JPH06325039A - 情報処理システムの保守管理方式 - Google Patents

情報処理システムの保守管理方式

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Publication number
JPH06325039A
JPH06325039A JP11352793A JP11352793A JPH06325039A JP H06325039 A JPH06325039 A JP H06325039A JP 11352793 A JP11352793 A JP 11352793A JP 11352793 A JP11352793 A JP 11352793A JP H06325039 A JPH06325039 A JP H06325039A
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JP
Japan
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maintenance
maintenance person
storage area
schedule
repair time
Prior art date
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Withdrawn
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JP11352793A
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English (en)
Inventor
Fumio Sasaki
文男 佐々木
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NIPPON DENKI FIELD SERVICE
NEC Fielding Ltd
Original Assignee
NIPPON DENKI FIELD SERVICE
NEC Fielding Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受付けた障害に対して出動させる保守担当者
がその障害の修復を完了させるために必要な時間と、次
に発生する障害の修復を完了させるために必要な時間と
を演算し、それらの合計が最小となる保守担当者を選択
する。 【効果】 次回に障害が発生したときを配慮した適切な
保守担当者を選ぶことが可能になり、従って合理的な保
守管理システムを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央処理装置と主記憶
装置と磁気ディスク装置と入出力装置とを備える情報処
理システムの保守管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の情報処理システムの保守管
理方式の一例を示すブロック図、図10は図9の例のス
ケジュールファイルの内容の一例を示すフォーマット
図、図11は図9の例のスキルファイルの内容の一例を
示すフォーマット図、図12は図9の例のスケジュール
テーブルの内容の一例を示すフォーマット図、図13は
図9の例のスキルテーブルの内容の一例を示すフォーマ
ット図、図14は図9の例の保守者決定作業記憶領域の
内容の一例を示すフォーマット図、図15は図9の例の
テーブル作成部の動作を示すフローチャート、図16は
図9の例の保守者決定部の動作を示すフローチャート、
図17は図9の例の障害情報記憶領域の内容の一例を示
すフォーマット図である。
【0003】中央処理装置と主記憶装置と磁気ディスク
装置と入出力装置とを備える従来の情報処理システムの
保守管理方式は、図9に示すように、スキルファイル2
6とスケジュールファイル28とを磁気ディスク装置2
4に設け、障害情報記憶領域29とスキルテーブル30
とスケジュールテーブル32と保守者決定作業記憶領域
33とを主記憶装置35に設け、障害情報受付部34と
テーブル作成部35と保守者決定部36と出動者出力部
37とスケジュール登録部38とを中央処理装置21に
設け、入出力装置22から情報を入力し、処理結果を入
出力装置22に出力している。
【0004】スケジュールファイル28は、図10に示
すように、保守作業を行う予定日の日付28aと、その
保守作業を行う担当者の番号である保守者番号28b
と、その保守担当者が作業を開始する予定の開始予定時
刻28cと、作業を終了する予定の終了所定時刻28d
とを、保守者番号順に格納している。
【0005】スキルファイル26は、図11に示すよう
