JPH06326685A - 機器システム - Google Patents

機器システム

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JPH06326685A
JPH06326685A JP11281493A JP11281493A JPH06326685A JP H06326685 A JPH06326685 A JP H06326685A JP 11281493 A JP11281493 A JP 11281493A JP 11281493 A JP11281493 A JP 11281493A JP H06326685 A JPH06326685 A JP H06326685A
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JP
Japan
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data
unit
demodulation unit
control data
demodulation
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JP11281493A
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English (en)
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Minoru Mogi
稔 茂木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成の無線送受信機を各OA機器に搭
載することで各OA機器間のデータの無線伝送を他の機
器に干渉妨害を与えることなしに可能にする。 【構成】 1グループ内の各機器をまとめて機器システ
ムとし、そのグループ内の各機器に、スペクトル拡散方
式の送受信機7,8を搭載し、共通の拡散符号14を用
いさせて、特別な回線制御を必要とせずに、機器同士
(同時には1組だけ)の間のデータの無線伝送を行わせ
るので、グループ外の機器には干渉妨害を与えることが
ない。データを情報データと制御データに分けて回線制
御を充実させることも可能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1グループを構成する
各OA機器(事務機器)等から成る機器システムであっ
て、任意の機器間で、無線による情報データの送受信を
可能にした機器システムにに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、事務所等でOA機器間で情報デー
タの伝送を行なう方法としては、機器同士をケーブルで
接続する方法が採られてきた。しかしOA機器(事務機
器)等として多数の機器が存在し、例えばOA機器とし
ての1台のプリンタに、同じくOA機器であるワープロ
を複数台、ケーブルで接続してプリンタを共用したいと
いうような場合、ケーブルで接続するためには厄介な配
線工事が必要である。
【0003】このようにして事務所のレイアウト変更に
よる機器の移動、或いは新たな機器の導入等は、ケーブ
ルで接続するための厄介な配線工事が伴うことから、困
難になる場合がある。このような問題を解決する手段と
して、機器間のデータ伝送に、ケーブルによるのでな
く、無線電波を使用する方法があるが、電波の出力電
力、周波数の制限、他の機器との干渉等の問題があり、
なかなか普及には至っていない。
【0004】一方、特殊な用途に用いられる通信方式で
あるが、信号を広い帯域に拡散して電力密度の小さい電
波で送信する方式(スペクトル拡散方式)が知られてい
る。本方式は、電力密度が小さいため、送受信を行って
いる機器以外の他の機器へ妨害を与えにくい、擬似雑音
符号を使って拡散/復調を行うため、他の機器からの干
渉を受けにくい等の特徴がある。
【0005】また本方式は、拡散符号(擬似雑音符号)
を知らなければ復調ができないことから、秘話性に優れ
ている。このようなことから、特開昭59−10484
1号公報や特開平2−177632号公報等に示すよう
に、各機器または受信者が個別の暗号コード(拡散符
号)を持ち、暗号コードが一致する特定機器間でのみ通
信を行なう方法が採られ、また特開昭60−21984
0号公報等に見られるように、機器間で複雑な回線制御
方式が採られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】各種OA機器同士を、
