JPH1188265A - 光中継方式無線システム - Google Patents
光中継方式無線システムInfo
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- JPH1188265A JPH1188265A JP9237300A JP23730097A JPH1188265A JP H1188265 A JPH1188265 A JP H1188265A JP 9237300 A JP9237300 A JP 9237300A JP 23730097 A JP23730097 A JP 23730097A JP H1188265 A JPH1188265 A JP H1188265A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光信号により相互接続された複数の情報中継
装置と、各情報中継装置と無線接続された複数の無線端
末とを備え、無線端末どうしの情報信号の相互の情報送
受信を簡単な構成で低コストに実現可能な無線システム
を提供する。 【解決手段】 情報中継装置１は、無線接続される無線
端末の送信電波をアンテナ１０で受信すると、送受切り
換えスイッチ１１と受信アンプ１２を経て、光変調器１
４により光変調し発光器１５から変調された光信号を光
分波器１７を経て光ファイバ３に送出する。また、情報
中継装置１は光ファイバ３から伝送される光信号を受光
器１６により受光し電気信号に変換して、送信アンプ１
３、送受切り換えスイッチ１１を経て、アンテナ１０か
ら送信し、無線端末に情報信号を伝送する。
装置と、各情報中継装置と無線接続された複数の無線端
末とを備え、無線端末どうしの情報信号の相互の情報送
受信を簡単な構成で低コストに実現可能な無線システム
を提供する。 【解決手段】 情報中継装置１は、無線接続される無線
端末の送信電波をアンテナ１０で受信すると、送受切り
換えスイッチ１１と受信アンプ１２を経て、光変調器１
４により光変調し発光器１５から変調された光信号を光
分波器１７を経て光ファイバ３に送出する。また、情報
中継装置１は光ファイバ３から伝送される光信号を受光
器１６により受光し電気信号に変換して、送信アンプ１
３、送受切り換えスイッチ１１を経て、アンテナ１０か
ら送信し、無線端末に情報信号を伝送する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線を用いる複数
の無線端末と、光通信により相互に接続される複数の情
報中継装置から構成される光中継方式無線システムの技
術分野に属するものである。
の無線端末と、光通信により相互に接続される複数の情
報中継装置から構成される光中継方式無線システムの技
術分野に属するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、音声信号やディジタルデータ
等の情報信号を無線端末と送受信する場合、無線端末を
携帯して自由な位置で使用できるよう利便性を高めると
ともに有線ケーブル等の設置を不要とするため、無線回
線により複数の無線端末が接続される無線システムが一
般的に用いられている。また、このような無線システム
においては光ファイバを用いた光伝送等により情報信号
を中継することにより、互いに電波の到達範囲外にある
無線端末どうしの情報信号の送受信を可能とすること
で、さらに利便性を高めることができる。
等の情報信号を無線端末と送受信する場合、無線端末を
携帯して自由な位置で使用できるよう利便性を高めると
ともに有線ケーブル等の設置を不要とするため、無線回
線により複数の無線端末が接続される無線システムが一
般的に用いられている。また、このような無線システム
においては光ファイバを用いた光伝送等により情報信号
を中継することにより、互いに電波の到達範囲外にある
無線端末どうしの情報信号の送受信を可能とすること
で、さらに利便性を高めることができる。
【０００３】ところで、光ファイバ等による光通信の伝
送速度は、無線回線の伝送速度よりもかなり大きくでき
るので、一定の無線エリア内で複数の無線端末と接続さ
れる情報中継装置を設け、多重化をした後、光信号に変
換し光ファイバ等を介し他の情報中継装置に光伝送する
ことが一般的である。従って、例えば無線エリア内で周
波数分割多重により異なる無線周波数を複数の端末に割
り当て、情報中継装置において時分割多重化されたデー
タ列に変換後、光を変調して光ファイバ等により光伝送
し、異なる無線エリアにおける各無線端末の間のデータ
送受信が行われる。そして、情報中継装置は、周波数多
重化された各無線端末に対応して複数の周波数変換器、
フィルタ、復調部などにより構成される受信回路、及
び、複数の変調器、周波数変換器、フィルタなどにより
構成される送信回路を設け、さらに光伝送のための多重
化器やチャネル分配器等を設けるよう構成される。
送速度は、無線回線の伝送速度よりもかなり大きくでき
るので、一定の無線エリア内で複数の無線端末と接続さ
れる情報中継装置を設け、多重化をした後、光信号に変
換し光ファイバ等を介し他の情報中継装置に光伝送する
ことが一般的である。従って、例えば無線エリア内で周
波数分割多重により異なる無線周波数を複数の端末に割
り当て、情報中継装置において時分割多重化されたデー
タ列に変換後、光を変調して光ファイバ等により光伝送
し、異なる無線エリアにおける各無線端末の間のデータ
送受信が行われる。そして、情報中継装置は、周波数多
重化された各無線端末に対応して複数の周波数変換器、
フィルタ、復調部などにより構成される受信回路、及
び、複数の変調器、周波数変換器、フィルタなどにより
構成される送信回路を設け、さらに光伝送のための多重
化器やチャネル分配器等を設けるよう構成される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線システムにおいては、特定の無線エリアにおいて多
数の無線端末を同時に使用可能とするため多重化数を増
やした場合、情報中継装置において各無線端末ごとに前
述した受信回路、送信回路等を設ける構成とせねばなら
ず、無線系の構成が複雑となるとともに、光伝送のため
の多重化器、チャネル分配器の高速性が要求され、全体
的にコスト上昇を招く点で問題があった。
無線システムにおいては、特定の無線エリアにおいて多
数の無線端末を同時に使用可能とするため多重化数を増
やした場合、情報中継装置において各無線端末ごとに前
