JPH0632533A - パッケージ検査システム - Google Patents

パッケージ検査システム

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JPH0632533A
JPH0632533A JP4186999A JP18699992A JPH0632533A JP H0632533 A JPH0632533 A JP H0632533A JP 4186999 A JP4186999 A JP 4186999A JP 18699992 A JP18699992 A JP 18699992A JP H0632533 A JPH0632533 A JP H0632533A
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JP
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package
defective
tray
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normal
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JP4186999A
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English (en)
Inventor
Junichi Matsubayashi
純一 松林
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/006Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package quality control of the package
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータの目視判断で正常とみなすことの
できるパッケージを、パッケージ検査システムの搬送系
に戻すことを可能とする。 【構成】 パッケージ2を個別にトレイ15に乗せて循
環搬送する閉ループのトレイコンベア16の途上に、順
次、パッケージの外観検査装置17,不良パッケージ払
出し部(ロ),パッケージ戻し部(ハ)及び良パッケー
ジ払出し部(ニ)を設け、該パッケージ戻し部(ハ)の
近傍に、目視チェックにより正常とみなせるパッケージ
を戻す際に、コンピュータ21に記憶されている検査結
果データを正常扱いのものに修正するキー入力操作部2
9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績工場で生産される
パッケージの検査を行い、不良パッケージを生産したワ
インダの機台番号,錘番号を特定することにより、ワイ
ンダの保全、管理を容易にすることを可能にしたパッケ
ージ検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動ワインダにより生産されたパッケー
ジは、バンチ無しや、綾落ち,段巻き,菊巻き等の外観
が不良な巻形状のものや、重量異常のものが存在する場
合があるので、検査装置により外観および重量検査が行
われる。そして、検査の結果、正常パッケージはストッ
カに送られて梱包されることになるが、不良パッケージ
については、その全てが同じ不良ラインに導かれて自動
的に取り除かれるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な検
査装置においては、不良パッケージおよびその不良項目
の集計を行っても、不良パッケージを生産したワインダ
まで追跡調査することは困難であり、保全管理をするに
は不十分であった。そこで、生産元であるワインダの機
台番号および錘番号の情報(パッケージ生産元情報)と
共に搬送されたパッケージを検査する検査装置と、該検
査装置により検出された不良パッケージの不良項目を上
記情報と対応させて記憶し、集計するコンピュータとを
備えたパッケージ検査システムが提案されている。これ
によれば、不良パッケージを生産したワインダを追跡調
査でき、人手を介さずに迅速にワインダの管理を行うこ
とが可能となる。但し、生産元であるワインダの機台番
号および錘番号の情報と共に搬送されたパッケージと検
査結果の対応付けは常に保っておかなければならない。
【0004】一方、上記検査装置において不良と判断さ
れたパッケージであっても、オペレータの目視判断では
正常とみなすことのできるパッケージ(以下、準正常パ
ッケージという)もある。その典型例は、紙管に対して
のバンチ巻が施されていないというだけのパッケージ