従来のスペクトル拡散方式を用いた無線で接続した場
合、各機器に特定の暗号コード(拡散符号)を割り振
り、当該機器とは、その割り振られた暗号コードを用い
て通信する必要があり、特定の或る機器が、複数の機器
を相手として通信する必要がある場合、相手機器毎に異
なる暗号発生装置を備える必要があり、回路が複雑大規
模になるという問題がある。また、OA機器では、一般
の通信で用いるような複雑なアクセス方式は用いること
ができないため、簡単な回線接続方式によって機器間を
接続できることが必要となる。
【0007】本発明の目的は、上記の如き問題を解決
し、相手機器毎に異なる暗号発生装置を備えるなどの複
雑な回路構成を必要とせずに各機器間で通信ができ、ま
た任意の相手機器との通信が、簡単な回線接続方式によ
って可能であるような、そのような各機器により1グル
ープを構成して成る機器システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、1グループを構成するOA機器(例えば1台
のプリンタと複数個のワープロ)では、一つの機器(プ
リンタ)が同時に複数の相手機器(ワープロ)とデータ
通信することはなく、必ず一時には1台の相手機器(ワ
ープロ)としか通信しないことに着目した。
【0009】そこで本発明では、1グループを構成する
各機器から成る機器システムにおいて、前記各機器に、
送信すべきデータにより搬送波を変調して被変調波を出
力する第1の変調部と、拡散符号発生部と、前記第1の
変調部により得られた被変調波信号を、前記拡散符号発
生部から発生された拡散符号に従い拡散変調して送信す
る第2の変調部と、からなる送信部と、
【0010】受信信号を前記拡散符号に従い相関復調し
て出力する第1の復調部と、該第1の復調部により相関
復調された後の信号を復調してデータを取り出す第2の
復調部と、からなる受信部と、
【0011】を送受信機として具備させると共に、前記
各機器における拡散符号発生部から共通の同一な拡散符
号を発生させることにより、前記1グループ内の任意の
各機器間で、無線によるデータ送受信を可能にした。
【0012】また送受信するデータを情報データと制御
データとにより構成し、それぞれのデータを別個に変調
して同じ帯域で伝送可能とすることにより、制御データ
を用いることによる機器間の無線回線接続の簡易化を図
った。
【0013】
【作用】本発明では、上記スペクトル拡散方式の耐干渉
性の特長を活かし、簡単な構成の送受信機で、同一グル
ープに属する複数のOA機器同士での通信を可能にして
いる。即ち、同一グループに属する各機器では、スペク
トル拡散方式に用いる暗号コード(拡散符号)を共用化
することとし、どの機器でも同じ拡散符号を用いて拡散
変調/相関復調することで回路の簡略化を図っている。
グループを異にする機器では、別の暗号コード(拡散符
号)を用いることとして、グループ間での耐干渉性を図
っている。
【0014】重ねて述べると、同一グループに属する限
り、拡散符号を共用化することで、通信相手機器ごとに
拡散符号を変える必要がなく、あらかじめ設定した拡散
符号を使用するので拡散変調/復調回路の構成の簡易化
が図れる。特に相関復調回路は、あらかじめ拡散符号に
合わせた配線パターンを形成しておくことで、拡散信号
を自動的に復調できるSAWマッチドフィルタ等を用い
ることにより回路の大幅な簡易化が図れる。
【0015】また、同一グループに属する各機器で共通
の拡散符号を用い、別個の方式でそれぞれ変調した制御
データと情報データを同一帯域内で多重化させて送信す
ることで、復調の過程では制御データと情報データを別
々に復調することができ、各機器とも、同じ帯域を使用
するので、情報データを或る機器から受信中にも、その
機器とは別の他機からの制御データを随時受信すること
ができ、通信予約などが容易にできる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例である機器システムの概念を示すブロ
ック図である。同図において、1は情報を受け取る親
機、たとえばプリンタ、2、3、4はそれぞれ子機、た
とえばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ等で
ある。
【0017】子機2、3、4は、それぞれ親機1から離
れた場所に設置され、各子機に備えられた送受信機によ
り、同じく送受信機を備えた親機1に無線で信号を送る
ことができる。ところで同一のエリアに他の無線を利用
