磁弁26および調理時間設定用タイマTR1の常開接点
TR1−aと直列に接続されるブザー用のタイマTR2
並列に接続されている。なお、調理時間設定用タイマT
1は、調理開始スイッチSW2を入れる(接点が閉成す
る)ことにより動作を開始し、そして所定の設定時間が
経過すると前記常閉接点TR1−bを開放すると共に、
常開接点TR1−aを閉成するよう構成されている。ま
た、接続点Dと調理時間設定用タイマTR1の常開接点
TR1−aとの間に、前記ブザー用タイマTR2の常閉接
点TR2−bを介してブザーBZが直列に接続されると
共に、該ブザーBZはブザー用タイマTR2とは並列に
なっている。なおブザー用タイマTR2は、前記調理時
間設定用タイマTR1の常開接点TR1−aが閉成するこ
とにより動作を開始し、そしてその設定時間が経過する
と前記常閉接点TR2−bを開放するよう構成されてい
る。
【0005】前記電源スイッチSW1と調理開始スイッ
チSW2との間の接続点EとラインTとの間に、温度検
知サーモTh1と過昇防止サーモTh2および電磁接触器
MCが直列に接続されている。なお温度検知サーモTh
1は、蒸気発生容器14の温度が水を蒸発させ得る所定
値以上(100℃以上)になると接点を開放するよう設定
されている。また過昇防止サーモTh2は、調理運転が
継続して蒸気発生容器14の温度が必要以上に上昇した
際にその接点を開放するよう設定されている。前記過昇
防止サーモTh2とラインTとの間に、ランプLが電磁
接触器MCと並列に接続してある。更に、電源供給ライ
ンR、T、Sに、前記電磁接触器MCの常開接点MC−
aを介して複数のヒータ22が接続される。
【0006】このように構成した蒸気調理機10では、
前記電源スイッチSW1を入れると、このときには前記
蒸気発生容器14は所定温度以下となっているので、前
記温度検知サーモTh1および過昇防止サーモTh2はそ
の接点を閉成している。従って、電源スイッチSW1
投入と同時に電磁接触器MCが通電励磁され、これと協
働する常開接点MC−aが閉成して各ヒータ22への通
電が開始され、蒸気発生容器14は加熱される。また、
温度検知サーモTh1が所定温度を検出していない状態
(ヒータ22への通電がなされている状態)では、前記ラ
ンプLが点灯し、蒸気発生容器14の加熱中であること
を作業者に覚知させるようになっている。
【0007】前記蒸気発生容器14の温度が所定温度以
上になったことを前記温度検知サーモTh1の感温筒が
検出すると、該サーモTh1はその接点を開放し、ヒー
タ22への通電を停止する。そして、このときに前記ラ
ンプLが消灯し、調理可能となったことを作業者に覚知
させる。従って、作業者が前記調理開始スイッチSW2
を入れれば、前記電磁弁26への通電がなされて該弁2
6が開放して蒸気発生容器14に水が供給され、この水
は該容器14内で高温蒸気となる。この高温蒸気は、前
記開口14aを介してトレーケース16に充満し、該ケ
ース16にトレー20を介して収納された被調理品18
が蒸気調理される。また、調理開始スイッチSW2の投
入と同時に前記調理時間設定用タイマTR1への通電が
なされて、所要設定時限のカウントが開始される。そし
て該タイマTR1がカウントアップするまでは、その常
閉接点TR1−bに直列接続した前記電磁弁26への通
電がなされて水の供給が継続される。
【0008】前記調理時間設定用タイマTR1がカウン
トアップすると、その常閉接点TR1−bが開放して電
磁弁26への通電が停止され、蒸気発生容器14への水
の供給が停止される。また、調理時間設定用タイマTR
1と協働する常開接点TR1−aが閉成することにより、
これと直列接続した前記ブザー用タイマTR2への通電
がなされて、所要設定時限のカウントが開始されると共
に、前記ブザーBZへの通電がなされて該ブザーBZが
鳴りだし、作業者に調理完了を知らせる。なおブザーB
Zは、ブザー用タイマTR2のカウントアップによりこ
れと協働する常閉接点TR2−bが開放することにより
鳴りやむ。そして作業者が調理開始スイッチSW2を切
る(接点を開放する)ことにより、1回の調理が終了す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記蒸気調理機10で
は、前記ランプLが点灯している最中、すなわち蒸気発
