JPH0632526A - シート分配収容装置 - Google Patents

シート分配収容装置

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JPH0632526A
JPH0632526A JP4212301A JP21230192A JPH0632526A JP H0632526 A JPH0632526 A JP H0632526A JP 4212301 A JP4212301 A JP 4212301A JP 21230192 A JP21230192 A JP 21230192A JP H0632526 A JPH0632526 A JP H0632526A
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正樹 石田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビントレイに複数の後処理用切欠部が形成され
るシート分配収容装置において、ビントレイに収容され
る記録シートの姿勢を安定させ且つ所定の基準位置に整
合すると共に、ビントレイの後処理用切欠部を大きく形
成することができ、後処理機能の多様化に対応するする
ことが可能なシート分配収容装置を提供する。 【構成】記録シート1の排出タイミングに同期した所定
のタイミングでビントレイ2の後処理用切欠部3に向かっ
て進出し、且つ、ビントレイ2の移動の際には後処理用
切欠部3から後退するガイド部材4を配設し、当該ガイド
部材4の進出時には、このガイド部材4の一面が上記ビン
トレイ2に収容された記録シート1の位置決め用突当て面
5の一部を構成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像記録装置から排出される記録シートを丁合いして収
容するシート分配収容装置に係り、特に、記録シートを
丁合いした後にステープリングあるいはパンチングの後
処理を可能としたシート分配収容装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ステープリングあるいはパンチングの後
処理機能を備えたシート分配収容装置(以下、ソータと
記載する)は、例えば、特開平4-82793号公報に開示され
ている。このソータでは、シート分配ステージでの記録
シートの分配タイミングに応じて、複数段積み重ねられ
たビントレイが順次シート分配ステージに移動し、各ビ
ントレイへ記録シートのソーティング処理が行われる。
また、上記シート分配ステージと異なる後処理ステージ
にはステープラが配設されており、上記ソーティング処
理が終了した後にビントレイを順次後処理ステージに移
動させて、各ビントレイに収容された記録シート束にス
テープリング処理を行うように構成されている。上記ス
テープラは、記録シート束のコーナー部にステープル針
を打ち込むコーナー用ステープラ及び記録シート束の一
側縁部にステープル針を打ち込む2台のデュアル用ステ
ープラの計3台が配設されている。
【0003】上記ビントレイの一側縁部にはフランジ部
が立設され、このフランジ部がビントレイに収容された
記録シートの位置決め用突き当て面を構成している。ま
た、上記フランジ部を有するビントレイの一側縁部の3
箇所には上記3台のステープラに夫々対応した切欠部が
設けられており、ステープリング処理の際には各ステー
プラが上記切欠部に進出して記録シートを挟み込むよう
になっている。更にこのソータでは、各ビントレイにソ
ーティングされた記録シートを一定の基準位置に揃える
棒状のタンパが設けられており、ステープリング処理に
先立って記録シートを整合することで当該処理品質の向
上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11に示すよ
うに、ビントレイ70の3箇所にステープリング処理用の
切欠部71が形成されていると、記録シート72のサイズに
よっては記録シート72のコーナ部72aが上記切欠部71に
位置してしまい、記録シート72が所定の整合位置から傾
いてビントレイ70に収容されることがあった。このよう
に記録シート72が傾いた状態でビントレイ70に収容され
ると、記録シート72のコーナ部72aがビントレイ70から
はみ出してしまうので、はみ出したコーナ部72aがビン
トレイ70の移動の妨げとなったり、ソーティング処理に
おいて記録シート72がビントレイ70へ排出される妨げと
なったり、あるいステープリング処理においてステープ
ラが切欠部71へ進出する妨げとなったりする問題点があ
った。
【0005】このような問題点は、特に、異なるサイズ