したシステムが稼働していたり、近くに信号を発生する
機器が存在すると、信号が混信して機器が正常に動作し
なくなる恐れがある。
【0018】そこで本発明では、この場合、子機2、
3、4及び親機1を同一グループに属する機器システム
として、情報信号を各機器(子機及び親機)で共通の拡
散符号に従い広い周波数範囲に拡散変調し、電力密度の
小さい信号で送信するようにすることにより、グループ
外の他のシステムに干渉妨害を与えないようにする。ま
た、各機器の受信部では、送信に用いたと同様の拡散符
号の規則に従い、微弱な電波を拾い集めることで元の情
報信号を再生するので、他のシステム等から放射される
信号による干渉妨害にも強い。
【0019】他のシステムでは、そのシステムで別のグ
ループ(機器システム)を構成し、そのグループ内で独
自の拡散符号を用い、グループ内機器間でやはり送受信
を行う。こうすれば、グループ間では、拡散符号が異な
ることから、互いに干渉妨害を与え合うことはない。同
一グループ内の機器同士では、一時には1組の機器間だ
けで通信を行うようにし、同時に複数組の間で通信を行
うことはしないようにして、同一グループ内での干渉妨
害の与え合いは防止するわけである。
【0020】図2は、図1における各機器に搭載する送
受信機の構成例を示すブロック図である。図2におい
て、5は機器本体からの情報データ入出力端子、6は送
受信機制御部、7は送信部、8は受信部、9は送受信信
号分離部、10はアンテナである。
【0021】図2において、端子5より入力された機器
本体からの情報データは、送受信機制御部6を介して送
信部7にて広帯域の微弱信号に変調されてアンテナ10
より送信される。一方、他機より送られてきた信号は、
アンテナ10で受信し、送受信信号分離部9で分離され
た後、受信部8に送られ、ここで元の情報データに復調
され、送受信機制御部6を介して端子5より機器本体に
向け出力される。
【0022】送受信機制御部6は、機器本体より入力さ
れた情報データと共に、通信制御に用いる制御データを
も送信し、制御データを使って相手機器の情報データの
受信状態を監視することができる。また送受信信号分離
部9は、送信部7より出力された送信信号が受信部8に
戻って妨害となるのを防止するために設けられている。
【0023】図3は、機器システムを構成する各機器に
搭載される送受信機の具体例を示すブロック図である。
図3の(a)は送信部、図3の(b)は受信部の構成例
であり、図2のそれと同じ機能を有するものには、同一
記号を付して説明を略す。
【0024】図3において、11は送信データ入力端
子、12は情報変調部、13は拡散変調部、14は拡散
符号発生部、15は帯域制限部、16は送信信号増幅
部、17は受信信号増幅部、18は帯域制限部、19は
周波数変換部、20は局部発振部、21は相関復調部、
22は情報復調部、23は受信データ出力端子である。
【0025】端子11より入力された送信データ信号
は、情報変調部12で1次変調された後、拡散変調部1
3にて拡散符号発生部14で発生した擬似雑音符号に従
い広い帯域に拡散され、帯域制限部18にて不要帯域成
分を抑圧後、増幅部16にて所定信号レベルに増幅して
アンテナ10より送信される。
【0026】また他機より送られてきた信号は、アンテ
ナ10で受信され、増幅部17で増幅後、帯域制限部1
8にて不要信号を抑圧し、周波数変換部19にて局部発
振部20の発振信号と混合し、低い周波数に変換して相
関復調部21に入力、送信側と同じ拡散符号にて符号相
関をとることにより、広い帯域に拡散されている信号を
元の情報変調信号に復調し、さらに情報復調部22にて
データ信号に復調して端子23より出力する。
【0027】本発明では、機器システムを構成する各機
器(換言すれば、1グループを構成するグループ内の各
機器)は、共通の拡散符号により拡散変調しているた
め、相関復調部21には、例えばSAWマッチドフィル
タの様に拡散符号に合わせた配線パターンをあらかじめ
素子上に形成した構造の相関復調器を用いることがで
き、符号発生回路や同期補足回路等の複雑な回路が必要
でなく、簡単な回路構成で復調部を構成することができ
る。
【0028】図4は、機器システムを構成する各機器
(換言すれば、1グループを構成するグループ内の各機
器)間で行われる回線制御の具体例を示すチャートであ
る。この例では、親機Rと子機T1との間で先ず通信が
行われ、その後に子機T2と親機Rとの間で通信が行わ
れる場合を想定して、そのときのデータアクセス例を示
している。
【0029】図4において、Rはプリンタ等の親機、T