(バンチ無し)である。オペレータがバンチ巻きを施す
ことにより、正常パッケージとすることができる場合も
ある。また、綾落ち、段巻き、菊巻き等については、検
査装置で不良と判断されても不良の程度によっては、正
常とみなすことができる。従来のパッケージ検査システ
ムにおいては、検査装置において不良と判断されたパッ
ケージについては、その全てを不良ラインに導いて除去
していた。これは、上記のような準正常パッケージを
も、他の不良パッケージと区別することなく巻き直し等
の処理をしてしまうことを意味し無駄である。
【0005】ところが、上記検査装置では、搬送される
パッケージに関し、ワインダの機台番号および錘番号と
いったパッケージ生産元情報と、トレイの番号と、検査
結果との対応付けを、常に維持しなければならない。こ
のため上記の準正常パッケージが存在していることが発
見できたとしても、この準正常パッケージをパッケージ
検査システムの搬送系に戻すことができないでいた。
【0006】そこで、本発明の目的は、オペレータの目
視判断で正常とみなすことのできる準正常パッケージ
を、パッケージ検査システムの搬送系に戻すことがで
き、これによりストッカに送って梱包可能とするパッケ
ージ検査システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のパッケージ検査システムは、ワインダからの
パッケージを番号の付されたトレイに載せて循環搬送す
るコンベアの途上に設けたパッケージの外観を検査する
検査装置と、該検査装置により検出された不良パッケー
ジの不良項目を当該パッケージの生産元情報と対応させ
て記憶し集計するコンピュータとを備え、上記コンピュ
ータに記憶されている検査結果データを修正して正常パ
ッケージ扱いとするキー入力操作部を設けた構成のもの
である。
【0008】
【作用】ワインダからのパッケージは、番号の付された
トレイに載せられ循環搬送され、その際、当該パッケー
ジの生産元情報がトレイ番号と対応づけされる。パッケ
ージはコンベアによって検査装置を通過するときに、検
査装置によりその外観及び重量が検査され、その検査結
果も当該トレイ番号のパッケージ生産元情報と対応づけ
される。そして、コンピュータに入力されたかかる情報
に基づいて、パッケージが不良パッケージである場合
は、不良ラインに払出され、良パッケージである場合は
ストッカに払出される。
【0009】検査装置の不良項目としては、例えば、
(1) バンチ無し,(2) 綾落ち(小径,大径),(3) 段巻
き(小径,大径),(4) 菊巻き,(5) 重量異常(量目外
れ),(6) ブラックライト,(7) 内層不良等がある。こ
れらは検査装置において不良パッケージと判断され、不
良ラインに払出される。このうち「バンチ無し」や「綾
落ち」「段巻き」「菊巻き」の外観不良についてはオペ
レータの肉眼によってもその良否を判断できるので、オ
ペレータの目視判断で正常とみなすことのできるパッケ
ージ(準正常パッケージ)については、これをパッケー
ジ戻し部から、循環コンベアに戻す。この際、キー入力
操作部を操作して、コンピュータに記憶されている検査
結果データを正常扱いのものに修正する。
【0010】例えば、「バンチ無し」として不良ライン
に払出されたパッケージについては、口出しを行ってこ
れを戻す際に、キー入力操作部を操作して、コンピュー
タに記憶されている当該トレイ番号の検査結果データ
“バンチ無し”を消去し、正常パッケージの検査結果と
同一のものに修正する。また、「綾落ち」「段巻き」
「菊巻き」の外観不良として不良ラインに払出されたパ
ッケージについて、オペレータの肉眼によって正常とみ
なした準正常パッケージを戻す際には、キー入力操作部
を操作して、コンピュータに記憶されている当該トレイ
番号の検査結果データ“綾落ち”“段巻き”“菊巻き”
を消去し、正常パッケージの検査結果と同一のものに修
正する。
【0011】上記修正後、準正常パッケージを循環コン
ベアに戻すと、その循環コンベア中の他の良パッケージ
におけるトレイとこれに書き込まれた生産元情報との対
応関係、及びこのトレイとパッケージの検査結果との対
応関係を乱すことなく、上記準正常パッケージを、トレ
イコンベアの循環搬送路中に戻すことができる。従っ
て、他の良パッケージと同様に扱うことができ、目的の
ストッカに送ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0013】図1に示すように、紡績工場内には並設さ
れた複数の錘からなる自動ワインダ1が複数機台設置さ
れ、各機台には各錘から玉揚げされるパッケージ2を機
台の一端に搬出するコンベア5が設けられている。そし