や異なる向きの記録シートを一のビントレイに丁合いす
る所謂ミックスサイズ処理の時に発生する。何故なら
ば、丁合いされる記録シートのサイズが全て同一であれ
ば、タンパによって全ての記録シートを基準位置へ整合
することができ、記録シートが傾いた状態でビントレイ
に収容される懸念がないからである。これに対してミッ
クスサイズ処理の場合には、タンパによって記録シート
の整合を行うことができないため、上記問題点を避ける
ことはできなかった。
【0006】また、このような後処理機能付きのソータ
においては、例えば、ステープリング処理やパンチング
処理における処理位置の広範囲化や、これら処理以外の
後処理機能への対応のため、ビントレイの切欠部は可能
な限りを大きく形成することが望まれている。しかし、
ビントレイの切欠部を大きく形成すると、上記問題点は
更に顕著に発生することとなるので、従来は切欠部の大
きさを小さくすることが必要であった。このためにソー
タに搭載する後処理機能については、その設計が制約を
受けざるを得なかった。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、ビントレイに複
数の後処理用切欠部が形成されるシート分配収容装置に
おいて、ビントレイに収容される記録シートの姿勢を安
定させ且つ所定の基準位置に整合することが可能なシー
ト分配収容装置を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、ビントレイの後処理用切欠部を大きく形成
することができ、後処理機能の多様化に対応するするこ
とが可能なシート分配収容装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシート分配収容装置は、画像記録装置のシ
ート排出口から排出された記録シートを予め設定された
シート分配ステージまで搬送するシート搬送手段と、所
定のピッチで上下方向に複数段積み重ねられ、記録シー
トの分配タイミングに応じて上記シート分配ステージに
順次移動するビントレイと、このビントレイの縁部に形
成された後処理用切欠部に挿入され、各ビントレイに分
配収容された記録シートの縁部に対し必要に応じて後処
理を行う後処理手段とを備え、図1に示すように、上記
シート分配ステージには、記録シート1の排出タイミン
グに同期した所定のタイミングで上記ビントレイ2の後
処理用切欠部3に向かって進出し、且つ、ビントレイ2の
移動の際には後処理用切欠部3から後退するガイド部材4
を配設し、当該ガイド部材4の進出時には、このガイド
部材4の一面が上記ビントレイ2に収容された記録シート
1の位置決め用突当て面5の一部を構成するようにしたも
のである。
【0009】このような技術的手段においては、記録シ
ートがシート分配ステージに排出される毎に上記ガイド
部材を後処理用切欠部に向かって進出させても構わない
が、ソーティング処理速度の向上を図るという観点から
すれば、コーナ部が後処理用切欠部に位置してしまう記
録シート(例えば、A4縦、B5縦)を排出したときにだけ上
記ガイド部材を進出させるのが好ましい。
【0010】また、上記ガイド部材は記録シートの排出
タイミングに同期した所定のタイミングで後処理用切欠
部に進出するが、この所定のタイミングは、ビントレイ
をシート分配ステージへ設定した後であれば記録シート
がシート分配ステージへ排出される前であっても後であ
っても差し支えない。
【0011】また、このシート分配収容装置において
は、各ビントレイに収容された記録シートをその幅方向
に関して所定の基準位置に整合するタンパを設けること
が好ましい。この場合において、コーナ部が後処理用切
欠部に位置してしまう記録シートのみが各ビントレイに
ソーティングされるのであれば、記録シートの整合はタ
ンパによって行うことができるので、ガイド部材を後処
理用切欠部に向かって進出させる必要はない。従って、
上記タンパによっては記録シートの整合を行うことが不
能となった時点から、ガイド部材を後処理用切欠部へ向
かって進退させることが好ましい。尚、上記タンパによ
つて記録シートの整合を行うことが不能となる時点と
は、既にビントレイに排出されている記録シートと異な
るサイズあるいは同一サイズであっても異なる向きの記
録シートが当該ビントレイに排出された時点である。
【0012】具体的な装置構成としては、図1に示すよ
うに、上記ガイド部材4を進退させる制御手段6の一部と
して、ビントレイ2に排出される記録シート1aのサイズ
を先に当該ビントレイ2に収容されている記録シート1b
のサイズと比較するミックスサイズ検知手段7を設け、