述した受信回路、送信回路等を設ける構成とせねばなら
ず、無線系の構成が複雑となるとともに、光伝送のため
の多重化器、チャネル分配器の高速性が要求され、全体
的にコスト上昇を招く点で問題があった。
【０００５】本発明は、前述の問題点に鑑みなされたも
のであり、光通信により相互接続される複数の情報中継
装置と、各情報中継装置と無線接続される複数の無線端
末を備える無線システムにおいて、多重化される各無線
端末ごとに受信回路、送信回路等を設ける必要がなく、
光伝送のための多重化器、チャンネル分配器も不要と
し、構成が簡単で、低コスト化可能な光中継方式無線シ
ステムを提供することを課題としている。
のであり、光通信により相互接続される複数の情報中継
装置と、各情報中継装置と無線接続される複数の無線端
末を備える無線システムにおいて、多重化される各無線
端末ごとに受信回路、送信回路等を設ける必要がなく、
光伝送のための多重化器、チャンネル分配器も不要と
し、構成が簡単で、低コスト化可能な光中継方式無線シ
ステムを提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の光中継
方式無線システムは、前記課題を解決するために、光信
号を相互に送受信する複数の情報中継装置と、少なくと
も一の情報中継装置と無線により情報信号を送受信する
複数の無線端末とを備える光中継方式無線システムであ
って、前記情報中継装置は、前記無線端末と無線により
前記情報信号を送受信する無線送受信手段と、前記無線
送受信手段が受信した情報信号で光変調し光信号に変換
して他の前記情報中継装置に送出する電気／光変換手段
と、他の前記情報中継装置から送出された光信号を受光
し電気信号に変換して前記無線送受信手段が送信する情
報信号とする光／電気変換手段と、前記無線送受信手段
が前記無線端末から前記情報信号を受信するときは、前
記電気／光変換手段により当該情報信号を光信号として
他の前記情報中継装置へ送出し、前記無線送受信手段が
前記無線端末に前記情報信号を送信するときは、前記光
／電気変換手段により当該情報信号を光信号として他の
前記情報中継装置から受光するよう動作状態を切り換え
制御する送受切り換え手段とを備え、前記無線端末は、
前記情報信号を前記情報中継装置との間で無線により送
受信する端末側無線送受信手段を備え、前記情報信号を
相互に送受信する複数の前記情報中継装置と、当該情報
中継装置との間で当該情報信号を無線により送受信する
複数の前記無線端末とが、互いに同期を取りつつ当該情
報信号の送受信の動作状態を切り換え、当該情報信号を
送受信することを特徴とする。
方式無線システムは、前記課題を解決するために、光信
号を相互に送受信する複数の情報中継装置と、少なくと
も一の情報中継装置と無線により情報信号を送受信する
複数の無線端末とを備える光中継方式無線システムであ
って、前記情報中継装置は、前記無線端末と無線により
前記情報信号を送受信する無線送受信手段と、前記無線
送受信手段が受信した情報信号で光変調し光信号に変換
して他の前記情報中継装置に送出する電気／光変換手段
と、他の前記情報中継装置から送出された光信号を受光
し電気信号に変換して前記無線送受信手段が送信する情
報信号とする光／電気変換手段と、前記無線送受信手段
が前記無線端末から前記情報信号を受信するときは、前
記電気／光変換手段により当該情報信号を光信号として
他の前記情報中継装置へ送出し、前記無線送受信手段が
前記無線端末に前記情報信号を送信するときは、前記光
／電気変換手段により当該情報信号を光信号として他の
前記情報中継装置から受光するよう動作状態を切り換え
制御する送受切り換え手段とを備え、前記無線端末は、
前記情報信号を前記情報中継装置との間で無線により送
受信する端末側無線送受信手段を備え、前記情報信号を
相互に送受信する複数の前記情報中継装置と、当該情報
中継装置との間で当該情報信号を無線により送受信する
複数の前記無線端末とが、互いに同期を取りつつ当該情
報信号の送受信の動作状態を切り換え、当該情報信号を
送受信することを特徴とする。
【０００７】請求項１に記載の光中継方式無線システム
によれば、情報中継装置は無線送受信手段を備え、無線
端末は端末側無線送受信手段を備えるので、無線端末と
情報中継装置の間で情報信号が送受信される。また、情
報中継装置は光／電気変換手段と、電気／光変換手段を
備え、電気信号と光信号を相互に変換するとともに、複
数の情報中継装置の間で光信号が送受信される。さら
に、送受切り換え手段により、一の無線端末から情報中
継装置へ送信された情報信号を光信号として他の情報中
継装置に伝送し、他の情報中継装置は当該情報信号を受
光し、他の無線端末に送信するよう動作し、この送受信
動作を交互に切り換え制御する。そして、当該各情報中
継装置及び各無線端末の間では互いに同期を取りつつ送
受信を切り換えるので、一の無線端末と他の無線端末と
が互いに異なる無線エリアに位置する場合でも、情報中
継装置どうしの光伝送を介して情報信号の送受信を的確
に行うことができる。また、情報中継装置が多数の無線
端末と無線接続する場合であっても、時分割された送受
信信号をそのまま光信号に変換する構成を容易に実現で
きるので、それぞれの無線端末に対応して無線系の回路
等を設ける必要はなく、多重化のための回路は簡素化さ
れ、無線システムの構成が簡単になる。
によれば、情報中継装置は無線送受信手段を備え、無線
端末は端末側無線送受信手段を備えるので、無線端末と
情報中継装置の間で情報信号が送受信される。また、情
報中継装置は光／電気変換手段と、電気／光変換手段を
備え、電気信号と光信号を相互に変換するとともに、複
数の情報中継装置の間で光信号が送受信される。さら
に、送受切り換え手段により、一の無線端末から情報中
継装置へ送信された情報信号を光信号として他の情報中
継装置に伝送し、他の情報中継装置は当該情報信号を受
光し、他の無線端末に送信するよう動作し、この送受信
動作を交互に切り換え制御する。そして、当該各情報中
継装置及び各無線端末の間では互いに同期を取りつつ送
受信を切り換えるので、一の無線端末と他の無線端末と
が互いに異なる無線エリアに位置する場合でも、情報中
継装置どうしの光伝送を介して情報信号の送受信を的確
に行うことができる。また、情報中継装置が多数の無線
端末と無線接続する場合であっても、時分割された送受
信信号をそのまま光信号に変換する構成を容易に実現で
きるので、それぞれの無線端末に対応して無線系の回路