に、保守者番号26aと、保守対象の装置を識別するた
めの装置識別コード26bと、各保守者の各保守対象装
置に対する熟練度を示すスキル値26cとを格納してい
る。
【0006】スケジュールテーブル32は、図12に示
すように、各保守担当者を示す保守者番号32b毎に、
一日を一定時間間隔で区切った各時間32aについて、
出動可能であるか否かを示すフラグ(予定フラグ)を付
けたものであり、フラグの値が“0”のときは出動可能
であり、フラグの値が“1”のときは出動不可能であ
る。これを全保守者について保守者番号順に並べてあ
る。
【0007】スキルテーブル30は、図13に示すよう
に、保守者番号30b毎に、保守対象の各装置に対する
熟練度を示すスキル値を、装置識別コード30aと共に
格納したものであり、これを全保守者について保守者番
号順に並べてある。
【0008】保守者決定作業記憶領域33は、図14に
示すように、対象の装置に対して出動可能な保守者の保
守者番号33aとそれに関するスキル値33bとを対と
して記憶する。
【0009】障害情報記憶領域29は、図17に示すよ
うに、障害発生を受付けた装置の装置識別コード29a
と、障害発生時刻29bとを記憶する。
【0010】上述のように構成した従来の情報処理シス
テムの保守管理方式は、次のように動作する。
【0011】保守対象の装置のうち、ある保守対象装置
において障害が発生したとき、障害情報受付部34は、
入出力装置22から障害情報を入力し、障害情報記憶領
域29に対して障害を発生した装置の装置識別コード2
9aと障害発生時刻29bとを送って記憶させる。
【0012】次に、テーブル作成部35は、図15に示
すように、スケジュールファイル28から当日分の保守
者の予定情報を読出し、スケジュールテーブル32のそ
の日の予定フラグを書換えて格納する(ステップ35
a)。この処理は、スケジュールファイル28の日付が
変るまで、またはスケジュールファイル28が最終とな
るまで繰返えす。なお、スケジュールファイル28は、
予定フラグの初期値が“0”であり、スケジュールがな
い保守者は出動可能としてある。
【0013】次に、スキルファイル26からスキルテー
ブル30に保守者の対象装置に関するスキル値を転記す
る(ステップ35b)。この処理は、スキルファイル2
6のデータがすべて終了するまで繰返えす。なお、保守
者がスキル値を持っていない場合は、スキル値を“0”
とする。
【0014】次に、保守者決定部36は、図16に示す
手順によって保守担当者の決定を行う。
【0015】まず障害情報記憶領域29から装置識別コ
ード29aと障害発生時刻29bとを読出す(ステップ
36a)。続いて、その障害発生時刻に基いて、別途定
めた時間だけ連続して出動可能な保守者をスケジュール
テーブル32から選択する。また、その障害を発生した
装置に対するスキルを保有している保守者をスケジュー
ルテーブル32から選択する(ステップ36b)。次
に、上記の両者を満足する保守担当者の保守者番号およ
びスキル値を保守者決定作業記憶領域33に転記する
(ステップ36c)。次に保守者決定作業記憶領域33
から最大のスキル値を有する保守担当者の保守者番号を
選択して出動者出力部37に送る(ステップ36d)。
【0016】出動者出力部37は、保守者決定部36か
ら入力した保守者番号を入出力装置22に出力する。
【0017】次にスケジュール登録部38は、保守担当
者が出動したとき、入出力装置22からその保守担当者
の保守者番号と出動時刻と完了予定時刻とを入力し、そ
れらをスケジュールファイル28に書込む。また作業が
完了して保守担当者が帰着したとき、入出力装置22か
らその保守担当者の保守者番号と完了時刻とを入力し、
スケジュールファイル28の完了予定時刻を書換える。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
情報処理システムの保守管理方式は、障害が発生する度
にスキル値等によって保守者を決定し、次回の障害発生
に対する予測と保守者の確保とを行っていないため、次
回に障害が発生したとき、適当な保守者を選ぶことがで
きないことがあるという問題点を有している。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムの保守管理方式は、保守担当者の保守対象装置毎の過
去の平均修復時間を格納する作業実績ファイルと、前記
保守対象装置の過去の障害の平均故障間隔と稼働数と修
復時間の基準値とを格納する装置実績ファイルと、前記
保守担当者の予定に関する情報を格納するスケジュール
ファイルとを磁気ディスク装置に設け、障害情報を格納
する障害情報記憶領域と、各前記保守担当者の前記保守
対象装置毎の平均修復時間を格納する修復時間テーブル