排出される記録シート1bのサイズが先に収容されている
記録シート1aのサイズと合致しなくなった時点から上記
ガイド部材4の進退を開始すれば良い。
【0013】また、上記タンパを設けないシート分配収
容装置にあっては、コーナ部が後処理用切欠部に位置し
てしまう記録シートをビントレイへ排出したときは、常
に上記ガイド部材を進出させる必要がある。
【0014】
【作用】上記技術的手段によれば、後処理用切欠部に進
出したガイド部材の一面がビントレイに収容された記録
シートの位置決め用突き当て面の一部を構成するので、
記録シートのコーナ部が後処理用切欠部に位置する場合
であっても、当該コーナ部は上記ガイド部材に突き当た
り、記録シートが所定の整合位置から傾いてビントレイ
に収容されることがなくなる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のシート分
配収容装置を詳細に説明する。図2は本発明が適用され
たシート丁合い装置(以下、この実施例においてソータ
という)20の第一実施例を示すものであり、同図におい
てソータ20は図示外のADF付の複写機本体10に付設され
ている。
【0016】同図において、符号21はソータ20のハウジ
ングである。ハウジング21の複写機本体10と相反する側
にはハウジング21内部に通じる開口24が上下方向に沿っ
て形成され、この開口24からは複数段(この実施例では2
0段)のビントレイ40が上下動可能に突出配置されてい
る。一方、上記ハウジンク21の頂部には、ソーティング
処理不要時において使用されるノンソート用トレイ25が
配置されている。
【0017】上記複写機本体10のシート排出口11に対応
するハウジングプレート21aにはシート導入口26が開設
されており、このシート導入口26から導入された記録シ
ート12はシート搬送系30を介して各ビントレイ40若しく
はノンソート用トレイ25のいずれかに搬送されるように
なっている。上記シート搬送系30は、ビントレイ40へ記
録シート12を排出するためのシート分配ステージS1に通
じる第一のシート搬送路32と、上記ノンソート用トレイ
25に通じる第二のシート搬送路33とから構成され、シー
ト導入口26の近傍に配設された切り換えゲート39によっ
てがいずれか一方のシート搬送路が切り換え選択され
る。また、第一のシート搬送路32の出口付近には、記録
シート12がシート分配ステージS1へ排出されたことを検
知するシート排出センサ38が設けられている。
【0018】また、上記ビントレイ40は、平板状のトレ
イベース41の端縁に位置決めフランジ42を備え、ハウジ
ングの開口24側に向かって斜め下方に所定角度で傾斜配
置され、且つ、その幅方向(紙面垂直方向)の手前側に向
かって僅かに傾斜配置されている。
【0019】更に、上記シート搬送系30下方のハウジン
グ21内にはステープラ100が配設されており、このステ
ープラ100に対向する後処理ステージS2において、ビン
トレイ40に収容された記録シート12に対するステープリ
ング処理が実行される。
【0020】図3は後処理ステージS2に設定されたビン
トレイ40と上記ステープラ100との関係を示している。
この実施例において上記ステープラ100はビントレイ40
の周囲に沿って配設された処理位置移動系125に搭載さ
れており、ステープリング処理のモード選択に応じてコ
ーナステープル位置P0あるいはデュアルステープル位置
P1,P2へ設定される。また、ステープラ100は進退移動系
に搭載されており、各処理位置においては退避位置から
ステープリング処理実行位置へ進出してステープル動作
を行う一方、ステープル動作後はビントレイ40の移動を
妨げることがないように再び元の退避位置へ後退する。
各処理位置に対応するビントレイ40の縁部にはステープ
リング処理用の切欠部44〜46が形成されており、ステー
プリング処理実行位置に進出したステープラ100はこれ
ら切欠部44〜46において記録シート12を噛み込む。従っ
て、選択されたステープリング処理がコーナモードであ
れば、ステープラ100はコーナステープリング位置P0
おいて記録シート12のコーナ部にステープル針を打ち込
む一方、選択されたステープリング処理がデュアルモー
ドであれば、ステープラ100はデュアルステープリング
位置P1及びP2において記録シート12の一側縁部の2箇所
にステープル針を打ち込む。
【0021】また、同図において符号48はビントレイ40
に収容された記録シート12の幅方向の位置基準となる位
置決め壁であり、この実施例においてはハウジング21の
一部が利用されている。更に、符号71は各ビントレイ40