等を設ける必要はなく、多重化のための回路は簡素化さ
れ、無線システムの構成が簡単になる。
【０００８】請求項２に記載の光中継方式無線システム
は、請求項１に記載の光中継方式無線システムにおい
て、前記電気／光変換手段は、前記無線送受信手段によ
り受信した前記無線端末の送信信号の周波数により直接
光変調を行うことを特徴とする。
は、請求項１に記載の光中継方式無線システムにおい
て、前記電気／光変換手段は、前記無線送受信手段によ
り受信した前記無線端末の送信信号の周波数により直接
光変調を行うことを特徴とする。
【０００９】請求項２に記載の光中継方式無線システム
によれば、情報中継装置は、無線により接続される無線
端末の送信信号を受信すると、直接光変調し、光信号と
して光伝送する。従って、情報中継装置の光変調器とし
て無線周波数の帯域までカバー可能な特性を有するもの
を用いることで、無線回路において周波数変換が不要と
なり、情報中継装置の構成を一層、簡単にできる。
によれば、情報中継装置は、無線により接続される無線
端末の送信信号を受信すると、直接光変調し、光信号と
して光伝送する。従って、情報中継装置の光変調器とし
て無線周波数の帯域までカバー可能な特性を有するもの
を用いることで、無線回路において周波数変換が不要と
なり、情報中継装置の構成を一層、簡単にできる。
【００１０】請求項３に記載の光中継方式無線システム
は、請求項１に記載の光中継方式無線システムにおい
て、前記電気／光変換手段は、前記無線送受信手段によ
り受信した前記無線端末の送信信号の周波数を周波数変
換した後、光変調を行うことを特徴とする。
は、請求項１に記載の光中継方式無線システムにおい
て、前記電気／光変換手段は、前記無線送受信手段によ
り受信した前記無線端末の送信信号の周波数を周波数変
換した後、光変調を行うことを特徴とする。
【００１１】請求項３に記載の光中継方式無線システム
によれば、情報中継装置は、無線により接続される無線
端末の送信信号を受信すると、周波数変換を行い、変換
後の信号で光変調し、光信号として光伝送する。従っ
て、例えば情報中継装置の受信側にダウンコンバータ、
送信側にアップコンバータを設け光変調信号を低周波化
すれば、複数の無線端末接続時であっても周波数変換手
段は１系統あればよい一方、光変調器の低コスト化が図
れるので、無線システム全体としてコスト低減が可能と
なる。
によれば、情報中継装置は、無線により接続される無線
端末の送信信号を受信すると、周波数変換を行い、変換
後の信号で光変調し、光信号として光伝送する。従っ
て、例えば情報中継装置の受信側にダウンコンバータ、
送信側にアップコンバータを設け光変調信号を低周波化
すれば、複数の無線端末接続時であっても周波数変換手
段は１系統あればよい一方、光変調器の低コスト化が図
れるので、無線システム全体としてコスト低減が可能と
なる。
【００１２】請求項４に記載の光中継方式無線システム
は、請求項１又は請求項２に記載の光中継方式無線シス
テムにおいて、前記無線送受信手段及び前記端末側無線
送受信手段は、スペクトラム拡散方式による無線送受信
を行うことを特徴とする。
は、請求項１又は請求項２に記載の光中継方式無線シス
テムにおいて、前記無線送受信手段及び前記端末側無線
送受信手段は、スペクトラム拡散方式による無線送受信
を行うことを特徴とする。
【００１３】請求項４に記載の光中継方式無線システム
によれば、無線端末と情報中継装置との間のデータの送
受信はスペクトラム拡散方式による無線送受信により行
われるので、前述した光中継方式無線システムを、良好
な周波数利用効率を有し、相互に妨害や干渉を受けにく
いシステムとして構築できる。
によれば、無線端末と情報中継装置との間のデータの送
受信はスペクトラム拡散方式による無線送受信により行
われるので、前述した光中継方式無線システムを、良好
な周波数利用効率を有し、相互に妨害や干渉を受けにく
いシステムとして構築できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
ないし図５に基づいて説明する。本実施形態は、周波数
ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信を用いた無
線システムに対して本発明を適用したものである。
ないし図５に基づいて説明する。本実施形態は、周波数
ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信を用いた無
線システムに対して本発明を適用したものである。
【００１５】まず、図１に本実施形態に係る無線システ
ムの全体の概略構成を示す。図１に示すように、情報中
継装置１は周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡
散通信により端末２ａ、２ｂ及び同期端末２ｃと無線接
続され、音声データ等のデータの送受信を行う。また、
情報中継装置１は光ファイバ３により他の情報中継装置
４と接続され、光通信によりデータを送受信することが
できる。他の情報中継装置４は、情報中継装置１と同様
に、端末５ａ、５ｂ及び同期端末５ｃと無線接続されて
いる。このような構成により、互いの異なる無線エリア
に位置する端末２ａ、２ｂと、端末５ａ、５ｃとの間で
無線伝送及び光伝送を介して相互にデータの送受信を行
うことができる。
ムの全体の概略構成を示す。図１に示すように、情報中
継装置１は周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡
散通信により端末２ａ、２ｂ及び同期端末２ｃと無線接
続され、音声データ等のデータの送受信を行う。また、
情報中継装置１は光ファイバ３により他の情報中継装置
４と接続され、光通信によりデータを送受信することが
できる。他の情報中継装置４は、情報中継装置１と同様
に、端末５ａ、５ｂ及び同期端末５ｃと無線接続されて
いる。このような構成により、互いの異なる無線エリア
に位置する端末２ａ、２ｂと、端末５ａ、５ｃとの間で
無線伝送及び光伝送を介して相互にデータの送受信を行
うことができる。
【００１６】なお、本実施形態では情報中継装置の数は
２つであるが、より多くの情報中継装置を配置すること
ができ、特定の情報中継装置に接続される情報中継装置
を２以上とすることも可能である。また、各情報中継装
置と無線接続される無線端末の数も無線回線上許容され
る限りさらに増やすことができる。
２つであるが、より多くの情報中継装置を配置すること
