JPH06325264A - 避難誘導支援システム - Google Patents

避難誘導支援システム

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JPH06325264A
JPH06325264A JP11061593A JP11061593A JPH06325264A JP H06325264 A JPH06325264 A JP H06325264A JP 11061593 A JP11061593 A JP 11061593A JP 11061593 A JP11061593 A JP 11061593A JP H06325264 A JPH06325264 A JP H06325264A
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JP
Japan
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fire
lighting
people
color
system controller
Prior art date
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Application number
JP11061593A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kase
昌彦 加瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は地下街や建屋内において火災等が発
生したとき、地下街や建屋内に設けられている照明装置
を使用して中にいる人々を安全な区域まで確実に誘導さ
せ、これによって中にいる人々の安全性を大幅に向上さ
せる。 【構成】 誘導システムコントローラ15によって防災
システムコントローラ13からの延焼情報を取り込むと
ともに、この延焼情報に基づいて各防火区域毎の危険度
や避難方向を判定し、この判定結果に基づいて各防火区
域毎に各照光制御装置16〜18を制御して各天井照明
機器4および各中間照明機器5、各ダウンライト機器6
の色を赤色または黄色、緑色のいずれかに変えたり、点
滅させたりして通路3内の人々を安全な区域に誘導す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地下街や建物内に設けら
ている照明装置を使用して非常時に人々を誘導し、安全
な区域に避難させる避難誘導支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】地下街や建屋のうち、一定以上の規模を
有する地下街や建屋では、火災などの非常事態が発生し
たとき、中にいる人々を安全な地域に誘導するシステム
として、誘導灯や非常口を備えることが義務付けられて
いる。
【0003】そして、火災が発生した場合、まず音響や
音声によって人々に非常事態が発生したことを知らせる
とともに、誘導灯などによって非常口などの位置を知ら
せてこれらの人々を安全な区域まで避難させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の避難誘導システムにおいては、非常口やこの非
常口の位置を示す誘導灯などが見える人々を安全な区域
に誘導することができるものの、非常口などの位置を示
す誘導灯などが見えない所にいる人々に対し、安全な避
難方向を知らせることができない。
【0005】このため、音響や音声による通報を受けて
人々に避難行動をとらせることができるものの、これら
の人々の中には、誘導灯や非常口を探し回り、むしろ危
険な地域に入り込んでしまったり、音響や音声による通
報でパニック状態に陥り、安全な地域にいる人々に対し
て不要な避難を誘発してしまうことがあった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑み、地下街や建屋
内において火災等が発生したとき、地下街や建屋内に設
けられている照明装置を使用して中にいる人々を安全な
区域まで確実に誘導させることができ、これによって中
にいる人々の安全性を大幅に向上させることができる避
難誘導支援システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による避難誘導支援システムは、非常時に人
々を誘導する必要がある場所に予め指定された区域毎に
設けられ、外部からの信号に基づいて照明色の変更また
は点滅の有無のうち、少なくともいずれか一方を行なう
照明機器と、非常事態が発生したとき、各区域毎に安全
な方向を判定し、各区域の照明機器の照明色の変更また
は点滅の有無を制御して人々を誘導する誘導システムコ
ントローラとを備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成において、非常事態が発生したと