1、T2は親機にデータを送信する子機である。子機T
1は親機Rにデータを送信せんとするとき、初めに親機
Rが他機から信号を受信中でビジーでないかどうかを知
るために、共通の拡散符号で相関センスを行なう。つま
り、子機T1の属するグループに共通に与えられている
拡散符号を用いた通信が、その時点で行われていないか
どうかをセンスするわけである(行われていれば、それ
は他の子機が親機Rにデータを送信中であると判断し
て、その終了を待つわけである)。
【0030】相関センスの結果、親機Rはビジーでない
ということが分かると、子機T1は親機Rに対して、送
信したい旨を表わす送信予約の信号を送信し、その予約
が親機Rにより受諾され、その旨の信号が親機Rから子
機T1に到達したら、子機T1は親機Rに向けてデータ
送信を開始する。親機Rは、データを受信すると、その
受信状態を子機T1に送信し、受信データに誤り等が発
生した場合は、子機T1にデータを再送させるなどして
速やかに訂正を行なう。
【0031】一方、子機T1が送信中に、そのことを知
らない子機T2が親機Rにデータを送信したいという場
合には、やはり子機T2も相関センスを行う。その結
果、この場合、親機Rは子機T1と通信中でビジーであ
るので、そのことが子機T2に分かる。そこで子機T2
は、親機Rと子機T1との通信が終了するのを待つこと
となり、送信待ち状態となる。
【0032】その後、親機Rと子機T1との通信が終了
する。その終了した頃を見計らって再び子機T2が相関
センスを行う。今度は、親機Rと子機T1との通信は終
了しているので、相関センスにより子機T2は、そのこ
とを知る。そこで子機T2は、先の子機T1の場合と全
く同様にして親機Rに対してデータを送信することがで
きる。このようにして、複雑な回線制御を必要とするこ
となしに、同一グループに属する限り、子機同士の混線
を防止しながら、各子機は親機へデータを送信すること
がができる。
【0033】図5は、機器システムを構成する各機器に
搭載される送受信機の他の具体例を示すブロック図であ
る。図5の(a)は送信部、図5の(b)は受信部の構
成例であり、図2のそれと同じ機能を有するものには、
同一記号を付して説明を略す。
【0034】図5において、24は情報データ入力端
子、25は制御データ入力端子、26、27は異なる周
波数の搬送波で変調する情報変調部、28、29は中心
周波数が異なる相関復調部、30、31は情報復調部、
32は情報データ出力端子、33は制御データ出力端子
である。
【0035】端子24、25より入力された情報データ
及び制御データは、情報変調部26、27でそれぞれ異
なる周波数の搬送波で1次変調された後、合成され、拡
散変調部13にて、拡散符号発生部14で発生した擬似
雑音符号に従い、広い帯域に拡散され、帯域制限部15
にて不要帯域成分を抑圧後、増幅部16にて所定信号レ
ベルに増幅してアンテナ10より送信される。
【0036】また他機より送られてきた信号は、アンテ
ナ10で受信し、送受信信号分離部9を介して増幅部1
7で増幅後、帯域制限部18にて不要信号を抑圧し、周
波数変換部19にて局部発振部20からの発振信号と混
合し、低い周波数に変換して相関復調部28、29に入
力される。
【0037】相関復調部28、29は、それぞれの復調
中心周波数が情報データ変調信号の中心周波数及び制御
データ変調信号の中心周波数に一致するように設定し、
各相関復調部の感度は中心周波数からずれるに従い急激
に低下する特性に設定することで、各相関復調部の出力
には、情報データ変調信号及び制御データ変調信号が復
調される。
【0038】本出力信号をそれぞれ情報復調部30、3
1にて復調することにより、端子32、33からは情報
データ、制御データが出力される。相関復調部には、例
えばSAWマッチドフィルタ等を用いると、配線パター
ンにより相関符号、中心周波数、中心周波数に対する離
調感度等をあらかじめ設定することができ、回路の簡易
化を図ることができる。
【0039】図6は、機器システムを構成する各機器
(換言すれば、1グループを構成するグループ内の各機
器)が、図5に示す送受信機を搭載しているとき(つま
りデータが情報データと制御データから成り、制御デー
タを回線制御に用いることができるとき)、各機器間で
行われる回線制御の具体例を示すチャートである。この
例では、親機Rと子機T1との間で先ず通信が行われ、
その間に子機T2と親機Rとの間で、子機T1の通信終
了後の通信予約が行われ、子機T1の通信終了を待っ