生容器14の温度が所定値に達する前であっても、作業
者が誤まって前記調理開始スイッチSW2を入れると、
電磁弁26が開放して蒸気発生容器14に水が供給され
る。このときには、蒸気発生容器14に供給された水は
高温蒸気となることなく溜ってしまい、遂にはこの水が
容器14から溢れて外部を汚す問題があった。また、蒸
気発生容器14は加熱中であるため、内部に溜った水が
加熱されて高温となっていることがあり、この熱水が外
部に溢れることにより作業者が火傷を蒙るおそれもあっ
た。なお、蒸気発生容器14に水が溜ってしまった場合
は、蒸気発生容器14から水を排出する必要があるが、
このときにも水が高温となっていることがあるので充分
に注意をする必要があった。
【0010】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、蒸気発生容器の温度が所定値以上
に達するまでは該容器に水が供給されるのを阻止して、
容器に水が溜ったりその水が外部に溢れるのを未然に防
止し得る蒸気調理機の制御装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、蒸気発生容
器に配設され、電源スイッチの投入により通電されて蒸
気発生容器を加熱するヒータと、蒸気発生容器が所定温
度以上に加熱されたことを検出して、前記ヒータへの通
電を停止する温度検知手段と、前記蒸気発生容器と水供
給源との間に接続され、調理開始スイッチの投入により
開放されて容器に水を供給する弁手段とを備えた蒸気調
理機において、前記温度検知手段が所定温度を検出した
際に作動される保護装置の常開接点を、前記電源スイッ
チと調理開始スイッチとの間に直列に接続し、前記温度
検知手段が所定温度を検出するまでは、前記調理開始ス
イッチ側への通電を阻止するよう構成したことを特徴と
する。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る蒸気調理機の制御装置に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。なお、前記図3および図4を参照して既
に述べた部材と同一の部材に関しては、同じ符号を付す
こととする。
【0013】図1は、実施例に係る蒸気調理機10の概
略構造を示す縦断側面図であって、調理機本体をなす筐
体12の適宜位置に、蒸気発生手段としての蒸気発生容
器14が配設されている。この蒸気発生容器14は、上
方に開放する箱状の本体14bと、該本体14bの上端
外縁に一体的に形成したフランジ14cとから構成され
る。そして該容器14は、フランジ14cが複数のスペ
ーサ28を介して筐体上面に支持されると共に、本体1
4bの下部が筐体12の上板に形成した開口12aを介
して筐体内に垂下するよう構成される。
【0014】前記蒸気発生容器14の下部に、加熱用の
ヒータ22が複数配設されている。また、蒸気発生容器
14の所要位置に温度検知サーモTh1の感温筒30が
配設され、該サーモTh1は、蒸気発生容器14の温度
を監視するべく機能する。なお、温度検知サーモTh1
は、蒸気発生容器14の温度が所定値以上になると接点
を開放するよう設定されている。そして、温度検知サー
モTh1によりヒータ22に対する通電制御を行なうこ
とによって、蒸気発生容器14を常に100℃以上に加
熱保持するよう構成されている。なお符号32は、ヒー
タ22や後述する電磁弁26等の制御回路が収納される
制御ボックスを示す。
【0015】前記筐体12の上面には、図1に示す如
く、所要量の水を貯留可能な貯水タンク34が配置さ
れ、該タンク34には、外部水道系に接続する供給管3
6を介して水が供給されるようになっている。この貯水
タンク34の底面から導出した第1給水管38は、筐体
内部下方に配設した電磁弁26の入口側に連通接続され
ている。また電磁弁26の出口側には、前記蒸気発生容
器14に連通する第2給水管40が連通接続されてい
る。そして貯水タンク34は、蒸気発生容器14の配設
レベルより高いレベルに臨んで、該タンク中に貯留され
る水の水面レベルが、第2給水管40における蒸気発生
容器14に接続して開口するレベルよりも所要高さだけ
上方に位置するよう設定される。これにより、電磁弁2