き、誘導システムコントローラによって各区域毎に安全
な方向が判定されるとともに、この判定結果に基づいて
非常時に人々を誘導する必要がある場所に配置された各
照明機器が各区域毎に、その照明色が変更されたり、点
滅させられたりし、これによって人々が安全な方向に誘
導される。
【0009】
【実施例】図1は本発明による避難誘導支援システムの
一実施例を示すブロック図である。
【0010】この図に示す避難誘導支援システムは防災
装置1と、誘導装置2とを備えており、地下街や建屋内
などの通路3において、火災などが発生したとき、防災
装置1によってこれを検知して音響や音声で通路3内に
いる人々に火災などの非常事態が発生したことを知らせ
るとともに、誘導装置2によって通路3内に設けられて
いる各天井照明機器4や各中間照明機器5、各ダウンラ
イト機器6の色を各防火区域毎に赤色または黄色、緑色
のいずれかに変えたり、点滅させたりして人々を安全な
区域に誘導する。
【0011】防災装置1は通路3の天井7や壁8などに
設けられ、炎を検出したとき、炎検知信号を出力する炎
検知器9と、通路3の天井7や壁8などに設けられ、煙
りを検出したとき、煙り検知信号を出力する煙り検知器
10と、通路3の壁8などに設けられ、人によって押さ
れたとき、火災通報信号を出力する通報器11と、前記
通路3の天井7や壁8などに設けられ、火災を発見した
人などによって開状態にされたとき、通路3内の排煙を
行なうとともに、排煙検知信号を出力する排煙口開口装
置12と、これらの炎検知器9の出力および煙り検知器
10の出力、通報器11の出力、排煙口開口装置12の
出力に基づいて前記通路3内で火災が発生したかどうか
を総合的に判断して、火災発生と判断したとき、非常放
送信号や延焼情報などを生成する防災システムコントロ
ーラ13と、前記通路3の天井7や壁8などに設けら
れ、前記防災システムコントローラ13から非常放送信
号が出力されたとき、この非常放送信号に応じた非常音
声を出して通路3内の人々に火災が発生したことを知ら
せるスピーカ14とを備えている。
【0012】そして、防災装置1は通路3内で火災が発
生したとき、防災システムコントローラ13によって炎
検知器9の出力および煙り検知器10の出力、通報器1
1の出力、排煙口開口装置12の出力に基づきこれを検
知して予め設定されているメッセージを示す非常放送信
号を生成し、スピーカ14から音声で非常放送を行なう
とともに、延焼情報を生成してこれを誘導装置2に供給
する。
【0013】誘導装置2は誘導システムコントローラ1
5と、複数の照光制御装置16〜18と、複数の天井照
明機器4と、複数の中間照明機器5と、複数のダウンラ
イト機器6とを備えており、前記防災システムコントロ
ーラ13によって火災が発生したと判定されたとき、誘
導システムコントローラ15によって前記防災システム
コントローラ13からの延焼情報を取り込むとともに、
この延焼情報に基づいて各防火区域毎の危険度や避難方
向を判定し、この判定結果に基づいて各防火区域毎に各
照光制御装置16〜18を制御して各天井照明機器4お
よび各中間照明機器5、各ダウンライト機器6の色を赤
色または黄色、緑色のいずれかに変えたり、点滅させた
りして通路3内の人々を安全な区域に誘導する。
【0014】誘導システムコントローラ15は前記防災
システムコントローラ13から出力される延焼情報を取
り込むインタフェース回路やこのインタフェース回路に
よって取り込まれた延焼情報を処理して各防火区域毎の
危険度や避難方向を判定して各防火区域毎に照明制御信
号を生成するプロセッサなどを備えており、前記防災シ
ステムコントローラ13から出力される延焼情報を取り
込んで各防火区域毎の危険度や避難方向を判定して各防
火区域毎に照明制御信号を生成し、これを各照光制御装
置16〜18に供給する。
【0015】各照光制御装置16〜18は各々、各防火
区域毎に複数個設けられており、前記誘導システムコン
トローラ15から出力される照明制御信号を取り込むと
ともに、この照明制御信号によって指定された色や点滅
速度を判定し、この判定結果に基づいて色指定信号や点
滅指令信号を生成してこれを各天井照明機器4や各中間
照明機器5、各ダウンライト機器6のうち、接続されて
いる照明機器に供給する。
【0016】各天井照明機器4は各々、図2に示す如く
通路3の天井7に取り付けられる取付け板20と、この
取付け板20に着脱自在に填込まれる透明または半透明
なカバー21と、このカバー21と前記取付け板20と
によって形成される空間22に配置され、電源スイッチ
が入れられたときに点灯した後、対応する照光制御装置
16から点滅指令信号が出力されているときに点滅する
複数のライト23と、前記空間22内の前記各ライト2
3と前記取付け板20との間に配置され、無色、赤色、
黄色、緑色の色スクリーンを持つスクリーンテープ24
が巻付けられている供給リール25と、この供給リール
25から繰り出されるスクリーンテープ24をガイドし