ができ、特定の情報中継装置に接続される情報中継装置
を２以上とすることも可能である。また、各情報中継装
置と無線接続される無線端末の数も無線回線上許容され
る限りさらに増やすことができる。
【００１７】次に、図２に示す情報中継装置１の構成に
ついて説明する。情報中継装置１は、電波を送受信する
アンテナ１０と、アンテナ１０の接続を送信又は受信に
切り換える送受切り換えスイッチ１１と、アンテナ１０
から入力された受信信号を増幅する受信アンプ１２と、
送信信号を所要の送信出力まで増幅する送信アンプ１３
と、受信アンプ１２の出力により発光器１５を変調する
光変調器１４と、電気信号を光信号に変換し送出する発
光器１５と、入力した光信号を電気信号に変換する受光
器１６と、光ファイバ３を伝送される光信号を発光器１
５又は受光器１６に分波する光分波器１７とを備えてい
る。
ついて説明する。情報中継装置１は、電波を送受信する
アンテナ１０と、アンテナ１０の接続を送信又は受信に
切り換える送受切り換えスイッチ１１と、アンテナ１０
から入力された受信信号を増幅する受信アンプ１２と、
送信信号を所要の送信出力まで増幅する送信アンプ１３
と、受信アンプ１２の出力により発光器１５を変調する
光変調器１４と、電気信号を光信号に変換し送出する発
光器１５と、入力した光信号を電気信号に変換する受光
器１６と、光ファイバ３を伝送される光信号を発光器１
５又は受光器１６に分波する光分波器１７とを備えてい
る。
【００１８】図２において、情報中継装置１は、アンテ
ナ１０により送受信される電波により無線エリア内に位
置する端末２ａ、２ｂ、同期端末２ｃ（図１）と無線接
続される。そして、同期端末２ｃの同期信号を基準に同
期を取り、送信、受信のタイミングを所定の時間間隔で
切り換え、送受切り換えスイッチ１１をこのタイミング
に連動させ交互に切り換えるよう制御する。
ナ１０により送受信される電波により無線エリア内に位
置する端末２ａ、２ｂ、同期端末２ｃ（図１）と無線接
続される。そして、同期端末２ｃの同期信号を基準に同
期を取り、送信、受信のタイミングを所定の時間間隔で
切り換え、送受切り換えスイッチ１１をこのタイミング
に連動させ交互に切り換えるよう制御する。
【００１９】情報中継装置１は、無線端末２ａ又は２ｂ
の送信時には、送受切り換えスイッチ１１を受信側に切
り換え受信動作を行い、アンテナ１０から受信アンプ１
２を経て、周波数変換や復調をされることなく無線高周
波のまま、直接光変調器１４に入力され、発光器１５か
ら変調された光信号が光分波器１７を介して光ファイバ
３に送出される。また、無線端末２ａ、２ｂの両方が送
信する場合も前述した同期信号に基づき時分割動作をす
れば同様に受信でき、光信号として送出することが可能
である。
の送信時には、送受切り換えスイッチ１１を受信側に切
り換え受信動作を行い、アンテナ１０から受信アンプ１
２を経て、周波数変換や復調をされることなく無線高周
波のまま、直接光変調器１４に入力され、発光器１５か
ら変調された光信号が光分波器１７を介して光ファイバ
３に送出される。また、無線端末２ａ、２ｂの両方が送
信する場合も前述した同期信号に基づき時分割動作をす
れば同様に受信でき、光信号として送出することが可能
である。
【００２０】一方、情報中継装置１は、無線端末２ａ又
は２ｂの受信時には、送受切り換えスイッチ１１を送信
側に切り換え送信動作を行い、光ファイバ３から伝送さ
れて光分波器１７により分波された光信号を受光器１６
で受光し電気信号に変換する。ところで、この電気信号
は光ファイバ３を介して接続され、情報中継装置１と同
様の構成を有する他の情報中継装置４と無線接続される
無線端末５ａ、５ｂ（図１）が送信する無線高周波信号
と同一の信号となる。従って、得られた電気信号の変調
等を行わず、直接送信アンプ１３を経て、アンテナ１０
の送信信号とし、そのまま無線端末２ａ又は２ｂが受信
すれば、データ伝送可能である。
は２ｂの受信時には、送受切り換えスイッチ１１を送信
側に切り換え送信動作を行い、光ファイバ３から伝送さ
れて光分波器１７により分波された光信号を受光器１６
で受光し電気信号に変換する。ところで、この電気信号
は光ファイバ３を介して接続され、情報中継装置１と同
様の構成を有する他の情報中継装置４と無線接続される
無線端末５ａ、５ｂ（図１）が送信する無線高周波信号
と同一の信号となる。従って、得られた電気信号の変調
等を行わず、直接送信アンプ１３を経て、アンテナ１０
の送信信号とし、そのまま無線端末２ａ又は２ｂが受信
すれば、データ伝送可能である。
【００２１】ここで、情報中継装置１と、光ファイバ３
を介して接続される他の情報中継装置４とがこのような
送受信動作を行うためには、双方の情報中継装置間で同
期が確立され、一方が光信号の受信、他方が送信を行
い、同じタイミングで送受を切り換えることが必要とな
る。
を介して接続される他の情報中継装置４とがこのような
送受信動作を行うためには、双方の情報中継装置間で同
期が確立され、一方が光信号の受信、他方が送信を行
い、同じタイミングで送受を切り換えることが必要とな
る。
【００２２】なお、発光器１５の光源としては、半導体
レーザ、発光ダイオード等が用いられ、受光器１６の受
光デバイスとしては、ＰＩＮフォトダイオード、アバラ
ンシェフォトダイオード等が用いられる。また、光変調
器１４は光源を直接変調することもできるが、外部光変
調器を用いて光源から発せられる光を変調することもで
きる。この場合は光源としてガスレーザ、固体レーザを
用いてもよい。また、本実施形態においては、無線高周
波により光変調器１４を直接変調するので、高速変調で
きる特性を有する光変調器１４が要求される。
レーザ、発光ダイオード等が用いられ、受光器１６の受
光デバイスとしては、ＰＩＮフォトダイオード、アバラ
ンシェフォトダイオード等が用いられる。また、光変調
器１４は光源を直接変調することもできるが、外部光変
調器を用いて光源から発せられる光を変調することもで
きる。この場合は光源としてガスレーザ、固体レーザを
用いてもよい。また、本実施形態においては、無線高周
波により光変調器１４を直接変調するので、高速変調で
きる特性を有する光変調器１４が要求される。
【００２３】次に、図３に示す無線端末２ａの構成につ
いて送受信部分を中心に説明する。無線端末２ａは、音
声信号等と送受信するディジタル信号との相互変換を行
うインターフェース２０と、無線により送受信する信号
の変調及び復調を行う変復調器２１と、ホップ周波数デ