6を開放した状態では、前記貯水タンク34中の水(水
面)に加わる圧力(第2給水管40からの給水圧力)によ
り、該タンク34中の水は蒸気発生容器14に連続的に
供給される。そしてこの水は、ヒータ22により蒸気発
生容器14が100℃以上に加熱されているので、蒸発
して高温の蒸気となる。
【0016】前記蒸気発生容器14における上方に開放
する開口14aに、蓋部材42が着脱自在に嵌挿され
て、該容器内に空間Sを画成するようになっている。こ
の蓋部材42には、空間Sと外部(上方外部)とを連通す
る複数の通孔42aが所要パターンで垂直に穿設され、
空間S内で発生した高温蒸気は通孔42aを介して上方
外部に噴出される。なお、空間Sの内部寸法および通孔
群の開口寸法は、該空間S内に供給された所要量の水
(効率的に蒸発させ得る量の水)が蒸発した際の空間S内
の圧力が、前記給水圧力以上となる値に設定されてい
る。これにより、後述する調理運転に際して電磁弁26
を開放して貯水タンク34中の水が給水圧力で蒸気発生
容器14の空間Sに供給されている状態で、所要量の水
が蒸発することにより該空間S内の圧力が給水圧力以上
に達すると、貯水タンク34からの水の供給は自動的に
停止される。
【0017】前記蓋部材42の上に、前記通孔群の穿設
部位を覆うようにトレーケース16が配置され、各通孔
42aから噴出された高温蒸気がトレーケース内に充満
するようになっている。このトレーケース16には、被
調理品18を収容したトレー20が挿脱自在に収納され
るよう構成されており、該ケース16に充満した高温蒸
気により各被調理品18が調理される。
【0018】図2に、実施例に係る蒸気調理機の電気制
御回路の一例を示す。図において、電源供給ラインRと
接続点Fとの間に電源スイッチSW1が接続され、この
接続点Fと電源供給ラインTとの間に電源ランプL1
接続されている。また接続点Fと接続点Gとの間に、後
述する保護タイマTR3の常開接点TR3−1aが接続さ
れると共に、接続点GとラインTとの間に調理可能を知
らせるランプL2が接続されている。更に、接続点Gと
接続点Kとの間に、調理開始スイッチSW2とリレーX
の常開接点X−aとが並列に接続されている。
【0019】前記接続点KとラインTとの間に、ブザー
用タイマTR2の常閉接点TR2−2bと直列接続したリ
レーXと、調理中を知らせるランプL3とが並列に接続
されている。また、接続点KとラインTとの間に、調理
時間設定用のタイマTR1、該タイマTR1の常閉接点T
1−bと直列に接続される前記電磁弁26および調理
時間設定用タイマTR1の常開接点TR1−aと直列に接
続されるブザー用のタイマTR2が並列に接続されてい
る。なお、調理時間設定用タイマTR1は、調理開始ス
イッチSW2を入れることにより動作を開始し、そして
所定の設定時間が経過すると前記常閉接点TR1−bを
開放すると共に、常開接点TR1−aを閉成するよう構
成されている。また、接続点Kと調理時間設定用タイマ
TR1の常開接点TR1−aとの間に、前記ブザー用タイ
マTR2の常閉接点TR2−1bを介してブザーBZが直
列に接続されると共に、該ブザーBZはブザー用タイマ
TR2とは並列になっている。なおブザー用タイマTR2
は、前記調理時間設定用タイマTR1の常開接点TR1
aが閉成することにより動作を開始し、そしてその設定
時間が経過すると前記常閉接点TR2−1b,TR2−2
bを開放するよう構成されている。
【0020】前記接続点Fと保護タイマTR3の常開接
点TR3−1aとの間の接続点HとラインTとの間に、
温度検知サーモTh1と過昇防止サーモTh2および電磁
接触器MCが直列に接続されている。なお温度検知サー
モTh1は、蒸気発生容器14の温度が水を蒸発させ得
る所定値以上になると接点を開放するよう設定されてい
る。また過昇防止サーモTh2は、調理運転が継続して
蒸気発生容器14の温度が必要以上に上昇した際にその
接点を開放するよう設定されている。更に、接続点Hに
接続される保護タイマTR3とラインTとの間に、電磁
接触器MCの常閉接点MC−bと保護タイマTR3の常
開接点TR3−2aとが並列に接続される。保護タイマ
TR3は、前記温度検知サーモTh1が所定温度を検出し
てその接点を開放し、電磁接触器MCへの通電が停止さ
れることにより動作を開始し、そして所定の設定時間が