て、子機T2と親機Rとの間で通信が行われる場合を想
定して、そのときのデータアクセス例を示している。
【0040】図6において、Rはプリンタ等の親機、T
1、T2は親機にデータを送信する子機である。本例と
図4に示した例の違いは、本例では、情報データと制御
データがそれぞれ独立して同時並列に処理できることに
ある。図4の例では、親機はデータ受信中は、他のデー
タを受け付けることができない。受け付るためには時分
割等で合間に他機からのデータを受け付ける方法も考え
られるが、時分割等のためのタイミング制御等の回線制
御が別に必要となり、システム構成が複雑になる。
【0041】一方、スペクトル拡散方式ではタイミング
のずれた複数の同じ拡散パターンの信号を特に同期を取
ること無く復調できることから、図6の例では、親機は
或る子機から情報データ受信中にも、他の子機からの制
御データを常に受信できるため、情報データ受信中に、
その相手機器以外の他機から、次の通信予約の申し入れ
や緊急割込み等があった場合、それを随時処理すること
ができる。
【0042】図6において、子機T1は、先ず制御デー
タ(制御チャネル)を使って親機Rとの間で通信の予約
を取付けた後、子機T1は情報チャネルで情報データを
送信し、親機Rは情報チャネルで情報データを受信す
る。このとき子機T1では、制御チャネルを使って親機
Rにおけるデータ受信状態をモニタすることができ、親
機Rでは、制御チャネルを使って、予約情報(例えば、
何時まで子機T1との通信を継続する予定であるなどの
情報)やデータの受信状態を他機へ提供することができ
る。
【0043】子機T2は、子機T1と親機Rが通信中で
あっても、制御チャネルを使って親機Rとの間で、子機
T1の後の通信を予約することができ、また親機Rの予
約情報(例えば、何時まで子機T1との通信を継続する
予定であるなどの情報)をモニタすることができる。そ
してそのモニタにより、子機T1と親機Rの通信の終了
を逸早く知ると、今度は子機T2と親機Rの通信を開始
することができる。
【0044】図7は、図5に示した送受信機の受信部8
の他の具体例を示すブロック図である。図7において、
図5の8におけるのと同じ機能を有するものには同一記
号を付して説明を略す。
【0045】図7において、34、35はそれぞれ中心
周波数の異なる帯域制限部、36、37はそれぞれ中心
周波数の異なる情報復調部である。アンテナ10で受信
した受信信号は、送受信信号部分離部9を経た後、増幅
部17で増幅後、帯域制限部18にて不要信号を抑圧
し、周波数変換部19にて局部発振部20からの発振信
号と混合し、低い周波数に変換して相関復調部21に入
力される。
【0046】ここで相関復調部21には、図5の例で用
いた狭帯域相関復調部28、29と異なり、情報データ
変調信号及び制御データ変調信号を共に相関復調できる
広帯域な相関復調感度特性を有するものを用いる。相関
復調部21により復調された情報データ変調信号及び制
御データ変調信号は、それぞれの搬送波周波数に通過帯
域を設定した帯域制限部34、35により各信号に分離
された後、それぞれ情報復調部35、36にて情報復調
することにより、端子32、33からは情報データ、制
御データが出力される。本例は相関復調部が21の1つ
ですむため、図5の例に比べて回路の簡易化が図れる。
【0047】図8は、機器システムを構成する各機器に
搭載される送受信機の更に他の具体例を示すブロック図
である。図8の(a)は送信部、図8の(b)は受信部
の構成例であり、図3、図5のそれと同じ機能を有する
ものには、同一記号を付して説明を略す。
【0048】図8において、38、39はそれぞれ異な
る拡散符号を発生する拡散符号発生部、40は拡散符号
発生部38、39を切り換える切換部、41、42はそ
れぞれ拡散符号発生部38、39で発生した拡散符号と
符号相関特性を持つ相関復調部である。
【0049】図8を参照する。端子11より入力された
データは、情報変調部12で1次変調された後、拡散変
調部13にて、情報データの場合は拡散符号発生部38
で、制御データの場合は拡散符号発生部39で、それぞ
れ発生した擬似雑音符号に従い広い帯域に拡散され、帯
域制限部15にて不要帯域成分を抑圧後、増幅部16に
て所定信号レベルに増幅した後、送受信信号分離部9を
経てアンテナ10より送信される。
【0050】一方他機より送られてきた信号は、アンテ
ナ10で受信し、送受信信号分離部9を経て増幅部17
で増幅後、帯域制限部18にて不要信号を抑圧し、周波
数変換部19にて局部発振部20からの発振信号と混合