と、前記保守対象装置の過去の障害の平均故障間隔と稼
働数と修復時間の基準値とを格納する装置実績テーブル
と、各前記保守担当者のスケジュールを格納するスケジ
ュールテーブルと、障害に対応するために出動する保守
者を決定するための演算データを格納する保守者決定作
業記憶領域とを主記憶装置に設け、入出力装置から入力
した障害情報を前記障害情報記憶領域に記録する障害情
報受付部と、前記修復時間テーブルおよび前記装置実績
テーブルおよび前記スケジュールテーブルの作成を行う
テーブル作成部と、前記修復時間テーブルおよび前記装
置実績テーブルおよび前記スケジュールテーブルを用い
て出動させる保守担当者を決定する保守者決定部と、前
記保守者決定部で決定した保守担当者を前記入出力装置
に対して出力する出動者出力部と、各前記保守担当者の
出動情報および作業完了情報を前記入出力装置から入力
して前記スケジュールファイルに格納するスケジュール
登録部とを中央処理装置に設け、更に、前記作業実績フ
ァイルに前記保守担当者の各前記保守対象装置に対する
平均修復時間と保守者番号と装置識別コードとを格納
し、前記装置実績ファイルに前記保守対象装置毎に装置
識別コードと過去の障害の平均故障間隔と稼働数と修復
時間の基準値と障害に対応するために許される最大の修
復時間とを格納し、前記修復時間テーブルに前記保守担
当者毎に各前記保守対象装置に対する平均修復時間を保
守者番号と共に格納し、前記装置実績テーブルに前記保
守対象装置毎に装置識別コードと平均故障間隔と稼働数
と標準修復時間と最大修復時間とを格納し、前記保守者
決定作業記憶領域に総修復時間テーブルと次回要求MT
TRテーブルと障害装置記憶領域と次回障害装置記憶領
域と保守者候補記憶領域と次回保守者候補記憶領域とを
設けたものである。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例を示すブロック
図、図2は図1の実施例の作業実績ファイルの内容の一
例を示すフォーマット図、図3は図1の実施例の装置実
績ファイルの内容の一例を示すフォーマット図、図4は
図1の実施例の修復時間テーブルの内容の一例を示すフ
ォーマット図、図5は図1の実施例の装置実績テーブル
の内容の一例を示すフォーマット図、図6は図1の実施
例の保守者決定作業記憶領域の内容の一例を示すフォー
マット図、図7は図1の実施例のテーブル作成部の動作
を示すフローチャート、図8は図1の実施例の保守者決
定部の動作を示すフローチャートである。
【0022】図1に示すように、情報処理装置1の磁気
ディスク装置4には、保守担当者の保守対象装置毎の過
去の平均修復時間を格納する作業実績ファイル6と、保
守対象装置の過去の障害の平均故障間隔と稼働数と修復
時間の基準値とを格納する装置実績ファイル7と、保守
担当者の予定に関する情報を格納するスケジュールファ
イル8とを設けてある。
【0023】主記憶装置5には、障害情報を格納する障
害情報記憶領域9と、各保守担当者の保守対象装置毎の
平均修復時間を格納する修復時間テーブル10と、保守
対象装置の過去の障害の平均故障間隔と稼働数と修復時
間の基準値とを格納する装置実績テーブル11と、各保
守担当者のスケジュールを格納するスケジュールテーブ
ル12と、障害に対応するために出動する保守者を決定
するための演算データを格納する保守者決定作業記憶領
域13とを設けてある。
【0024】中央処理装置3には、入出力装置2から入
力した障害情報を障害情報記憶領域9に記録する障害情
報受付部14と、修復時間テーブル10および装置実績
テーブル11およびスケジュールテーブル12の作成を
行うテーブル作成部15と、修復時間テーブル10およ
び装置実績テーブル11およびスケジュールテーブル1
2を用いて出動させる保守担当者を決定する保守者決定
部16と、保守者決定部16で決定した保守担当者を入
出力装置2に対して出力する出動者出力部17と、各保
守担当者の出動情報および作業完了情報を入出力装置2
から入力してスケジュールファイル8に格納するスケジ
ュール登録部18とをに設けてある。
【0025】作業実績ファイル6は、図2に示すよう
に、保守対象装置毎に保守担当者が過去に行った作業の
実績情報から、その保守担当者の各保守対象装置に対す
る平均修復時間(これをMTTRという)6cを保守者
番号6aおよび装置識別コード6bと共に格納してい
る。
【0026】装置実績ファイル7は、図3に示すよう
に、保守対象装置毎に、装置識別コード7aと、各保守
対象装置の過去の障害の平均故障間隔(これをMTBF
という)7bと、各保守対象装置の稼働数7cと、修復
時間の基準値(標準MTTR)7dと、障害に対応する