て、コンベア5により搬出されたパッケージ2はオーバ
ヘッドコンベア3を介して検査ステーション4に搬送さ
れるようになっている。オーバヘッドコンベア3は、閉
ループに架設された軌道6と、該軌道6に沿ってチェー
ン駆動により走行自在に設けられたハンガ7とから主に
構成されている。各ワインダ1のコンベア5搬出端には
パッケージ2をハンガ7に荷揚げするための荷揚げ装置
8が設置され、検査ステーション4にはハンガ7からパ
ッケージ2を荷降しするための荷降し装置9が設置され
ている。
【0014】ハンガ7は図2に示すように図示省略のチ
ェーンから垂下された支持基板10にパッケージ2を載
置するためのアーム11を取付けて構成され、荷揚げ装
置8からのパッケージ2の受取りおよび荷降し装置9へ
のパッケージ2の受渡しが容易にできるようになってい
る。
【0015】ハンガ7の支持基板10には情報の書込み
および消去の可能な磁気記録媒体12が取付けられ、荷
揚げ装置8の上方にワインダ1からの情報、すなわち当
該パッケージ2を生産したワインダの機台番号および錘
番号の情報及び内層不良情報(エスコートデータ)を記
録媒体12に書込むための書込み装置13が設けられて
いる。また、荷降し装置9の上方には記録媒体12に記
録されたエスコートデータを読取る読取装置14が設け
られている。
【0016】一方、検査ステーション4にはパッケージ
2を個別にトレイ15に乗せて循環搬送する閉ループの
トレイコンベア16が設置され、このトレイコンベア1
6の途上には、生産元であるワインダの機台番号および
錘番号の情報及び内層不良情報と共に搬送されたパッケ
ージの外観および重量検査を行うための検査装置17が
設けられている。この検査装置17は、パッケージの外
観を撮像するCCDカメラによるパッケージ外観測定器
およびパッケージの重量を測定する重量測定器を備える
(図示省略)。このうちパッケージ外観測定器は、光源
からの光を幅1mm程度のスリットを通して得た帯状光
を、パッケージの側面から端面にわたって照射し、その
照射部分のエッジ形状(側面及び端面の形状)をパッケ
ージ側方からCCDカメラにより撮像し、コンピュータ
で画像処理してモニタ表示した画像を評価するようにな
っている。これらパッケージ外観測定器およびパッケー
ジ重量測定器の検出信号から、シーケンサから成る演算
装置が、図3に示すように当該パッケージが不良パッケ
ージであるか否かを判定し(S1)、不良パッケージで
ある場合にはその不良項目をコンピュータ21で判定す
る(S2)ようになっている。このコンピュータ21
は、上記検査装置17により検出された不良パッケージ
の不良項目を上記情報と対応させて記憶し集計する。こ
れにより不良パッケージを生産したワインダの機台番号
および錘番号を容易に追跡調査することができ、またそ
の不良項目からワインダの故障内容を推察診断すること
が可能となる。
【0017】ここで検査装置17が検出する不良項目と
しては、(1) バンチ無し,(2) 綾落ち(小径,大径),
(3) 段巻き(小径,大径),(4) 菊巻き,(5) 重量異常
(量目外れ),(6) ブラックライト,(7) 内層不良等が
ある。「バンチ無し」とは、紙管に対して口出し用に糸
端を巻くいわゆるバンチ巻が施されていないもの、「綾
落ち」とはパッケージの端面に糸端が落ちているもの、
「段巻き」とはパッケージの端面で見た巻形状が段状の
もの、「菊巻き」とはパッケージの端面で見た巻形状が
菊状に乱れているものである。また、上記(6) の「ブラ
ックライト」というのは、糸に異品種が混ざり込んでお
り紫外線を当てると反射率の相違から縞模様が見えるも
のであり、編成,織成上不都合となるものある。更に上
記(7) の「内層不良」とは、ワインダ1のヤーンクリア
ラが糸切断動作を行う特性を糸欠点の長さと太さで表し
た糸切断特性(図4)で見た場合、その糸切断曲線Cの
外側の糸欠点が多いと、糸切断曲線Cの境界に近く糸品
質としてあまり良好でない場合をいう。
【0018】コンピュータ21は、これらの検査項目に
つきパッケージの良否を判断するが、バンチ無し,綾落
ち,段巻き,菊巻きについてはCCDカメラによるパッ
ケージ外観測定器からの検出信号により、重量異常につ
いては重量測定器からの検出信号により行う。しかし、
内層不良については、パッケージ外観測定器からの検出
信号によるのではなく、コンピュータ21がエスコート
データの内層不良情報を受けて、良否判断を行う。この
うち、「重量異常」「ブラックライト」「内層不良」は
肉眼ではその良否を判断できないものであるが、「バン
チ無し」や「綾落ち」「段巻き」「菊巻き」については
肉眼によってもその良否を判断できるものである。
【0019】トレイコンベア16において、検査装置1