経過すると前記常開接点TR3−1a,TR3−2aを閉
成するよう構成されている。なお、常開接点TR3−2
aはその閉成により自己保持されて、前記電源スイッチ
SW1を切るまでは常開接点TR3−1aを閉成状態に保
持するよう設定されている。
【0021】更に、電源供給ラインR、T、Sに、前記
電磁接触器MCの常開接点MC−aを介して複数のヒー
タ22が接続される。
【0022】
【実施例の作用】次に、実施例に係る蒸気調理機の作用
につき、図2に示す電気制御回路を参照して以下説明す
る。前記電源スイッチSW1を入れると、このときには
前記蒸気発生容器14は所定温度以下となっているの
で、前記温度検知サーモTh1および過昇防止サーモT
2はその接点を閉成している。従って、電源スイッチ
SW1の投入と同時に電磁接触器MCが通電励磁され、
これと協働する常開接点MC−aが閉成して各ヒータ2
2への通電が開始され、蒸気発生容器14は加熱され
る。また、電磁接触器MCと協働する常閉接点MC−b
が開放し、保護タイマTR3への通電はなされないの
で、該タイマTR3の常開接点TR3−1aは開放状態を
保持している。従って、このときに前記調理開始スイッ
チSW2を入れても、電磁弁26への通電はなされず、
低温の蒸気発生容器14に水が供給されるのを防止し得
る。なお、電源スイッチSW1の投入と同時に電源ラン
プL1が点灯する。
【0023】前記蒸気発生容器14の温度が所定温度以
上になったことを前記温度検知サーモTh1の感温筒3
0が検出すると、該サーモTh1はその接点を開放し、
電磁接触器MCが滅勢されることにより、これと協働す
る常開接点MC−aが開放してヒータ22への通電が停
止される。また、電磁接触器MCの常閉接点MC−bが
閉成し、保護タイマTR3への通電がなされて、所要設
定時限のカウントが開始される。そして該タイマTR3
がカウントアップすると、その常開接点TR3−1a,
TR3−2aが閉成し、前記調理可能ランプL2が点灯し
て、調理が可能となった旨を作業者に覚知させる。な
お、常開接点TR3−2aはその閉成により自己保持さ
れて、常開接点TR3−1aは閉成状態に保持される。
【0024】作業者は、前記調理可能ランプL2が点灯
したことを確認した後、前記調理開始スイッチSW2
入れれば、前記電磁弁26への通電がなされて該弁26
が開放する。これにより、前記貯水タンク34に貯留さ
れている水は、該タンク内の水面レベルと、前記第2給
水管40の蒸気発生容器内での開口レベルとの差によっ
て生ずる給水圧力で、第1給水管38、電磁弁26およ
び第2給水管40を介して蒸気発生容器14に連続的に
供給される。このとき蒸気発生容器14は100℃以上
に加熱されているので、該容器14に供給された水は蒸
発し、高温蒸気となる。この高温蒸気は、前記蓋部材4
2に穿設した複数の通孔42aを介してトレーケース1
6内に噴出供給されて充満し、前記トレー20に収容さ
れている被調理品18が調理される。そして貯水タンク
34から連続的に供給される水が所要量だけ蒸発するこ
とにより、前記空間S内の圧力が、前記第2給水管40
からの給水圧力以上となると、第2給水管40からの給
水は阻止される。そして水が供給されない状態で、空間
S内の高温蒸気が蓋部材42の通孔42aを介してトレ
ーケース16に供給されることにより、該空間S内の圧
力が給水圧力より低下すると、再び貯水タンク34中の
水が第2給水管40を介して蒸気発生容器14に供給さ
れる。この繰返しにより、前記トレー20に収容されて
いる被調理品18が調理される。
【0025】また、前記調理開始スイッチSW2の投入
と同時に前記リレーXが通電励磁され、これと協働する
常開接点X−aが閉成することにより該リレーXが自己
保持されると共に、電磁弁26への通電は継続されて開
放状態を保持する。更に、調理開始スイッチSW2の投
入と同時に前記調理時間設定用タイマTR1への通電が
なされて、所要設定時限のカウントが開始される。な
お、蒸気発生容器14への水の供給により該容器14の
温度が設定温度以下になると、前記温度検知サーモTh
1の接点が閉成して、前記ヒータ22への通電が再開さ
れ、蒸気発生容器14の温度を設定温度以上に保持す
る。また、調理開始スイッチSW2の投入と同時に、前