ータにより入力信号を拡散し送信信号とし、受信信号を
逆拡散して出力信号とする通信部２２と、所定のホッピ
ングパターンで周波数を切り換えるためのホップ周波数
データを発生するホップ周波数データ発生部２３と、受
信信号から同期信号を検出し、タイミング補正を行う同
期検出部３６と、情報中継装置１に対し電波を送受信す
るアンテナ２４とを備えている。
いて送受信部分を中心に説明する。無線端末２ａは、音
声信号等と送受信するディジタル信号との相互変換を行
うインターフェース２０と、無線により送受信する信号
の変調及び復調を行う変復調器２１と、ホップ周波数デ
ータにより入力信号を拡散し送信信号とし、受信信号を
逆拡散して出力信号とする通信部２２と、所定のホッピ
ングパターンで周波数を切り換えるためのホップ周波数
データを発生するホップ周波数データ発生部２３と、受
信信号から同期信号を検出し、タイミング補正を行う同
期検出部３６と、情報中継装置１に対し電波を送受信す
るアンテナ２４とを備えている。
【００２４】インターフェース２０は、無線端末２ａが
音声信号を送受信する場合、音声のアナログ信号と送受
信ディジタルデータとを相互に変換する音声コーデック
等から構成され、無線端末２ａがパーソナルコンピュー
タ等のデータを送受信する場合、バッファやエラー訂正
処理等を含むディジタルデータのデータ変換器から構成
される。
音声信号を送受信する場合、音声のアナログ信号と送受
信ディジタルデータとを相互に変換する音声コーデック
等から構成され、無線端末２ａがパーソナルコンピュー
タ等のデータを送受信する場合、バッファやエラー訂正
処理等を含むディジタルデータのデータ変換器から構成
される。
【００２５】変復調器２１は、インターフェース２０の
出力データにより中間周波数信号を変調し、通信部２２
のアップコンバータ２５への送信入力信号とする一方、
中間周波数信号である通信部２２のダウンコンバータ２
６からの受信出力信号を復調し、インタフェース２０に
対する入力データとする。
出力データにより中間周波数信号を変調し、通信部２２
のアップコンバータ２５への送信入力信号とする一方、
中間周波数信号である通信部２２のダウンコンバータ２
６からの受信出力信号を復調し、インタフェース２０に
対する入力データとする。
【００２６】通信部２２は、ホップ周波数データ発生部
２３より提供されるホップ周波数データに対応する周波
数で発振出力を供給するＰＬＬ２７を有している。そし
て、アップコンバータ２５において、変復調器２２の中
間周波数を有する変調出力とＰＬＬ２７の発振出力を混
合し、これらの周波数を加え合わせた周波数、即ち実際
の送信周波数を有する信号を出力し、送信アンプ２８で
所要の出力レベルに増幅する。また、ダウンコンバータ
２６において、受信信号を受信アンプ２９により増幅し
た後、ＰＬＬ２７の発振出力と混合し、受信周波数とＰ
ＬＬ２７の発振周波数との差である中間周波数を有する
信号を変復調器２１に出力する。さらに、送受切り換え
スイッチ３０が、アンテナ２４との接続を送信時は送信
アンプ２８の出力側に切り換え、受信時は受信アンプ２
９の入力側に切り換えるよう動作する。
２３より提供されるホップ周波数データに対応する周波
数で発振出力を供給するＰＬＬ２７を有している。そし
て、アップコンバータ２５において、変復調器２２の中
間周波数を有する変調出力とＰＬＬ２７の発振出力を混
合し、これらの周波数を加え合わせた周波数、即ち実際
の送信周波数を有する信号を出力し、送信アンプ２８で
所要の出力レベルに増幅する。また、ダウンコンバータ
２６において、受信信号を受信アンプ２９により増幅し
た後、ＰＬＬ２７の発振出力と混合し、受信周波数とＰ
ＬＬ２７の発振周波数との差である中間周波数を有する
信号を変復調器２１に出力する。さらに、送受切り換え
スイッチ３０が、アンテナ２４との接続を送信時は送信
アンプ２８の出力側に切り換え、受信時は受信アンプ２
９の入力側に切り換えるよう動作する。
【００２７】ホップ周波数データ発生部２３は、クロッ
ク３１からの出力信号を入力するごとにカウントアップ
されるフレームカウンタ３２と、フレームカウンタ３２
からホッピング開始信号を入力するごとにカウントアッ
プされるホッピングカウンタ３３と、所定のホップ周波
数データ列を記憶するホッピングテーブル３４と、ホッ
ピングカウンタ３３の出力を補正し、ホッピングテーブ
ル３４の読み出しを制御するホッピングコントローラ３
５とを備えている。ここで、ホッピングコントローラ３
５は、ホッピングカウンタ３３からの出力値Ｍに補正値
Ｓを加え、Ｍ＋Ｓに対応するホッピングテーブル３４の
周波数が読み出されるよう制御する。複数の無線端末が
同時に使用される場合に、各無線端末ごとにＳを変えれ
ば、周波数が同一とならないので、周波数の衝突を避け
ることができ、容易に多重化ができることとなる。
ク３１からの出力信号を入力するごとにカウントアップ
されるフレームカウンタ３２と、フレームカウンタ３２
からホッピング開始信号を入力するごとにカウントアッ
プされるホッピングカウンタ３３と、所定のホップ周波
数データ列を記憶するホッピングテーブル３４と、ホッ
ピングカウンタ３３の出力を補正し、ホッピングテーブ
ル３４の読み出しを制御するホッピングコントローラ３
５とを備えている。ここで、ホッピングコントローラ３
５は、ホッピングカウンタ３３からの出力値Ｍに補正値
Ｓを加え、Ｍ＋Ｓに対応するホッピングテーブル３４の
周波数が読み出されるよう制御する。複数の無線端末が
同時に使用される場合に、各無線端末ごとにＳを変えれ
ば、周波数が同一とならないので、周波数の衝突を避け
ることができ、容易に多重化ができることとなる。
【００２８】同期検出部３６は、同期端末２ｃから発せ
られる信号に同期が保たれている受信復調信号のパター
ンから同期信号のタイミングを検知し、フレームカウン
タ３２のカウンタ値を補正するタイミングを決定する。
なお、同期端末２ｃにおいては、この同期信号のタイミ
ングを情報中継装置１に与える。同期信号の伝送には、
有線、光伝送、特定の無線チャネルを用いる等、手段は
限定しない。送受の切り換えタイミングを伝送するのみ
なので、いずれも比較的簡単に実現できる。なお、情報
中継装置１、２にそれぞれ属する各同期端末は、定期的
に同期維持のために通信を行っており、これによりシス
テム全体の同期を維持することができる。
られる信号に同期が保たれている受信復調信号のパター
ンから同期信号のタイミングを検知し、フレームカウン