7よりも上流には荷降し装置9からのパッケージ2をト
レイ15に移載するパッケージ供給部(イ)が設けら
れ、検査装置17よりも下流には不良パッケージを不良
ライン18に払出す不良パッケージ払出し部(ロ)と、
準正常パッケージをトレイコンベア16の循環路中に戻
す準正常パッケージ戻し部(ハ)と、良パッケージをス
トッカ19に払出す良パッケージ払出し部(ニ)が順に
設けられている。トレイ15は図5、図6に示すように
円形の基板30上にパッケージ2を挿立するためのペッ
グ32を突設してなり、基板30の上面には識別のため
の金属リングやバーコード等のマークが付され、トレイ
番号が付与される。ここでは、基板30の上面に識別の
ための金属リング31が取付けている。すなわち、金属
リング31は径の異なる4枚(31a〜31d)までを
同心円状に適宜取付け、その取付け位置の組合わせによ
り、例えば内側から1番目の金属リング31aのみのト
レイ15はトレイ番号“1”、内側から2番目の金属リ
ング31bのみのトレイ15はトレイ番号“2”、とい
うようにしてトレイ番号が付与されている。
【0020】パッケージ供給部(イ)にはトレイ15を
一時停止させる図示しないストッパ、荷降し装置9から
のパッケージ2をその一時停止されているトレイ15上
に移載する図示しないパッケージ移載装置、および当該
トレイ15の番号を金属リング31の位置によって読取
る近接センサを内蔵したトレイ番号読取装置20が設け
られている。
【0021】荷降し装置9上方の読取装置14により読
取られたパッケージ2のエスコートデータおよびトレイ
番号読取装置20により読取られたトレイ番号は、コン
ピュータ(ホストコンピュータ)21に入力され、この
コンピュータ21のテーブルにはエスコートデータがト
レイ番号と対応させて記憶されるようになっている。ま
た、検査装置17による検査結果および不良項目が図3
に示すようにコンピュータ21に入力され、トレイ番号
と対応させて上記テーブルに追加されるようになってい
る。更に、コンピュータ21はこれらのデータを例えば
月単位で集計し、その集計表をデイスプレイあるいはプ
リンタ等で出力するようになっている。
【0022】不良パッケージ払出し部(ロ)と良パッケ
ージ払出し部(ニ)にはトレイ番号読取装置22,23
およびトレイ15上からパッケージ2を払出すパッケー
ジ払出し装置が設けられ(図示省略)、トレイ番号によ
りテーブル内データを検索し、不良パッケージ払出し部
(ロ)においては不良パッケージをトレイから不良ライ
ン18に払出し、機台番号及び錘番号情報、検査結果を
ラベルに印字して、パッケージへ貼付する。良パッケー
ジ払出し部(ニ)においては良パッケージをトレイから
ストッカコンベア24に払出すようになっている。尚、
コンピュータ21は、この不良パッケージを不良ライン
に、良パッケージをストッカに払出させるコントローラ
としても機能する。
【0023】ところで、上記検査装置17において不良
と判断され、不良パッケージ払出し部(ロ)から不良ラ
イン18に払い出されたパッケージであっても、上記し
た「バンチ無し」や「綾落ち」「段巻き」「菊巻き」に
関しては、オペレータの目視判断では正常とみなすこと
のできるパッケージ(準正常パッケージ)もある。この
ような準正常パッケージをも他の不良パッケージと区別
することなく混在させたまま処理してしまうことは不経
済である。そこで、不良ライン18は3種類の不良ライ
ン25,26,27に区別されている。不良ライン18
には、不良パッケージを不良ライン25,26,27に
振り分けるためのガイド33,34が設けられ、コンピ
ュータ21によって制御される。
【0024】第1の不良ライン25は、「重量異常」
「ブラックライト」「内層不良」に起因して不良パッケ
ージとされたものであり、肉眼では良否を判断できない
性格のパッケージに対するものである。第2の不良ライ
ン26は、「バンチ無し」のため不良パッケージとされ
ている準正常パッケージに対するもの、つまりオペレー
タが手操作で口出し処理するだけで正常パッケージに戻
せる性格のものである。この第2の不良ライン26は、
トレイコンベア28により、上記準正常パッケージ戻し
部(ハ)と接続されている。第3の不良ライン27は、
検査装置17において「綾落ち」「段巻き」「菊巻き」
に関して不良パッケージとされたが、オペレータの目視
判断においては正常とみされた準正常パッケージに対す
るものである。このように、検査装置17において不良
と判断されたパッケージの全てを同じ不良ライン25に
導かずに、準正常パッケージと他の不良パッケージとに
区別することにより、準正常パッケージについては再度
巻直す必要がなくなり、生産効率の向上が図れることに
