JPH06325990A - コンデンサの巻回装置 - Google Patents
コンデンサの巻回装置Info
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- JPH06325990A JPH06325990A JP13684293A JP13684293A JPH06325990A JP H06325990 A JPH06325990 A JP H06325990A JP 13684293 A JP13684293 A JP 13684293A JP 13684293 A JP13684293 A JP 13684293A JP H06325990 A JPH06325990 A JP H06325990A
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Abstract
る機構を備え、巻回されるコンデンサの巻きズレを防止
する。 【構成】 軸受3の中心に配置されたピン4を、巻軸1
に設けたスリット2に挿入し、巻軸1の先端を軸受3の
内側面に押圧することで、巻軸1の支持機構付近の径寸
法X2 と先端付近での径寸法Y2 とを一定に保持し、巻
回される電極箔及びセパレータのズレを抑制する。
Description
にかかり、特に帯状の電極箔及びセパレータを巻き取る
巻回装置に関する。
例えば特開昭53−89964号公報に従来例として掲
載されたように、スリットが形成された巻軸を備え、こ
のスリット内に電極箔とセパレータを挿入して巻回する
装置が用いられている。
帯状の電極箔等を巻回する場合、電極箔等の引張り張力
が巻軸に加わることにより、巻軸がたわんで変形してし
まうことがあった。そして、その結果として、巻回する
コンデンサ素子に巻きズレが生じ、あるいは巻軸自体の
破損を招くことがあった。
巻軸から取り出す場合にも、コンデンサ素子を把持、押
圧するため、コンデンサ素子の電極箔が破損し、あるい
はコンデンサ素子中心部で巻軸との摩擦で巻きズレが生
じるおそれがあった。
段として、コンデンサ素子の両端方向から分割した巻軸
を係合して巻回するもの(特開昭53−89964号公
報)、分割した巻軸を可動とし、巻回後に巻軸の外径を
小さくしてコンデンサ素子の取り外しを容易にしたもの
(実公昭53−18525号公報、特公昭54−142
94号公報、特公昭55−34574号公報)などが見
られた。
ば、前記のようなコンデンサ素子の取り外しの際の不要
なストレスはなくなり、コンデンサの信頼性は向上す
る。しかし、巻軸自体のたわみは改善されず、依然とし
てコンデンサ素子の巻きズレは防止できなかった。特に
巻軸の先端部分では電極箔及びセパレータを巻き込むス
トレスにより巻軸の径寸法が小さくなり、電極箔等が一
様にずれてしまう。
所定外形状態でこれを固定する手段を設けたものが提案
された(特開昭58−157127号公報)。この発明
によれば、巻軸の所定外形状態を固定するピン状部から
なる固定具により可動の巻軸を固定するため、巻軸のた
わみはなくなるとともに、巻回後に固定具を取り外すこ
とで巻軸の径が小さくなり、コンデンサ素子の取り外し
が容易になる。
に記載された発明では、ピン状部からなる固定具を可動
側の巻軸に設けた穴に差し込んで固定しているため、こ
の穴とピンとの相対的な位置規制が巻軸の外形寸法に影
響することになる。そのため固定用の穴の加工精度およ
びピン状部の外形寸法精度を厳密にする必要があり、僅
かなクリアランスによっても巻軸の径寸法が変動してし
まうほか、ピン状部や穴の磨耗による位置ズレを防ぐ必
要があった。
において、巻軸の径寸法を全体にわたって一定に調整す
る機構を備え、巻回されるコンデンサの巻きズレを防止
するとともに、磨耗等の装置疲労による影響を最小限に
抑制することにある。
箔およびセパレータを巻き取るコンデンサの巻回装置に
おいて、直径方向にスリットが形成され回転可能に支持
された巻軸と、巻軸の先端に嵌合し、巻軸と共に回転可
能に支持された軸受と、軸受と共に回転可能であり、か
つ軸受の中心から軸受の軸方向に沿って移動して前記巻
軸のスリットに挿入され、巻軸の先端を軸受の内側面に
押圧するピンとを備えたことを特徴としている。
あるいは巻軸のスリットの先端部分にテーパー面を設け
たことを特徴としている。
面に示したように、軸受3の中心に配置されたピン4
が、巻軸1に設けたスリット2に挿入し、巻軸1の先端
を軸受3の内側面に押圧することで、巻軸1の支持機構
付近の径寸法X2 と先端付近での径寸法Y2 とが一定に
保持されることになり、巻回される電極箔及びセパレー
タのずれを抑制している。
された軸受3、およびこの軸受3に配置されたピン4