ために許される最大の修復時間(最大MTTR)7eと
を、装置識別コード順に格納している。
【0027】修復時間テーブル10は、図4に示すよう
に、保守担当者毎に、各保守対象装置(装置識別コード
10b)に対するMTTRをその保守者番号10aと共
に格納している。保守担当者が特定の保守対象装置に対
して作業実績がない場合は、その保守対象装置のMTT
Rを格納する領域に、フラグとして“*”を格納する。
修復時間テーブル10は、全保守担当者に関する上記の
データを格納している。
【0028】装置実績テーブル11は、図5に示すよう
に、保守対象装置毎に、装置識別コード11aとMTB
F11bと、稼働数11cと、標準MTTR11dと、
最大MTTR11eとを格納している。装置実績テーブ
ル11は、全保守対象装置に関する上記のデータを格納
している。
【0029】保守者決定作業記憶領域13は、図6に示
すように、総修復時間テーブル13aと、次回要求MT
TRテーブル13bと、障害装置記憶領域13cと、次
回障害装置記憶領域13dと、保守者候補記憶領域13
eと、次回保守者候補記憶領域13fとを有している。
【0030】総修復時間テーブル13aは、現在保守担
当者を出動させる対象となっている装置に対して、出動
させることができる保守担当者の保守者番号とその保守
者の保守対象装置に関するMTTR(一次障害MTT
R)と次回要求修復時間とを組として格納している。次
回要求修復時間は、次に発生する可能性のある障害の処
理のときに要求される修復時間である。総修復時間テー
ブル13aは、これらのデータを保守者番号順に格納し
ている。
【0031】次回要求MTTRテーブル13bは、次に
保守対象装置に障害が発生したとき、出動させることが
できる保守担当者のMTTRの最小値をその保守対象装
置の装置識別コード13bと共に格納している。これら
のデータは、装置識別コード順に格納している。
【0032】障害装置記憶領域13cは、現在障害が発
生している保守対象装置の装置識別コードを格納する領
域で、(X1)と記述する。
【0033】次回障害装置記憶領域13dは、次に障害
を発生する可能性のある保守対象装置の装置識別コード
を格納する領域で、(X2)と記述する。
【0034】保守者候補記憶領域13eは、現在障害が
発生している保守対象装置に対して出動させることがで
きる保守担当者の保守者番号を格納する領域で、(Y
1)と記述する。
【0035】次回保守者候補記憶領域13fは、次に障
害を発生する可能性のある保守対象装置に対して出動さ
せることができる保守担当者の保守者番号を格納する領
域で、(Y2)と記述する。
【0036】X1およびX2は、以後の説明において、
上記の各テーブルにおいて保守対象装置を示すときの指
標として用い、Y1およびY2は、上記の各テーブルに
おいて保守担当者を示すときの指標として用いる。例え
ば、次回要求MTTRテーブル13bの1つの保守対象
装置の最小MTTRを表すときは、最小MTTR(X
2)と記述する。
【0037】次に、上述のように構成した情報処理シス
テムの保守管理方式の動作について説明する。
【0038】ある保守対象装置において障害が発生した
ときの障害情報受付動作は、図9に示した従来例の動作
と同じであるので、詳細な記述は省略する。
【0039】テーブル作成部15は、図7に示すよう
に、スケジュールファイル8から当日分の保守者の予定
情報を読出し、スケジュールテーブル12のその日の予
定フラグを書換えて格納する(ステップ15a)。この
処理は、スケジュールファイル8の日付が変るまで、ま
たはスケジュールファイル8が最終となるまで繰返え
す。なお、スケジュールファイル8は、予定フラグの初
期値が“0”であり、スケジュールがない保守者は出動
可能としてある。
【0040】次に、作業実績ファイル6から保守者番号
6aおよび装置識別コード6bに対応するMTTR6c
を読出し、それを修復時間テーブル10に転記する(ス
テップ15b)。もし作業実績ファイル6にMTTRが
記録されていない欄があった場合は、該当する保守担当
者を選考の対象から外すため、フラグとして“*”を格
納する。上述の処理は、作業実績ファイル6から保守者
番号6aおよび装置識別コード6bの全てに対して行
う。
【0041】次に、装置実績ファイル7のデータを装置
実績テーブル11に転記する(ステップ15c)。この
処理は、装置実績ファイル7の全ての装置識別コードに
ついて完了するまで行う。
【0042】次に、保守者決定部16によって保守者決
定動作を行う。この動作は、図8に示すように、まず障
害情報記憶領域9から装置識別コードと障害発生時刻と
を読出し、装置識別コードを障害装置記憶領域13c
(X1)に転記する(ステップ16a)。