に形成された開口47を上下方向に貫通するタンパであ
り、矢線方向へ移動して各ビントレイ40に収容された記
録シート12を位置決め壁48に押し当て、幅方向に関する
記録シート12の整合を行う。従って、このビントレイに
排出された記録シートは、その排出方向に関しては上記
位置決めフランジ42を基準として、また、その幅方向に
関しては上記位置決め壁48を基準として整合される。
尚、符号46はビントレイ40に収容されている記録シート
12の取り出しを容易とするための把持用切欠部である。
【0022】一方、上記シート分配ステージS1には、記
録シートの排出タイミングに応じた所定のタイミングで
ビントレイの切欠部46に向かって進出するガイド部材50
が配設されている。図4及び図5はこのガイド部材50を示
している。上記ガイド部材50はその幅方向の長さが切欠
部46の幅よりも若干短く形成された板状部材であり、上
端の中央付近に形成された吊り下げフランジ51がピン61
によってホルダー60に回転自在に軸支されている。ま
た、ガイド部材50の背面側に突出した連結フランジ52に
はリンク部材53の一端が連結されており、このリンク部
材53の動きに伴って上記ガイド部材がピン61を中心とし
て揺動する。一方、リンク部材53の他端は連結ピン54に
よってソレノイド55に連結されており、ソレノイド55を
動作させるとリンク部材がガイド部材50をビントレイ方
向へ押圧する。また、上記ソレノイド55はビス56によっ
て上記ホルダー60に固定される一方、ホルダー60は図示
外の手段によって上記ハウジング20に固定されている。
更に、上記ホルダー60と連結ピン54との間にはスプリン
グ57による付勢力が働いており、ソレノイド55の非動作
時にはリンク部材53がガイド部材50をビントレイ40と反
対方向へ引っ張るように構成されている。尚、リンク部
材53の移動量すなわちガイド部材50の揺動量は、ホルダ
ー60に螺合するビス58が遊嵌しているリンク部材53の規
制孔59の長さによって調整される。
【0023】そして、上記ガイド部材50は、ソレノイド
55の動作時には実線で示すホームポジションから揺動し
て破線で示す整合ポジションへ設定され、ビントレイ40
の位置決めフランジ42と一直線上に並ぶ。このとき、ガ
イド部材は位置決めフランジ42と相俟って記録シート12
の位置決め用突当て面を構成する。一方、ソレノイドの
非動作時には、ガイド部材50はスプリング57の付勢力に
よって整合ポジションから引き込まれ、ビントレイ40の
移動を妨げないホームポジションへ保持される。
【0024】以上のように構成された本実施例のソータ
において、そのソーティング処理は以下のようにして行
われる。先ず、複写機本体10においてソーティング処理
が選択されると、上記切換えゲート39によって第一シー
ト搬送路32が選択され、これにより上記複写機本体10の
シート排出口11から排出される記録シート12は、上記シ
ート分配ステージS1へ順次搬送される。記録シート12が
シート分配ステージS1でビントレイ40に排出されると、
上記シート出口センサ38がオン→オフに変化するタイミ
ングに同期してビントレイ40が1ピッチだけ上昇若しく
は下降する。このようにしてコピー原稿の1ページ目に
関しては最上段のビントレイ40から記録シート12の収容
を開始し、ビントレイ40を1ピッチずつ上昇させながら
コピー枚数分(例えばn段)のビントレイ40に順次記録シ
ート12を収容する。次いで、原稿の2ページ目に関して
は逆にn段目のビントレイ40から記録シート12の収容を
開始し、ビントレイ40を1ピッチずつ下降させていって
最後に最上段のビントレイ40に記録シート12を収容す
る。以降は上記動作をコピー原稿の各ページに付いて繰
り返し、コピー原稿の最終ページに関する記録シート12
が各ビントレイ40に収容された時点でソーティング処理
は終了する。
【0025】上記ソーティング処理中には、コピー原稿
の各ページ単位のコピー動作の開始毎に、その原稿ペー
ジが複写される記録シート12のサイズ情報が複写機本体
10からソータ20へ送信される。ソータ20ではこのサイズ
情報に基づいて上記タンパ71及びガイド部材50の駆動に
関するプログラムが実行され、各ビントレイ40に収容さ
れた記録シート12の幅方向の整合が行われる。以下、ソ
ーティング処理の流れに沿ってタンパ71及びガイド部材
50の動作を説明する。尚、説明の便宜上、コピー原稿の
各ページ単位のソーティング処理をジョブと称すること
にする。
【0026】ソーティング処理がスタートし、先ずコピ
ー原稿の1ページ目に関する記録シート12のサイズ情報