て前記ライト23とカバー21との間に位置させる複数
のリール27と、対応する照光制御装置16から色指定
信号が供給されたとき、前記供給リール25に巻付けら
れているスクリーンテープ24の巻き取りや巻き戻しを
行なって前記各ライト23とカバー21との間に指定さ
れた色のスクリーンを配置し、照明色を変更する巻取リ
ール26とを備えている。
【0017】そして、電源スイッチが入れられたとき、
各ライト23を点灯させる。この後、対応する照光制御
装置16から出力される色指定信号に基づいて供給リー
ル25と巻取リール26とを動作させてスクリーンテー
プ24の指定された色部分を前記各ライト23とカバー
21との間に配置させて無色または赤色、黄色、緑色の
うち、指定された色で通路3内を照明し、さらに対応す
る照光制御装置16から点滅指令信号が出力されたと
き、各ライト23を点滅させる。
【0018】また、各中間照明機器5は各々、前記天井
照明機器4と同様に構成されて通路3内の壁8などに取
り付けられており、電源スイッチが入れられたとき、各
ライトを点灯させるとともに、対応する照光制御装置1
7から出力される色指定信号に基づいて供給リールと巻
取リールとを動作させてスクリーンテープの指定された
色部分を前記各ライトとカバーとの間に配置させて無色
または赤色、黄色、緑色のうち、指定された色で通路3
内を照明し、さらに対応する照光制御装置17から点滅
指令信号が出力されたとき、各ライトを点滅させる。
【0019】また、各ダウンライト機器6は各々、前記
天井照明機器4や中間照明機器5と同様に構成されて、
通路3内の壁8などに取り付けられており、電源スイッ
チが入れられたとき、各ライトを点灯させるとともに、
対応する照光制御装置18から出力される色指定信号に
基づいて供給リールと巻取リールとを動作させてスクリ
ーンテープの指定された色部分を前記各ライトとカバー
との間に配置させて無色または赤色、黄色、緑色のう
ち、指定された色で通路3内を照明し、さらに対応する
照光制御装置18から点滅指令信号が出力されたとき、
各ライトを点滅させる。
【0020】次に、図1に示すブロック図および図2に
示す断面図、図3に示す模式図を参照しながら、この実
施例の動作を説明する。
【0021】まず、照明用の電源スイッチが入れられる
と、各防火区域の天井照明機器4や中間照明機器5、ダ
ウンライト機器6を点灯させて通路3内を照明する。
【0022】そして、通路3内で火災が発生すると、防
災システムコントローラ13によって炎検知器9の出力
および煙り検知器10の出力、通報器11の出力、排煙
口開口装置12の出力に基づきこれが検知されて予め設
定されているメッセージを示す非常放送信号が生成さ
れ、これが通路3内に設けられたスピーカ14から音声
で放送され、通路3内の人々に火災の発生が知らされる
とともに、延焼情報が生成される。
【0023】また、この動作と並行して、防災システム
コントローラ13によって火災が発生したと判定された
とき、誘導システムコントローラ15によって前記防災
システムコントローラ13からの延焼情報が取り込まれ
るとともに、この延焼情報に基づいて各防火区域毎の危
険度や避難方向が判定され、この判定結果に基づいて各
防火区域毎に各照光制御装置16〜18が制御されて各
天井照明機器4および各中間照明機器5、各ダウンライ
ト機器6の色が赤色または黄色、緑色のいずれかに変え
られたり、点滅さられせたりして通路3内の人々を安全
な区域に誘導する。
【0024】これによって、例えば図3に示す如く通路
3内の一部30で火災が発生すれば、誘導システムコン
トローラ15によって各防火区域毎に各照光制御装置1
6〜18が制御されて火災発生地点(一部30)を含む
防火区域31内にある天井照明機器4の照明色および中
間照明機器5の照明色、ダウンライト機器6の照明色が
無色から赤色に変更されるとともに、点滅され、この防
火区域31に隣接する防火区域32、33内にある天井
照明機器4の照明色および中間照明機器5の照明色、ダ
ウンライト機器6の照明色が無色から赤色に変更され、
さらにこれらの各防火区域32、33に隣接する各防火
区域34、35、36内にある天井照明機器4の照明色
および中間照明機器5の照明色、ダウンライト機器6の
照明色が無色から黄色に変更される。
【0025】さらに、これらの各防火区域34、35、
36に隣接する各防火区域37、38、39、40内に
ある天井照明機器4の照明色および中間照明機器5の照
明色、ダウンライト機器6の照明色が無色から緑色に変
更される。
【0026】したがって、通路3内にいる人々が通路3
内の天井照明機器4の照明色および中間照明機器5の照
明色、ダウンライト機器6の照明色を見ながら、赤色の
点滅→赤色の点灯→黄色の点灯→緑色の点灯の順に進む
だけで、安全な区域に避難することができる。
【0027】このようにこの実施例においては、誘導シ
ステムコントローラ15によって防災システムコントロ