【0043】次に、修復時間テーブル10および装置実
績テーブル11およびスケジュールテーブル12を参照
し、下記の条件をすべて満足する保守担当者を選出する
(ステップ16b)。
【0044】(条件1) スケジュールテーブル12に
おいて、障害発生時刻からその障害発生を発生した保守
対象装置の装置実績テーブル11における標準MTTR
までの間を、連続して出動することができるもの。
【0045】(条件2) 修復時間テーブル10におい
て、障害発生装置のMTTRが装績テーブル11の最大
MTTRを超えず、かつフラグが“*”でないもの。
【0046】次に、ステップ16bで選出した保守担当
者の保守者番号を総修復時間テーブル13aに転記し、
その保守者番号を用いて修復時間テーブル10を参照し
て総修復時間テーブル13aの一次障害MTTR欄に保
守担当者毎に各保守対象装置に対するMTTR値を転記
する。また、次回要求MTTRテーブル13bに装置実
績テーブル11の装置識別コードを全て転記する(ステ
ップ16c)。
【0047】次に、総修復時間テーブル13aに転記し
た保守者番号を一件ずつ先頭から読出し、保守者候補記
憶領域13e(Y1)に記録する(ステップ16d)。
【0048】次に、総修復時間テーブル13aの保守者
番号をすべて読出したか否かを判断し、すべて読出した
場合はステップ16mに移行し、まだ読出していない保
守者番号がある場合はステップ16fに移行する(ステ
ップ16e)。
【0049】ステップ16fにおいては、次回要求MT
TRテーブル13bに転記した装置識別コードを先頭か
ら1件ずつ読取って次回障害装置記憶領域13d(X
2)に転記し、装置実績テーブル11から保守対象装置
のMTBF(X2)と稼働数(X2)とを読取る。
【0050】また、現在発生している障害が復旧するま
での時間(総修復時間テーブル13aの一次障害MTT
R(Y1))内に発生する可能性のある障害件数N(Y
1,X2)を次の式(1)から求める。
【0051】 N(Y1,X2)=(MTTR(Y1)/MTBF(X2))×稼働数(X2)……(1) (但し、MTTR(Y1)は総修復時間テーブル13aの一
次障害MTTRを意味し、MTBF(X2)および稼働数(X
2)は、それぞれ装置実績テーブル11のMTBFおよび
稼働数を意味する。)次に、ステップ16gにおいて、
次回要求MTTRテーブル13bの装置識別コードを最
後まで読取ったか否かを判定し、最後まで読取った場合
はステップ16kに移行し、最後まで読取っていない場
合は、ステップ16hに移行する。
【0052】ステップ16hにおいては、保守者候補記
憶領域13e(Y1)の、保守者番号以外について、総
修復時間テーブル13aに転記されている保守者番号を
先頭から1件ずつ読取って次回保守者候補記憶領域13
f(Y2)に転記する。
【0053】次に、ステップ16iにおいて、総修復時
間テーブル13aの保守者番号を最後まで読取ったか否
かを判定し、最後まで読取った場合はステップ16fに
戻り、最後まで読取っていない場合は、ステップ16j
に移行する。
【0054】ステップ16jにおいては、次回保守者候
補記憶領域13f(Y2)と次回障害装置記憶領域13
d(X2)とを読取り、次回要求MTTRテーブル13
bの最小MTTR(X2)と比較し、最初のMTTR
(X2)よりも今度のMTTR(Y2,X2)が小さい
場合は、最小MTTR(X2)をMTTR(Y2,X
2)に置換えてステップ16hに戻る。
【0055】ステップ16kにおいては、今回出動する
保守担当者の修復時間中に、次回に障害を発生する可能
性のある保守対象装置に対して必要な総修復時間を演算
する。すなわち、次回要求MTTRテーブル13bの最
小MTTR(X2)と、式(1)のN(Y1,X2)と
から、式(2)によって次回必要総修復時間T2(Y
1)を求める。求めた値は、次回要求修復時間(Y1)
として総修復時間テーブル13aに転記する。
【0056】
【0057】ステップ16mにおいては、現在の障害に
対する各保守担当者のMTTRを一次障害MTTR(Y
1)とし、それに式(2)によって求めた次回要求修復
時間T2(Y1)を加算した値をT(Y1)を式(3)
によって求め、それらのうちの最小値を示すY1を決定
する。
【0058】 T(Y1)=一次障害MTTR(Y1)+T2(Y1) ……(3) (但し、一次障害MTTR(Y1)は総修復時間テーブル1
3aの一次障害MTTRを意味し、T2(Y1)) は、
は総修復時間テーブル13aの次回要求修復時間を意味
する。)このようにして求めたY1を今回出動させる保
守担当者の保守者番号として出動者出力部17に通知す
る。
【0059】出動者出力部17の動作については、図9