タ３２のカウンタ値を補正するタイミングを決定する。
なお、同期端末２ｃにおいては、この同期信号のタイミ
ングを情報中継装置１に与える。同期信号の伝送には、
有線、光伝送、特定の無線チャネルを用いる等、手段は
限定しない。送受の切り換えタイミングを伝送するのみ
なので、いずれも比較的簡単に実現できる。なお、情報
中継装置１、２にそれぞれ属する各同期端末は、定期的
に同期維持のために通信を行っており、これによりシス
テム全体の同期を維持することができる。
【００２９】図４に前述したホッピングテーブル３４に
記憶されているホッピング周波数データ列を示す。ホッ
ピングコントローラ３５により指定された番号に対応す
る周波数データが読み出され、ＰＬＬ２７の発振周波数
を変化させる。図４における周波数ｆ０からｆｍまでの
各周波数は全て異なる値となっている。従って、テーブ
ル中の異なる位置の周波数データを指定する限り、同一
の周波数が時間的に重なって用いられることはない。
記憶されているホッピング周波数データ列を示す。ホッ
ピングコントローラ３５により指定された番号に対応す
る周波数データが読み出され、ＰＬＬ２７の発振周波数
を変化させる。図４における周波数ｆ０からｆｍまでの
各周波数は全て異なる値となっている。従って、テーブ
ル中の異なる位置の周波数データを指定する限り、同一
の周波数が時間的に重なって用いられることはない。
【００３０】次に、本実施形態で用いられるフレームの
構成について図５により説明する。ここで、本実施形態
のおいて無線端末２ａと情報中継装置１が無線通信を行
い、情報中継装置１と情報中継装置４とが光ファイバ３
を介してデータ送受信を行い、情報中継装置４と無線端
末５ａが無線通信を行う状況を考える。このような場合
に用いられるフレームとして、図５に示すように情報中
継装置１に無線接続される無線端末２ａで用いられるフ
レーム、情報中継装置１で用いられるフレーム、情報中
継装置４で用いられるフレーム、情報中継装置４に無線
接続される無線端末５ａで用いられるフレームの４種類
が考えられる。
構成について図５により説明する。ここで、本実施形態
のおいて無線端末２ａと情報中継装置１が無線通信を行
い、情報中継装置１と情報中継装置４とが光ファイバ３
を介してデータ送受信を行い、情報中継装置４と無線端
末５ａが無線通信を行う状況を考える。このような場合
に用いられるフレームとして、図５に示すように情報中
継装置１に無線接続される無線端末２ａで用いられるフ
レーム、情報中継装置１で用いられるフレーム、情報中
継装置４で用いられるフレーム、情報中継装置４に無線
接続される無線端末５ａで用いられるフレームの４種類
が考えられる。
【００３１】図５に示すようにフレームの先頭の時間を
０とし、タイミングｔ１、ｔ２、ｔ３、ｔ４、ｔ５を図
のように定めると、０〜ｔ１の期間はまだ通信が行われ
ず、無線端末２ａ及び５ａのフレームでは、周波数ホッ
ピングの安定化のための期間であり、情報中継装置１及
び４のフレームではそれに加えてデータ中継の送受切り
換えのための期間となる。
０とし、タイミングｔ１、ｔ２、ｔ３、ｔ４、ｔ５を図
のように定めると、０〜ｔ１の期間はまだ通信が行われ
ず、無線端末２ａ及び５ａのフレームでは、周波数ホッ
ピングの安定化のための期間であり、情報中継装置１及
び４のフレームではそれに加えてデータ中継の送受切り
換えのための期間となる。
【００３２】次に、ｔ１〜ｔ２の期間は、無線端末２ａ
のフレームでは情報中継装置１に対する送信を行う。そ
して、情報中継装置１のフレームでは当該送信信号を受
信するとともに、情報中継装置４に対する光信号の送出
を行う。そして、情報中継装置４のフレームでは当該光
信号を受光するとともに、無線端末５ａに対する送信を
行う。そして、無線端末５ａのフレームでは、当該送信
信号の受信を行う。
のフレームでは情報中継装置１に対する送信を行う。そ
して、情報中継装置１のフレームでは当該送信信号を受
信するとともに、情報中継装置４に対する光信号の送出
を行う。そして、情報中継装置４のフレームでは当該光
信号を受光するとともに、無線端末５ａに対する送信を
行う。そして、無線端末５ａのフレームでは、当該送信
信号の受信を行う。
【００３３】次に、ｔ２〜ｔ３の期間は、いずれのフレ
ームにおいても無線又は光通信の送信と受信の動作状態
を相互に切り換えるために設けられている期間である。
ームにおいても無線又は光通信の送信と受信の動作状態
を相互に切り換えるために設けられている期間である。
【００３４】次に、ｔ３〜ｔ４の期間は、無線端末５ａ
のフレームでは情報中継装置４に対する送信を行う。そ
して、情報中継装置４のフレームでは当該送信信号を受
信するとともに、情報中継装置１に対する光信号の送出
を行う。そして、情報中継装置１のフレームでは当該光
信号を受光するとともに、無線端末２ａに対する送信を
行う。そして、無線端末２ａのフレームでは、当該送信
信号の受信を行う。
のフレームでは情報中継装置４に対する送信を行う。そ
して、情報中継装置４のフレームでは当該送信信号を受
信するとともに、情報中継装置１に対する光信号の送出
を行う。そして、情報中継装置１のフレームでは当該光
信号を受光するとともに、無線端末２ａに対する送信を
行う。そして、無線端末２ａのフレームでは、当該送信
信号の受信を行う。
【００３５】このようにして、４種類のフレームのデー
タの送信、受信を時分割で行い、そのタイミングを合わ
せ、通信中このフレームによる制御を継続すれば、双方
向の送受信を同時に行う可能となる。ただし、無線シス
テム全体で同期が維持されていることが条件となる。
タの送信、受信を時分割で行い、そのタイミングを合わ
せ、通信中このフレームによる制御を継続すれば、双方
向の送受信を同時に行う可能となる。ただし、無線シス
テム全体で同期が維持されていることが条件となる。
【００３６】なお、本実施形態では周波数ホッピング方
式によるスペクトラム拡散通信を用いて無線通信を行う
場合について説明したが、本発明はこれに限られず、他
のスペクトラム拡散方式あるいはそれ以外の無線通信方
式を採用する場合も適用可能である。
式によるスペクトラム拡散通信を用いて無線通信を行う
場合について説明したが、本発明はこれに限られず、他
のスペクトラム拡散方式あるいはそれ以外の無線通信方
式を採用する場合も適用可能である。
【００３７】また、本実施形態では情報中継装置相互の
データ伝送は光ファイバを用いているが、本発明は空間