ーラ13からの延焼情報を取り込むとともに、この延焼
情報に基づいて各防火区域毎の危険度や避難方向を判定
し、この判定結果に基づいて各防火区域毎に各照光制御
装置16〜18を制御して各天井照明機器4および各中
間照明機器5、各ダウンライト機器6の色を赤色または
黄色、緑色のいずれかに変えたり、点滅させたりして通
路3内の人々を安全な区域に誘導するようにしたので、
地下街や建屋内において火災等が発生したとき、地下街
や建屋内に設けられている照明装置を使用して中にいる
人々を安全な区域まで確実に誘導させることができ、こ
れによって中にいる人々の安全性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0028】また、この実施例においては、通路3内を
面照明している天井照明機器4や中間照明機器5、ダウ
ンライト機器6などの照明色を変更したり、点滅させた
りして通路3内の人々を安全な区域に誘導するようにし
ているので、従来の誘導灯のように、人々の視界外にな
るのを防止することができ、これによって通路3内の人
々を確実に誘導することができる。
【0029】また、上述した実施例においては、各天井
照明機器4や各中間照明機器5、各ダウンライト機器6
内に設けられた供給リール25および巻取リール26に
よってスクリーンテープ24を繰り出して、これら各天
井照明機器4や各中間照明機器5、各ダウンライト機器
6の照明色を変更するようにしているが、通常の照明器
具に赤色、緑色などに色を切り替えることができる蛍光
灯を設けて各天井照明機器4や各中間照明機器5、各ダ
ウンライト機器6を構成するようにしても良い。
【0030】このようにすることにより、照光制御装置
16〜18の駆動方式を変更するだけで、これら天井照
明機器4や中間照明機器5、ダウンライト機器6内の蛍
光灯の色を直接、変更し、照明色を変更することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
下街や建屋内において火災等が発生したとき、地下街や
建屋内に設けられている照明装置を使用して中にいる人
々を安全な区域まで確実に誘導させることができ、これ
によって中にいる人々の安全性を大幅に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による避難誘導支援システムの一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す天井照明機器の詳細な構成例を示す
断面図である。
【図3】図1に示す避難誘導支援システムの動作例を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 防災装置 2 誘導装置 3 通路 4 天井照明機器 5 中間照明機器 6 ダウンライト機器 7 天井 8 壁 9 炎検知器 10 煙り検知器 11 通報器 12 排煙口開口装置 13 防災システムコントローラ 14 スピーカ 15 誘導システムコントローラ 16〜18 照光制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常時に人々を誘導する必要がある場所
    に予め指定された区域毎に設けられ、外部からの信号に
    基づいて照明色の変更または点滅の有無のうち、少なく
    ともいずれか一方を行なう照明機器と、 非常事態が発生したとき、各区域毎に安全な方向を判定
    し、各区域の照明機器の照明色の変更または点滅の有無
    を制御して人々を誘導する誘導システムコントローラ
    と、 を備えたことを特徴とする避難誘導支援システム。
JP11061593A 1993-05-12 1993-05-12 避難誘導支援システム Pending JPH06325264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061593A JPH06325264A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 避難誘導支援システム

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JP11061593A JPH06325264A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 避難誘導支援システム

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JPH06325264A true JPH06325264A (ja) 1994-11-25

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ID=14540311

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