に示した従来例の動作と同じであるので、詳細な記述は
省略する。また、スケジュール登録部18の動作につい
ても、図9に示した従来例の動作と同じであるので、詳
細な記述は省略する。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報処理
システムの保守管理方式は、受付けた障害に対して出動
させる保守担当者がその障害の修復を完了させるために
必要な時間と、次に発生する障害の修復を完了させるた
めに必要な時間とを演算し、それらの合計が最小となる
保守担当者を選択することにより、次回に障害が発生し
たときを配慮した適切な保守担当者を選ぶことが可能に
なるという効果があり、従って合理的な保守管理システ
ムを得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の作業実績ファイルの内容の一例
を示すフォーマット図である。
【図3】図1の実施例の装置実績ファイルの内容の一例
を示すフォーマット図である。
【図4】図1の実施例の修復時間テーブルの内容の一例
を示すフォーマット図である。
【図5】図1の実施例の装置実績テーブルの内容の一例
を示すフォーマット図である。
【図6】図1の実施例の保守者決定作業記憶領域の内容
の一例を示すフォーマット図である。
【図7】図1の実施例のテーブル作成部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】図1の実施例の保守者決定部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】従来の情報処理システムの保守管理方式の一例
を示すブロック図である。
【図10】図9の例のスケジュールファイルの内容の一
例を示すフォーマット図である。
【図11】図9の例のスキルファイルの内容の一例を示
すフォーマット図である。
【図12】図9の例のスケジュールテーブルの内容の一
例を示すフォーマット図である。
【図13】図9の例のスキルテーブルの内容の一例を示
すフォーマット図である。
【図14】図9の例の保守者決定作業記憶領域の内容の
一例を示すフォーマット図である。
【図15】図9の例のテーブル作成部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図16】図9の例の保守者決定部の動作を示すフロー
チャートである。
【図17】図9の例の障害情報記憶領域の内容の一例を
示すフォーマット図である。
【符号の説明】
1・21 情報処理装置 2・22 入出力装置 3・23 中央処理装置 4・24 磁気ディスク装置 5 主記憶装置 6 作業実績ファイル 6a・10a 保守者番号 6b・7a・10b・11a 装置識別コード 6c 平均修復時間(MTTR) 7 装置実績ファイル 7b 平均故障間隔(MTBF) 7c 稼働数 7d 修復時間の基準値(標準MTTR) 7e 最大の修復時間(最大MTTR) 8・28 スケジュールファイル 9・29 障害情報記憶領域 10 修復時間テーブル 11b MTBF 11c 稼働数 11d 標準MTTR 11e 最大MTTR 12・32 スケジュールテーブル 13・33 保守者決定作業記憶領域 13a 総修復時間テーブル 13b 次回要求MTTRテーブル 13c 障害装置記憶領域 13d 次回障害装置記憶領域 13e 保守者候補記憶領域 13f 次回保守者候補記憶領域 14・34 障害情報受付部 15・35 テーブル作成部 15a〜15c ステップ 16・36 保守者決定部 16a〜16k・16m ステップ 17・37 出動者出力部 18・38 スケジュール登録部 26 スキルファイル 26a・28b・30b・32b・33a 保守者番
号 26b・29a・30a 装置識別コード 26c・33b スキル値 28a 日付 28c 開始予定時刻 28d 終了所定時刻 29b 障害発生時刻 32a 時間 35a・35b・36a〜35d ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守担当者の保守対象装置毎の過去の平
    均修復時間を格納する作業実績ファイルと、前記保守対
    象装置の過去の障害の平均故障間隔と稼働数と修復時間
    の基準値とを格納する装置実績ファイルと、前記保守担
    当者の予定に関する情報を格納するスケジュールファイ
    ルとを磁気ディスク装置に設け、 障害情報を格納する障害情報記憶領域と、各前記保守担
    当者の前記保守対象装置毎の平均修復時間を格納する修
    復時間テーブルと、前記保守対象装置の過去の障害の平
    均故障間隔と稼働数と修復時間の基準値とを格納する装