がソータ20に取り込まれると、図6(a)に示すように、タ
ンパ71は実線のホームポジションから一点鎖線のサイズ
別基準ポジション(記録シート12の収容位置より若干大
きめなポジション)に移動設定される。これにより各ビ
ントレイ40に排出される記録シート12は、その幅方向の
移動がタンパ71によってある程度規制される。コピー原
稿の1ページ目に関するジョブが終了すると、図6(b)に
示すように、タンパ71は実線のサイズ別基準ポジション
から一点鎖線で示す記録シート12の端縁位置に移動設定
され、記録シート12を位置決め壁48へ押し当てた後、再
度サイズ別基準ポジションへ設定される。
【0027】次いで、コピー原稿の2ページ目に関する
記録シート12のサイズ情報がソータ20に取り込まれる
と、このサイズ情報は既に保有されていた前ページジョ
ブに関する記録シート12のサイズ情報と比較される。そ
して、その比較結果、これからソータ20に送られてくる
次ページジョブの記録シート12が前ページジョブの記録
シート12と同一サイズであると判断された場合には、タ
ンパ71はそのままのサイズ別基準ポジションに保持され
る。そして、コピー原稿の2ページ目に関するジョブが
終了すると、前ページジョブの終了時と同様、タンパ71
は端縁位置に移動設定された後にサイズ別基準ポジショ
ンへ設定される。以降は、前ページジョブの記録シート
サイズと次ページジョブの記録シートサイズとが同一で
あると判断される限り、タンパ71は各ジョブ毎に上記動
作を繰り返す。尚、ここで同一サイズの記録シートと
は、A3、A4等のような記録シートのサイズそのものが同
一であることは当然のことながら、A4縦、A4横等のよう
に、記録シートの排出方向も合致していることを意味す
る。
【0028】一方、前ページジョブの記録シートサイズ
と次ページジョブの記録シートサイズとを比較した結
果、これら記録シート12のサイズが異なると判断された
場合には、タンパ71はサイズ別基準ポジションからホー
ムポジションに移動設定され、これ以降はタンパ71をそ
の位置に保持したままソーティング処理が続けられる。
次いで、次ページジョブの記録シート12をビントレイ40
に収容した際に、当該記録シート12のコーナ部がビント
レイ40の切欠部46に位置するか否かがチェックされる。
そして、コーナ部がビントレイ40の切欠部46に位置する
と判断された場合、次ページジョブにおいては記録シー
ト12がビントレイ40に排出される毎に上記ガイド部材50
が整合ポジションに移動設定される。この実施例におい
て、コーナ部が切欠部46に位置する記録シート12はA4
縦、B5縦である。従って、次ページジョブの記録シート
12がA4縦、B5縦のいずれかであれば、ガイド部材50が整
合ポジションに移動設定される。
【0029】図7乃至図9は、前ページジョブの記録シー
トサイズと次ページジョブの記録シートサイズとが異な
る場合の具体例を示すものである。図7に示すように、
ソーティング処理の開始から前ジョブの終了迄はA4横の
記録シート12aがビントレイ40に収容されていたとす
る。このときタンパ71はA4横に応じたサイズ別基準ポジ
ションに設定されている。次ページジョブが開始されて
当該ジョブの記録シートがA4縦であると判断されると、
図8に示すように、タンパ71はホームポジションに移動
設定され、当該ジョブの最初の記録シート12bが1段目の
ビントレイ40に収容される。シート排出センサ38が記録
シート12bの排出を検知すると、図9に示すように、所定
のタイミングでガイド部材50がホームポジションから整
合ポジションヘ移動設定され、記録シート12bのコーナ
部がガイド部材50に突き当たる。この後、ガイド部材50
はビントレイ40の移動と干渉しないホームポジションに
復帰し、2枚目の記録シートの排出に備えて2段目のビン
トレイ40がシート分配ステージS1に移動する。そして、
以降はこの実行中のジョブが終了するまで、記録シート
12bの排出、ガイド部材50の進退、ビントレイ40の移動
を繰り返す。
【0030】また、上記具体例において、次ページジョ
ブの記録シートがA3、B4、B5横等であり、図10に示すよ
うに、このジョブにおいてビントレイに収容された記録
シート12cのコーナ部がビントレイ40の切欠部46に位置
しない場合は、タンパ71及びガイド部材50を共にホーム
ポジションに設定したままの状態で当該ジョブが完遂さ
れる。
【0031】このように本実施例のソータ20では、ガイ
ド部材50を切欠部46に進出させて当該部材50を記録シー
ト12bのコーナ部に突き当てるようにしたので、記録シ
ート12bのコーナ部が切欠部46に落ち込むことがなく、