なる。
【0025】ここで、他と区別された不良ライン26,
27の準正常パッケージは、従来の場合、検査ステーシ
ョン4におけるトレイコンベア16の循環搬送路の閉ル
ープ中に戻すことはできない。その理由は、(1) トレイ
15に乗せて搬送されるパッケージに関して、その生産
元であるワインダの機台番号および錘番号の情報及び内
層不良情報とトレイ15の番号との対応、更には検査結
果との対応付けを、情報処理上、常に保っておかなけれ
ばならないからである。また、(2) 仮にトレイコンベア
16の循環搬送路中に戻したとしても、再び検査装置1
7で不良パッケージと判断され排斥されて来ることにな
る。そこで、戻し部(ハ)には、これらの対応付けを乱
さずに、当該トレイ15の番号のパッケージのものに対
して、検査装置17の検査結果を正常扱いに修正するた
めのキー入力操作部29が設けてある。従って、オペレ
ータはこのキー入力操作部29を操作することにより、
トレイコンベア28上に乗って戻し部(ハ)に待機して
いるパッケージをトレイコンベア16の循環搬送路に戻
す際、トレイ番号に対応する検査データ、つまりテーブ
ル内のデータを正常扱いのものに修正できる。これによ
り当該パッケージは以後システム上も正常扱いされるこ
とになる。
【0026】次に実施例の作用を述べる。
【0027】先ず、ハンガ7が荷降し装置9の上方に到
着したとき、読取装置14によってエスコートデータが
読取られ、コンピュータ21に入力される。荷降し装置
9によってハンガ7から降ろされたパッケージ2はスト
ッパにより停止されているトレイ15上に移載装置によ
って移載され、その際にトレイ番号読取装置20によっ
てトレイ番号が読取られ、コンピュータ21のテーブル
にそのトレイ番号とエスコートデータが合わせて記憶さ
れる。
【0028】パッケージ2はトレイ15に挿立された状
態でコンベア16によって移送され、検査装置17を通
過する際にパッケージ2の外観および重量検査が行わ
れ、その検査結果が上記テーブルにトレイ番号と対応さ
せて記憶される。
【0029】パッケージ2が不良パッケージ払出し部
(ロ)に至ると、トレイ番号読取装置22によってトレ
イ番号が読取られ、そのトレイ番号によりテーブル内の
検査結果が検索される。この検索結果が不良パッケージ
であることから、払出し装置によってトレイ15から不
良ライン18に払出される。不良ライン18に不良パッ
ケージが払出されると、コンピュータ21は不良項目に
基づいて、ガイド33,34を制御し不良ライン25,
26,27のいずれかを選択する。
【0030】これらの不良パッケージのうち、「重量異
常」「ブラックライト」「内層不良」に起因して不良パ
ッケージとされたものについては、肉眼での良否判別は
不可能であるため、第1の不良ライン25に送られる。
【0031】しかし、「バンチ無し」のため不良パッケ
ージとされた準正常パッケージについては、これを第2
の不良ライン26に選別する。また、検査結果が「バン
チ無し」の状態ではなく、「綾落ち」「段巻き」「菊巻
き」等のパッケージ巻取外観の異常と判断された場合、
第3の不良ライン27に選別する。
【0032】第2の不良ライン26に選別された準正常
パッケージは、トレイコンベア28上に乗って戻し部
(ハ)に送られ、ここに待機する。オペレータは、予め
口出し処理してから、キー入力操作部29を操作し、当
該パッケージをトレイコンベア16の循環搬送路に戻
す。このキー入力操作部29によるキー操作は、当該パ
ッケージのトレイ番号のものの検査データに関し、テー
ブル内のデータを正常扱いのものに修正する操作、つま
り「バンチ無し」を削除して「バンチ有り」に修正する
操作である。これにより、戻し部(ハ)から再投入され
たパッケージも、以後システム上、正常扱いされること
になる。この第3の不良ライン27に選別された準正常
パッケージについても、トレイコンベア28により戻し
部(ハ)に導き、同様にキー入力操作してトレイコンベ
ア16の循環搬送路に戻すことができる。キー入力操作
時にトレイ15がすでに良パッケージ払出し部(ニ)を
通過している場合には、パッケージ供給部(イ)手前の
任意のトレイ15を強制的に移動させ、パッケージに貼
られたラベルに従いトレイ番号に対応させて、機台番号
及び錘番号情報の入力を行なう。
【0033】一方、パッケージ2が良パッケージであれ
ば、パッケージ2は不良パッケージ払出し部(ロ)を通
過し、良パッケージ払出し部(ニ)に至る。これは上記
再投入されたパッケージの場合も同じである。そして、
トレイ番号読取装置23によってトレイ番号が読取ら
れ、そのトレイ番号よりテーブル内のデータを検索し、
良パッケージである場合には払出し装置によってトレイ