伝送により光信号の送受信を行う構成とする場合にも適
用可能である。
データ伝送は光ファイバを用いているが、本発明は空間
伝送により光信号の送受信を行う構成とする場合にも適
用可能である。
【００３８】また、本実施形態では情報中継装置に帯域
制限用のフィルタ等を用いていないが、例えば情報中継
装置１のアンテナと１０と送受切り換えスイッチ１１の
間にバンドパスフィルタを設け帯域制限を行う構成とす
ることも可能である。これにより広帯域の雑音や帯域外
の妨害波に対する無線性能の向上を図ることができる。
制限用のフィルタ等を用いていないが、例えば情報中継
装置１のアンテナと１０と送受切り換えスイッチ１１の
間にバンドパスフィルタを設け帯域制限を行う構成とす
ることも可能である。これにより広帯域の雑音や帯域外
の妨害波に対する無線性能の向上を図ることができる。
【００３９】さらに、本実施形態では情報中継装置にお
いて無線信号に対する周波数変換を行っていないが、例
えば情報中継装置１の受信アンプ１２と光変調器１４の
間にダウンコンバータを設け局部発信器の出力と混合す
ることにより低い周波数への変換を行うこともできる。
この場合無線送信側にもこれに対応して送信アンプ１３
の入力前にアップコンバータにより周波数変換を行う必
要がある。無線通信の周波数が高く、光変調器１４の周
波数特性でカバーできない場合に、このような構成を用
いると有効である。
いて無線信号に対する周波数変換を行っていないが、例
えば情報中継装置１の受信アンプ１２と光変調器１４の
間にダウンコンバータを設け局部発信器の出力と混合す
ることにより低い周波数への変換を行うこともできる。
この場合無線送信側にもこれに対応して送信アンプ１３
の入力前にアップコンバータにより周波数変換を行う必
要がある。無線通信の周波数が高く、光変調器１４の周
波数特性でカバーできない場合に、このような構成を用
いると有効である。
【００４０】
【発明の効果】請求項１に記載の光中継方式無線システ
ムによれば、互いに異なる無線エリアに位置する無線端
末どうしが、情報中継装置の光伝送による中継を経て情
報信号の送受信を行うに際し、無線端末の無線信号を情
報中継装置においてベースバンド信号への変換を行わず
光変調し光信号に変換にするので、無線系の回路や多重
化の回路が簡単になり、無線システム全体のコスト低減
が実現できる。
ムによれば、互いに異なる無線エリアに位置する無線端
末どうしが、情報中継装置の光伝送による中継を経て情
報信号の送受信を行うに際し、無線端末の無線信号を情
報中継装置においてベースバンド信号への変換を行わず
光変調し光信号に変換にするので、無線系の回路や多重
化の回路が簡単になり、無線システム全体のコスト低減
が実現できる。
【００４１】請求項２に記載の光中継方式無線システム
によれば、情報中継装置は前述した情報信号の光伝送を
無線端末の送信周波数を有する高周波信号で直接光変調
することにより行うので、無線回路において周波数変換
が不要となり、構成の簡単化による無線システム全体の
一層のコスト低減を実現できる。
によれば、情報中継装置は前述した情報信号の光伝送を
無線端末の送信周波数を有する高周波信号で直接光変調
することにより行うので、無線回路において周波数変換
が不要となり、構成の簡単化による無線システム全体の
一層のコスト低減を実現できる。
【００４２】請求項３に記載の光中継方式無線システム
によれば、情報中継装置は前述した情報信号の光伝送を
無線端末の送信周波数を有する高周波信号をいったん周
波数変換をしてから光変調することにより行うので、低
周波化による光変調器のコスト低減等が期待でき、安価
な部品を用いることによる無線システム全体のコスト低
減を実現できる。
によれば、情報中継装置は前述した情報信号の光伝送を
無線端末の送信周波数を有する高周波信号をいったん周
波数変換をしてから光変調することにより行うので、低
周波化による光変調器のコスト低減等が期待でき、安価
な部品を用いることによる無線システム全体のコスト低
減を実現できる。
【００４３】請求項４に記載の光中継方式無線システム
によれば、前述の光中継方式無線システムにおいてスペ
クトラム拡散方式による無線送受信を用いるので、前述
の効果に加えて、周波数利用効率の向上、妨害や干渉に
対する影響軽減等の面で優れた無線システムを構築でき
る。
によれば、前述の光中継方式無線システムにおいてスペ
クトラム拡散方式による無線送受信を用いるので、前述
の効果に加えて、周波数利用効率の向上、妨害や干渉に
対する影響軽減等の面で優れた無線システムを構築でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態における無線システムの構成
図である。
図である。
【図２】本発明の実施形態における情報中継装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図３】本発明の実施形態における無線端末の無線回路
周辺の構成を示すブロック図である。
周辺の構成を示すブロック図である。
【図４】本発明の実施形態におけるホッピング周波数デ
ータ列の説明図である。
ータ列の説明図である。
【図５】本発明の実施形態におけるフレームの説明図で
ある。
ある。
１…情報中継装置 ２ａ、２ｂ…無線端末 ２ｃ…同期端末 ３…光ファイバ ４…他の情報中継装置 ５ａ、５ｂ…無線端末 ５ｃ…同期端末 １０…アンテナ １１…送受切り換えスイッチ １２…受信アンプ １３…送信アンプ １４…光変調器 １５…発光器 １６…受光器 １７…光分波器 ２０…インターフェース ２１…変復調器 ２２…通信部 ２３…ホップ周波数データ発生部 ２４…アンテナ ３６…同期検出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ // Ｈ０４Ｊ 13/06
Claims (4)
- 【請求項１】 光信号を相互に送受信する複数の情報中
継装置と、少なくとも一の情報中継装置と無線により情
報信号を送受信する複数の無線端末とを備える光中継方
式無線システムであって、 前記情報中継装置は、前記無線端末と無線により前記情
報信号を送受信する無線送受信手段と、 前記無線送受信手段が受信した情報信号で光変調し光信
号に変換して他の前記情報中継装置に送出する電気／光
変換手段と、 他の前記情報中継装置から送出された光信号を受光し電
気信号に変換して前記無線送受信手段が送信する情報信
号とする光／電気変換手段と、 前記無線送受信手段が前記無線端末から前記情報信号を