記録シートが傾いてビントレイに収容されることがな
い。また、タンパ71を用いて記録シート12を整合するこ
とができないとき、すなわち単位ジョブ毎の記録シート
12のサイズが異なるソーティング処理を実行する場合に
限り、カイド部材50を動作させるようにしたので、ソー
ティング処理速度の低下は極力防止される。
【0032】尚、本実施例において、ビントレイ40を上
下動させるための駆動系、ステープラ100の進退移動系
及び処理位置移動系及びステープリング処理の詳細につ
いては、先に出願した特開平4-82793号公報の記載と同
一なので、これらの説明は省略する。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のシー
ト分配収容装置によれば、後処理用切欠部に進出したガ
イド部材の一面がビントレイに収容された記録シートの
位置決め用突き当て面の一部を構成するので、記録シー
トのコーナ部が上記後処理用切欠部に落ち込むようなこ
とがなく、ビントレイに収容された記録シートを所定の
基準位置に整合することが可能となる。
【0034】また、このようにして記録シートのコーナ
部が当該切欠部に落ち込むことを防止できるので、ビン
トレイの後処理用切欠部を大きく形成することができ、
例えばステープリング処理位置の広範囲化等、後処理機
能の多様化に対応するすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシート分配収容装置の構成を示す概
略図である。
【図2】 第一実施例に係るシート分配収容装置の概略
を示す断面図である。
【図3】 第一実施例に係る装置の後処理ステージを示
す平面図である。
【図4】 第一実施例に係る装置のガイド部材を示す平
面図である。
【図5】 第一実施例に係る装置のガイド部材を示す断
面図である。
【図6】 ソーティング処理おけるタンパの動作を示す
拡大図である。
【図7】〜
【図10】記録シートのサイズに応じたタンパ及びガイ
ド部材の動作を示す説明図である。
【図11】 従来のシート分配収容装置における問題点
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…記録シート、2…ビントレイ、3…後処理用切欠部、4
…ガイド部材、5…位置決め用突当て面、6…制御手段、
7…ミックスサイズ検知手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録装置のシート排出口から排出さ
    れた記録シートを予め設定されたシート分配ステージま
    で搬送するシート搬送手段と、所定のピッチで上下方向
    に複数段積み重ねられ、記録シートの分配タイミングに
    応じて上記シート分配ステージに順次移動するビントレ
    イと、このビントレイの縁部に形成された後処理用切欠
    部に挿入され、各ビントレイに分配収容された記録シー
    トの縁部に対し必要に応じて後処理を行う後処理手段と
    を備えたシート分配収容装置において、 上記シート分配ステージには、記録シートの排出タイミ
    ングに同期した所定のタイミングで上記ビントレイの後
    処理用切欠部に向かって進出し、且つ、ビントレイの移
    動の際には後処理用切欠部から後退するガイド部材を配
    設し、 当該ガイド部材の進出時には、このガイド部材の一面が
    上記ビントレイに収容された記録シートの位置決め用突
    当て面の一部を構成することを特徴とするシート分配収
    容装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート分配収容装置にお
    いて、 上記ガイド部材を進退させる制御手段は、一のビントレ
    イに排出される記録シートのサイズを先に当該ビントレ
    イに収容された記録シートのサイズと比較するミックス
    サイズ検知手段を有し、 排出される記録シートのサイズが先に収容されている記
    録シートのサイズと合致しなくなった時点から上記ガイ
    ド部材の進退を開始することを特徴とするシート分配収
    容装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20150289051A1 (en) * 2014-04-03 2015-10-08 Merry Electronics (Shenzhen) Co., Ltd. Water-repellent earphone
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