が、巻軸1と共に回転するため、特に巻軸1と軸受3の
間での磨耗が少なくなる。またピン4の先端を尖鋭状に
形成し、あるいは巻軸1のスリット2の先端部分にテー
パー面を設ければ、ピン4もしくは巻軸1のスリット2
の磨耗が進んだ場合、ピン4をより深く挿入することで
巻軸1の先端を軸受3の内側面に押圧することが可能に
なり、巻軸1のスリット2やピン4が磨耗しても巻軸1
の径寸法を一定に保つことが容易になる。
明する。図1はこの発明の実施例による巻回装置を示し
た部分断面図、図2は実施例の動作を示す部分断面図で
ある。また図3はこの発明の別の実施例を示す部分断面
図である。
に示したように、金属製の丸棒の一部に、この丸棒を二
分するよう軸心に対して直径方向にスリット2を設けて
おり、図示しない支持機構によって回転可能に支持され
ている。また、この巻軸1は、図示しない駆動装置およ
びその制御装置により所望の回転速度で回転して電極箔
およびセパレータを巻回する。
は、巻軸1の先端端面から巻軸1の軸方向に向かって除
々に肉厚となるテーパー面を設けている。また、この巻
軸1は、図2に示したように、支持機構によって支持さ
れている部分の径寸法X1 を、先端部分での径寸法Y1
よりも大となるように調整している。このような調整を
することにより、後述する軸受3を解除することで巻回
されたコンデンサ素子6の離脱が容易になり、かつ軸受
3への嵌合が容易になる。
記巻軸1が嵌合し得る内側面を備え、かつ図示しない支
持機構により回転可能に支持されている。そして、支持
機構に支持された軸受3には、この軸受3に前記巻軸1
が嵌合するよう、巻軸1の軸方向に沿って軸受3を移動
させる駆動装置(図示せず)が連結されている。
るピン4が軸受3の軸方向に移動可能に支持されてい
る。このピン4は、先端部分が尖鋭状に形成され、図示
しない駆動機構により軸受3の軸方向に沿って移動する
とともに、軸受3と共に回転可能に支持されている。
巻回する動作について説明する。先ず、巻軸1のスリッ
ト2に帯状の電極箔及び/またはセパレータが挿入され
て、スリット2により挟持される。そして、図示しない
駆動装置により軸受3が巻軸1の軸方向に沿って移動し
て巻軸1の先端部分が軸受3に嵌合する(図2
(a))。
が軸受3の軸方向に移動して巻軸1のスリット2に挿入
され、その挿入にしたがって巻軸1が軸受3の内側面に
押圧される(図2(b))。このピン4による押圧によ
り、巻軸1の外径寸法は、巻軸1の支持部分での径寸法
X2 から先端部分の径寸法Y2 に至るまで一定になり、
このような状態で巻軸1の回転駆動装置が駆動して巻軸
1を回転させ、すなわちこの巻軸1の回転に伴って軸受
3及びこの軸受3に支持されたピン4も回転し、前記電
極箔及び/またはセパレータの巻取りが開始される。な
お、この巻回過程においては、必要に応じて途中から電
極箔を挿入し、コンデンサ素子の巻始めにセパレータの
み空巻部を設けることもできる。
3に示したようなコンデンサ素子6を巻回したのち、こ
のコンデンサ素子6を巻軸1から取り外す際には、前記
ピン4が軸受3の軸方向に移動して巻軸1のスリット2
から離脱させ、この離脱と共に軸受3を巻軸1の先端部
分から離脱させる。そして、この実施例においては、巻
軸1の先端部分での径寸法X1 を、支持部分での径寸法
Y2 よりも小さく調整しているため、軸受3およびピン
4の離脱と共に巻軸1の先端部分の径寸法が縮小してコ
ンデンサ素子6の離脱が容易になるほか、軸受3からの
離脱においても、軸受3との摩擦も少なくなることか
ら、巻軸1及び軸受3の磨耗を最小限に抑制することが
できる。
は、軸受3に支持されたピン4を巻軸1のスリット2に
挿入することにより、特にスリット2のテーパー面と尖
鋭状のピン4の嵌合により、除々に軸受3の内側面に押
圧されることになる。そして、この押圧により、巻軸1
の外径寸法が一定に調整されて巻回.れるコンデンサ素
子6の巻きズレが防止されるとともに、軸受3及びピン
4が巻軸1と共に回転することになり、巻軸1と軸受3
との摩擦による磨耗が最小限に抑制される。
またはピン4と巻軸1のスリット2との当接部分が磨耗
しても、ピン4をより深く巻軸1のスリット2に挿入す
ることで巻軸1の先端を軸受3の内側面に押圧すること
が可能であり、巻軸1の外径寸法を一定に調整すること
が容易になる。
する手段としては、図3に示したこの発明の別の実施例
のようにバネ5を用いることができる。あるいは、ベア
リングを介してエアシリンダーによって移動させてもよ
い。
およびセパレータを巻き取るコンデンサの巻回装置にお
いて、直径方向にスリットが形成され回転可能に支持さ
れた巻軸と、巻軸の先端に嵌合し、巻軸と共に回転可能