し、低い周波数に変換して相関復調部41、42に入力
される。
【0051】相関復調部41、42の相関符号を、それ
ぞれ拡散符号発生部38及び拡散符号発生部39で発生
された拡散符号に一致させることにより、各相関復調部
の出力には、情報データ変調信号及び制御データ変調信
号が復調され、それぞれ情報復調部30、31にて情報
復調することにより、端子32、33からは情報デー
タ、制御データが出力される。
【0052】本例は、情報データと制御データを同時に
送信することはできないが、両者を同時並列にに受信す
るこができるため、図6を参照して説明したのと同様の
親機と子機間のデータアクセスが可能となり、情報デー
タを或る機器から受信中に、他機からの制御データを受
信処理することができる。
【0053】図5、図7の例では、情報データと制御デ
ータを周波数をずらして使用するため拡散後の信号帯域
幅が広くなるのに対して、図8の本方式では、伝送帯域
幅は変わらず、拡散変調後の帯域幅に制限がある場合に
は有利である。
【0054】尚、システム上必要であれば、情報データ
と制御データを情報変調、拡散変調する変調部をそれぞ
れ独立に設けることで、情報データと制御データを同時
に送信することもできる。
【0055】また相関復調部に、例えば情報データ及び
制御データの拡散符号にあわせて配線パターン形成した
SAWマッチドフィルタ等を用いることで、符号発生回
路や同期補足回路等の複雑な回路が不要となり、回路の
簡素化、小型化が図れる。
【0056】尚、図3、図5、図7及び図8の各例で
は、受信部は周波数変換部19により低い周波数に周波
数変換後、相関復調を行なっているが、相関復調部が送
受信用RF周波数で動作する場合は、周波数変換部19
を削除することができる。
【0057】更に、図1、図4及び図6では、データの
送受信を親機と子機の関係で行うものとして説明した
が、対等関係でのデータ伝送も可能であり、制御データ
に機種コード(アドレスス)等を付加することで、個別
相手先とのデータ伝送も可能である。又、以上に述べた
例では、制御データ(制御チャネル)のアクセス方法に
ついては特に詳細を述べなかったが、たとえば親機によ
りタイミングを制御され、子機同士の制御信号が互いに
重ならないように、送信タイミングをランダムに分散さ
せた方法によりアクセスする等の方法が考えられる。
【0058】尚、これまでに述べた実施例は、1つの機
器システム内のデータ伝送についての例であるが、複数
の機器システムにおいて、それぞれ異なる拡散符号を用
いることにより、同一域内に複数の機器システムが存在
する場合にも、本発明を実施することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、1グループ内の各機器
において、その無線部に拡散符号を共通化したスペクト
ル拡散通信方式を用いることで、特別な回線接続制御を
必要とせず、簡単な構成で、1グループ内の各機器(O
A機器)同士間の情報データ伝送を無線接続することが
でき、他のグループに属する機器への干渉妨害を与え難
い、かかる機器システム(1グループを構成する各機
器)を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である機器システムの概念を
示すブロック図である。
【図2】図1における各機器に搭載する送受信機の構成
例を示すブロック図である。
【図3】機器システムを構成する各機器に搭載される送
受信機の具体例を示すブロック図である。
【図4】機器システムを構成する各機器(換言すれば、
1グループを構成するグループ内の各機器)間で行われ
る回線制御の具体例を示すチャートである。
【図5】機器システムを構成する各機器に搭載される送
受信機の他の具体例を示すブロック図である。
【図6】機器システムを構成する各機器が、図5に示す
送受信機を搭載しているとき(つまりデータが情報デー
タと制御データから成り、制御データを回線制御に用い
ることができるとき)、各機器間で行われる回線制御の
具体例を示すチャートである。
【図7】図5に示した送受信機の受信部8の他の具体例
を示すブロック図である。
【図8】機器システムを構成する各機器に搭載される送
受信機の更に他の具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…親機、2〜4…子機、5…情報データ入出力端子、
6…送受信機制御部、7…送信部、8…受信部、9…送
受信信号分離部、10…アンテナ、11…送信データ入
力端子、12…情報変調部、13…拡散変調部、14…