受信するときは、前記電気／光変換手段により当該情報
信号を光信号として他の前記情報中継装置へ送出し、前
記無線送受信手段が前記無線端末に前記情報信号を送信
するときは、前記光／電気変換手段により当該情報信号
を光信号として他の前記情報中継装置から受光するよう
動作状態を切り換え制御する送受切り換え手段とを備
え、 前記無線端末は、前記情報信号を前記情報中継装置との
間で無線により送受信する端末側無線送受信手段を備
え、 前記情報信号を相互に送受信する複数の前記情報中継装
置と、当該情報中継装置との間で当該情報信号を無線に
より送受信する複数の前記無線端末とが、互いに同期を
取りつつ当該情報信号の送受信の動作状態を切り換え、
当該情報信号を送受信することを特徴とする光中継方式
無線システム。 - 【請求項２】 前記電気／光変換手段は、前記無線送受
信手段により受信した前記無線端末の送信信号の周波数
により直接光変調を行うことを特徴とする請求項１に記
載の光中継方式無線システム。 - 【請求項３】 前記電気／光変換手段は、前記無線送受
信手段により受信した前記無線端末の送信信号の周波数
を周波数変換した後、光変調を行うことを特徴とする請
求項１に記載の光中継方式無線システム。 - 【請求項４】 前記無線送受信手段及び前記端末側無線
送受信手段は、スペクトラム拡散方式による無線送受信
を行うことを特徴とする請求項１から請求項３のいずれ
か１項に記載の光中継方式無線システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9237300A JPH1188265A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 光中継方式無線システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9237300A JPH1188265A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 光中継方式無線システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1188265A true JPH1188265A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17013329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9237300A Pending JPH1188265A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 光中継方式無線システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1188265A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002185490A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-06-28 | Denso Corp | 通信システム及び端末装置 |
| US9037143B2 (en) | 2010-08-16 | 2015-05-19 | Corning Optical Communications LLC | Remote antenna clusters and related systems, components, and methods supporting digital data signal propagation between remote antenna units |
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| US9325429B2 (en) | 2011-02-21 | 2016-04-26 | Corning Optical Communications LLC | Providing digital data services as electrical signals and radio-frequency (RF) communications over optical fiber in distributed communications systems, and related components and methods |
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| US9525488B2 (en) | 2010-05-02 | 2016-12-20 | Corning Optical Communications LLC | Digital data services and/or power distribution in optical fiber-based distributed communications systems providing digital data and radio frequency (RF) communications services, and related components and methods |
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| US10135533B2 (en) | 2014-11-13 | 2018-11-20 | Corning Optical Communications Wireless Ltd | Analog distributed antenna systems (DASS) supporting distribution of digital communications signals interfaced from a digital signal source and analog radio frequency (RF) communications signals |
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-
1997
- 1997-09-02 JP JP9237300A patent/JPH1188265A/ja active Pending
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