記調理中ランプL3が点灯し、作業者に調理中である旨
を覚知させる。
【0026】前記調理時間設定用タイマTR1がカウン
トアップすると、その常閉接点TR1−bが開放して電
磁弁26への通電が停止され、蒸気発生容器14への水
の供給が停止される。また、調理時間設定用タイマTR
1と協働する常開接点TR1−aが閉成することにより、
これと直列接続した前記ブザー用タイマTR2への通電
がなされて、所要設定時限のカウントが開始されると共
に、前記ブザーBZへの通電がなされて該ブザーBZが
鳴りだし、作業者に調理完了を知らせる。なおブザーB
Zは、ブザー用タイマTR2のカウントアップによりこ
れと協働する常閉接点TR2−1bが開放することによ
り鳴りやむ。また、ブザー用タイマTR2の常閉接点T
2−2bが開放し、リレーXの自己保持が解除されて
常開接点X−aが開放することにより、調理中ランプL
3が消灯する。
【0027】前記蒸気調理機10での調理を終了する場
合は、前記電源スイッチSW1を切る。これにより、前
記温度検知サーモTh1の接点が閉成している状態であ
ってもヒータ22への通電が停止されると共に、保護タ
イマTR3の常開接点TR3−1a,TR3−2aが開放
する。また、電源ランプL1が消灯する。
【0028】このように実施例に係る蒸気調理機10で
は、蒸気発生容器14が所定温度以上に加熱されるまで
は、保護タイマTR3の常開接点TR3−1aにより電磁
弁26への通電が不能な状態に保持している。すなわ
ち、蒸気発生容器14が所定温度以上に加熱されていな
いのにも拘らず、作業者が誤って調理開始スイッチSW
2を入れたとしても、蒸気発容器14には水は供給され
ない。これにより、蒸気発生容器14に水が溜ったり、
容器14から水が溢れて周囲を汚すのを未然に防止し得
る。
【0029】なお実施例では、貯水タンクに貯留した水
を蒸気発生容器に電磁弁を介して供給する場合につき説
明したが、本願はこれに限定されるものでなく、電磁弁
に外部水道系を直接接続し、該外部水道系から蒸気発生
容器に水を供給する場合にも採用し得るものである。
【0030】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係る蒸気調
理機の制御装置によれば、蒸気発生容器が所定温度以上
になるまでは、該容器への水の供給を阻止するよう構成
したので、作業者が誤って調理開始スイッチを投入して
も蒸気発生容器に水が供給されることはない。すなわ
ち、低温の蒸気発生容器内に水が供給され、該水が蒸発
することなく溜ってしまったり、この水が外部に溢れて
周囲を汚すのを未然に防止し得る。また、蒸気発生容器
から熱水が溢れることはないので、作業者が火傷を蒙る
のを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る蒸気調理機の概略構成を示す縦
断側面図である。
【図2】 実施例に係る蒸気調理機の制御回路図であ
る。
【図3】 従来技術に係る蒸気調理機を示す縦断側面図
である。
【図4】 従来技術に係る蒸気調理機の制御回路図であ
る。
【符号の説明】
14 蒸気発生容器,22 ヒータ,26 電磁弁,3
4 貯水タンク SW1 電源スイッチ,SW2 調理開始スイッチ,Th
1 温度検知サーモ TR3 保護タイマ,TR3−1a 常開接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気発生容器(14)に配設され、電源スイ
    ッチ(SW1)の投入により通電されて蒸気発生容器(14)を
    加熱するヒータ(22)と、蒸気発生容器(14)が所定温度以
    上に加熱されたことを検出して、前記ヒータ(22)への通
    電を停止する温度検知手段(Th1)と、前記蒸気発生容器
    (14)と水供給源(34)との間に接続され、調理開始スイッ
    チ(SW2)の投入により開放されて容器(14)に水を供給す
    る弁手段(26)とを備えた蒸気調理機において、 前記温度検知手段(Th1)が所定温度を検出した際に作動
    される保護装置(TR3)の常開接点(TR3-1a)を、前記電源
    スイッチ(SW1)と調理開始スイッチ(SW2)との間に直列に
    接続し、 前記温度検知手段(Th1)が所定温度を検出するまでは、