拡散符号発生部、15…帯域制限部、16…送信信号増
幅部、17…受信信号増幅部、18…帯域制限部、19
…周波数変換部、20…局部発振部、21…相関復調
部、22…情報復調部、23…受信データ出力端子、2
4…情報データ入力端子、25…制御データ入力端子、
26,27…情報変調部、28,29…相関復調部、3
0,31…情報復調部、32…情報データ出力端子、3
3…制御データ出力端子、34,35…帯域制限部、3
6,37…情報復調部、38,39…拡散符号発生部、
40…切換部、41,42…相関復調部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1グループを構成する各機器から成る機
    器システムであって、前記各機器に、 送信すべきデータにより搬送波を変調して被変調波を出
    力する第1の変調部と、拡散符号発生部と、前記第1の
    変調部により得られた被変調波信号を、前記拡散符号発
    生部から発生された拡散符号に従い拡散変調して送信す
    る第2の変調部と、からなる送信部と、 受信信号を前記拡散符号に従い相関復調して出力する第
    1の復調部と、該第1の復調部により相関復調された後
    の信号を復調してデータを取り出す第2の復調部と、か
    らなる受信部と、 を送受信機として具備させると共に、前記各機器におけ
    る拡散符号発生部から共通の同一な拡散符号を発生させ
    ることにより、前記1グループ内の任意の各機器間で、
    無線によるデータ送受信を可能にしたことを特徴とする
    機器システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の機器システムにおい
    て、送信すべき前記データが情報データと制御データか
    ら成り、前記送信部における第1及び(又は)第2の各
    変調部が、それぞれ情報データ用の変調部と、制御デー
    タ用の変調部と、から成り、前記受信部における第1及
    び(又は)第2の各復調部が、それぞれ情報データ用の
    復調部と、制御データ用の復調部と、から成ることを特
    徴とする機器システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の機器システムにおい
    て、情報データ用の前記第1の変調部と制御データ用の
    前記第1の変調部とでは、変調に用いる搬送波の中心周
    波数が異なっており、情報データ用の前記第1の復調部
    と制御データ用の前記第1の復調部とでは、相関復調の
    中心周波数が異なっていることを特徴とする機器システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の機器システムにおい
    て、情報データ用の前記第1の変調部と制御データ用の
    前記第1の変調部とでは、変調に用いる搬送波の中心周
    波数が異なっており、情報データ用の前記第1の復調部
    と制御データ用の前記第1の復調部とでは、共通の復調
    部を用いるが、情報データ用の前記第2の復調部と制御
    データ用の前記第2の復調部とでは、復調の中心周波数
    が異なっていることを特徴とする機器システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の機器システムにおい
    て、情報データ用の前記第1の変調部と制御データ用の
    前記第1の変調部とでは、共通の変調部を用いるが、情
    報データ用の前記第2の変調部と制御データ用の前記第
    2の変調部とでは、拡散変調に用いる拡散符号が異な
    り、情報データ用の前記第1の復調部と制御データ用の
    前記第1の復調部とでは、相関復調に用いる拡散符号が
    異なることを特徴とする機器システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312005A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Citizen Watch Co Ltd 通信機器
JP2015050556A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社リコー 送信装置、無線通信システムおよび無線通信方法

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