    置実績テーブルと、各前記保守担当者のスケジュールを
    格納するスケジュールテーブルと、障害に対応するため
    に出動する保守者を決定するための演算データを格納す
    る保守者決定作業記憶領域とを主記憶装置に設け、 入出力装置から入力した障害情報を前記障害情報記憶領
    域に記録する障害情報受付部と、前記修復時間テーブル
    および前記装置実績テーブルおよび前記スケジュールテ
    ーブルの作成を行うテーブル作成部と、前記修復時間テ
    ーブルおよび前記装置実績テーブルおよび前記スケジュ
    ールテーブルを用いて出動させる保守担当者を決定する
    保守者決定部と、前記保守者決定部で決定した保守担当
    者を前記入出力装置に対して出力する出動者出力部と、
    各前記保守担当者の出動情報および作業完了情報を前記
    入出力装置から入力して前記スケジュールファイルに格
    納するスケジュール登録部とを中央処理装置に設けるこ
    とを特徴とする情報処理システムの保守管理方式。
  2. 【請求項2】 保守担当者の保守対象装置毎の過去の平
    均修復時間を格納する作業実績ファイルと、前記保守対
    象装置の過去の障害の平均故障間隔と稼働数と修復時間
    の基準値とを格納する装置実績ファイルと、前記保守担
    当者の予定に関する情報を格納するスケジュールファイ
    ルとを磁気ディスク装置に設け、 障害情報を格納する障害情報記憶領域と、各前記保守担
    当者の前記保守対象装置毎の平均修復時間を格納する修
    復時間テーブルと、前記保守対象装置の過去の障害の平
    均故障間隔と稼働数と修復時間の基準値とを格納する装
    置実績テーブルと、各前記保守担当者のスケジュールを
    格納するスケジュールテーブルと、障害に対応するため
    に出動する保守者を決定するための演算データを格納す
    る保守者決定作業記憶領域とを主記憶装置に設け、 入出力装置から入力した障害情報を前記障害情報記憶領
    域に記録する障害情報受付部と、前記修復時間テーブル
    および前記装置実績テーブルおよび前記スケジュールテ
    ーブルの作成を行うテーブル作成部と、前記修復時間テ
    ーブルおよび前記装置実績テーブルおよび前記スケジュ
    ールテーブルを用いて出動させる保守担当者を決定する
    保守者決定部と、前記保守者決定部で決定した保守担当
    者を前記入出力装置に対して出力する出動者出力部と、
    各前記保守担当者の出動情報および作業完了情報を前記
    入出力装置から入力して前記スケジュールファイルに格
    納するスケジュール登録部とを中央処理装置に設け前記
    作業実績ファイルに前記保守担当者の各前記保守対象装
    置に対する平均修復時間と保守者番号と装置識別コード
    とを格納し、 前記装置実績ファイルに前記保守対象装置毎に装置識別
    コードと過去の障害の平均故障間隔と稼働数と修復時間
    の基準値と障害に対応するために許される最大の修復時
    間とを格納し、 前記修復時間テーブルに前記保守担当者毎に各前記保守
    対象装置に対する平均修復時間を保守者番号と共に格納
    し、 前記装置実績テーブルに前記保守対象装置毎に装置識別
    コードと平均故障間隔と稼働数と標準修復時間と最大修
    復時間とを格納し、 前記保守者決定作業記憶領域に総修復時間テーブルと次
    回要求MTTRテーブルと障害装置記憶領域と次回障害
    装置記憶領域と保守者候補記憶領域と次回保守者候補記
    憶領域とを設けることを特徴とする情報処理システムの
    保守管理方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334189A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Ebara Engineering Service Co Ltd 排出物処理施設及び水処理施設への作業員派遣を管理する管理センタ
JP2006106861A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Ricoh Co Ltd 保守管理方法及び保守管理プログラム

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JP4539973B2 (ja) * 2004-09-30 2010-09-08 株式会社リコー 保守管理方法及び保守管理プログラム

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