    前記調理開始スイッチ(SW2)側への通電を阻止するよう
    構成したことを特徴とする蒸気調理機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記保護装置は、前記温度検知手段(T
    h1)が所定温度を検出すると同時に動作を開始し、所定
    時間に達した時に前記常開接点(TR3-1a)を作動させるタ
    イマ(TR3)である請求項1記載の蒸気調理機の制御装
    置。
JP14701593A 1993-05-25 1993-05-25 蒸気調理機の制御装置 Pending JPH06327554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14701593A JPH06327554A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 蒸気調理機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14701593A JPH06327554A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 蒸気調理機の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06327554A true JPH06327554A (ja) 1994-11-29

Family

ID=15420619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14701593A Pending JPH06327554A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 蒸気調理機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06327554A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030178411A1 (en) Food steamer with automatic electric steam trap, power modulation and automatic connected water supply
EP2194827B1 (en) Low oil volume fryer with automatic filtration and top-off capability
JP2010012085A (ja) 蒸し器
US20060249137A1 (en) System and method for draining water from a steam oven
EP1972239B1 (en) Automatic top-off for deep fat fryers
JP3906330B2 (ja) ガス揚げ鍋用の加熱制御装置及びその作動方法
EP3884820B1 (en) Air fryer with steaming function and method for controlling air fryer with steaming function
JP6913824B2 (ja) 浄水機能を有する多機能食品調理器
JPH06327554A (ja) 蒸気調理機の制御装置
JP2006029649A (ja) 蒸気調理器
JP2005308332A (ja) 冷温水機
JP6869574B2 (ja) 加熱調理装置
JP2008228985A (ja) 電気貯湯容器
JP2000342448A (ja) 蒸し器
JP4157013B2 (ja) 保温器
JP2005152196A (ja) 炊飯器
JP2552872Y2 (ja) 飲料抽出装置
JPS5817607B2 (ja) コ−ヒ−沸かし器
JP4060219B2 (ja) 液体加熱調理器
JP2016171861A (ja) 加熱調理装置
JP2581099Y2 (ja) コーヒサーバ
JPS6038430Y2 (ja) 珈琲抽出器
JPH0731083Y2 (ja) 給湯器付風呂釜の洗浄装置
JPS6349807Y2 (ja)
JPH0568639A (ja) 電気湯沸し器