15からストッカコンベア24に払出される。
【0034】このように、パッケージ2をその生産元で
あるワインダ1の機台番号および錘番号の情報及び内層
不良情報と共に検査装置17へ搬送し、その検査結果を
も上記情報と対応させて記憶し、集計するようにした構
成においても、キー入力操作部29を設けているので、
不良パッケージを生産したワインダ1の機台番号および
錘番号の追跡調査可能性を阻害することなくトレイコン
ベア16の循環搬送路の中に準正常パッケージを戻すこ
とができる。従って、検査結果の不良項目からワインダ
1が良好に稼動しているかどうかを推察することができ
る。
【0035】上記実施例では、「バンチ無し」の場合に
循環コンベアに戻すようにしたが、「綾落ち」「段巻
き」「菊巻き」の外観不良として不良ラインに払出され
たパッケージについて、オペレータの肉眼によって正常
とみなした準正常パッケージを戻すこともできる。この
場合には、キー入力操作部を操作して、コンピュータに
記憶されている当該トレイ番号の検査結果データ“綾落
ち”“段巻き”“菊巻き”を消去し、正常パッケージの
検査結果と同一のものに修正すればよい。
【0036】また、実施例では「バンチ無し」と「綾落
ち」「段巻き」「菊巻き」との2ラインに区分し、他の
不良ラインと合わせて計3ラインとしたが、「バンチ無
し」「綾落ち」「段巻き」「菊巻き」をまとめて1ライ
ンとし、他の不良ラインと合わせて計2ラインとして構
成することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、循環コン
ベア中の他の良パッケージにおけるトレイとこれに書き
込まれた情報との対応関係、及びこのトレイとパッケー
ジの検査結果との対応関係を乱すことなく、上記準正常
パッケージをトレイコンベアの循環搬送路中に戻すこと
ができる。従って、他の良パッケージと同様にストッカ
に送ることができ、検査装置で再び不良パッケージと判
断されることもない。この結果、不良パッケージを生産
したワインダの追跡調査可能性が維持されるので、その
不良項目によりワインダの保全、管理が容易になり、不
良発生を速やかに知ることができる。また、不良パッケ
ージの発生を最小限にすることができるので、検査装置
において不良と判断されたパッケージの全てを同じ不良
ラインに導いていた従来の場合に比べ、生産効率の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッケージ検査システムの一実施
例を示す平面図である。
【図2】パッケージハンガを示す斜視図である。
【図3】検査の流れを示す図である。
【図4】ヤーンクリアラが糸切断動作する糸欠点の長さ
と太さの関係を示す糸切断特性図である。
【図5】パッケージトレイの平面図である。
【図6】パッケージトレイの断面図である。
【符号の説明】
1 自動ワインダ 2 パッケージ 3 オーバヘッドコンベア 4 検査ステーション 5 コンベア 6 軌道 7 ハンガ 8 荷揚げ装置 9 荷降し装置 10 支持基板 11 アーム 12 記録媒体 13 書込み装置 14 読取装置 15 トレイ 16 トレイコンベア 17 検査装置 18 不良ライン 19 ストッカ 20 トレイ番号読取装置 21 コンピュータ 22,23 トレイ番号読取装置 24 ストッカコンベア 25,26,27 不良ライン 28 トレイコンベア 29 キー入力操作部 30 基板 31 金属リング 31a〜31d 径の異なる金属リング 32 ペッグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワインダからのパッケージを番号の付さ
    れたトレイに載せて循環搬送するコンベアの途上に設け
    たパッケージを検査する検査装置と、該検査装置により
    検出された不良パッケージの不良項目を当該パッケージ
    の生産元情報と対応させて記憶し集計するコンピュータ
    とを備え、上記コンピュータに記憶されている検査結果
    データを修正して正常パッケージ扱いとするキー入力操
    作部を設けたことを特徴とするパッケージ検査システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1902991A1 (en) * 2006-09-20 2008-03-26 Murata Machinery, Ltd. Automatic winder
KR102326415B1 (ko) * 2020-06-11 2021-11-15 김강혁 콘 검사장치

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