に支持された軸受と、軸受と共に回転可能であり、かつ
軸受の中心から軸受の軸方向に沿って移動して前記巻軸
のスリットに挿入され、巻軸の先端を軸受の内側面に押
圧するピンとを備えたことを特徴としているので、巻軸
の先端が巻軸のスリットへのピンの挿入により軸受の内
側面に押圧され、巻軸の外径寸法を一定に調整すること
ができるようになり、巻回されるコンデンサ素子の巻き
ズレを抑制して信頼性の高いコンデンサ素子を製造でき
る。
は、巻軸の先端が軸受の内側面に押圧されていることか
ら、巻軸の回転に伴い共に回転するため、巻軸と軸受と
の摩擦による磨耗は最小限に抑制される。そのため、例
えば巻軸や軸受の磨耗による巻軸の外径寸法の狂いが殆
どなくなり、これらの部材の交換の必要性が少なくな
る。
部分を尖鋭状に形成し、あるいは巻軸のスリットの先端
部分にテーパー面を設けた場合は、たとえピンの先端部
分あるいは巻軸のスリットの先端部分が磨耗しても、ピ
ンの移動量を増加させ、より深く巻軸のスリットに挿入
することにより、巻軸の先端を軸受の内側面に所望の圧
力で押圧することが可能となり、巻軸の外径寸法を一定
に調整することができる。
断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 帯状の電極箔およびセパレータを巻き取
るコンデンサの巻回装置において、直径方向にスリット
が形成され回転可能に支持された巻軸と、巻軸の先端に
嵌合し、巻軸と共に回転可能に支持された軸受と、軸受
と共に回転可能であり、かつ軸受の中心から軸受の軸方
向に沿って移動して前記巻軸のスリットに挿入され、巻
軸の先端を軸受の内側面に押圧するピンとを備えたこと
を特徴とするコンデンサの巻回装置。 - 【請求項2】 請求項1において、ピンの先端部分を尖
鋭状に形成したコンデンサの巻回装置。 - 【請求項3】 請求項1において、巻軸のスリットの先
端部分にテーパー面を設けたコンデンサの巻回装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13684293A JP2722386B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | コンデンサの巻回装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13684293A JP2722386B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | コンデンサの巻回装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325990A true JPH06325990A (ja) | 1994-11-25 |
JP2722386B2 JP2722386B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=15184787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13684293A Expired - Fee Related JP2722386B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | コンデンサの巻回装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2722386B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020876A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Jcc Engineering Co Ltd | 帯状体の巻取り方法及び装置 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP13684293A patent/JP2722386B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012020876A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Jcc Engineering Co Ltd | 帯状体の巻取り方法及び装置 |
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JP2722386B2 (ja) | 1998-03-04 |
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